JP2015206515A - 空調システム用制御装置及び空調システム - Google Patents

空調システム用制御装置及び空調システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015206515A
JP2015206515A JP2014086226A JP2014086226A JP2015206515A JP 2015206515 A JP2015206515 A JP 2015206515A JP 2014086226 A JP2014086226 A JP 2014086226A JP 2014086226 A JP2014086226 A JP 2014086226A JP 2015206515 A JP2015206515 A JP 2015206515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
air conditioning
unit
detected
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014086226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6018115B2 (ja
Inventor
拓哉 黒木
Takuya Kuroki
拓哉 黒木
秀一 原田
Shuichi Harada
秀一 原田
昌史 宮岡
Masashi Miyaoka
昌史 宮岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nepon KK
Original Assignee
Nepon KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nepon KK filed Critical Nepon KK
Priority to JP2014086226A priority Critical patent/JP6018115B2/ja
Publication of JP2015206515A publication Critical patent/JP2015206515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6018115B2 publication Critical patent/JP6018115B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】空調システム及び空調システム用制御装置において、既存の空調部とは別の空調部を追加配置する場合に、簡易な装置構成で室温調整を有効に行う。
【解決手段】空調システム用制御装置10は、室内を空調する第1の空調部(2)と、室内の室温を検知する第1の温度検知部(5)と、第1の温度検知部(5)が検知する検知温度に基づき第1の空調部(2)を制御する第1の空調手段用制御部(4)と、を備える空調システムに備えられる。また、空調システム用制御装置10は、第1の空調手段用制御部(4)から第1の空調部(2)へのON信号及びOFF信号を読み取る信号読み取り手段11と、この信号読み取り手段11がON信号及びOFF信号を読み取ったときに、第2の温度検知部(6)から検知温度を取得する温度取得手段12と、この温度取得手段12が取得した検知温度に基づいて、第2の空調部(3)を制御する制御手段13と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の空調部を備える空調システムに備えられる空調システム用制御装置、及び、空調システムに関する。
従来、ガラス温室、ビニルハウス温室等において、所望の環境で農作物等の植物が栽培されている。温室で植物を栽培する場合、栽培する植物に適した温度条件が必要となる。例えば、温室を暖房する場合には、ヒートポンプ、燃焼式暖房機、これらの組み合わせ等が用いられている。なお、ヒートポンプ及び燃焼式暖房機を同時に制御するハイブリッド制御装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許第4713546号公報 特開昭62−111617号公報 特開昭55−75150号公報
ところで、例えば、大熱量暖房機である燃焼式暖房機のみが温室に配置されている場合に、ランニングコストが安価な小熱量暖房機であるヒートポンプ式暖房機を追加で配置する場合に、これらを同時に制御するハイブリッド制御装置を配置すると、既存の燃焼式暖房機用制御部が無駄になるとともに、ハイブリッド制御装置は複雑な制御を行うため、設置コストがかかる。
一方、ヒートポンプ式暖房機を追加で配置する場合に燃焼式暖房機用制御部とは独立したヒートポンプ式暖房機用制御部も追加で配置すると、それぞれ独立した制御しか行うことができない。そのため、運転開始温度及び運転停止温度の両方がそれぞれに存在することになるが、これらの温度が一定となるため、温室の温度状況によらず一定の制御しか行うことができない。
上述の問題点については、暖房機のみならず冷房機や循環扇等の他の空調部においても同様に生じるものである。
本発明の目的は、既存の空調部とは別の空調部を追加配置する場合に、簡易な装置構成で室温調整が有効に行われる空調システム用制御装置及び空調システムを提供することである。
1つの態様では、空調システム用制御装置は、
室内を空調する第1の空調部と、前記室内の室温を検知する第1の温度検知部と、前記第1の温度検知部が検知する検知温度に基づき前記第1の空調部を制御する第1の空調手段用制御部と、を備える空調システムに備えられる空調システム用制御装置であって、
前記第1の空調手段用制御部から前記第1の空調部へのON信号及びOFF信号を読み取る信号読み取り手段と、
