JP2015194669A - 光学制御部材、および光学制御部材を用いた窓、ブラインド、照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】最大透過率が高く最低透過率が低いメリハリの効いた光学制御部材、これを用いた窓、ブラインド、照明装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、光学制御部材10は、対向する第1表面12aおよび第2面12bを有し、光透過性を有する基材12と、基材の第1表面に形成され、それぞれプリズムあるいはレンズで構成された複数のプリズムレンズ14と、複数のプリズムレンズのパターンに対応して、基材の第2表面に設けられ、基材よりも低い透過率を有する光学膜16と、を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】実施形態によれば、光学制御部材10は、対向する第1表面12aおよび第2面12bを有し、光透過性を有する基材12と、基材の第1表面に形成され、それぞれプリズムあるいはレンズで構成された複数のプリズムレンズ14と、複数のプリズムレンズのパターンに対応して、基材の第2表面に設けられ、基材よりも低い透過率を有する光学膜16と、を備えている。
【選択図】図2
Description
この発明の実施形態は、光学制御部材、および光学制御部材を用いた窓、ブラインド、照明装置に関する。
窓は、太陽光を取り入れて室内を明るく暖かくする機能があるが、一方で真夏の太陽光などは室内を蒸し暑くし、あるいは、眩しさを招くことがある。このような窓からの太陽光の採光や遮光は、カーテンやブラインドといった遮光部材を窓と別に取り付けて調整している。
このようなカーテンやブラインドに頼らない手段として、2層以上の遮光層による干渉を用いて遮光制御を行う光学制御部材が提案されている。しかしながら、このような光学制御部材では、遮光層により光の透過率が低くなる問題がある。
また、複数のプリズムを配列した構造による透過率制御を行う光学制御部材が提案されている。しかしながら、プリズムの傾斜角による光の屈折を利用した透過率制御は、特に遮光角度を狭くするために傾斜角を大きくすると多重反射が発生し、意図しない透過方向への透過光が漏れ光として発生する。
この発明の課題は、最大透過率が高く最低透過率が低いメリハリの効いた光学制御部材、これを用いた窓、ブラインド、照明装置を提供することにある。この発明の他の課題は、透過方向の透過率を高く保ちつつ、遮光角が小さい領域においても所要の透過方向以外に漏れ光が発生することがない光学制御部材を提供することにある。
実施形態によれば、光学制御部材は、対向する第1表面および第2面を有し、光透過性を有する基材と、前記基材の第1表面に形成され、それぞれプリズムあるいはレンズで構成された複数のプリズムレンズと、前記複数のプリズムレンズのパターンに対応して、前記基材の第2表面に設けられ、前記基材よりも低い透過率を有する光学膜と、を備えている。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る光学制御部材について詳細に説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光学制御部材を示す斜視図、図2は、光学制御部材の断面図である。
図1および図2に示すように、光学制御部材10は、光透過性を有するシート状あるいは板状の基材12を備えている。基材12としては、例えば、厚さ0.4mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム製の基材を用いる。基材12の片面(第1表面)12aには、断面半円形状のレンチキュラーレンズからなる複数のプリズムレンズ14が設けられ、プリズムレンズ面を構成している。これらのプリズムレンズ14は、基材12により一体に形成されている。複数のプリズムレンズ14は、基材12の長手方向の全長に亘って延びているとともに、互いに平行に延びている。更に、複数のプリズムレンズ14は、基材12の幅方向に連続して並んでいる。各プリズムレンズ14は、このプリズムレンズ14で屈折した光が基材12の反対側の面(第2表面)12bに集光するような形状および基材厚さに形成されている。
図1は、第1の実施形態に係る光学制御部材を示す斜視図、図2は、光学制御部材の断面図である。
図1および図2に示すように、光学制御部材10は、光透過性を有するシート状あるいは板状の基材12を備えている。基材12としては、例えば、厚さ0.4mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム製の基材を用いる。基材12の片面(第1表面)12aには、断面半円形状のレンチキュラーレンズからなる複数のプリズムレンズ14が設けられ、プリズムレンズ面を構成している。これらのプリズムレンズ14は、基材12により一体に形成されている。複数のプリズムレンズ14は、基材12の長手方向の全長に亘って延びているとともに、互いに平行に延びている。更に、複数のプリズムレンズ14は、基材12の幅方向に連続して並んでいる。各プリズムレンズ14は、このプリズムレンズ14で屈折した光が基材12の反対側の面(第2表面)12bに集光するような形状および基材厚さに形成されている。
