JP2015192334A - 無線通信方法、無線基地局及び無線端末 - Google Patents

無線通信方法、無線基地局及び無線端末 Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟なシステム負荷制御が可能であり、且つ運用するセル間の周波数が同一であるか相違するかにかかわらず、負荷分散制御を行うことができる無線通信方法を得ること。
【解決手段】複数の無線基地局と該複数の無線基地局による複数のセルが重なり合う位置に配置された無線端末との無線通信方法であって、負荷情報を共有する複数の無線基地局は、高負荷状態で通信中のマシンタイプ通信端末の呼解放を行う際に、他の特定セルのセル識別子を、プライオリティ情報を含むメッセージにより指示することで在圏セルを変更してセル再選択を行うステップと、無線端末が次に通信を行うタイミングで高負荷状態の無線基地局へのアクセスを避けて低負荷状態の無線基地局にアクセスすることで、複数の無線基地局で負荷を分散するステップと、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信方法、無線基地局及び無線端末に関する。
無線通信システムの標準化プロジェクト団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第4世代移動体通信システムとしてLTE(Long Term Evolution)を発展させたLTE‐Advancedの規格化が進められており、無線端末の種類も多様化している。特に、マシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communications)では、膨大な数の無線端末からのアクセスタイミングの最適化、アクセスの集中による過負荷、及びアクセスの偏りによる輻輳の制御が課題として挙げられている。
このような課題の解決方法として、例えば、非特許文献1には、アクセス規制クラスを拡張し(EAB:Extended Access Barring)、報知情報を介してアクセス規制状態を通知することで、特定のアクセス規制クラスが事前に設定(登録)されたUSIM(Universal Subscriber Identity Module)を搭載する無線端末に対して、ネットワークアクセス要求を禁止する技術が開示されている。
一方で、特許文献1には、例えば、セル再選択処理の過程において通信中のサービングセル(Serving Cell)と異なる周波数の隣接セルの優先順位を指示して優先順位に基づいたセル再選択処理を行うことで、不必要なセル探索時間を短縮し、さらにセル再選択基準を調整することでシステム負荷を軽減する技術が開示されている。
特表2010−527178号公報
3GPP TS22.011 V12.0.0(2013−03)
しかしながら、非特許文献1に開示された上記従来の技術によれば、USIMへの事前の設定が必要であるため、柔軟なシステム負荷制御を行うことができない。また、特許文献1に開示された上記従来の技術によれば、同一周波数のセル間でのシステム負荷分散ができず、異なる周波数のセルが複数存在する場合には、最も受信電力が高いセルを再選択して近接するマシンタイプ通信端末は同じセルに対してセル再選択を行う。そのため、新たなセルにおいても結局は負荷の集中が発生する、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、柔軟なシステム負荷制御が可能であり、且つ運用するセル間の周波数が同一であるか相違するかにかかわらず、負荷分散制御を行うことができる無線通信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の無線基地局と該複数の無線基地局による複数のセルが重なり合う位置に配置された無線端末との無線通信方法であって、負荷情報を共有する前記複数の無線基地局は、高負荷状態で通信中のマシンタイプ通信端末の呼解放を行う際に、他の特定セルのセル識別子を、プライオリティ情報を含むメッセージにより指示することで在圏セルを変更してセル再選択を行うステップと、前記無線端末が次に通信を行うタイミングで高負荷状態の無線基地局へのアクセスを避けて低負荷状態の無線基地局にアクセスすることで、前記複数の無線基地局で負荷を分散するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、柔軟なシステム負荷制御が可能であり、且つ運用するセル間の周波数が同一であるか相違するかにかかわらず、負荷分散制御を行うことができる無線通信方法を得ることができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1における無線基地局を含む無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態1における無線通信システムを含む移動体通信ネットワークの構成の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1における基地局の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1における基地局間の通信路を確立する手順を示すシーケンス図である。 