JP2015200196A - エンジンの排気装置 - Google Patents

エンジンの排気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015200196A
JP2015200196A JP2014078166A JP2014078166A JP2015200196A JP 2015200196 A JP2015200196 A JP 2015200196A JP 2014078166 A JP2014078166 A JP 2014078166A JP 2014078166 A JP2014078166 A JP 2014078166A JP 2015200196 A JP2015200196 A JP 2015200196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
heat recovery
exhaust heat
engine
recovery unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014078166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6295792B2 (ja
Inventor
徹 深見
Toru Fukami
徹 深見
智 荻原
Satoshi Ogiwara
智 荻原
永井 宏幸
Hiroyuki Nagai
宏幸 永井
康公 戸田
Yasukimi Toda
康公 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2014078166A priority Critical patent/JP6295792B2/ja
Publication of JP2015200196A publication Critical patent/JP2015200196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6295792B2 publication Critical patent/JP6295792B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

【課題】排気流量が多い運転状態では排熱回収効率を低く維持しつつ、排気流量が少ない運転状態では排熱回収効率を従来よりも高めることが可能なエンジンの排気装置を提供する。【解決手段】エンジンから排出された排気を外部へ導くエンジンの排気装置であって、エンジンから排出された排気を分配して流す複数の分配通路と、複数の分配通路に一つずつ設けられ、排気の熱を回収する排熱回収器と、を備え、排熱回収器は、分配通路内に設けられ、通過する排気の熱を回収する筒状の排熱回収部と、冷却流体を介して排熱回収部を外周側から冷却する冷却部と、を備えるとともに、排熱回収部の直径が排熱回収部の軸方向長さよりも大きくなるように構成される、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排気装置に関する。
特許文献1には、エンジンから排出された排気を流す排気通路と、排気通路に設けられ、冷却水を用いて排気の熱を回収する排熱回収器と、を備える排気装置が開示されている。排熱回収器で回収された熱は、エンジンの暖機や暖房等に利用される。
特開2011−169514号公報
上記した排気装置に設けられる排熱回収器は、冷却水を用いて、排熱回収部を通過する排気から熱を奪う装置である。そのため、排熱回収器での排熱回収量は、排熱回収部を通過する排気の流量に応じて変化する。このような排熱回収器では、できる限り排熱回収効率が高く設定されることが望しい。しかしながら、排熱回収器では、排気流量が多い運転状態が継続した場合であっても冷却水温度が高くなり過ぎないように排熱回収効率が設定され、このように排気流量が多い運転状態を基準に排熱回収効率が設定される場合には、排気流量が少ない運転状態においても排熱回収効率が低くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、排気流量が多い運転状態では排熱回収効率を低く維持しつつ、排気流量が少ない運転状態では排熱回収効率を従来よりも高めることが可能なエンジンの排気装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンから排出された排気を外部へ導くエンジンの排気装置である。この排気装置は、エンジンから排出された排気を分配して流す複数の分配通路と、複数の分配通路に一つずつ設けられ、排気の熱を回収する排熱回収器と、を備える。排熱回収器は、分配通路内に設けられ、通過する排気の熱を回収する筒状の排熱回収部と、冷却流体を介して排熱回収部を外周側から冷却する冷却部と、を備えるとともに、排熱回収部の直径が排熱回収部の軸方向長さよりも大きくなるように構成されている。
