JP2015201290A - 電池保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の小型化、材料コストの低減化、装置の軽量化、の少なくとも1つを図ることができる、電池保持装置の提供。【解決手段】(i)樹脂部材60が、ホルダ70の電池挿入用孔71の外側にのみ設けられており、ホルダ70に電池挿入用孔71の外側のみで接触しているため、ホルダ70と電池20との間に樹脂を流し込むだけの隙間は不要になる。そのため、ホルダ70と電池20との間に樹脂を流し込むだけの隙間を要する場合に比べて、ホルダ70を小型化でき、装置10を小型化できる。(ii)樹脂部材60が、ホルダ70にホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触しているため、各電池20の全周にわたってホルダ70の一側から他側まで樹脂部材60を設ける場合に比べて、樹脂の使用量を減らすことができる。そのため、材料コストの低減化、装置10の軽量化を図ることができる。【選択図】図3
Description
本発明は、複数個横並びに配置される円筒型電池を、樹脂部材を介してホルダにて保持する、電池保持装置に関する。
特開2013−8655号公報は、図4に示すように、複数個横並びに配置される円筒型電池2を、樹脂部材6を介してホルダ7にて保持する、電池保持装置1を開示している。
しかし、従来の電池保持装置1には、つぎの問題点がある。
(a)電池2の側面2aとホルダ7の電池対向面7aとの間に樹脂を流す隙間が必要である。そのため、装置1の小型化を図る上で改善の余地がある。
(b)各電池2の全周にわたってホルダ7の一側(上側)から他側(下側)まで樹脂部材6を設けているため、樹脂の使用量が比較的多い。そのため、材料コストの低減化、装置1の軽量化を図る上で改善の余地がある。
(a)電池2の側面2aとホルダ7の電池対向面7aとの間に樹脂を流す隙間が必要である。そのため、装置1の小型化を図る上で改善の余地がある。
(b)各電池2の全周にわたってホルダ7の一側(上側)から他側(下側)まで樹脂部材6を設けているため、樹脂の使用量が比較的多い。そのため、材料コストの低減化、装置1の軽量化を図る上で改善の余地がある。
本発明の目的は、従来に比べて、装置の小型化、材料コストの低減化、装置の軽量化、の少なくとも1つを図ることができる、電池保持装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 複数個横並びに配置される円筒型電池を、樹脂部材を介してホルダにて保持する、電池保持装置であって、
前記電池は、外装缶と、電池蓋と、を備えており、
前記外装缶は、開口を有する有底筒状であり、側壁に一般径部と該一般径部より電池軸方向で前記開口側に位置する開口部とを備えており、該開口部は、前記一般径部に比べて縮径される開口縁部と、該開口縁部から電池軸方向で前記外装缶の底側に所定距離離れた位置に設けられており前記一般径部に比べて縮径される凹部と、を備えており、
前記電池蓋は、前記外装缶の前記開口縁部と前記凹部との間に位置する外縁を備える周縁部と、該周縁部より電池半径方向で内径側に位置し前記外装缶の開口を通って前記外装缶の外側まで突出する突出部と、を備えており、前記周縁部にて前記外装缶の前記開口部にガスケットを介して固定されており、
前記ホルダは、前記電池が挿入される電池挿入用孔を備えており、該電池挿入用孔を構成する孔壁面は前記外装缶の前記一般径部に対向しており、
前記樹脂部材は、前記ホルダの前記電池挿入用孔の外側にのみ設けられており、前記電池の外装缶に前記開口部のみで接触するとともに前記外装缶の凹部内に入り込んでおり、前記ホルダに該ホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触している、電池保持装置。
(2) 前記樹脂部材は、前記電池の外装缶の電池半径方向外側に位置する外側部と、該外側部の電池軸方向の一端部から電池内径側に折れ曲って延びる第1の延び部と、を備える、(1)記載の電池保持装置。
(3) 前記樹脂部材は、前記第1の延び部から電池軸方向に折れ曲って延びており前記ガスケットと前記電池蓋の周縁部との少なくともいずれか一方に接触する第2の延び部を備える、(2)記載の電池保持装置。