図5は、実施の形態1における基地局の負荷分散のフローを示すシーケンス図である。 図6は、実施の形態1におけるセル再選択処理のフローを示す図である。 図7は、実施の形態1における周辺セル管理テーブルを示す図である。 図8は、実施の形態1における負荷情報更新を行う負荷測定処理のフローを示す図である。 図9は、実施の形態1における負荷情報、端末配置及び通信状態を示す図である。 図10は、実施の形態1における負荷判定処理のフローを示す図である。 図11は、実施の形態1における「RRC Connection Release」メッセージの一例を示す図である。 図12は、実施の形態1における待受けセル再選択処理のフローを示す図である。 図13は、実施の形態1における負荷分散制御後のマシンタイプ通信負荷情報テーブルの更新結果の一例を示す図である。 図14は、実施の形態1における負荷情報の周期的な更新処理のフローを示す図である。 図15は、実施の形態2における移動機タイプ及び周辺セルの測定結果を取得するシーケンスの一例を示す図である。 図16は、実施の形態3における基地局の負荷分散を行うセル再選択方法を示すシーケンス図である。 図17は、実施の形態3における「RRC Connection Reject」メッセージの一例を示す図である。 図18は、実施の形態4における無線ネットワーク管理装置(eMS)を用いた基地局の負荷分散を行うセル再選択のフローを示すシーケンス図である。
以下に、本発明にかかる無線通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。なお、以下の説明においては、3GPPで規格化されたLTE/LTE‐Advancedシステムを前提に説明するが、本発明はこれに限定されない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線基地局を含む無線通信システムの実施の形態の構成の一例を示す図である。図1に示す無線通信システムでは、大きなセル半径を持つマクロセル基地局10から送信される信号によってサービスエリア12dが構築され、スモールセル基地局11a,11b,11cから送信される信号によってサービスエリア12a,12b,12cが構築され、これらは階層的に配置されている。
無線端末13aは、マシンタイプ通信を行う端末であり、特定の位置に固定して設置されている。無線端末13bは、ユーザにより持ち運びされる端末であり、ユーザにより任意の場所に移動可能である。なお、図1には、無線端末13b以外の無線端末も示されている。無線端末13aは、複数のサービスエリア12a,12b,12c,12d内に存在し、マクロセル基地局10及びスモールセル基地局11a,11b,11cから送信される信号を受信する。無線端末13aは、本実施の形態では受信信号が最も大きいスモールセル基地局11aのサービスエリア12aに在圏している。マクロセル基地局10及びスモールセル基地局11a,11b,11cは、ネットワーク装置14を介してネットワークに接続される。
図2は、本発明にかかる無線通信システムを含む移動体通信ネットワークの実施の形態の構成の一例を示す図である。LTE/LTE‐Advancedシステムにおける移動体通信ネットワークは、マクロセル基地局(MeNB:Macro‐evolved Node B)10及びスモールセル基地局(SeNB:Small‐evolved Node B)11a,11b,11cから構成されるE‐UTRAN(Evolved‐Universal Terrestrial Radio Access Network)と、無線端末(UE:User Equipment)13aと、無線端末(UE)13bと、呼接続及び移動管理を担当するMME(Mobility Management Entity)20、ユーザデータの転送処理を行うS‐GW21(Serving‐GateWay)及びP‐GW22(Packet data network‐GateWay)により構築されるEPC(Evolved Packet Core)と、MeNB及びSeNBの運用情報を統括する無線ネットワーク管理(eMS:evolved Node B Management System)装置23と、マシンタイプ通信を行うM2M(Machine‐to‐Machine)サーバ24と、を備える。
MME20とS‐GW21は、S11インターフェースにより通信を行う。S‐GW21とP‐GW22は、S5/S8インターフェースにより通信を行う。MME20と、マクロセル基地局(MeNB)10及びスモールセル基地局(SeNB)11a,11b,11cとは、S1−MMEインターフェースにより通信を行う。S‐GW21と、マクロセル基地局(MeNB)10及びスモールセル基地局(SeNB)11a,11b,11cとは、S1−Uインターフェースにより通信を行う。マクロセル基地局(MeNB)10、スモールセル基地局(SeNB)11a、スモールセル基地局(SeNB)11b、及びスモールセル基地局(SeNB)11cは、それぞれX2インターフェースにより通信を行う。マクロセル基地局(MeNB)10と無線端末(UE)13bは、Uuインターフェースにより無線通信を行う。また、スモールセル基地局(SeNB)11aと無線端末(UE)13aも、Uuインターフェースにより無線通信を行う。無線端末(UE)13aと、隣接セルであるスモールセル基地局(SeNB)11b,11cとは、「Neighbour Cell Measurement」が行われている。
