JP2015205735A - テープリール自動交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ巻付装置を停止することなくテープリールを交換することができ、テープ巻付装置と独立したテープリール自動交換装置を得る。【解決手段】第1テープリール取付軸にテープリールがセットされた環状回転体を、被巻付体の長手軸を中心に回転させることによって被巻付体にテーピングするテープ巻付装置、及びテープ残量が少なくなった時、環状回転体に新規のテープリールをセットする第1移動機構部及び第2移動機構部を有し、第1移動機構部は、第2テープリール取付軸とテープリール押出機構とロボットアーム機構とによって構成されると共に第2移動機構部は、テープ切断機構とテープ把持機構とによって構成され、新旧テープリール交換のため、第1テープリール取付軸と第2テープリール取付軸とを同一軸線上に位置させると共に両者を連結し、テープリール押出機構によって新規テープリールを環状回転体にセットする。【選択図】図3

Description

この発明は、被巻付体にテープを巻き付けるテープ巻付装置に、新しいテープリールを自動交換するテープリール自動交換装置に関するものである。
従来のテープ巻回装置(特許文献1の図1)では、テープリール33aのテープ残量が所定量に達したことが残量検出手段により検出されると、把持手段が新しいテープリール33bの絶縁テープ32の先端部を把持して、該先端部が巻回中にある絶縁テープ32の内周面側に巻き込まれて被巻き付け物21に固定され、そして切断手段により残量が所定量に達した絶縁テープ32が切断される。その後、ヘッド12が回転すると、新たなテープリール33bが被巻き付け物21に巻回される。この一連の動作を繰り返すことにより順次テープリール33c〜33fのテープが巻回され、6番目のテープリール33fのテープ残量が所定量に達したと残量検出手段により検出されると、制御装置が巻回装置を停止させると共に、ブザー音によって作業者に報知される。作業者は、ブザー音により全てのテープリール33a〜33bが使用済みとなったことを知り、6個のテープリールを全て新しいテープリールに交換し、1番目のテープリールの絶縁テープを被巻き付け物に固定連結して再び上述したように巻回動作を開始させる。
特開平7−283064号公報
従来のテープ巻回装置は、以上のように構成され、テープ巻回装置と交換されるテープリール交換装置が独立していないため、複数個のテープリール33a〜33fが使用済みとなる度に、全てのテープリールが使用済みとなってから、作業者が複数個のテープリールを全て交換し、1番目のテープリールの絶縁テープを被巻き付け物21に固定連結するまでテープ巻回装置が停止させる必要がある。又、テープ巻回装置と交換されるテープリールが独立していないため、外段取りしなければならず、テープ巻回装置の可動率が低下してしまう問題があった。 この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、テープ巻付装置を停止することなくテープリールを交換することができる、テープ巻付装置と独立したテープリール自動交換装置を得ることを目的とする。
この発明に係るテープリール自動交換装置は、第1テープリール取付軸にテープリールがセットされた環状回転体を、長尺の被巻付体の長手軸を中心に回転させることによってテープを引き出しながら上記被巻付体にテーピングするテープ巻付装置、及び上記テープリールのテープ残量が少なくなった時、上記環状回転体に新規のテープリールをセットする第1移動機構部及び第2移動機構部を有するテープリール自動交換装置であって、上記第1移動機構部は、新規テープリールを保持する第2テープリール取付軸と、この第2テープリール取付軸から上記第1テープリール取付軸に向かって、上記新規テープリールを押し出すテープリール押出機構と、使用済みテープリールを、上記第1テープリール取付軸から掴み出し格納機構へ運ぶロボットアーム機構とによって構成されると共に上記第2移動機構部は、上記ロボットアーム機構によって使用済みテープリールを、上記第1テープリール取付軸から掴み出し格納機構へ運ぶために、使用済みテープリールのテープを切断するテープ切断機構と、このテープ切断動作時にテープを把持するテープ把持機構とによって構成され、上記第1移動機構部及び上記第2移動機構部は、テープリール交換時に上記環状回転体と対向するよう、互いに交差する3軸方向に移動可能な機構をそれぞれ有し、新旧テープリール交換のため、上記第1移動機構部を上記環状回転体と対向する位置に移動させた時、上記第1テープリール取付軸と、上記第2テープリール取付軸とを同一軸線上に位置させると共に両者を連結し、この連結部を介し上記テープリール押出機構によって新規テープリールを上記環状回転体にセットするものである。
