JP2015187914A - 電源装置及びこれを備える電動車両並びに蓄電装置 - Google Patents

電源装置及びこれを備える電動車両並びに蓄電装置 Download PDF

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一広 藤井
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哲司 小村
光俊 田嶋
Mitsutoshi Tajima
光俊 田嶋
高志 瀬戸
Takashi Seto
高志 瀬戸
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Abstract

【課題】電池セルの上面側においても効果的な放熱を可能とする。
【解決手段】電源装置は、外形を角形とした複数の電池セル1と、複数の電池セル1を積層した電池積層体2の各端面をそれぞれ被覆するエンドプレート3と、電池積層体2の上面において、該電池セル1の積層方向に延長されて、エンドプレート3同士を締結するための締結手段5とを備える。各電池セル1は、一面を開口した有底箱状の外装缶1aと、外装缶1aの開口を閉塞する封口板と、封口板の表面から突出された、一対の出力端子と、外装缶1aに収納される内部電極と、内部電極を、封口板の内面側で出力端子と接続するための内部電極接続部とを備えている。電池積層体2の底面を、該電源装置を固定する部位と接触させて熱交換させる底放熱面とし、締結手段5を放熱性を有する部材で構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池を複数接続した電源装置、及びこの電源装置を備える電動車両及び蓄電装置に関し、特にハイブリッド車、燃料電池自動車、電気自動車、電動オートバイ等の電動車両に搭載されて車両を走行させるモータの電源装置、あるいは家庭用、工場用の蓄電用途等に使用される大電流用の電源に電力を供給する電源装置、及び電源装置を備える電動車両並びに蓄電装置に関する。
複数の電池セルを備える電源装置は、ハイブリッド自動車や電気自動車など車両用の電源装置や、工場用、家庭用などの蓄電システムの電源などに利用されている。このような電源装置では、出力を向上させるため多数の電池セルを直列及び/又は並列に接続している(例えば特許文献1参照)。これらの電池セルは、図20に示すように、電池セル201同士の間にスペーサ205を介在させて積層させ、電池積層体を構成する。さらに電池積層体の両側端面を、エンドプレート203で被覆し、エンドプレート203同士をバインドバー204で締結して電源装置を構成している。
このような電源装置は、近年の大容量化の要求に伴って大きな電流で充放電される傾向にある。例えば車両用の電源装置は、車両を走行させるモータに供給する電力を大きくするために、多数の充電できる二次電池セルを直列に接続して電池ブロックとして、電池ブロックの出力電圧を高くしている。この電源装置は、車両を走行させる状態でモータに電力を供給して放電され、また車両の回生制動においては発電機で充電される。電池の放電電流はモータの駆動トルクを特定し、電池の充電電流は回生制動する制動力を特定する。したがって、車両を加速するモータの駆動トルクを大きくするためには、電池の放電電流を大きくする必要があり、また車両の回生制動を大きくするために、大電流で充電する必要がある。このことから、車両用の電源装置の電池セルは、大電流で放電され、また充電される。電池セルは充放電されると発熱し、大きな電流で充放電される程、その発熱量も大きくなる。このため、電源装置を効率よく冷却することが求められる。
例えば、図21の断面図に示すように、電池セル2101を積層した電源装置2100を固定する部分を金属板MP(車載用途では例えば車両のシャーシ)のような、熱伝導に優れた部材とし、金属板MPと電源装置2100とを熱結合状態に固定することで、金属板MPとの接触界面における熱交換によって冷却する。また、冷却機能を備えた冷却プレート上に固定して、熱交換させる構成も考えられる。例えば、冷却プレートの内部で冷媒を循環させて、冷却プレートの冷却能力を高めることで、より効率よく電源装置を冷却できる。
しかしながら、上記のいずれの構造においても、電源装置の固定面である底面を放熱面として、放熱面との熱交換によって冷却を図る構成であることから、電源装置の底面は冷却できるものの、電源装置の上面側の冷却が図り難いという問題があった。この結果、各電池セルの高さ方向において温度ばらつきが生じ、電池セルの寿命に悪影響を与える懸念があった。特に電源装置の上面は、発熱する部材を多く含んでいる。
ここで電池セルの一例を、図22〜図28に示す。これらの図において、図22は電池セル2201の外観を示す斜視図、図23は電池セル2201の垂直断面図、図24は図23の電池セル2201から集電体を外した分解断面図、図25は外装缶2201aに集電体を挿入する状態を示す分解斜視図、図26は図25の捲回電極を集電体接続部と固定する状態を示す分解斜視図、図27は内部電極接続部の折曲前を示す斜視図、図28は図27の状態からタブ固定部を折曲した状態を示す斜視図を、それぞれ示している。
これらの図に示すように、各電池セル2201は、上面を開口した角形の外装缶2201aと、開口部分を閉塞する封口板2201bとを備える。封口板2201bには、一対の出力端子2215と、ガス排出弁2211を設けている。また電池セル2201の内部には、内部電極2234と、内部電極2234と出力端子2215と接続するための内部電極接続部2236とを備えている。
複数の電池セル2201を積層する際、隣接する電池セル2201の出力端子2215同士は、バスバーを介して接続されるが、バスバーと出力端子2215との接続抵抗があるため、大電流での充放電によってジュール熱が発生する。また各電池セル2201の内部においても、通電によって発熱が生じる。例えば外装缶2201aに挿入される内部電極接続部2236は、図26〜図28に示すように、側面視コ字状に折曲させて、内部電極2234と固定している。ここで内部電極接続部2236は、無理なく折曲できるように、部分的に折曲用切り欠き2236cを形成している。