基材12の第2表面12bには、例えば、白顔料からなる複数の光学膜16が設けられている。これらの光学膜16は、例えば、帯状に形成され、プリズムレンズ14の谷部分(凹部)と対向する箇所に設けられている。すなわち、光学膜16は、プリズムレンズ14のパターンに対応して、第2表面12bに設けられている。本実施形態において、複数の光学膜16は、それぞれ基材12の長手方向の全長に亘って延びているとともに、互いに平行に延びている。光学膜16は、印刷プロセスにより形成することができる。光学膜16は、入射した光の60%を入射した側に拡散反射する。
図2に示すように、上記のように構成された光学制御部材10は、光学膜16が設けられている第2表面12bが空気層を介して窓材(窓ガラス)20の表面の少なくとも一部あるいは表面全体と対向するように設置される。また、光学制御部材10は、プリズムレンズ14がほぼ水平に位置するように設置される。光学制御部材10は、プリズムレンズ14側から太陽光が入射するとともに光学膜16側から室内へと光を透過させる。
図2に示すように、光学制御部材10に入射する光の入射角θが小さい場合、すなわち、太陽高度が低く窓材20に垂直に近い角度で入射する太陽光の場合、入射した光のほとんどはプリズムレンズ14で集光され光学膜16の形成されていない部分を通過して室内に至る。
また、光学制御部材10に入射する光の入射角θが大きい場合、すなわち、太陽高度が高く窓材20に斜めに入射する太陽光の場合、入射した光は光学膜16が形成された基材12の第2表面(界面)12bでフレネル反射したり、あるいは、光学膜16に入射して拡散反射することで、入射した側へ反射され、室内に対して遮光される。
また、光学制御部材10に入射する光の入射角θが大きい場合、すなわち、太陽高度が高く窓材20に斜めに入射する太陽光の場合、入射した光は光学膜16が形成された基材12の第2表面(界面)12bでフレネル反射したり、あるいは、光学膜16に入射して拡散反射することで、入射した側へ反射され、室内に対して遮光される。
図3は、光学制御部材10に入射する代表的な光の入射角θ(a)θ=0度、b)θ=15度、c)θ=30度、d)θ=45度、e)θ=60度、f)θ=75度)での光の透過反射を示している。図4のグラフは、横軸に光の入射角θを、縦軸に光の透過率、反射率、吸収率を示したものである。
これらの図3および図4に示すように、第1の実施形態に係る光学制御部材10では、入射角θが0度から20度までは、入射光の約90%の光を室内に透過し、入射角50度以上では入射光の約20%しか光を室内に透過せず、約70%の光を入射側に反射していることが判る。すなわち、光学制御部材10は、冬のように低い太陽高度では、入射光を採光し、夏のような高い太陽高度では、入射光を遮光し、光学制御部材10の透過率を最大で90%から最低で20%まで大きく変化させることができる。
図5は、比較例として、光学膜を持たない光学制御部材を示す断面図、および図6は、比較例に係る光学制御部材に入射する代表的な光の入射角θ(a)θ=0度、b)θ=15度、c)θ=30度、d)θ=45度、e)θ=60度、f)θ=75度)での光の透過反射を示している。図7のグラフは、横軸に光の入射角θを、縦軸に光の透過率、反射率、吸収率を示したものである。
図5に示すように、比較例に係る光学制御部材50は、基材12の片面に複数のプリズムレンズ14が形成され、基材12の他方の面12aには、光学膜が設けられていない。すなわち、光学制御部材50は、光学膜4の無い一般的なレンチキュラーレンズシートと同じである。
このような光学制御部材50を窓の外面に対向して設置した場合、図5、図6、図7に示すように、光学制御部材50は、入射角θの小さな領域では、上述した第1の実施形態に係る光学制御部材10と同じ特性を示すが、入射角θの大きな領域では、入射光を十分に遮光することができない。これは、図5に太線で示すように、入射光が多重反射して光学制御部材50を透過してしまうことによる。すなわち、入射角θが大きい光線は、プリズムレンズ14と逆側の基材2の界面(第2表面12a)でフレネル反射するが、この反射光線は、一部がプリズムレンズ14により再度フレネル反射して室内に漏れ出してしまう。この漏れ出た光は室内を熱くするだけでなく、不快な眩しさとしても視認される。特にプリズムレンズをレンチキュラー形状から三角プリズム形状にした場合では並行光線である太陽光の多重反射が特定の角度に限定されて生ずるためギラっとした眩しさを感じてしまう。
これに対して、第1の実施形態に係る光学制御部材10では、光学膜16をプリズムレンズ14の谷部に対応して設けているため、入射角θの小さい領域で特性を変えることなく、入射角θの大きい領域で多重反射による室内への漏れ光を光学膜4で室外側に反射することができ、これにより、遮光性能を向上させている。