この発明のテープリール自動交換装置によれば、テープリール自動交換装置が、テープ巻付装置と独立しているため、テープ巻付装置のテープリールが使用済みとなるまでの間にテープリール自動交換装置側で余裕を持ってテープリールを供給しておくことが可能であり、テープ巻付装置の稼動と平行で行なうことができ、短時間でテープ巻付装置のテープリールを交換できる。
又、テープ交換時に、テープ巻付装置の使用済みのテープリールのテープリール取付部は、決められた回転方向位置に停止し、停止したテープリール取付部に対してテープリール自動交換装置は、回転等の駆動をさせずに直線移動のみを行なうので、確実にテープリールを交換することができる。
又、テープリール自動交換装置を、テープリールがセットされた環状回転体に直接当接させることでテープリールの取り出し、受け渡しを行なうので、容易な機構で確実に行なうことが可能となり、テープリール交換が容易となり、従来手作業で行なっていた取り外しの時間が短縮される。又、テープリール自動交換装置が、残量検出手段により停止したテープ巻付装置の停止位置近傍に移動可能であるので、被巻付体の長さ、厚みにより巻き付け中のテープ巻付装置が停止する位置が変動してもテープリールを交換することができる。
この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置を備えたテープ巻付装置を示す説明図で、(a)は、装置全体を示す斜視図、(b)は被巻付体保持機を示す斜視図、(c)は同じく被巻付体保持機を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置の第1移動機構部を示す斜視図である。 図2に示した第1移動機構部の基本動作を説明するための説明図で、(a)は、新旧テープリールの交換状態を示す斜視図、(b)は、旧テープリールの取外し、格納状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置の一対のロボットアーム機構を示す拡大正面図で、(a)は図2において右側のロボットアーム機構を示す正面図、(b)は、左側のロボットアーム機構を示す正面図である。 この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置の一対のテープ待機部を示す拡大正面図で、(a1)は図2において右側のテープ待機部を示す正面図、(b1)はテープ把持機8aのみを示す拡大正面図、(a2)は図2において左側のテープ待機部を示す正面図、(b2)はテープ把持機8bのみを示す拡大正面図である。 この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置の一対のテープリール押出機構部28を示す拡大側面図で、(a)は図2において右側のテープリール押出機構部を示す側面図、(b)は、図2において左側のテープリール押出機構部を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置の環状回転体46を示す正面図で、(a)はテープリール未セット時の正面図、(b)は全テープリールセット時の正面図、(c)は図(b)の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置の第2移動機構部を示す正面図である。 図8中の要部を拡大して示した側面図である。 テープ交換時、被巻付体上におけるテープの保持状態を示す拡大図である。 図9における切断機構を示す拡大図である。
以下、図面に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
