JP2015202009A - 車載インバータのケース - Google Patents

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尚志 濱谷
Hisashi Hamaya
尚志 濱谷
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Abstract

【課題】本明細書が開示する技術は、車載インバータのケースに関し、ロアカバーの強度を確保するとともに、ロアカバーをケース本体に締結するボルトが緩み難いケースを提供する。【解決手段】インバータのケース2は、下面に下部開口4fを有するケース本体4と、開口4fを覆ってケース本体4にボルト締結される第1ロアカバー5と、第1ロアカバー5の外側を覆うとともに第1ロアカバー5に固定される第2ロアカバー6を備える。第2ロアカバー6は、第1ロアカバー5より剛性が高く、底板6aの周縁から上方に側板6bが伸びており、その側板6bの先端6cがケース本体4の開口周囲の端面と対向する。【選択図】図2

Description

本発明は、走行用のモータに電力を供給する車載インバータのケース関する。
電動車両は、高電圧のバッテリ電力を交流に変換して走行用のモータに供給するインバータを備える。バッテリの電圧は100ボルト以上であり、また数十アンペアの電流が流れる。それゆえ、インバータ内部の高電圧部品は車両のボデーから絶縁される。高電圧部品はインバータのケースからも絶縁される。車両が衝突したときにも高電圧部品の絶縁を確保するため、インバータのケースには高い耐衝撃特性が求められる。
また、車載機器にはコンパクト性が求められ、インバータも小さい方がよい。そのため、できるだけ小さなケースに多くの部品が詰め込まれる。多くの部品を収納し易いように、インバータのケースの中には、上下に開口を設けたものがある。上下の開口はそれぞれアッパーカバーとロアカバーで覆われる。特許文献1にそのようなインバータケースの一例が開示されている。なお、車載機器のケースの別の例として、車載バッテリのケースが特許文献2に開示されている。
特開2013−031250号公報 特開2011−146289号公報
一般に、車載のインバータのケースの多くは本体とカバーが異なる材料で作られる。一例では、本体はアルミニウムで作られ、カバーは鉄で作られる。本体とカバーはボルトで締結される。先に述べたようにインバータのケースには高い耐衝撃特性が求められる。ケースの強度を高めるべく、本体やカバーの厚みを増していくと、材料の異なる本体とカバーの線熱膨張率の相違からそれらを締結するボルトに加わる荷重(特にせん断応力)も高くなる。締結ボルトに高い荷重が繰り返し加わるとボルトの緩みが生じる虞がある。一方、インバータケースの下面(ロアカバーの底板)は、車体への取り付け用のブラケットなどが接触するために強度が必要である。ロアカバー全体の剛性を高めると、先に述べたようにロアカバーをケース本体に締結するボルトが緩み易くなる。本明細書が開示する技術は、車載インバータのケースに関し、ロアカバーの強度確保とロアカバーとケース本体との締結ボルトの緩み難さを両立させる技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、ロアカバーを二重にする。内側のロアカバーを第1ロアカバーと称し、その第1ロアカバーの外側(下面)を覆うロアカバーを第2ロアカバーと称する。第1ロアカバーはケース本体にボルト締結される。第1ロアカバーの外側を覆う第2ロアカバーは第1ロアカバーに固定される。第2ロアカバーは、好ましくは一点で第1ロアカバーに溶接される。好適な一例では、第2ロアカバーはその底面の中央で第1ロアカバーに溶接される。第2ロアカバーは第1ロアカバーよりも剛性(強度)が高く、高い耐衝撃性能を有する。逆に、第1ロアカバーは第2ロアカバーほどには強度が必要でないため、第2ロアカバーよりも厚みが薄くてよい。それゆえ、熱膨張してもケース本体との線熱膨張係数の相違によって締結ボルトに生じる荷重も低く抑えられる。従ってボルトが緩み難い。また、第2ロアカバーの底板の周縁には、上方に伸びる側板が設けられており、第1及び第2ロアカバーをケース本体に取り付けた際に、第2ロアカバーの側板の先端がケース本体の開口周囲の端面と対向する。ケースの下方から衝撃を受けた場合、第1ロアカバーが変形しても、第2ロアカバーの側板先端がケース本体に当接し、下方からの衝撃を受け止める。なお、ここで、第2ロアカバーの側板の先端は、第1ロアカバーを介してケース本体の開口周囲の端面と当接するものであってもよい。