(1) 複数個横並びに配置される円筒型電池を、樹脂部材を介してホルダにて保持する、電池保持装置であって、
前記電池は、外装缶と、電池蓋と、を備えており、
前記外装缶は、開口を有する有底筒状であり、側壁に一般径部と該一般径部より電池軸方向で前記開口側に位置する開口部とを備えており、該開口部は、前記一般径部に比べて縮径される開口縁部と、該開口縁部から電池軸方向で前記外装缶の底側に所定距離離れた位置に設けられており前記一般径部に比べて縮径される凹部と、を備えており、
前記電池蓋は、前記外装缶の前記開口縁部と前記凹部との間に位置する外縁を備える周縁部と、該周縁部より電池半径方向で内径側に位置し前記外装缶の開口を通って前記外装缶の外側まで突出する突出部と、を備えており、前記周縁部にて前記外装缶の前記開口部にガスケットを介して固定されており、
前記ホルダは、前記電池が挿入される電池挿入用孔を備えており、該電池挿入用孔を構成する孔壁面は前記外装缶の前記一般径部に対向しており、
前記樹脂部材は、前記ホルダの前記電池挿入用孔の外側にのみ設けられており、前記電池の外装缶に前記開口部のみで接触するとともに前記外装缶の凹部内に入り込んでおり、前記ホルダに該ホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触している、電池保持装置。
(2) 前記樹脂部材は、前記電池の外装缶の電池半径方向外側に位置する外側部と、該外側部の電池軸方向の一端部から電池内径側に折れ曲って延びる第1の延び部と、を備える、(1)記載の電池保持装置。
(3) 前記樹脂部材は、前記第1の延び部から電池軸方向に折れ曲って延びており前記ガスケットと前記電池蓋の周縁部との少なくともいずれか一方に接触する第2の延び部を備える、(2)記載の電池保持装置。
上記(1)の電池保持装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
(i)樹脂部材が、ホルダの電池挿入用孔の外側にのみ設けられており、ホルダにホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触しているため、ホルダと電池との間に樹脂を流し込むだけの隙間は不要になる。そのため、ホルダと電池との間に樹脂を流し込むだけの隙間を要する場合(従来)に比べて、ホルダを小型化でき、装置を小型化できる。
(ii)樹脂部材が、ホルダにホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触しているため、各電池の全周にわたってホルダの一側(上側)から他側(下側)まで樹脂部材を設ける場合(従来)に比べて、樹脂の使用量を減らすことができる。そのため、従来に比べて、材料コストの低減化、装置の軽量化を図ることができる。
(i)樹脂部材が、ホルダの電池挿入用孔の外側にのみ設けられており、ホルダにホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触しているため、ホルダと電池との間に樹脂を流し込むだけの隙間は不要になる。そのため、ホルダと電池との間に樹脂を流し込むだけの隙間を要する場合(従来)に比べて、ホルダを小型化でき、装置を小型化できる。
(ii)樹脂部材が、ホルダにホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触しているため、各電池の全周にわたってホルダの一側(上側)から他側(下側)まで樹脂部材を設ける場合(従来)に比べて、樹脂の使用量を減らすことができる。そのため、従来に比べて、材料コストの低減化、装置の軽量化を図ることができる。
上記(1)の電池保持装置によれば、さらにつぎの効果を得ることができる。
(iii)樹脂部材が電池の外装缶に該外装缶の開口部のみで接触するため、樹脂部材を電池の外装缶の剛性の比較的強い部位だけに接触させることができる。そのため、樹脂部材を熱可塑性樹脂製にして射出成形する場合であっても、射出圧で電池に不具合が生じることを抑制できる。