前記信号読み取り手段が前記ON信号及び前記OFF信号を読み取ったときに、前記空調システムに備えられて前記室内の室温を検知する第2の温度検知部から検知温度を取得する温度取得手段と、
前記温度取得手段が取得した前記検知温度に基づいて、前記空調システムに備えられて前記室内を空調する第2の空調部を制御する制御手段と、
を備える。
他の1つの態様では、空調システムは、
前記空調システム用制御装置と、
前記第1の空調部と、
前記第2の空調部と、
前記第1の温度検知部と、
前記第2の温度検知部と、
前記第1の空調手段用制御部と、
を備える。
前記態様によれば、既存の空調部とは別の空調部を追加配置する場合に、簡易な装置構成で室温調整が有効に行われる。
本発明の一実施の形態に係る空調システムを示すブロック図である。 本発明の一実施の形態における空調システム用制御部の内部構造の一部を示す回路図である。 本発明の一実施の形態におけるサーモスタット(第1の空調手段用制御部の一例)の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る空調システム用制御装置の動作を説明するためのフローチャート(その1)である。 本発明の一実施の形態に係る空調システム用制御装置の動作を説明するためのフローチャート(その2)である。 本発明の一実施の形態に係る空調システム用制御装置の動作を説明するためのフローチャート(その3)である。 本発明の一実施の形態における室温変化に応じた制御を説明するための説明図(その1)である。 本発明の一実施の形態における室温変化に応じた制御を説明するための説明図(その2)である。 本発明の一実施の形態における室温変化に応じた制御を説明するための説明図(その3)である。 本発明の一実施の形態における室温変化に応じた制御を説明するための説明図(その4)である。
本発明の一実施の形態に係る空調システム用制御装置及び空調システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態に係る空調システム1を示すブロック図である。
図1に示す空調システム1は、第1の空調部の一例である例えば油焚きの燃焼式暖房機(図面において「HK」とも記す。)2と、第2の空調部の一例であるヒートポンプ式暖房機(図面において「HP」とも記す)3と、第1の空調手段用制御部の一例であるサーモスタット(図面において「外部サーモ」とも記す。)4と、第1の温度検知部及び第2の温度検知部の一例であるサーミスタ5,6と、空調システム用制御装置(以下単に「制御装置」と記す。)10と、を備える。
燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3は、例えば、ガラス温室、ビニルハウス温室等の室内を暖房する。
ヒートポンプ式暖房機3は、外気を熱源として利用するため、外気温が低下すると能力が低下する。また、ヒートポンプ式暖房機3は、燃焼式暖房機2よりも初期費用が高い半面、同一熱出力を得るのに、燃焼式暖房機2よりも運転費用を節減することができる。そのため、本実施の形態では、燃焼式暖房機2とヒートポンプ式暖房機3とを併用している。
詳しくは後述するが、本実施の形態では、燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3のうち優先的に運転を開始するのをヒートポンプ式暖房機3としている。
サーモスタット4は、サーミスタ5が検知する室内の検知温度が、所定の設定温度とディファレンシャル温度(DIFF)とを足した温度に達すると燃焼式暖房機2をOFFし、所定の設定温度からディファレンシャル温度(DIFF)を引いた温度に達すると燃焼式暖房機2をONするように、燃焼式暖房機2を制御する。なお、設定温度に足されるディファレンシャル温度と、設定温度から引かれるディファレンシャル温度とは、同一であってもよいが、本実施の形態では互いに異なる例について後述する。
ヒートポンプ式暖房機3、制御装置10、及びサーミスタ6は、既存の燃焼式暖房機2、サーモスタット4、及びサーミスタ5に対し追加的に配置される。サーモスタット4は、サーミスタ5が検知する室内の検知温度に基づき、燃焼式暖房機2を制御する。なお、サーミスタ5,6は、互いに同一の室内の室温を検知する。また、サーミスタ6は、サーミスタ5の近傍(例えば、数メートル以内、好ましくは1メートル以内)に配置されることが望ましい。
制御装置10は、信号読み取り手段11と、温度取得手段12と、制御手段13と、を備える。
信号読み取り手段11は、サーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号及びOFF信号を例えば電流値から読み取る。
温度取得手段12は、サーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号及びOFF信号を信号読み取り手段11が読み取ったときに、サーミスタ6から検知温度を取得する。つまり、サーミスタ6は、サーミスタ5の検知温度を推測するのに用いることができる。なお、サーモスタット4の設定温度は例えば時間ごとに変更されることがあるため、信号読み取り手段11は、サーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号及びOFF信号が切り替わる度に読み取ることが望ましい。
制御手段13は、温度取得手段12が取得したサーミスタ6の検知温度に基づいて、ヒートポンプ式暖房機3を制御する。
制御手段13は、サーモスタット4から燃焼式暖房機2へのOFFからONへの信号の変化を信号読み取り手段11が読み取ったときのサーミスタ6が検知する検知温度を運転開始温度(図5〜図8に示す外部サーモ設定温度−DIFF(−0.4℃))として設定される。
また、制御手段13は、サーモスタット4から燃焼式暖房機2へのONからOFFへの信号の変化を信号読み取り手段11が読み取ったときのサーミスタ6が検知する検知温度を運転停止温度(図5〜図8に示す外部サーモ設定温度+DIFF(+1.1℃))として設定される。