図3は、本発明にかかる基地局の実施の形態の構成の一例を示すブロック図である。スモールセル基地局11aは、マクロセル基地局10、スモールセル基地局11b,11c及びネットワーク装置14と有線ネットワークにより接続される有線I/F(インターフェース)部100と、無線端末13a,13bと無線により接続される無線I/F部101と、無線接続のための制御を行うモデム部102と、スモールセル基地局11a,11b,11cの運用に必要な内部情報を蓄積する記憶装置103と、負荷測定部104と、負荷判定部105と、負荷制御部106と、を備える。負荷測定部104は、自基地局内の負荷を測定し、さらに周辺に設置されたマクロセル基地局10及びスモールセル基地局11b,11cの負荷情報を収集して解析する。負荷判定部105は、自基地局の過負荷状態を検出し、この基地局の負荷を軽減させるために在圏セルを変更するマシンタイプ通信を行う無線端末13a及び在圏先のセルを判定する。負荷制御部106は、負荷判定部105が判定した無線端末13aに対して、呼解放処理時に判定した遷移先の基地局への在圏指示を行う。なお、マクロセル基地局10及びスモールセル基地局11b,11cも、それぞれ無線端末13a,13bに接続されうる。
図4は、スモールセル基地局(SeNB)11aと、マクロセル基地局(MeNB)10及び周辺に設置されたスモールセル基地局(SeNB)11b,11cとの間の通信路を確立する手順を示す図である。図4(a)は、セル間で直接通信路を確立するX2インターフェースによる通信路の確立手順を示す図である。図4(a)においては、スモールセル基地局(SeNB)11aが、要求(X2 SETUP REQUEST)をマクロセル基地局(MeNB)10またはスモールセル基地局(SeNB)11b,11cに送信し(ステップST200)、該要求を受信したマクロセル基地局(MeNB)10またはスモールセル基地局(SeNB)11b,11cが、応答(X2 SETUP RESPONSE)をスモールセル基地局(SeNB)11aに送信する(ステップST201)ことで、通信路の確立を行う。図4(b)は、ネットワーク装置であるMME20を介するS1インターフェースによる通信路の確立手順を示す図である。図4(b)においては、マクロセル基地局(MeNB)10またはスモールセル基地局(SeNB)11b,11cが要求(S1 SETUP REQUEST)をMME20に送信し(ステップST300)、MME20が応答(S1 SETUP RESPONSE)をマクロセル基地局(MeNB)10またはスモールセル基地局(SeNB)11b,11cに送信し(ステップST301)、スモールセル基地局(SeNB)11aが要求(S1 SETUP REQUEST)をMME20に送信し(ステップST302)、MME20が応答(S1 SETUP RESPONSE)をスモールセル基地局(SeNB)11aに送信する(ステップST303)ことで、通信路の確立を行う。このような手順により、スモールセル基地局(SeNB)11aは、マクロセル基地局(MeNB)10及びスモールセル基地局(SeNB)11b,11cを含む周辺セルと通信することが可能となる。以下の説明においては、図4(a)を採用するものとする。
図5は、本実施の形態における基地局の負荷分散のフローを示す図である。マシンタイプ通信を行う無線端末13aは、マクロセル基地局(MeNB)10及びスモールセル基地局(SeNB)11b,11bから下りリファレンスシグナルを受信しており、セル再選択処理を開始する(ステップST400)。
図6は、ステップST400におけるセル再選択処理のフローを示す図である。図6に示すセル再選択処理においては、処理を開始すると、まず、PLMN(Public Land Mobile Network)選択によりネットワークの選択を行い(ステップS100)、RAT(Radio Access Technology)選択により無線アクセス技術の選択を行い(ステップS101)、セル選択(ステップS102)及びセル再選択(ステップS103)によりセル選択を探索し、処理を終了する。ここでは、セル再選択処理(ステップS103)の結果、スモールセル基地局(SeNB)11aからの受信電力が最も大きく、セル再選択基準を満足するため、無線端末13aはスモールセル基地局(SeNB)11aに対してセル選択を行う。