(iv)樹脂部材が電池の外装缶の凹部内に入り込んでいるため、樹脂部材と電池の外装缶との接着が剥がれた場合であっても、樹脂部材が電池の外装缶に引っかかる。そのため、電池が樹脂部材から抜けることを抑制できる。
(iii)樹脂部材が電池の外装缶に該外装缶の開口部のみで接触するため、樹脂部材を電池の外装缶の剛性の比較的強い部位だけに接触させることができる。そのため、樹脂部材を熱可塑性樹脂製にして射出成形する場合であっても、射出圧で電池に不具合が生じることを抑制できる。
(iv)樹脂部材が電池の外装缶の凹部内に入り込んでいるため、樹脂部材と電池の外装缶との接着が剥がれた場合であっても、樹脂部材が電池の外装缶に引っかかる。そのため、電池が樹脂部材から抜けることを抑制できる。
上記(2)の電池保持装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
樹脂部材が、電池の外装缶の電池半径方向外側に位置する外側部と、外側部の電池軸方向の一端部から電池内径側に折れ曲って延びる第1の延び部と、を備えるため、樹脂部材が外側部のみを備えており第1の延び部を備えていない場合に比べて、電池が樹脂部材から第1の延び部が設けられる側(上側)に抜けることを抑制できる。
樹脂部材が、電池の外装缶の電池半径方向外側に位置する外側部と、外側部の電池軸方向の一端部から電池内径側に折れ曲って延びる第1の延び部と、を備えるため、樹脂部材が外側部のみを備えており第1の延び部を備えていない場合に比べて、電池が樹脂部材から第1の延び部が設けられる側(上側)に抜けることを抑制できる。
上記(3)の電池保持装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
樹脂部材が、第1の延び部から電池軸方向に折れ曲って延びておりガスケットと電池蓋の周縁部との少なくともいずれか一方に接触する第2の延び部を備えるため、ガスケットと樹脂部材とで電池の外装缶の開口縁部を覆うことができ、電池蓋の周縁部に水、微小異物等が溜まった場合であっても、電食、正負極の通電を防止できる。
樹脂部材が、第1の延び部から電池軸方向に折れ曲って延びておりガスケットと電池蓋の周縁部との少なくともいずれか一方に接触する第2の延び部を備えるため、ガスケットと樹脂部材とで電池の外装缶の開口縁部を覆うことができ、電池蓋の周縁部に水、微小異物等が溜まった場合であっても、電食、正負極の通電を防止できる。
以下に、本発明実施例の電池保持装置(以下、単に保持装置ともいう)を、図1〜4を参照して、説明する。なお、図中UPは、上方を示している。
本発明実施例の電池保持装置10は、図1に示すように、複数個横並びに配置される円筒型電池20を、樹脂部材60を介してホルダ70にて保持する装置である。
本発明実施例の電池保持装置10は、図1に示すように、複数個横並びに配置される円筒型電池20を、樹脂部材60を介してホルダ70にて保持する装置である。
円筒型電池20は、たとえば自動車に搭載される電池である。電池20は、リチウムイオン電池である。ただし、電池20は、リチウムイオン電池に限定されるものではなく、ニッケル水素電池等であってもよい。電池20は、図3に示すように、外装缶30と、電池蓋40と、ガスケット50と、を備える。
外装缶30は、金属製である。外装缶30は、底壁31と、底壁31の縁から上方に立ち上がる側壁32と、を備える有底筒状である。外装缶30は、上方に向かって開放する開口30aを有する。側壁32は、底壁31の縁と略同一径の一般径部33と、一般径部33より電池軸方向で開口30a側(上側)に位置する開口部34と、を備える。開口部34は、開口30aを形成しており一般径部33に比べて電池半径方向に縮径される開口縁部34aと、開口縁部34aから電池軸方向で外装缶30の底壁31側(下側)に所定距離離れた位置に設けられており一般径部33に比べて電池半径方向に縮径される凹部34bと、を備える。
電池蓋40は、金属製である。電池蓋40は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。電池蓋40は、電池軸方向で外装缶30の開口縁部34aと凹部34bとの間に位置する外縁41aを備える周縁部41と、周縁部41より電池半径方向で内径側に位置し外装缶30の開口30aを通って外装缶30の外側まで突出する突出部42と、を備える。電池蓋40は、周縁部41にて外装缶30の開口部34にガスケット50を介して固定されている。電池蓋40がガスケット50を介して外装缶30に固定されているため、電池蓋40と外装缶30とはガスケット50により電気的に絶縁される。
