JP2015198354A - 移動判定装置、移動判定方法及びプログラム - Google Patents

移動判定装置、移動判定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの携帯端末の測定値に基づいてユーザの移動を判定する。【解決手段】設備管理サーバ(100)は、ユーザの携帯端末(200)に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得し、取得した測定値に基づいて、第1の期間に測定部により測定された測定値から、第1の期間後の第2の期間に測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動判定装置、移動判定方法及びプログラムに関する。
制御対象領域内にユーザの位置を測位する測位装置を設置し、測位装置により測位されたデータに基づいてユーザの位置を検出するシステムがある(例えば特許文献1)。
特開2013−137178号公報
しかしながら、従来技術に係るシステムでは、ユーザが制御対象領域から外にでるとユーザの位置が分からなくなるため、ユーザの領域間の移動を判定できなかった。
本発明の目的は、ユーザの携帯端末の測定値に基づいてユーザの移動を判定できる移動判定装置、移動判定方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る移動判定装置は、ユーザの携帯端末に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得する取得部と、前記取得部により取得した測定値に基づいて、第1の期間に前記測定部により測定された測定値から、前記第1の期間後の第2の期間に前記測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定する判定部と、を有する。
本発明の一態様では、前記測定部は、照度を測定し、前記判定部は、前記第1の期間に前記測定部により測定された照度の第1の特徴量から、前記第2の期間に前記測定部により測定された照度の第2の特徴量への変化量が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定することとしてよい。
本発明の一態様では、前記第1の特徴量は、前記第1の期間に前記測定部により測定された照度の実測値、補正値又は統計値であり、前記第2の特徴量は、前記第2の期間に前記測定部により測定された照度の実測値、補正値又は統計値であり、前記判定部は、前記変化量が閾値以上である場合に、前記ユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定することとしてよい。
本発明の一態様では、前記測定部は、前記携帯端末の加速度をさらに測定し、前記判定部は、前記測定部により測定された加速度に基づいて前記第1の期間から前記第2の期間への移行期間に前記携帯端末が移動していると判定される場合であって、前記変化量が前記閾値以上である場合に、前記ユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定することとしてよい。
本発明の一態様では、前記移動判定装置は、ユーザ情報が記憶された記憶媒体から取得したユーザ情報に基づいて、前記第1の領域と前記第2の領域との間に設けられた扉の開閉を制御する扉制御装置から、前記第1の領域に入場したユーザ情報を取得するユーザ情報取得部をさらに有し、前記取得部は、前記測定値とともに前記ユーザのユーザ情報を取得し、前記判定部は、前記ユーザ情報取得部により取得したユーザ情報のいずれかと、前記取得部により取得したユーザ情報が一致し、且つ前記取得部により取得した測定値により前記所定の条件が満足された場合に、前記取得部により取得されたユーザ情報のユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定することとしてよい。
本発明の一態様では、前記ユーザ情報取得部により取得されたユーザ情報と、前記判定部により前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されたユーザ情報とに基づいて、前記第1の領域に存在するユーザのユーザ情報を管理する管理部をさらに有することとしてよい。
本発明の一態様では、前記管理部により管理されるユーザ情報に基づいて前記第1の領域に存在するユーザがいない場合に、前記第1の領域に含まれる機器の動作を停止させる機器制御部をさらに有することとしてよい。
本発明の一態様では、前記機器制御部は、前記第1の領域に含まれる機器の動作を停止した後に、前記ユーザ情報取得部により取得したユーザ情報とともに前記取得部により取得した測定値に前記機器の動作を停止したことに基づく変化が表れた場合に、前記機器の動作を再開させることとしてよい。
本発明の一態様では、前記取得部は、複数の異なる時点で前記測定部による測定値を順次取得することとしてよい。
本発明の一態様では、前記第1の領域において測定された測定値と、前記第2の領域において測定された測定値とに基づいて、前記所定の条件を学習する学習部をさらに有することとしてよい。
本発明に係る移動判定方法は、ユーザの携帯端末に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得するステップと、前記取得した測定値に基づいて、第1の期間に前記測定部により測定された測定値から、前記第1の期間後の第2の期間に前記測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定するステップと、含む。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、ユーザの携帯端末に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得するステップと、前記取得した測定値に基づいて、第1の期間に前記測定部により測定された測定値から、前記第1の期間後の第2の期間に前記測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明の一態様によれば、ユーザの携帯端末の測定値に基づいてユーザの移動を判定できる。
