JP2015204904A - 商品陳列棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】
コンビニエンスストア等の小規模小売店鋪においては、セキュリティ面の問題から、壁際以外の商品陳列棚の高さを、顧客や従業員の目線を遮らない高さに押さえる必要があり、これが、商品の陳列点数をできるだけ増加させたい店舗側の希望の大きな制約となっていたので、この課題を解決する。
【解決手段】
商品陳列棚を床下に延長し、適宜昇降させる構成で、且つ、顧客や従業員の目線の高さにおいて、どのように昇降させた場合にても、高さ25cm以上の見通しの効く空間を確保できるように商品陳列棚の昇降を制御する。これによりセキュリティ面の確保と同時に商品陳列点数の増加を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンビニエンスストアなど小規模な店舗に設置する商品陳列棚に関するものである。
従来から、コンビニエンスストアなど小規模な小売店舗においては、商品陳列棚を、壁面と、壁面から離れた床面に設置することが行われてきた。壁面から離れた床面に設置される商品陳列棚は、業界では「中島」と呼ばれ、商品を陳列した状態で、商品の高さまで含めた全体の高さが、床面から凡そ130cm〜140cm、とくに135cm前後とされるのが一般的である。したがって、この中島(本明細書にても、今後、この「中島」という呼称を使用する)の陳列棚の上方には、広く空間が空けられた状態である。
壁面に沿って設置される棚は、高さがさらに高く、大人が手を伸ばして商品をとれるくらいの位置に最上段の棚がくるように構成される。しかるに、中島の商品陳列棚の高さを上記のように低く限定する理由は、商品陳列棚の上方の空間における見通しを確保したいということによる。すなわち、主として防犯上の理由から、大人の目線で充分に店舗全体に見通しが効くように、中島の商品陳列棚の高さを上記のように制限しているのである。
スーパーマーケットなど、大規模小売店では、従業員数も客数も多く、商品陳列棚周辺の人々の視線がある程度の犯罪抑止効果となっている。また、大規模小売店は営業時間が限られ、夜間営業や早朝営業は行わないので、この点でも防犯上の問題は少ない。しかるに、小規模小売店舗、とくにコンビニエンスストアにおいては、24時間営業、すなわち閉店状態がなく、夜間も早朝も営業が継続される。夜間や早朝は従業員数も客数も減り、防犯上きわめて脆弱な状態となる。
したがって、少数の従業員の目線で瞬時に店舗全体を監視できるように、壁面から離れた中島の商品陳列棚においては、その高さが、最上段の商品を陳列した状態で、該商品の上端の高さが135cm前後になるように制限される。この135cm前後という高さは、これより高くなると女性従業員や、男性でも背の低い従業員の場合には店舗全体を見通すことが困難となるというぎりぎりの高さである。
スーパーマーケット等の大規模小売店に比べて店舗面積がはるかに狭いコンビニエンスストアにおいては、本来であれば中島の商品陳列棚の高さをもっと高くして、できるだけ多種の商品を多数陳列したいところであるが、上述の限定のため、陳列できる商品の種類や数が極度に限定されることになる。このため、非常に厳格な商品管理を行って、限られた商品陳列棚の面積を最大限に有効利用せんとする工夫が数々行われている。
しかしながら、顧客側からすれば、欲しい商品が見つからないという思いを抱くことも再三ある。この場合、代替の商品で満足できないときには、購買をあきらめざるを得ず、店舗側としては、せっかくの顧客をみすみす失うこととなる。したがって、中島の商品陳列棚の高さを現状より高くできるのであれば、それは、顧客側にとっても店舗側にとってもより望ましい事態であると言い得る。
下記特許文献4に記載の発明は、コンビニエンスストアの中島の商品陳列棚の上方の空間を有効活用せんとするものであるが、この発明においては、チェーンに吊るされた商品が常時中島の商品陳列棚の上方の空間に存在し、さらに陳列装置自体も該空間に常設される状態である。したがって、陳列される商品の種類や数は増えるかもしれないが、従業員の視線を遮り、防犯上甚だ問題が多い。
また、下記特許文献1に記載の発明においては、棚の上部をクランク機構によって降下させる技術内容が記載されているが、この場合、棚の上部を上方に上げた状態では従業員の目線が遮られるし、また下方に下げた状態では棚自体が通路側に突出するので、通路を通常の棚より広く設定せねばならず、その分、陳列できる商品の種類や数が減ってしまうという事態になる。
また、下記特許文献2の発明においては、重ねられた状態の複数の棚板をベルトによって上昇展開させる技術内容が記載されているが、この場合、商品を陳列した状態では、上昇も下降も操作することができないので、やはり実用的ではない。
さらに、下記特許3の発明においては、直動装置をもって棚板全体を昇降させる技術内容が紹介されているが、この発明においては、ただ単に棚が昇降するだけで、陳列可能な商品の数が増加するわけではないので、やはりこれに実用的ではない。
特開平6−269343号公報 特開平7−184753号公報 特開2001−340191号公報 特開2005−288064号公報
本発明は、以下に掲げる課題を解決せんとするためのものである。
<課題1>
コンビニエンスストア等小規模小売店舗の商品陳列棚のうち、所謂中島と呼称される壁面以外の場所に設置された商品陳列棚の上部空間を、商品の陳列のために有効活用したい。
<課題2>
課題1の解決にあたって、主として防犯上の目的のために現在コンビニエンスストア等小規模小売店鋪において確保されている、床上130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保されるようにするものとする。
<課題3>
棚を昇降させるにあたっては、クランク機構を用いる場合のように、棚が通路側に迫り出し、通路空間を圧迫するような事態は避けたい。
<課題4>
ベルト式で、棚の下降状態では複数の棚が折り畳まれてしまうような機構では、そもそも商品を陳列することができないので、この方法も使用できない。
<課題5>
単に棚が昇降するだけではなく、実際に棚数を増加させることができなくてはならい。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の解決手段を提供する。
<解決手段1>
小売店舗における複数の棚板を有する商品陳列棚であって、棚の一部を床下に収納し、必要に応じて該商品陳列棚の全体、あるいは一部を昇降させて床下に収納された棚を床上に露出させることができる構成であり、さらに、商品を陳列した状態で、該商品陳列棚の全体あるいは一部の昇降が停止されたときに、該商品陳列棚の床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保されるように該商品陳列棚の全体あるいは一部の昇降が制御される構成であることを特徴とする商品陳列棚。
<解決手段2>
複数の棚板の夫々が個別に昇降される構成を有していることを特徴とする解決手段1に記載の商品陳列棚。
<解決手段3>
複数の棚板の一部が夫々個別に昇降され、一部が同時に昇降される構成を有していることを特徴とする解決手段1に記載の商品陳列棚。
<解決手段4>
複数の棚板の全部が同時に昇降され、床上部分の棚板の最下段の棚板と床下部分の最上段の棚板の間に、商品を陳列した状態にて高さが少なくとも25cm以上の空間を確保されており、棚板を上昇させる際には、床上部分の棚板と床下部分の棚板の全てを上昇させることにより、棚板の上昇が停止されたときに、床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保されるように構成されていることを特徴とする解決手段1に記載の商品陳列棚。
<解決手段5>
棚板を個別に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸に、各棚板を昇降させるチェーンが巻回されるスプロケットを夫々の棚板毎に有しており、該スプロケットは非駆動時には中心孔に装着されたボールベアリングとブレーキ装置によって回動を阻止されており、駆動時にはブレーキ装置が解除されると同時に枢軸にスプラインで噛合するクラッチがスプロケットに押圧されてスプロケットを回動させ、もって夫々の棚板を他の棚板から独立して昇降させる機構を有することを特徴とする、解決手段2あるいは解決手段3に記載の商品陳列棚。
<解決手段6>
棚板を個別に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸に、各棚板を昇降させるラックに噛合されるピニオンを夫々の棚板毎に有しており、該ピニオンは非駆動時には中心孔に装着されたボールベアリングとブレーキ装置によって回動を阻止されており、駆動時にはブレーキ装置が解除されると同時に枢軸にスプラインで噛合するクラッチがピニオンに押圧されてピニオンを回動させ、もって夫々の棚板を他の棚板から独立して昇降させる機構を有することを特徴とする、解決手段2あるいは解決手段3に記載の商品陳列棚。
<解決手段7>
棚板を同時に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸と、該枢軸に固定されて回動されるスプロケットと、該スプロケットに巻回され複数の棚板を連結するチェーンよりなることを特徴とする解決手段3あるいは解決手段4に記載の商品陳列棚。
<解決手段8>
棚板を同時に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸と、該枢軸に固定されて回動されるピニオンと、該ピニオンに噛合され複数の棚板を連結するラックよりなることを特徴とする解決手段3あるいは解決手段4に記載の商品陳列棚。
<解決手段9>
棚板を同時に昇降させる構成が、駆動源により回動されるボールねじ軸と、夫々の棚板に固定され上記ボールねじ軸に装着されて直線運動される複数のボールねじナットとからなることを特徴とする解決手段3あるいは解決手段4に記載の商品陳列棚。
本発明の解決手段1の発明によれば、複数の棚板を有する商品陳列棚において、店舗の床下部分に1枚以上の棚板が収納されているので、商品の陳列可能点数が増えることにより、きめ細かく顧客の要望に合致する商品を確保することが可能となる。
本発明の解決手段1の発明によれば、棚板の昇降装置を上昇方向に稼働させることにより床上部分の棚板及び床下部分に収納された棚板を上昇させた際に、商品を陳列した状態で、該商品陳列棚の全体あるいは一部の昇降が停止されたときに、該商品陳列棚の床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保される。これによって、従業員あるいは購買客の視線を遮らない空間が生まれ、防犯上の問題発生を最小限に抑止することが可能となる。