そして、制御手段13は、運転開始温度及び運転停止温度、又はこれらから算出されるサーモスタット4の設定温度に基づいて、運転開始温度よりも低温のモード切替下部温度(外部サーモ設定温度−2.0℃)と、運転停止温度よりも高温のモード切替上部温度(外部サーモ設定温度+3.0℃)とを算出する。
詳しくは後述するが、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替下部温度に達した場合にHiモードに設定され、燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3のうち運転していない空調部の運転を開始させる(例えば図5のt1−5)。
このHiモードでは、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度から運転停止温度に達した場合(例えば図5のt1−6)に燃焼式暖房機2の運転を停止させるとともに、検知温度が運転停止温度から運転開始温度に達した場合(例えば図5のt1−7)に燃焼式暖房機2の運転を開始させる。
また、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替上部温度に達した場合にLoモードに設定され、燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3のうち運転している空調部の運転を停止させる(例えば図5のt1−9)。
このLoモードでは、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転停止温度から運転開始温度に達した場合(例えば図5のt1−10,t1−12)にヒートポンプ式暖房機3の運転を開始させるとともに、検知温度が運転開始温度から運転停止温度に達した場合(t1−11,t1−13)にヒートポンプ式暖房機3の運転を停止させる。
図5に示すように、Loモードでは、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転停止温度に達すると(t1−1,t1−3,t1−11,t1−13)、ヒートポンプ式暖房機3の運転を停止させる。また、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度に達すると(t1−2,t1−4,t1−10,t1−12)、ヒートポンプ式暖房機3の運転を開始させる。このように、本実施の形態では、燃焼式暖房機2へのON・OFF制御も、サーモスタット4が行うのではなく、制御装置10が行う。
図2に示すように、制御装置10は、プロセッサ10aと、ディップスイッチ10bと、抵抗10cとを有する。
プロセッサ10aは、信号読み取り手段11、温度取得手段12、及び制御手段13として機能することができる。ディップスイッチ10bは、例えば4つのスイッチからなり、例えば、いずれかのスイッチがONであるかOFFであるかによって、上述の運転開始温度(外部サーモ設定温度−DIFF(−0.4℃))や運転停止温度(外部サーモ設定温度+DIFF(+1.1℃))のDIFF温度の数値が決定される。或いは、ディップスイッチ10bは、後述するモード切替タイマーの時間設定の数値を決定するのに用いられる。
以下、本実施の形態におけるサーモスタット4及び制御装置10の動作を説明する。
図3に示すように、サーモスタット4は、サーミスタ5が検知する検知温度が運転停止温度以上になると(ステップS1がYES)、燃焼式暖房機2をOFFにする信号を送出する(ステップS2)。
また、サーモスタット4は、サーミスタ5が検知する検知温度が運転開始温度以下になると(ステップS1がNO,ステップS3がYES)、燃焼式暖房機2をONにする信号を送出する(ステップS4)。
図4Aに示すように、制御装置10では、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2への信号がOFFからONになったり(ステップS5がYES,図6のt2−2)、ONからOFFになったりすると(ステップS6がYES,図6のt2−3)、制御手段13は、運転停止温度及び運転開始温度を設定されるとともに、モード切替上部温度及びモード切替下部温度を算出する(ステップS7)。
そして、サーモスタット4が燃焼式暖房機2をOFFにする信号を送出していると(ステップS8がNO)、制御手段13は、図4Bに示すように、図示しないモード切替タイマー1,2をリセットする(ステップS9)。
その後、制御手段13が上述のHiモードに設定されていないときには(ステップS10がNO)、運転停止温度になると全暖房機(燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3)の運転を停止させる(ステップS11,図6のt2−1,t2−3,t2−11,t2−13)。
一方、制御手段13が上述のHiモードに設定されているときには(ステップS10がYES)、燃焼式暖房機2の運転を停止し、ヒートポンプ式暖房機3を運転させる(ステップS12,図6のt2−6,t2−8)。そして、図示しないモード切替タイマー3のカウントを開始させる(ステップS13)。
その後、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替上部温度以上に変化すると(ステップS14がYES,図6のt2−9)、Loモードに設定される(ステップS20)。
一方、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替上部温度以上に変化しないと(ステップS14がNO)、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度以下に変化するか判定する(ステップS15)。