本実施形態に係る設備管理システムのシステム構成例を示す図である。 設備管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成例を示す図である。 ICカードリーダのハードウェア構成例を示す図である。 機器制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 端末状態データ管理テーブルの一例を示す図である。 在室情報管理テーブルの一例を示す図である。 ユーザの入室情報の管理処理のシーケンス図である。 携帯端末の状態を管理する処理のシーケンス図である。 ユーザの退室判定処理のフロー図である。 退室判定処理の判断基準を説明する図である。 部屋の機器の制御処理のフロー図である。
以下、本発明を実施するための実施の形態(以下、実施形態という)を、図面に基づいて説明する。
[1.設備管理システムの概要]
図1には、本実施形態に係る設備管理システムSのシステム構成例を示した。図1に示されるように、設備管理システムSは、施設B及び施設B内の設備の情報を管理する設備管理サーバ100、携帯端末200、ICカードリーダ300、機器制御装置400を含み、各装置は直接又は間接的にネットワークNWに接続しており、ネットワークNWを介して通信可能となっている。ネットワークNWは、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又は両者が混在したネットワークにより構成されてもよい。なお、以下説明する実施形態では、設備管理サーバ100が本発明の移動判定装置として機能することとする。
施設Bには、例えば複数の部屋(R1,R2を含む)が設けられている。それぞれの部屋Ri(iは1以上の整数)には、廊下Pから部屋Riへ入退室するための扉Diと、空調機器ACや照明機器L等の設備機器が設けられている。
また、扉Diには、それぞれ電子錠500が設けられており、電子錠500に対応して設けられたICカードリーダ300からの制御によって、電子錠500の施錠(ロック)状態と解錠(アンロック)状態が制御される。なお、本実施形態では、ICカードリーダ300は、例えば近距離無線通信によりICカードCと通信する非接触型のICカードリーダの機能を有する。
また、各部屋Riの空調機器ACと照明機器Lは、機器制御装置400と接続されており、機器制御装置400による制御により、空調機器ACと照明機器Lの動作の停止、開始を含む動作状態が制御される。例えば、機器制御装置400は、空調機器ACに対しては、空調機器ACの動作モード(冷房、暖房、ドライ、送風等)、設定温度、風量、スリープモードへの移行、スリープモードの解除等の制御を行い、照明機器Lに対しては、照明機器Lの点灯、消灯、点灯時の照度の調整等の制御を行うこととしてよい。
また、それぞれのユーザUは、携帯端末200と、ユーザの認証情報が記憶されたICカードCを携帯しており、各部屋Riに入室する場合には、ICカードCをICカードリーダ300にかざす。そして、ICカードリーダ300は、例えば近距離無線通信によりICカードCからユーザの認証情報を取得し、ICカードCから取得した認証情報に基づく認証が成功した場合には、電子錠500を解錠してユーザが部屋Riに入室可能とし、ICカードCから取得した認証情報に基づく認証が失敗した場合には、電子錠500を施錠した状態に維持してユーザが部屋Riに入室しないようにする。
なお、上記の認証処理は、例えば設備管理サーバ100が行うこととしてよい。その場合にはICカードリーダ300は、ICカードCから取得したユーザの認証情報を設備管理サーバ100に送信し、設備管理サーバ100はICカードリーダ300から受信したユーザの認証情報が適正と判断される場合に認証成功をICカードリーダ300に返し、不適性と判断される場合に認証失敗をICカードリーダ300に返すこととしてよい。
また、ユーザが携帯する携帯端末200は、携帯電話機(スマートフォン、フィーチャーフォンを含む)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、ノートパソコン、携帯ゲーム機等の携帯可能なコンピュータである。携帯端末200は、例えば、照度センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等の測定素子を備え、測定素子によりそれぞれ測定された測定値を測定日時、ユーザの識別情報(ユーザID)とともに、ネットワークNWに接続された中継装置APを介して設備管理サーバ100に定期的に送信する。なお、携帯端末200と中継装置APとは、例えば無線LAN方式、又は移動体通信方式で通信してよく特に限定されない。
設備管理サーバ100は、例えばコンピュータであり、ユーザの認証情報、各部屋Riに入場したユーザの情報、各部屋Riから退場したユーザの情報等を管理するほか、機器制御装置400と通信して、各部屋Riに設けられた設備機器の動作を制御する。
本実施形態では、設備管理サーバ100は、ICカードリーダ300から取得したユーザの認証情報及び、ユーザの携帯する携帯端末200から取得した情報に基づいて、各部屋Riに入場したユーザの情報及び各部屋Riから退場したユーザの情報を管理することとする。
[2.各装置のハードウェア構成例の説明]
