JP2015194136A - ブロワ - Google Patents

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成広 古田
Naruhiro Furuta
成広 古田
田中 悟
Satoru Tanaka
悟 田中
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Abstract

【課題】ケーシング外部からの外気の流入とケーシング内部からのガスの流出とをより効果的に防止するとともに、より簡易な構造で、メンテナンス性が高められたブロワを提供する。【解決手段】ブロワ1は、ケーシングユニット2と、ケーシングユニット2に開設された貫通孔に挿入された回転軸81と、回転軸81に固定され、ケーシングユニット2内に設けられた羽根車3とを備える。ケーシングユニット2は、ガス供給用のガス供給路と、ガス供給路が接続され、貫通孔と回転軸81の周面との隙間を塞ぐ圧力室と、が形成された軸封プレート4を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ブロワに関する。
ブロワは、羽根車が流体(気体)に圧力を加えて圧送する装置である。ブロワは、工業、農業などをはじめ様々な分野で使用されている。例えば、ブロワは、熱処理装置に組み込まれ、熱処理部の空気を圧送する。
ブロワは、例えば、ブロワのケーシングをその装置の配管などに接続することにより、他の装置に組み込まれる。ケーシング内部には羽根車が配設され、羽根車はケーシングに遊嵌された回転軸に支持される。回転軸はケーシング外部に延設され原動機に接続される。
ケーシングと回転軸との間には隙間が形成される。この隙間からケーシング外部の外気が流入、又はケーシング内部のガス(空気など)が流出する恐れがある。特に、熱処理部内が特殊なガス雰囲気下である場合、外部から空気が流入することにより、ガスの濃度が変化し、熱処理部内のワークの品質に影響する恐れがある。
特許文献1に開示されたブロワは、LNG(液化天然ガス)と外気とを隔離するケーシング内部に配置された羽根車と、ケーシングを貫通する貫通孔に挿入された羽根車用の回転軸と、回転軸に設けられ、カーボンシールを有する軸シール装置と、複数のOリングとを有している。このブロワは、回転軸の外周面に接触するカーボンシールと、Oリングとを有しており、貫通孔と回転軸との隙間からLNGの流出を防止している。
特開平6−207599号公報
特許文献1のブロワは、上記のカーボンシールと、回転軸が挿入される貫通孔にパージガスを供給するパージガス流入口を形成し、パージガスを流入させること、並びに複数のOリングをもうけることで、LNGの漏れを防止する。従って、構造が複雑となり、メンテナンスが複雑となるなどの課題が懸念される。
上述に鑑み、本発明の意図する処は、下記の点にある。
「A」は、ケーシング外部からの外気の流入とケーシング内部からのガスの流出とをより効果的に防止するとともに、より簡易な構造で、メンテナンス性が高められたブロワを提供する。
「B」は、ブロワが熱処理装置に接続されている場合に、ワークの品質の変化を防止する。
以上の「A」、「B」を達成することを意図し、下記の請求項1〜請求項6で達成する。
請求項1は、
ケーシングと、
該ケーシングに開設された貫通孔に挿入された回転軸と、
該回転軸に固定され、前記ケーシング内に設けられた羽根車と、
を備え、
前記ケーシングは、ガス供給用のガス供給路と、該ガス供給路が接続され、前記貫通孔と前記回転軸の周面との隙間を塞ぐ圧力室と、が形成された軸封部を有する、構成としたブロワである。
請求項2は、請求項1に記載のブロワであって、
前記軸封部は、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第1シール部材を有する、構成としたブロワである。
請求項3は、請求項2に記載のブロワであって、
前記貫通孔には内壁に第1段差部が形成され、
前記第1シール部材は、板状に形成され、一方の端部が前記第1段差部に固定されるとともに、他方の端部が前記回転軸と接し、前記ケーシング側に曲折する、構成としたブロワである。
請求項4は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブロワであって、
前記貫通孔には内壁に第2段差部が形成され、
板状に形成され、かつ一方の端部が前記第2段差部に固定されるとともに他方の端部が前記回転軸と接し、前記ケーシング側に曲折する第2シール部材を有する、構成としたブロワである。
請求項5は、請求項1に記載のブロワであって、
前記軸封部は、円形状プレートで構成され、
前記貫通孔は、大中小の内径の孔部でなる多段の孔部で構成され、該多段の孔部の大の内径の孔部と中の内径の孔部との接続部に第1ランド部、前記中の内径の孔部と小の内径の孔部との接続部に第2ランド部、がそれぞれ形成されるとともに、前記中の内径の孔部に前記ガス供給路が接続され、