制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度以下であると、図示しないモード切替タイマー4のカウントを開始させ(ステップS16)、検知温度が運転開始温度以下でなければモード切替タイマー4をリセットする(ステップS17)。
ところで、サーモスタット4の設定温度は、例えば時間帯ごとに変化する。例えば、図7に示すt3−5からt3−10ではサーモスタット4の設定温度が下がり、図8に示すt4−5からt4−11ではサーモスタット4の設定温度が上がる。
制御手段13は、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのOFF信号を所定時間(例えば20分)読み取り続けた場合(ステップS18がYES,図7のt3−6)、Loモードに設定され(ステップS20)、ヒートポンプ式暖房機3の運転を停止させる。
また、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度から運転停止温度以上に達した後、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのOFF信号を所定時間(例えば5分)読み取れない場合(ステップS19がYES,図8のt4−13)も、Loモードに設定され(ステップS20)、ヒートポンプ式暖房機3の運転を停止させる。
図4Aに示す、サーモスタット4が燃焼式暖房機2をONにする信号を送出しているかの判断(ステップS8)に戻り、サーモスタット4が燃焼式暖房機2をONにする信号を送出していると(ステップS8がYES)、制御手段13は、図4Cに示すように、図示しないモード切替タイマー3,4をリセットする(ステップS21)。
その後、制御手段13が上述のLoモードに設定されていないときには(ステップS22がNO)、運転開始温度になると全暖房機(燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3)の運転を開始させる(ステップS23,図6のt2−7)。
一方、制御手段13が上述のLoモードに設定されているときには(ステップS22がYES)、運転開始温度になると燃焼式暖房機2の運転は停止したまま、ヒートポンプ式暖房機3を運転させる(ステップS24,図6のt2−2,t2−4,t2−10,t2−12)。そして、図示しないモード切替タイマー1のカウントを開始させる。
その後、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替下部温度以下に変化すると(ステップS26がYES,図6のt2−5)、Hiモードに設定される(ステップS32)。
一方、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替下部温度以下に変化しないと(ステップS26がNO)、サーミスタ6が検知する検知温度が運転停止温度以上に変化するか判定する(ステップS27)。
制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転停止温度以上であると、図示しないモード切替タイマー2のカウントを開始させ(ステップS28)、検知温度が運転停止温度以上でなければモード切替タイマー2をリセットする(ステップS29)。
上述のように、サーモスタット4の設定温度は、例えば時間帯ごとに変化するため、制御手段13は、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号を所定時間(例えば20分)読み取り続けた場合(ステップS30がYES,図8のt4−6)、Hiモードに設定され(ステップS32)、燃焼式暖房機2の運転を開始させる。
また、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度から運転停止温度以上に達した後、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのOFF信号を所定時間(例えば5分)読み取れない場合(ステップS31がYES,図7のt3−11)も、Hiモードに設定され(ステップS32)、燃焼式暖房機2の運転を開始させる。
なお、本実施の形態では、第1の空調部の一例として燃焼式暖房機2を用い、第2の空調部の一例としてヒートポンプ式暖房機3を用いる例について説明したが、これらはあくまで一例であり、例えば、第2の空調部としてバイオマス燃料暖房機などの他の暖房機を用いてもよい。また、空調部としては、冷房機(例えば、2つのヒートポンプ式冷房機)や循環扇(例えば、2つの循環扇)等の他の空調部を用いてもよい。また、第1の空調部として冷房機を用い、第2の空調部として循環扇を用いてもよい。空調部として冷房機や循環扇を用いる場合には、検知温度が高温になると運転開始となり、検知温度が低温になると運転停止となるため、暖房機の場合の運転開始温度、運転停止温度等が反対となる。更には、第1の空調部又は第2の空調部として複数の空調部を用いてもよい。
以上説明した本実施の形態では、制御装置10は、空調システム1に備えられる。また、空調システム1は、室内を空調する燃焼式暖房機2と、室内の室温を検知するサーミスタ5と、このサーミスタ5が検知する検知温度に基づき燃焼式暖房機2を制御するサーモスタット4と、を備える。また、制御装置10は、信号読み取り手段11と、温度取得手段12と、制御手段13と、を備える。信号読み取り手段11は、サーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号及びOFF信号を読み取る。温度取得手段12は、信号読み取り手段11がON信号及びOFF信号を読み取ったときに、サーミスタ6から検知温度を取得する。制御手段13は、温度取得手段12が取得した検知温度に基づいて、ヒートポンプ式暖房機3を制御する。