次に、図2乃至図5に基づき、本実施形態に係る設備管理サーバ100、携帯端末200、ICカードリーダ300、機器制御装置400にそれぞれ備えられたハードウェア構成について説明する。なお、以下に説明する各装置のハードウェア構成は例示であって、各装置の構成が以下のハードウェアに限定されるものではない。
[2.1.設備管理サーバ100のハードウェア構成例]
まず、図2に基づき、設備管理サーバ100のハードウェア構成例について説明する。図2に示されるように、設備管理サーバ100は、ハードウェア構成として、制御部101、記憶部102、通信部103を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部102に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに設備管理サーバ100の各部を制御する。
記憶部102は、設備管理サーバ100のオペレーティングシステムやプログラムやデータを記憶するほか、制御部101のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で設備管理サーバ100に供給され、情報記憶媒体から直接又は記憶部102にコピーした後に制御部101が読み込み実行することとしてもよいし、インターネット等のデータ通信網を介して設備管理サーバ100に供給されたプログラムを一旦記憶部102に記憶し、記憶部102に記憶されたプログラムを制御部101が読み込み実行することとしてもよい。
本実施形態においては、記憶部102には、ユーザ認証情報(例えばユーザID、パスワード)を含むユーザの情報(ユーザID、パスワード、ユーザ名、ユーザのメールアドレス、利用する携帯端末200のID(端末ID)等)を管理するテーブル、携帯端末200の各種センサで測定された測定値を管理するテーブル(端末状態データ管理テーブル)、施設Bの各部屋Riにおけるユーザの在室情報(入室及び退室の情報)を管理するテーブル(在室情報管理テーブル)等のデータが記憶される。以下、記憶部102に記憶されるデータの一例について説明する。
図6には、記憶部102に記憶される端末状態データ管理テーブルの一例を示した。図6に示されるように、端末状態データ管理テーブルには、ユーザID、測定日時、照度データの実測値、照度データの補正値、加速度データ、端末IDが関連付けて記憶される。端末状態データ管理テーブルに記憶される各レコードは、携帯端末200から送信される端末状態データを登録したものであり、この登録処理の詳細については後述する。なお、ユーザIDは、携帯端末200を携帯するユーザの識別情報であり、端末IDは携帯端末200の個体識別である。また、照度データの実測値は、携帯端末200の照度センサにより測定された値であり、照度データの補正値は、照度データの実測値を、携帯端末200のジャイロセンサにより測定された携帯端末200の姿勢データに基づいて補正した値である。そして、加速度データは、携帯端末200の加速度センサにより測定された値であり、測定日時は、各センサにより測定日時である。
図7には、記憶部102に記憶される在室情報管理テーブルの一例を示した。図7に示されるように、在室情報管理テーブルには、ユーザID、部屋ID、入室日時、退室フラグが関連付けて記憶される。ユーザIDは、ユーザの認証情報に含まれるユーザの識別情報、部屋IDは施設Bにおける部屋の識別情報、入室日時は部屋に入室した日時(例えばICカードリーダ300でユーザの認証情報を受け付けた日時、又は、受け付けたユーザの認証情報に基づいて認証が成功した日時、又は、ユーザの認証情報に基づく認証が成功した後に電子錠500を解錠した日時等)である。また、退室フラグは、初期値は未退室(偽:F)であり、ユーザIDに関して端末情報データ管理テーブルに管理されるデータに基づいて、ユーザIDのユーザが部屋から退室したと判定された場合に、退室(真:T)に更新される。なお、ユーザが部屋から退室したか否かを判定する処理の詳細については後述する。
また、記憶部102には、ICカードリーダ300の個体識別情報であるデバイスIDと、ICカードリーダ300が設置された部屋の識別情報である部屋IDとを関連付けて記憶したデバイス管理情報がさらに記憶されていることとしてよい。
通信部104は、ネットワークインターフェイスカード等により構成され、ネットワークインターフェイスカードにより接続したネットワークNWを介して、中継装置AP、携帯端末200、ICカードリーダ300、機器制御装置400等のデバイスとデータ通信する。
[2.2.携帯端末200のハードウェア構成例]
次に、図3に基づき、携帯端末200のハードウェア構成例について説明する。図3に示されるように、携帯端末200は、制御部201、記憶部202、通信部203、入力部204、表示部205、照度センサ206、加速度センサ207、ジャイロセンサ208を備える。
制御部201は、CPUを含み、記憶部202に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに携帯端末200の各部を制御する。
記憶部202は、携帯端末200のオペレーティングシステムやプログラムやデータを記憶するほか、制御部201のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で携帯端末200に供給され、情報記憶媒体から直接又は記憶部202にコピーした後に制御部201が読み込み実行することとしてもよいし、インターネット等のデータ通信網を介して携帯端末200に供給されたプログラムを一旦記憶部202に記憶し、記憶部202に記憶されたプログラムを制御部201が読み込み実行することとしてもよい。また、記憶部202には、携帯端末200の識別情報(端末ID)、ユーザの識別情報(ユーザID)が記憶され、設備管理サーバ100にデータを送る際には、記憶部202に記憶された端末IDとユーザIDを付加してデータを送ることとしてもよい。