しかしながら、例えば、ストリップ状の内部電極接続部2236は、折曲用切り欠き2236cを設けた部分で電気抵抗値が高くなるため、この部分に電流が集中すると発熱量が高くなる。特に内部電極接続部2236は、ストリップ状で厚さが薄いため、形状の面から電気抵抗が低い。しかも、内部電極接続部2236の折曲部分は、図23〜図28に示すように電池セル2201の内部において封口板2201bの裏側に配置されているため、通電によって電池セル2201の内部の上方部分で発熱することとなる。この場合、電池セル2201の底面側から放熱を図る構成では、発熱源から遠くなり、効果的な放熱を図れなくなる可能性があった。
加えて、この電池セル2201の内部には、外装缶2201aの内圧が異常に高くなった場合に電流を遮断するための電流遮断機構(Current Interrupt Device:以下「CID」という。)2230が備えられている。電流遮断機構2230は、内部電極接続部2236と出力端子2215との間に介在されている。また折曲用切り欠き2236cだけでなく、この電流遮断機構2230等も通電によって発熱するため、同様に電池セル2201の内部で上面近傍が発熱することとなり、下面からの放熱では効果的な放熱が期待し難いという構造的な問題があった。かといって、電池セル2201の上面側には、図22に示すように、出力端子2215の他、内部のガス圧が上昇した際に開弁するガス排出弁2211等、多くの部材が配置されているため、構造上、放熱板のような構造を配置し難いという問題もあった。このように上記放熱面とは離れた個所に熱源が存在している場合がある。
特開2011−154985号公報
本発明は、従来のこのような問題点を解決すべくなされたものである。本発明の主な目的は、例えば電池セルの上面側などの上記放熱面とは離れた個所においても効果的な放熱を可能とした電源装置及びこれを備える電動車両並びに蓄電装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の目的を達成するために、本発明の電源装置によれば、外形を角形とした複数の電池セルと、前記複数の電池セルを積層した電池積層体の各端面をそれぞれ被覆するエンドプレートと、前記電池積層体の上面において、該電池セルの積層方向に延長されて、前記エンドプレート同士を締結するための締結手段とを備える電源装置であって、各電池セルは、一面を開口した有底箱状の外装缶と、前記外装缶の開口を閉塞する封口板と、前記封口板の表面から突出された、一対の出力端子と、前記外装缶に収納される内部電極と、前記内部電極を、前記封口板の内面側で前記出力端子と接続するための内部電極接続部とを備えており、前記電池積層体の底面を、該電源装置を固定する部位と接触させて熱交換させる底放熱面としており、前記締結手段が、放熱性を有する部材で構成できる。上記構成により、電池積層体の締結構造を、電池セルの放熱に兼用して、特に電池セルの上面での放熱性能を改善できる効果が期待できる。特に電池セルの端子を設けた面での放熱性を改善し、電池セルの高さ方向における温度ばらつきを低減して、電池セルの長寿命化を発揮できる。
また、他の電源装置によれば、前記締結手段が、電池積層体の上方と下方において複数設けられており、前記電池積層体の上方において配置された締結手段の表面積を、下方に配置された締結手段の表面積よりも大きくすることができる。上記構成により、電池積層体底面の底放熱面で放熱され難い、電池積層体の上面においては、締結手段の表面積を稼ぐことで放熱性の悪化を補うことが期待できる。
さらに、他の電源装置によれば、前記封口板の内面側で、前記出力端子と前記内部電極接続部が接続されており、前記内部電極接続部が、ストリップ状に形成され、断面視コ字状となるように折曲されており、前記内部電極接続部の折曲部分に、幅が部分的に狭くなる折曲用切り欠きを設けることができる。上記構成により、折曲用切り欠き部分の電気抵抗値が上がり電池セル内部の発熱量が大きくなったとしても、電池積層体の上面に配置された締結部材によって放熱性を改善できる。
さらにまた、他の電源装置によれば、さらに前記電池セルの、前記封口板を設けた面と交差する面に対向させて、前記エンドプレート同士を締結する追加締結手段を備えることができる。上記構成により、電池積層体を複数面で締結することで機械的強度を増し、信頼性を高めることができる。
さらにまた、他の電源装置によれば、各電池セルは、さらに、前記外装缶の内圧の上昇に反応して電流を遮断する電流遮断機構を備えており、前記封口板の裏面側に、前記電流遮断機構を配置することができる。
さらにまた、他の電源装置によれば、前記エンドプレートが、前記電池積層体の底面を、該電源装置を固定する部位と螺合により固定させるための貫通孔を開口させることができる。上記構成により、締結手段に加え、エンドプレートの固定でも、電池セルを挟持して膨張等を阻止できる。
さらにまた、他の電源装置によれば、前記締結手段を、金属板を断面視コ字状に折曲させたバインドバーで構成することができる。
さらにまた、他の電源装置によれば、各電池セルは、その上面に、内部のガスが高圧となったことに反応して開弁するガス排出弁を備えており、前記電源装置はさらに、各ガス排出弁と対応する位置に、該ガス排出弁と連通するように固定されたガスダクトを備え、前記締結手段を、前記ガスダクトを前記電池積層体の上面に固定する部材に兼用させることができる。上記構成により、締結手段を電池セルの締結や放熱性の改善に加えて、ガスダクトの固定機構としても兼用することができ、電源装置を構成する部品点数を低減し構成を簡素化して低コスト化も寄与できる。
さらに、本発明に係る電動車両によれば、上記の電源装置を備えることができる。この電動車両は、前記電源装置から電力供給される走行用のモータと、前記電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、前記モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪とを備える。
さらに、本発明に係る蓄電装置によれば、上記の電源装置を備えることができる。この蓄電装置は、前記電源装置への充放電を制御する電源コントローラを備えており、前記電源コントローラでもって、外部からの電力により前記電源装置への充電を可能とすると共に、前記電源装置に対し充電を行うよう制御することができる。
