JP2015204735A - スイッチング回路、およびスイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング回路、およびスイッチング電源装置 Download PDF

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新一 澤田
隆之 清水
Takayuki Shimizu
隆之 清水
和貴 武田
Kazutaka Takeda
和貴 武田
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Abstract

【課題】ターンオン損失とターンオフ損失を共に低減することが可能となるスイッチング回路を提供する。
【解決手段】入力電圧に接続されたスイッチを有し、前記入力電圧に接続された負荷の通電を前記スイッチによりオンオフさせるスイッチング回路において、前記負荷と前記スイッチと共に直列に接続された1次巻線と、所定の電圧にダイオードを介して接続された2次巻線とを有したフライバックトランスと、前記スイッチがオフのときに充電されるスナバコンデンサーと、を備えるスイッチング回路としている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、スイッチング回路に関する。
従来、電気製品にはほとんどスイッチング電源装置(例えば特許文献1〜3)が使用されている。しかしながら、スイッチング電源装置の電力損失は製品内部の温度上昇を招き半導体や接合部の信頼性を低下させ、且つ製品小型化を阻害する主要因になっている。
以下、従来のスイッチング電源装置におけるスイッチング損失の課題について説明する。
特開平10−178777号公報 特開平10−248254号公報 特開平11−178341号公報
従来例に係るフライバックコンバータの構成図を図8に示す。また、図8に示すフライバックコンバータにおける電流連続モードでの各種波形とスイッチング損失を図9に示す。
もし図8においてスナバコンデンサーC1を設けない場合、スイッチQ1のターンオン状態からターンオフへ移行する変遷では、スイッチQ1の電流が最大点でターンオフし、スイッチQ1の電圧が急激に上昇するので、ターンオフ時のスイッチQ1の電圧・電流の重なりが大きくスイッチング損失(ターンオフ損失)が大きくなる。また、スイッチQ1の電圧の上昇傾斜dv/dtも高速でEMI(Electro-Magnetic Interference)を増大させる。
この対策として一般的にスイッチQ1の両端にスナバコンデンサーC1を追加する方法が採られている。スナバコンデンサーC1を追加する効果としては、スイッチQ1のターンオフでトランスT1を励磁する負荷電流Iswが遮断されたとき、負荷電流IswはスナバコンデンサーC1を充電するので、スイッチQ1の電圧は緩やかに立ち上がり、スイッチQ1の電圧・電流の重なりが小さくなり、ターンオフ損失が低減される。また、スイッチQ1の電圧の立ち上がり傾斜dv/dtが緩やかになりEMIも低減される。
しかしながら、スナバコンデンサーC1追加対策の弊害として、スイッチQ1のターンオン時に負荷電流Iswに重畳してスナバコンデンサーC1の電荷を放電する電流iC1が流れ、スイッチQ1の電圧の降下と重なり、ターンオン損失が激増する問題が残る。
従って、スナバコンデンサーC1の追加でターンオフ損失は低減するが逆にターンオン損失が増加するトレードオフの関係となるからターンオン損失低減が課題である。
また、図10には、図8に示すフライバックコンバータを電流臨界モードで動作させた場合の波形とスイッチング損失を示す。ここでは、2次側に励磁エネルギー放出後(2次側のダイオードD1の電流iD1がゼロになった後)にスナバコンデンサーC1とトランスT1の1次巻線インダクタンスLp1で共振振動し、この共振電圧最下点でターンオンさせる疑似電圧共振と言われる方式であり、スナバコンデンサーC1の電圧を0V(電荷が無し)でターンオンでき、スイッチQ1のターンオン損失をほぼゼロにできる。
共振電圧最下点VC1minは、VC1min=Vin−(Vo×Np/Ns)(但し、Vin:入力電圧、Vo:出力電圧、Np:トランスT1の1次巻線の巻き数、Ns:トランスT1の2次巻線の巻き数)の関係で、入力電圧Vinの最適点においてスナバコンデンサーC1の電圧は0Vにすることができる。しかしながら、図11で示すように入力電圧Vinが高い条件では、共振電圧最下点でもスナバコンデンサーC1の電圧は0Vには下がれず、スナバコンデンサーC1に電荷が残留したままターンオンすることになる。このとき、負荷電流Iswに重畳してスナバコンデンサーC1からの放電電流iC1がスイッチQ1に流れ、ターンオン損失が増大する問題点が残る。