本発明によれば、排気装置は、エンジンから排出された排気を分配して流す分配通路に排熱回収器を備えている。排熱回収器の排熱回収部は、その直径が軸方向長さよりも大きくなるように構成されている。このように排熱回収部を形成することで、排熱回収器での排熱回収効率は、排熱回収部を通過する排気流量が多くなるほど指数関数的に低下する特性となる。このような特性の排熱回収器を分配通路に配置することで、排熱回収部を通過する排気の流量を低減することができ、排気流量が多い運転状態では排熱回収器での排熱回収効率を低く維持しつつ、排気流量が少ない運転状態では排熱回収器での排熱回収効率を従来よりも高めることが可能となる。
図1は、第1実施形態による排気装置を備えるエンジンの概略構成図である。 図2は、排気装置に設けられる排熱回収器の断面図である。 図3は、排熱回収器の排熱回収部の側面図である。 図4Aは、排気流量が多いエンジン運転状態での排気の流れを説明する図である。 図4Bは、排気流量が少ないエンジン運転状態での排気の流れを説明する図である。 図5は、排気流量と排熱回収器での排熱回収効率との関係を示す図である。 図6は、第2実施形態による排気装置を備えるエンジンの概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による排気装置60を備えるエンジン1の概略構成図である。
図1に示すエンジン1は、例えば車両に搭載されるV型6気筒内燃機関である。エンジン1は、第1,第3,及び第5気筒を有する右バンク11と、第2,第4,及び第6気筒を有する左バンク12と、を備える。また、エンジン1には、当該エンジン1から排出された排気を外部へ導く排気装置60が設けられている。
排気装置60は、右バンク11の各気筒から排出された排気を流す第1排気マニホールド20Rと、第1排気マニホールド20Rの下流端に接続する第1排気管30Rと、左バンク12の各気筒から排出された排気を流す第2排気マニホールド20Lと、第2排気マニホールド20Lの下流端に接続する第2排気管30Lと、第1排気管30Rと第2排気管30Lの下流端に接続する合流管40と、を備える。
第1排気マニホールド20Rは、右バンク11の各気筒から排出された排気を集合させ、第1排気管30Rへと導く。第1排気マニホールド20Rには、当該マニホールド内を流れる排気を浄化するマニホールド触媒コンバータ21が設けられている。第1排気管30Rには、排気を浄化する床下触媒コンバータ31と排気の熱を回収する排熱回収器70とが上流側から順に配置されている。
一方、第2排気マニホールド20Lは、左バンク12の各気筒から排出された排気を集合させ、第2排気管30Lへと導く。第2排気マニホールド20Lには、当該マニホールド内を流れる排気を浄化するマニホールド触媒コンバータ21が設けられている。第2排気管30Lには、排気を浄化する床下触媒コンバータ31と排気の熱を回収する排熱回収器70とが上流側から順に配置されている。
第2排気マニホールド20Lに設置されるマニホールド触媒コンバータ21は、第1排気マニホールド20Rに設置されるマニホールド触媒コンバータ21と同じ構成の触媒コンバータである。第2排気管30Lに設置される床下触媒コンバータ31及び排熱回収器70も、第1排気管30Rに設置される床下触媒コンバータ31及び排熱回収器70と同じ構成のものである。
第1排気管30R及び第2排気管30Lは、それぞれの下流端が合流するように構成されている。合流管40は、これら第1排気管30R及び第2排気管30Lの合流部分に接続されている。合流管40には、排気音を抑制するためのマフラ41が設けられる。
エンジン1の右バンク11から排出された排気は、第1排気マニホールド20Rに設けられたマニホールド触媒コンバータ21及び第1排気管30Rに設けられた床下触媒コンバータ31で浄化され、床下触媒コンバータ31を通過した後に排熱回収器70で排気の熱が回収される。また、エンジン1の左バンク12から排出された排気は、第2排気マニホールド20Lに設けられたマニホールド触媒コンバータ21及び第2排気管30Lに設けられた床下触媒コンバータ31で浄化され、床下触媒コンバータ31を通過した後に排熱回収器70で排気の熱が回収される。第1排気管30R及び第2排気管30Lを通過した排気は、合流管40内に流入し、マフラ41を通過した後に外部へ排出される。
なお、2つの排熱回収器70によって回収された排熱は、エンジン1の暖機や暖房等に利用される。
上記したエンジン1の排気装置60では、右バンク11から排出された排気を流す第1排気マニホールド20R及び第1排気管30Rと、左バンク12から排出された排気を流す第2排気マニホールド20L及び第2排気管30Lとは、エンジン1から排出された排気を分配して流す分配排気通路として機能している。