通信部203は、中継装置APと無線で通信し、中継装置APを介して設備管理サーバ100とデータ通信する。例えば、通信部203は、無線LAN通信や移動体通信等の無線通信方式により中継装置APと無線通信することとしてよい。
入力部204は、例えばキーボードやタッチパネル等により構成され、ユーザによる操作の入力を受け付ける。
表示部205は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置により構成され、制御部201の処理により生成されたグラフィックデータに基づいて各種の画面を表示する。
照度センサ206は、携帯端末200の周囲の明るさを測定する素子である。例えば、照度センサ206は、携帯端末200に1以上設けられ、照度センサ206により測定した照度のデータを制御部201に出力することとしてよい。
加速度センサ207は、携帯端末200の加速度を測定する素子である。例えば、加速度センサ207は、携帯端末200の3軸(携帯端末のディスプレイの面内方向の2軸及びディスプレイ面の法線方向の1軸)方向の加速度を測定し、測定した加速度を制御部201に出力することとしてよい。
ジャイロセンサ208は、携帯端末200の角度や角速度を測定する素子である。例えば、ジャイロセンサ208は、携帯端末200の3軸についてのそれぞれの角度、角速度を測定し、測定した角度、角速度を制御部201に出力することとしてよい。
[2.3.ICカードリーダ300のハードウェア構成例]
次に、図4に基づき、ICカードリーダ300のハードウェア構成例について説明する。図4に示されるように、ICカードリーダ300は、制御部301、記憶部302、通信部303、近距離無線通信アンテナ304、電子錠インターフェース305を備える。
制御部301は、CPUを含み、記憶部302に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともにICカードリーダ300の各部を制御する。
記憶部302は、ICカードリーダ300のオペレーティングシステムやプログラムやデータを記憶するほか、制御部301のワークメモリとしても用いられる。
通信部303は、ネットワークインターフェイスカード等により構成され、ネットワークインターフェイスカードにより接続したネットワークNWを介して、設備管理サーバ100等のデバイスとデータ通信する。
近距離無線通信アンテナ304は、非接触通信用のアンテナであり、ICカードCと近距離(例えば数十センチメートル以内)の非接触データ通信を行う。
電子錠インターフェース305は、無線通信又は通信ケーブルを介して接続された電子錠500と制御信号を通信するためのインターフェース(通信部)である。無線通信には、例えば無線LANを用いることとしてよく、通信ケーブルには、例えばLANケーブルやシリアルケーブル等を用いることとしてよい。
[2.4.機器制御装置400のハードウェア構成例]
次に、図5に基づき、機器制御装置400のハードウェア構成例について説明する。図4に示されるように、機器制御装置400は、制御部401、記憶部402、通信部403、空調機器インターフェース404、照明機器インターフェース405を備える。
制御部401は、CPUを含み、記憶部402に記憶されたプログラムに基づいて、各種の演算処理を実行するとともに機器制御装置400の各部を制御する。
記憶部402は、機器制御装置400のオペレーティングシステムやプログラムやデータを記憶するほか、制御部401のワークメモリとしても用いられる。プログラムは、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の情報記憶媒体に格納された状態で機器制御装置400に供給され、情報記憶媒体から直接又は記憶部302にコピーした後に制御部401が読み込み実行することとしてもよいし、インターネット等のデータ通信網を介して機器制御装置400に供給されたプログラムを一旦記憶部402に記憶し、記憶部302に記憶されたプログラムを制御部401が読み込み実行することとしてもよい。
また、記憶部402には、施設B内の部屋を識別する部屋IDごとに、部屋に設置された空調機器ACや照明機器Lの識別情報が記憶されることとしてよい。
通信部403は、ネットワークインターフェイスカード等により構成され、ネットワークインターフェイスカードにより接続したネットワークNWを介して、設備管理サーバ100等のデバイスとデータ通信する。
空調機器インターフェース404は、無線通信又は通信ケーブルを介して接続された空調機器ACと制御信号を通信するためのインターフェース(通信部)である。無線通信には、例えば無線LANを用いることとしてよく、通信ケーブルには、例えばLANケーブルやシリアルケーブル等を用いることとしてよい。
照明機器インターフェース405は、無線通信又は通信ケーブルを介して接続された照明機器Lと制御信号を通信ためのインターフェース(通信部)である。無線通信には、例えば無線LANを用いることとしてよく、通信ケーブルには、例えばLANケーブルやシリアルケーブル等を用いることとしてよい。
[3.設備管理システムSで実行される処理の具体例の説明]
次に、図8乃至図12に基づき、設備管理システムSにおいて実行される処理の具体例について説明する。なお、以下に説明する処理は、設備管理サーバ100、携帯端末200、ICカードリーダ300、機器制御装置400のそれぞれの制御部101,201,301,401が、それぞれの記憶部102,202,302,402に記憶されたプログラムに基づいてそれぞれのハードウェアを制御することで実現される処理としてよい。
[3.1.入室情報管理処理]
まず、図8に基づき、設備管理システムSにおいて実行されるユーザの入室情報の管理処理の一例について説明する。なお、図8に示されるユーザの入室情報の管理処理は、ICカードC、ICカードリーダ300、設備管理サーバ100、電子錠500により実行される処理である。
