JP2015188742A - 人形関節の接合構造 - Google Patents

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Yoshihiro Taki
良博 瀧
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Abstract

【課題】 人形関節部位を堅牢にでき、安定感よく、立設状態を長時間保持することができ、しかも人形を一体的に構成することができる紙製の人形関節の接合構造を提供する。
【解決手段】 正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなり、内筒ブロックの正n角形の中心を通る対角線を外筒ブロックの山折線に一致させて突き通した第一構造と内筒ブロックの対角線を外筒ブロックの側壁を長手方向に二分割する中間線に一致させて突き通した第二構造と内筒ブロックの正n角形を左右対称に二分割する中心線を山折線に一致させて突き通した第三構造と内筒ブロックの中心線を外筒ブロックの中間線に一致させて突き通した第四構造とから少なくとも一つ選ばれる人形関節の接合構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、人、動物、架空の生物、及びこれらに似せた創造物を含む人形における関節の接合構造に関するものである。
一般には、人形の関節は球状に形成されており、この関節を自在に回動させることにより人形全体の骨格を好みの形態に変形できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、人の動きに近づけるために関節部位を多数の紙パーツにより構成して関節を可動可能にした紙製人形もある(特許文献2参照)。
特開2002−227829号公報 特開2004−774号公報
従来の人形の関節は、可動可能に構成されているので、関節部位を紙により構成して人形関節の接合構造を形成した場合には、人形の関節部位において安定感がなく、立設状態を長時間保持することが困難で、しかも一体感に乏しいという問題点があった。
本発明は、正多角形の紙製外筒ブロックと該外筒ブロックに内接する大きさの同じ正多角形の内筒ブロックとを用いて、内筒ブロックを外筒ブロックに突き通して人形の関節部位を形成したので、人形関節部位を堅牢にでき、安定感よく、立設状態を長時間保持することができ、しかも人形を一体的に構成することができる。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
即ち、本発明に係る人形関節の接合構造は、正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造であって、前記接合構造が、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の外接円の中心を通る対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第一構造、前記内筒ブロックの前記対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される隣り合う山折線間に存在する一方側壁を長手方向に向かって二分する一方仮想中間線に一致させて当該一方側面と対称な前記外筒ブロックの他方側面に存在する他方側壁を前記一方仮想中間線と対称に走る他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第二構造、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の辺と該正n角形の外接円の中心とを通って当該正n角形を左右対称に二分割する中心線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第三構造、及び前記内筒ブロックの前記中心線を前記外筒ブロックの前記一方仮想中間線に一致させて当該一方仮想中間線と対称な前記外筒ブロックの前記他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第四構造から少なくとも一つ選ばれるものである。
また、本発明は前記人形関節の接合構造において、外筒ブロックを、矩形厚紙により成型し、該厚紙の一辺から該一辺と相対する他辺に向かって等間隔に走る山折線によって連設される同一形状のn面側壁と該n面側壁端に連設される糊代端片とを形成して当該山折線に沿って折り曲げて正n角形の中空筒に作成したものである。