本発明の解決手段2あるいは解決手段3の発明によれば、個別に昇降される棚板を有しているので、解決手段1の発明を具体的に実現することが可能となる。すなわち、複数の棚板の夫々が個別に昇降されることにより、床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保することが可能となる。
本発明の解決手段4の発明によれば、床上部分の棚板の最下段の棚板と床下部分の最上段の棚板の間に、商品を陳列した状態にて高さが少なくとも25cm以上の空間を確保されているので、複数の棚板の全部が同時に昇降されても該空間を床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に位置させることによって、解決手段1の発明を具体的に実現することが可能となる。
本発明の解決手段5の発明によれば、駆動源により回動される枢軸に、各棚板を昇降させるチェーンが巻回されるスプロケットを夫々の棚板毎に有しており、該スプロケットは非駆動時には中心孔に装着されたボールベアリングとブレーキ装置によって回動を阻止されており、駆動時にはブレーキ装置が解除されると同時に枢軸にスプラインで噛合するクラッチがスプロケットに押圧されてスプロケットを回動させ、もって夫々の棚板を他の棚板から独立して昇降させる機構を有しているので、解決手段2あるいは解決手段3に記載されている夫々の棚板を個別に昇降させることが可能となる。
本発明の解決手段6の発明によれば、駆動源により回動される枢軸に、各棚板を昇降させるラックに噛合されるピニオンを夫々の棚板毎に有しており、該ピニオンは非駆動時には中心孔に装着されたボールベアリングとブレーキ装置によって回動を阻止されており、駆動時にはブレーキ装置が解除されると同時に枢軸にスプラインで噛合するクラッチがピニオンに押圧されてピニオンを回動させ、もって夫々の棚板を他の棚板から独立して昇降させる機構を有しているので、解決手段2あるいは解決手段3に記載されている夫々の棚板を個別に昇降させることが可能となる。
本発明の解決手段7の発明によれば、駆動源により回動される枢軸と、該枢軸に固定されて回動されるスプロケットと、該スプロケットに巻回され複数の棚板を連結するチェーンよりなる構成を有しているので、解決手段3あるいは解決手段4に記載されている一部の棚板あるいは全ての棚板を同時に昇降させることが可能となる。
本発明の解決手段8の発明によれば、駆動源により回動される枢軸と、該枢軸に固定されて回動されるピニオンと、該ピニオンに噛合され複数の棚板を連結するラックよりなる構成を有しているので、解決手段3あるいは解決手段4に記載されている一部の棚板あるいは全ての棚板を同時に昇降させることが可能となる。
本発明の解決手段9の発明によれば、駆動源により回動されるボールねじ軸と、夫々の棚板に固定され上記ボールねじ軸に装着されて直線運動される複数のボールねじナットとからなる構成を有しているので、解決手段3あるいは解決手段4に記載されている一部の棚板あるいは全ての棚板を同時に昇降させることが可能となる。
本発明においては、夫々の棚板を個別に昇降させる構成、一部の棚を個別に昇降し、一部の棚を同時に昇降させる構成、さらに全ての棚を同時に昇降させる構成のいずれの構成も取り得るものである。したがって、店舗の形態や商品陳列棚の配置、あるいは店舗の業態や顧客層の性格、さらに予算によって、いかなる構成の商品陳列棚ともなしうる効果がある。
本発明においては、棚板を昇降させる機構として、スプロケットとチェーンによる昇降機構、ラックとピニオンによる昇降機構、ボールねじによる昇降機構を採用でき、さらにこの3種の昇降機構を任意に組み合わせることも可能である。この点は、店舗の形態や商品陳列棚の配置、あるいは店舗の業態や顧客層の性格さらに予算によって、いかなる構成の商品陳列棚ともなしうる効果がある。
本発明の実施例1の商品陳列棚の右側面から見た全体構成を説明する説明図である。 (a)図1の要部の中央部から下部の拡大図である。 (b)図1の要部の中央部から上部の拡大図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の平面視による全体構成を説明する説明図である。 図3の要部の拡大図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構の構成を説明するための説明図である。 (a)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構によって駆動される棚板のうちの一枚の平面図である。 (b)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構によって駆動される棚板のうちの一枚の一部を省略した平面図である。 (c)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構によって駆動される棚板のうちの一枚の一部を省略した平面図である。 (d)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構によって駆動される棚板のうちの一枚の一部を省略した平面図である。 (e)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構によって駆動される棚板のうちの一枚の一部を省略した平面図である。 (f)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動機構によって駆動される棚板を5枚重ねた状態で、一部を省略した平面図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部の要部の組付け構成を説明するための説明図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部の要部の組付け構成を説明するための説明図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部の要部の横断面図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部の要部の横断面図である。 (a)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部のリレー装置の要部の平面図である。 (b)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部のリレー装置の要部の正面図である。 (c)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部のリレー装置の要部の背面図である。 (d)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部の要部の正面図である。 (a)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動補助部の要部の組付け構成を示す組付図である。 (b)本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動補助部の要部の横断面図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、スプロケットとチェーンによる駆動部の要部の別の構成を示す横断面図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、ピニオンラックによる駆動部の要部の右側面視による構成を説明する説明図である。 (a)本発明の実施例1の商品陳列棚の、ピニオンラックによる駆動部の要部の平面視による構成を説明する説明図である。 (b)本発明の実施例1の商品陳列棚の、ピニオンラックによる駆動部の上部筐体の横断面図である。 (c)本発明の実施例1の商品陳列棚の、ピニオンラックによる駆動部の上部筐体の一部の外観斜視図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、ピニオンラックによる駆動部の全体構成を説明する説明図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の、システム構成を説明する説明図である。 (a)〜(f)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第1の方法を説明する説明図である。 (a)〜(e)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第1の方法を説明する説明図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第1の方法を説明するフロー図である。 (a)〜(f)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第2の方法を説明する説明図である。 (a)〜(e)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第2の方法を説明する説明図である。 本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第2の方法を説明するフロー図である。 (a)〜(c)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第3の方法を説明する説明図である。 (d)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第3の方法を説明するフロー図である。 (a)〜(c)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第4の方法を説明する説明図である。 (d)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第4の方法を説明するフロー図である。 (a)〜(c)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第5の方法を説明する説明図である。 (d)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第5の方法を説明するフロー図である。 (a)、(b)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第6の方法を説明する説明図である。 (c)本発明の実施例1の商品陳列棚の作用のうち第6の方法を説明するフロー図である。 (a)本発明の実施例1の商品陳列棚の別の構成を説明する説明図である。 (b)本発明の実施例1の商品陳列棚の別の構成を説明する説明図である。 (c)本発明の実施例1の商品陳列棚の別の構成を説明する説明図である。