図8に示されるように、ICカードリーダ300は、認証情報の転送要求を示す無線信号を(例えば定期的に)発信し(S1)、ICカードCは、ICカードリーダ300から認証情報の転送要求を示す無線信号を受信すると、それに対してICカードCに格納されたユーザの認証情報(ユーザIDを含む)をICカードリーダ300に送信する(S2)。
ICカードリーダ300は、ICカードCから受信したユーザの認証情報と、ICカードリーダ300の個体識別情報であるデバイスIDを設備管理サーバ100に送信する(S3)。
設備管理サーバ100は、ICカードリーダ300から受信したデバイスIDに関連付けて記憶された部屋IDを特定し、特定した部屋IDと、ユーザの認証情報に含まれるユーザIDと、ユーザの認証情報について生成したハッシュ値を関連付けて記憶部102に記憶する。また、設備管理サーバ100は、ICカードリーダ300から受信したユーザの認証情報に基づいて認証処理を実行し(S4)、ユーザの認証情報について生成したハッシュ値とともに認証処理の結果(認証結果)をICカードリーダ300に送信する(S5)。例えば、設備管理サーバ100は、ユーザの認証情報がユーザIDと固有キー(例えばパスワード、トークン、生体認証情報等)で表される場合には、記憶部102に記憶されたユーザIDと固有キーの組に、受信したユーザIDと固有キーが含まれる場合には認証成功、そうでない場合には認証失敗とした認証結果を生成することとしてよい。
ICカードリーダ300は、設備管理サーバ100から受信した認証結果が認証成功である場合には(S6:Y)、電子錠インターフェース305を介して接続された電子錠500に対して解錠を命令する(S7)。
電子錠500は、接続されたICカードリーダ300から解錠命令を受け付けると、解錠(アンロック)処理を実行し(S8)、解錠の完了をICカードリーダ300に通知する(S9)。
ICカードリーダ300は、電子錠500から解錠の完了通知を受け取ると、ユーザが入室した旨を、ユーザの認証情報のハッシュ値とともに設備管理サーバ100に通知する(S10)。
設備管理サーバ100は、ICカードリーダ300からユーザの入室通知を受信すると、ICカードリーダ300から受信したハッシュ値に関連付けて記憶部102に記憶された部屋ID、ユーザIDと、入室日時(例えば入室通知を受信した日時)に基づいて、在室情報管理テーブルにユーザの入室情報を記録して(S11)、処理を終える。
また、ICカードリーダ300は、S6において設備管理サーバ100から受信した認証結果が認証失敗である場合には(S6:N)、所定のエラー処理(例えば認証エラーを示す警告音や表示処理等)をし、電子錠500を解錠せずに処理を終える。
設備管理システムSでは、以上の処理をICカードCから認証情報がICカードリーダ300に送信されるごとに実行することとしてよい。
なお、設備管理サーバ100は、ユーザIDに関する入室情報が新たに追加された場合には、過去のユーザIDに関する入室情報の退室フラグを全てT(退室済み)に更新することとしてよい。
[3.2.端末状態データ管理処理]
次に、図9に基づき、設備管理サーバ100において携帯端末200の状態を管理する処理の一例について説明する。
図9に示されるように、携帯端末200は、測定タイミングが到来しない場合には(S21:N)、待機し、測定タイミングが到来した場合には(S21:Y)、携帯端末200に備えられた照度センサ206により照度を測定するとともに(S22)、携帯端末200に備えられた加速度センサ207により加速度を測定する(S23)。そして、携帯端末200は、例えば測定タイミングを測定日時、測定日時において照度センサ206により測定された照度、測定日時において加速度センサ207により測定された加速度に基づいて携帯端末200の状態を示す端末状態データを生成し(S24)、生成した端末状態データを設備管理サーバ100に送信する(S25)。
ここで、端末状態データの具体例について説明する。例えば、端末状態データには、携帯端末200の記憶部202に記憶されるユーザID、端末ID、測定日時、照度データ(実測値)、照度データ(補正値)、加速度データ(大きさ)を含めることとしてよい。照度データの実測値は、測定日時において照度センサ206により測定された値であり、照度データの補正値は、測定日時においてジャイロセンサ208により測定された携帯端末200の角度や角速度に基づいて、測定日時において照度センサ206により測定された照度の値を補正したデータとしてよい。具体的には、携帯端末200の角度に補正率を予め定めておき、ジャイロセンサ208で測定された角度に応じた補正率を、照度センサ206により測定された照度の実測値に乗じることで、照度の補正値を得ることとしてよい。また、例えば、加速度データには、重力加速度の影響を除外した後の加速度の大きさ(絶対値)を用いることとしてよい。
設備管理サーバ100は、S25で携帯端末200から受信した端末状態データを、例えば図7に示した端末状態データ管理テーブルに記録して(S26)、処理を継続する場合には(S27:N)、S26の前に戻り、処理を終了する場合には(S27:Y)、処理を終える。
また、携帯端末200も、S25の後に処理を継続する場合には(S28:N)、S21に戻り、処理を終了する場合には(S28:Y)、処理を終える。
なお、S21における測定タイミングは、例えば予め定められた時間間隔(例えばS(>0)秒ごと)としてもよいし、予め定められたイベント(ユーザから所定の操作を受け付けたこと、備えられたセンサにより閾値以上の測定値を測定したこと等)が発生したタイミングとしてもよい。
[3.3.退室判定処理]