本発明の実施の形態1に係る電源装置からガスダクトを外した状態を示す平面図である。 図1の電源装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電源装置を示す分解斜視図である。 図1の電池セルの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る電池セルを示す正面断面図である。 図5Aは平常状態の電流遮断機構、図5Bは電流遮断機構が異常時に作動する様子を示す模式図である。 内部電極接続部の折曲前の状態を示す斜視図である。 図6の状態からタブ固定部を折曲した状態を示す斜視図である。 図4の捲回電極を集電体接続部と固定する状態を示す分解斜視図である。 図1の電源装置を固定対象物に固定した状態を示す垂直断面図である。 本発明の実施例1に係る電源装置の斜視図である。 図10に示す電源装置のXI−XI線断面図である。 図10に示す電源装置のXII−XII線断面に相当する一部拡大断面図である。 図10の電源装置を斜め下方から見た斜視図である。 図10の電源装置からトップカバーを外した状態を示す分解斜視図である。 図14Aの電源装置の更なる分解斜視図である。 図14Bに示す電気積層体の分解斜視図である。 電池セルを示す斜視図である。 エンジンとモータで走行するハイブリッド車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 蓄電装置に電源装置を使用する例を示すブロック図である。 従来の電源装置を示す分解斜視図である。 従来の電源装置を示す模式垂直断面図である。 電池セルの外観を示す斜視図である。 電池セルの垂直断面図である。 図23の電池セルから集電体を外した分解断面図である。 外装缶に集電体を挿入する状態を示す分解斜視図である。 図25の捲回電極を集電体接続部と固定する状態を示す分解斜視図である。 内部電極接続部の折曲前の状態を示す斜視図である。 図27の状態からタブ固定部を折曲した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電源装置及びこれを備える電動車両並びに蓄電装置を例示するものであって、本発明は電源装置及びこれを備える電動車両並びに蓄電装置を以下のものに特定しない。なお、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態に係る電源装置を、図1の平面図及び図2Aの分解斜視図に基づいて説明する。これらの図に示す電源装置100は、複数枚の電池セル1と、電池セル1同士の間に介在されるスペーサ15と、これら電池セル1を積層した電池積層体2の各端面をそれぞれ被覆するエンドプレート3と、エンドプレート3同士を締結するための締結手段5とを備えている。各電池セル1は、外形を角形とした二次電池セルである。各電池セル1同士の間には、絶縁性のスペーサ15が介在される。さらにこれら電池セル1とスペーサ15を交互に積層した電池積層体2の端面には、それぞれエンドプレート3が設けられる。そしてエンドプレート3同士を、締結手段5で固定する。締結手段5は、電池積層体2の上面において、電池セル1の積層方向に延長されている。
(電池セル1)
図3に、実施の形態1に係る電池セル1の斜視図を、図4にその垂直断面図を、それぞれ示す。これらの図に示す電池セル1は、外形を矩形状とし、横幅よりも厚さを薄くした角形としている。また電池セル1は、電池セル1の外形を成す有底筒形の外装缶1aと、外装缶1aの内部に収納される内部電極34と、内部電極34の周囲を被覆する絶縁カバー38と、内部電極34を外装缶1aに挿入した状態で、外装缶1aの開口部を閉塞する封口板10とを備えている。ここでは、外装缶1aの上面を開口させており、この開口部を、封口板10により気密に閉塞する。外装缶1aは、熱伝導性に優れた金属製のケースとする。例えばアルミニウム板の絞り出し加工等により形成される。
封口板10は、外装缶1aの開口部を閉塞できる大きさに形成される。図3等の例では、長方形状の板材で構成される。また封口板10には、電池セル1の出力を取り出すための一対の出力端子13が設けられる。また、外装缶1a内部の圧力が所定値を超えた際に開弁するガス排出弁11のガス排出口12が設けられる。図3の例では、封口板10の中央にガス排出弁11のガス排出口12が、左右に出力端子13が、それぞれ配置されている。この封口板10は、レーザ溶接などにより外装缶1aに固定される。さらに封口版の底面側、すなわち外装缶1aの内面側には、内部電極34を固定するための内部電極接続部36が固定されている。
(電流遮断機構30)
さらに電池セル1は、外装缶1aに内蔵されて、内圧の上昇に反応して電流を遮断する電流遮断機構30を備えている。図3の斜視図に示す電池セル1は、図において破線で示す部位に電流遮断機構30を備えている。電流遮断機構30の具体例を、図5A〜図5Bの概略断面図に示す。これらの図に示す電池セル1は、電流遮断機構30を、内部電極34に接続している内部電極接続部36と、封口板10に固定している出力端子13との間に接続している。ON状態の電流遮断機構30は、内部電極接続部36を出力端子13に接続する。電流遮断機構30がOFF状態になると、内部電極接続部36が出力端子13に接続されない状態となって、電池セル1の電流は遮断される。
図5Aは電流遮断機構30が電流を遮断しない状態を示し、図5Bは電流を遮断する状態を示している。これらの図に示す電流遮断機構30は、電池セル1の内圧で変形する変形金属板31と、変形金属板31の局部を溶接して電気接続してなる接続金属32とを備えている。この電流遮断機構30は、電池セル1の内圧が設定圧力よりも高くなると、図5Aから図5Bに示すように、変形金属板31を圧力で変形させて、変形金属板31を接続金属32から分離して電流を遮断する。
図の電流遮断機構30の変形金属板31は、アーチ状に湾曲するように加工してなるダイヤフラムである。このダイヤフラムは、封口板10に固定している出力端子13の下端に外周部を連結して、その突出部分を接続金属32に溶接して電気接続している。接続金属32は、内部電極接続部36に連結している。この電流遮断機構30は、ダイヤフラムを接続金属32に接続する状態でON状態となる。さらに、図の電流遮断機構30は、ダイヤフラムと接続金属32を、プラスチック等の絶縁材からなるインナーケース33に収納している。