ガスケット50は、電気絶縁樹脂製(ゴム製)であり、リング状をなしている。ガスケット50は、外装缶30の開口部34と電池蓋40の周縁部41とのみに接触しており、外装缶30の一般径部33と電池蓋40の突出部42とには接触していない。ただし、ガスケット50は、外装缶30の一般径部33と電池蓋40の突出部42にも接触していてもよい。
外装缶30と電池蓋40とで形成される内部空間には、正極板と負極板とセパレータを備える電極体(図示略)が収容されている。外装缶30には、電極体(図示略)の負極板が電気的に接続されている。このため、外装缶30は電池20の負極外部端子となる。なお、外装缶30の側壁32の外周面は、電気絶縁性のフィルム(図示略)で被覆されていてもよい。また、電池蓋40には、電極体(図示略)の正極板が電気的に接続されている。このため、電池蓋40は電池20の正極外部端子となる。
図1、図2に示すように、複数個横並びに配置される電池20の、互いに隣り合う電池20同士は、一方の電池20が他方の電池20の熱の影響を受けることを抑制するために、互いに間隔をおいて配置されている。複数の電池20は、格子状に配置されていてもよいが、図1に示すように、省スペースのために隣り合う2列が千鳥足状となるように配置されていることが望ましい。
ホルダ70は、一部品構成である。ただし、ホルダ70は、複数部品が組付けられて一体化したものであってもよい。ホルダ70は、たとえばアルミ合金製等の金属製である。ただし、ホルダ70は、樹脂製であってもよい。ホルダ30は、変形しないかまたは変形しても無視できる程度とされており、ホルダ70が積極的に変形して電池20の寸法誤差や形状変化を吸収することはない。
ホルダ70は、図2に示すように、電池20の側面(側壁32の外周面)のみに対向して設けられている。ホルダ70には、電池20が挿入される電池挿入用孔71が形成されている。電池挿入用孔71は、ホルダ70で保持される電池20の数と同数形成されており、1個の電池挿入用孔71に1個の電池20が位置している。電池挿入用孔71を構成する孔壁面71aは、外装缶30の一般径部33の電池軸方向中央よりも開口30a側(上側、正極側)に位置する部分のみに対向している。各電池挿入用孔71の径は、同一とされており、電池20の公差を吸収できるように、電池20の設計上の径よりも若干大とされている。ただし、電池挿入用孔71の径は、従来と異なり、樹脂流入を考慮した径(たとえば電池20の設計上の径より半径2mm程度大の径)より小径である。
樹脂部材60は、電池軸方向で、ホルダ70の一側(上側、電池20の正極側)のみに設けられる。ただし、樹脂部材60は、ホルダ70に電池挿入用孔71とは異なる貫通孔(図示略)が設けられている場合には、該貫通孔を通ってホルダ70の一側から他側(下側、電池20の底壁31側)に延びて設けられていてもよい。
樹脂部材60は、電気絶縁樹脂製である。樹脂部材60は、たとえば、熱可塑性樹脂製であり、射出成形品である。樹脂部材60は、ホルダ70の電池挿入用孔71の外側にのみ設けられている。樹脂部材60は、図3に示すように、電池20の外装缶30に開口部34のみで接触するとともに、外装缶30の凹部34b内に入り込んでいる(充填されている)。
樹脂部材60は、図2に示すように、ホルダ70に、ホルダ70の電池挿入用孔71の外側のみで接触している。樹脂部材70は、(i)ホルダ70の平面状の上面(電池軸方向で電池20の正極側の面)のみに接触していてもよく、(ii)ホルダ70に平面状の上面から凹む有底凹部(図示略)が形成されている場合には平面状の上面に加えて該有底凹部内に充填されていてもよく、(iii)ホルダ70に電池挿入用孔71とは異なる貫通孔(図示略)が設けられている場合には、該貫通孔を通ってホルダ70の下側(電池軸方向で電池20の正極側と反対側)まで延びていてもよい。樹脂部材70は、上記(iii)の場合、延び方向先端部で電池20の底壁31に接触していてもよい。