本発明を実施するための形態を、以下に、図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施例1の構成>
本発明の実施例1の商品陳列棚T1は、図1に見るように、小規模な小売店の店内に設置されており、通常の状態で床上に現われている床上部分T1aと、通常の状態で、床下に収納されている床下部分T1bから構成されている。また、W1は、床面FLの直下に設けられた駆動部、W2は、天井CE内に設けられた駆動補助部、W3は、商品陳列棚T1の背面に設けられた駆動部である。
床上部分T1aは、上から順に棚A、棚B、棚C、棚D、棚Eの5枚の棚で構成されている。また、床下部分T1bは、上から順に棚a、棚b、棚c、棚d、棚eの5枚の棚で構成されている。図1では、各棚には、それぞれ、上の棚までの空間をぎりぎり一杯まで使用して商品Gを積載した状態を示している。棚Aにはこれより上の棚がないので、棚Aの商品Gは他の棚と同じ高さに積載した状態を示している。なお、棚の枚数は、実施例1では床上部分T1aにても床下部分T1bにても5枚ずつであるが、棚の枚数は任意に設定できるのはいうまでもないことである。
この状態で、床面FLから棚Aに積載された商品Gの上面よりやや上までの高さが一定の高さになるように設計されている。上面よりやや上というのは、この上にさらにもう一枚棚を設ける場合に、その棚の底面の高さという意味であって、今、この高さをリミットラインLmと呼ぶ。この、リミットラインLmは、特にコンビニエンスストアの業界においては重用視されており、棚板Aに積載された商品Gの上面の高さがリミットラインLmを5cm以上上回ると、大人の女性でも視線が遮られる人が出てくる。また、10cm以上上回ると、大人の男性でも視線が遮られる人が出てくる。リミットラインLmは、それくらいの高さに設定される。
このリミットラインLmの具体的な数値としては、コンビニエンスストアの業界においては、床面FLから135cmに設定されている場合が多いが、棚Aの高さや商品Gの高さなどによっても変わってくるので、一般的にいって、135cmを中心にして、プラスマイナス5cm程度のゾーン、つまり、床面FLから130cm〜140cmの間に設けられるケースが多いと考えられる。実施例1にては、代表的な数値である135cmを用いる。
また、図1にて、CLは、従業員や顧客が手許で商品陳列棚T1の棚A〜棚E、棚a〜棚eの昇降を操作する制御部であり、GDは、棚A〜棚Eの上昇時に、商品Gの落下を防止するガード板である。ガード板GDは、視線を遮らないという観点から透明材料からなるのが望ましいが、水平方向の視線を遮る位置に設置するのではない限り、不透明材料も用いてよい。ガード板GDの充分に高い位置に広告(図示せず)を挟んだり、あるいは商品やサービスの案内告知のための画像表示装置(図示せず)を設けることはさしつかえない。なお、制御部CLは必須であるが、ガード板GDは、基本構成上は必ずしも必要のない部材である。
図2は、本発明の実施例1の商品陳列棚T1の構成を説明するための右側面側から見た説明図、図3は平面視による説明図、図4は図3の要部拡大図、そして、図5は、チェーンとスプロケットの組み合わせによって棚A〜棚Eを昇降させるための駆動部W1と駆動補助部W2の外観の模式的な説明図、図16はピニオンとラックの組み合わせによって棚a〜棚eを昇降させるための駆動部W3の外観の模式的な説明図である。これらの図にて、全体構成を模式的に示している。また、図17は、駆動部W1と駆動部W3のシステム構成図である。
図6には、床上部分T1aの棚A〜棚Eの構成を示す。棚A(図6a参照)は平面視が長方形の板状で、右端背面部分に凸部A1が本体A0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCA1が固着される。また、右端中央よりやや正面寄りの部分に凸部A3が本体A0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCA3が固着される。また、左端背面部分に凸部A4が本体A0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCA4が固着される。また、左端中央よりやや正面寄りの部分に凸部A2が本体A0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCA2が固着される。
棚B(図6b参照)は平面視が長方形の板状で、右端背面部分に凸部B1が本体B0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCB1が固着される。また、右端中央よりやや正面寄りの部分に凸部B3が本体B0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCB3が固着される。また、左端背面部分に凸部B4が本体B0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCB4が固着される。また、左端中央よりやや正面寄りの部分に凸部B2が本体B0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCB2が固着される。
棚C(図6c参照)は平面視が長方形の板状で、右端背面近傍部分に凸部C1が本体C0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCC1が固着される。また、右端正面近傍部分に凸部C3が本体C0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCC3が固着される。また、左端背面近傍部分に凸部C4が本体C0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCC4が固着される。また、左端正面近傍部分に凸部C2が本体C0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCC2が固着される。
棚D(図6d参照)は平面視が長方形の板状で、右端の中央よりやや背面寄りの部分に凸部D1が本体D0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCD1が固着される。また、右端正面部分に凸部D3が本体D0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCD3が固着される。また、左端の中央よりやや背面寄りの部分に凸部D4が本体D0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCD4が固着される。また、左端正面部分に凸部D2が本体D0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCD2が固着される。
棚E(図6e参照)は平面視が長方形の板状で、右端の中央よりやや背面寄りの部分に凸部E1が本体E0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCE1が固着される。また、右端正面部分に凸部E3が本体E0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCE3が固着される。また、左端の中央よりやや背面寄りの部分に凸部E4が本体E0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCE4が固着される。また、左端正面部分に凸部E2が本体E0と一体に凸設され、この部分の上面と下面にチェーンCE2が固着される。
棚A〜棚Eの本体A0〜E0は、図6fに見るように平面視にてすべて重なるが、凸部A1〜E1は、平面視にて夫々の凸部の奥行き分だけずれて見えるように構成されている。すなわち、背面側から正面側にかけて、凸部A1〜E1が並列されているように見えるように構成されている。この構成は、凸部A2〜E2、凸部A3〜E3、凸部A4〜E4も同様である。
次に、駆動部W1の構成を詳細に説明する(図4、図5参照)。駆動部W1は、モータM1、駆動部W11、駆動部W12、駆動補助部W13、駆動補助部W14、動力伝達部W15より構成されている。駆動部W11は駆動部W1の右端背面側に、駆動部W12は駆動部W1の左端正面側に、駆動補助部W13は駆動部W1の右端正面側に、駆動補助部W14は駆動部W1の左端背面側に、夫々位置する。また、動力伝達部W15は、駆動部W1の正面側に位置し、駆動部W11と駆動部W12を連結している。
駆動部W11は、図4に見るように、棚Aの右端背面部分を昇降させるための動輪部W11a、棚Bの右端背面部分を昇降させるための動輪部W11b、棚Cの右端背面近傍部分を昇降させるための動輪部W11c、棚Dの右端背面やや中央寄り部分を昇降させるための動輪部W11d、棚Eの右端背面やや中央寄り部分を昇降させるための動輪部W11eから構成されている。動輪部W11a〜W11eは、モータM1のモータ軸XM1に連結された枢軸X11にて一体として連結されている。
駆動部W12は、図4に見るように、棚Aの左端正面やや中央寄り部分を昇降させるための動輪部W12a、棚Bの左端正面やや中央寄り部分を昇降させるための動輪部W12b、棚Cの左端正面近傍部分を昇降させるための動輪部W12c、棚Dの左端正面部分を昇降させるための動輪部W12d、棚Eの左端正面部分を昇降させるための動輪部W12eから構成されている。動輪部W12a〜W12eは、正面端部に傘歯車G4を有する枢軸X12にて一体として連結されている。
駆動補助部W13は、図4に見るように、棚Aの右端正面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W13a、棚Bの右端正面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W13b、棚Cの右端正面近傍部分の昇降を補助するための補助輪部W13c、棚Dの右端正面部分の昇降を補助するための補助輪部W13d、棚Eの右端正面部分の昇降を補助するための補助輪部W13eから構成されている。補助輪部W13a〜W13eは、枢軸X13にて一体として連結されている。