この発明のテープリール自動交換装置は、使用済みテープリールの取外しと、取外したテープリールの格納を行う第1移動機構部と、使用済みテープの切断と新テープの被巻付体への連結を行う第2移動機構部から構成されている。
まず、このテープリール自動交換装置1の概略を説明する。
図1において、巻回中のテープリールのテープ残量が所定量に達したことが残量検出手段により検出されると、第2移動機構部57が駆動し、把持手段によって新しいテープリールからテープを被巻付体37上に引き出し、ヘッドを1回転させる。この動作により、巻回中のテープの内側に新たなテープを巻き込み、被巻付体37に連結させて巻回中のテープリールに残った旧テープを切断する。その切断後、第2移動機構部57に代わって第1移動機構部4が駆動する。そして、第1移動機構部4のロボットアーム機構18によって旧テープリールを排出し、その後、作業者によって予めセットされていた第1移動機構部4の新規テープリールを、空になった環状回転体46の第1テープリール取付軸S1に取り付ける。新規テープリール取付後、第1移動機構部4が退去し、テーピングを再開する。
次に、図3によって、第1移動機構部4の基本動作を説明する。
環状回転体46にセットされたテープのテープ残量が少なくなった時、環状回転体46の動作を停止し、この停止した環状回転体46と対向する位置に第1移動機構部4を移動させ、この第1移動機構部4のロボットアーム(後述)によって使用済みテープリールを取り除き、その後、環状回転体側の第1テープリール取付軸S1(後述)と第1移動機構部側の第2テープリール取付軸S2(後述)とを連結し、この連結部を介しテープリール押出機構28(後述)によって新規のテープリールを環状回転体46にセットし新旧テープリールの交換を完了するものである。
なお、テープ巻付装置によるテーピング(巻き付け動作)中は、作業者によって第1移動機構部のテープ待機部8(後述)に未使用のテープリールを取り付けておくと共に引き出したテープをテープガイドローラ7a、7bに沿わせてテープ把持機8a、8bで把持し次のテープリール交換のため待機する。
以下、この発明に係わるテープリール自動交換装置を備えたテープ巻付装置の全体構成を、図1に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1におけるテープリール自動交換装置を備えたテープ巻付装置を示す説明図であり、図1において、30は、テープリールがセットされた環状回転体46を有し、この環状回転体を、長尺の被巻付体37の長手軸を中心に回転させることによって、テープを引き出しながら且つレール2上を移動しながら被巻付体37にテーピングするテープ巻付装置である。
又、テープリール自動交換装置は、後述するように第1移動機構部1と第2移動機構部57とによって構成されている。
まず、テープ巻付装置の構成を、図1によって説明する。テープ巻付装置30は、ヘッド35に設けた環状回転体46の他に図1に示すように、被巻付体37を保持する被巻付体保持機38a〜38f、レール2上をX軸方向(被巻付体長手方向)に駆動する支持台盤31、この支持台盤31上のレール32をY軸方向に駆動する支持機構33、支持機構33のZ軸方向に駆動する支持板34、支持機構33を駆動させる駆動装置36、被巻付体37にテープ巻き付け中の環状回転体46の位置を検出する公知の位置検出センサ(図示せず)などで構成されている。
上記構成において、支持台盤31と支持機構33は、駆動装置36により駆動され、又図示しない駆動装置により支持板34が駆動されることによって、テープ巻付装置30が3軸方向、すなわちXYZ方向に駆動され、被巻付体37に対するヘッド35の位置が自在に調整されるようになっている。
そして、図示しない位置検出センサよって、被巻付体37へのテープ巻き付け開始位置を基準として、支持台盤31の水平面X軸方向位置、支持機構33の水平面Y軸方向位置を常に検出している。
更に、被巻付体保持機38a〜38fは、環状回転体46がX軸方向へ回転駆動されテーピングを行う際、保持板41aによって、被巻付体37を保持するガイド役を担っている。
環状回転体46によるテーピング動作は、センサ39a〜39fにより検出され、このセンサ39a〜39fにより所定の位置に来たテープ巻付装置30すなわち環状回転体46の位置を検出し、そのデータは図示しない制御装置に入力される。