樹脂部材60は、図3に示すように、外側部61と、第1の延び部62と、第2の延び部63と、を備える。
外側部61は、電池20の外装缶30の電池半径方向外側に位置し電池軸方向に延びる部分である。
第1の延び部62は、外側部61の電池軸方向の一端部(正極側端部、上端部、外装缶30の底壁31と反対側の端部)から電池内径側(電池蓋40の突出部42側)に折れ曲って電池内径側に延びる部分である。第1の延び部62は、外側部61から、外装缶30の開口30aの縁より電池内径側でかつ電池蓋40の突出部42よりも電池外径側の位置まで延びている。
第2の延び部63は、第1の延び部62から電池軸方向(電池蓋40の周縁部41側、外装缶30の底壁31側)に折れ曲って延びる部分である。第2の延び部63は、ガスケット50と電池蓋40の周縁部41との少なくともいずれか一方に接触している。
外側部61は、電池20の外装缶30の電池半径方向外側に位置し電池軸方向に延びる部分である。
第1の延び部62は、外側部61の電池軸方向の一端部(正極側端部、上端部、外装缶30の底壁31と反対側の端部)から電池内径側(電池蓋40の突出部42側)に折れ曲って電池内径側に延びる部分である。第1の延び部62は、外側部61から、外装缶30の開口30aの縁より電池内径側でかつ電池蓋40の突出部42よりも電池外径側の位置まで延びている。
第2の延び部63は、第1の延び部62から電池軸方向(電池蓋40の周縁部41側、外装缶30の底壁31側)に折れ曲って延びる部分である。第2の延び部63は、ガスケット50と電池蓋40の周縁部41との少なくともいずれか一方に接触している。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)樹脂部材60が、ホルダ70の電池挿入用孔71の外側にのみ設けられており、ホルダ70にホルダ70の電池挿入用孔71の外側のみで接触しているため、ホルダ70と電池20との間に樹脂を流し込むだけの隙間は不要になる。そのため、ホルダ70と電池20との間に樹脂を流し込むだけの隙間を要する場合(従来)に比べて、ホルダ70を小型化でき、装置10を小型化できる。
(B)樹脂部材60が、ホルダ70にホルダ70の電池挿入用孔71の外側のみで接触しているため、各電池20の全周にわたってホルダ70の一側(上側)から他側(下側)まで樹脂部材60を設ける場合(従来)に比べて、樹脂の使用量を減らすことができる。そのため、従来に比べて、材料コストの低減化、装置10の軽量化を図ることができる。
(C)樹脂部材60が電池20の外装缶30に外装缶30の開口部34のみで接触するため、樹脂部材60を電池20の外装缶30の剛性の比較的強い部位だけに接触させることができる。そのため、樹脂部材60を熱可塑性樹脂製にして射出成形する場合であっても、射出圧で電池20に不具合が生じることを抑制できる。
(D)樹脂部材60が電池20の外装缶30の凹部34b内に入り込んでいるため、樹脂部材60と電池20の外装缶30との接着が剥がれた場合であっても、樹脂部材60が電池20の外装缶30に引っかかる。そのため、電池20が樹脂部材60から抜けることを効果的に抑制できる。
(E)樹脂部材60が、電池20の外装缶30の電池半径方向外側に位置する外側部61と、外側部61の電池軸方向の一端部から電池内径側に折れ曲って延びる第1の延び部62と、を備えるため、樹脂部材60が外側部61のみを備えており第1の延び部62を備えていない場合に比べて、電池20が樹脂部材60から第1の延び部62が設けられる側(上側)に抜けることを抑制できる。
また、ホルダ70に電池挿入用孔71とは異なる貫通孔が設けられている場合には、樹脂部材60が該貫通孔を通ってホルダ70の一側から他側(下側、電池20の底壁31側)に延びており延び方向先端部で電池20の外装缶30の底壁31に接触することにより、電池20が樹脂部材60から下側に抜けることも抑制できる。
また、ホルダ70に電池挿入用孔71とは異なる貫通孔が設けられている場合には、樹脂部材60が該貫通孔を通ってホルダ70の一側から他側(下側、電池20の底壁31側)に延びており延び方向先端部で電池20の外装缶30の底壁31に接触することにより、電池20が樹脂部材60から下側に抜けることも抑制できる。