次に、図10及び図11に基づき、ユーザが入室した部屋から退室したか否かを判定する処理の一例について説明する。なお、図10に示される処理は、設備管理サーバ100により実行されるものとしてよく、図10に示すフロー図においては、設備にはM(Mは1以上の整数)の部屋(部屋R1〜RM)があるとする。
図10に示されるように、設備管理サーバ100は、判定タイミングが到来していない場合には(S31:N)、待機し、判定タイミングが到来した場合には(S31:Y)、変数iを1に初期化し(S32)、在室情報管理テーブルを参照して、部屋Riに入室したユーザの情報を取得する(S33)。例えば、設備管理サーバ100は、在室情報管理テーブルの中から、部屋Riの部屋IDを含み、退室フラグが未退室(F)となっているレコードを検索し、検索されたレコードに含まれるユーザIDの情報を取得することとしてよい。ここでは、設備管理サーバ100により部屋Riについて検索されたユーザIDの数をNとし、検索されたユーザIDをそれぞれU1〜UNとして表す。
次に、設備管理サーバ100は、変数jを1に初期化して、端末状態データ管理テーブルからユーザUjの端末状態データを参照する(S35)。例えば、設備管理サーバ100は、端末状態データ管理テーブルの中からユーザUjのユーザIDを含む端末状態データを参照することとしてよい。
設備管理サーバ100は、参照した端末状態データに基づいて、ユーザUjが部屋Riに入室した後に携帯端末200が測定した照度(実測値又は補正値)の変化が、所定の条件を満たすか否かを判定する(S36)。例えば、設備管理サーバ100は、S35で参照した端末状態データのうち、測定日時が、ユーザUjが部屋Riに入室した後である端末状態データにおいて、設定した所定長さ(例えばT(>0)秒間)の期間(以後、第1の期間と称する)の特徴量(例えば、測定したいずれかの照度の実測値、補正値、又は統計値(例えば第1の期間において測定された照度の平均値、中央値、分散値等))と、第1の期間後の所定長さ(例えばT秒間)の期間(以後、第2の期間と称する)の特徴量(例えば、測定したいずれかの照度の実測値、補正値、又は統計値(例えば第2の期間において測定された照度の平均値、中央値、分散値等))との差が閾値以上である場合に、前記所定条件を満たすと判定することとしてよい。なお、設備管理サーバ100は、第1の期間の開始時点を、ユーザUjが部屋Riに入室した入室日時から、所定の時間だけ順次先に進めることでそれぞれ設定した複数の異なる第1の期間のいずれかにおいて前記所定の条件が満たされれば、S36の条件が満足されたと判定することとしてよい。
そして、設備管理サーバ100は、S36でユーザUjが部屋Riに入室した後に携帯端末200が測定した照度(実測値又は補正値)の変化が、所定の条件を満たすと判定した場合に(S36:Y)、さらにその変化が生じた時点(例えば、照度の変化が最大の点、又は第1の期間と第2の期間との接続点としてよい)を含む期間において、携帯端末200により測定された加速度データが移動を示す場合には(S37:Y)、ユーザUjが部屋Riから退室したと判定して、その旨を記録することとしてよい(S38)。例えば、設備管理サーバ100は、ユーザUjが部屋Riから退室したと判定した場合には、在室情報管理テーブルにおいてユーザUj、部屋Riの入室記録の退室フラグを退室済み(T)に更新することとしてよい。
また、設備管理サーバ100は、S36でユーザUjが部屋Riに入室した後に携帯端末200が測定した照度(実測値又は補正値)の変化が、所定の条件を満たすと判定しない場合(S36:N)、又はS37で携帯端末200が測定した照度(実測値又は補正値)の変化が生じた時点を含む期間において、携帯端末200により測定された加速度データが移動を示さない場合には(S37:N)、ユーザUjが部屋Riから退室していないと判定する。
次に、設備管理サーバ100は、S38の後、又はS36及びS37でそれぞれ条件を満たしていない場合に(S36:N、S37:N)、変数jがNに達していないときには(S39:N)、変数jに1加算して(S40)、S35に戻る。
また、設備管理サーバ100は、S39で変数jがNに達しているときには(S39:N)、変数iがMに達しているか否かを判定し(S41)、変数iがMに達していない場合には(S41:N)、変数iに1加算して(S42)、S33に戻る。また、設備管理サーバ100は、S41において、変数iがMに達している場合には(S41:Y)、処理を終了する。
なお、S31における判定タイミングは、例えば予め定められた時間間隔としてもよいし、予め定められたイベント(例えば、携帯端末200や機器制御装置400から所定の信号を受け付けたこと等)が発生したタイミングとしてもよい。
ここで、図11に基づいて、S36及びS37で実行される退室判定処理の判断基準について説明を補足する。図11には、携帯端末200から取得した端末状態データにおける測定日時と測定値の時間変化を表したものであり、図11では、横軸が測定日時、縦軸が測定値(照度、加速度)に対応している。なお、図11(A)は、測定値が照度であるときのグラフであり、図11(B)は、測定値が加速度であるときのグラフである。
図11(A)に示されるように、照度が期間P1から期間P2に移行した後に大きく(例えば閾値以上)下がっており、この場合にS36の判定処理において所定条件が満たされていると判定されることとする。そして、図11(B)に示されるように、期間P1から期間P2の移行点を含む期間においては加速度が大きくなっており、この場合S37で携帯端末200が移動していると判定されるとすると、その結果、携帯端末200を携帯するユーザが期間P1から期間P2のところで異なる環境に移動したと判定されることとなる。なお、期間P1においてユーザが部屋Aに入室した記録が登録されていれば、期間P2においてはユーザが部屋Aを出て廊下に移動したと推測される。