駆動補助部W14は、図4に見るように、棚Aの左端背面部分の昇降を補助するための補助輪部W14a、棚Bの左端背面部分の昇降を補助するための補助輪部W14b、棚Cの左端背面近傍部分の昇降を補助するための補助輪部W14c、棚Dの左端背面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W14d、棚Eの左端背面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W14eから構成されている。補助輪部W14a〜W14eは、枢軸X14にて一体として連結されている。
図2a及び図5に見るように、駆動部W11、駆動部W12、動力伝達部W15は、すべて同じ高さに位置している。また、駆動補助部W13と駆動補助部W14は同じ高さに位置している。駆動部W11、駆動部W12、動力伝達部W15は、駆動補助部W13及び駆動補助部W14よりやや低い位置にある。なお、brは軸受である。軸受brは図示しない基板に固着されており、これにて、駆動部W1はその位置が固定される。
次に、駆動補助部W2について説明する。駆動補助部W2は、図2b、図5に見るように、駆動補助部W21、駆動補助部W22、駆動補助部W23、駆動補助部W24から構成されており、すべて同じ高さに位置している。また、駆動補助部W21と駆動補助部W23は枢軸X21にて連結され、駆動補助部W22と駆動補助部W24は枢軸X22にて連結されている。なお、brは軸受である。軸受brは図示しない基板に固着されており、これにて、駆動補助部W2はその位置が固定される。
駆動補助部W21は、図5に見るように、棚Aの右端背面部分の昇降を補助するための補助輪部W21a、棚Bの右端背面部分の昇降を補助するための補助輪部W21b、棚Cの右端背面近傍部分の昇降を補助するための補助輪部W21c、棚Dの右端背面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W21d、棚Eの右端背面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W21eから構成されている。補助輪部W21a〜W21eは、枢軸X21に回動自在に枢支されている。
駆動補助部W22は、図5に見るように、棚Aの左端正面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W22a、棚Bの左端正面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W22b、棚Cの左端正面近傍部分の昇降を補助するための補助輪部W22c、棚Dの左端正面部分の昇降を補助するための補助輪部W22d、棚Eの左端正面部分の昇降を補助するための補助輪部W22eから構成されている。補助輪部W22a〜W22eは、枢軸X22に回動自在に枢支されている。
駆動補助部W23は、図5に見るように、棚Aの右端正面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W23a、棚Bの右端正面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W23b、棚Cの右端正面近傍部分の昇降を補助するための補助輪部W23c、棚Dの右端正面部分の昇降を補助するための補助輪部W23d、棚Eの右端正面部分の昇降を補助するための補助輪部W23eから構成されている。補助輪部W23a〜W23eは、枢軸X21に回動自在に枢支されている。
駆動補助部W24は、図5に見るように、棚Aの左端背面部分の昇降を補助するための補助輪部W24a、棚Bの左端背面部分の昇降を補助するための補助輪部W24b、棚Cの左端背面近傍部分の昇降を補助するための補助輪部W24c、棚Dの左端背面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W24d、棚Eの左端背面やや中央寄り部分の昇降を補助するための補助輪部W24eから構成されている。補助輪部W24a〜W24eは、枢軸X22に回動自在に枢支されている。
次に、駆動部W1と駆動補助部W2と棚A〜Eの関連について、図5を参照しながら説明する。駆動部W1の駆動部W11の動輪部W11aと駆動補助部W2の駆動補助部W21の補助輪部W21aにはチェーンCA1が圏回され、チェーンCA1は棚Aの凸部A1の上面と下面に端部を固着され、棚Aの右端背面部分を吊設している。駆動部W1の駆動部W12の動輪部W12aと駆動補助部W2の駆動補助部W22の補助輪部W22aにはチェーンCA2が圏回され、チェーンCA2は棚板Aの凸部A2の上面と下面に端部を固着され、棚Aの左端正面やや中央寄り部分を吊設している。
駆動部W1の駆動補助部W13の補助輪部W13aと駆動補助部W2の駆動補助部W23の補助輪部W23aにはチェーンCA3が圏回され、チェーンCA3は棚Aの凸部A3の上面と下面に端部を固着され、棚Aの右端正面やや中央寄り部分を吊設している。駆動部W1の駆動補助部W14の補助輪部W14aと駆動補助部W2の駆動補助部W24の補助輪部W24aにはチェーンCA4が圏回され、チェーンCA4は棚板Aの凸部A4の上面と下面に端部を固着され、棚Aの左端背面部分を吊設している。
駆動部W1の駆動部W11の動輪部W11bと駆動補助部W2の駆動補助部W21の補助輪部W21bにはチェーンCB1が圏回され、チェーンCB1は棚Bの凸部B1の上面と下面に端部を固着され、棚Bの右端背面部分を吊設している。駆動部W1の駆動部W12の動輪部W12bと駆動補助部W2の駆動補助部W22の補助輪部W22bにはチェーンCB2が圏回され、チェーンCB2は棚板Bの凸部B2の上面と下面に端部を固着され、棚Bの左端正面部分を吊設している。
駆動部W1の駆動補助部W13の補助輪部W13bと駆動補助部W2の駆動補助部W23の補助輪部W23bにはチェーンCB3が圏回され、チェーンCB3は棚Bの凸部B3の上面と下面に端部を固着され、棚Bの右端正面やや中央寄り部分を吊設している。駆動部W1の駆動補助部W14の補助輪部W14bと駆動補助部W2の駆動補助部W24の補助輪部W24bにはチェーンCB4が圏回され、チェーンCB4は棚板Bの凸部B4の上面と下面に端部を固着され、棚Bの左端背面部分を吊設している。
駆動部W1の駆動部W11の動輪部W11cと駆動補助部W2の駆動補助部W21の補助輪部W21cにはチェーンCC1が圏回され、チェーンCC1は棚Cの凸部C1の上面と下面に端部を固着され、棚Cの右端背面近傍部分を吊設している。駆動部W1の駆動部W12の動輪部W12cと駆動補助部W2の駆動補助部W22の補助輪部W22cにはチェーンCC2が圏回され、チェーンCC2は棚板Cの凸部C2の上面と下面に端部を固着され、棚Cの左端正面近傍部分を吊設している。
駆動部W1の駆動補助部W13の補助輪部W13cと駆動補助部W2の駆動補助部W23の補助輪部W23cにはチェーンCC3が圏回され、チェーンCC3は棚Cの凸部C3の上面と下面に端部を固着され、棚Cの右端正面近傍部分を吊設している。駆動部W1の駆動補助部W14の補助輪部W14cと駆動補助部W2の駆動補助部W24の補助輪部W24cにはチェーンCC4が圏回され、チェーンCC4は棚板Cの凸部C4の上面と下面に端部を固着され、棚Cの左端背面近傍部分を吊設している。
駆動部W1の駆動部W11の動輪部W11dと駆動補助部W2の駆動補助部W21の補助輪部W21dにはチェーンCD1が圏回され、チェーンCD1は棚Dの凸部D1の上面と下面に端部を固着され、棚Dの右端背面やや中央寄り部分を吊設している。駆動部W1の駆動部W12の動輪部W12dと駆動補助部W2の駆動補助部W22の補助輪部W22dにはチェーンCD2が圏回され、チェーンCD2は棚板Dの凸部D2の上面と下面に端部を固着され、棚Dの左端正面部分を吊設している。
駆動部W1の駆動補助部W13の補助輪部W13dと駆動補助部W2の駆動補助部W23の補助輪部W23dにはチェーンCD3が圏回され、チェーンCD3は棚Dの凸部D3の上面と下面に端部を固着され、棚Dの右端正面部分を吊設している。駆動部W1の駆動補助部W14の補助輪部W14dと駆動補助部W2の駆動補助部W24の補助輪部W24dにはチェーンCD4が圏回され、チェーンCD4は棚板Dの凸部D4の上面と下面に端部を固着され、棚Dの左端背面中央寄り部分を吊設している。
駆動部W1の駆動部W11の動輪部W11eと駆動補助部W2の駆動補助部W21の補助輪部W21eにはチェーンCE1が圏回され、チェーンCE1は棚Eの凸部E1の上面と下面に端部を固着され、棚Eの右端背面中央寄り部分を吊設している。駆動部W1の駆動部W12の動輪部W12eと駆動補助部W2の駆動補助部W22の補助輪部W22eにはチェーンCE2が圏回され、チェーンCE2は棚板Eの凸部E2の上面と下面に端部を固着され、棚Eの左端正面部分を吊設している。
駆動部W1の駆動補助部W13の補助輪部W13eと駆動補助部W2の駆動補助部W23の補助輪部W23eにはチェーンCE3が圏回され、チェーンCE3は棚Eの凸部E3の上面と下面に端部を固着され、棚Eの右端正面部分を吊設している。駆動部W1の駆動補助部W14の補助輪部W14eと駆動補助部W2の駆動補助部W24の補助輪部W24eにはチェーンCE4が圏回され、チェーンCE4は棚板Eの凸部E4の上面と下面に端部を固着され、棚Eの左端背面中央寄り部分を吊設している。
次に、駆動部W1の駆動部W11の構成について、図7〜図11を参照しながら詳細に説明する。駆動部W11の動輪部W11aは、チェーンCA1が圏回されるスプロケット1、スプロケット1の回動を制御するクラッチ2、クラッチ2の軸方向の動きを制御する軸受3、さらに、スプロケット1の位置を固定する軸受4と軸受5、スプロケット1の回動を制御するリレー6、そして枢軸x1から構成されている。
スプロケット1は、周縁部にチェーンCA1が係合される複数の歯101が突設された本体10の中心部に、中心孔11aを有する軸受部11が嵌装固着されており、軸受部11には、正面側と背面側及び内周側にボールベアリングBBが装着されている。また、本体10の正面側には、断面形状が台形状の円弧状溝10aが、背面側にも断面形状が台形状の円弧状溝10bが、夫々刻設されており、円弧状溝10a、10bには、摩擦係数の高い素材が貼られている。スプロケット1自体の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
クラッチ2は、内周にスプラインsp1が刻設された中心孔20aを有する円筒形状の本体20の正面側に拡径されたブレーキ部21が本体20と一体に形成され、本体20の背面側には拡径された円盤状のガイド部22が本体20と一体に形成されている。したがって、ブレーキ部21とガイド部22に挟まれた部分は全体が、円弧状の溝部23として形成されている。また、ブレーキ部21の正面側には断面が台形状のブレーキリング21aが、ブレーキ部21と一体に突設されている。ブレーキリング21aの表面には、摩擦係数の高い素材が貼られている。クラッチ2自体の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
