JP2015198611A - 圃場作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゲージホイールユニット45は、取付フレームに回転可能に取り付ける装着部49を備えているとともに、規制手段によって上下方向の移動が一定範囲に規制され、かつ上下方向の位置が調節可能に設けられたゲージホイール46を備えており、ゲージホイールユニットを未耕地圃場で走行させる場合の作業と耕起後の鋤床で走行させる場合の作業の切り替えのために、ゲージホイールユニット45全体を、取付フレームの前後方向に延びる取付軸を中心に回動させた際に、ゲージホイール46は、規制手段によって上下方向の回動が規制されることなく、自重で下方に位置するように配置される。
【選択図】図6
Description
本発明の圃場作業機1は、図1〜4、図7〜10に示すように、主なフレームとして、フロントフレーム2と、フロントフレーム2に対して回動可能に取り付けられたリバースフレーム3と、を備えている。
本発明に係る圃場作業機1の特徴は、圃場作業機1において、ゲージホイール46を備えたゲージホイールユニット45の取付状態を変えることで、圃場作業におけるゲージホイールユニットを未耕地圃場で走行させる場合の作業と耕起後の鋤床で走行させる場合の作業を切り替えて、それぞれできるようにした構成である。
本発明に係る圃場作業機1の特徴は、圃場におけるゲージホイールユニットを未耕地圃場で走行させる場合の作業に適した位置と耕起後の鋤床で走行させる場合の作業に適した位置に切り替えて、それぞれの作業ができるようにした構成である。
圃場作業においては、いずれの場合でも、圃場作業機1をトラクタ6に装着して、トラクタ6で圃場作業機1を牽引して、上下一対の第1のボトム26及び第2のボトム27のうちの一方のボトムで圃場表面を鋤込みする。この圃場作業においては、圃場の外に配置したレーザ発光部から水平な一定高さのレーザ光による水平信号を受光部16が受光する。
図1〜6は、前記ゲージホイールユニットを未耕地圃場で走行させる場合の作業の状態の圃場作業機1を示している。ゲージホイールユニットを未耕地圃場で走行させる場合の作業の状態では、図4に示すように、下方に位置するボトム(図4では第2のボトム27)が圃場を鋤き込みながら鋤床88上を移動するが、ゲージホイール46は、鋤床88の側縁に沿って鋤床88の上方の圃場の未耕地面89を走行する。
図7〜12は、前記ゲージホイールユニット45を耕起後の鋤床で走行させる場合の作業の状態の圃場作業機1を示している。ゲージホイールユニットを耕起後の鋤床で走行させる場合の作業の状態では、図10に示すように、ゲージホイール46は、下方に位置するボトム(図4では第1のボトム26)が鋤き込んだ、圃場の未耕地面89より下方の鋤床88の面を走行する。
ところで、ゲージホイールユニット45を未耕地圃場で走行させる作業の場合は、ゲージホイール46が圃場の未耕地面89を走行するために、圃場の未耕地面89の凹凸の影響を受けて、ボトム26、27による鋤き込み作業による耕深の深さや鋤床88の面が均一とならないので、種まきや苗植え等が均一な深さでできなかったりして、作物の生育にバラツキがでたりする悪影響が生じる。
ゲージホイールユニット45を未耕地圃場で走行させる作業において、ゲージホイール46が上下動すると、ゲージホイール支持部材47と高さ調節用部材48は、装着部49に対して支持軸61を中心に回動する。高さ調節用部材48は、係合突起84を介して第2の揺動フック片79に係合しているので、高さ調節用部材48が回動すると、揺動フック片79は回動するが、揺動フック片79が規制ピン83で一定範囲内に規制される。従って、ゲージホイール46の上下動は、一定範囲に規制される。
ゲージホイールユニット45を耕起後の鋤床で走行させる場合の状態では、図10に示すように、ゲージホイール46は、ボトム26又は27が鋤き込んだ鋤床88の面を走行するので、上下方向への動きは少なくなる。従って、ボトムにより鋤き込んだ鋤床88は、より耕深は均一となり平坦になる。その結果、苗や種は鋤床88に均等な深さに植えられたり蒔かれたりするので、作物の生育への悪影響を防ぐことができる。
2 フロントフレーム
3 リバースフレーム
6 トラクタ
7 フロントフレームの下部フレーム
8 マスト
11 ロアリンク
12 アッパリンク
15 ポール
16 受光部
19 主フレーム
20 長い支持フレーム
21 短い支持フレーム
22 取付フレーム
24 下部フレームの後面から突設された主軸
25 リバースシリンダ
26 第1のボトム
27 第2のボトム
31 第1のブラケット
32 ゲージホイールユニット取付アーム
33 ゲージホイールユニット取付部
36 第2のブラケット
37 折りたたみシリンダ
38 ピストンロッド
39 ゲージホイールユニット取付アームの基端に固定された取付片
45 ゲージホイールユニット
46 ゲージホイール