以上のように、本実施形態の光学制御部材およびこれを備えた窓材によれば、所望の太陽光を高い透過率で室内に採光し、かつ所望の太陽光を低い透過率で遮光することができ、快適な室内環境を提供することができる。
第1の実施形態において、光学制御部材10の基材12はPETフィルム製としたが、これに限定されることなく、基材12は、光透過性があって空気よりも高い屈折率をもつ材料であれば他の材料を用いてもよい。また、プリズムレンズ14は水平方向に延びるレンチキュラーレンズとしたが、これに限らず、他の形状のレンズまたはプリズムとしてもよい。プリズムレンズが延びる方向も、水平方向に限らず、鉛直方向や斜め方向であってもよい。更に、プリズムレンズ14自体が線状ではなく、点状で格子あるいは細密六方等で配列されていてもよい。
光学膜16は白顔料の印刷膜としたが、これに限らず、光学膜16は、光を吸収する黒顔料で形成してもよく、あるいは、鏡面反射特性を有していてもよい。更に、光学膜16は、特定の波長を吸収または反射する色付きの膜としてもよい。膜形成は、印刷に特定するものではなく、反射率または吸収率を変化させる光学膜であればインクジェットプリント、フォトリソグラフィ、その他のプロセスを用いて形成してもよい。光学膜の形成パターンは、プリズムレンズ14に対応していれば全く同じにする必要はなく、線状のプリズムレンズ14に対して点で構成した光学膜としてもよい。
基材12の光学膜4側の第2表面12a全面にシボあるいは乳白拡散シートを追加して、室内に透過する光が均一に散乱されるようにしてもよい。光学制御部材10は空気層を介して窓材20の外面に設置したが、光学制御部材10を接着層を介して窓材20に直接貼付してもよい。この場合、光学膜16は、窓材20も含めた高屈折率部材の内部に埋め込まれる構成となるため、室内側の第2表面12aに関しては、光を吸収するような光学膜16が望ましい。
また、光学制御部材10は、窓材20に対する取り付けを逆転させることで、すなわち、プリズムレンズ14側が窓材20に対向するように設置することにより、室内灯の明かりを窓材20および光学制御部材10で室内側に反射させるとともに、外部に漏れにくくする使い方もできる。
光学制御部材10が適用される製品は、窓に限定するものではなく、光学制御部材に対する光の入射角により透過率を変化させたいところならどこでも適用することができる。
光学制御部材10が適用される製品は、窓に限定するものではなく、光学制御部材に対する光の入射角により透過率を変化させたいところならどこでも適用することができる。
次に、他の実施形態に係る光学制御部材について説明する。なお、以下に説明する他の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分を中心に詳しく説明する。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。
第2の実施形態に係る光学制御部材10の基本構成は、第1の実施形態と同じである。また、第2の実施形態によれば、プリズムレンズ14として、洗濯板状のプリズム、すなわち、断面が三角形のプリズムを用いている。光学制御部材10に入射した光は、プリズムレンズ14の屈折により基材12の室内側の第2表面12bで集光する。
図8は、第2の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。
第2の実施形態に係る光学制御部材10の基本構成は、第1の実施形態と同じである。また、第2の実施形態によれば、プリズムレンズ14として、洗濯板状のプリズム、すなわち、断面が三角形のプリズムを用いている。光学制御部材10に入射した光は、プリズムレンズ14の屈折により基材12の室内側の第2表面12bで集光する。
このように、光学制御部材10のプリズムレンズ14は、レンズに限らずプリズムで構成してもよい。プリズムを採用することで、幾何学的には簡易な構造となる。また、プリズム形状も2等辺三角形断面から非対称断面とすることで、透過率特性を入射角θ=0度を境に上下対称とするのではなく、太陽光のように常にθがプラス側にずれた入射光線に対して特性の対称角度をずらす構成とすることも可能である。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。第3の実施形態に係る光学制御部材10の基本構成は、第1の実施形態と同じである。
第3の実施形態によれば、基材12の第2表面12bに設けられた光学膜16は、光を全吸収する黒顔料の印刷膜で形成され、その形成領域を第1の実施形態よりも大きくして光が室内に透過できる領域(光学膜が形成されていない領域)を小さくしている。これにより、光学制御部材10では、プリズムレンズ14で遮光効果が発揮される入射角を20〜30度としている。このように光学膜16の仕様を変えることで遮光効果が発揮される角度を第1実施形態の入射角30〜40度(図4)を20〜30度というように任意に調整することが可能である。すなわち、光学膜16の光学特性と形成領域を変えることで、所望の遮光開始角度を設定することができる。また、光学膜16はプリズムレンズ14の谷部分からずらして配置することにより、光学特性が対称となる入射角を0度以外にずらして設定してもよい。
