JP2015202797A - 車両 - Google Patents

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光太郎 平賀
Kotaro Hiraga
光太郎 平賀
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Abstract

【課題】ディファレンシャル装置のデフロック状態を検出する検出スイッチの異常の有無を精度高く判定する。【解決手段】ECUは、旋回走行中であって(S100にてYES)、検出スイッチがオン状態である場合には(S102にてYES)、車両の内輪と外輪との回転差ΔNがゼロよりも小さかったり、あるいは、回転差ΔNの時間微分の絶対値がしきい値Aよりも小さかったりするときに(S104にてNO)、検出スイッチがオン故障していると判定するステップ(S106)と、検出スイッチがオフ状態である場合には(S102にてNO)、内輪と外輪との回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNの時間微分の絶対値がしきい値Aよりも大きい場合には(S108にてYES)、検出スイッチがオン故障していると判定するステップ(S110)とを含む、制御処理を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されたディファレンシャル装置のデフロック状態を検出する検出スイッチの異常の有無を判定する技術に関する。
特開2005−054898号公報(特許文献1)は、デフロックが可能なディファレンシャル装置のデフロック状態を検出する検出スイッチの異常の有無を判定する技術を開示する。
特開2005−054898号公報
上述の公報に開示されたデフロックスイッチ判断装置においては、デフロック状態で左右の駆動輪に回転差が発生しないことを前提として、検出スイッチの異常の有無を判定している。しかしながら、ディファレンシャル装置がデフロック状態であっても、動力伝達系の部品のガタや捩じれあるいは内輪のスリップ等が発生することによって車両の旋回中に左右の駆動輪に回転差が発生する場合がある。そのため、検出スイッチの検出結果がデフロック状態である場合に上述のような回転差が発生することによって、検出スイッチが故障していると誤判定する場合がある。また、検出スイッチの検出結果がデフアンロック状態であることを示す場合には、左右の駆動輪の回転差に基づいて検出スイッチが故障しているか否かを精度高く判定できない場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ディファレンシャル装置のデフロック状態を検出する検出スイッチの異常の有無を精度高く判定できる車両を提供することである。
この発明のある局面に係る車両は、車両の駆動源に連結される左右の駆動輪と、車両の旋回中の左右の駆動輪の回転差の発生を許容するディファレンシャル装置と、回転差の発生を抑制するデフロック状態とディファレンシャル装置を作動可能とするデフアンロック状態とのうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換えるデフロック装置と、デフロック装置がデフロック状態およびデフアンロック状態のうちのいずれの作動状態であるかを検出する検出スイッチと、旋回中である場合に、検出スイッチの検出結果と、車両の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態になるか否かの判定結果と、回転差を時間微分した値の絶対値とに基づいて検出スイッチが異常であるか否かを判定する判定装置とを備える。
この発明によると、車両が旋回中である場合に、たとえば、車両の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態になり、かつ、回転差の時間微分の絶対値が大きい値である場合には、デフロック状態であるいえる。そのため、検出スイッチの検出結果がデフアンロック状態である場合には、検出スイッチが異常であると判定することができる。また、車両が旋回中である場合に、たとえば、車両の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態ではなかったり、あるいは、回転差の時間微分の絶対値が小さい値である場合には、デフアンロック状態であるいえる。そのため、検出スイッチの検出結果がデフロック状態である場合には、検出スイッチが異常であると判定することができる。したがって、ディファレンシャル装置のデフロック状態を検出する検出スイッチの異常の有無を精度高く判定できる車両を提供することができる。
車両の概略構成を示す図である。 ECUで実行される制御処理を示すフローチャートである。 ECUの動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
図1に車両1の概略構成を示す。図1に示すように、車両1は、左駆動輪10と、右駆動輪12と、左ドライブシャフト14と、右ドライブシャフト16と、ディファレンシャル装置(デフ)20と、デフロック装置30と、検出スイッチ40と、ECU(Electronic Control Unit)100と、操舵角センサ102と、左車輪速センサ104と、右車輪速センサ106とを含む。
ディファレンシャル装置20には、左ドライブシャフト14の一方端と、右ドライブシャフト16の一方端とが接続される。左ドライブシャフト14の他方端には、左駆動輪10が連結される。右ドライブシャフト16の他方端には、右駆動輪12が連結される。左駆動輪10および右駆動輪12は、前輪であってもよいし、後輪であってもよい。