インナーケース33は、図5A〜図5Bにおいてダイヤフラムの下面を電池セル1の内部に連通して、ダイヤフラムの上面を気密に密閉している。気密に密閉しているダイヤフラムの上面は、電池セル1の内圧が作用しない。この構造の電流遮断機構30は、電池セル1の内圧をダイヤフラムの下面に作用させて、内圧でダイヤフラムを押し上げる。ダイヤフラムの押し上げ力は、電池セル1の内圧に比例して大きくなる。したがって、電池セル1の内圧が上昇すると、ダイヤフラムは、上方に押し上げられて、図5Aに示す状態から図5Bに示すように変形する。ダイヤフラムが図5Bの状態に変形すると、接続金属32から分離されて電池セル1の電流を遮断する。図5Bに示す状態に変形したダイヤフラムは、この形状に保持されて、電流を遮断する状態、すなわちOFF状態に保持されて、ON状態には復帰しない。したがって、電流遮断機構30は、電池セル1の内圧が設定圧力よりも高くなると電流を遮断し、その後、電流を遮断する状態に保持する。
また電流遮断機構30は、電池セル1の正極側、負極側のいずれに設けてもよいが、好ましくは電池セルの正極側に設ける。リチウムイオン二次電池の場合、一般に正極をアルミニウム製、負極を銅製としている。このため、機械加工の容易な正極側に電流遮断機構を設けることで、電流遮断機構の実装を容易とできる。
(内部電極接続部36)
内部電極接続部36は、内部電極34と出力端子15とを電気的に接続して、内部電極34で発生させた電流を外部に取り出し、また充電時には内部電極34に電力を与えて、金属イオンの移動により蓄電させる。また内部電極接続部36は、外装缶1a内部で物理的に内部電極34を懸吊する機能も備える。内部電極接続部36は、図6の斜視図に示すように、外形を略T字状とし、中央に封口板10と固定するための封口板固定部36aを、またその左右に、内部電極34の集電タブ35を固定するためのタブ固定部36bをそれぞれ設けている。この内部電極接続部36は、図7の斜視図に示すように、封口板固定部36aとタブ固定部36bとの境界部分でU字状に折曲される。また、封口板固定部36aとタブ固定部36bとの境界部分には、タブ固定部36bを折曲させやすいよう、折曲用切り欠き36cを形成している。なお折曲用切り欠きに代えて、封口板固定部とタブ固定部との境界部分を肉薄にすることもできる。折曲されたタブ固定部36bは、互いにほぼ平行な姿勢に対向され、図8の分解斜視図に示すように、この間に集電タブ35が挟持されて固定される。
このような姿勢とすることで、内部電極34を懸吊する内部電極接続部36を、外装缶1a内部に効率よく配置できる。すなわち、集電タブ35は内部電極34の厚さよりも薄くできるため、集電タブ35の表面にタブ固定部36bを重ねるように配置しても、外装缶1aの厚さを厚くしなくて済む。これにより、電池セル1の外観形状を大きくすることなく、内部電極34の固定を図ることができる。
さらに封口板固定部36aには、出力端子15と固定するための開口が設けられている。図6に示すように、封口板10の裏面側で、2つの内部電極接続部36が、封口板10の端部近傍にそれぞれ固定される。封口板固定部36aを、溶接などにより封口板10に固定すると共に、封口板10に開口された穴と封口板固定部36aの開口部とを一致させ、出力端子15を挿通させる。
(電流遮断機構30)
また、内部電極接続部36の一方と、封口板10との間には、電流遮断機構30を配置することもできる。電流遮断機構30は、電池セル1の何らかの異常に反応して、電池セル1の出力を停止させるための素子である。例えば、電池セル1内の圧力が所定値以上に達した際に作動し、出力端子15と内部電極接続部36との電気的接続を遮断する。このような電流遮断機構30には、圧力に反応するCID(Current Interrupt Device)等が好適に利用できる。また、電流遮断機構30を設けた内部電極接続部36は、電流遮断機構30の厚さ分だけ、タブ固定部36bの長さを短くしている。
なお図4の例では、電流遮断機構30を右側(正極端子側)の内部電極接続部36に設けているが、左側(負極端子側)に設けることもできる。あるいは、両方の内部電極接続部に設けることもできる。
(締結手段5)
締結手段5は、電池セル1の積層方向に延長されており、電池積層体2の上面に配置されてエンドプレート3同士を締結する。図2Aの例では、締結手段5として、金属板を垂直断面視コ字状に折曲させたバインドバーで構成している。バインドバーの端縁を折曲させた折曲片にねじ穴を設けて、エンドプレート3の上部に開口されたねじ穴と共にねじで螺合する。
また締結手段を、ガスダクト6の固定機構に兼用することもできる。すなわち、各電池セルに設けられた、内部のガスが高圧となったことに反応して開弁するガス排出弁と対応する位置に、ガスダクト6を設ける。ガスダクト6は、電池積層体2の上面で、各ガス排出弁と連通するように固定される。このガスダクト6の周囲を、締結手段で覆うようにしてガスダクト6を固定できる。このようにすることで、締結手段を電池セルの締結のみならず、ガスダクト6の固定機構としても兼用でき、電源装置を構成する部品点数を低減し、また構成を簡素化して低コスト化を実現できる。
(実施の形態2)
さらに、電池積層体の上面における放熱性をさらに改善するため、締結手段に放熱フィンを設けるなどして、表面積を増やすことも可能である。このような例を実施の形態2として、図2Bの分解斜視図に示す。この図に示す締結手段5”は、その上面側に、金属製の放熱フィン5aを複数、所定間隔で設けている。放熱フィン5aの高さは、電池積層体2の上面に固定するガスダクト6と同程度とすることで、上面への突出量を抑えて電池積層体の高さが増して電源装置の外形が大きくなる事態を回避できる。
(追加締結手段4)
さらに締結手段5に加え、電池積層体2の側面でも締結を行う。このため図2Aの電源装置は、電池積層体2の側面を、締結手段5とは別個の部材である追加締結手段4を設けている。このように、締結手段5と別に追加締結手段4を追加することで、電池積層体2を上面のみならず左右の側面でも締結でき、締結の機械強度を増して安定性及び信頼性を高めることができる。
(底放熱面)
電源装置100は、図9の垂直断面図に示すように、その下面を固定対象物OBの所定の位置に固定される。これにより、電池積層体2の底面を、固定対象物OBと接触させて熱結合させ、熱交換可能とすることで放熱を図る。このように電池積層体2は、その底面を放熱用の底放熱面としている。
電源装置100の固定は、例えば図9に示すように、エンドプレート3の上面に開口された、エンドプレート3を貫通する貫通孔39に、貫通ねじ40を挿通して、固定対象物OBに螺合することで行われる。これにより、電源装置100を固定対象物OBに固定すると共に、一対のエンドプレート3の位置が固定されるので、エンドプレート3同士の間隔も規定される。この結果、締結手段5や追加締結手段4に加え、エンドプレート3の固定でも、電池セル1が膨張しないように挟持状態を維持できる。また、このように底面側はエンドプレート3でもって電池積層体2を狭持できるので、上面側に比べ締結手段5の数を減らすことができる。