無線端末13aは、M2Mサーバ24との周期的なマシンタイプ通信を開始するために、スモールセル基地局(SeNB)11aとの通信路を確立する(ステップST401)。ここでは、スモールセル基地局(SeNB)11aは、無線端末13aに対して「Measurement Configuration」を設定した「RRC(Radio Resource Control) Connection Reconfiguration」を送信して、周辺セル測定報告の設定を行う。次に、無線端末13aは、接続中のスモールセル基地局(SeNB)11aに対して、移動機タイプ(UE Type)通知を送信する(ステップST402)。この移動機タイプ通知は、他の端末能力情報を報告するRRCメッセージ(UE Capability Information)に含めて送信されてもよい。無線端末13aは、スモールセル基地局(SeNB)11aから受信した測定要求に基づいて周辺セルの測定を行い、当該測定結果を「Measurement Report」メッセージに設定して接続中のスモールセル基地局(SeNB)11aに送信する(ステップST403)。「Measurement Report」メッセージを受信したスモールセル基地局(SeNB)11aは、当該メッセージに含まれる自セルの測定結果と共に報告される周辺セル測定結果を取得後、周辺セル管理テーブル(図7)に測定結果を登録して更新する(ステップST404)。
図7は、周辺セル管理テーブルを示す図である。図7に示す周辺セル管理テーブルには、物理セルID等の当該セルを特定可能な「セル識別子」、無線端末から報告された「測定結果」の有無及びセルとの「通信経路」の確立状態が登録されている。更には、各周辺セル情報を報告した無線端末の識別子を「マシンタイプ通信端末リスト」に追加する。スモールセル基地局(SeNB)11a内の負荷測定部104は、MME20からのマシンタイプ通信の終了を指示されると負荷情報の更新を行う(ステップST405)。
図8は、ステップST405の負荷情報更新を行う負荷測定処理のフローを示す図である。図8に示す負荷測定処理フローでは、処理を開始すると、まず、マシンタイプ通信が終了したか否かを判定し(ステップS200)、マシンタイプ通信が終了していない場合(ステップS200においてNoに分岐する場合)には再度判定を行う。マシンタイプ通信が終了している場合(ステップS200においてYesに分岐する場合)には、アクセス時間及びアクセス回数を更新(ステップS201)し、処理を終了する。すなわち、マシンタイプ通信の終了を認識したスモールセル基地局(SeNB)11aは、当該通信におけるアクセス時間(通信時間)をマシンタイプ通信負荷情報テーブルの負荷測定周期あたりのアクセス時間に加算し、さらにアクセス回数の更新を行う。
図9は、負荷情報、端末配置及び通信状態を示す図である。図9(a)は、マシンタイプ通信負荷情報テーブルの一例を示す図である。図9(a)に示すマシンタイプ通信負荷情報テーブルには、自セル及び周辺セルの「負荷測定周期あたりのアクセス時間」、「アクセス回数」、「アクセス周期」、「平均アクセス回数」、「累積アクセス時間」が、端末ごと(端末#1〜6)に登録されている。図9(b)は、このときの端末配置を示す図であり、図9(c)は、スモールセルごとのアクセス時間に対する端末#1〜6のマシンタイプ通信状態(一部)を示す図である。
次に、負荷判定部105は、装置内の負荷状態の判定処理を行う(ステップST406)。図10は、ステップST406の負荷判定処理のフローを示す図である。図10においては、まず処理を開始すると、スモールセル基地局(SeNB)11aについて負荷情報テーブルの負荷測定周期あたりのアクセス時間が負荷状態を判定する負荷判定しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS300)。この負荷判定しきい値は、装置内部で設定された値であり、内部パラメータとして保持されていてもよいし、また、外部装置から設定されてもよい。
負荷測定周期あたりのアクセス時間が負荷判定しきい値以上でない場合(ステップS300においてNoに分岐する場合)には再度判定を行う。負荷測定周期あたりのアクセス時間が負荷判定しきい値以上である場合(ステップS300においてYesに分岐する場合)には、高負荷状態と判定し、スモールセル基地局(SeNB)11aは、周辺セル管理情報に登録された(周辺セル管理テーブルで無線端末13aが端末リストに登録された)周辺セルから負荷情報を収集する(ステップST407,ステップS301)。このとき、当該周辺セルとの間に通信経路が確立されていない場合には、図4に示す通信経路の確立手順による通信経路の確立を開始する。
周辺セル管理テーブルに登録されるスモールセル基地局(SeNB)11b,11cから収集した負荷情報(アクセス時間、アクセス回数、アクセス周期、負荷判定しきい値)から周辺セルの負荷状態を判定する。例えば、負荷情報テーブルの負荷測定周期あたりのアクセス時間が負荷判定しきい値未満であるか否かを判定する(ステップS302)。負荷測定周期あたりのアクセス時間が負荷判定しきい値未満でない場合(ステップS302においてNoに分岐する場合)には処理を終了する。負荷測定周期あたりのアクセス時間が負荷判定しきい値未満である場合(ステップS302においてYesに分岐する場合)には、負荷判定しきい値未満と判定された周辺セルについて負荷の小さい順(アクセス時間が少ない順)にプライオリティを決定し(ステップS303)、周辺セル情報から待受けセルリストを生成し(ステップS304)、処理を終了する。なお、ここでは、アクセス時間を負荷情報として用いたが、平均アクセス回数、アクセス周期または累積アクセス時間などの他の負荷情報を用いてもよい。
負荷状態の判定処理(ステップST406,ST407)が完了すると、負荷制御部106は、負荷分散制御による在圏セルの指示を開始する(ステップST408)。負荷制御部106は、生成した待受けセルリストを、呼解放メッセージ(「RRC Connection Release」メッセージ)を生成するモデム部102経由で無線端末13aに送信する(ステップST409)。
図11は、「RRC Connection Release」メッセージの一例を示す図である。なお、図11には、本実施の形態における説明に要する最小限の情報のみが記載され、LTE/LTE‐Advancedで既に規格化されている情報は省略されている。図11に示す「RRC Connection Release」メッセージには、負荷分散先である2つの待受けセルリストについての「セル(Cell)識別子」、「周波数情報」、「プライオリティ情報」及び「有効時間」が含まれる。当該メッセージを受信した無線端末13aは、待受けセル再選択処理を開始する(ステップST410)。
図12は、ステップST410の待受けセル再選択処理のフローを示す図である。まず、無線端末13aが処理を開始すると、「RRC Connection Release」メッセージに待受けセルリストが存在するか否かを判定する(ステップS400)。「RRC Connection Release」メッセージに待受けセルリストが存在しない場合(ステップS400においてNoに分岐する場合)にはセル再選択を行い(ステップS405)、処理を終了する。「RRC Connection Release」メッセージに待受けセルリストが存在する場合(ステップS400においてYesに分岐する場合)には待受けセルリストを取得する(ステップS401)。無線端末13aは、待受けセルリストの最もプライオリティが高いセル識別子及び周波数情報の組合せに従って、指定されたセルを探索し(ステップS402)、セル探索が完了したか否かの判定を行う(ステップS403)。セル探索が完了していない場合(ステップS403においてNoに分岐する場合)には通常のセル再選択を行い(ステップS405)、処理を終了する。セル探索が完了した場合(ステップS403においてYesに分岐する場合)には、指定されたセルを検出すると待受けセル情報に指定された有効時間の区間、当該セルにセル再選択処理を行う(ステップS404)。このようにして、通常のセル再選択処理では在圏しない低負荷状態のセルに、マシンタイプ通信を行う無線端末13aを在圏させることが可能となる。その後、処理を終了する。なお、通常のセル再選択は、最も受信電力が高いセルを再選択する従来のセル再選択である。
図13は、負荷分散制御後のマシンタイプ通信負荷情報テーブルの更新結果の一例を示す図である。図13に示すマシンタイプ通信負荷情報テーブルには、自セル及び周辺セルの「負荷測定周期あたりのアクセス時間」、「アクセス回数」、「アクセス周期」、「平均アクセス回数」、「累積アクセス時間」が、端末ごと(端末#1〜6)に登録されている。図13にて示されるように、本実施の形態によれば、図9の状態から負荷が分散されていることがわかる。すなわち、図9においてはスモールセル基地局(SeNB)11aに負荷が集中していたところ、図13においてはスモールセル基地局(SeNB)11bを用いることで、スモールセル基地局(SeNB)11aの負荷が分散されている。
また、負荷情報は負荷測定周期あたりの情報であるため、周期的な更新を行うことを要する。図14は、負荷情報の周期的な更新処理のフローを示す図である。スモールセル基地局(SeNB)11aが処理を開始すると、まず、負荷測定周期を検出したか否かを判定する(ステップS500)。負荷測定周期を検出していない場合(ステップS500においてNoに分岐する場合)には再度判定を行う。負荷測定周期を検出した場合(ステップS500においてYesに分岐する場合)には、マシンタイプ通信負荷情報テーブルを取得する(ステップS501)。そして、該当無線端末の負荷情報の有無を判定する(ステップS502a)。該当無線端末の負荷情報がない場合(ステップS502aにおいてNoに分岐する場合)には、新規に無線端末の負荷情報を作成して登録を行う(ステップS502b)。該当無線端末の負荷情報がある場合(ステップS502aにおいてYesに分岐する場合)には、そのまま次のステップS502cへと移行する。そして、無線端末の負荷情報からアクセス周期及び平均アクセス回数を算出し(ステップS502c)、負荷測定周期で測定したアクセス時間を累積アクセス時間に加算し(ステップS502d)、装置全体の負荷情報を算出し(ステップS502e)、アクセス時間及びアクセス回数を初期化する(ステップS502f)。すなわち、負荷測定周期の間に測定したアクセス時間及びアクセス回数から、「アクセス周期」、「平均アクセス回数」及び「累積アクセス時間」を更新し、装置全体の負荷情報を算出後、アクセス時間及びアクセス回数を初期化する(ステップS502)。そして、次の負荷測定周期における負荷測定を再開する。
次に、周辺セル管理情報に周辺セル情報があるか否かを判定し(ステップS503)、周辺セル情報がない場合(ステップS503においてNoに分岐する場合)には、処理を終了する。周辺セル情報がある場合(ステップS503においてYesに分岐する場合)には、通信経路があるか否かの判定を行う(ステップS504)。通信経路がない場合(ステップS504においてNoに分岐する場合)には、再度ステップS503の判定を行う。通信経路がある場合(ステップS504においてYesに分岐する場合)には、周辺セルの負荷情報を取得し、再度ステップS503の判定を行う(ステップS505)。すなわち、周辺セル管理情報に登録された周辺セルから負荷情報を取得し、負荷情報を更新する(ステップS503〜S505)。
このようにして、スモールセル基地局(SeNB)11bを選択することができる(ステップST411)。以上説明したように、マシンタイプ通信を行う無線端末が、セル再選択処理により、最良ではない負荷状態の低いセルに在圏することが可能となり、特定セルへの負荷の集中を軽減することができる。本実施の形態では、無線端末13aからのマシンタイプ通信が周期的に発生する例を示しているが、用途に応じて周期的、時間的、イベント的にM2Mサーバ24と接続することも可能である。また、本実施の形態はスモールセル基地局のみならず、他のマクロセル基地局などに適用されてもよい。
なお、本実施の形態にて説明した無線通信方法では、特定セルの選択に用いるセル候補は、無線端末から報告される周辺セル情報または無線ネットワークの管理装置から指示された周辺セル情報に基づけばよい。
このように、近接に設置されたセル間において、無線基地局がシステム負荷情報を共有し、高負荷状態で通信中のマシンタイプ通信端末の呼解放を行う際に、システム負荷が低い特定セルのセル識別子を指示することでマシンタイプ通信端末の在圏セルを分散させ、次の通信機会で無線基地局へのアクセス集中を回避させることで、同一周波数で運用されるセル及び異なる周波数で運用されるセル間のいずれにおいても、負荷分散制御を行うことが可能な無線通信方法を提供することができる。
なお、本発明には、無線通信方法のみならず、無線端末も本発明に含まれる。
また、本発明には、無線基地局も含まれる。すなわち、本発明の他の態様は、自局によるセルと他の無線基地局によるセルが重なり合う位置に配置された無線端末と通信する無線基地局であって、前記無線基地局は前記他の無線基地局とお互いの負荷情報を共有し、前記無線基地局が、高負荷状態で通信中のマシンタイプ通信端末の呼解放を行う際に、他の前記他の無線基地局のセル識別子を、プライオリティ情報を含むメッセージにより指示することで在圏セルを変更してセル再選択を行い、前記無線端末と次に通信を行うタイミングで前記他の無線基地局にアクセスすることで、前記無線基地局と前記他の無線基地局の間で負荷を分散する無線基地局である。
このような無線基地局にあっては、特定セルの選択に、無線端末から報告される周辺セル情報または無線ネットワークの管理装置から指示された周辺セル情報のみならず、無線の混雑情報、有線ネットワークの混雑情報または無線基地局の負荷情報が利用されてもよい。
実施の形態2.
本発明において、移動機タイプ及び周辺セルの測定結果の取得方法は実施の形態1にて説明した形態に限定されない。本実施の形態では、実施の形態1と比較して、負荷分散処理の過程は同様であるが、移動機タイプ及び周辺セルの測定結果の取得方法が異なる形態について説明する。
図15は、本実施の形態における移動機タイプ及び周辺セルの測定結果の取得シーケンスを示す図である。無線端末13aは、スモールセル基地局(SeNB)11aに在圏中に周辺セル測定を行い、周辺に設置されたスモールセル基地局(SeNB)11b(マクロセル基地局(MeNB)10またはスモールセル基地局(SeNB)11c)を検出し、定期的に測定を繰り返す(ステップST500)。
無線端末13aは、M2Mサーバ24とのマシンタイプ通信開始を判断すると、スモールセル基地局(SeNB)11aとの接続を開始する。無線端末13aは、呼接続要求(RRC Connection Request)メッセージをスモールセル基地局(SeNB)11aに送信し、端末タイプ(UE Type)及び周辺セル測定結果(Neighbour Cell Information)を設定して呼接続シーケンスを行う(ステップST501a,ST501b)。これにより、スモールセル基地局(SeNB)11aは、呼確立時点で周辺セル情報の更新を行うことが可能となる(ステップST502)。また、「RRC Connection Request」を送信する無線送信ブロックの制約により情報の追加が困難である場合には、呼接続シーケンスにおける「RRC Connection Setup Complete」に端末タイプ(UE Type)及び周辺セル測定結果(Neighbour Cell Information)を設定することで、同様に呼確立時点での周辺セル情報の更新を行うことができる。その後、M2Mサーバ24との通信を開始する(ステップST503)。
このようにして、マシンタイプ通信のアクセス時間が短い場合に周辺セル測定結果が取得できない事象を解決することができ、実施の形態1と同様にセル再選択処理で最良ではない負荷状態の低いセルに在圏することが可能となるため、特定セルへの負荷集中を軽減することができる。
実施の形態3.
本発明において、負荷分散制御による在圏セルの指示は実施の形態1にて説明した呼解放シーケンスに限定されず、呼接続時に行ってもよい。負荷分散制御による在圏セルの指示が呼接続時に行われることで、マシンタイプ通信を行う区間における装置負荷を軽減することができる。
図16は、本実施の形態における基地局の負荷分散を行うセル再選択方法を示す図である。スモールセル基地局(SeNB)11aの負荷測定部104は、周期的にマシンタイプ通信負荷情報テーブルの更新を行う(ステップST600,ST601)。次に、負荷判定部105は、装置内の負荷状態を判定し(ステップST602)、高負荷状態であると判定すると次のマシンタイプ通信を行う無線端末13aの在圏セル変更処理の予約を行う。無線端末13aは、M2Mサーバ24とのマシンタイプ通信開始を判断するとスモールセル基地局(SeNB)11aとの接続を開始するため、呼接続要求(RRC Connection Request)メッセージをスモールセル基地局(SeNB)11aに、端末タイプ(UE Type)を設定して送信する(ステップST603)。「RRC Connection Request」メッセージを受信したスモールセル基地局(SeNB)11aは、無線端末13aがマシンタイプ通信を行う無線端末であることを移動機タイプから判断し、負荷判定部105は事前に予約されていた在圏セル変更処理に基づき待受けセルリスト生成を行い、「RRC Connection Request」メッセージに周辺セル測定結果が設定されていた場合には、周辺セル情報更新を行う(ステップST604)。負荷判定部105は、図10のフローに従って待受けセルリストを生成するが、既に負荷分散判定は完了済みであるためステップS300の処理は行わない。待受けセルリスト生成処理が完了すると、負荷制御部106は、負荷分散制御による在圏セルの指示を開始する(ステップST605)。負荷制御部106は、生成した待受けセルリストを、呼接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージ(図17)を生成するモデム部102経由で、当該メッセージとともに無線端末13aに送信する。
図17は、「RRC Connection Reject」メッセージの一例を示す図である。なお、図17には、本実施の形態における説明に要する最小限の情報のみが記載され、LTE/LTE‐Advancedで既に規格化されている情報は省略されている。図17に示す「RRC Connection Reject」メッセージには、2つのセルリストについての「セル(Cell)識別子」、「周波数情報」、「プライオリティ情報」及び「有効時間」が含まれている。当該メッセージを受信した無線端末13aは、図12の処理フローに基づいて、待受けセル再選択処理を開始する(ステップST606)。無線端末13aは、指定されたセルを検出すると、待受けセル情報に指定された有効時間の間該当セルに強制的に在圏を継続する(ステップST607)。これにより、通常のセル再選択処理では在圏しない低負荷状態のセルに、マシンタイプ通信を行う無線端末13aを在圏させることが可能となる。本実施の形態では、呼接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージを用いているが、再接続時に用いられる「RRC Connection Reestablishment Reject」メッセージで同様の負荷分散制御が実施されてもよい。
実施の形態4.
本発明において、負荷分散制御による在圏セルの指示は基地局で行わなくてもよい。本実施の形態では、無線ネットワーク管理装置(eMS)23において負荷分散制御による在圏セルの指示を行う形態について説明する。
図18は、本実施の形態における無線ネットワーク管理装置(eMS)23を用いた基地局の負荷分散を行うセル再選択のフローを示す図である。スモールセル基地局(SeNB)11a,11bは接続する無線端末13a、13a’から受信した「Measurement Report」に含まれる周辺セル測定結果を取得し、周辺セルリストを無線ネットワーク管理装置(eMS)23に送信する。該メッセージは、少なくとも「Measurement Report」に含まれる周辺セル識別子のリストを含む(ステップST700)。また、スモールセル基地局(SeNB)11a,11bが3GPP TS36.300に規定される「Automatic Neighbour Relation Function」をサポートしている場合には、同一のインターフェースを用いてもよい。当該周辺セル情報を取得した無線ネットワーク管理装置(eMS)23は、装置内部に格納するスモールセル基地局(SeNB)11a用の周辺セル情報を更新し(ステップST701a)、装置内部に格納するスモールセル基地局(SeNB)11b用の周辺セル情報を更新する(ステップST701b)。すなわち、各スモールセル基地局用の周辺セル情報を更新する(ステップST701)。
一方で、スモールセル基地局(SeNB)11a,11bは、実施の形態1で説明したようにマシンタイプ通信終了時または周期的に監視することで負荷情報の更新を行う(ステップST702a,ST702b)。スモールセル基地局(SeNB)11a,11bは、負荷情報更新時に無線ネットワーク管理装置(eMS)23に更新した負荷情報を送信し、この負荷情報を受信した無線ネットワーク管理装置(eMS)23は、装置内部に格納するスモールセル基地局(SeNB)11a,11b用のマシンタイプ通信負荷情報を更新する(ステップST703,ST703a,ST703b)。
無線ネットワーク管理装置(eMS)23は、各セルの負荷状態の判定処理を行う(ステップST704)。負荷判定処理フローは実施の形態1の図10と同様である。この負荷判定処理が完了すると、無線ネットワーク管理装置(eMS)23は、生成した待受けセルリストを高負荷状態であるスモールセル基地局(SeNB)11aに通知する。スモールセル基地局(SeNB)11aの負荷制御部106は、負荷分散制御(ステップST705)後に、受信した待受けセルリストを呼解放(RRC Connection Release)メッセージを生成するモデム部102経由で無線端末13aに送信する。無線端末13aでは待受けセル再選択(ステップST706)が行われ、スモールセル基地局(SeNB)11bが選択される(ステップST707)。このようにして、実施の形態1と同様に、通常のセル再選択処理では在圏しない低負荷状態のセルに、マシンタイプ通信を行う無線端末13aを在圏させることが可能となる。
また、スモールセル基地局(SeNB)11aが、無線ネットワーク管理装置(eMS)23から待受けセルリストを受信した際に、通信中の無線端末13aが存在しない場合には、実施の形態3と同様に呼接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージ送信時に待受けセルリストを送信することで同様の効果を得られる。
以上のように、本発明にかかる無線通信方法は、膨大な数の無線端末が接続される無線通信システムに有用である。
10 マクロセル基地局、11a〜11c スモールセル基地局、12a〜12d サービスエリア、13a,13b 無線端末、14 ネットワーク装置、20 MME、21 S‐GW、22 P‐GW、23 無線ネットワーク管理装置(eMS)、24 M2Mサーバ、100 有線I/F部、101 無線I/F部、102 モデム部、103 記憶装置、104 負荷測定部、105 負荷判定部、106 負荷制御部。

Claims (12)

  1. 複数の無線基地局と該複数の無線基地局による複数のセルが重なり合う位置に配置された無線端末との無線通信方法であって、
    負荷情報を共有する前記複数の無線基地局は、高負荷状態で通信中のマシンタイプ通信端末の呼解放を行う際に、他の特定セルのセル識別子をプライオリティ情報を含むメッセージにより指示することで在圏セルを変更してセル再選択を行うステップと、
    前記無線端末が次に通信を行うタイミングで高負荷状態の無線基地局へのアクセスを避けて低負荷状態の無線基地局にアクセスすることで、前記複数の無線基地局で負荷を分散するステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記プライオリティ情報を含むメッセージには周波数情報が含まれることを特徴とする無線通信方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記プライオリティ情報を含むメッセージには当該プライオリティ情報の有効時間が含まれることを特徴とする無線通信方法。
  4. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記特定セルの選択に用いるセル候補が無線端末から報告される周辺セル情報に基づくことを特徴とする無線通信方法。
  5. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記特定セルの選択に用いるセル候補が無線ネットワークの管理装置から指示された周辺セル情報に基づくことを特徴とする無線通信方法。
  6. 自局によるセルと他の無線基地局によるセルが重なり合う位置に配置された無線端末と通信する無線基地局であって、
    前記無線基地局は前記他の無線基地局とお互いの負荷情報を共有し、
    前記無線基地局が、高負荷状態で通信中のマシンタイプ通信端末の呼解放を行う際に、他の前記他の無線基地局のセル識別子をプライオリティ情報を含むメッセージにより指示することで在圏セルを変更してセル再選択を行い、
    前記無線端末と次に通信を行うタイミングで前記他の無線基地局にアクセスすることで、前記無線基地局と前記他の無線基地局の間で負荷を分散する無線基地局。
  7. 請求項6に記載の無線基地局であって、
    前記特定セルの選択に無線の混雑情報が利用されることを特徴とする無線基地局。
  8. 請求項6に記載の無線基地局であって、
    前記特定セルの選択に有線ネットワークの混雑情報が利用されることを特徴とする無線基地局。
  9. 請求項6に記載の無線基地局であって、
    前記特定セルの選択に無線基地局の負荷情報が利用されることを特徴とする無線基地局。
  10. 請求項6に記載の無線基地局であって、
    前記特定セルの選択に用いるセル候補が無線端末から報告される周辺セル情報に基づくことを特徴とする無線基地局。
  11. 請求項6に記載の無線基地局であって、
    前記特定セルの選択に用いるセル候補が無線ネットワークの管理装置から指示された周辺セル情報に基づくことを特徴とする無線基地局。
  12. 請求項1から5のいずれか一項に記載の無線通信方法により前記複数の無線基地局と通信を行うことを特徴とする無線端末。
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