また、従来例に係るフォワードコンバータの構成を図12に示し、その動作波形とスイッチング損失を図13に示す。フォワードコンバータについても、ターンオフのスイッチング損失低減とEMI低減を目的にスイッチQ1両端にスナバコンデンサーC1を追加する対策は一般的であり、ターンオン損失が増大する弊害もフライバックコンバータと同様である。
また、図示は省略するが、昇圧ブーストコンバータ、降圧バックコンバータ、ブリッジコンバータにおいても、スナバコンデンサーの追加によるターンオフ損失低減に対してターンオン損失増加のトレードオフの関係にあり、フライバックコンバータやフォワードコンバータと同様にやはりターンオン損失の低減が課題である。
以上のように各コンバータ方式ともにスナバコンデンサーの電荷放電によるスイッチのターンオン損失を低減することが課題であることが分かる。
次に、従来の基本的な電流共振スイッチング回路の構成を図14に示す。図14に示す電流共振スイッチング回路100は、インダクターL1およびスナバコンデンサーC1による共振周期が一定でありスイッチQ1のオン時間には制約がある。
この電流共振スイッチング回路100を各種方式の周波数固定PWMコンバータに採用して動作させた場合、図15で示すように、スイッチQ1のターンオンにおいてはインダクターL1の電流遅れ作用でスイッチQ1の電圧はいち早く0Vになり、負荷電流IswとスナバコンデンサーC1の放電電流iC1とが重畳されてスイッチQ1に流れる電流は0Aから立ち上がるZCS(ゼロ電流スイッチング)ターンオンとなりターンオン損失を低減できる。
しかしながら、スイッチQ1のターンオフでは、負荷電流Iswが遮断されたときインダクターL1の励磁エネルギーはスイッチQ1端子間寄生容量Cpと共振し、Q1電圧はVQ1=Vin+Isw×√(L1/Cp)で発生する大きな振動電圧で跳ね上がり、ターンオフ損失とスイッチQ1の電圧ストレスが増大する。
よって、周波数固定PWMコンバータで使用するにはターンオフ時のスイッチQ1の電圧上昇を抑えることが課題である。
上記状況に鑑み、本発明は、ターンオン損失とターンオフ損失を共に低減することが可能となるスイッチング回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係るスイッチング回路は、入力電圧に接続されたスイッチを有し、前記入力電圧に接続された負荷の通電を前記スイッチによりオンオフさせるスイッチング回路において、
前記負荷と前記スイッチと共に直列に接続された1次巻線と、所定の電圧にダイオードを介して接続された2次巻線とを有したフライバックトランスと、
前記スイッチがオフのときに充電されるスナバコンデンサーと、を備える構成としている。
このような構成によれば、スイッチのターンオン時にフライバックトランスの1次巻線インダクタンスの電流遅れ作用によりスイッチ電圧がいち早く0Vに低下し、スイッチ電流は0Aから立ち上がるZCS(ゼロ電流スイッチング)ターンオンが実現され、ターンオン損失を低減できる。
また、スイッチのターンオン期間中は負荷電流が流れてフライバックトランスの1次巻線が励磁され、ターンオフにより負荷電流と1次巻線の励磁は遮断され、フライバックトランスの2次巻線からフライバックエネルギーが出力される。このとき、1次巻線の電圧は、2次巻線に接続された所定の電圧とフライバックトランスの巻き数比により決まる電圧にクランプされるので、スイッチ電圧はスナバコンデンサー電圧と上記クランプされる電圧により決まる電圧となる。従って、スイッチ電圧の跳ね上がりを抑制することができ、ターンオフ損失を低減することができる。
また、上記構成において、前記スイッチのターンオフのときに発生する前記2次巻線および前記ダイオードに流れるフライバック電流を前記ターンオフ期間中にゼロまで低下させる構成としてもよい。
このような構成によれば、ターンオフ期間中にフライバックトランスの磁束をリセットさせ、次のサイクルのターンオン時にスイッチ電流をゼロから立ち上げることができ、ZCSターンオンを継続させてスイッチング損失を低減できる。