(F)樹脂部材60が、第1の延び部62から電池軸方向に折れ曲って延びておりガスケット50と電池蓋40の周縁部41との少なくともいずれか一方に接触する第2の延び部63を備えるため、ガスケット50と樹脂部材60とで電池20の外装缶30の開口縁部34aを覆うことができる。そのため、電池蓋40の周縁部41に水、微小異物等が溜まった場合であっても、電食、正負極の通電を防止できる。
(G)樹脂部材60が、ホルダ70の電池挿入用孔71の外側にのみ設けられており、ホルダ70にホルダ70の電池挿入用孔71の外側のみで接触しているため、ホルダ70と電池20との間に樹脂を流し込むだけの隙間は不要になる。そのため、互いに隣り合う電池20、20の間の間隔を従来に比べて小さくできる。その結果、従来に比べて、互いに隣り合う電池20、20間を流れる冷却風の流路断面積が小さくなり、冷却風の流速を速くすることができ、冷却風による電池20の冷却性能を向上させることができる。
(H)樹脂部材60が第1の延び部62を備えるため、ホルダ70に対して電池20を、樹脂部材60とホルダ70との接着力よりも強い力で正極側と反対側から(下側から)押すだけで、ホルダ70から電池20と樹脂部材60を外すことができる。そのため、ホルダ70のリサイクル性上で有利である。
(I)樹脂部材60が熱可塑性樹脂製であり射出成形品であるため、樹脂部材60が熱硬化性樹脂製である場合に比べて、材料コストの低減、軽量化、装置10の生産時間の短縮を図ることができる。
10 電池保持装置
20 円筒型電池
30 外装缶
30a 開口
31 底壁
32 側壁
33 一般径部
34 開口部
34a 開口縁部
34b 凹部
40 電池蓋
41 周縁部
41a 外縁
42 突出部
50 ガスケット
60 樹脂部材
61 外側部
62 第1の延び部
63 第2の延び部
70 ホルダ
71 電池挿入用孔
71a 孔壁面
20 円筒型電池
30 外装缶
30a 開口
31 底壁
32 側壁
33 一般径部
34 開口部
34a 開口縁部
34b 凹部
40 電池蓋
41 周縁部
41a 外縁
42 突出部
50 ガスケット
60 樹脂部材
61 外側部
62 第1の延び部
63 第2の延び部
70 ホルダ
71 電池挿入用孔
71a 孔壁面
Claims (3)
- 複数個横並びに配置される円筒型電池を、樹脂部材を介してホルダにて保持する、電池保持装置であって、
前記電池は、外装缶と、電池蓋と、を備えており、
前記外装缶は、開口を有する有底筒状であり、側壁に一般径部と該一般径部より電池軸方向で前記開口側に位置する開口部とを備えており、該開口部は、前記一般径部に比べて縮径される開口縁部と、該開口縁部から電池軸方向で前記外装缶の底側に所定距離離れた位置に設けられており前記一般径部に比べて縮径される凹部と、を備えており、
前記電池蓋は、前記外装缶の前記開口縁部と前記凹部との間に位置する外縁を備える周縁部と、該周縁部より電池半径方向で内径側に位置し前記外装缶の開口を通って前記外装缶の外側まで突出する突出部と、を備えており、前記周縁部にて前記外装缶の前記開口部にガスケットを介して固定されており、
前記ホルダは、前記電池が挿入される電池挿入用孔を備えており、該電池挿入用孔を構成する孔壁面は前記外装缶の前記一般径部に対向しており、
前記樹脂部材は、前記ホルダの前記電池挿入用孔の外側にのみ設けられており、前記電池の外装缶に前記開口部のみで接触するとともに前記外装缶の凹部内に入り込んでおり、前記ホルダに該ホルダの電池挿入用孔の外側のみで接触している、電池保持装置。 - 前記樹脂部材は、前記電池の外装缶の電池半径方向外側に位置する外側部と、該外側部の電池軸方向の一端部から電池内径側に折れ曲って延びる第1の延び部と、を備える、請求項1記載の電池保持装置。
- 前記樹脂部材は、前記第1の延び部から電池軸方向に折れ曲って延びており前記ガスケットと前記電池蓋の周縁部との少なくともいずれか一方に接触する第2の延び部を備える、請求項2記載の電池保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2014
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