入力を受けた制御装置は、図1(b)(c)に示すシリンダ40aを駆動させ、保持板41aと連結しているロット42aを撤退させて被巻付体37の保持を開放し、シリンダ43aを駆動させ、且つ被巻付体保持アーム44aを駆動させる。このようにして、Y軸方向に駆動して来るテープ巻付装置30に対し、被巻付体保持機38a〜38fが干渉しないようにしている。
以下、主要部である環状回転体46、テープリール自動交換装置である第1移動機構部4及び第2移動機構部57を順次説明する。
まず、図1に基づいて環状回転体46を説明する。
環状回転体46は、図1に示したテープ巻付装置30のヘッド35に装備されている。この環状回転体46は、図7(a)に示すように中心部に円形状切欠45を有するドーナツ形状のものであり、環状回転体46には、円形状切欠45の周縁に沿って複数個のテープリール取付部47a〜47fが配置され、このテープリール取付部47a〜47fは、テープ支持ローラー48a〜48fとそれぞれ第1テープリール取付軸S1を有している。
又、テープリール取付部47a〜47fには、テープガイド49a〜49fとテープを保持するテープ保持部50a〜50fが設けられている。
そして、これらのテープリール取付部47a〜47fには、図7(b)に示すようにテープリール51a〜51fが着脱可能に装着され、テープリールから引き出されたテープ52a〜52fの端部がテープ保持部50a〜50fにより保持されている。
テープガイド49a〜49fは、図7(c)に代表例として示すように、テープ52aのガイドとなる回転自在なローラー55aが配設されている。
テープ保持部50a〜50fは、図7(c)に代表例として示すように、圧縮コイルバネ53aの張弾力によりテープガイド49aとの間にテープ52aを挟みつける挟圧板54aが配設されている。
なお、環状回転体46は、図示しない駆動装置により回転駆動される。
そして、環状回転体46は、新旧テープリールの交換時に、後述するように使用済みとなるテープリール51a、51dが取り付けられているテープリール取付部47a、47dのZ軸方向位置が同じ位置、つまり図7(b)に示すようにテープリール取付部47aと47dを直線で結んだ線(H−H)が地面と平行になる位置で停止する。
又、環状回転体46には、図7(c)に示すように公知の距離センサ56aが配置されており、テープリール51aに巻かれているテープとの距離を検出する。検出されたデータは図示しない制御装置に入力され、距離センサ56aの検出距離が所定距離以上になった時には、テープ残量が少ないと判断し、新旧テープの交換の準備段階として、駆動装置によって環状回転体46の回転速度を低速度モードに移行させる。
次に、第1移動機構部4を図1〜6に基づいて、又第2移動機構部57を図8〜11に基づいて順次説明する。
第1移動機構部4は、テープリールのテープ残量が少なくなったテープリール交換時に、環状回転体46と対向するよう、互いに交差する3軸方向に移動自在になされており、公知の制御装置(図示せず)によって、環状回転体46と対向する位置に自動的に移動するよう制御される。
この第1移動機構部4は、図1(a)、図2に示すように床面上に敷設されたレール2上を水平面X軸方向(被巻付体長手方向)に駆動する支持台盤3と、支持台盤3上をY軸方向に移動する支持機構3aと、内部に配設されている図示しない駆動装置により支持台盤上をZ軸方向(床面に対し垂直方向)に直線的に移動し伸縮(昇降)駆動され移動する第1移動体4a、4bよって構成されている。
更に、第1移動体のヘッド5a、5bは、使用済みテープリールを掴み取るロボットアーム機構18、新規テープリールを保持するテープ待機部8、新規テープリールを環状回転体46へ押し出すテープリール押出機構28、第1移動体4a、4b内に装備された昇降機構(図示せず)などで構成されている。
以下、ロボットアーム機構18、テープ待機部8、テープリール押出機構28の順に説明する。
図2、4によって、ロボットアーム機構18について説明する(図3の基本動作参照)。
ロボットアーム機構18は、図2に示すように第1移動機構部4に配設されていて一対のものが設置され、ロボットアーム18a、18bのアーム先端部に使用済みテープリールを把持するテープリール把持機構19a、19bが設けられている。その内部構成は、図4に示すように可動爪20a〜20h、シリンダ21a〜21h、ロット22a〜22h、保持板23a〜23hなどで構成されている。