また、上記いずれかの構成において、前記スイッチのターンオンのときに前記スナバコンデンサーから前記1次巻線とで直列共振する共振電流を前記負荷に流れる負荷電流に重畳して流し、
且つ前記共振電流が最大点を通過後に前記2次巻線からフライバックエネルギーを出力させる構成としてもよい。
また、上記いずれかの構成において、前記スナバコンデンサーに並列に接続された転流用ダイオードを更に備え、
前記スイッチのターンオンのときに前記スナバコンデンサーから前記1次巻線とで直列共振する共振電流を前記負荷に流れる負荷電流に重畳して流し、
前記共振電流の最大点以降は前記転流用ダイオード、前記1次巻線、及び前記スイッチの電流ループで転流させる構成としてもよい。
このような構成によれば、転流させることでフライバックトランスの1次巻線電圧を転流用ダイオードでクランプさせ、2次巻線からフライバックエネルギーは出力させない。また、負荷が主トランスである場合、主トランスの1次巻線電圧=入力電圧に抑えられ、主トランスの2次側に配される整流ダイオードの逆電圧を低減できる。
また、上記いずれかの構成において、前記スナバコンデンサーは、前記1次巻線と前記スイッチとの直列接続構成の両端部に並列に接続される、又は前記負荷の両端部に並列に接続される構成としてもよい。
また、本発明の一態様に係るスイッチング電源装置は、入力電圧に接続された負荷と、上記いずれかの構成としたスイッチング回路と、を備える構成としている。
本発明のスイッチング回路によると、ターンオン損失とターンオフ損失を共に低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るフライバックコンバータの構成図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るフライバックコンバータの構成図である。 本発明の第1実施形態に係るフライバックコンバータの動作波形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るフォワードコンバータの構成図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るフォワードコンバータの構成図である。 本発明の第2実施形態に係るフォワードコンバータの動作波形例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る昇圧型PFCコンバータの構成図である。 本発明の第3実施形態の変形例に係る昇圧型PFCコンバータの構成図である。 本発明の第3実施形態に係る昇圧型PFCコンバータの動作波形例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る降圧バックコンバータの構成図である。 本発明の第4実施形態の変形例に係る降圧バックコンバータの構成図である。 従来例に係るフライバックコンバータの構成図である。 図8に示すフライバックコンバータにおける電流連続モードでの各種波形とスイッチング損失を例示する図である。 図8に示すフライバックコンバータを電流臨界モードで動作させた場合の各種波形とスイッチング損失を例示する図である。 図8に示すフライバックコンバータを電流臨界モードで動作させた場合の各種波形とスイッチング損失を例示する図である。 従来例に係るフォワードコンバータの構成図である。 図12に示すフォワードコンバータの動作波形とスイッチング損失を例示する図である。 従来の基本的な電流共振スイッチング回路の構成を示す図である。 図14に示すスイッチング回路の動作波形とスイッチング損失を例示する図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、本発明に係るスイッチング回路を電流連続モードでのフライバックコンバータに適用した実施例である。本実施形態に係るスイッチング回路を備えたフライバックコンバータの構成を図1Aに示す。
図1Aに示すスイッチング回路10は、スイッチQ1、フライバックトランスT2、ダイオードD2、およびスナバコンデンサーC1を備えている(なお、ダイオードD3を追加する構成については後述する)。
入力電圧Vinには主トランスT1(負荷の一例)の1次巻線とスイッチQ1が接続され、主トランスT1の1次巻線とスイッチQ1の間に小型のフライバックトランスT2の1次巻線を直列に挿入している。そして、フライバックトランスT2の1次巻線とスイッチQ1の直列接続構成の両端にスナバコンデンサーC1を並列に接続している。
主トランスT1、フライバックトランスT2の1次巻線インダクタンスLp1とLp2については、Lp1>>Lp2とし、各トランスの励磁エネルギーはW=1/2・Lp・Isw2であるから主トランスT1の励磁エネルギー>>フライバックトランスT2の励磁エネルギーとなり、フライバックトランスT2は形状を小型化できる。
また、フライバックトランスT2の2次巻線はフライバックエネルギーを取り出せる巻線方向としており、当該2次巻線はダイオードD2を介して、一例として主トランスT1の出力電圧Voに並列に接続される。なお、フライバックトランスT2の2次巻線は、出力電圧Voに限らず、例えば任意の入力電源に接続してもよいし、任意の電圧に接続可能である。
以上の構成としたスイッチ回路10を含めたフライバックコンバータの動作波形を図2に示し、動作の詳細を以下説明する。
スイッチQ1のターンオン時においては、負荷電流Isw(主トランスT1の励磁電流)が立ち上がり、これに重畳してスナバコンデンサーC1の放電電流iC1が流れる。このときフライバックトランスT2の1次巻線インダクタンスLp2が直列に挿入されているからインダクターの電流遅れ作用により、スイッチQ1の電圧はいち早く0Vに低下し、スイッチQ1の電流は0Aから立ち上がりZCSターンオンとなる。これにより、ターンオン損失が低減される。
また、スナバコンデンサーC1の放電電流iC1は負荷電流Iswに重畳して流れ、フライバックトランスT2の1次巻線インダクタンスLp2と直列共振しながら0Aから上昇し共振電流の最大点までフライバックトランスT2の1次巻線を励磁する。そして、放電電流iC1が最大点を越えて降下方向になったとき、フライバックトランスT2の2次巻線から第1のフライバックエネルギーが出力され、スナバコンデンサーC1の電荷が回生される(電流Is2が流れる)。
続くスイッチQ1のターンオン期間では、負荷電流Iswで直列接続の主トランスT1とフライバックトランスT2を励磁し、このとき各トランスの1次巻線電圧は入力電圧Vinを各インダクタンスLp1、Lp2で分圧された電圧となる。励磁されているからスイッチQ1のターンオフでは主トランスT1の2次巻線から主フライバックエネルギーが出力され(電流Is1が流れる)、フライバックトランスT2の2次巻線からは第2のフライバックエネルギーが同じく出力される(電流Is2が流れる)。
主トランスT1の2次巻線から出力される電流Is1は電流連続モードであるが、フライバックトランスT2の2次巻線から出力される電流Is2がターンオフ期間中にゼロに低下する電流不連続モードになるように2次巻線インダクタンスLs2と巻数比を設定する。これにより、フライバックトランスT2の磁束をリセットさせ、次のスイッチングサイクルのターンオン時にフライバックトランスT2の1次巻線電流が再び0Aから立ち上がれるように動作し、ターンオン時のZCSターンオンを継続させスイッチング損失を低減している。
また、フライバックトランスT2の1次巻線の励磁エネルギーを2次巻線に誘導させ出力電圧Voに接続することによって、スイッチQ1のターンオフのとき、フライバックトランスT2の1次巻線電圧はVlp2=Vo×Np/Ns(但し、Np、Ns:フライバックトランスT2の1次、2次巻線の巻き数)でクランプされる。よって、スイッチQ1の電圧はVQ1=VC1+Vo×Np/Ns(但し、VC1:スナバコンデンサーC1の電圧)となり、電圧の跳ね上がりを抑えることができ、ターンオフ損失を低減できる。例えば出力電圧Vo=12Vに接続し、巻数比Np/Ns=1:1に設定すればスイッチQ1の電圧はVQ1=VC1+12Vにクランプできる。
以上のように、本実施形態によれば、ターンオン損失、ターンオフ損失を共に低減することが可能となる。これにより、スイッチング周波数の高周波化も可能となる。
また、上記説明した動作に対してスナバコンデンサーC1の電荷の別の回生方法として、ダイオードD3をスナバコンデンサーC1に並列に接続する実施形態を採ることもできる(図1Aの破線部)。
この場合、スイッチQ1のターンオン時に、スナバコンデンサーC1の放電電流iC1が電流最大点を境にスナバコンデンサーC1、フライバックトランスT2、スイッチQ1の電流ループからダイオードD3、フライバックトランスT2、スイッチQ1の電流ループでの転流に移行する(図2の破線部)。