次に、図2及び図3を参照して、排熱回収器70の構成について説明する。図2は排気通路の延在方向に対して直交する方向に沿う排熱回収器70の断面図であり、図3は排熱回収器70を構成する排熱回収部71の側面図である。
図2に示すように、排熱回収器70は、排気の熱を回収する排熱回収部71と、冷却水を介して排熱回収部71の熱を奪う冷却部72と、を備える。
冷却部72は円筒部材であって、冷却部72の内部72Dに円筒状の排熱回収部71が配置されている。冷却部72の内径は排熱回収部71の外径よりも僅かに大きく形成されており、排熱回収部71は冷却部72内に嵌め込まれている。冷却部72の内部72Dは、排気を流す排気通路の一部として構成されている。
図2及び図3に示すように、排熱回収部71は、第1及び第2排気マニホールド20R,20Lや第1及び第2排気管30R,30Lを形成する材料よりも高熱伝導率の材料、例えば炭化ケイ素(SiC)によって形成されている。排熱回収部71は排気が通過可能な複数の貫通孔71Aを有する格子状の円筒部材であり、排熱回収部71の直径(外径)Dは排熱回収部71の軸方向長さ(通路延在方向長さ)Lよりも大きく設定されている。排熱回収部71の貫通孔71Aは、排熱回収部71の上流側端面から下流側端面まで軸方向に貫通している。
なお、排熱回収部71は、貫通孔71Aの断面形状が六角形であるハニカム構造体として構成されてもよい。貫通孔71Aの断面形状は、四角形や六角形に限られず、円形や三角形等のその他の形状でもよい。
上記のように構成される排熱回収部71は、貫通孔71Aを通過する排気により加熱される。したがって、排熱回収部71を通過した後の排気の温度は、通過前の排気の温度よりも低くなる。
冷却部72は、排熱回収部71の周囲に形成される。冷却部72は、排熱回収部71の外周に沿って形成される環状流路72Aと、環状流路72Aに冷却水を導入する導入口72Bと、環状流路72Aから冷却水を排出する排出口72Cと、を備える。導入口72Bと排出口72Cとは、排熱回収部71の周方向に180度ずらして配置される。
排熱回収器70の環状流路72Aには、エンジン1のウォータポンプ(図示省略)により圧送された冷却水が導入口72Bを通じて流入する。冷却水は、環状流路72A内を流れ、排熱回収部71を外周側から冷却する。環状流路72Aを通過した冷却水は、排熱回収部71の熱を奪うことによって暖められ、排出口72Cを通じて排熱回収器70から排出される。このように排出された冷却水は、エンジン1のシリンダブロック等に形成されたウォータジャケットや図示しない暖房装置に供給され、エンジン1の暖機や車室内の暖房に利用される。
上述の通り、排気の熱を奪う排熱回収部71は、その直径Dが軸方向長さLよりも大きくなるように構成されている。このように排熱回収部71を構成することで、排熱回収器70での排熱回収効率は図5に示すような特性となる。つまり、図5に示すように、排熱回収器70の排熱回収効率は、排熱回収部71を通過する排気の流量が多くなるほど指数関数的に低下する。
本実施形態では、図5に示すような効率特性を有する排熱回収器70を用いて、排気流量が少ない運転状態において排熱回収効率を従来よりも高められるように排気装置60を構築する。つまり、従来の排気装置では、排熱回収器は排気が集められる合流管に1つ設置されていたが、本実施形態では、図1に示すように排熱回収器70は合流管40(排気が合流する部分)よりも上流側の第1排気管30R及び第2排気管30Lのそれぞれに設置されている。
図4A、図4B、及び図5を参照して、排熱回収器70における排熱回収効率について説明する。図4Aは排気流量が多いエンジン運転状態での排気の流れを説明する図であり、図4Bは排気流量が少ないエンジン運転状態での排気の流れを説明する図である。
図4Aに示すように、エンジン1の右バンク11から排出された排気は第1排気マニホールド20R及び第1排気管30Rを通じて合流管40に流れ込み、エンジン1の左バンク12から排出された排気は第2排気マニホールド20L及び第2排気管30Lを通じて合流管40に流れこむ。このようにエンジン1から排出された排気は、マニホールド触媒コンバータ21及び床下触媒コンバータ31で浄化された後、排熱回収器70によって排熱が回収される。
図4Aのようにエンジン運転状態が高負荷かつ高エンジン回転速度である場合、つまりエンジン1から排出される排気の流量が多い運転状態では、排熱回収器70の排熱回収効率は図5に示すように低排気流量時と比較して低くなる。
エンジン運転状態が高負荷かつ高エンジン回転速度である場合に、エンジン1から排出されて第1及び第2排気管30R,30Lを通過する排気の流量がR3であるとすると、合流管40を流れる排気の流量はR3の2倍程度のR4となる。排熱回収器70の排熱回収効率は図5に示すような特性となっているため、排熱回収器70での排熱回収効率は、排気流量R3である第1排気管30R及び第2排気管30Lに排熱回収器70を配置した場合であっても、従来手法のように排気流量がR4となる合流管40に排熱回収器70を配置した場合と同程度の低い値となる。