一方で、上述した締結手段5や追加締結手段4は、放熱性を有する高熱伝導性材料で構成する。これによって、底放熱面から遠い電池積層体の上面においても放熱性の向上を図ることができる。すなわち、電池セルの底面は底放熱面からの効果的な放熱が期待できる一方、電池セルの上面側においては、このような放熱面がなく、また底放熱面からも相対的に遠いため、下面側に比べると放熱性が劣る。特に電池セルの上面側には、出力端子の他、内部電極接続部、電流遮断機構などが配置されているため、これらの部材の発熱によって底面側よりも温度が高くなりやすい。また上述の通り、電池セルの内部においても、封口板に固定された内部電極接続部36は、折曲し易くするため幅を部分的に狭くしたり肉厚を薄くした折曲用切り欠き36cを形成していることから、この部分で電気抵抗が高くなって、充放電により発熱する。このように、放熱面である底面側と最も遠い面である電池セルの上面側に、発熱する部位が多く存在する結果、電池セルの高さ方向において冷却性能が不均一となり、温度ばらつきが生じるおそれがある。このような温度ばらつきは、電池セルの寿命を縮める一因ともなり得る。そこで、電池セルの上面側に熱伝導性に優れた締結部材を一以上配置することで、締結部材でもって放熱性を改善でき、もって電池寿命の長寿命化に資することができる。このような高熱伝導性材料としては、金属板の他、炭素繊維強化樹脂等も好適に利用できる。
また好ましくは、締結手段5を複数設けると共に、電池積層体2の上方において配置された締結手段5の表面積を、下方に配置された締結手段5の表面積よりも大きくすることがこのましい。これによって締結手段5による放熱性に電池の上下で差を持たせることができ、もって放熱性能の不均一の是正に寄与できる。
このように、電池積層体2を締結するための構造を、電池セル1の放熱にも兼用して、特に電池セルの上面における放熱性能を改善できる効果が期待できる。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1に係る電源装置として車載用の電源装置に適用した例を、図10〜図16に基づいて説明する。これらの図において、図10は電源装置1000の斜視図、図11は図10の電源装置1000のXI−XI線断面図、図12は図10の電源装置1000のXII−XII線断面に相当する一部拡大断面図、図13は図10の電源装置1000を斜め下方から見た斜視図、図14Aは図10の電源装置からトップカバー20を外した分解斜視図、図14Bは図10の電源装置1000の分解斜視図、図15は電池積層体2の分解斜視図、図16は電池セル1の斜視図を、それぞれ示している。これらの図に示す電源装置1000は、主として、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド車や、モータのみで走行する電気自動車などの電動車両の電源に好適である。ただ、本発明の電源装置は、ハイブリッド車や電気自動車以外の車両に使用したり、あるいは電動車両以外の大出力が要求される用途にも使用できる。
図10〜図16に示す電源装置1000は、ガス排出弁11を有するガス排出口12を封口板10に設けている複数の電池セル1と、これらの電池セル1を積層してなる電池積層体2と、この電池積層体2の一面に、各電池セル1のガス排出口12と連結するように固定されたガスダクト6とを備えている。さらに電源装置1000は、電池積層体2の両端面に配置されたエンドプレート3と、エンドプレート3に固定されて、このエンドプレート3を介して電池積層体2を積層方向に締結する追加締結手段4を備える。追加締結手段4はさらに、電池積層体2の一面であって、ガスダクト6が固定される面に対向して配置されるようにエンドプレート3に固定されると共に、このエンドプレート3を介して電池積層体2を積層方向に締結する締結手段5を備えている。図14A、図14Bの電源装置1000は、この締結手段5を介して、ガスダクト6を電池積層体2の定位置に配置している。
(電池積層体2)
図10〜図16に示す電源装置1000は、外形を角形とする複数の電池セル1を積層して電池積層体2としている。各電池セル1は、角形の外装缶1aを有しており、この外装缶1aの内部で発生したガスを排出するためのガス排出弁11を備えている。電池セル1は、ガス排出弁11からガスを排出するためのガス排出口12を外装缶1aの表面に設けている。図15に示す電池積層体2は、複数の電池セル1を、封口板10を略同一面に配置する姿勢で積層して、複数のガス排出口12を第1の表面2Aに配置している。また電池積層体2は、ガス排出弁11を設けている封口板10を上面とする姿勢で、複数の電池セル1を積層している。
(電池セル1)
電池セル1は、図15及び図16の斜視図に示すように、厚さに比べて幅が広い、言い換えると幅よりも薄い角形の電池としている。この電池セル1を複数枚、厚さ方向に積層して電池積層体2とする。各電池セル1は、リチウムイオン二次電池である。ただし、電池セルは、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の二次電池とすることもできる。図15の電池セル1は、幅の広い両表面を四角形とする電池で、両表面を対向するように積層して電池積層体2としている。各電池セル1は、上面である封口板10の両端部に正負の出力端子13を突出して設けて、中央部にはガス排出弁11のガス排出口12を設けている。角形の電池セル1は、底を閉塞する筒状に金属板をプレス加工している外装缶1aの開口部を、封口板10で閉塞して密閉している。封口板10は平面状の金属板で、その外形を外装缶1aの開口部の形状としている。この封口板10はレーザ溶接して外装缶1aの外周縁に固定されて外装缶1aの開口部を気密に閉塞している。外装缶1aに固定される封口板10は、その両端部に正負の出力端子13を固定しており、さらに正負の出力端子13の中間にはガス排出口12を設けている。ガス排出口12の内部にはガス排出弁11を設けている。
(絶縁カバー)
外装缶1aの表面は、絶縁カバーで被覆される。絶縁カバーは、絶縁性の樹脂シート等で構成できる。このような材質としては、絶縁性に優れた安価なPET樹脂等が利用できる。好ましくは、熱収縮チューブとすることで、熱収縮を利用して外装缶1aの表面を容易に被覆できる。