前記第1ランド部に固定され、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第1シール部材と、
前記第2ランド部に固定され、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第2シール部材と、
を有し、
前記中の内径の孔部、前記第1シール部材及び前記第2シール部材が前記圧力室を構成する、構成としたブロワである。
請求項6は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブロワであって、
前記ケーシングには、ガスを吸込可能な吸込口と、吸い込んだガスを吐出可能な吐出口とが形成され、
前記吸込口及び前記吐出口には、熱処理装置の排気口及び吸気口が接続可能であり、
前記ガス供給路には、窒素ガスが供給可能である、構成としたブロワである。
請求項1は、
ケーシングと、
該ケーシングに開設された貫通孔に挿入された回転軸と、
該回転軸に固定され、前記ケーシング内に設けられた羽根車と、
を備え、
前記ケーシングは、ガス供給用のガス供給路と、該ガス供給路が接続され、前記貫通孔と前記回転軸の周面との隙間を塞ぐ圧力室と、が形成された軸封部を有する、構成としたブロワである。
従って、下記の「A」の効果が望める。
「A」は、ケーシング外部からの外気の流入とケーシング内部からのガスの流出とをより効果的に防止するとともに、より簡易な構造で、メンテナンス性が高められたブロワが提供される。
請求項2は、請求項1に記載のブロワであって、
前記軸封部は、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第1シール部材を有する、構成としたブロワである。
従って、上記の「A」の効果が望める。
請求項3は、請求項2に記載のブロワであって、
前記貫通孔には内壁に第1段差部が形成され、
前記第1シール部材は、板状に形成され、一方の端部が前記第1段差部に固定されるとともに、他方の端部が前記回転軸と接し、前記ケーシング側に曲折する、構成としたブロワである。
従って、上記の「A」の効果が望める。
請求項4は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブロワであって、
前記貫通孔には内壁に第2段差部が形成され、
板状に形成され、かつ一方の端部が前記第2段差部に固定されるとともに他方の端部が前記回転軸と接し、前記ケーシング側に曲折する第2シール部材を有する、構成としたブロワである。
従って、上記の「A」の効果が望める。
請求項5は、請求項1に記載のブロワであって、
前記軸封部は、円形状プレートで構成され、
前記貫通孔は、大中小の内径の孔部でなる多段の孔部で構成され、該多段の孔部の大の内径の孔部と中の内径の孔部との接続部に第1ランド部、前記中の内径の孔部と小の内径の孔部との接続部に第2ランド部、がそれぞれ形成されるとともに、前記中の内径の孔部に前記ガス供給路が接続され、
前記第1ランド部に固定され、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第1シール部材と、
前記第2ランド部に固定され、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第2シール部材と、
を有し、
前記中の内径の孔部、前記第1シール部材及び前記第2シール部材が前記圧力室を構成する、構成としたブロワである。
従って、上記の「A」の効果が望める。
請求項6は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブロワであって、
前記ケーシングには、ガスを吸込可能な吸込口と、吸い込んだガスを吐出可能な吐出口とが形成され、
前記吸込口及び前記吐出口には、熱処理装置の排気口及び吸気口が接続可能であり、
前記ガス供給路には、窒素ガスが供給可能である、構成としたブロワである。
従って、上記の「A」及び下記の、「B」の効果が望める。
「B」は、ブロワが熱処理装置に接続されている場合に、ワークの品質の変化を防止する。
本発明の実施形態に係るブロワの斜視図である。 ブロワの断面図である。 (a)は軸封プレートの正面図であり、(b)は軸封プレートの断面図である 圧力室の拡大断面図である。 隔壁プレートの拡大斜視図である。 (a)はシールの拡大斜視図であり、(b)はシールの拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るブロワ1について図1〜図6を用いて説明する。なお、図中のXY平面は水平な面であり、図中のZ軸の方向は鉛直方向である。
ブロワ1は、気体を送風する装置である。例えば、ブロワ1は、工業製品などを熱処理する熱処理装置に接続され、熱処理装置内の高温の空気を送風する。以下、熱処理装置に接続されるブロワ1について説明する。
ブロワ1は、図1に示すように、ケーシングユニット2と、モータユニット8と、を有している。また、ブロワ1は、図2に示すように、羽根車3を有している。