そのため、燃焼式暖房機2、サーモスタット4、及びサーミスタ5が配置された空調システム1において、ヒートポンプ式暖房機3を追加する場合に、制御装置10及びサーミスタ6を配置するという簡易な装置構成によって、燃焼式暖房機2とヒートポンプ式暖房機3とのハイブリッド制御を行うことができる。
よって、本実施の形態によれば、既存の第1の空調部(燃焼式暖房機2)とは別の第2の空調部(ヒートポンプ式暖房機3)を追加配置する場合に、簡易な装置構成で室温調整が有効に行われる。
また、本実施の形態では、温度取得手段12(制御装置10)により検知温度を取得されるサーミスタ6は、サーモスタット4により検知温度を取得されるサーミスタ5の近傍に配置されている。
そのため、信号読み取り手段11及び温度取得手段12は、サーモスタット4が燃焼式暖房機2を制御するときの設定温度を正確に取得することができる。したがって、より有効に室温調整が行われる。
また、本実施の形態では、燃焼式暖房機2を一例とする第1の空調部、及びヒートポンプ式暖房機3を一例とする第2の空調部は、室内を暖房する。そして、制御手段13は、信号読み取り手段11がON信号を読み取ったときのサーミスタ6が検知する検知温度を運転開始温度として設定されるとともに、信号読み取り手段11がOFF信号を読み取ったときのサーミスタ6が検知する検知温度を運転停止温度として設定される。そして、制御手段13は、運転開始温度及び運転停止温度に基づいて、運転開始温度よりも低温のモード切替下部温度と、運転停止温度よりも高温のモード切替上部温度とを算出する。更には、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替下部温度に達した場合にHiモードに設定され、燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3のうち運転していない空調部の運転を開始させ、その後、検知温度が運転開始温度から運転停止温度に達した場合に燃焼式暖房機2の運転を停止させるとともに、検知温度が運転停止温度から運転開始温度に達した場合に燃焼式暖房機2の運転を開始させる。また、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度がモード切替上部温度に達した場合にLoモードに設定され、燃焼式暖房機2及びヒートポンプ式暖房機3のうち運転している空調部の運転を停止させ、その後、検知温度が運転停止温度から運転開始温度に達した場合にヒートポンプ式暖房機3の運転を開始させるとともに、検知温度が運転開始温度から運転停止温度に達した場合にヒートポンプ式暖房機3の運転を停止させる。
そのため、運転開始温度及び運転停止温度のそれぞれにおいて、モードに応じて運転させる空調部を可変にすることができる。したがって、より有効に室温調整が行われる。
また、本実施の形態では、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転開始温度から運転停止温度以上に達した後、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのOFF信号を所定時間読み取れない場合、Hiモードに設定される。また、制御手段13は、サーミスタ6が検知する検知温度が運転停止温度から運転開始温度以下に達した後、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号を所定時間読み取れない場合、Loモードに設定される。
そのため、例えばサーモスタット4における室内の設定温度が変更になった場合においても、モード設定を適切に切り替えることができる。したがって、より一層有効に室温調整が行われる。
また、本実施の形態では、制御手段13は、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのOFF信号を所定時間読み取り続けた場合、Loモードに設定される。また、制御手段13は、信号読み取り手段11がサーモスタット4から燃焼式暖房機2へのON信号を所定時間読み取り続けた場合、Hiモードに設定される。
そのため、例えば、空調部による空調の効きが良くない場合や、サーモスタット4における室内の設定温度が変更になった場合においても、モード設定を適切に切り替えることができる。したがって、より一層有効に室温調整が行われる。
また、本実施の形態では、既存の第1の空調部は、燃焼式暖房機2であり、追加配置される第2の空調部は、ヒートポンプ式暖房機3である。
そのため、大きな熱量を出力できる燃焼式暖房機2とランニングコストが安価なヒートポンプ式暖房機3とを併用することで、より有効に室温調整が行われる。
1 空調システム
2 燃焼式暖房機(HK)
3 ヒートポンプ式暖房機(HP)
4 サーモスタット(外部サーモ)
5,6 サーミスタ
10 空調システム用制御装置
10a プロセッサ
10b ディップスイッチ
10c 抵抗
11 信号読み取り手段
12 温度取得手段
13 制御手段

Claims (7)

  1. 室内を空調する第1の空調部と、前記室内の室温を検知する第1の温度検知部と、前記第1の温度検知部が検知する検知温度に基づき前記第1の空調部を制御する第1の空調手段用制御部と、を備える空調システムに備えられる空調システム用制御装置であって、
    前記第1の空調手段用制御部から前記第1の空調部へのON信号及びOFF信号を読み取る信号読み取り手段と、
    前記信号読み取り手段が前記ON信号及び前記OFF信号を読み取ったときに、前記空調システムに備えられて前記室内の室温を検知する第2の温度検知部から検知温度を取得する温度取得手段と、
    前記温度取得手段が取得した前記検知温度に基づいて、前記空調システムに備えられて前記室内を空調する第2の空調部を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする空調システム用制御装置。