図9は、第3の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。第3の実施形態に係る光学制御部材10の基本構成は、第1の実施形態と同じである。
第3の実施形態によれば、基材12の第2表面12bに設けられた光学膜16は、光を全吸収する黒顔料の印刷膜で形成され、その形成領域を第1の実施形態よりも大きくして光が室内に透過できる領域(光学膜が形成されていない領域)を小さくしている。これにより、光学制御部材10では、プリズムレンズ14で遮光効果が発揮される入射角を20〜30度としている。このように光学膜16の仕様を変えることで遮光効果が発揮される角度を第1実施形態の入射角30〜40度(図4)を20〜30度というように任意に調整することが可能である。すなわち、光学膜16の光学特性と形成領域を変えることで、所望の遮光開始角度を設定することができる。また、光学膜16はプリズムレンズ14の谷部分からずらして配置することにより、光学特性が対称となる入射角を0度以外にずらして設定してもよい。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態に係るブラインドを示す断面図である。図10(a)に示すように、ブラインド30は、複数枚の細長い板状の羽根32を有し、ベネチアン型のブラインドとして構成されている。各羽根32は、例えば、第1の実施形態で示した光学制御部材10で形成されている。
図10は、第4の実施形態に係るブラインドを示す断面図である。図10(a)に示すように、ブラインド30は、複数枚の細長い板状の羽根32を有し、ベネチアン型のブラインドとして構成されている。各羽根32は、例えば、第1の実施形態で示した光学制御部材10で形成されている。
複数枚の羽根32は、複数本の支持ワイヤ40により、互いに平行に並んで支持されている。また、羽根32は、支持ワイヤ40により、それぞれ長手軸の周りで、ここでは、水平軸の周りで、同一の角度で回動可能に支持されている。このようなブラインド30は、窓に隣接して設置される。
図10(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、ブラインド30は、複数枚の羽根32の角度を任意に調整することができる。そして、羽根32の角度を任意に調整することで、羽根32に対する入射光の入射角θを任意に変えることができ、調整により所望の透過率を得ることができる。
本実施形態では、羽根32が水平軸の周りで回動するブラインドとしたが、これに限らず、羽根32が鉛直軸の周りで回動可能に複数の羽根32を配置してもよい。この場合、ブラインド30を西日対策などに用いることができる。
上記のように構成された光学制御部材およびブラインドは、窓に設置する場合に限るものではなく、照明装置の配光制御に用いてもよいし、その他に器具に透過率制御部材として用いてもよい。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態に係る光学制御部材を備える照明装置を示す斜視図、図12は、図11の線B−Bに沿った照明装置の断面図である。
図11および図12に示すように、照明装置44は、筐体41と、光源42と、光源42に対向して筐体41に設けられた矩形板状の光学制御部材10と、を備えている。筐体41は、例えば、矩形箱状に形成され、一方の主面全体が開口している。光源42は、例えば、細長い棒状に形成され、筐体41の底面上に設置されている。光源42は、長手方向の両端部がソケット45に支持され、筐体41の長手方向のほぼ全長に亘って延在している。光源42としては、複数のLEDを直線的に並べた光源、あるいは蛍光灯等を用いることができる。筐体41には、光源42を駆動する図示しない駆動回路が設けられている。
図11は、第5の実施形態に係る光学制御部材を備える照明装置を示す斜視図、図12は、図11の線B−Bに沿った照明装置の断面図である。
図11および図12に示すように、照明装置44は、筐体41と、光源42と、光源42に対向して筐体41に設けられた矩形板状の光学制御部材10と、を備えている。筐体41は、例えば、矩形箱状に形成され、一方の主面全体が開口している。光源42は、例えば、細長い棒状に形成され、筐体41の底面上に設置されている。光源42は、長手方向の両端部がソケット45に支持され、筐体41の長手方向のほぼ全長に亘って延在している。光源42としては、複数のLEDを直線的に並べた光源、あるいは蛍光灯等を用いることができる。筐体41には、光源42を駆動する図示しない駆動回路が設けられている。