また、図11(A)に示されるように、照度が期間P3から期間P4に移行した後に大きく(例えば閾値以上)下がっており、この場合にS36の判定処理において所定条件が満たされていると判定されることとする。しかしながら、図11(B)に示されるように、期間P3から期間P4の移行点を含む期間においては加速度が小さいまま変化しておらず、この場合S37で携帯端末200が移動していないと判定されるとすると、その結果、携帯端末200を携帯するユーザが期間P3から期間P4のところで同じ環境に留まっていると判定されることとなる。なお、期間P3においてユーザが部屋Bに入室した記録が登録されていれば、期間P4においてもユーザが部屋Bに留まっていると推測される。
[3.4.機器情報制御処理]
次に、図12に基づいて、施設B内の部屋ごとにユーザが在室しているか否かに基づいて、それぞれの部屋に設けられた設備機器を制御する処理の一例について説明する。なお、図12に示される処理は、設備管理サーバ100により実行されるものとしてよく、図12に示すフロー図においては、設備にはM(Mは1以上の整数)の部屋(部屋R〜R)があるとする。
図12に示されるように、設備管理サーバ100は、判定タイミングが到来していない場合には(S51:N)、待機し、判定タイミングが到来した場合には(S51:Y)、変数iを1に初期化し(S52)、在室情報管理テーブルを参照して、部屋Riの在室者が0であるか否かを判定する(S53)。例えば、設備管理サーバ100は、在室情報管理テーブルの中から部屋Riの部屋IDと、退室フラグが未退室(F)であるレコードを検索し、検索されたレコード数が0か否かに基づいてS53の処理を実行することとしてよい。
次に、設備管理サーバ100は、部屋Riの在室者が0である場合には(S53:Y)、機器制御装置400から部屋Riの空調機器AC、照明機器Lの動作情報を取得する(S54)。
設備管理サーバ100は、S54で取得した動作情報に基づいて、空調機器AC、照明機器Lが動作している(ONである)場合には(S55:Y)、機器制御装置400に部屋Riの空調機器AC及び照明機器Lの動作を停止(OFFに)させる(S56)。
その後、設備管理サーバ100は、部屋Riの過去の在室者のうち所定の条件を満たす在室者を在室者候補として選択するとともに、在室者候補のユーザの携帯する携帯端末200から送信される端末状態データを参照する(S57)。なお、設備管理サーバ100は、例えば、部屋Riの過去の在室者のうち、未だ他の部屋に入室しておらず、且つ入室日時が現在の日時から所定の範囲内にある在室者を在室者候補として選択することとしてよい。
設備管理サーバ100は、S57で参照した端末状態データにおいて、S56で動作を停止させたタイミングで、照度が(閾値以下に)変化している場合には(S58:Y)、部屋Riに在室者ありとして、機器制御装置400に部屋Riの空調機器AC及び照明機器Lの動作を再開(ON)させる(S59)。そして、設備管理サーバ100は、照度が閾値以下に変化した端末状態データに含まれるユーザIDと、部屋Riについて、在室情報管理テーブルに記憶されるレコードにおける退室フラグの値を未退室(F)に更新することとしてよい。
設備管理サーバ100は、S59の後、又はS55で部屋Riの空調機器AC、照明機器Lが動作していない(OFFである)場合に(S55:N)、変数iがMに達していないときには(S60:N)、変数iに1加算して(S61)、S53に戻り、変数iがMに達しているときには(S60:Y)、処理を終了する。
以上説明した本実施形態に係る設備管理システムSによれば、ユーザの携帯する携帯端末200により携帯端末200に備えられた各種センサによる測定値の変化に基づいて、設備内においてユーザのいる位置の変化を判定することができる。また、ユーザのいる位置の変化により、設備内の部屋の在室状況を管理することで、部屋に在室者がいなくなったと判定される場合には、部屋の機器の動作を停止させることもできる。その後、部屋の機器の動作を停止させたことがユーザの携帯端末200の測定値の変化により確認された場合には、在室者がいたとして、在室判定の誤りを正すことができる。
[4.変形例]
また、以上説明した実施形態は具体例として示したものであり、本明細書にて開示される発明をこれら具体例の構成そのものに限定するものではない。当業者はこれら開示された実施形態に種々の変形、例えば、物理的構成の形状や数を変更してもよい。本明細書にて開示される発明の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。例えば、本発明は以下に示す態様をとってもよい。
(1)例えば、設備管理サーバ100は、第1の領域(例えば部屋Ri)と第2の領域(例えば部屋Riを出た廊下P)とのそれぞれにおいて測定された測定値(例えば照度)に基づいて、例えば、S36において用いた、ユーザの移動を検知するための閾値を、所定の機械学習モデルに基づいて学習することとしてもよい。
(2)また例えば、設備管理サーバ100は、S36において、携帯端末200が測定した照度以外の測定値(例えば、マイクで検出される音量、ノイズ量、温度計で測定される温度等)に基づいて、ユーザの移動を検知してもよい。
(3)また例えば、設備管理サーバ100は、S55において、部屋Riの空調機器AC、照明機器LがONである場合に、部屋Riの在室者候補のユーザのメールアドレスに対して、所定の事項(例えば、部屋Riの機器の動作停止、動作確認を促す内容)を記載した電子メールを通知してもよい。
(4)また例えば、携帯端末200がICカード機能を有していてもよく、この場合には携帯端末200に備えられたICカードにユーザ認証情報を格納しておき、携帯端末200をICカードリーダ300にかざすことで、入室時の認証処理を行うこととしてもよい。
(5)また例えば、設備管理サーバ100は、S36においてユーザUjが部屋Riに入室した後に携帯端末200が測定した照度(実測値又は補正値)の変化が、所定の条件を満たすと判定した場合に、携帯端末200の移動の有無によらず、ユーザUjが部屋Riから退室したと判定してもよい。