使用済みテープリールを掴み取る時は、可動爪20a〜20hの中心位置に使用済みテープリールが位置するように駆動し、シリンダ21a〜21hのロット22a〜22hを進出させ保持板23a〜23hで可動爪20a〜20hを、テープリールを挟むように押し出し把持する。把持後、収納箱24a、24b上にテープリール把持機構19a、19bが位置するようにロボットアーム18a、18bを駆動し、テープリールの把持状態を開放して使用済みのテープリールを収納箱24a、24bに格納する。
次に、図2、図5によって、テープ待機部8について説明する(図3の基本動作参照)。 テープ待機部8は、図2に示すように一対のものが設置され、図5(a1)は図2において右側のテープ待機部8を示し、図5(a2)は図2において左側のテープ待機部8を示している。
このテープ待機部8は、図5に示すようにテープリール取付部6a、6b、回転自在なテープガイドローラ7a、7b、テープ把持機8a、8bなどによって構成されている。
テープリール取付部6a、6bの第2テープリール取付軸S2には、テープ巻付装置30のテープリールが使用済みとなった場合に補充する未使用のテープリール9a、9bがセットされ、そのテープ10a、10bの端部は、テープガイドローラ7a、7bに沿わせてテープ把持機8a、8bで把持されている。
テープ把持機8a、8bは、図5(b1)、(b2)に示すように、例えばシリンダ11a、11b、このシリンダによって進出するロット12a、12b、このロットの端部に取り付けられた保持板13a、13b、この保持板によって押し出される可動爪14a、14bと固定爪15a、15bとによって構成され、テープ10a、10bは、押し出された可動爪14a、14bと固定爪15a、15bとの間に挟むようにして把持されている。
なお、一対の第2テープリール取付軸S2は、テープ巻付装置30が後述する残量検出手段により停止した際に、使用済みとなった二つのテープの第1テープリール取付軸S1と同じX軸方向位置に配設されており、第1移動体4a、4bが所定の高さに上昇することで第1テープリール取付軸S1と同じY軸方向位置に対称となるよう配設されている。
このように配設したのは、次に説明するように、新旧テープリール交換のため、第1移動体4a、4bを環状回転体46と対向する位置に移動させた時、第1テープリール取付軸S1と、第2テープリール取付軸S2とを同一軸線上に位置させると共に両者を連結し、この連結部を介しテープリール押出機構28(後述)によって新規テープリールを環状回転体46にセットすることを可能とするためである。
次に、図6によって、テープリール押出機構28について説明する(図3の基本動作参照)。
このテープリール押出機構28は、テープ待機部8で保持された新規テープリールを、第2テープリール取付軸S2から第1テープリール取付軸S1に向かって押し出すものである。
なお、図6(a)は、図2において右側のテープリール押出機構を示し、図6(b)は図2において左側のテープリール押出機構を示し、両者は同一構造である。
図6に示すように、テープリール押出機構28内部には、テープガイド49a、49bを押出すシリンダ25a、25c、テープリール取付部6a、6bを押出すシリンダ25b、25d、テープ把持機8a、8bを押出すシリンダ29a、29b、押出し板28a、28b、28c、28dを押出すシリンダ26a、26b、26c、26dが配設されている。
図6に示す一対のテープリール押出機構28は、使用済みテープリールの排出完了後、次のように動作し、環状回転体46へ新規テープリールをセットする。
まず、シリンダ25a、25cによりテープガイドローラ7a、7bを、又シリンダ25b、25dによりテープリール取付部6a、6bの第2テープリール取付軸S2を、直線的に進出移動させ、該軸の先端凸部(図示せず)を環状回転体46の空となった第1テープリール取付軸S1の先端凹部(図示せず)に差し込むようにして連結する。
取付軸の連結後、シリンダ26a、26b、26c、26dによりロット27a、27b、27c、27dを進出させ、該ロット先端部の押出板28a、28b、28c、28dを押し出すことによりテープ10a、10bを押し出す。