光学制御部材10は、前述した第1の実施形態の光源制御部材と同一に構成されている。すなわち、光学制御部材10は、光透過性を有するシート状あるいは板状の基材12を有し、基材12の第1表面12aに複数のプリズムレンズ14が形成されている。設けられている。これらのプリズムレンズ14は、基材12により一体に形成されている。複数のプリズムレンズ14は、基材12の長手方向の全長に亘って延びているとともに、互いに平行に延びている。基材12の第2表面12bに、例えば、白顔料からなる複数の光学膜16が設けられている。これらの光学膜16は、例えば、帯状に形成され、プリズムレンズ14の谷部分と対向する箇所に設けられている。
光学制御部材10は、筐体41の開口部に設置され、筐体41の開口を覆っているとともに、光源42および筐体41の底面とほぼ平行に対向している。本実施形態において、光学制御部材10は、第2表面12b側が光源42に対向し、プリズムレンズ14側(第1表面12a)が照明装置44の外側を向くように配置されている。また、光学制御部材10は、プリズムレンズ14の長手方向が、光源42の長手方向と一致するように配置されている。光学制御部材10は、光源42側から光が入光し、上面側(外側)へ向けて光を出射する。
なお、光学制御部材10は、逆向きに設置してもよい。すなわち、光学制御部材10は、プリズムレンズ14側が光源42に対向し、基材12の第2表面12b側が外側を向くように、配置することも可能である。
なお、光学制御部材10は、逆向きに設置してもよい。すなわち、光学制御部材10は、プリズムレンズ14側が光源42に対向し、基材12の第2表面12b側が外側を向くように、配置することも可能である。
(第6の実施形態)
図13は、第6の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。本実施形態によれば、光学制御部材10は、互いに独立して設けられたプリズムレンズ層、および高屈折率基材を挟んで所定間隔で設けられた2層の光学制御層を備えている。すなわち、光学制御部材10は、光透過性を有するシート状あるいは板状の第1基材13aと、光透過性を有するシート状あるいは板状の第2基材13bと、を備えている。光源70に対して、第1基材13aは、光源からの光が入射する入射側に設けられ、第2基材13bは、第1基材13aの出射側に設けられ、第1基材13aとほぼ平行に対向している。
図13は、第6の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。本実施形態によれば、光学制御部材10は、互いに独立して設けられたプリズムレンズ層、および高屈折率基材を挟んで所定間隔で設けられた2層の光学制御層を備えている。すなわち、光学制御部材10は、光透過性を有するシート状あるいは板状の第1基材13aと、光透過性を有するシート状あるいは板状の第2基材13bと、を備えている。光源70に対して、第1基材13aは、光源からの光が入射する入射側に設けられ、第2基材13bは、第1基材13aの出射側に設けられ、第1基材13aとほぼ平行に対向している。
第1基材13aは、例えば、透明なアクリル樹脂で形成された厚さ約2mmのプリズムシートあるいは板状のプリズムレンズ層として形成されている。第1基材13aは、入射面となる平坦な第1表面52aと、これとほぼ平行に対向する第2表面52bとを有している。第2表面52bに、断面が同じ形で同じ大きさの三角形状を成した微小な突起(プリズムレンズ)14が無数に配置されている。これらのプリズムレンズ14は、第1基材13aにより一体に形成されている。プリズムレンズ14の頂点が外側を向くように構成されている。
本実施形態において、複数のプリズムレンズ14は、例えば、底辺が2.0mm、高さH=1.0mm、傾斜角θ1=45度、頂角90度の正三角形の断面形状を成している。プリズムレンズ14の中心間隔Pは2mmで配列されている。複数のプリズムレンズ14は、第1基材13aの長手方向の全長に亘って延びているとともに、互いに平行に延びている。更に、複数のプリズムレンズ14は、第1基材13aの幅方向に連続して並んでいる。本実施形態において、プリズムレンズ14は、第2表面52bのほぼ全域に亘って設けられている。各プリズムレンズ14は、入射する光を特定方向に集光出射する主出射角度と、プリズムレンズで多重反射した光線が斜め側面方向に出射する副出射角度と、を有している。本実施形態のように、傾斜角θ1が左右対称に形成されているプリズムレンズにおいて、主出射角度は、第1基材13aの法線方向となる。
第2基材13bは、例えば、透明なアクリル樹脂で形成された厚さ約2mmのシートあるいは平板であり、互いに平行に対向する第1表面54aおよび第2表面54bを有している。第2基材13bは、その第1表面54aが第1基材13aのプリズムレンズ面とほぼ平行に対向するように配置されている。第2基材13bの第1表面54aの全面に亘って、第1遮光透過層(光学制御層)60が設けられている。第2基材13bの第2表面54bの全面に亘って、第2遮光透過層(光学制御層)62が設けられている。