ケーシングユニット2は、ブロワ1の外郭体を構成する。ケーシングユニット2は、ドーナツ形状であり、半截した吸込口側ケーシング28と、これに対峙するモータ側ケーシング29とがドッキングしている。この形態は、下部に吐出口25が設けられ、下部から水平方向に空気を吐出する下部水平吐出型のケーシングと呼ばれる。ケーシングユニット2の内部では、羽根車3が後述するモータ82の回転軸81に軸支されている。ケーシングユニット2には、吸込口21と、吐出口25とが形成され、軸封プレート4(軸封部)が接続されている。
吸込口21には、熱処理装置の配管に接続する吸込口フランジ22が設けられている。吸込口フランジ22は、円筒状に形成され、例えば、耐熱性を有する素材からなる。吸込口フランジ22は吸込コーン23とともに、ボルト202で吸込口側ケーシング28に固定されている。この吸込口21には、金網24が配設されている。
吐出口25には、吐出口フランジ26及び金網27が設けられ、突縁部が形成されている。この突縁部には、貫通孔203が形成され、熱処理装置の配管と接続するボルトが挿入可能である。
吸込口側ケーシング28は、耐熱性を有する素材(例えば、軽量で耐熱性を有するアルミ合金)からなる。吸込口側ケーシング28には、吸込口フランジ22の突縁部よりもやや小さい外径を有する円形状の開口28Aが−X側の面に形成されている。開口28Aの周辺側板面には吸込口フランジ22の突縁部が当接し、この周辺側板面に設けられた螺孔とボルト202とにより、吸込口フランジ22が固定されている。また、吸込口側ケーシング28には、+X側の面に、開口28Bと、開口28Bを囲む突縁部とが形成され、この突縁部がモータ側ケーシング29とボルト201により接続されている。
モータ側ケーシング29は、耐熱性を有する素材(例えば、軽量で耐熱性を有するアルミ合金)からなる。モータ側ケーシング29には、−X側の面に、吸込口側ケーシング28の開口28Bとほぼ同形の開口29Bが形成されている。開口29Bの周りには、吸込口側ケーシング28を接続するための突縁部が形成され、ボルト201によって吸込口側ケーシング28と接続されている。モータ側ケーシング29の+X側の面には、開口29Aと、開口29Aの外側板部に配置された複数個の螺孔とが形成され、この螺孔に螺着されるボルト401によって軸封プレート4が固定されている。
軸封プレート4は、板状部材であり、好ましくは、耐熱性及び熱衝撃性を有する鋳鉄からなる。軸封プレート4は、図3に示すように、略環状に形成されている。軸封プレート4は、モータ側ケーシング29の開口29Aよりも大きい直径を有している。軸封プレート4の中心には、X方向に貫通する貫通孔414が形成されている。
貫通孔414には、図3に示すように、−X側の面から+X側の面に向かって、同心円状の大中小の孔部414C〜414Aで構成されている。大の孔部414Cと中の孔部414Bとの内径差による段差部(第1段差部)には、中の孔部414Bの外側に向かって環状かつ平面状のランド部417(第1ランド部)が形成されている(迫出している)。また、中の孔部414Bと小の孔部414Aとの内径差による段差部(第2段差部)には、小の孔部414Aの外側に向かって環状かつ平面状のランド部416(第2ランド部)が形成されている。中の孔部414Bには、ガス供給路41が接続されている。小の孔部414Aは、回転軸81が挿通可能な内径を有している。貫通孔414(大中小の孔部414C〜414A)と回転軸81との間には隙間A、B、Cが形成される。
ランド部416、417には、複数の螺孔512、413がそれぞれ形成されている。螺孔512、413には、図4に示すように、ネジ502、403がそれぞれ螺着され、シール52、隔壁プレート42がそれぞれ固定されている。大の孔部414C、中の孔部414Bは、ランド部416、417それぞれにネジ502、403が締結された状態で、それらのネジの頭が収容可能な深さに形成されている。
ガス供給路41は、中の孔部414Bと後述するコネクタ挿入部421とを連通する貫通孔である。ガス供給路41には、コネクタ挿入部421を介して、ガスが供給される。ガスは、例えば、高圧(大気圧よりも気圧が高い)の窒素ガスである。
図3に戻って、軸封プレート4には、外周近傍でX方向に貫通する貫通孔411と、貫通孔411より中心側でX方向に貫通する貫通孔412と、がそれぞれ形成されている。軸封プレート4の外周面には、コネクタ挿入部421が形成されている。また、軸封プレート4の+X側の面には凹部415が形成されている。軸封プレート4には、図4に示すように、隔壁プレート42と、シール51、52(第1シール部材、第2シール部材)とが設けられている。
貫通孔411にはボルト401が挿入されている。図4で示すように、ボルト401がモータ側ケーシング29の+X側の螺孔に螺着されることで、軸封プレート4とモータ側ケーシング29とが締結されている。軸封プレート4は、モータ側ケーシング29の開口29Aを覆い、YZ平面に対して垂設される。