本明細書が開示する技術は、車載インバータのケースに関し、ロアカバーの強度を確保するとともに、ロアカバーとケース本体とを締結するボルトを緩み難くする。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
インバータのケースの分解斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。
図面を参照して実施例のケースを説明する。図1は、車載インバータのケース2の分解斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図2はケース2を組み立てた状態の断面図である。図中の座標系は、Z軸方向が鉛直方向を示しており、Z軸の正方向が、鉛直上方を示している。
インバータのケース2は、大きく分けて4個のパーツで構成される。それらは、ケース本体4、アッパーカバー3、第1ロアカバー5、第2ロアカバー6である。ケース本体4は、上下に開口(上部開口4e、下部開口4f)を有している。ケース2の内部には様々な部品が収容されるがそれらの図示は省略している。ケース2が上下に開口を有するのは、様々な部品を組み込み易くするためである。なお、ケース本体4の内部空間は、上下方向のほぼ中央の仕切板4gによって、上空間14と下空間24に区分されている。
上部開口4eはアッパーカバー3により塞がれる。下部開口4fは第1ロアカバー5で塞がれる。ケース本体4は、上部開口4eの周囲に上フランジ4aが設けられている。アッパーカバー3の周囲にもフランジ3aが設けられており、アッパーカバー3を上部開口4eにかぶせるとアッパーカバー3のフランジ3aがケース本体4の上フランジ4aに対面する。6セットのボルト7とナット8の組でフランジ3aと上フランジ4aを挟み込み、アッパーカバー3がケース本体4に締結される。
ケース本体4は、下部開口4fの周囲にも下フランジ4bを有する。第1ロアカバー5にもフランジ5aが設けられており、第1ロアカバー5を下部開口4fにかぶせると、第1ロアカバー5のフランジ5aがケース本体4の下部開口4fの周囲の下フランジ4bと対面する。6セットのボルト7とナット8の組でフランジ5aと下フランジ4bを挟み込み、第1ロアカバー5がケース本体4に締結される。
第1ロアカバー5の下外側を覆うように、第2ロアカバー6が取り付けられている。第2ロアカバー6は、底板6aのほぼ中央で第1ロアカバー5に溶接されている。符号9が示す箇所が溶接箇所を示している。第2ロアカバー6の底板6aの周縁から上方に側板6bが伸びている。図2によく示されているように、底板6aに垂直な断面でみると第2ロアカバー6はU字型をなしている。側板6bの先端6cは、隙間を挟んで第1ロアカバー5のフランジ5aと対向している。側板6bの先端6cは、別言すれば、側板6bの上端に相当する。フランジ5aの上にはケース本体4の下フランジ4bが位置する。従って別言すれば、第2ロアカバー6の側板6bの先端6cは、第1ロアカバー5のフランジ5aを挟んでケース本体4の下部開口4fの周囲の端面と対向する。
ケース2の各パーツの材質は次の通りである。ケース本体4はアルミニウムで作られている。アッパーカバー3、第1ロアカバー5、及び、第2ロアカバー6は、鉄で作られている。また、第2ロアカバー6は第1ロアカバー5よりも剛性が大きい。第1ロアカバー5と第2ロアカバー6は同じ材料(鉄)でつくられているが、第2ロアカバー6の方が第1ロアカバー5よりも厚みが大きいので、全体の剛性は第2ロアカバー6の方が大きくなる。
上記説明したように、インバータのケース2は、そのロアカバーが二重になっている。その利点を説明する。ケース本体4はアルミニウムで作られており、第1、第2ロアカバー5、6は鉄で作られている。即ち、ケース本体4と第1及び第2ロアカバー5、6は、線膨張係数の異なる材料で作られている。線膨張係数が異なるので、温度が変化するとその変形量が異なる。以下、仮に、インバータのケースが一枚のロアカバーで作られていると仮定する。ロアカバーはケース本体にボルトで固定されている。それゆえ、変形量の相違によりボルトに荷重(せん断応力)が生じる。ロアカバーの剛性が高いと、ボルトに加わる荷重も大きくなる。繰り返し加わる熱サイクルによってボルトに高い荷重が繰り返し加わるとボルトが緩んでしまう虞がある。他方、図示を省略しているが、インバータは、車両のフロントコンパートメントに搭載され、ロアカバーがブラケットにより車体に固定される。高電圧部品を収容するケースには高い耐衝撃性が要求される。特に、ブラケットと接触するロアカバー底板には高い剛性が要求される。即ち、ロアカバーには耐衝撃性の観点から高い剛性が要求され、他方では、ロアカバーが高い剛性を有する場合にはケース本体に締結するボルトが緩み易くなる。