第1遮光透過層60は、交互に並設された複数の帯状あるいはストライプ状の第1領域60aと複数の帯状あるいはストライプ状の第2領域60bとを有し、各第2領域60bは第1領域60aよりも光を透過する特性を有している。第1領域60aおよび第2領域60bは、互いに平行に延び、また、第1表面54aの一端縁から他端縁まで直線的に延在している。すなわち、第1領域60aおよび第2領域60bは、第1表面54aの全域に渡り均質で繰り返し性を持って設けられている。
各第1領域60aは、主に光を反射あるいは吸収する遮光層として形成されている。本実施形態では、第1領域60aは、太陽光の紫外線から赤外線に至る光線を吸収する材料、例えば、カーボンブラックインクで形成している。各第2領域60bは、光透過層として形成され、本実施形態では、第2領域60bは、帯状の開口パターンであり、第2基材13bの第1表面54aにより形成されている。第1領域60aの幅は、約1.3mmに形成され、第2領域60bの幅は、1.3mmに形成されている。
同様に、第2遮光透過層62は、交互に並設された複数の帯状あるいはストライプ状の第1領域62aと複数の帯状あるいはストライプ状の第2領域62bとを有し、各第2領域62bは第1領域62aよりも光を透過する特性を有している。第1領域62aおよび第2領域62bは、互いに平行に延び、また、第2表面54bの一端縁から他端縁まで直線的に延在している。すなわち、第1領域62aおよび第2領域62bは、第2表面54bの全域に渡り均質で繰り返し性を持って設けられている。また、第1領域62aおよび第2領域62bは、第1遮光透過層60の第1領域60aおよび第2領域60bと平行に延びている。
各第1領域62aは、主に光を反射あるいは吸収する遮光層として形成されている。本実施形態では、第1領域62aは、太陽光の紫外線から赤外線に至る光線を吸収する材料、例えば、カーボンブラックインクで形成している。各第2領域62bは、光透過層として形成され、本実施形態では、第2領域62bは、帯状の開口パターンであり、第2基材13bの第2表面54bにより形成されている。
第2遮光透過層62を構成する第1領域62aと第2領域62bの幅およびピッチは、対向する第1遮光透過層60を構成する第1領域60aと第2領域60bの幅およびピッチと同一に設定されている。すなわち、第1領域62aおよび第2領域62bの幅は、それぞれ約1.3mmに形成されている。そして、第2遮光透過層62の第1領域62aおよび第2領域62bは、第1遮光透過層60の第1領域60aおよび第2領域60bとそれぞれ対向している。
第2基材13bは空気よりも屈折率の高い材料であり、その表裏面に同じパターンを同位相で配置した第1遮光透過層60と第2遮光透過層62とを基材の厚さをもって設置した構成となっている。このため、第2基材13bに対して法線方向から入射する光は、半分はカーボンブラックである第1領域60aにより遮光されてしまうが、残り半分は開口である第2領域60bを通過する。一方、第2基材13bに対して所定の斜め角度から入射する光は、第1遮光透過層60を通過した半分の光も第2遮光透過層の第1領域62aにより遮光され透過できなくなる。この所定の斜め角度は第2基材13bの厚さと第1、2遮光透過層60、62のパターンピッチより任意に設定することができる。すなわち、第2基材13bは、法線方向で最大透過率となり所定斜め角度で完全遮光する光学特性を有している。
以上のように構成された光学制御部材10において、光源70から光学制御部材1に入射する光は、最初に第1基材13aのプリズムレンズ14に入射して配光分布が変化した後、第2基材13bに入射する。第2基材13bに入射する光は、入射角度に応じて、第1および第2遮光透過層60、62の第1領域60a、62aあるいは第2領域60b、62bの干渉効果よる透過制御がおこなわれる。
図15は、コサイン則に従った光出射分布を有する光源を用いてプリズムレンズ14を透過する光の配光分布を、プリズムレンズ14の傾斜角別に表した図である。本実施形態において、プリズムレンズ14は正三角形の断面形状を有し、その傾斜角は左右対称となっている。これにより、プリズムレンズ14の主透過角度(主出射角度)は、正面方向(第1基材13aに第2表面52bの法線方向)である。図15(a)に示すように、傾斜角0度のプリズムレンズ14、すなわち単なる平板を透過する光は、光源70と同様のコサイン則に従う配光分布となる。プリズムレンズ14の傾斜角が大きくなるに従い、斜めに出射した光もプリズムにより正面方向へ集光されるため正面方向の光度が高くなり斜め方向の光度が低下する。正面方向だけを見ればプリズムレンズ14の傾斜角は大きくなるほど光度が高くなるが、一方でプリズムレンズ14の傾斜角が30度を超えると斜めに低い入射角で入射した光がプリズム面で全反射してしまう。全反射される光の入射角はプリズムレンズ14の傾斜角が大きいほど広い範囲に渡り、全反射した光は第1基材13a内部で多重反射してプリズムレンズ14を抜けられる所定の角度で漏れ光として透過してしまう。