これと平行して、シリンダ29a、29bによりテープ把持機8a、8bを直線的に移動させることにより、テープリール9a、9bからテープガイドローラ7a、7bにテープ10a、10bを引き出し状態で、テープ10a、10bを押出す。
押し出されたテープリール9a、9bは、第1テープリール取付軸S1、第2テープリール取付軸S2の連結部を介し移動し、環状回転体側の第1テープリール取付軸S1に取り付けられる。
テープリールの取付完了後、環状回転体46のテープ保持部50aによりテープを保持し、シリンダ11a、11bを後退動作させることで、第二のテープ10a、10bの把持を開放する。
テープの開放動作後、シリンダ25a、25b、26a、26b、29a、29bを後退させ、第1移動機構部4を初期位置に戻す。
環状回転体46には、上述した新旧テープ交換の前に、第2移動機構部57(後述)によって被巻付体37に第二のテープが接続されており、テープ巻付装置の巻き付け動作を再開する。
なお、テーピング(巻き付け)再開後、初期位置に戻った第1移動機構部4には、テーピング動作中に、作業者によって未使用の新規テープリールをテープ待機部8に取付け、テープ把持機8a、8bに把持された状態にセットする。
第2移動機構部57を図8〜図11に基づいて説明する。
第2移動機構部57は、テープリールのテープ残量が少なくなると、上述したテープリール交換動作の前に、環状回転体46と対向するように、互いに交差する3軸方向に移動自在になされており、公知の制御装置(図示せず)によって、環状回転体46と対向する位置に自動的に移動するように制御される。
第2移動機構部57は、図1(a)、図8、図9に示すようにレール2上をX軸方向に駆動する支持台盤31上に敷設された水平面Y軸方向のレール59、このレール上をY軸方向に移動する第2移動体58、第2移動体58が所定位置に停止すると、円形レールR2上を円形方向に移動する移動体67a、67b、円形レールR1上を円形方向に移動する移動体60a、60b、移動体60a、60bに設けられ円の中心方向に伸縮可能な移動体61a、61b、移動体61a、61bに設けられたテープ把持機構62a、62b、移動体67a、67bに設けられX軸方向に伸縮可能なテープ切断機構68a、68bなどによって構成され、テープ把持機構62a、62bは、固定チャック63a、63bと可動チャック64a、64bを有し、テープ切断機構68a、68bは、固定刃69a、69bと可動刃70a、70bを有している。
次に、巻回中のテープリールのテープ残量が所定量に達し、テープ巻付装置30が停止した時における第2移動機構部57の動作(テープ接続、テープ切断)について説明する。
テープ巻付装置30が停止し、図8に示す第2移動機構部57が駆動されると、この第2移動機構部57は、Y軸方向に移動する第2移動体58を駆動させ、所定位置に停止する。第2移動体58が停止すると、移動体60aがレール59上を円形方向に移動する。更に、移動体61aを移動体60aのY軸方向に移動させ、この移動体61aと一体のテープ把持機構62aを、図9に示す固定チャック63aと可動チャック64aとの間に第二のテープリール51bのテープ52bの先端部が挟まれる位置に移動させる。その後、シリンダ65aのロット66aを進出させることにより固定チャック63aと可動チャック64aとの間でテープ52bの先端部を把持する。その後、移動体60a、61aが移動し、図10に示すように第二のテープリール51bから巻き付け中のテープ52aの内側になるようにテープ52bを引き出す。
この間に(上記移動体61aの動作中に)、移動体61bがY軸方向に移動し、テープ把持機構62bの固定チャック63bと可動チャック64bとの間に第二のテープリール51eのテープ52eの先端部が挟まれる位置にテープ把持機構62bを移動させ、シリンダ65bのロット66bを進出させることにより固定チャック63bと可動チャック64bとの間にテープ52eを把持する。その後、移動体60b、61bが移動し、第二のテープリール51eから巻き付け中のテープ52aの内側になるようにテープ52eを引き出す。