積層される複数の電池セル1は、正負の出力端子13を接続して互いに直列及び/又は並列に接続される。電源装置は、隣接する電池セル1の正負の出力端子13を、バスバー14を介して互いに直列及び/又は並列に接続する。隣接する電池セルを互いに直列に接続する電源装置は、出力電圧を高くして出力を大きくでき、隣接する電池セルを並列に接続して、充放電の電流を大きくできる。
図14Bと図15に示す電池積層体2は、12個の電池セル1を、スペーサ15を介して互いに積層しており、これらの電池セル1を直列に接続している。図の電池積層体2は、互いに隣接する電池セル1同士を逆向きに並べており、その両側において隣接する出力端子13同士をバスバー14で連結して、隣り合う2個の電池セル1を直列に接続して、すべての電池セル1を直列に接続している。ただ、本発明は、電池積層体を構成する電池セルの個数とその接続状態を特定しない。
(スペーサ15)
電池積層体2は、図15に示すように、積層している電池セル1の間にスペーサ15を挟着している。スペーサ15は、隣接する電池セル1を絶縁する。図に示すスペーサ15は絶縁シートである。この絶縁シートには、例えば変性PPE製等のプラスチックシートが使用できる。プラスチック製の絶縁シートからなるスペーサ15は、厚さを薄くできるので、電池積層体2の全長を短くして全体をコンパクトにできる特徴がある。ただ、スペーサには、プラスチックを板状に成形したものも使用できる。このスペーサは、電池セルを嵌着して定位置に配置する形状として、隣接する電池セルを位置ずれしないように積層できる。また、プラスチックで成形されるスペーサは、空気などの冷却気体を通過させる冷却隙間を表面に設けて、電池セルを冷却することもできる。この構造は、冷却隙間に空気を強制送風させて、電池セルの外装缶1aを直接に効率よく冷却できる。さらに、熱伝導率の小さい材質のプラスチックで成形されるスペーサは、隣接する電池セルの熱暴走を効果的に防止できる効果もある。
以上のように、スペーサ15で絶縁して積層される電池セル1は、外装缶1aをアルミニウムなどの金属製にできる。ただ、電池積層体は、必ずしも電池セルの間にスペーサを介在させる必要はない。例えば、電池セルの外装缶を絶縁材で成形し、あるいは電池セルの外装缶の外周を上述した絶縁カバーで被覆したり、あるいは絶縁塗料等で被覆する等の方法で、互いに隣接する電池セル同士を絶縁することによって、スペーサを不要とできるからである。さらに、電池セルの間にスペーサを介在させない電池積層体は、電池セルの間に冷却風を強制送風して電池セルを冷却する空冷式を採用することなく、冷媒等を用いて直接冷却する方式を採用して電池セルを冷却できる。
(エンドプレート3)
電池積層体2の両端面には一対のエンドプレート3を配置して、一対のエンドプレート3で両端から挟着して電池積層体2を締結している。エンドプレート3は、電池セル1の外形と同じ形状と寸法の四角形として、積層している電池積層体2を両端面から挟着している。図14Bのエンドプレート3は、全体を金属で製作している。金属製のエンドプレートは、全体を強固にして安定して電池積層体を両端から挟持できる。ただ、エンドプレートは、全体をプラスチック製とすることも、あるいはプラスチック製の本体部に補強金具を固定して補強する構造とすることもできる。
図に示すエンドプレート3は、追加締結手段4や締結手段5を定位置に固定できるように、外側表面に追加締結手段4と締結手段5の嵌着凹部3A、3Bを設けている。図のエンドプレート3は、追加締結手段4を定位置に配置して固定するために、外側表面の四隅のコーナー部に、追加締結手段4の両端に設けた連結部4Bを嵌着する連結凹部3Aを設けている。図に示すエンドプレート3は、この嵌着凹部3Aの形状を追加締結手段4の連結部4Bを嵌着できる形状としている。さらに、エンドプレート3は、締結手段5を定位置に配置して固定するために、外側表面の上端部に、締結手段5の両端に設けた連結部5Bを嵌合させる嵌着凹部3Bも設けている。図に示すエンドプレート3は、この嵌着凹部3Bの形状を締結手段5の連結部5Bを嵌合できる形状としている。
さらに、図に示すエンドプレート3は、追加締結手段4と締結手段5の両端部を固定する止ネジ18、19をねじ込む雌ネジ孔3a、3bを外周面に設けている。図に示すエンドプレート3は、電池積層体2の両側面2Bの上端部に配置される一対の追加締結手段4を固定する止ネジ18を挿通する雌ネジ孔3aを、エンドプレート3の上面の左右の両端部に設けている。また、エンドプレート3は、電池積層体2の両側面2Bの下端部に配置される一対の追加締結手段4を固定する止ネジ18を挿通する雌ネジ孔3bを、エンドプレート3の両側面の下端部に設けている。さらに、エンドプレート3は、電池積層体2の第1の表面2Aに配置される締結手段5を固定する止ネジ19を挿通する雌ネジ孔3bを、エンドプレート3の上面の中央部に設けている。以上の構造は、エンドプレート3にねじ込まれる止ネジ18、19の軸方向と電池積層体2の積層方向とが交差する方向となる。このため、電源装置が外部から力を受けて振動する状態において、エンドプレート3にねじ込まれる止ネジ18、19の軸部に作用するせん断力を低減して、止ネジ18、19を保護しながら、より強固な連結強度を実現できる。また、止ネジ18、19の全長をエンドプレート3の厚さよりも大きくして、すなわち、止ネジ18、19の全長を長くして、より強固に連結できる特徴もある。
(追加締結手段4)
追加締結手段4は、図10と図13に示すように、電池積層体2の積層方向に延長されており、両端がエンドプレート3に固定されて、電池積層体2を積層方向に締結する。図に示す追加締結手段4は、電池積層体2の第1の表面2Aと異なる両側面2Bに対向して配置されている。このように、追加締結手段4を電池積層体2の両側面2Bに配置して締結する構造は、複数の電池セル1をより確実に積層方向に締結できる。ただ、締結手段は、必ずしも電池積層体の両側面に配置する必要はない。締結手段は、電池積層体の両側面に加えて上面や底面に配置することも、両側面に配置することなく、上面や底面にのみ配置することもできる。