したがって、排熱回収器70を合流管40よりも上流側の第1排気管30R及び第2排気管30Lのそれぞれに設けた場合であっても、排気流量が多い運転状態での排熱回収効率を低く維持することができる。したがって、高負荷かつ高エンジン回転速度の運転状態が継続した場合であっても、冷却水の温度が高くなり過ぎることがない。
一方、エンジン運転状態が低負荷かつ低エンジン回転速度である場合には、エンジン1から排出される排気の流量は、高負荷かつ高エンジン回転速度時よりも低下する。このようにエンジン1から排出される排気の流量が少ない運転状態では、排熱回収器70の排熱回収効率は図5に示すように高排気流量時と比較して高くなる。
エンジン運転状態が低負荷かつ低エンジン回転速度である場合に、エンジン1から排出されて第1及び第2排気管30R,30Lを通過する排気の流量がR1であるとすると、合流管40を流れる排気の流量はR1の2倍程度のR2となる。排熱回収器70の排熱回収効率は図5に示すような特性となっているため、排熱回収器70での排熱回収効率は、排熱回収器70を従来手法のように排気流量がR2となる合流管40に配置した場合と比較して、排熱回収器70を低排気流量R1となる第1排気管30R及び第2排気管30Lに配置した場合の方が高くなる。
このように本実施形態では、排熱回収器70を合流管40ではなく第1排気管30R及び第2排気管30Lに設けることで、低排気流量時に排熱回収器70を通過する排気の流量をより少なくできる。その結果、エンジン1から排出される排気の流量が少ない運転状態において、排熱回収器70での排熱回収効率を従来よりも高めることが可能となる。
上記したエンジン1の排気装置60によれば、以下の効果を得ることができる。
エンジン1の排気装置60は、エンジン1から排出された排気を分配して流す第1及び第2排気管30R,30Lに排熱回収器70を備えている。排熱回収器70の排熱回収部71は、その直径Dが軸方向長さLよりも大きくなるように構成されている。このように排熱回収部71を形成することで、排熱回収器70での排熱回収効率は、排熱回収部71を通過する排気流量が多くなるほど指数関数的に低下する特性となる。このような特性の排熱回収器70を分配された排気が合流する前の第1及び第2排気管30R,30Lに配置することで、排熱回収部71を通過する排気の流量を低減することができ、排気流量が多い運転状態では排熱回収器70での排熱回収効率を低く維持しつつ、排気流量が少ない運転状態では排熱回収器70での排熱回収効率を従来よりも高めることが可能となる。また、排熱回収器70を第1及び第2排気管30R,30Lのそれぞれに配置するので、小型の排熱回収器70を採用することができる。
第1及び第2排気管30R,30Lに配置される排熱回収器70は同じ構成となっており、これら2つの排熱回収器70における排熱回収部71及び冷却部72はそれぞれ同一構造である。したがって、2つの排熱回収器70の排熱回収効率をそろえることができ、両排熱回収器70間での排熱回収量のばらつきを抑制できる。したがって、排熱回収器70で加熱される冷却水の温度管理等が容易となる。
なお、排熱回収器70の排熱回収部71は、貫通孔71Aの断面形状が六角形であるハニカム構造体として構成されることが好ましい。このように構成することで、排熱回収部71において貫通孔71Aを密に配置することができ、排熱回収効率特性を維持したまま排熱回収部71を小型化することが可能となる。したがって、排熱回収器70を小型軽量化でき、エンジン1の排気装置60をコンパクトに構成できる。
(第2実施形態)
図6を参照して、本発明の第2実施形態によるエンジン1の排気装置60について説明する。
第2実施形態による排気装置60は、排熱回収器70の配置の仕方において、第1実施形態の排気装置と相違する。なお、以下の実施形態では、第1実施形態と同じ機能を果たす構成等には同一の符号を用い、重複する説明を適宜省略する。
図6に示すように、第2実施形態による排気装置60では、合流管40は、当該合流管40を流れる排気を分配する分配管40A,40Bを備えている。分配管40A,40Bは、合流管40の途中から分岐して下流側で再び合流するように構成されている。分配管40A,40Bの合流後の通路は合流管40として構成されており、この合流管40にマフラ41が設けられている。
第2実施形態では、排熱回収器70は、分配管40A,40Bのそれぞれに一つずつ設けられている。排熱回収器70は、分配管40A,40Bを流れる排気によって加熱された排熱回収部71の熱を、冷却部72を流れる冷却水によって回収するように構成されている。排気の熱を奪う排熱回収部71はその直径Dが軸方向長さLよりも大きくなるように構成されており、排熱回収器70での排熱回収効率は図5に示すような特性となっている。