貫通孔412にはボルト402が挿入され、ボルト402が後述する耐熱スペーサ71の螺孔にそれぞれ螺着されることで、軸封プレート4と耐熱スペーサ71とが締結される。軸封プレート4は、耐熱スペーサ71を介して後述するモータ82の回転軸81と垂直に交わる。
コネクタ挿入部421は、凹状に形成され、ガス配管47と接続されるコネクタ46が挿入可能である。コネクタ挿入部421は、図3に示すように、軸封プレート4に2つ形成され、それぞれガス供給路41がそれぞれ接続されている。
凹部415は、貫通孔414と同心円状に形成されている。凹部415には、図4に示すように、後述する耐熱スペーサ71が取り付けられる。また凹部415は、耐熱スペーサ71を位置決めする。
隔壁プレート42は、耐熱性を有する素材で、例えば、ステンレス鋼からなる。隔壁プレート42は、図5に示すように、略円環状に形成され、中心に貫通孔425が形成されている。隔壁プレート42の内径は、貫通孔414の内径とほぼ同じであり、後述するモータ82の回転軸81よりもやや大きく、回転軸81が挿入可能である。隔壁プレート42には、螺孔413に螺着可能なネジ403が挿入可能な貫通孔428と、シール51固定用のネジ501が螺着可能な螺孔426がそれぞれ形成されている。隔壁プレート42は、図4に示すように、YZ平面に対して平行に配置され、シール51が固定される。隔壁プレート42は、ランド部417に固定された状態で、ランド部416の−X側を覆うとともに、貫通孔425の内周側端部と回転軸81の周面との間に環状の隙間Cを形成する。
シール51、52は耐熱性及び可撓性を有する素材(例えば、ゴム材料)からなる。シール51、52では、図6に示すように、全体が略円環状で、中央部が略円錐台状に形成されている。シール51、52の外径は、中の孔部414Bの外径よりも小さく、シール51、52は、ランド部416内に収容可能な大きさである。シール51、52は、図4に示すように、YZ平面に対して平行に配置される。シール51、52には、ネジ501、502を挿入するための貫通孔516と、中心に位置する貫通孔515とが形成されている。
貫通孔515は、後述するモータ82の回転軸81の外径よりもやや小さく、回転軸81が挿入された状態で、シール51、52の内径側端部が曲折する内径に形成されている。貫通孔515が回転軸81よりも小さいため、貫通孔515に回転軸81が挿入されると、シール51、52の内径側端部が変形する。すなわち、シール51、52の+X側の面が回転軸81の周面に沿うように接するか、又はシール51、52の先端が回転軸81の周面に密着する。シール51、52の内径側端部は、YZ平面に対して、例えば−X側に曲折されていて、隔壁プレート42の内周面側端部と回転軸81の周面との隙間C、小の孔部414A(貫通孔414)の内周側端部と回転軸81の周面との隙間Bをそれぞれ塞ぐ。
シール51、52と、ランド部416、及び隔壁プレート42で囲まれた空間が、例えば、圧力室45を形成する。圧力室45は、ガス供給路41から、望ましくは、高圧のガスが供給されると、高圧のガスで満たされる。
図2に戻って、羽根車3はモータユニット8によって回転し空気を送り出す。羽根車3は、例えば、耐熱性を有する素材(熱間圧延軟鋼板など)からなる。羽根車3は、側板31と、主板32と、ブレード(図示せず)と、ボス部材33と、羽根押え部材34と、を有している。羽根車3は、いわゆるターボ型の羽根車である。
側板31は円板状に形成され、その中央に、吸込コーン23の円筒とほぼ同径の貫通孔(図示せず)が形成されている。側板31の貫通孔は、吸込コーン23から吸い込まれた空気が通過する通路となる。側板31は、ブレードを介して主板32に略平行に配置される。
主板32は円板状に形成され、その外径は側板31とほぼ同径である。主板32の中央には、ボス部材33が嵌め込み可能な貫通孔が形成されている。主板32は、ボス部材33を介して後述する回転軸81と垂直に交わるようにYZ平面に略平行に配置される。
ブレードは、側板31及び主板32の円板に対して略垂直に交わる湾曲面を有し、側板31及び主板32の中心から略放射状に延びている。ブレードは、側板31と主板32との間に配設され、側板31及び主板32の円周を均等に分割するように複数枚、設けられている。ブレードとブレードとの間の空間は、羽根車3が回転したときに、側板31の貫通孔を通過した空気が流れる通路となる。
ボス部材33は、略円筒状に形成され、後述するモータ82の回転軸81が嵌挿されて、回転軸81を保持している。ボス部材33は主板32の貫通孔に嵌め込まれ、ボルト301で主板32に固定される。
羽根押え部材34は、ボス部材33の略円筒とほぼ同径の外径の円板状に形成され、ボス部材33に嵌挿された回転軸81の先端にボルト302で固定されている。羽根押え部材34はボス部材33の回転軸81からの脱落を防止する。
モータユニット8は、モータ82と、モータ接続部83と、を有し、モータベース85に支持されている。モータユニット8は、モータベース85の+Z側の面に形成された螺孔に螺着されるボルト801によって、モータベース85に固定されている。