実施例のケース2は、ロアカバーを二重にすることにより上記の課題を解決する。即ち、比較的に剛性の低い(第2ロアカバー6より剛性の低い)第1ロアカバー5がケース本体4の下部開口4fを覆うとともに、ボルト7にてケース本体4に固定される。第1ロアカバー5の剛性が低いので、ケース本体4との線膨張係数の相違に起因してボルトに加わる荷重も小さい。具体的には、第1ロアカバー5の剛性を低く抑えることによって、ボルト7が第1ロアカバー5の変形に耐え得るようになる。その場合、線膨張係数の相違は、第1ロアカバー5の変形によって吸収され、ボルト7への荷重が低く抑えられる。こうして、ケース2が受ける熱サイクル対してボルト7が緩み難くなる。
他方、第1ロアカバー6の下外側には第2ロアカバー6が取り付けられている。図2に示すように、第2ロアカバー6は、ケース本体4とは直接に接していない。また、第2ロアカバー6は、底板6aの中心で第1ロアカバー5に溶接されている。従って第2ロアカバー6が熱変形してもその影響はケース本体4やボルト7には及ばない。他方、第2ロアカバー6は第1ロアカバー5よりも剛性が高く、衝撃に対して強い。さらに、第2ロアカバー6の底板6aの周縁からは側板6bが上方に伸びており、その側板6bの先端6cが隙間と第1ロアカバー5を挟んでケース本体4の下部開口4fの周囲と対向している。ケース2が下方から強い衝撃を受けた場合、第2ロアカバー6とケース本体4を繋ぐ剛性の低い第1ロアカバー5が干渉材となって衝撃を吸収する。下方からの衝撃がさらに大きい場合には、第2ロアカバー5が変形するが、剛性の高い第1ロアカバー6の側板6bがケース本体4の下部開口4fの周囲の端面に支持され、衝撃に対抗する。このように実施例のケース2は、ロアカバーを二重構造とし、内側のカバー(第1ロアカバー5)がケース本体にボルト締結され、第1ロアカバー5の外側に剛性の高い第2ロアカバー6をケース本体に接しないように配置することで、高い耐衝撃性と、ケース本体との線膨張係数の相違に起因する締結ボルトの緩みを防止する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:ケース
3:アッパーカバー
3a:フランジ
4:ケース本体
4a:上フランジ
4b:下フランジ
4e:上部開口
4f:下部開口
4g:仕切板
5:第1ロアカバー
5a:フランジ
6:第2ロアカバー
6a:底板
6b:側板
6c:先端
7:ボルト
8:ナット
9:溶接箇所
14:上空間
24:下空間

Claims (1)

  1. 走行用のモータに電力を供給する車載インバータのケースであり、
    下面に開口を有するケース本体と、
    前記開口を覆って前記ケース本体にボルト締結される第1ロアカバーと、
    前記第1ロアカバーの外側を覆うとともに第1ロアカバーに固定される第2ロアカバーであり、第1ロアカバーより剛性が高く、底板の周縁から上方に側板が伸びており、当該側板の先端が前記ケース本体の開口周囲の端面と対向する第2ロアカバーと、
    を備えることを特徴とするケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017226347A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社Subaru 車載用バッテリー

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JP2017226347A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社Subaru 車載用バッテリー
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