上述の通り、排熱回収器70は合流管40から分岐する分配管40A,40Bのそれぞれに設けられるので、各排熱回収器70の排熱回収部71を通過する排気の流量を合流管40を流れる排気の流量より少なくできる。その結果、第2実施形態による排気装置60では、第1実施形態による排気装置と同様に、エンジン1から排出される排気の流量が多い運転状態では排熱回収器70での排熱回収効率を低く維持しつつ、排気流量が少ない運転状態では排熱回収器70での排熱回収効率を従来よりも高めることが可能となる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
第1及び第2の各実施形態における技術的思想は、必要に応じて任意に組み合わせることが可能である。
第2実施形態による排気装置60では、合流管40から2つの分配管40A,40Bが分岐する。しかしながら、合流管40から分岐する分配管の数は、2つではなく、3つ以上であってもよい。この場合には、各分配管に排熱回収器70を設けてもよいし、任意の分配管にのみ排熱回収器70を設けてもよい。
1 エンジン
11 右バンク
12 左バンク
20R 第1排気マニホールド
20L 第2排気マニホールド
30R 第1排気管
30L 第2排気管
40 合流管
40A 分配管
60 排気装置
70 排熱回収器
71 排熱回収部
71A 貫通孔
72 冷却部

Claims (4)

  1. エンジンから排出された排気を外部へ導くエンジンの排気装置であって、
    エンジンから排出された排気を分配して流す複数の分配通路と、
    複数の前記分配通路に一つずつ設けられ、排気の熱を回収する排熱回収器と、を備え、
    前記排熱回収器は、
    前記分配通路内に設けられ、通過する排気の熱を回収する筒状の排熱回収部と、
    冷却流体を介して前記排熱回収部を外周側から冷却する冷却部と、を備えるとともに、
    前記排熱回収部の直径が前記排熱回収部の軸方向長さよりも大きくなるように構成される、
    ことを特徴とするエンジンの排気装置。
  2. 前記排熱回収部は、排気が通過可能な複数の貫通孔を有するハニカム構造体として構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気装置。
  3. 前記分配通路ごとに設けられる前記排熱回収器は、それぞれ同一の構成である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの排気装置。
  4. 前記エンジンは、二つのバンクを有するV型エンジンであって、
    前記分配通路は、一方のバンクから排出された排気を流す第1排気通路、及び他方のバンクから排出された排気を流す第2排気通路であり、
    前記排熱回収器は、前記第1排気通路と前記第2排気通路とが合流する合流部分よりも上流側の前記第1排気通路及び前記第2排気通路のそれぞれに設けられる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のエンジンの排気装置。
JP2014078166A 2014-04-04 2014-04-04 エンジンの排気装置 Expired - Fee Related JP6295792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014078166A JP6295792B2 (ja) 2014-04-04 2014-04-04 エンジンの排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014078166A JP6295792B2 (ja) 2014-04-04 2014-04-04 エンジンの排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015200196A true JP2015200196A (ja) 2015-11-12
JP6295792B2 JP6295792B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=54551703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014078166A Expired - Fee Related JP6295792B2 (ja) 2014-04-04 2014-04-04 エンジンの排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6295792B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017133435A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 トヨタ自動車株式会社 排気熱回収装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247556A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Toyota Motor Corp 排気熱回収装置