モータ82は、X軸方向に延びる回転軸81を有している。モータ82は、商用電源などにケーブルを介して接続されている。モータ82は、商用電源などからの電力によって回転軸81を回転させる。
回転軸81は、図4に示すように、軸封プレート4の貫通孔414に挿入され、先端がケーシングユニット2の内側に位置し、羽根車3を軸支している。回転軸81は、ケーシングユニット2の外側(軸封プレート4とモータ82との間)で、後述する冷却ユニット7の冷却ファン75を貫通し、冷却ファン75を支持している。
モータ接続部83は、略円板状に形成され、モータ82の−X側の面に配設されている。モータ接続部83は、ボルト701で後述する冷却ユニット7が固定されている。
ブロワ1は、冷却ユニット7を備えている。冷却ユニット7は、ケーシングユニット2内の高温空気の熱が、モータ82に伝わらないようにするためのユニットである。この冷却ユニット7は、図4に示すように、耐熱スペーサ71と、吸込プレート72と、スペーサ73と、冷却ファン75と、を有している。
耐熱スペーサ71は、モータ接続部83と軸封プレート4との間に配設され、ケーシングユニット2内の高温の空気で加熱された軸封プレート4からモータ82を隔離してモータ82を熱から保護する。耐熱スペーサ71は、例えば、耐熱性を有する軽量なアルミ合金からなる。耐熱スペーサ71は、図4に示すように、略円環状のプレート部711と、支持部712と、板状体713と、を有する形状に形成されている。
支持部712は、柱状に形成され、プレート部711から+X側に延びている。支持部712は、図1に示すように、プレート部711の円周上に、その円周を均等な間隔で分割するように複数(例えば、4つ)配設されている。
板状体713は、プレート部711の+X側の面の外周に均等な間隔をおいて複数配設され、冷却ファン75を囲繞している。板状体713それぞれは、プレート部711から+X側に突出している。板状体713と板状体713との間隔は、冷却ファン75から送り出された空気の通路となる。
吸込プレート72は、略円環状に形成され、図4に示すように、モータ接続部83とほぼ平行に対向し、モータ接続部83と冷却ファン75とを隔離している。吸込プレート72は、例えば、アルミ合金からなる。吸込プレート72は、貫通孔が形成され、この貫通孔にネジ702が挿入され、スペーサ73を介してモータ接続部83に固定されている。
スペーサ73は、吸込プレート72とモータ接続部83との間に配設されて、吸込プレート72とモータ接続部83との間に隙間を形成する。スペーサ73は、例えば、熱間圧延軟鋼板からなる。
冷却ファン75は、中心部から放射状に延びる複数の羽根を有し、吸込プレート72とモータ82との間の空気を、耐熱スペーサ71の板状体713と板状体713との隙間へ送り出す。冷却ファン75は、例えば、アルミ合金からなる。
次に、上述の構成のブロワ1の組立方法を説明する。まず、モータユニット8をボルト801でモータベース85に固定する。次いで、冷却ユニット7をモータユニット8に取り付ける。具体的には、吸込プレート72を、モータユニット8のモータ接続部83の−X側の面にスペーサ73を介してネジ702で固定する。次に、冷却ファン75をモータ82の回転軸81に取り付け、続いて、耐熱スペーサ71を、モータ接続部83の−X側の面にボルト701で固定する。
次いで、軸封プレート4を冷却ユニット7に取り付ける。具体的には、モータユニット8の回転軸81を、軸封プレート4の+X側の面から挿入する。続いて、冷却ユニット7の耐熱スペーサ71の段差に軸封プレート4の凹部415を嵌めて、ボルト402で軸封プレート4を耐熱スペーサ71に固定する。
次いで、シール51、52及び隔壁プレート42を、軸封プレート4に取り付ける。具体的には、シール52の貫通孔515に回転軸81を挿入する。このとき、シール52の内径側の端部は−X側に傾く。シール52を、軸封プレート4のランド部416に位置させ、ネジ502で固定する。続いて、隔壁プレート42の貫通孔425に回転軸81を挿入し、軸封プレート4のランド部417に隔壁プレート42をネジ403で固定する。続いて、シール51の貫通孔515に回転軸81を挿入し、シール51を、隔壁プレート42の−X側の表面に位置させ、ネジ501で固定する。
次いで、モータ側ケーシング29を軸封プレート4に固定する。軸封プレート4がモータ側ケーシング29の開口29Aを覆うように配置し、モータ側ケーシング29を軸封プレート4にボルト401で固定する。
次いで、羽根車3を、回転軸81の先端部に固定する。具体的には、ボス部材33を羽根車3に取り付け、そのボス部材33の円筒に回転軸81の先端部を嵌挿する。回転軸81の端面がボス部材33の円筒の端部に位置する状態で、羽根押え部材34を、回転軸81の端面にボルト302で固定する。
次いで、吸込口側ケーシング28の開口28Bとモータ側ケーシング29の開口29Bとが合わさるようにして、吸込口側ケーシング28をモータ側ケーシング29にボルト201で固定する。吸込コーン23、吸込口フランジ22、金網24、27及び吐出口フランジ26をケーシングユニット2に取り付ける。
次いで、コネクタ46を軸封プレート4のコネクタ挿入部421に固定し、ガス配管47をコネクタ46に接続する。以上の作業により、ブロワ1の組立が完了する。ブロワ1の吸込口フランジ22、吐出口フランジ26を、接続先の装置の排気用配管、吸気用配管にそれぞれ接続して、ブロワ1の流体(気体)の圧送に使用する。
次に、熱処理装置に接続された場合のブロワ1の動作について説明する。モータユニット8に電力が供給されると、モータ82の回転軸81が回転する。回転軸81が回転すると、冷却ファン75及び羽根車3が回転する。
冷却ファン75が回転する。冷却ファン75は、吸込プレート72とモータ82のモータ接続部83との間からブロワ1の周囲の外気(空気)を、冷却ユニット7に吸い込み、吸い込まれた外気は、回転軸81と、冷却ファン75の熱を奪って、耐熱スペーサ71の板状体713の隙間から冷却ユニット7の外へ送り出される。
羽根車3が回転すると、空気が吸込口21からケーシングユニット2内へ吸い込まれ、ケーシングユニット2内の空気は吐出口25へ吐出される。このとき、ケーシングユニット2内の軸封プレート4側の空気も吐出口25へ送り出される。
ガス配管47からガス(例えば、高圧の窒素ガス)が供給されると、ガス供給路41を介して圧力室45がガスで満たされる。シール51、52の内径側の端部は回転軸81の外周面に密着しているため、圧力室45の気圧は、冷却ユニット7側の気圧及びケーシングユニット2内の気圧よりも高く保たれる。その結果、シール51、52から僅かな漏れが生じた場合でも圧力室45側からケーシングユニット2内への流出しか起こらない。
本実施形態に係るブロワ1は、貫通孔414が形成された軸封プレート4を備えたケーシングユニット2と、貫通孔414に挿入された回転軸81を有するモータユニット8と、回転軸81とともに回転する羽根車3とを備えている。軸封プレート4には、高圧ガスを供給できるガス供給路41が設けられており、ガス供給路41は圧力室45と繋がる。圧力室45は、略円環状であり、回転軸81の全周面を囲繞する。ガス配管47から供給されたガスは、均一な圧力で圧力室45を満たし、ランド部416と回転軸81、及びシール51、52とで形成される空間(圧力室45)に供給される。このため、ブロワ1は、ケーシングユニット2内のガスの流出及びケーシングユニット2外の外気の流入を防止することができる。
シール52は、内径側の端部がYZ平面(回転軸81に垂直に交わる面)に対して−X側に傾斜している(貫通孔515側へ収れんするように萎んでいる)。圧力室45がガスで満たされると、そのガスは高圧であるので、シール52の内径側の端部は+X側に移動して、回転軸81に押しつけられる。これにより、シール52の内径側の端部が回転軸81の全周面への密着度が増す。シール52は回転軸81と貫通孔414との隙間Bを塞ぐ。このため、ケーシングユニット2の外部の空気が回転軸81と貫通孔414との間に流入することを防止することが可能である。
また、シール51は、内径側の端部がYZ平面に対して−X側に傾斜している(貫通孔515側へ収れんするように萎んでいる)。圧力室45内のガスは、高圧であるので、シール51の内径側端部とモータ82の回転軸81との隙間からケーシングユニット2内へ流入する。シール51と回転軸81との隙間からケーシングユニット2内へガスが流入するので、ケーシングユニット2内の空気はこの隙間から流出しない。
従来、貫通孔と回転軸との隙間からケーシングユニット内に外部の空気が流入し、ブロワ1に接続された熱処理装置のガスの濃度(例えば、酸素濃度)が変化し、例えば、ワークの品質が変化する問題が生じていた。これに対して、上記のように、ブロワ1では、ケーシングユニット2内のガスの流出及びケーシングユニット2内への空気の流入が防止される。また、ブロワ1は、接続先の装置に応じてその装置に適したガスを圧力室45に供給し、ガス濃度の変化を防止することが可能である。例えば、ブロワ1の接続先が熱処理装置である場合に熱処理に影響が少ないガス(窒素ガスなど)を供給して、ワークの品質の変化を防止したり、接続先の装置内のガスを圧力室45に循環させてガス濃度それ自体の変化を防止したりすることが可能である。また、ブロワ1は、従来のブロワ(例えば、特許文献1)と比較して、簡易な構造であるので、メンテナンスが容易である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態によって限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係るブロワ1では、熱処理装置に接続していたが、ブロワ1の接続先は、熱処理装置に限られない。ブロワ1は、空気(外気)の流入の防止が要求される装置全般に適用可能である。例えば、ブロワ1は乾燥機に接続されてもよい。圧力室45に水分をほとんど含有しないガスを導入することにより、空気が流入して湿度が変化することが防止できる。
また、ブロワ1は、高温の気体を送風するものに限られない。本実施形態に係るブロワ1は、送風対象が気体であればよい。例えば、除湿された空気を送風するブロワ(図示せず)であってもよい。
ブロワ1を構成するケーシングユニット2、羽根車3、冷却ユニット7は、必ずしも耐熱性を有する素材で形成されなくともよい。ブロワ1を構成する部材の素材は、送風する気体の性質に応じて変更可能である。例えば、腐食性を有する気体を送風する場合、ケーシングユニット2、羽根車3、冷却ユニット7が耐食性を有する素材で形成されてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、圧力室45を高圧の窒素ガスで満たす例を挙げたが、圧力室45に導入するガスは、窒素ガスに限られない。圧力室45に供給されるガスは、ブロワ1の接続先の装置に応じて適宜選択可能である。例えば、不活性ガスを導入して、ブロワ1の接続先の装置の処理に影響を与えないようにしてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、シール51、52の内周側の端部がランド部416の面、隔壁プレート42に対してそれぞれ−X側に曲折していた。しかし、本実施形態に係るブロワ1では、シール51、52の配置は、これに限られない。シール51、52は、回転軸81に接していればよい。例えば、シール51、52はランド部416の面、隔壁プレート42の面に対して平行に延び、シール51、52の内周側の端部が回転軸81と接していてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、シール51、52の2つのシールが配置されていたが、シールの数はこれに限られない。例えば、圧力室45のガス圧が維持できるのであれば、シールの有無を問わない。また、ブロワ1がシール51、52のいずれか一方を有してもよいし、例えば、軸封プレート4の+X側の面(凹部415が形成された面)に3番目の略円環状のシールが固定されてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、隔壁プレート42が軸封プレート4に固定されていたが、隔壁プレート42は任意の構成要素である。例えば、シール51が軸封プレート4に直接固定されてもよい。また、隔壁プレート42と軸封プレート4とが一体的に形成され、その一体化した隔壁プレート42及び軸封プレート4にシール51、52が固定されてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、圧力室45のランド部416が軸封プレート4に形成されていたが、ランド部416は、隔壁プレート42側に形成されてもよい。また、本実施形態に係るブロワ1では、ランド部416が軸封プレート4の−X側に形成されていたが、ランド部416が軸封プレート4の+X側に形成されてもよい。この場合、隔壁プレート42は、+X側に配置され、ランド部416を覆うとよい。ランド部416は、ケーシングユニット2に形成されればよい。例えば、軸封プレート4と隔壁プレート42とが一体に形成され、一体で形成された隔壁プレート42及び軸封プレート4にランド部416が形成されてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、軸封プレート4に、ガス供給路41が形成されていたが、本発明はこれに限られない。ガス供給路41は、ケーシングユニット2に形成されて、ランド部416に接続されればよい。例えば、軸封プレート4が有する隔壁プレート42にガス供給路41が形成されてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、高温の空気を送風するため、冷却ユニット7を有していたが、冷却ユニット7は、任意の構成要素である。冷却ユニット7は、ブロワ1の用途に応じて省略してもよい。その場合、軸封プレート4にモータユニット8が直接固定されてもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、ケーシングユニット2が下部から水平方向に空気を吐出する下部水平吐出型のケーシングを形成していたが、ケーシングユニット2の形状はこれに限定されない。例えば、ケーシングユニット2の吐出口25をケーシングユニット2の上部に配置して、上部水平吐出型のケーシングを形成してもよいし、吐出口25を垂直方向(+Z方向)に向けて、上部垂直吐出型のケーシングを形成してもよい。その他、ケーシングユニット2は下部垂直吐出型のケーシングであってもよい。
また、本実施形態では、ケーシングユニット2が熱処理装置の排気用配管、吸気用配管に接続されていたが、ケーシングユニット2が熱処理装置のケーシングを兼用してもよい。例えば、モータユニット8が熱処理装置のケーシングの外側に配置され、モータ82の回転軸81が熱処理装置のケーシングを貫通する貫通孔に挿入されて、羽根車3が熱処理装置のケーシング内側で回転軸81とともに回転可能であってもよい。
また、本実施形態に係るブロワ1では、羽根車3がいわゆるターボ型の羽根車であったが、羽根車3はこれに限られない。例えば、側板31を有しない羽根車3とか、湾曲面を有さない、平面的な形状のブレードを有する羽根車3(いわゆるプレート型)とかであってもよい。
前述した各構造は、本発明の好ましい一例の説明である。従って、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造、同じ特徴と効果を達成できる構造などは、本発明の範疇である。
本発明のブロワは、各種工場(食品の工場、工業製品を製造する工場など)、或いは、農業ハウス内に設置されるブロワなどに適用可能である。また、装置外部の空気の流入により処理対象の品質が変質する装置、機械(例えば、熱処理装置、乾燥機など)に適している。
1 ブロワ
2 ケーシングユニット
3 羽根車
4 軸封プレート
7 冷却ユニット
8 モータユニット
21 吸込口
22 吸込口フランジ
23 吸込コーン
24 金網
25 吐出口
26 吐出口フランジ
27 金網
28 吸込口側ケーシング
28A、28B 開口
29 モータ側ケーシング
29A、29B 開口
31 側板
32 主板
33 ボス部材
34 羽根押え部材
41 ガス供給路
42 隔壁プレート
45 圧力室
46 コネクタ
47 ガス配管
51、52 シール
71 耐熱スペーサ
72 吸込プレート
73 スペーサ
75 冷却ファン
81 回転軸
82 モータ
83 モータ接続部
85 モータベース
201、202 ボルト
203 貫通孔
301、302 ボルト
401、402 ボルト
403 ネジ
411、412 貫通孔
413 螺孔
414 貫通孔
414A 小の孔部
414B 中の孔部
414C 大の孔部
415 凹部
416 ランド部
417 ランド部
421 コネクタ挿入部
425 貫通孔
426 螺孔
428 貫通孔
501、502 ネジ
512 螺孔
515、516 貫通孔
701 ボルト
702 ネジ
711 プレート部
712 支持部
713 板状体
801 ボルト
A、B、C 隙間

Claims (6)

  1. ケーシングと、
    該ケーシングに開設された貫通孔に挿入された回転軸と、
    該回転軸に固定され、前記ケーシング内に設けられた羽根車と、
    を備え、
    前記ケーシングは、ガス供給用のガス供給路と、該ガス供給路が接続され、前記貫通孔と前記回転軸の周面との隙間を塞ぐ圧力室と、が形成された軸封部を有する、構成としたブロワ。
  2. 請求項1に記載のブロワであって、
    前記軸封部は、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第1シール部材を有する、構成としたブロワ。
  3. 請求項2に記載のブロワであって、
    前記貫通孔には内壁に第1段差部が形成され、
    前記第1シール部材は、板状に形成され、一方の端部が前記第1段差部に固定されるとともに、他方の端部が前記回転軸と接し、前記ケーシング側に曲折する、構成としたブロワ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブロワであって、
    前記貫通孔には内壁に第2段差部が形成され、
    板状に形成され、かつ一方の端部が前記第2段差部に固定されるとともに他方の端部が前記回転軸と接し、前記ケーシング側に曲折する第2シール部材を有する、構成としたブロワ。
  5. 請求項1に記載のブロワであって、
    前記軸封部は、円形状プレートで構成され、
    前記貫通孔は、大中小の内径の孔部でなる多段の孔部で構成され、該多段の孔部の大の内径の孔部と中の内径の孔部との接続部に第1ランド部、前記中の内径の孔部と小の内径の孔部との接続部に第2ランド部、がそれぞれ形成されるとともに、前記中の内径の孔部に前記ガス供給路が接続され、
    前記第1ランド部に固定され、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第1シール部材と、
    前記第2ランド部に固定され、前記貫通孔と前記回転軸との間で、前記回転軸に接する第2シール部材と、
    を有し、
    前記中の内径の孔部、前記第1シール部材及び前記第2シール部材が前記圧力室を構成する、構成としたブロワ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブロワであって、
    前記ケーシングには、ガスを吸込可能な吸込口と、吸い込んだガスを吐出可能な吐出口とが形成され、
    前記吸込口及び前記吐出口には、熱処理装置の排気口及び吸気口が接続可能であり、
    前記ガス供給路には、窒素ガスが供給可能である、構成としたブロワ。
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