軸受3は円盤状の本体30の中心に中心孔30aを有し、正面側において、本体30の周縁部が円弧状に前方に突設されたストッパー31を形成し、背面側においては、中心孔30の内周部が後方に突設されてリング部32を形成しており、リング部32には、螺子孔32a、32bが穿設されている。本体30、ストッパー31、リング部32はすべて一体として形成されている。軸受3の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
また、軸受4は円盤状の本体40の中心に中心孔40aを有し、正面側の内周部が前方に突設されてリング部41として形成され、リング部41には螺子孔41aが穿設されている。本体40とリング部41は一体として形成されている。軸受5は円盤状の本体50の中心に中心孔50aを有し、背面側の内周部が後方に突設されてリング部51として形成され、リング部51には螺子孔51aが穿設されている。本体50とリング部51は一体として形成されている。軸受4、軸受5の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
枢軸x1は、円筒形状で、本体x10の正面側に内周部が拡径された嵌合部x11を、背面側に外周部が縮径された嵌合部x12を有している。また、本体x10の背面側外周には、スプラインsp2が刻設されている。このスプラインsp2は、クラッチ2のスプラインsp1より長く形成されている。さらに、本体x10には螺子孔x1a、x1bが、嵌合部x11には、上面に螺子孔x1c、下面に螺子孔x1dが、嵌合部x12には、上面に螺子孔x1e、x1gが、下面に螺子孔x1f、x1hが、夫々刻設されている。また、枢軸x1の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
リレー6は本体60が長方形の箱形で、左側面に長方形状のスリット60aが設けられ、スリット60aから作用部61が左方に突設されている。作用部61は、制御部CL(図3参照)から送られる信号によって、前(方向Xα)後(方向Xβ)に移動させられる。作用部61は、前腕611と後腕612に分岐され、前腕611の左端には、正面視が円弧の一部の形状である(図11参照)ブレーキ611aが前腕611と一体に形成されている。ブレーキ611aの表面には、摩擦係数の高い素材が貼られている。作用部61の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
ブレーキ611aは、組付状態にて、スプロケット1の円弧状溝10aに嵌合される位置に形成される(図11d参照)。また、後腕612の左端には、ローラ612aが装着されているが、ローラ612aは、組付状態で、クラッチ2の溝部23に嵌りこみ、作用部61が前方移動(方向Xα)した際にはクラッチ2のブレーキ部21の背面に接し、作用部61が後方移動(方向Xβ)した際には、クラッチ2のガイド部22の正面に接するように構成されている。
次に、動輪部W11aの組付構成について説明する(図7、図8、図9、図10参照)。動輪部W11aの組付けに際しては、まず、枢軸x1の正面側から、軸受5の中心孔50a、スプロケット1の中心孔11a、軸受4の中心孔40aの順に挿通し、軸受5の螺子孔51aと枢軸x1の螺子孔x1b、軸受4の螺子孔41aと枢軸x1の螺子孔x1aを夫々螺着する。これにより、軸受4、軸受5は枢軸x1に固着され、スプロケット1の位置は、軸受4、軸受5に挟着され固定される。ただし、図9に見るように、軸受部11に装着されたベアリングBBの作用により、スプロケット1は枢軸x1に対して固着されることなく、枢軸x1に回動自在に枢着されている状態となる。
次に、枢軸x1の背面側から、クラッチ2(中心孔20a)、軸受3(中心孔30a)の順に挿通し、クラッチ2の中心孔20aに刻設されたスプラインsp1と枢軸x1の本体x10に刻設されたスプラインsp2を噛合させる。これにより、クラッチ2は、枢軸x1に対して、スプラインsp1、sp2を介して周方向に回動しないように固着される。しかし、スプラインsp2の方がスプラインsp1より延長が長いので、クラッチ2は、スプラインsp2の長さを限界として、軸方向には前後に移動することが可能な状態である。
又、軸受3のリング部32の螺子孔32aと枢軸x1の嵌合部x12の螺子孔x1eを螺着し、軸受3のリング部32の螺子孔32bと軸x1の嵌合部x12の螺子孔x1fを螺着する。これにより、軸受3は軸x1に固着された状態となる。また、クラッチ2の後方移動は、クラッチ2のガイド部22の背面が軸受3のストッパー31の正面に当接することによってその位置にて制限される。
さらに、リレー6を組付ける。リレー6は、作用部61が前方移動(方向Xα)した際に、作用部61の後腕612のローラ612aがクラッチ2のブレーキ部21の背面を当接押圧するように(図9参照)、また、作用部61が後方移動(方向Xβ)した際に、作用部61の前腕611のブレーキ611aがスプロケット1の円弧状溝10aに嵌合され、同時に後腕612のローラ612aがクラッチ2のガイド部22の正面側を当接押圧するように(図10参照)組付けられる。
以上により、動輪部W11aの組付けが完了する。なお、動輪部W11b〜W11eの構成及び組付構成は、動輪部W11aの構成及び組付構成と同一であるので、説明は省略する。駆動部W12を構成する動輪部W12a〜W12eの構成及び組付構成も同一であるので説明は省略する。
なお、図9に示すように、動輪部W11aの枢軸x1は、その正面側にて嵌合部x11の螺子孔x1cと動輪部W11bの枢軸x2の嵌合部x22の螺子孔x2gを螺着し、嵌合部x11の螺子孔x1dと動輪部W11bの枢軸x2の嵌合部x22の螺子孔x2hを螺着する。このようにして、動輪部W11a〜W11eの各枢軸は結合固着されて駆動部11の枢軸X11(図4参照)を構成する。
さらに、図9に示すように、動輪部W11aの枢軸x1の背面において、嵌合部x12の螺子孔x1gとモータM1のモータ軸XM1の正面側の螺子孔xMaを螺着し、嵌合部x12の螺子孔x1hとモータM1のモータ軸XM1の正面側の螺子孔xMbを螺着する。これにより、枢軸x1(すなわち枢軸X11)はモータM1の軸XM1に固着結合されるので、モータM1の回動により枢軸x1(すなわち枢軸X11)は回動されることとなる。
なお、クラッチ2の中心孔20aに刻設されたスプラインsp1と枢軸x1の外周に刻設されたスプラインsp2は、噛合されるとクラッチ2の周方向の動きを阻み、クラッチ2を枢軸x1の回動に同期させて回動させるが、軸方向に対しては、スプラインsp2の方がスプラインsp1より長いので、結果としてクラッチ2は、軸方向には移動が可能である。しかしながら、摩擦により動きが悪くなることも考えられるので、そのような場合には、図13に示す構成を用いる。
図13におけるクラッチ2のスプラインsp3には、凹部s1、s2、s3が設けられており、凹部s1、s2、s3には鋼球sbが夫々収納されている。鋼球sbのサイズは、スプラインsp3がスプラインsp2に接触しないぎりぎりのサイズに調整されているので、スプラインsp3とスプラインsp2は鋼球sbを介しての接触となり、スプラインsp3がスプラインsp2に対して軸方向に移動する際にも摩擦を生ぜず、円滑に移動することが可能となる。
次に、駆動補助部W13の構成を説明する。駆動補助部W13の補助輪部W13aは、図12に見るように、チェーンCA3が圏回されるスプロケット7、スプロケット7の位置を固定する軸受8と軸受9、そして枢軸X13から構成されている。スプロケット7は、周縁部にチェーンCA3が係合される複数の歯701が突設された本体70の中心部に、中心孔71aを有する軸受部71が嵌装固着されており、軸受部71には、正面側と背面側及び内周側にボールベアリングBBが装着されている。スプロケット7の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
軸受8は円盤状の本体80の中心に中心孔80aを有し、正面側の内周部が前方に突設されてリング部81として形成され、リング部81には螺子孔81aが穿設されている。本体80とリング部81は一体として形成されている。軸受9は円盤状の本体90の中心に中心孔90aを有し、背面側の内周部が後方に突設されてリング部91として形成され、リング部91には螺子孔91aが穿設されている。本体90とリング部91は一体として形成されている。軸受8、軸受9の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。枢軸X13は、円筒形状で、本体x30の上面に螺子孔x3a、x3bが穿設されている。枢軸X13の材質は、金属でも合成樹脂でもよい。
次に、補助輪部W13aの組付構成について説明する。補助輪部W13aの組付けに際しては、まず、枢軸X13の正面側から、軸受9の中心孔90a、スプロケット7の中心孔71a、軸受8の中心孔80aの順に挿通し、軸受9の螺子孔91aと枢軸X13の螺子孔x3b、軸受8の螺子孔81aと枢軸X13の螺子孔x3aを夫々螺着する。これにより、軸受8、軸受9は枢軸X13に固着され、スプロケット7の位置は、軸受8、軸受9に挟着され固定される。ただし、図12bに見るように、軸受部71に装着されたベアリングBBの作用により、スプロケット7は枢軸X13に対して固着されることなく、枢軸X13に回動自在に枢着されている状態となる。
以上により、補助輪部W13aの組付けが完了する。なお、補助輪部W13b〜W13eの構成及び組付構成は、補助輪部W13aの構成及び組付構成と同一であるので、説明は省略する。駆動補助部W14を構成する補助輪部W14a〜W14eの構成及び組付構成も同一であるので説明は省略する。また、駆動補助部W2の補助輪部W21(W21a〜W21e)、W22(W22a〜W22e)、W23(W23a〜W23e)、W24(W24a〜W24e)の構成及び組付構成も同一であるので説明は省略する。
次に、動力伝達部15の構成を説明する。動力伝達部15は、図4、図5に見るように、駆動部W11の枢軸X11が前方に延伸された前端部に装着された傘歯車G1、駆動部W12の枢軸X12の前端部に装着された傘歯車G4、そして、右端に傘歯車G2、左端に傘歯車G3が装着された枢軸X15から成り、傘歯車G1と傘歯車G2、傘歯車G3と傘歯車G4は夫々噛合されている。これにより、モータ軸XM1により稼働される枢軸X11の回動が、傘歯車G1、傘歯車G2、枢軸X15、傘歯車G3、傘歯車G4を介して枢軸X12に伝達される。図4に示すように枢軸X11と枢軸X12の回動方向は左右対称となる。