追加締結手段4は、電池積層体2の表面に沿う所定の幅と所定の厚さを有する金属板である。この追加締結手段4には、鉄などの金属板、好ましくは、鋼板が使用できる。金属板からなる追加締結手段4は、バインド部4Aの両端に、エンドプレート3に連結する連結部4Bを設けている。図の追加締結手段4は、その両端部を、エンドプレート3の外側面に沿うようにほぼ直角に折曲加工して、連結部4Bを設けている。この追加締結手段4は、両端の連結部4Bをエンドプレート3に連結することにより、追加締結手段4の連結部4Bが電池積層体2の両端に配置された一対のエンドプレート3に係止され、一対のエンドプレート3が所定の間隔となるようにして、電池積層体2を両端から挟着している。図14Bの追加締結手段4は、エンドプレート3の四隅部に設けた嵌着凹部3Aに連結部4Bを連結して、4本の追加締結手段4で一対のエンドプレート3を連結している。したがって、追加締結手段4の連結部4Bは、エンドプレート3の嵌着凹部3Aに沿うように折曲加工されている。さらに、追加締結手段4は、その両端部を止ネジ18でエンドプレート3に固定している。図の追加締結手段4は、バインド部4Aの両端部に、止ネジ18を挿入する貫通孔を開口して設けている。追加締結手段4は、両端の連結部4Bをエンドプレート3の嵌着凹部3Aに連結する状態で、貫通孔に止ネジ18を挿入し、この止ネジ18をエンドプレート3の外周面に設けた雌ネジ孔3aにねじ込んで一対のエンドプレート3に固定している。
この構成によると、上述の通り、エンドプレート3にねじ込まれる止ネジ18、19の軸方向と電池積層体2の積層方向とが交差する方向となり、止ネジ18、19を保護しながら、より強固な連結強度を実現できるが、これに加え、追加締結手段4の連結部4Bがエンドプレート3に係止される構成とすることで、電池積層体2の積層方向に対しても、強固な連結強度を実現することができる。また、この構成では、止ネジ18、19が電池積層体2の積層方向に位置しないので、電源装置の大型化を抑制することができる。具体的には、エンドプレート3の寸法は、電池セル1の外装缶1aの大きさと同程度であるため、エンドプレート3の上下方向には、電池セル1の出力端子13の寸法分だけ余裕があり、上記構成とすることで、電源装置の大型化を抑制することができる。
さらに、図11と図14Bに示す追加締結手段4は、バインド部4Aの横断面形状をL字状として、電池積層体2の四隅のコーナー部に配置している。この形状のバインド部4Aは、内面を電池積層体2のコーナー部に沿う状態で配置して、互いに積層される電池セル1の上下左右の振動を抑制できる。それは、電池積層体2の側面2Bに沿う垂直部で電池セル1の左右方向の振動を防止し、電池積層体2の上面と底面に沿う水平部で電池セル1の上下方向の振動を防止できるからである。さらに、横断面形状をL字状とすることで、バインド部4Aの曲げ強度を強くできる特徴もある。ただ、締結手段は、必ずしもすべてのバインド部の横断面形状をL字状とする必要はなく、上側の締結手段のみ横断面形状をL字状として、電池積層体の上側のコーナー部に配置することも、下側の締結手段のみ横断面形状をL字状として、電池積層体の下側のコーナー部に配置することもできる。また、締結手段は、必ずしも電池積層体のコーナー部に沿って配置する必要はなく、電池積層体の両側面に沿って配置することも、両側面と底面に沿って配置することもできる。さらにまた、締結手段は、電池積層体の側面に沿う板状とすることもできる。板状のメイン固定具は、開口部を開口することもできる。
(ガスダクト6)
ガスダクト6は、ガス排出弁11から放出されるガスを電源装置の外部に案内するように、各電池セル1のガス排出口12と対向する姿勢で、電池積層体2の上面である第1の表面2Aに配置されている。ガスダクト6は、高圧、高温のガスが排出された際に破壊されない十分な強度に設計され、好ましくは耐熱性、耐薬品製に優れたプラスチック製、例えば、ポリブチレンテレフタラート製とすることができる。ただ、ガスダクトは、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂などのプラスチック製とすることもできる。なお、ガスダクトを樹脂で成形する構成には、加工性に優れ、設計上の制約が少ないという利点がある。
図11と図12に示すガスダクト6は、中空状に形成されており、電池積層体2との対向面であって、各電池セル1のガス排出口12と対向する位置に、ガス排出口12に連結される連結開口6bを設けている。図に示すガスダクト6は、内部に柱状のガス経路46を設けており、電池セル1のガス排出口12から排出されるガスを、連結開口6bを通過させてガス経路46に流入するようにしている。
(ダクト排出部6x)
さらに、ガスダクト6は、図12ないし図14Bに示すように、一方の端部に、ガスダクト6の内部のガスを外部に排出するダクト排出部6xを設けている。図に示すガスダクト6は、上面から突出する中空の凸部に、内部のガス経路46に連通してなる筒状のパイプを連結してダクト排出部6xとしている。図12に示すガスダクト6は、このダクト排出部6xに外部のガス排出路GOを連結して、ガスダクト6から流入されるガスを外部に排出するようにしている。
(バスバーホルダ)
さらに、図11、図12、図14A及び図14Bに示す電源装置は、電池積層体2の第1の表面2Aにバスバーホルダ8を配置しており、このバスバーホルダ8で互いに積層される電池セル1の封口板10をカバーしている。このバスバーホルダ8は、電池積層体2の上面に沿う外形に成形している。ここで、図に示す電源装置は、このバスバーホルダ8を、ガスダクト6の第2のダクト6Bに兼用している。すなわち、図に示すバスバーホルダ8は、電池積層体2の中央部に配置された複数のガス排出口12と対向する部分を第2のダクト6Bに兼用して複数の連結開口6bを設けている。したがって、このバスバーホルダ8は、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂などの絶縁性のプラスチックで成形している。
さらに、バスバーホルダ8は、図11、図14A〜図14Bに示すように、電池セル1の出力端子13と対向する位置にバスバー14を配置するための開口窓24を開口して設けている。図のバスバーホルダ8は、第2ダクト6Bを構成する中央部の両側であって、電池積層体2の両側部に沿って、複数の開口窓24を設けている。開口窓24は、バスバー14を定位置に案内しながら出力端子13に接続できるように、バスバー14の外形に沿う大きさと形状している。バスバーホルダ8の開口窓24に配置されるバスバー14は、電池セル1の出力端子13にレーザ溶接等の溶着によって固定されて、複数の電池セル1を所定の接続状態に接続する。ただ、電源装置は、必ずしも電池積層体の第1の表面にバスバーホルダを配置する必要はない。以上のバスバーホルダ8は、ガスダクト6を電池積層体2に連結する締結手段5を介して電池積層体2の第1の表面に固定される。