また、本発明に係る人形関節の接合構造は、90度/(360/n)度の値が整数でない正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造であって、前記外筒ブロックが矩形厚紙の一辺から該一辺と相対する他辺に向かって等間隔に走る山折線によって連設される同一形状のn面側壁と該n面側壁端に連設される糊代端片とを形成して当該山折線に沿って折り曲げて正n角形の中空筒に作成され、前記接合構造が、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の外接円の中心を通る対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第一構造と前記内筒ブロックの前記対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される隣り合う山折線間に存在する一方側壁を長手方向に向かって二分する一方仮想中間線に一致させて当該一方側面と対称な前記外筒ブロックの他方側面に存在する他方側壁を前記一方仮想中間線と対称に走る他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第二構造とから選ばれ、前記第一構造においては、前記矩形厚紙に一つの側壁を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口しており、前記第二構造においては、前記矩形厚紙に一つの山折線を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口しているものである。
また、本発明に係る人形関節の接合構造は、90度/(360/n)度の値が整数である正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造であって、前記外筒ブロックが矩形厚紙の一辺から該一辺と相対する他辺に向かって等間隔に走る山折線によって連設される同一形状のn面側壁と該n面側壁端に連設される糊代端片とを形成して当該山折線に沿って折り曲げて正n角形の中空筒に作成され、前記接合構造が、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の辺と該正n角形の外接円の中心とを通って当該正n角形を左右対称に二分割する中心線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第三構造と前記内筒ブロックの前記中心線を前記外筒ブロックの前記一方仮想中間線に一致させて当該一方仮想中間線と対称な前記外筒ブロックの前記他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第四構造とから選ばれ、前記第三構造においては、前記矩形厚紙に一つの山折線を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口しており、前記第四構造においては、前記矩形厚紙に一つの側壁を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口しているものである。
さらに、本発明は、前記いずれかの人形関節の接合構造において、内筒ブロックを外筒ブロックに対して傾斜を設けて突き通したものである。
本発明によれば、正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって該外筒ブロックを突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造としたので、人形関節部位を安定感よく、一体的に構成できるから、複雑なポーズであっても容易に立設することができ、長期間保持することができる。
本発明に係る一実施の形態における人形関節の接合構造を説明する斜視図である。 図1に示す外筒ブロックの展開図である。 図1に示す内筒ブロックの展開図である。 図1に示す接合構造の輪郭を現す線を残して透視した平面図であり、上方から下方に向かって図示した線図も下方から上方に向かって図示した線図も同一の図として表われる。 本発明に係る一実施の形態における人形関節の接合構造を説明する斜視図である。 図5に示す接合構造の輪郭を現す線を残して透視した平面図であり、上方から下方に向かって図示した線図も下方から上方に向かって図示した線図も同一の図として表われる。 本発明に係る一実施の形態における人形関節の接合構造を説明する斜視図である。 図7に示す接合構造の輪郭を現す線を残して透視した平面図であり、上方から下方に向かって図示した線図も下方から上方に向かって図示した線図も同一の図として表われる。 本発明に係る一実施の形態における人形関節の接合構造を説明する斜視図である。 図9に示す接合構造の輪郭を現す線を残して透視した平面図であり、上方から下方に向かって図示した線図も下方から上方に向かって図示した線図も同一の図として表われる。 図5に示す外筒ブロックの展開図である。 図7に示す外筒ブロックの展開図である。 図9に示す外筒ブロックの展開図である。 本発明に係る人形関節の接合構造を採用した人形の斜視図である。 図14に示す人形関節の接合構造を説明する斜視図である。 図15に示す外筒ブロックの展開図である。 本発明に係る人形関節の接合構造を採用した人形の斜視図である。 図17に示す人形関節の接合構造を説明する斜視図である。 図18に示す外筒ブロックの展開図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