次に、床下部分T1bの構成を説明する。床下部分T1bは、図14〜図16に見るように、棚a〜棚eの5枚の棚と、駆動部W3から構成される。棚a〜棚eはすべて同一の構成で同一のサイズであり、背面に二カ所の凸部ta、tbを有する。凸部taは、棚a〜棚eの背面右方に垂設されるポールP1に固着され、凸部tbは棚a〜棚eの背面左方に垂設されるポールP2に固着されている。
ポールP1、P2は同一の構造を有し、背面に複数の歯を有するラックとなっている。ポールP1、P2の下端は棚eより低い位置にあり、上端は床上部分T1aの棚Aより高い位置にある(図2参照)。上端は、棚a〜棚eが床下に収納された状態で、天井CEに固定された支持パイプSP1、SP2の下端に収納されている。支持パイプSP1、SP2の下端は、リミットラインLm近傍に位置している。
図2、図14、図15に示すように、ポールP1のリミットラインLmよりやや下の部分には、ピニオンギアPg1が噛合され、床FLよりやや上の部分には、ピニオンギアPg3が噛合されている。また、ポールP2のリミットラインLmよりやや下の部分には、ピニオンギアPg2が噛合され、床FLよりやや上の部分には、ピニオンギアPg4が噛合されている。
ピニオンギアPg1とピニオンギアPg2は、モータM2によって稼働されるモータ軸XM2に固着され、モータ軸XM2によって回動させられる。ピニオンギアPg3とピニオンギアPg4は、モータM3によって稼働されるモータ軸XM3に固着され、モータ軸XM3によって回動させられる。モータM2、M3の回動は完全に同期されており、制御部CLによって制御される。なおbrは軸受である。軸受brとモータM2、M3は図示しない基盤に固着されており、駆動部W3はこれによって固定された状態にある。
棚a〜棚eは、ピニオンギアPg1、Pg3と噛合するポールP1、及びピニオンギアPg2、Pg4と噛合するポールP2によって支持されるが、支持状態を確実なものにするために、一例として、図14に示すようなストッパーSTを用いてもよい。ストッパーSTは、リレーの作用によって、ピニオンギアPg1〜Pg4が回動していないときには作用端STaが前進してポールP1、ポールP2の歯と噛合され、これにより確実にポールP1、ポールP2を支持する。すなわち、棚a〜棚eを支持する。ピニオンギアPg1〜Pg4が回動させられる際には、制御部CLからの信号で作用端STaが後退し、噛合状態が解除される。
次に、図17によって、実施例1の商品陳列棚T1の稼働システムを総覧しておく。制御部CLからの信号によって、モータM1、モータM2、モータM3が駆動される。モータM1の回動により、モータ軸XM1が回動され、枢軸X11が回動され、これによって駆動部W11の動輪部W11a〜W11eが回動される。
枢軸X11の回動は、動力伝達部15の枢軸X15を回動させ、さらに枢軸X12を回動させ、駆動部W12の動輪部W12a〜W12eを回動させる。これにより、棚A〜棚Eの昇降が行われる。動輪部W11a〜W11e、動輪部W12a〜W12eは個別に回動させることができるが、動輪部W11aと動輪部W12a、動輪部W11bと動輪部W12b、動輪部W11cと動輪部W12c、動輪部W11dと動輪部W12d、動輪部W11eと動輪部W12eは常に同期して左右対称に回動するように制御される。
これにより、棚A〜棚Eを個別に昇降させることもできるし、2枚以上の棚を同時に昇降させることも可能となる。ただ、ある棚が上昇しているのに別の棚を下降させる、すなわち反対の動きをさせることはできない。その理由は、すべての棚の昇降は、モータM1の回動によって行われるからである。また、モータM2とモータM3は常に同期するように稼働させられる。これにより、棚a〜棚eの昇降が行われる。棚a〜棚eは、常に同時に昇降させられる。さらに、棚A〜棚Eの昇降と棚a〜棚eの昇降は、完全に独立させて行うことも、同期させて行うことも可能である。
<実施例1の作用>
次に、実施例1の商品陳列棚T1の作用について説明する。商品陳列棚T1は、初期状態にては、図1に示すように、棚A〜棚Eが床上部分T1aとして床面FLより上に露出され、棚a〜eは床下部分T1bとして床面FLより下に隠れた状態にある。ここで、顧客あるいは従業員が制御部CLを操作することにより、床下部分T1bにある棚a〜eを床面FLより上に露出させるプロセスを考えてみる。
<第1の方法>
第1の方法を、図18、図19、図20によって説明する。スタートは、上記のように図1に示す状態である(ステップS100)。次に、棚A〜棚E、棚a〜棚e、つまり、すべての棚を距離Z1だけ上昇させる(ステップS101)。ここで、棚A〜棚E、棚a〜棚eは等間隔で配置されているものとし、各棚の間隔を距離Z1とする。棚Eと棚aの間隔もむろん距離Z1とする。棚A〜棚E、棚a〜棚eの上昇が一旦停止されると(ステップS102)、図18(b)に示す状態となる。なお、ここでは、棚板の厚さは無視して説明する。
次に、棚Aのみを距離Z1だけ上昇させ(ステップS103)、停止させる(ステップS104)。この状態を図18(c)に示す。ここで、リミットラインLmから棚Aまでは、距離Z1の間隔が開いている。距離Z1を25cm以上、リミットラインLmを床FLより130cm〜140cmとすることにより、この部分に見通しの効く空間が生じる。今、実施例1ではリミットラインを135cmと設定しているので、135cmを5等分して、距離Z1は27cmとなる。すると、棚Aの高さは、床FLから162cmとなり、床面FLより135cm〜162cmの間に見通しの効く空間が確保される。これだけの空間が確保されれば、成人男性、成人女性のいずれも、ほぼ店内を見渡せることになり、視線に対する障害とはならない。
また、この段階、すなわち図18(c)に示す状態にて、図18(a)の状態では床面FLより下にあった棚aが床面FLより上に露出されているので、顧客あるいは従業員はこの棚aに陳列された商品を見ることができる。望みの商品がここにあれば、停止ボタンを押す。制御部CLでは、停止ボタンが押されているか否かを判断し(ステップS105)、押されていれば運転を停止する(ステップS106)。押されていなければ、運転を続行する。
運転続行の場合には、再び棚A〜棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS107)、停止する(ステップS108)。この際、棚Aと棚Bの間隔は距離Z2である(図18d)。但し、Z2はZ1(27cm)の2倍の距離(54cm)である。さらに棚Bを距離Z1だけ上昇させ(ステップS109)、停止させる(ステップS110)。これにより、棚Aと棚Bの間隔は距離Z1となり、棚BとリミットラインLmの間の距離もZ1となる。したがって、リミットラインLmより上に、見通しの効く空間が確保されると同時に、棚a、棚bが床面FL上に露出される(図18e)。ここで再び停止ボタンが押されているか否かの判断を行う(ステップS111)。押されていれば運転を停止し(ステップS112)、押されていなければ運転を続行する。
運転続行の場合には、さらに、棚A〜棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS113)、停止する(ステップS114)。この際、棚Bと棚Cの間隔は距離Z2である(図18f)。さらに棚Cを距離Z1だけ上昇させ(ステップS115)、停止させる(ステップS116)。これにより、棚Bと棚Cの間隔は距離Z1となり、棚CとリミットラインLmの間の距離もZ1となる(図19(a))。したがって、リミットラインLmより上に、見通しの効く空間が確保されると同時に、棚a〜棚cが床面FL上に露出される。ここで、停止ボタンが押されているか否かの判断を行う(ステップS117)。押されていれば運転を停止し(ステップS118)、押されていなければ運転を続行する。
運転続行の場合には、さらに、棚A〜棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS119)、停止する(ステップS120)。この際、棚Cと棚Dの間隔は距離Z2である(図19(b))。さらに棚Dを距離Z1だけ上昇させ(ステップS121)、停止させる(ステップS122)。これにより、棚Cと棚Dの間隔は距離Z1となり、棚DとリミットラインLmの間の距離もZ1となる(図19(c))。したがって、リミットラインLmより上に、見通しの効く空間が確保されると同時に、棚a〜棚dが床面FL上に露出される。ここで、停止ボタンが押されているか否かの判断を行う(ステップS123)。押されていれば運転を停止し(ステップS124)、押されていなければ運転を続行する。
運転続行の場合には、さらに、棚A〜棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS125)、停止する(ステップS126)。この際、棚Dと棚Eの間隔は距離Z2である(図19(d))。さらに棚Eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS127)、停止させる(ステップS128)。これにより、棚Dと棚Eの間隔は距離Z1となり、棚EとリミットラインLmの間の距離もZ1となる。したがって、リミットラインLmより上に、見通しの効く空間が確保される(図19(e))。この状態で、最初床面FLより下にあった棚a〜棚eは全て床面FLより上に露出されたので、運転を終了する(ステップS129)。棚A〜棚E、棚a〜棚eを下降させる場合は、プロセスが逆になる。
<第2の方法>
次に、第2の方法を、図21、図22、図23によって説明する。スタートは、前記のように図1、図21aに示す状態である(ステップS200)。次に、棚Aのみを距離Z6だけ上昇させ(ステップS201)、停止する(ステップS202、図20b)。
ここで、Z6は、第1の方法における距離Z1(27cm)の6倍以上の距離であればよいが、ここでは、最小限である6倍の距離、すなわち162cmとする。次に、残る棚、すなわち棚B〜棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS203)、停止する(ステップS204)。これで、図21cに示す状態となる。なお、この第2の方法においても、棚板の厚さは無視して説明する。
ここで、リミットラインLmから棚Aまでは、距離Z5の間隔が開いている。
距離Z5は距離Z6から距離Z1を差し引いた値となるので、距離Z1の5倍、すなわち135cmとなる。今、実施例1ではリミットラインを135cm、距離Z1を27cmと設定しているので、棚Aの高さは床面FLから270cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、充分に見通しの効く空間が確保される。