図15(b)、(c)、(d)に示すように、プリズムレンズ14の傾斜角35〜55度(頂角が70〜110度)の範囲で正面方向の光度が最大となるが、プリズムレンズ14の傾斜角が30度(頂角が90度)を超えると所定の斜め横方向に全反射した光の多重反射による漏れ光ピークが発生する。これは窓で見れば、太陽光度の低い領域では問題なく集光できるが、太陽光度が高くなると所定の角度で窓を通過してしまい、かつ、通過した光は強力でギラっとした深いな眩しさを感じることになる。このようにプリズムレンズ14を用いた太陽光透過制御ではプリズムレンズ14の傾斜角35〜55度で望ましい集光効果が得られるが、一方で太陽光度により不快な漏れ光を招いてしまう。
図14は、遮光層を構成する第2基材のみ、プリズムレンズ層を構成する第1基材のみ、および本実施形態における光学制御部材1について、入射角と透過率の相関を比較して示している。
プリズムレンズ層を構成する第1基材のみの場合、プリズムレンズ14により透過方向(正面方向)の光が集光および増強される一方、50度から80度近傍の広角側に、多重反射による漏れ光が発生している。遮光層を構成する第2基材のみの場合、遮光方向の透過率は0であるが、透過方向(正面方向)の透過率も50%以下となり、光の利用効率は悪くなる。これらに対して、本実施形態における光学制御部材1は、最初にプリズムレンズを有する第1基材で入射光を法線方向側に偏向集光し、その後第1基材から漏れる不快な漏れ光を第2基材で遮光する構成としている。すなわち、第1基材だけでは不快な漏れ光を生じ、第2基材だけでは透過率が低くなるが、両者を実施形態で設置することで不快な漏れ光を遮光するとともに第2基材だけのときよりも透過率を上げる相乗作用を引き出すことができる。
以上のことから、本実施形態によれば、透過方向の透過率を高く保ちつつ、遮光角が小さい領域においても所要の透過方向以外に漏れ光が発生することがない光学制御部材を提供することができる。
(第7の実施形態)
図16は、第7の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。本実施形態によれば、第1基材13aに形成された多数のプリズムレンズ14は、傾斜角(プリズムレンズ角)が左右非対称の形状に形成され、主透過角度が斜め方向(法線方向に対して傾斜した方向)となっている。この場合は、第2基材13bの両面に設けられた第1および第2遮光透過層60、62は、プリズムレンズ14の主透過角度と同じ方向の透過率が最大となるように、パターンをずらして配置されている。すなわち、第1および第2遮光透過層60、62は、第1領域60a、62aの長手方向と直交する方向に、互いにずれて配置されている。両面のパターンをずらすことで、同様に漏れ光を防ぎながら主透過角度での透過率が高い光学制御部材1を達成することができる。第7の実施形態において、光学制御部材1の他の構成は、前述した第6の実施形態と同一である。
図16は、第7の実施形態に係る光学制御部材を示す断面図である。本実施形態によれば、第1基材13aに形成された多数のプリズムレンズ14は、傾斜角(プリズムレンズ角)が左右非対称の形状に形成され、主透過角度が斜め方向(法線方向に対して傾斜した方向)となっている。この場合は、第2基材13bの両面に設けられた第1および第2遮光透過層60、62は、プリズムレンズ14の主透過角度と同じ方向の透過率が最大となるように、パターンをずらして配置されている。すなわち、第1および第2遮光透過層60、62は、第1領域60a、62aの長手方向と直交する方向に、互いにずれて配置されている。両面のパターンをずらすことで、同様に漏れ光を防ぎながら主透過角度での透過率が高い光学制御部材1を達成することができる。第7の実施形態において、光学制御部材1の他の構成は、前述した第6の実施形態と同一である。
第7の実施形態によれば、最大透過方向を基材法線方向からずらすとともに、透過方向の透過率を高く保ちつつ、遮光角が小さい領域においても所要の透過方向以外に漏れ光が発生することがない光学制御部材を提供することができる。また、第7の実施形態に係る光学制御部材1は、遮光角が90度を下回る性能が要求される用途の場合により効果を発揮する。
なお、第6および第7の実施形態に係る光学制御部材は、照明器具のカバーとしての利用の他、窓のルーバーや屋内のパーティションとして用いてもよい。
なお、第6および第7の実施形態に係る光学制御部材は、照明器具のカバーとしての利用の他、窓のルーバーや屋内のパーティションとして用いてもよい。
本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…光学制御部材、12…基材、12a…第1表面、12b…第2表面、
13a…第1基材、13b…第2基材、14…プリズムレンズ、16…光学膜、
20…窓材、30…ブラインド、32…羽根、40…照明装置、