本発明に係る一実施の形態における人形関節の接合構造1は、図1に示すように、正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロック(図1においては正六角形)2と外筒ブロック2の空洞3に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロック(図1においては正六角形)4とから構成されており、内筒ブロック4の一方端5を外筒ブロック2の一方側面側から該一方側面6と面対称な他方側面7に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる構造である。
図2において、8は矩形に裁断した厚紙aの一辺bから該一辺bと相対する他辺cに向かって等間隔に走る山折線(図2においては六本)9を形成し、山折線9によって連設される同一形状の側壁(図2においては六面)10を、側壁10の一方端に連設される、側壁10をはみ出さない広さの糊代端片11とを形成してなる外筒ブロック用厚紙(以下、「外筒厚紙」ともいう。)であり、一つの山折線9又は一つの側壁10を挟んで(図2においては側壁10を挟んで)内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12が点対称に開口している。そして、外筒厚紙8を山折線9に沿って折り曲げて糊代端片11によって筒状に貼着して正n角形の中空外筒ブロック2(図1参照)を成型する。
図3において、13は矩形に裁断した厚紙dの一辺eから該一辺eと相対する他辺fに向かって等間隔に走る山折線(図3においては六本)9を形成し、山折線9によって連設される同一形状の側壁(図3においては六面)10と、側壁10の一方端に連設される、側壁10をはみ出さない広さの糊代端片11とを形成してなる内筒ブロック用厚紙(以下、「内筒厚紙」ともいう。)であり、内筒厚紙13を山折線8に沿って折り曲げて糊代端片11によって筒状に貼着して外筒ブロック2の空洞に摺動自在に嵌る大きさの正n角形の中空内筒ブロック4(図1参照)を成型する。
前記内筒ブロック4の外形の大きさは、前記外筒ブロック2の外形の大きさから少なくとも外筒厚紙8の紙厚分小さくした大きさであり、外筒ブロック2の内形を超えない大きさの外形であるから、内筒ブロック4は外筒ブロック2の中空内に内包され、より好ましくは摺動自在に嵌る大きさである。
そして、本実施の形態における前記接合構造1は、図1及び図4に示すように、内筒ブロック4の一方端5の開口に形成される正n角形(図1及び図4においては正六角形)の外接円14(点線にて示す。)の中心15を通る対角線16(一点鎖線にて示す。)を外筒ブロック2の一方側面6に形成される山折線9に一致させて当該山折線9と対称な外筒ブロック2の他方側面7に形成される山折線9に一致するように内筒ブロック4を外筒ブロック2に突き通してなる第一構造1と、図5及び図6に示すように、内筒ブロック4の前記対角線16を外筒ブロック2の一方側面6に形成される隣り合う山折線9,9間に存在する一方側壁10を長手方向に向かって二等分する一方仮想中間線17(一点鎖線にて示す。)に一致させて当該一方仮想中間線17と対称な前記外筒ブロック2の他方側面7に存在する他方側壁10を前記一方仮想習慣線17と対称に走る他方仮想中間線17に一致するように内筒ブロック4を外筒ブロック2に突き通してなる第二構造18と、図7及び図8に示すように、内筒ブロック4の一方端5の開口に形成される正n角形(図7及び図8においては正八角形)の相対する一辺19と該正n角形の外接円14(点線にて示す。)の中心15を通って当該正n角形を左右対称に二分割する中心線20(一点鎖線にて示す。)を外筒ブロック2の一方側面6に形成される山折線9に一致させて当該山折線9と対称な外筒ブロック2の他方側面7に形成される山折線9に一致するように内筒ブロック4を外筒ブロック2に突き通してなる第三構造21と、図9及ぶ図10に示すように、内筒ブロック4の中心線20を外筒ブロック2の一方仮想中間線17に一致させて一方仮想中間線17と対称な外筒ブロック2の他方仮想中間線17に一致するように内筒ブロック4を外筒ブロック2に突き通してなる第四構造22とのいずれかの形態をとる。
より詳しくは、90度/(360/n)度の値が整数でない正n角形(図2及び図11においては正六角形)からなる外筒ブロック2と内筒ブロック4とからなる人形関節の接合構造においては、前記第一構造1(図1参照)と前記第二構造18(図5参照)とのいずれかの接合構造を採用し、第一構造1の外筒ブロック2を成型する外筒厚紙8においては、図2に示すように、一つの側壁101を挟んで前記内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12、12が点対称に開口しており、当該側壁101に隣接する両接合穴12、12の一辺23、23は当該側壁101の両辺である山折線91、91に対して平行で当該山折線91、91側に位置付けられた当該正n角形の頂点24は山折線91、91に対して楔状に対面して向いていないから、当該両接合穴12、12の存在によって起こる脆弱性の発生を防ぐことができる。