JP2010190133A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2010275961A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toyota Motor Corp エンジンの冷却装置
JP2012037165A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Ngk Insulators Ltd 熱交換部材
JP2012250901A (ja) * 2011-03-31 2012-12-20 Ibiden Co Ltd ハニカム構造体及び排ガス浄化装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247556A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Toyota Motor Corp 排気熱回収装置
JP2010190133A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2010275961A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toyota Motor Corp エンジンの冷却装置
JP2012037165A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Ngk Insulators Ltd 熱交換部材
JP2012250901A (ja) * 2011-03-31 2012-12-20 Ibiden Co Ltd ハニカム構造体及び排ガス浄化装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017133435A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 トヨタ自動車株式会社 排気熱回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6295792B2 (ja) 2018-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011220669A5 (ja)
JP2009041414A (ja) 排気浄化装置
US9764285B2 (en) Exhaust gas cleaning device
JP2018105180A (ja) 吸気マニホールド
RU2013150284A (ru) Устройство с теплообменником для термоэлектрического генератора автомобиля
US20160341489A1 (en) Exhaust waste heat recovery device
JP2015520718A5 (ja)
JP6295792B2 (ja) エンジンの排気装置
JP5806671B2 (ja) 複合型排ガス後処理およびエアクリーナーダスト排出装置
KR20190035865A (ko) 배기 가스 시스템의 부품 및 배기 가스 후처리 방법
JP2012140964A (ja) 排気ガス浄化装置
SE524226C2 (sv) En anordning för behandling av ett gasflöde
JP5051396B2 (ja) 排気通路構造
US1074627A (en) Muffler or silencer for gas-engines.
JP6354555B2 (ja) ハニカム構造体
KR101455795B1 (ko) 엔진 흡기계
WO2014202942A4 (en) Improvements in waste heat recovery units
JP2011043121A (ja) 内燃機関の排気装置
JP2005163621A (ja) 触媒コンバータ
JP6243158B2 (ja) 排気熱回収装置
KR102075610B1 (ko) 배기가스 이코노마이저
JP2006220037A (ja) 排気熱回収装置
JP2013185498A (ja) エキゾースト・マニホールド
JP2019022873A (ja) 排ガス浄化装置
RU2498183C1 (ru) Теплообменный аппарат

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6295792

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees