JP2015192593A - 単独運転可能高調波抑制装置 - Google Patents

単独運転可能高調波抑制装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の12パルス整流回路では、二台の三相ブリッジ整流器を接続し、その両端に同容量の負荷を接続させることにより、1次電源の高調波を低減するものであるので、一方の三相ブリッジ整流器が故障により作動しなくなった場合、1次電源の高調波を低減させることができなかった。【解決手段】 本発明は、12パルス変圧器の2次巻線と接続され、第1インバータ三相全波整流回路と第1コンデンサを内蔵する第1インバータと、12パルス変圧器の3次巻線に接続された第2三相全波整流回路と、第2三相全波整流回路と第1インバータとを接続する配線に設けられ、第2三相全波整流回路と第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させる第2スイッチ部と、第2三相全波整流回路と前記第1インバータとを接続する配線に接続され、該第1インバータに内蔵された第1コンデンサの電圧を検出する第1コンデンサ電圧検出機器と、を有するものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、12パルス変圧器と接続する1つのインバータを単独運転した場合でも高調波を抑制することができる単独運転高調波抑制装置に関するものである。
三相交流電力を直流電力に変換する電力変換器として、三相ブリッジ整流器がよく用いられている。三相ブリッジ整流器は電源の1サイクルに6回の転流を行うことから、その回路は6パルス整流回路とも呼ばれている。さらに、三相ブリッジ整流器を複数台組み合わせることにより、12パルス整流回路を構成することができる。この12パルス整流回路は、2次 3次の位相差が30度であるため1次電源に流れる高調波電流を低減できるとともに、大容量化が可能である。
図5は、ダイオードまたはサイリスタにより構成された2台の三相ブリッジ整流器からなる12パルス整流回路の構成例である。これらの図において、104,105はそれぞれ三相ブリッジ整流器である。100は一次巻線101がデルタ結線、第1の二次巻線102がスター結線、第2の二次巻線103がデルタ結線され、両二次巻線102,103の出力電圧が30度の位相差を持つ三巻線変圧器である。ここで、図5は従来の12パルス整流回路を示す図である。
図5の回路は、二台の三相ブリッジ整流器104,105の両端に負荷(図示せず)が接続され、主に高圧大容量用途に適している。図5の回路でも、第5次及び第7次の高調波が理想的には相殺されるので、1次電源の高調波を低減できる。すなわち、図5の回路のように、二台の三相ブリッジ整流器104,105の両端に同容量の負荷を接続させることにより、第5次及び第7次の高調波を相殺させて、1次電源の高調波を低減することができる。ここで、第5次及び第7次の高調波を相殺させて1次電源の高調波を低減できるようにするには、2個の負荷は同容量の負荷であることは必須である。
特開2008−178180号公報(背景技術)
しかしなから、従来の12パルス整流回路では、二台の三相ブリッジ整流器104,105の両端に同容量の負荷を接続させることにより、第5次及び第7次の高調波を相殺させ1次電源の高調波を低減するものであるので、一方の三相ブリッジ整流器、負荷などが故障により作動しなくなった場合には1次電源の高調波を低減させることができなくなるという問題があった。また、一方の負荷(1台運転(単独運転))のみ作動させる場合も同様、1次電源の高調波を低減させることができなくなる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、12パルス変圧器の2次巻線または3次巻線に接続される1つの負荷のみを作動させた場合でも、1次電源の高調波を低減させることができる単独運転可能高調波抑制装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、 デルタ結線で構成された1次巻線と、デルタ結線で構成された2次巻線、およびスター結線で構成された3次巻線を有する12パルス変圧器と、2次巻線と接続され、第1インバータ三相全波整流回路と第1コンデンサを内蔵する第1インバータと、3次巻線に接続された第2三相全波整流回路と、該第2三相全波整流回路と第1インバータとを接続する配線に設けられ、該第2三相全波整流回路と該第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させる第2スイッチ部と、第2三相全波整流回路と第1インバータとを接続する配線に接続され、該第1インバータに内蔵された第1コンデンサの電圧を検出する第1コンデンサ電圧検出機器と、を有し、第2スイッチ部は、第1コンデンサ電圧検出機器により検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第2三相全波整流回路と第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させるものである。
本発明によれば、12パルス変圧器の3次巻線に接続された第2三相全波整流回路により、一次側(1次巻線側)において第1インバータからの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第1インバータと接続された第1負荷のみ単独運転することができる。また、第1コンデンサ電圧検出機器により検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第2三相全波整流回路と第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを第2スイッチ部により導通させるので、第1コンデンサへの突入電流を防止することができる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る単独運転可能高調波抑制装置であって、3次巻線と接続され、第2インバータ三相全波整流回路と第2コンデンサを内蔵する第2インバータと、をさらに有するものである。
本発明によれば、第1インバータと第2インバータとを2台作動させているときに、一方のインバータが故障により作動しなくなった場合でも、作動可能なインバータを第1インバータ側に配置することにより、または、故障して作動しなくなったインバー側に第2三相全波整流回路、第2スイッチ部および第1コンデンサ電圧検出機器などを接続することにより、1台のインバータのみの運転を続行することができる。
本発明のうち第3の態様に係るものは、デルタ結線で構成された1次巻線と、デルタ結線で構成された2次巻線、およびスター結線で構成された3次巻線を有する12パルス変圧器と、3次巻線と接続され、第2インバータ三相全波整流回路と第2コンデンサを内蔵する第2インバータと、2次巻線に接続された第1三相全波整流回路と、該第1三相全波整流回路と第2インバータとを接続する配線に設けられ、該第1三相全波整流回路と該第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通させる第1スイッチ部と、第1三相全波整流回路と第2インバータとを接続する配線に接続され、該第2インバータに内蔵された第2コンデンサの電圧を検出する第2コンデンサ電圧検出機器と、を有し、第1スイッチ部は、第2コンデンサ電圧検出機器により検出された第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第1三相全波整流回路と第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通させるものである。
本発明によれば、12パルス変圧器の2次巻線に接続された第1三相全波整流回路により、一次側(1次巻線側)において第2インバータからの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第2インバータと接続された第2負荷のみ単独運転することができる。また、第2コンデンサ電圧検出機器により検出された第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第1三相全波整流回路と第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを第1スイッチ部により導通させるので、第2コンデンサへの突入電流を防止することができる。
本発明のうち第4の態様に係るものは、第3の態様に係る単独運転可能高調波抑制装置であって、2次巻線と接続され、第1インバータ三相全波整流回路と第1コンデンサを内蔵する第1インバータと、をさらに有するものである。
本発明によれば、第1インバータと第2インバータとを2台作動させているときに、一方のインバータが故障により作動しなくなった場合でも、作動可能なインバータを第2インバータ側に配置させることにより、または、故障して作動しなくなったインバー側に第1三相全波整流回路、第1スイッチ部および第2コンデンサ電圧検出機器などを接続することにより、1台のインバータのみの運転を続行することができる。
本発明によれば、1次電源の高調波を低減させて、12パルス変圧器の2次巻線または3次巻線を接続される1つの負荷のみを運転させることができる。
本発明の第1実施形態における単独運転可能高調波抑制装置の回路図である。 本発明の第2実施形態における単独運転可能高調波抑制装置の回路図である。 本発明の変形例1における単独運転可能高調波抑制装置の回路図である。 本発明の変形例2における単独運転可能高調波抑制装置の回路図である。 従来の12パルス整流回路を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の単独運転可能高調波抑制装置について図面を参照にしながら説明する。ここで、図1は、本発明の第1実施形態における単独運転可能高調波抑制装置の回路図である。
図1に示すように、単独運転可能高調波抑制装置1は、12パルス変圧器2、第1インバータ3、第2三相全波整流回路4、第2スイッチ部5、制御回路6などから構成されている。
12パルス変圧器2は、デルタ結線で構成された1次巻線2aと、デルタ結線で構成された2次巻線2b、およびスター結線で構成された3次巻線2cを有するものである。そして、12パルス変圧器2の1次巻線2aは端子R、S、Tにより系統電源に接続され、また、12パルス変圧器2の1次巻線2bは端子U1、V1、W1により第1インバータ3に接続され、12パルス変圧器2の1次巻線2cは端子U2、V2、W2により第2三相全波整流回路4に接続されている。ここで、2次巻線2bの出力電圧と3次巻線2cの出力電圧とは略30度の位相差を有している。
第1インバータ3は、2次巻線2bと接続され、三相全波整流回路である第1インバータ三相全波整流回路7と突流防止機器8と第1コンデンサ9と三相フルブリッジ回路10を内蔵している。突流防止機器8は、第1インバータ三相全波整流回路7と第1コンデンサ9との間に接続された突入電流防止用の抵抗から構成されている。この突入電流防止用の抵抗により電源電圧が供給開始された際の突入電流を小さくすることができる。三相フルブリッジ回路10は直流電圧を交流電圧に変換し、その変換された交流電圧は圧力ポンプや送風ファンなどの負荷に送られる。
第2三相全波整流回路4は12パルス変圧器2の3次巻線と接続され、この第2三相全波整流回路4と第1コンバータ3の間に第2スイッチ部5が接続されている。そして、この第2スイッチ部5を閉止することにより、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9とが導通する。
制御回路6(制御手段)は、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3とを接続する配線に接続され、電源が停止した際の停止信号および第1インバータ3が故障した際の負荷異常信号を受信して、第2スイッチ部5を開放制御するものである。また、制御回路6には、1インバータ3に内蔵されている第1コンデンサ9のコンデンサ電圧を検出する第1コンデンサ電圧検出機器(図示略)が内蔵されている。そして、1コンデンサ電圧検出機器により検出された第1コンデンサ9の電圧があらかじめ定められた電圧値(使用電圧×1.41×0.95)以上に達することにより、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9とを第2スイッチ部5により導通させる。
次に、本発明の第1実施形態における単独使用可能高調波抑制装置を用いた動作手順について説明する。
まず、系統電源から単独使用可能高調波抑制装置1に電力が供給されると第1コンデンサ9が充電される。そして、制御回路6に内蔵された第1コンデンサ電圧検出機器(図示略)により第1コンデンサの電圧が検出され、その検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値(使用電圧×1.41×0.95)に達することにより、第2スイッチ部5を閉止させ、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9とを導通させる。これにより、第1インバータ3の起動時において、第2三相全波整流回路を介する第1コンデンサ3への突流充電電流を防止することができる。
第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値に達した後は、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9とを導通させた状態が維持される。そして、この場合において、第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9で高調波が発生するが、12パルス変圧器2の3次巻線2cに接続された第2三相全波整流回路4により、一次側(1次巻線2a側)において、第1インバータ3からの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第1インバータ3と接続された第1負荷のみ単独運転することができる。
第1インバータ3が作動している途中に、制御回路が系統電源の停止信号または第1インバータ3の負荷異常信号を受信することにより、第2スイッチ部5を開放させ、第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9に充電されている電力を放電する。
以上説明したように、12パルス変圧器2の3次巻線2cに接続されている第2三相全波整流回路4により、一次側(1次巻線2a側)において第1インバータ3からの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第1インバータ3と接続された第1負荷のみ単独運転することができる。また、第2スイッチ部5は、第1コンデンサ電圧検出機器により検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値(使用電圧×1.41×0.95)以上に達することにより、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9とを導通させるので、第1コンデンサ9への突入電流を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる第2実施形態における単独運転可能高調波抑制装置20について説明する。ここで、図2は本発明の第2実施形態における単独運転可能高調波抑制装置の回路図である。
本発明の第2実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態の単独運転可能高調波抑制装置1では、3次巻線2cに接続された第2三相全波整流回路4を接続させた態様について説明したが、第2実施形態の単独運転可能高調波抑制装置20では、3次巻線2cに接続された第2三相全波整流回路4を接続させるとともに、3次巻線2cに第2インバータ三相全波整流回路11と第2コンデンサ12などを内蔵する第2インバータ13を接続させているところが異なる。ここで、第2インバータ13の具体的構成は、後述する変形例1(図3参照)と同様であるので説明は省略する。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と異なるところを中心に説明する。また、第2実施形態では、第1実施形態と同一構成については、同一符号を用い、同一作用効果を奏するものとし説明は省略する。
図2に示すように、第2インバータ三相全波整流回路11と第2コンデンサ12を内蔵する第2インバータ13は3次巻線2cと接続されている。
このように、従来と同様、第1インバータと接続された第1負荷と第2インバータと接続された第2負荷の2台の負荷を作動させているときは、それぞれのインバータで発生した第5次及び第7次の高調波が相殺させて、1次電源(1次巻線2a側)の高調波を低減することができる、さらに、本実施形態では、一方のインバータが故障により作動しなくなった場合でも、作動可能なインバータを第1インバータ側に配置することにより、または、故障して作動しなくなったインバー側に第2三相全波整流回路4、第2スイッチ部5および制御回路6に内蔵された第1コンデンサ電圧検出機器などを接続することにより、1台のインバータのみ運転を続行することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下、本発明の変形例について説明する。
(変形例1)
本発明の第1実施形態と変形例1の異なるところは、第1実施形態の単独運転可能高調波抑制装置1では、2次巻線2bに第1インバータ3を接続し、3次巻線2cに第2三相全波整流回路4を接続したが、変形例1の単独運転可能高調波抑制装置21では、3次巻線2cに第2インバータ三相全波整流回路11と第2コンデンサ12などを内蔵する第2インバータ13を接続し、2次巻線2bに第1三相全波整流回路14を接続させたところが異なる。具体的には、図3に示すように、変形例1では、デルタ結線で構成された1次巻線2aと、デルタ結線で構成された2次巻線2b、およびスター結線で構成された3次巻線2cを有する12パルス変圧器2と、3次巻線2cと接続され、第2インバータ三相全波整流回路11と突流防止装置17と第2コンデンサ12と三相フルブリッジ回路18を内蔵する第2インバータ13と、2次巻線2bに接続された第1三相全波整流回路14と、第1三相全波整流回路14と第2インバータ13とを接続する配線に設けられ、第1三相全波整流回路14と第2インバータ13に内蔵された第2コンデンサ12とを導通させる第1スイッチ部15と、第1三相全波整流回路14と第2インバータ13とを接続する配線に接続され、第2インバータ13に内蔵された第2コンデンサの電圧を検出する第2コンデンサ電圧検出機器(図示略)と、を有し、第1スイッチ部15は、第2コンデンサ電圧検出機器により検出された第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第1三相全波整流回路14と第2インバータ13に内蔵された第2コンデンサ12とを導通させるものである。ここで、第2コンデンサ電圧検出機器は、第1実施形態同様、制御装置16に内蔵されている。なお、突流防止装置17および三相フルブリッジ回路18については第1実施形態の第1コンデンサ3の突流防止装置8および三相フルブリッジ回路10と同様であるので説明は省略する。
変形例1によっても、第1実施形態同様、12パルス変圧器2の2次巻線2bに接続された第1三相全波整流回路14により、一次側(1次巻線2a側)において第2インバータ13からの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第2インバータ13と接続された第2負荷のみ単独運転することができる。また、第2コンデンサ電圧検出機器(図示略)により検出された第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第1三相全波整流回路14と第2インバータ13に内蔵された第2コンデンサ12とを第1スイッチ部15により導通させるので、12パルス変圧器側の突入電流や第2コンデンサ12への突入電流を防止することができる。なお、変形例1については、2次巻線2bに接続させた対象を第1インバータ3から第1三相全波整流回路14にし、3次巻線2cに接続させた対象を第2三相全波整流回路4から第2インバータ13にしたことが異なるが、第1三相全波整流回路14に付随する制御および各構成要素の内容については、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
(変形例2)
本発明の変形例1と変形例2の異なるところは、変形例1の単独運転可能高調波抑制装置21では、3次巻線2bに第1三相全波整流回路14を接続させた態様について説明したが、変形例2の単独運転可能高調波抑制装置22では、3次巻線2bに第1三相全波整流回路14を接続させるとともに、2次巻線2bに第1インバータ三相全波整流回路7と第1コンデンサ9を内蔵する第1インバータ3を接続させているところが異なる。
変形例2によっても、第2実施形態同様、第1インバータ3と第2インバータ13とを2台作動させているときに、一方のインバータが故障により作動しなくなった場合でも、作動可能なインバータを第2インバータ13側に配置させることにより、または、故障して作動しなくなったインバー側に第1三相全波整流回路14、第1スイッチ部15および制御回路16に内蔵された第1コンデンサ電圧検出機器などを接続することにより、1台のインバータのみの運転を続行することができる。なお、変形例2については、第2実施形態と同様であるので、説明は省略する。
1 単独運転可能高調波抑制装置
2 12パルス変圧器
3 第1インバータ
4 第2三相全波整流回路
5 第2スイッチ部
6 制御回路
7 第1インバータ三相全波整流回路
8 突流防止機器
9 第1コンデンサ
10 三相フルブリッジ回路
11 第2インバータ三相全波整流回路
12 第2コンデンサ
13 第2インバータ
14 第1三相全波整流回路
15 第1スイッチ部
16 制御回路
17 突流防止機器
18 三相フルブリッジ回路
20 単独運転可能高調波抑制装置
21 単独運転可能高調波抑制装置
22 単独運転可能高調波抑制装置

次に、本発明の第1実施形態における単独運転可能高調波抑制装置を用いた動作手順について説明する。
まず、系統電源から単独運転可能高調波抑制装置1に電力が供給されると第1コンデンサ9が充電される。そして、制御回路6に内蔵された第1コンデンサ電圧検出機器(図示略)により第1コンデンサの電圧が検出され、その検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値(使用電圧×1.41×0.95)に達することにより、第2スイッチ部5を閉止させ、第2三相全波整流回路4と第1インバータ3に内蔵された第1コンデンサ9とを導通させる。これにより、第1インバータ3の起動時において、第2三相全波整流回路を介する第1コンデンサ3への突流充電電流を防止することができる。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、1台のインバータのみを運転させた場合でも高調波を低減できるようにした単独運転可能高調波抑制装置であって、デルタ結線で構成された1次巻線と、デルタ結線で構成された2次巻線、およびスター結線で構成された3次巻線を有する12パルス変圧器と、2次巻線と接続され、第1インバータ三相全波整流回路と第1コンデンサを内蔵する第1インバータと、3次巻線に接続された第2三相全波整流回路と、該第2三相全波整流回路と第1インバータとを接続する配線に設けられ、該第2三相全波整流回路と該第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させる第2スイッチ部と、第2三相全波整流回路と第1インバータとを接続する配線に接続され、該第1インバータに内蔵された第1コンデンサの電圧を検出する第1コンデンサ電圧検出機器と、第2三相全波整流回路と第1インバータとを接続する配線に接続され、第2三相全波整流回路と第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通、非導通させるために第2スイッチ部を開閉制御する制御手段と、を有し、制御手段は、第1コンデンサ電圧検出機器により検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第2スイッチを閉止して第2三相全波整流回路と第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させるとともに、第1インバータからの負荷異常信号を受信することにより、第2スイッチ部を開放して第1インバータに内蔵された第1コンデンサに充電されている電力を放電させるものである。
本発明によれば、12パルス変圧器の3次巻線に接続された第2三相全波整流回路により、一次側(1次巻線側)において第1インバータからの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第1インバータと接続された第1負荷のみ単独運転することができる。また、第1コンデンサ電圧検出機器により検出された第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第2三相全波整流回路と第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを第2スイッチ部により導通させるので、第1コンデンサへの突入電流を防止することができる。さらに、第1インバータからの負荷異常信号を受信することにより、第2スイッチ部を開放して第1インバータに内蔵された第1コンデンサに充電されている電力を放電させるので、第1コンデンサに充電されている電力により第1インバータが異常に作動することがなくなる。
本発明のうち第の態様に係るものは、1台のインバータのみを運転させた場合でも高調波を低減できるようにした単独運転可能高調波抑制装置であって、デルタ結線で構成された1次巻線と、デルタ結線で構成された2次巻線、およびスター結線で構成された3次巻線を有する12パルス変圧器と、3次巻線と接続され、第2インバータ三相全波整流回路と第2コンデンサを内蔵する第2インバータと、2次巻線に接続された第1三相全波整流回路と、該第1三相全波整流回路と第2インバータとを接続する配線に接続され、該第1三相全波整流回路と該第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通させる第1スイッチ部と、第1三相全波整流回路と第2インバータとを接続する配線に接続され、該第2インバータに内蔵された第2コンデンサの電圧を検出する第2コンデンサ電圧検出機器と、第1三相全波整流回路と第2インバータとを接続する配線に接続され、第1三相全波整流回路と第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通、非導通させるために第1スイッチ部を開閉制御する制御手段と、を有し、制御手段は、第2コンデンサ電圧検出機器により検出された第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第1スイッチを閉止して第1三相全波整流回路と第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通させるとともに、第2インバータからの負荷異常信号を受信することにより、第1スイッチ部を開放して第2インバータに内蔵された第2コンデンサに充電されている電力を放電させるものである。
本発明によれば、12パルス変圧器の2次巻線に接続された第1三相全波整流回路により、一次側(1次巻線側)において第2インバータからの第5次及び第7次の高調波を相殺することができる。これにより、1次電源の高調波を低減させながら第2インバータと接続された第2負荷のみ単独運転することができる。また、第2コンデンサ電圧検出機器により検出された第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、第1三相全波整流回路と第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを第1スイッチ部により導通させるので、第2コンデンサへの突入電流を防止することができる。さらに、第2インバータからの負荷異常信号を受信することにより、第1スイッチ部を開放して第2インバータに内蔵された第2コンデンサに充電されている電力を放電させるので、第2コンデンサに充電されている電力により第2インバータが異常に作動することがなくなる。

Claims (4)

  1. デルタ結線で構成された1次巻線と、デルタ結線で構成された2次巻線、およびスター結線で構成された3次巻線を有する12パルス変圧器と、
    前記2次巻線と接続され、第1インバータ三相全波整流回路と第1コンデンサを内蔵する第1インバータと、
    前記3次巻線に接続された第2三相全波整流回路と、
    該第2三相全波整流回路と前記第1インバータとを接続する配線に設けられ、該第2三相全波整流回路と該第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させる第2スイッチ部と、
    前記第2三相全波整流回路と前記第1インバータとを接続する配線に接続され、該第1インバータに内蔵された第1コンデンサの電圧を検出する第1コンデンサ電圧検出機器と、を有し、
    前記第2スイッチ部は、前記第1コンデンサ電圧検出機器により検出された前記第1コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、前記第2三相全波整流回路と前記第1インバータに内蔵された第1コンデンサとを導通させる単独使用可能高調波抑制装置。
  2. 前記3次巻線と接続され、第2インバータ三相全波整流回路と第2コンデンサを内蔵する第2インバータと、
    をさらに有する請求項1記載の単独運転可能高調波抑制装置。
  3. デルタ結線で構成された1次巻線と、デルタ結線で構成された2次巻線、およびスター結線で構成された3次巻線を有する12パルス変圧器と、
    前記3次巻線と接続され、第2インバータ三相全波整流回路と第2コンデンサを内蔵する第2インバータと、
    前記2次巻線に接続された第1三相全波整流回路と、
    該第1三相全波整流回路と前記第2インバータとを接続する配線に設けられ、該第1三相全波整流回路と該第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通させる第1スイッチ部と、
    前記第1三相全波整流回路と前記第2インバータとを接続する配線に接続され、該第2インバータに内蔵された前記第2コンデンサの電圧を検出する第2コンデンサ電圧検出機器と、を有し、
    前記第1スイッチ部は、前記第2コンデンサ電圧検出機器により検出された前記第2コンデンサの電圧があらかじめ定められた電圧値以上に達することにより、前記第1三相全波整流回路と前記第2インバータに内蔵された第2コンデンサとを導通させる単独使用可能高調波抑制装置。
  4. 前記2次巻線と接続され、第1インバータ三相全波整流回路と第1コンデンサを内蔵する第1インバータと、
    をさらに有する請求項3記載の単独運転可能高調波抑制装置。





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