(6)また例えば、設備管理サーバ100は、ユーザの携帯端末200の測定値の変化に基づいて、ユーザの部屋への入室を判定してもよい。
(7)また例えば、ICカードリーダ300は、ICカードCから情報を読み出すだけでなく、ICカードCに情報を書き込む機能をさらに有していてもよい。
S 設備管理システム、AC 空調機器、L 照明機器、AP 中継装置、D1,D2 扉、NW ネットワーク、P 廊下、B 設備、R1,R2 部屋、C ICカード、U ユーザ、100 設備管理サーバ、200 携帯端末、300 ICカードリーダ、400 機器制御装置、500 電子錠。

Claims (12)

  1. ユーザの携帯端末に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得する取得部と、
    前記取得部により取得した測定値に基づいて、第1の期間に前記測定部により測定された測定値から、前記第1の期間後の第2の期間に前記測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定する判定部と、を有する
    移動判定装置。
  2. 前記測定部は、照度を測定し、
    前記判定部は、前記第1の期間に前記測定部により測定された照度の第1の特徴量から、前記第2の期間に前記測定部により測定された照度の第2の特徴量への変化量が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定する
    請求項1に記載の移動判定装置。
  3. 前記第1の特徴量は、前記第1の期間に前記測定部により測定された照度の実測値、補正値又は統計値であり、
    前記第2の特徴量は、前記第2の期間に前記測定部により測定された照度の実測値、補正値又は統計値であり、
    前記判定部は、前記変化量が閾値以上である場合に、前記ユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定する
    請求項2に記載の移動判定装置。
  4. 前記測定部は、前記携帯端末の加速度をさらに測定し、
    前記判定部は、前記測定部により測定された加速度に基づいて前記第1の期間から前記第2の期間への移行期間に前記携帯端末が移動していると判定される場合であって、前記変化量が前記閾値以上である場合に、前記ユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定する
    請求項3に記載の移動判定装置。
  5. ユーザ情報が記憶された記憶媒体から取得したユーザ情報に基づいて、前記第1の領域と前記第2の領域との間に設けられた扉の開閉を制御する扉制御装置から、前記第1の領域に入場したユーザ情報を取得するユーザ情報取得部をさらに有し、
    前記取得部は、前記測定値とともに前記ユーザのユーザ情報を取得し、
    前記判定部は、前記ユーザ情報取得部により取得したユーザ情報のいずれかと、前記取得部により取得したユーザ情報が一致し、且つ前記取得部により取得した測定値により前記所定の条件が満足された場合に、前記取得部により取得されたユーザ情報のユーザが前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定する
    請求項1乃至4のいずれかに記載の移動判定装置。
  6. 前記ユーザ情報取得部により取得されたユーザ情報と、前記判定部により前記第1の領域から前記第2の領域に移動したと判定されたユーザ情報とに基づいて、前記第1の領域に存在するユーザのユーザ情報を管理する管理部をさらに有する
    請求項5に記載の移動判定装置。
  7. 前記管理部により管理されるユーザ情報に基づいて前記第1の領域に存在するユーザがいない場合に、前記第1の領域に含まれる機器の動作を停止させる機器制御部をさらに有する
    請求項6に記載の移動判定装置。
  8. 前記機器制御部は、前記第1の領域に含まれる機器の動作を停止した後に、前記ユーザ情報取得部により取得したユーザ情報とともに前記取得部により取得した測定値に前記機器の動作を停止したことに基づく変化が表れた場合に、前記機器の動作を再開させる
    請求項7に記載の移動判定装置。
  9. 前記取得部は、複数の異なる時点で前記測定部による測定値を順次取得する
    請求項1乃至8のいずれかに記載の移動判定装置。
  10. 前記第1の領域において測定された測定値と、前記第2の領域において測定された測定値とに基づいて、前記所定の条件を学習する学習部をさらに有する
    請求項1乃至9のいずれかに記載の移動判定装置。
  11. ユーザの携帯端末に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得するステップと、
    前記取得した測定値に基づいて、第1の期間に前記測定部により測定された測定値から、前記第1の期間後の第2の期間に前記測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定するステップと、含む
    移動判定方法。
  12. コンピュータに、
    ユーザの携帯端末に備えられた測定部による測定値を測定日時とともに取得するステップと、
    前記取得した測定値に基づいて、第1の期間に前記測定部により測定された測定値から、前記第1の期間後の第2の期間に前記測定部により測定された測定値への変化が所定の条件を満足する場合に、前記ユーザが第1の領域から第2の領域に移動したと判定するステップと、を実行させるためのプログラム。
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