前記第二構造18の外筒ブロック2を成型する外筒厚紙8においては、図11に示すように、一つの山折線91を挟んで前記内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12,12が点対称に開口しており、当該山折線91に隣接する両接合穴12、12の一辺23、23は当該山折線91に対して平行で当該山折線91側に位置付けられた当該正n角形の頂点24は山折線91に対して楔状に対面して向いていないから、当該両接合穴12、12の存在によって起こる脆弱性の発生を防ぐことができる。
また、90度/(360/n)度の値が整数である正n角形(図12及び図13においては正八角形)からなる外筒ブロック2と内筒ブロック4とからなる人形関節の接合構造においては、前記第三構造21(図7参照)と前記第四構造22(図9参照)とのいずれかの接合構造を採用し、第三構造21の外筒ブロック2を成型する外筒厚紙8においては、図12に示すように、一つの山折線91を挟んで前記内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12,12が点対称に開口しており、当該山折線91に隣接する両接合穴12、12の一辺23、23は当該山折線91に対して平行で当該山折線91側に位置付けられた当該正n角形の頂点24は山折線19に対して楔状に対面して向いていないから、当該両接合穴12、12の存在によって起こる脆弱性の発生を防ぐことができる。
前記第四構造22の外筒ブロック2を成型する外筒厚紙8においては、図13に示すように、一つの側壁101を挟んで前記内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12、12が点対称に開口しており、当該側壁101に隣接する両接合穴12、12の一辺23、23は当該側壁101の両辺である山折線91、91に対して平行で当該山折線91、91側に位置付けられた当該正n角形の頂点24は山折線91、91に対して楔状に対面して向いていないから、当該両接合穴12、12の存在によって起こる脆弱性の発生を防ぐことができる。
図1、図5、図7及び図9に示す人形関節は外筒ブロック2に対して内筒ブロック4を90度の角度で突き通したものである。
前記外筒ブロック2に形成される接合穴12の各辺23の長さは、正n角形の外接円14の半径と中心角とが既知であるから、三角関数を用いて算出することができる。また、3DCADにより作成して図面に起こして得ることもできる。
実施例1.
図14に示す人形25は犬に似せて組み立てた造形物であり、正六角形の外筒ブロック2と内筒ブロック4とを用いて図1に示す第一構造1の接合構造により前足の関節部位を形成し、図15に示すように、当該第一構造1における内筒ブロック4を外筒ブロック2に対して60度傾斜させた状態で突き通した構造の接合構造1aにより後足の関節部位を形成して完成させたものである。
前記人形25における外筒ブロック2の外筒ブロック用厚紙8は、図16に示すように、山折線91、91間の側壁101を挟んで前記内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12、12が点対称に開口している。
実施例2.
図17に示す人形26は猛獣に似せて組み立てたキャラクタ創造物であり、正八角形の外筒ブロック2と内筒ブロック4とを用いて図9に示す第一構造22の接合構造により腰の関節部位を形成し、図18に示すように、当該第四構造22における内筒ブロック4を外筒ブロック2に対して60度傾斜させた状態で突き通した構造の接合構造22aにより後足の関節部位と首関節部位を形成して完成させたものである。
前記人形26における外筒ブロック2の外筒ブロック用厚紙8は、図19に示すように、山折線91、91間の側壁101を挟んで前記内筒ブロック4を突き通す二つの接合穴12、12が点対称に開口している。
本発明によれば、複雑なポーズであっても容易に立設することができ、長期間保持することができるから、ディスプレイ等に利用できる。
1、1a 接合構造(第一構造)
2 外筒ブロック
3 空洞
4 内筒ブロック
8 外筒ブロック用厚紙
9(91) 山折線
10(101) 側壁
12 接合穴
13 内筒ブロック用厚紙
14 外接円
16 対角線
17 中間線(一方仮想中間線、他方仮想中間線)
18 第二構造(接合構造)
20 中心線
21 第三構造(接合構造)
22、22a 第四構造(接合構造)
25、26 人形

Claims (5)

  1. 正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造であって、
    前記接合構造が、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の外接円の中心を通る対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第一構造、
    前記内筒ブロックの前記対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される隣り合う山折線間に存在する一方側壁を長手方向に向かって二分する一方仮想中間線に一致させて当該一方側面と対称な前記外筒ブロックの他方側面に存在する他方側壁を前記一方仮想中間線と対称に走る他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第二構造、