このテープ52b、52eの引き出し作業は、同時並行で実施され、図10に示す位置で保持する。この後、制御装置は、環状回転体46の駆動装置を駆動させて環状回転体46を1回転させる。この環状回転体46の回転により、第二のテープ52b、52eが巻き付け中のテープ52a、52dの内側に巻き付けられる。この巻き付け動作後、シリンダ65aを駆動させ、把持を開放し、移動体60aを元の位置に移動させる。移動体60aの移動完了後、移動体61aが元の位置に戻る。これにより、第二のテープ52b、52eが被巻付体37に連結された状態となる。なお、テープを把持する固定チャック63a、63bと可動チャック64a、64bの厚みは0.5mm未満であるため、環状回転体46の回転による連結時に、テープ内側に巻き付けられても品質には影響を与えない。
テープの連結後、第2移動機構部57に配設された円形レールR2上を円形方向に移動体67a、67bを移動させ、且つこの移動体67a、67bの円の中心方向に設けられたテープ切断機構68a、68bを、第一のテープ52a、52bが、図11に示すX軸方向に伸縮可能な固定刃69a、69bと可動刃70a、70bとの間に挟まれる位置に移動させ、シリンダ71a、71bのロット72a、72bを後退動作させることによってテープ52a、52bを切断する。切断後、テープ保持部50a、50dを開放する。
以上各部の構造、機能を分説してきたが、まとめとしてテープ巻付装置30の運転動作を説明する。
図1において、テープ巻付装置30の支持台盤31と支持機構33は、駆動装置36により駆動され、図示しない駆動装置により支持板34が駆動され、テープ巻付装置30がXYZ方向に駆動し、被巻付体37に対するヘッド35の位置が調整される。
テープ巻付装置30の運転開始時、環状回転体46上のテープリール取付部47a〜47fには、未使用のテープリール51a〜51fが取り付けられている。この状態から、残量の少なくなったテープから新たなテープを被巻付体に連結させる動作と同様に、第2移動機構部57のテープ把持機構62a、62bがテープリール51a、51dからテープ52a、52dを引き出し、被巻付体37上で保持する。この状態で環状回転体46を1回転させ、テープ把持機構62a、62bを解放することでテープ52a、52dを被巻付体37に連結させ、図示しない駆動装置により環状回転体46を回転させテーピングを開始する。そして、テープリールは、1組(テープリール2個)を、使い果たす毎に自動交換することになる。
テーピングの作業が進み、テープリールのテープ残量が少なくなってくると、ヘッド35の環状回転体46に配置されたテープ残量検出装置の距離センサ56aがレーザー光を発し、テープリール51aに巻かれているテープとの距離を検出する。検出されたデータは図示しない制御装置に入力され、距離センサ56aの検出距離が所定距離以上になると、テープ残量が少ないと判断し、駆動装置により環状回転体46の回転速度を低速度モードに移行させる。
さらにテープ残量が一定量以下になると、使用済みとなるテープリール51a、51dが取り付けられているテープリール取付部47a、47dのZ軸方向位置が同じ位置、つまり図7(b)に示すようにテープリール取付部47aと47dを直線で結んだ線(H−H)が地面と平行になる位置で停止する。
テープ巻付装置30が停止すると、第2移動機構部57の第2移動体58を直線的に移動させる。
第2移動体58は、一定距離移動すると停止し、新規テープの被巻付体37への連結、旧テープの切断が可能な状態にセットされる。そして、その後上述した要領でテープ巻き付け機のテープの入れ替えが行われる。
テープ入れ替えが完了すると、駆動装置16を駆動させ、第1移動機構部4の支持台盤3をX軸方向に直線的に移動させる。
支持台盤3には、図2に示すように、例えば公知の距離センサ17が配設されており、支持台盤3との距離を検出し、検出データを制御装置に入力する。
制御装置は入力される検出距離が、所定距離になると駆動装置16を停止させる。支持台盤3が停止すると、位置検出手段によりテープ巻付装置30の位置が入力された制御装置により、支持機構3aをY軸方向に直線的に移動させる。次に第1移動体4a、4bをZ軸方向に一定距離だけ直線的に伸縮させ、テープ巻付装置30の環状回転体46と対向する位置に制御され、新旧テープの交換可能な状態にセットされる。そして、その後は、上述した要領で新旧テープの交換が行われる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:テープリール自動交換装置、2:レール、3:支持台盤、3a:支持機構、