  2. 前記第2の温度検知部は、前記第1の温度検知手段の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の空調システム用制御装置。
  3. 前記第1の空調部及び前記第2の空調部は、前記室内を暖房し、
    前記制御手段は、前記信号読み取り手段が前記ON信号を読み取ったときの前記第2の温度検知部が検知する前記検知温度を運転開始温度として設定されるとともに、前記信号読み取り手段が前記OFF信号を読み取ったときの前記第2の温度検知部が検知する前記検知温度を運転停止温度として設定され、
    前記制御手段は、前記運転開始温度及び前記運転停止温度に基づいて、前記運転開始温度よりも低温のモード切替下部温度と、前記運転停止温度よりも高温のモード切替上部温度とを算出し、
    前記制御手段は、前記第2の温度検知部が検知する前記検知温度が前記モード切替下部温度に達した場合にHiモードに設定され、前記第1の空調部及び前記第2の空調部のうち運転していない空調部の運転を開始させ、その後、前記検知温度が前記運転開始温度から前記運転停止温度に達した場合に前記第1の空調部の運転を停止させるとともに、前記検知温度が前記運転停止温度から前記運転開始温度に達した場合に前記第1の空調部の運転を開始させ、
    前記制御手段は、前記第2の温度検知部が検知する前記検知温度が前記モード切替上部温度に達した場合にLoモードに設定され、前記第1の空調部及び前記第2の空調部のうち運転している空調部の運転を停止させ、その後、前記検知温度が前記運転停止温度から前記運転開始温度に達した場合に前記第2の空調部の運転を開始させるとともに、前記検知温度が前記運転開始温度から前記運転停止温度に達した場合に前記第2の空調部の運転を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の空調システム用制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の温度検知部が検知する前記検知温度が前記運転開始温度から前記運転停止温度以上に達した後、前記信号読み取り手段が前記第1の空調手段用制御部から前記第1の空調部へのOFF信号を所定時間読み取れない場合、前記Hiモードに設定され、
    前記制御手段は、前記第2の温度検知部が検知する前記検知温度が前記運転停止温度から前記運転開始温度以下に達した後、前記信号読み取り手段が前記第1の空調手段用制御部から前記第1の空調部へのON信号を所定時間読み取れない場合、前記Loモードに設定される、
    ことを特徴とする請求項3記載の空調システム用制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記信号読み取り手段が前記第1の空調手段用制御部から前記第1の空調部へのOFF信号を所定時間読み取り続けた場合、前記Loモードに設定され、
    前記制御手段は、前記信号読み取り手段が前記第1の空調手段用制御部から前記第1の空調部へのON信号を所定時間読み取り続けた場合、前記Hiモードに設定される、
    ことを特徴とする請求項3記載の空調システム用制御装置。
  6. 前記第1の空調部は、燃焼式暖房機であり、
    前記第2の空調部は、ヒートポンプ式暖房機である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の空調システム用制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の空調システム用制御装置と、
    前記第1の空調部と、
    前記第2の空調部と、
    前記第1の温度検知部と、
    前記第2の温度検知部と、
    前記第1の空調手段用制御部と、
    を備えることを特徴とする空調システム。
JP2014086226A 2014-04-18 2014-04-18 空調システム用制御装置及び空調システム Active JP6018115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086226A JP6018115B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 空調システム用制御装置及び空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086226A JP6018115B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 空調システム用制御装置及び空調システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015206515A true JP2015206515A (ja) 2015-11-19
JP6018115B2 JP6018115B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=54603438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014086226A Active JP6018115B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 空調システム用制御装置及び空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6018115B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106524398A (zh) * 2016-10-31 2017-03-22 青岛海尔空调电子有限公司 一种空调室内环境温湿度补偿方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257656A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Daikin Ind Ltd 暖房システム、燃焼機器、非燃焼機器、制御機器及び制御方法