47 ゲージホイール支持部材
48 高さ調節用部材
49 装着部
54 車軸
55 ゲージホイール支持部材の固定部
56 ゲージホイール支持部材の固定部の固定孔
59 高さ調節用部材の底板
60 高さ調節用部材の側板
61 高さ調節用部材の底板から側方に突設された支持軸
64 高さ調節用部材の側板に形成された取付孔
65 固定ピン
68 装着部の支持杆
69 装着部の装着片
70 装着部の規制板
73 支持杆の支持孔
74 抜け止めスペーサ
75 抜け止めスペーサを支持軸の端部に固定するボルト
77 枢着ピン
78 第1の揺動フック片
79 第2の揺動フック片
80 揺動フック片のフック部
83 規制板の規制ピン
84 高さ調節用部材の係合突起
85 装着片の取付ピン
88 鋤床
89 圃場の未耕地面
90 ピン
91 ゲージホイールユニット取付部の取付軸のピン穴
92 ゲージホイールユニット取付部の取付軸
93 装着部の支持杆のピン穴
Claims (6)
- トラクタに3点リンクを介して連結されたフロントフレームと、フロントフレームに回動可能に取り付けられたリバースフレームと、リバースフレームに取り付けられた上下一対のボトムと、取付フレームに取付位置を変更可能に取り付けられたゲージホイールユニットと、を備え、ゲージホイールユニットを、未耕地圃場で走行させる場合の作業と耕起後の鋤床で走行させる場合の作業にそれぞれ適した状態に取付位置を変更することができるようした圃場作業機において、
ゲージホイールユニットのゲージホイールが、作業幅方向においてゲージホイールユニットの装着部より作業域の外側方向に配置される状態と、作業幅方向において装着部より作業域の内側方向に配置される状態となるように、ゲージホイールユニットが取付フレームに装着変更可能な構成であることを特徴とする圃場作業機。 - トラクタに3点リンクを介して連結されたフロントフレームと、フロントフレームに回動可能に取り付けられたリバースフレームと、リバースフレームに取り付けられた上下一対のボトムと、取付フレームに取り付けられたゲージホイールユニットと、を備え、ゲージホイールユニットを、未耕地圃場で走行させる場合の作業と耕起後の鋤床で走行させる場合の作業にそれぞれ適した状態に取付位置を変更して使用可能な圃場作業機において、
ゲージホイールユニットは、取付フレームに回転可能に取り付けられる装着部と、装着部に上下方向に回転可能に取り付けられた高さ調節用部材と、装着部に対して作業幅方向に偏寄した位置に配置され、高さ調節用部材に高さ調節可能に取り付けられるゲージホイールと、を備え、
装着部は、高さ調節用部材の回動を一定範囲に規制する規制手段を備え、
ゲージホイールユニット全体を上下反転すると、規制手段による高さ調節用部材の規制を解除し、高さ調節用部材及びゲージホイールは、自重によって装着部に対して相対的に回動し、ゲージホイールは下方に向けて位置される構成であることを特徴とする圃場作業機。 - ゲージホイールユニットを未耕地圃場で走行させる場合には、ゲージホイールが作業幅方向において装着部より作業域の外側方向に配置される状態で、ゲージホイールユニットが取付フレームに装着可能であり、ゲージホイールユニットを耕起後の鋤床で走行させる場合には、ゲージホイールが作業幅方向において装着部より作業域の内側方向配置される状態で、ゲージホイールユニットが取付フレームに装着可能な構成であることを特徴とする請求項2に記載の圃場作業機。
- 装着部は、取付フレームの取付軸に嵌合して取り付けられる前後方向伸びる支持杆を備えており、
取付軸を中心に、ゲージホイールユニット全体を回転させて上下反転すると、規制手段による高さ調節用部材の規制を解除し、高さ調節用部材及びゲージホイールは、自重によって装着部に対して相対的に回動し、ゲージホイールは下方に向けて位置される構成であることを特徴とする請求項2又は3に記載の圃場作業機。 - 規制手段は、規制板と、規制板に突設された規制ピンと、規制板に回動可能に取り付けられ、高さ調節用部材と係合可能な上下一対の揺動フック片と、を備え、
高さ調節用部材は、揺動フック片に係合し、揺動フック片が規制ピンによって規制されることによって、一定範囲に回動が規制される構成であることを特徴とする請求項2、3又は4に記載の圃場作業機。 - ゲージホイールユニットは、取付フレームにゲージホイールユニット取付アームを介して取り付けられている構成であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の圃場作業機。
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2014
- 2014-04-08 JP JP2014079635A patent/JP6235401B2/ja active Active
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