ディファレンシャル装置20は、駆動源(たとえば、エンジンや電動機)から伝達される動力を左ドライブシャフト14(左駆動輪10)と右ドライブシャフト16(右駆動輪12)との各々に分配して伝達する。駆動源とディファレンシャル装置20との間には、変速機が設けられてもよい。ディファレンシャル装置20は、たとえば、LSD(Limited Slip Differential)であってもよい。
ディファレンシャル装置20は、車両1の旋回中においては、左駆動輪10と右駆動輪12との間において回転差の発生を許容する。ディファレンシャル装置20の詳細な構造や動作については周知な技術であるため、その詳細な説明は行なわない。
ディファレンシャル装置20には、デフロック装置30が設けられる。デフロック装置30は、左駆動輪10と右駆動輪12との間における回転差の発生を抑制するデフロック状態と、ディファレンシャル装置20を作動可能とするデフアンロック状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換える。デフロック装置30は、たとえば、ECU100からの制御信号を受けて作動する。
デフロック装置30は、たとえば、右ドライブシャフト16の一方端と、左ドライブシャフト14の一方端とをドグクラッチ等の係合装置を用いて直結して、左駆動輪10の回転と右駆動輪12の回転とを同期させることによって左駆動輪10と右駆動輪12との間における回転差の発生を抑制する。
デフロック装置30には、検出スイッチ40が設けられる。検出スイッチ40は、デフロック装置30がデフロック状態およびデフアンロック状態のうちのいずれの作動状態であるかを検出する。
具体的には、検出スイッチ40は、デフロック装置30がデフロック状態である場合とデフアンロック状態である場合とで位置が異なる部品の移動を検出することによってデフロック装置30の作動状態を検出する。
検出スイッチ40は、たとえば、当該部品の位置がデフロック状態に対応した位置である場合にオン状態を示す検出信号をECU100に送信する。また、検出スイッチ40は、たとえば、当該部品の位置がデフアンロック状態に対応した位置である場合にオフ状態を示す検出信号をECU100に送信する。
左車輪速センサ104は、左駆動輪10の回転速度NLを検出し、検出した回転速度NLを示す検出信号をECU100に送信する。右車輪速センサ106は、右駆動輪12の回転速度NRを検出し、検出した回転速度NRを示す検出信号をECU100に送信する。
操舵角センサ102は、操舵輪の操舵角あるいは操舵角に関連する値(たとえばステアリングホイールの初期位置からの作動量等)を検出し、検出した操舵角に関連する値を示す検出信号をECU100に送信する。
ECU100は、左車輪速センサ104からの回転速度NLを示す検出信号と、右車輪速センサ106からの回転速度NRを示す検出信号と、検出スイッチ40からのデフロック装置30の作動状態を示す検出信号と、操舵角センサ102からの操舵角を示す検出信号とに基づいて検出スイッチ40が正常であるか、異常であるかを判定する。
また、ECU100は、運転者の指示あるいは、車両1の走行状態に応じてデフロック装置30がデフロック状態およびデフアンロック状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換える。
以上のような構成を有する車両1において、たとえば、デフロック装置30の作動状態がデフロック状態である場合に、回転速度NL,NRの回転差がゼロになることを前提として、検出スイッチ40の検出信号と左車輪速NLと右車輪速NRとの回転差とに基づいて検出スイッチ40が正常であるか、異常であるかを判定することが考えられる。しかしながら、デフロック装置30によって回転差の発生が抑制される場合においても、動力伝達系のガタや捩じれあるいは内輪のスリップ等が発生することによって左駆動輪10と右駆動輪12との間に回転差が発生する場合がある。そのため、たとえば、検出スイッチ40の検出結果がデフロック状態であることを示す場合において、上述ような回転差が発生する場合には、検出スイッチ40が故障していると誤判定する場合がある。また、検出スイッチ40の検出結果がデフアンロック状態である場合には、検出スイッチ40が故障しているか否かを精度高く判定できない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ECU100が、車両1が旋回中である場合に、検出スイッチ40の検出結果と、車両1の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態になるか否かの判定結果と、回転差を時間微分した値の絶対値とに基づいて検出スイッチ40が異常であるか否かを判定する点を特徴とする。なお、車両1の内輪とは、車両1の旋回時における旋回中心側の駆動輪であり、車両1の外輪とは、車両1の内輪と逆側の駆動輪をいうものとする。
このようにすると、車両1が旋回中である場合に、たとえば、車両1の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態になり、かつ、回転差の時間微分の絶対値が大きい値である場合には、デフロック状態であるといえる。そのため、検出スイッチ40の検出結果がデフアンロック状態である場合には、検出スイッチ40が異常であると判定することができる。
また、車両1が旋回中である場合に、たとえば、車両1の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態ではなかったり、あるいは、回転差の時間微分の絶対値が小さい値である場合には、デフアンロック状態であるいえる。そのため、検出スイッチの検出結果がデフロック状態である場合には、検出スイッチ40が異常であると判定することができる。
図2は、ECU100で実行される制御処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、所定の周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU100は、車両1が旋回走行中であるか否かを判定する。ECU100は、たとえば、操舵角センサ102から送信される操舵角が直進時の値(ゼロ)から所定値以上離隔した値である場合には、車両1が旋回走行中であると判定する。車両1が旋回走行中であると判定される場合には(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでない場合(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、ECU100は、検出スイッチ40がオン状態であるか否かを判定する。検出スイッチ40がオン状態であると判定される場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでない場合(S102にてNO)処理はS108に移される。
S104にて、ECU100は、内輪の回転速度と外輪の回転速度との差(回転差)ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNの時間微分の絶対値|dΔN/dt|がしきい値Aよりも大きいか否かを判定する。ECU100は、たとえば、車両1の旋回中に、回転差ΔNがゼロよりも大きい期間と、回転差ΔNの時間微分の絶対値|dΔN/dt|がしきい値Aよりも大きい期間とが生じた場合に、回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNの時間微分の絶対値|dΔN/dt|がしきい値Aよりも大きいと判定する。
なお、回転差ΔNは、右旋回時においては、ΔN=NR−NLの式より算出され、左旋回時においては、ΔN=NL−NRの式より算出される。また、しきい値Aは、検出スイッチ40の故障を適切な感度で検出するために実験等により適合される予め定められた値である。
回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差Δの時間微分値の絶対値がしきい値Aよりも大きいと判定される場合(S104にてYES)、この処理は終了する。もしそうでない場合(S104にてNO)、処理はS106に移される。
S106にて、ECU100は、検出スイッチ40がオン故障していると判定する。本実施の形態において、「オン故障」とは、デフロック装置30がデフアンロック状態であるにもかかわらず検出スイッチ40がデフロック状態であることを示す検出結果を出力する故障をいう。
S108にて、ECU100は、回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNの時間微分の絶対値|dΔN/dt|がしきい値Aよりも大きいか否かを判定する。回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差Δの時間微分値の絶対値がしきい値Aよりも大きいと判定される場合(S108にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでない場合(S108にてNO)、この処理は終了する。
S110にて、ECU100は、検出スイッチ40がオフ故障していると判定する。本実施の形態において、「オフ故障」とは、デフロック装置30がデフロック状態であるにもかかわらず検出スイッチ40がデフアンロック状態であることを示す検出結果を出力する故障をいう。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1に搭載されるECU100の動作について図3を参照しつつ説明する。
図3には、検出スイッチ40の検出信号の時間変化と、操舵角の時間変化と、右駆動輪12と左駆動輪10との回転差ΔNの時間変化と、回転差ΔNの時間微分の絶対値の時間変化とを示す。
たとえば、デフロック装置30がデフアンロック状態であることによって、検出スイッチ40がオフ状態となる場合を想定する。また、車両1は直進中であり、操舵角、回転差ΔNおよび回転差ΔNの時間微分の絶対値は、いずれもほぼゼロであるものとする。
時間T(0)から時間T(1)の間に、運転者がハンドルを操作して操舵角が変化することによって車両1が進行方向に向かって右方向に旋回(以下、右旋回と記載する)を開始すると(S100にてYES)、デフアンロック状態であるため、外輪(左駆動輪10)の回転速度NLが内輪(右駆動輪12)の回転速度NRよりも大きくなるため、回転差ΔN(=NR−NL)は、ゼロよりも小さい値となる。
このとき、図3の上段の実線に示すように、検出スイッチ40がオフ状態である場合には(S102にてNO)、回転差ΔNがゼロよりも小さいため(S108にてNO)、検出スイッチ40が故障していると判定されない。
一方、図3の上段の破線(オン故障時出力)に示すように、検出スイッチ40がオン状態である場合には(S102にてYES)、回転差ΔNがゼロよりも小さいため(S104にてNO)、検出スイッチ40がオン故障していると判定される(S106)。
時間T(2)にて、ECU100からの制御信号を受けてデフロック装置30がデフロック状態になる場合には、検出スイッチ40が正常である場合には、検出スイッチ40がオン状態になる。
時間T(3)から時間T(4)の間に、運転者がハンドルを操作して操舵角が変化することによって右旋回を開始すると(S100にてYES)、デフロック状態であるため、内輪の回転速度NRが外輪の回転速度NLよりも大きくなることによって、回転差ΔNがゼロよりも大きくなる期間が生じるとともに、回転差ΔNを時間微分した値の絶対値がしきい値Aよりも大きくなる期間が生じる。
このとき、検出スイッチ40がオン状態である場合には(S102にてYES)、回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNを時間微分した値の絶対値がしきい値Aよりも大きいと判定されるため(S104にてYES)、検出スイッチ40が故障していると判定されない。
一方、図3の上段の一点鎖線(オフ故障時出力)に示すように、検出スイッチ40がオフ状態である場合には(S102にてNO)、回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNを時間微分した値の絶対値がしきい値Aよりも大きいと判定されるため(S108にてYES)、検出スイッチ40がオフ故障していると判定される(S110)。
以上のようにして本実施の形態に係る車両によると、車両1が、たとえば、右旋回中である場合に、内輪である右駆動輪12の回転速度NRが外輪である左駆動輪10の回転速度NLよりも大きい状態になり、かつ、回転差ΔNの時間微分の絶対値がしきい値Aよりも大きい値である場合には、デフロック状態であるいえる。そのため、検出スイッチ40の検出結果がデフアンロック状態を示すオフ状態である場合には、検出スイッチ40がオフ故障していると判定することができる。また、車両1が右旋回中である場合に、たとえば、車両の回転速度NRが回転速度NLよりも大きい状態ではなかったり、あるいは、回転差ΔNの時間微分の絶対値がしきい値Aよりも小さい値である場合には、デフアンロック状態であるいえる。そのため、検出スイッチ40の検出結果がデフロック状態を示すオン状態である場合には、検出スイッチ40がオン故障していると判定することができる。このように、故障の誤判定を防止することによって、検出スイッチ40の故障を精度高く判定することができる。したがって、ディファレンシャル装置のデフロック状態を検出する検出スイッチの異常の有無を精度高く判定できる車両を提供することができる。
なお、図3では、右旋回時の検出スイッチ40の故障判定を一例として説明したが、左旋回時の検出スイッチ40の故障判定も同様であるため、その詳細な説明は繰り返さない。
以下に変形例について説明する。本実施の形態において、車両1が旋回中であるか否かを操舵角センサ102の検出結果に基づいて判定する一例を説明したが、操舵角センサ102に代えてたとえば、車両1の各車輪に設けられる車輪速センサの検出結果に基づいて車両1が旋回中であるか否かを判定してもよい。
具体的には、ECU100は、車両1の図示しない左前輪の回転速度と右前輪の回転速度との差によって車両1が旋回中であるか否かを判定してもよい。ECU100は、たとえば、左前輪の回転速度が右前輪の回転速度よりも大きい場合には、車両1が右旋回していると判定し、左前輪の回転速度が右前輪の回転速度よりも小さい場合には、車両1が進行方向に向かって左方向に旋回していると判定してもよい。このようにすると、操舵角センサの検出結果を用いることなく、検出スイッチ40の故障の有無を判定することができる。
また、本実施の形態においては、旋回中に回転差ΔNがゼロよりも大きくなる期間と、回転差ΔNの時間微分の絶対値がしきい値Aよりも大きい期間とがあると、回転差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNを時間微分した値の絶対値がしきい値Aよりも大きいと判定するものとして説明したが、たとえば、旋回中に回転差ΔNがゼロよりも大きくなる期間が所定回数(たとえば、2回以上)あり、かつ、回転差ΔNを時間微分した値の絶対値がしきい値Aよりも大きくなる期間が所定回数(たとえば、2回以上)あると、回転数差ΔNがゼロよりも大きく、かつ、回転差ΔNを時間微分した値の絶対値がしきい値Aよりも大きいと判定してもよい。なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 左駆動輪、12 右駆動輪、14 左ドライブシャフト、16 右ドライブシャフト、20 ディファレンシャル装置、30 デフロック装置、40 検出スイッチ、100 ECU、102 操舵角センサ、104 左車輪速センサ、106 右車輪速センサ。

Claims (1)

  1. 車両の駆動源に連結される左右の駆動輪と、
    前記車両の旋回中の前記左右の駆動輪の回転差の発生を許容するディファレンシャル装置と、
    前記回転差の発生を抑制するデフロック状態と前記ディファレンシャル装置を作動可能とするデフアンロック状態とのうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換えるデフロック装置と、
    前記デフロック装置が前記デフロック状態および前記デフアンロック状態のうちのいずれの作動状態であるかを検出する検出スイッチと、
    前記旋回中である場合に、前記検出スイッチの検出結果と、前記車両の内輪の回転速度が外輪の回転速度よりも大きい状態になるか否かの判定結果と、前記回転差を時間微分した値の絶対値とに基づいて前記検出スイッチが異常であるか否かを判定する判定装置とを備える、車両。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109213128A (zh) * 2018-09-29 2019-01-15 武汉船用机械有限责任公司 闭环控制失效检测方法及系统

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