また、この段階、すなわち図21(c)に示す状態にて、図21(a)の状態では床面FLより下にあった棚aが床面FLより上に露出される。顧客あるいは従業員は、希望の商品が棚aにあれば、停止ボタンを押す。制御部CLでは、停止ボタンが押されているか否かを判断し(ステップS205)、押されていれば運転を停止する(ステップS206)。押されていなければ、運転を続行する。
運転続行の場合には、棚Bのみを距離Z5だけ上昇させ(ステップS207)、停止する(ステップS208、図20d)。次に、残る棚、すなわち棚C〜棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS209)、停止する(ステップS210)。これで、図21eに示す状態となる。ここで、リミットラインLmから棚Bまでは、距離Z4の間隔が開いている。距離Z4は距離Z5から距離Z1を差し引いた値となるので、距離Z1の4倍、すなわち108cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、充分に見通しの効く空間が確保される。
また、この段階、すなわち図21(e)に示す状態にて、棚a、棚bが床面FLより上に露出され、この段階で停止ボタンが押されることもある。制御部CLでは、停止ボタンが押されているか否かを判断し(ステップS211)、押されていれば運転を停止する(ステップS212)。押されていなければ、運転を続行する。
運転続行の場合には、棚Cのみを距離Z4だけ上昇させ(ステップS213)、停止する(ステップS214、図21f)。次に、残る棚、すなわち棚D、棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS215)、停止する(ステップS216)。これで、図22(a)に示す状態となる。ここで、リミットラインLmから棚Cまでは、距離Z3の間隔が開いている。距離Z3は距離Z4から距離Z1を差し引いた値となるので、距離Z1の3倍、すなわち81cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、充分に見通しの効く空間が確保される。
また、この段階、すなわち図22(a)に示す状態にて、棚a〜棚cが床面FLより上に露出され、この段階で停止ボタンが押されることもある。制御部CLでは、停止ボタンが押されているか否かを判断し(ステップS217)、押されていれば運転を停止する(ステップS218)。押されていなければ、運転を続行する。
運転続行の場合には、棚Dのみを距離Z3だけ上昇させ(ステップS219)、停止する(ステップS220、図22b)。次に、残る棚、すなわち棚E、棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS221)、停止する(ステップS222)。これで、図22(c)に示す状態となる。ここで、リミットラインLmから棚Cまでは、距離Z2の間隔が開いている。距離Z2は距離Z3から距離Z1を差し引いた値となるので、距離Z1の2倍、すなわち54cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、充分に見通しの効く空間が確保される。
また、この段階、すなわち図22(c)に示す状態にて、棚a〜棚dが床面FLより上に露出され、この段階で停止ボタンが押されることもある。制御部CLでは、停止ボタンが押されているか否かを判断し(ステップS223)、押されていれば運転を停止する(ステップS224)。押されていなければ、運転を続行する。
運転続行の場合には、棚Eのみを距離Z2だけ上昇させ(ステップS225)、停止する(ステップS226、図22d)。次に、残る棚、すなわち棚a〜棚eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS227)、停止する(ステップS228)。これで、図22eに示す状態となる。ここで、リミットラインLmから棚Cまでは、距離Z1、すなわち27cmとなる。これにより、床面FLより135cm以上の位置に、高さ27cmの空間が確保されるので、視線に対する障害とはならなず、見通しの効く空間が確保される。
この状態で、最初床面FLより下にあった棚a〜棚eは全て床面FLより上に露出されたので、運転を終了する(ステップS229)。棚A〜棚E、棚a〜棚eを下降させる場合は、プロセスが逆になる。この、第2の方法によれば、第1の方法に比べて、最初の段階で棚A〜棚Dを高く上昇させなければならないが、これにより、最初の段階では、第1の方法よりもリミットラインLm上の視線の見通しを広く確保できるという利点がある。
<第3の方法>
次に、第3の方法を、図24によって説明する。スタートは、図1、図24aに示す状態である(ステップS300)。まず、棚A〜棚Eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS301)、停止する(ステップS302、図24b)。次に、棚A〜棚E、棚a〜棚e、すなわちすべての棚を距離Z5だけ上昇させ(ステップS303)、停止する(ステップS304)。これで、図24cに示す状態となり、運転を終了する(ステップS305)。なお、この第3の方法においても、棚板の厚さは無視する。
ここで、リミットラインLmから棚Eまでは、距離Z1の間隔が開いている。
今、実施例1ではリミットラインを135cm、距離Z1を27cmと設定しているので、棚Eの高さは床面FLから162cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、高さ27cmの充分に見通しの効く空間が確保される。なお、この第3の方法においては、棚A〜棚Eは個別に動くことがないので、駆動部W1の構成を第1の方法、第2の方法より簡略化することが可能である。すなわち、駆動輪部を左右一対ですますことが可能となる。
あるいは、この第3の方法と同様の作用効果は、図28(a)に示す構成の商品陳列棚T2を用いてももたらすことが可能である。商品陳列棚T2は、棚a〜棚eは商品陳列棚T1同様ピニオンラック機構を用いた駆動部W3で昇降させられるが、棚A〜棚Eもピニオンラック機構を用いた駆動部W4で昇降させられる構成である。すなわち、棚A〜棚Eは個別に動く必要がないので、駆動部W4により同時に昇降される。
<第4の方法>
次に、第4の方法を、図25によって説明する。スタートは、図1、図25aに示す状態である(ステップS400)。まず、棚A〜棚E、棚a〜棚e、すなわちすべての棚を距離Z5だけ上昇させ(ステップS401)、停止する(ステップS402、図25b)。次に、棚A〜棚Eを距離Z1だけ上昇させ(ステップS403)、停止する(ステップS404)。これで、図25cに示す状態となり、運転を終了する(ステップS405)。なお、この第4の方法においても、棚板の厚さは無視する。
ここで、リミットラインLmから棚Eまでは、距離Z1の間隔が開いている。
今、実施例1ではリミットラインを135cm、距離Z1を27cmと設定しているので、棚Eの高さは床面FLから162cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、高さ27cmの充分に見通しの効く空間が確保される。なお、この第4の方法においても、棚A〜棚Eは個別に動くことがないので、駆動部W1の構成を第1の方法、第2の方法より簡略化することが可能である。すなわち、駆動輪部を左右一対ですますことが可能となる。また、この第4の方法と同様の作用効果は、第3の方法の場合と同じく図28(a)に示す構成の商品陳列棚T2を用いてももたらすことが可能である。
<第5の方法>
次に、第5の方法を、図26によって説明する。スタートは、図1、図26aに示す状態である(ステップS500)。まず、棚A〜棚Eを距離Z6だけ上昇させ(ステップS501)、停止する(ステップS502、図26b)。次に、棚a〜棚eを距離Z5だけ上昇させ(ステップS503)、停止する(ステップS504)。これで、図26cに示す状態となる。なお、この第5の方法においても、棚板の厚さは無視する。
ここで、リミットラインLmから棚Eまでは、距離Z1の間隔が開いている。
今、実施例1ではリミットラインを135cm、距離Z1を27cmと設定しているので、棚Eの高さは床面FLから162cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、高さ27cmの充分に見通しの効く空間が確保される。なお、この第5の方法においても、棚A〜棚Eは個別に動くことがないので、駆動部W1の構成を第1の方法、第2の方法より簡略化することが可能である。すなわち、駆動輪部を左右一対ですますことが可能となる。また、この第5の方法と同様の作用効果は、第3の方法、第4の方法の場合と同じく図28(a)に示す構成の商品陳列棚T2を用いてももたらすことが可能である。
<第6の方法>
次に、第6の方法を、図27によって説明する。スタートは図26aに示す状態で(ステップS600)、図1に示す状態よりあらかじめ棚a〜棚eが距離Z1だけ下に下がった状態、すなわち、棚Eと棚aの距離がZ2となった状態からはじめ、棚A〜棚E、棚a〜棚e、すなわちすべての棚を一気に距離Z6だけ上昇させ(ステップS601)、停止する(ステップS602)。これで、図27bに示す状態となる。なお、この第6の方法においても、棚板の厚さは無視する。
ここで、リミットラインLmから棚Eまでは、当然距離Z1の間隔が開いている。今、実施例1ではリミットラインを135cm、距離Z1を27cmと設定しているので、棚Eの高さは床面FLから162cmとなり、床面FLより135cm以上の位置に、高さ27cmの充分に見通しの効く空間が確保される。なお、この第5の方法においても、棚A〜棚Eは個別に動くことがないので、駆動部W1の構成を第1の方法、第2の方法より簡略化することが可能である。すなわち、駆動輪部を左右一対ですますことが可能となる。
また、この第6の方法においては、図28(b)に示す商品陳列棚T3のように、棚A〜棚e、棚a〜棚eの全部を同時に昇降させる構成を考えることも可能である。すなわち、商品陳列棚T3においては、棚A〜棚e、棚a〜棚eを、スプロケットとチェーンを組み合わせた駆動部W100と駆動補助部W200によって同時に昇降させる。棚Eと棚aの間には距離Z2があらかじめ設けられているので、棚a〜棚eがすべて床面FL上に露出された場合には、リミットラインLmと棚Eの間に、図27(b)と同様距離Z1の空間が生じるのである。
また、同様の作用及び効果を実現するために、図28(c)に示すような構成を採ることもできる。図28(c)の商品陳列棚T4においては、棚A〜棚E、棚a〜棚eがピニオンラック機構を用いた駆動部W300によって同時に昇降させられる。商品陳列棚T4においても、棚Eと棚aの間には距離Z2があらかじめ設けられているので、棚a〜棚eがすべて床面FL上に露出された場合には、リミットラインLmと棚Eの間に、図27(b)と同様距離Z1の空間が生じるのである。