    前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の辺と該正n角形の外接円の中心とを通って当該正n角形を左右対称に二分割する中心線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第三構造、
    及び前記内筒ブロックの前記中心線を前記外筒ブロックの前記一方仮想中間線に一致させて当該一方仮想中間線と対称な前記外筒ブロックの前記他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第四構造から少なくとも一つ選ばれる人形関節の接合構造。
  2. 外筒ブロックが、矩形厚紙により成型されており、該厚紙の一辺から該一辺と相対する他辺に向かって等間隔に走る山折線によって連設される同一形状のn面側壁と該n面側壁端に連設される糊代端片とを形成して当該山折線に沿って折り曲げて正n角形の中空筒に作成されている請求項1記載の人形関節の接合構造。
  3. 90度/(360/n)度の値が整数でない正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造であって、
    前記外筒ブロックが矩形厚紙の一辺から該一辺と相対する他辺に向かって等間隔に走る山折線によって連設される同一形状のn面側壁と該n面側壁端に連設される糊代端片とを形成して当該山折線に沿って折り曲げて正n角形の中空筒に作成され、
    前記接合構造が、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の外接円の中心を通る対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第一構造と前記内筒ブロックの前記対角線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される隣り合う山折線間に存在する一方側壁を長手方向に向かって二分する一方仮想中間線に一致させて当該一方側面と対称な前記外筒ブロックの他方側面に存在する他方側壁を前記一方仮想中間線と対称に走る他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第二構造とから選ばれ、前記第一構造においては、前記矩形厚紙に一つの側壁を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口しており、前記第二構造においては、前記矩形厚紙に一つの山折線を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口している人形関節の接合構造。
  4. 90度/(360/n)度の値が整数である正n角形(ただし、nは6以上の偶数)の外筒ブロックと該外筒ブロックの空洞に摺動自在に嵌る大きさの同一形状の内筒ブロックとから構成されて前記内筒ブロックの一方端を前記外筒ブロックの一方側面側から該一方側面と面対称な他方側面に向かって突き通して前記他方側面側へ突出させて固定してなる人形関節の接合構造であって、
    前記外筒ブロックが矩形厚紙の一辺から該一辺と相対する他辺に向かって等間隔に走る山折線によって連設される同一形状のn面側壁と該n面側壁端に連設される糊代端片とを形成して当該山折線に沿って折り曲げて正n角形の中空筒に作成され、
    前記接合構造が、前記内筒ブロックの一方端開口に形成される正n角形の辺と該正n角形の外接円の中心とを通って当該正n角形を左右対称に二分割する中心線を前記外筒ブロックの一方側面に形成される山折線に一致させて当該山折線と対称な前記外筒ブロックの他方側面に形成される山折線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第三構造と前記内筒ブロックの前記中心線を前記外筒ブロックの前記一方仮想中間線に一致させて当該一方仮想中間線と対称な前記外筒ブロックの前記他方仮想中間線に一致するように前記内筒ブロックを前記外筒ブロックに突き通してなる第四構造とから選ばれ、前記第三構造においては、前記矩形厚紙に一つの山折線を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口しており、前記第四構造においては、前記矩形厚紙に一つの側壁を挟んで前記内筒ブロックを突き通す二つの接合穴が点対称に開口している人形関節の接合構造。
  5. 内筒ブロックが外筒ブロックに対して傾斜を設けて突き通されている請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の人形関節の接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101721961B1 (ko) * 2016-06-29 2017-03-31 김동욱 삼차원 조립식 퍼즐 조형물

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