JP2009014211A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Nepon Inc 制御装置及び空調システム
JP2009250553A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Daikin Ind Ltd 空調制御の仲介装置、空調制御システムおよび空調制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257656A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Daikin Ind Ltd 暖房システム、燃焼機器、非燃焼機器、制御機器及び制御方法
JP2009014211A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Nepon Inc 制御装置及び空調システム
JP2009250553A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Daikin Ind Ltd 空調制御の仲介装置、空調制御システムおよび空調制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106524398A (zh) * 2016-10-31 2017-03-22 青岛海尔空调电子有限公司 一种空调室内环境温湿度补偿方法
CN106524398B (zh) * 2016-10-31 2019-12-17 青岛海尔空调电子有限公司 一种空调室内环境温湿度补偿方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6018115B2 (ja) 2016-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11719456B2 (en) Thermostat temperature compensation modeling
CN104501360B (zh) 空调器及其除湿控制方法
US20180299153A1 (en) Thermostat with preemptive heating, cooling, and ventilation in response to elevated occupancy detection via proxy
US9157646B2 (en) Automatic changeover control for an HVAC system
CN103245031A (zh) 空调器及其控制方法和装置
JP7136535B2 (ja) 学習モードを備えたファン装置
EP2804282A1 (en) Device control apparatus, device control method, and device control system
JP2015031473A (ja) 空気調和機
CN109579227B (zh) 空调及空调的控制方法、装置
CN111895634B (zh) 多联机空调器的控制方法
US20180180302A1 (en) System and method for balancing temperature within a building
WO2015034079A1 (ja) 空調制御システム
JP6018115B2 (ja) 空調システム用制御装置及び空調システム
CA2803344C (en) Hvac air temperature safety system
US10724753B2 (en) System and method for operating a variable speed compressor
ES2797573T3 (es) Control de temperatura
CN111895633B (zh) 多联机空调器的控制方法
US20150083812A1 (en) Temperature adjustment system and method
US11143429B2 (en) Control device for HVAC fan coil units
FI126110B (fi) Menetelmä, laitteisto ja tietokoneohjelmatuote toimilaitteen ohjaamiseksi lämpötilan säätelyssä
CN112146231A (zh) 一种空气净化器的控制方法、控制装置及空气净化器
JP2017089996A (ja) 空調制御システム、空調制御方法及び制御プログラム
US11668487B1 (en) Systems and methods for reducing temperature overshoot of a heating, ventilation, and air conditioning system
CN105757897B (zh) 一种空调温度控制的方法及空调
TW201906285A (zh) 冷卻風扇的自動控制系統及冷卻風扇的自動控制裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6018115

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150