4:第1移動機構部、4a、4b:第1移動体、6a、6b:テープリール取付部、
5a、5b:ヘッド、7a、7b:テープガイドローラ、8:テープ待機部、
8a、8b:テープ把持機、 9a、9b:テープリール、10a、10b:テープ、
18:ロボットアーム機構(18a、18b)、
19a、19b:テープリール把持機構、
28:テープリール押出機構、30:テープ巻付装置、31:支持台盤、
32:レール、33:支持機構、34:支持板、35:ヘッド、
36:駆動装置、37:被巻付体、38a〜38f:被巻付体保持機、
45:円形状切欠、46:環状回転体、47a〜47f:テープリール取付部、
48a〜48f:テープ支持ローラー、49a〜49f:テープガイド、
50a〜50f:テープ保持部、51a〜51f:テープリール、
52a〜52f:テープ、57:第2移動機構部、58:第2移動体、
59:レール、60a:移動体、60b:移動体、
61a:移動体、61b:移動体、
62a:テープ把持機構(63a、64a)、
62b:テープ把持機構(63b、64b)、
63a:固定チャック、63b:固定チャック、64a:可動チャック、
64b:可動チャック、65a:シリンダ、65b:シリンダ、
66a:ロット、66b:ロット、67a、67b:移動体、
68:テープ切断機構(68a、68b)、
69:固定刃(69a、69b)、70:可動刃(70a、70b)、
71:シリンダ(71a、71b)、72:ロット(72a、72b)、
R1:円形レール、 R2:円形レール、
S1:第1テープリール取付軸(環状回転体側)、
S2:第2テープリール取付軸(テープ待機部側)。

Claims (3)

  1. 第1テープリール取付軸にテープリールがセットされた環状回転体を、長尺の被巻付体の長手軸を中心に回転させることによってテープを引き出しながら上記被巻付体にテーピングするテープ巻付装置、及び上記テープリールのテープ残量が少なくなった時、上記環状回転体に新規のテープリールをセットする第1移動機構部及び第2移動機構部を有するテープリール自動交換装置であって、
    上記第1移動機構部は、新規テープリールを保持する第2テープリール取付軸と、この第2テープリール取付軸から上記第1テープリール取付軸に向かって、上記新規テープリールを押し出すテープリール押出機構と、使用済みテープリールを、上記第1テープリール取付軸から掴み出し格納機構へ運ぶロボットアーム機構とによって構成されると共に
    上記第2移動機構部は、上記ロボットアーム機構によって使用済みテープリールを、上記第1テープリール取付軸から掴み出し格納機構へ運ぶために、使用済みテープリールのテープを切断するテープ切断機構と、このテープ切断動作時にテープを把持するテープ把持機構とによって構成され、
    上記第1移動機構部及び上記第2移動機構部は、テープリール交換時に上記環状回転体と対向するよう、互いに交差する3軸方向に移動可能な機構をそれぞれ有し、
    新旧テープリール交換のため、上記第1移動機構部を上記環状回転体と対向する位置に移動させた時、上記第1テープリール取付軸と、上記第2テープリール取付軸とを同一軸線上に位置させると共に両者を連結し、この連結部を介し上記テープリール押出機構によって新規テープリールを上記環状回転体にセットすることを特徴とするテープリール自動交換装置。
  2. 上記テープ巻付装置には、使用中の上記テープリールのテープ残量を検出する残量検出部を設け、テープ残量が所定量に達した時、上記テープ巻付装置の動作を停止し、上記第1移動機構部及び上記第2移動機構部を上記テープ巻付装置の所定位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載のテープリール自動交換装置。
  3. 上記第2移動機構部には、この第2移動機構部が上記テープ巻付装置の所定位置に移動した新旧テープリール交換時に、使用済みテープリールのテープを切断するテープ切断機構を設けると共に、新規テープリールのテープを被巻付体側テープの切断端部に接続するテープ接続機構を設けたことを特徴とする請求項2に記載のテープリール自動交換装置。
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