41…筐体、42…光源、60…第1遮光透過層、62…第2遮光透過層
13a…第1基材、13b…第2基材、14…プリズムレンズ、16…光学膜、
20…窓材、30…ブラインド、32…羽根、40…照明装置、
41…筐体、42…光源、60…第1遮光透過層、62…第2遮光透過層
Claims (11)
- 対向する第1表面および第2表面を有し、光透過性を有する基材と、
前記基材の第1表面に形成され、それぞれプリズムあるいはレンズで構成された複数のプリズムレンズと、
前記複数のプリズムレンズのパターンに対応して、前記基材の第2表面に設けられ、前記基材よりも低い透過率を有する光学膜と、
を備える光学制御部材。 - 前記光学膜は、前記プリズムレンズの凹部と対向する領域に設けられている請求項1に記載の光学制御部材。
- 前記プリズムレンズの各々は、前記基材の長手方向に沿って連続して形成され、
前記複数のプリズムレンズは、互いに平行に、かつ、近接して設けられている請求項1又は2に記載の光学制御部材。 - 前記光学膜は、それぞれ帯状に形成された複数の光学膜を含み、前記複数の光学膜は、前記基材の長手方向に沿って延び、互いに平行に設けられている請求項3に記載の光学制御部材。
- それぞれ請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学制御部材で構成された複数の羽根を備え、前記複数の羽根は、互いにほぼ平行に支持されているとともに、それぞれ同じ角度で回動可能に支持されているブラインド。
- 表面を有し、光透過性を有する窓材と、
前記窓材の表面に対向して配置された請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学制御部材と、を備える窓。 - 光源と、
前記光源に対向して配置された請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学制御部材と、を備える照明装置。 - プリズムあるいはレンズで構成された複数のプリズムレンズと、
前記プリズムレンズに対向して設けられ、高屈折率基材を挟んで光学特性の異なる2領域からなる所定パターンを有する2層の遮光透過層を所定間隔で対向配置させた光学制御層と、
を備える光学制御部材。 - 複数のプリズムレンズを有し、光入射側に設置される第1基材と、
前記プリズムレンズの出射側に対向して設置される第2基材であって、高屈折率基材を挟んで光学特性の異なる2領域からなる所定パターンを有する2層の遮光透過層を所定間隔で対向配置させた第2基材と、を備え、
前記第1基材のプリズムレンズは、入射する光を特定方向に集光出射する主出射角度と、プリズムレンズで多重反射した光線が斜め側面方向に出射する副出射角度とを有し、
前記第2基材は、前記主出射角度で出射する光に対して最大透過率を有する光学制御部材。 - 前記光学制御層を有する第2基材は、前記副出射角度で最小透過率を有する請求項9に記載の光学制御部材。
- 前記第1基材のプリズムレンズは、頂角が70〜110度であり、主射出角度から30〜90度の範囲に副射出角度を有する請求項9または10に記載の光学制御部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014161524A JP2015194669A (ja) | 2014-03-24 | 2014-08-07 | 光学制御部材、および光学制御部材を用いた窓、ブラインド、照明装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2014060530 | 2014-03-24 | ||
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JP2015194669A true JP2015194669A (ja) | 2015-11-05 |
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ID=54433725
Family Applications (1)
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JP2014161524A Pending JP2015194669A (ja) | 2014-03-24 | 2014-08-07 | 光学制御部材、および光学制御部材を用いた窓、ブラインド、照明装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015194669A (ja) |
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2014
- 2014-08-07 JP JP2014161524A patent/JP2015194669A/ja active Pending
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