その結果、フライバックトランスT2の1次巻線電圧はダイオードD3でクランプされるから、フライバックトランスT2の2次巻線からは第1のフライバックエネルギーは出力されず、電流Is2は流れない。また、フライバックトランスT2の1次巻線がダイオードD3でクランプされることで、主トランスT1の1次巻線電圧はフライバックトランスT2との分圧にならずVLp1=Vinが印加され、主トランスT1の励磁エネルギーはその分増加する。よって、間接的にスナバコンデンサーC1の電荷が主トランスT1の励磁エネルギーとなり、スイッチQ1のターンオフ時に主トランスT1の2次巻線から回生される。
また、ダイオードD3を追加しない構成(第1のフライバックエネルギーを出力させる構成)では、スイッチQ1のターンオン時に主トランスT1の1次巻線電圧はVLp1=Vin+Vo×Np/Ns(但し、Np、Ns:フライバックトランスT2の1次、2次巻線の巻き数)が最大電圧で印加される。これに対し、ダイオードD3を追加した構成では、主トランスT1の1次巻線電圧はVLp1=Vinとなり、主トランスT1の2次側に配された整流ダイオードD1の逆電圧を低減できる効果がある。
なお、図2の動作波形は電流連続モードであるが、擬似共振モードや電流不連続モードに適用することも可能である。
また、スナバコンデンサーを設ける位置については、図1Bに示すように、主トランスT1の1次巻線の両端部に並列接続したり(スナバコンデンサーC1’)、主トランスT1の2次側に配されたダイオードD1の両端部に並列接続したり(スナバコンデンサーC1’ ’)、主トランスT1の2次巻線の両端部に並列接続しても(スナバコンデンサーC1’ ’ ’)、同様の効果を得ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、本発明に係るスイッチング回路をフォワードコンバータに適用した実施例となる。本実施形態に係るフォワードコンバータの構成を図3Aに示し、当該フォワードコンバータの動作波形を図4に示す。
図3に示す本実施形態に係るスイッチング回路15は、第1実施形態に係るスイッチング回路10(図1A)と同様の構成であり、スイッチQ1のZCSターンオン原理、スナバコンデンサーC1の電荷回生による第1のフライバックエネルギー出力、および第2のフライバックエネルギー出力の原理、およびターンオフ時のスイッチQ1電圧のクランプの原理については第1実施形態と同様であり、ここでは詳述は省く。また、スナバコンデンサーC1の放電電流を転流させるダイオードD4をスナバコンデンサーC1と並列に接続してもよいのも第1実施形態と同様である(図3Aの破線部)。
また、スナバコンデンサーを設ける位置については、図3Bに示すように、主トランスT1の1次巻線の両端部に並列接続したり(スナバコンデンサーC1’)、主トランスT1の2次側に配されたダイオードD1又はD2の両端部に並列接続しても(スナバコンデンサーC1’ ’、スナバコンデンサーC1’ ’ ’)、同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、本発明に係るスイッチング回路を昇圧型PFCコンバータに適用した実施例となる。本実施形態に係る昇圧型PFCコンバータの構成を図5に示し、当該コンバータの電流連続モードでの動作波形を図6に示す。
図5Aに示す昇圧型PFCコンバータは、昇圧コイルL1、整流ダイオードD1、及び平滑コンデンサーCoutに加えて、スイッチング回路20を備えている。そして、昇圧型PFCコンバータの出力をDC/DCコンバータ21に入力させている。
スイッチング回路20は、第1実施形態に係るスイッチング回路10(図1A)と同様の構成である。図5Aでは、フライバックトランスT2の2次側をDC/DCコンバータ21の出力電圧Voに接続しているが、昇圧型PFCコンバータの出力電圧に接続してもよい。また、転流用のダイオードD3をスナバコンデンサーC1に並列接続してもよい(図5の破線部)。
本実施形態の動作原理は、フライバックコンバータと等価であるのでここでは詳述を省く。なお、擬似共振モードでも同様の効果となる。
また、スナバコンデンサーを設ける位置については、図5Bに示すように、昇圧コイルL1の両端部に並列接続したり(スナバコンデンサーC1’)、整流ダイオードD1の両端部に並列接続しても(スナバコンデンサーC1’ ’)、同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、本発明に係るスイッチング回路を降圧バックコンバータに適用した実施例となる。本実施形態に係る降圧バックコンバータの構成を図7Aに示す。