本発明は、営業時間が長く販売員の少ない小規模小売店舗において、これまでは相矛盾していると考えられていた防犯セキュリティ向上の問題と陳列商品点数を増加させるという問題を、矛盾なく解決できる構成の商品陳列棚を提供するものであり、特にコンビニエンスストア業界において、画期的な改革をもたらす可能性を有している。
コンビニエンスストアにては、外食産業におけるイートイン、あるいはドライブスルーのように、自動車から降りずに店舗の一部に設けられた窓口にて商品を購入できる方式の導入も考えられ、これは顧客にとっても便利で、店側においても売上げの増強の有力な手段となるものであるが、現況の商品陳列方法では、このような設備を設けた場合、店舗内に売場面積がさらに狭まり、結果として陳列できる商品の点数がさらに減るというジレンマを招くことになり、このような方式の導入が難しい大きな理由がここにあった。
しかるに、本発明の商品陳列棚を導入すれば、陳列できる商品点数が飛躍的に増える結果、店舗の一部をイートイン、あるいはドライブスルーのための設備の設営に当てる余裕が生じる。この結果、顧客には便利で、売上げの増大も見込め、コンビニエンスストア業界において、画期的なスタイルを導入できることとなる。このように、本発明は、これまでの常識を破った店舗スタイル、販売方式の確立に大きく寄与できるものである。
コンビニエンスストアにおいては、店舗設計や業務遂行方法において、各種アイデアが出尽くして革新的な変化が望めない状態が続いていたが、本発明の商品陳列棚が普及することによって、商品点数を大幅に増加できるにもかかわらずセキュリティ面での安全性が損なわれることがないという効果がもたらされるので、当該業界においてはまさに新しい波を呼ぶ変革が実現されると言え、産業上のプラスの効果はまことに大きなものがあると期待される。
1 スプロケット
10 本体
10a 円弧状溝
10b 円弧状溝
101 歯
11 軸受部
11a 中心孔
2 クラッチ
20 本体
20a 中心孔
21 ブレーキ部
21a ブレーキリング
22 ガイド部
23 溝部
3 軸受
30 本体
30a 中心孔
31 ストッパー
32 リング部
32a 螺子孔
32b 螺子孔
4 軸受
40 本体
40a 中心孔
41 リング部
41a 螺子孔
5 軸受
50 本体
50a 中心孔
51 リング部
51a 螺子孔
6 リレー
60 本体
60a スリット
61 作用部
611 前腕
611a ブレーキ
612 後腕
612a ローラ
7 スプロケット
701 歯
70 本体
71 軸受部
71a 中心孔
8 軸受
80 本体
80a 中心孔
81 リング部
81a 螺子孔
9 軸受
90 本体
90a 中心孔
91 リング部
91a 螺子孔
A 棚
A0 本体
A1 凸部
A2 凸部
A3 凸部
A4 凸部
B 棚
B0 本体
B1 凸部
B2 凸部
B3 凸部
B4 凸部
BB ボールベアリング
C 棚
C0 本体
C1 凸部
C2 凸部
C3 凸部
C4 凸部
CA1 チェーン
CA2 チェーン
CA3 チェーン
CA4 チェーン
CB1 チェーン
CB2 チェーン
CB3 チェーン
CB4 チェーン
CD1 チェーン
CD2 チェーン
CD3 チェーン
CD4 チェーン
CE 天井
CE1 チェーン
CE2 チェーン
CE3 チェーン
CE4 チェーン
CL 制御部
D 棚
D0 本体
D1 凸部
D2 凸部
D3 凸部
D4 凸部
E 棚
E0 本体
E1 凸部
E2 凸部
E3 凸部
E4 凸部
FL 床面
G 商品
G1 傘歯車
G2 傘歯車
G3 傘歯車
G4 傘歯車
GD ガード板
Lm リミットライン
M1 モータ
M2 モータ
M3 モータ
P1 ポール
P2 ポール
Pg1 ピニオンギア
Pg2 ピニオンギア
Pg3 ピニオンギア
Pg4 ピニオンギア
SP1 支持パイプ
SP2 支持パイプ
ST ストッパー
STa 作用端
T1 商品陳列棚
T2 商品陳列棚
T3 商品陳列棚
T4 商品陳列棚
T1a 床上部分
T1b 床下部分
W1 駆動部
W11 駆動部
W11a 動輪部
W11b 動輪部
W11c 動輪部
W11d 動輪部
W11e 動輪部
W12 駆動部
W12a 動輪部
W12b 動輪部
W12c 動輪部
W12d 動輪部
W12e 動輪部
W13 駆動補助部
W13a 補助輪部
W13b 補助輪部
W13c 補助輪部
W13d 補助輪部
W13e 補助輪部
W14 駆動補助部
W14a 補助輪部
W14b 補助輪部
W14c 補助輪部
W14d 補助輪部
W14e 補助輪部
W15 動力伝達部
W2 駆動補助部
W21 駆動補助部
W21a 補助輪部
W21b 補助輪部
W21c 補助輪部
W21d 補助輪部
W21e 補助輪部
W22 駆動補助部
W22a 補助輪部
W22b 補助輪部
W22c 補助輪部
W22d 補助輪部
W22e 補助輪部
W23 駆動補助部
W23a 補助輪部
W23b 補助輪部
W23c 補助輪部
W23d 補助輪部
W23e 補助輪部
W24 駆動補助部
W24a 補助輪部
W24b 補助輪部
W24c 補助輪部
W24d 補助輪部
W24e 補助輪部
W3 駆動部
W300 駆動部
W4 駆動部
X11 枢軸
X12 枢軸
X13 枢軸
X14 枢軸
X15 枢軸
X21 枢軸
X22 枢軸
XM1 モータ軸
XM2 モータ軸
XM3 モータ軸
Xα 方向
Xβ 方向
Z1 距離
Z2 距離
Z3 距離
Z4 距離
Z5 距離
Z6 距離
a 棚
b 棚
br 軸受
c 棚
d 棚
e 棚
s1 凹部
s2 凹部
s3 凹部
sb 鋼球
sp1 スプライン
sp2 スプライン
sp3 スプライン
ta 凸部
tb 凸部
x1 枢軸
x1a 螺子孔
x1b 螺子孔
x1c 螺子孔
x1d 螺子孔
x1e 螺子孔
x1f 螺子孔
x1g 螺子孔
x1h 螺子孔
x10 本体
x11 嵌合部
x12 嵌合部
x2 枢軸
x2g 螺子孔
x2h 螺子孔
x3a 螺子孔
x3b 螺子孔
x22 嵌合部
x30 本体
xMa 螺子孔
xMb 螺子孔


Claims (9)

  1. 小売店舗における複数の棚板を有する商品陳列棚であって、棚の一部を床下に収納し、必要に応じて該商品陳列棚の全体、あるいは一部を昇降させて床下に収納された棚を床上に露出させることができる構成であり、さらに、商品を陳列した状態で、該商品陳列棚の全体あるいは一部の昇降が停止されたときに、該商品陳列棚の床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保されるように該商品陳列棚の全体あるいは一部の昇降が制御される構成であることを特徴とする商品陳列棚。
  2. 複数の棚板の夫々が個別に昇降される構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列棚。
  3. 複数の棚板の一部が夫々個別に昇降され、一部が同時に昇降される構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列棚。
  4. 複数の棚板の全部が同時に昇降され、床上部分の棚板の最下段の棚板と床下部分の最上段の棚板の間に、商品を陳列した状態にて高さが少なくとも25cm以上の空間を確保されており、棚板を上昇させる際には、床上部分の棚板と床下部分の棚板の全てを上昇させることにより、棚板の上昇が停止されたときに、床面より高さ130cm以上165cm以下の部分に、高さが少なくとも25cm以上の見通しが可能な空間が確保されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列棚。
  5. 棚板を個別に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸に、各棚板を昇降させるチェーンが巻回されるスプロケットを夫々の棚板毎に有しており、該スプロケットは非駆動時には中心孔に装着されたボールベアリングとブレーキ装置によって回動を阻止されており、駆動時にはブレーキ装置が解除されると同時に枢軸にスプラインで噛合するクラッチがスプロケットに押圧されてスプロケットを回動させ、もって夫々の棚板を他の棚板から独立して昇降させる機構を有することを特徴とする、請求項2あるいは請求項3に記載の商品陳列棚。
  6. 棚板を個別に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸に、各棚板を昇降させるラックに噛合されるピニオンを夫々の棚板毎に有しており、該ピニオンは非駆動時には中心孔に装着されたボールベアリングとブレーキ装置によって回動を阻止されており、駆動時にはブレーキ装置が解除されると同時に枢軸にスプラインで噛合するクラッチがピニオンに押圧されてピニオンを回動させ、もって夫々の棚板を他の棚板から独立して昇降させる機構を有することを特徴とする、請求項2あるいは請求項3に記載の商品陳列棚。
  7. 棚板を同時に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸と、該枢軸に固定されて回動されるスプロケットと、該スプロケットに巻回され複数の棚板を連結するチェーンよりなることを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の商品陳列棚。
  8. 棚板を同時に昇降させる構成が、駆動源により回動される枢軸と、該枢軸に固定されて回動されるピニオンと、該ピニオンに噛合され複数の棚板を連結するラックよりなることを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の商品陳列棚。
  9. 棚板を同時に昇降させる構成が、駆動源により回動されるボールねじ軸と、夫々の棚板に固定され上記ボールねじ軸に装着されて直線運動される複数のボールねじナットとからなることを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の商品陳列棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106880225A (zh) * 2017-03-21 2017-06-23 安徽卓航展示用品有限公司 旋转升降货架
CN106954980A (zh) * 2017-03-21 2017-07-18 安徽卓航展示用品有限公司 旋转升降货架
CN107007077A (zh) * 2017-03-21 2017-08-04 安徽卓航展示用品有限公司 可调节旋转升降货架

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