図7に示す降圧バックコンバータは、降圧コイルL1、整流ダイオードD1、及び平滑コンデンサーCoutに加えて、スイッチング回路25を備えている。フライバックトランスT2の2次側は出力電圧Voに接続している。
スイッチング回路25は、第1実施形態に係るスイッチング回路10(図1A)と同様の構成である。また、転流用のダイオードD3をスナバコンデンサーC1に並列接続してもよい(図7Aの破線部)。
本実施形態の動作原理は、フォワードコンバータと等価であるのでここでは詳述を省く。
また、スナバコンデンサーを設ける位置については、図7Bに示すように、整流ダイオードD1の両端部に並列接続しても(スナバコンデンサーC1 ’)、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
例えば、本発明に係るスイッチング回路は、以上説明したコンバータの他、例えばブリッジコンバータなど多くの方式のスイッチング電源装置に適用することが可能である。
10 スイッチング回路
T1 主トランス
T2 フライバックトランス
Q1 スイッチ
C1 スナバコンデンサー

Claims (6)

  1. 入力電圧に接続されたスイッチを有し、前記入力電圧に接続された負荷の通電を前記スイッチによりオンオフさせるスイッチング回路において、
    前記負荷と前記スイッチと共に直列に接続された1次巻線と、所定の電圧にダイオードを介して接続された2次巻線とを有したフライバックトランスと、
    前記スイッチがオフのときに充電されるスナバコンデンサーと、
    を備えるスイッチング回路。
  2. 前記スイッチのターンオフのときに発生する前記2次巻線および前記ダイオードに流れるフライバック電流を前記ターンオフ期間中にゼロまで低下させることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング回路。
  3. 前記スイッチのターンオンのときに前記スナバコンデンサーから前記1次巻線とで直列共振する共振電流を前記負荷に流れる負荷電流に重畳して流し、
    且つ前記共振電流が最大点を通過後に前記2次巻線からフライバックエネルギーを出力させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチング回路。
  4. 前記スナバコンデンサーに並列に接続された転流用ダイオードを更に備え、
    前記スイッチのターンオンのときに前記スナバコンデンサーから前記1次巻線とで直列共振する共振電流を前記負荷に流れる負荷電流に重畳して流し、
    前記共振電流の最大点以降は前記転流用ダイオード、前記1次巻線、及び前記スイッチの電流ループで転流させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチング回路。
  5. 前記スナバコンデンサーは、前記1次巻線と前記スイッチとの直列接続構成の両端部に並列に接続される、又は前記負荷の両端部に並列に接続されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のスイッチング回路。
  6. 入力電圧に接続された負荷と、請求項1〜請求億5のいずれか1項に記載のスイッチング回路と、を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
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CN108472482A (zh) * 2015-12-28 2018-08-31 艾诺奥医药品有限公司 具有改进的信号发生器的电穿孔装置
CN112928925A (zh) * 2021-02-01 2021-06-08 杭州电子科技大学 一种有源箝位反激变换器及其实现方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108472482A (zh) * 2015-12-28 2018-08-31 艾诺奥医药品有限公司 具有改进的信号发生器的电穿孔装置
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