以上のように、電池積層体2の第1の表面2Aに配置されるバスバーホルダ8をガスダクト6に兼用する構造は、部品点数を低減して簡単かつ低コストにガスダクト6を配設できる。さらに、バスバーホルダ8を第2ガスダクト6Bに兼用する構造は、電源装置の組立工程において、追加締結手段4を介して、電池積層体2を予め締結した状態で、第1ガスダクト6Aを連結させることができるので、第1ガスダクト6Aをより確実に、第2ガスダクト6Bと気密状態に連結させることができる。ただ、本発明の電源装置は、バスバーホルダをガスダクトに兼用することなく、ガスダクトを別部材として電池積層体の第1の表面に配置することもできる。
(締結手段5)
以上のガスダクト6は、電池積層体2のガス排出口12に対向して配置されて、電池積層体2の第1の表面2Aに配置される締結手段5を介して定位置に固定される。締結手段5は、図14A、図14Bに示すように、電池積層体2の第1の表面2Aに対向して配置されて、ガスダクト6を電池積層体2の定位置に配置している。この締結手段5も、両端がエンドプレート3に固定されて電池積層体2を第1の表面2Aで締結する。締結手段5は、所定の幅と厚さを有する金属板で、鉄などの金属板、好ましくは、鋼板が使用できる。金属板からなる締結手段5は、バインド部5Aの両端に、エンドプレート3の外側表面に連結する連結部5Bを設けている。
図に示す締結手段5は、2列のバインド部5Aと、これらのバインド部5Aの両端を連結してなる連結部5Bとを備えている。2列のバインド部5Aは、ガスダクト6の両側に沿って配置されている。2列のバインド部5Aは、ガスダクト6の両側に設けられた鍔部6aを押圧できるように、所定の間隔で配置されている。締結手段5は、2列のバインド部5Aの間にガスダクト6を配置する状態でエンドプレート3に固定されて、2列のバインド部5Aで鍔部6aを押圧している。2列のバインド部5Aは両端を連結部5Bで連結しており、この連結部5Bをほぼ直角に折曲して、エンドプレート2に連結している。締結手段5は、両端の連結部5Bをエンドプレート3に設けた嵌着凹部3Bに連結することにより、一対のエンドプレート3を所定の間隔として、電池積層体2を両端から挟着する。さらに、締結手段5は、その両端部を止ネジ19でエンドプレート3に固定している。図の締結手段5は、バインド部5Aの両端部に、止ネジ19を挿入する貫通孔を開口して設けている。締結手段5は、両端の連結部5Bをエンドプレート3の嵌着凹部3Bに連結する状態で、貫通孔に止ネジ19を挿入し、この止ネジ19をエンドプレート3の外周面に設けた雌ネジ孔3bにねじ込んで一対のエンドプレート3に固定している。
図に示す締結手段5は、2列のバインド部5Aと両端の連結部5Bとを一体的に成形しているが、追加締結手段は、2本に分割することもできる。2本に分割される追加締結手段は、図示しないが、各々をガスダクトの両側に沿って配置して、各々のバインド部でガスダクトの両側から突出する鍔部を沿う敦手を押圧することができる。
さらに、追加締結手段は、図示しないが、2列のバインド部を、中間に設けた橋渡し部で連結し、この橋渡し部をガスダクトの上面に配置することもできる。この追加締結手段は、橋渡し部でガスダクトの上面を押圧して、ガスダクトを電池積層体の第1の表面の定位置に配置できる。さらに、追加締結手段は、図示しないが、1列のバインド部を備えて、このバインド部でガスダクトの上面を押圧して、ガスダクトを電池積層体の第1の表面の定位置に配置することもできる。
(回路基板)
さらに、図11と図14Bに示す電源装置は、電池積層体2に接続している回路基板9を備えており、この回路基板9をガスダクト6の上方であって、トップカバー20との間に配置している。図に示すトップカバー20は、上面側に回路基板9を収納する収納凹部21を設けており、この収納凹部21に回路基板9を収納している。回路基板9は、電池セル1の保護回路を実現する電子部品(図示せず)等を実装している。この回路基板9は、各々の電池セル1に接続されてセル電圧を検出する電圧検出回路、電池セル1の温度を検出する温度検出回路等を実装しており、セル電圧を検出して電池セル1の過充電や過放電を防止するように制御し、あるいは電池セル1の異常な温度上昇を防止するように充放電を制御する。これらの回路を実現する電子部品は、回路基板9に配置されて、収納凹部21に収納される。
図に示す回路基板9は、締結手段5を介してガスダクト6の上面の定位置に配置している。図11、図12、図14A及び図14Bに示す締結手段5は、回路基板9を固定するために、バインド部5Aの上面に複数のナット26を固定している。図の電源装置は、回路基板9を貫通する止ネジ25を締結手段5に設けたナット26にねじ込んで、回路基板9をガスダクト6の上面の定位置に配置している。この電源装置は、回路基板9と電池積層体2との間に金属板からなる締結手段5を配置するので、締結手段5の金属板でもって、回路基板9を電池積層体2からシールドできる。さらに、この電源装置は、ガスダクト6の内面に金属層17を設けているので、この金属層17によっても回路基板9を電池積層体2からシールドできる。電池積層体2は大電流で充放電され、とくに大きなパルス電流で充放電されることから、パルス性のノイズが放射される。締結手段5の金属板やガスダクト6の金属層17は、回路基板9と電池積層体2との間にあって、電池積層体2から放射されるパルス性の誘導ノイズから回路基板9をシールドして、回路基板9の誘導ノイズによる誤動作を防止できる特徴がある。特に、金属板である追加締結手段をアースラインに接続することで、電池積層体2からの誘導ノイズをより効果的にシールドできる。
(トップカバー)
さらに、図11と図12の電源装置は、上面にトップカバー20を配置している。このトップカバー20は、バスバーホルダ8の上面をカバーして、電池積層体2に接続されたバスバー14や回路基板9をカバーして保護する。したがって、トップカバー20は、バスバーホルダ8の上面をカバーできる外形であって、内部に回路基板9を収納できる空間を有する形状にプラスチックで成形している。図11のトップカバー20は、全体を下側開口の浅い容器形状に成形しており、中央部を周囲よりも一段深く成形して、回路基板9を収納するための収納凹部21を設けている。
さらに、トップカバー20は、図10に示すように、一方の端部に、ガスダクト6のダクト排出部6xを外部に突出させるための切欠部22を設けている。このトップカバー20は、図10に示すように、電池積層体2の上面に連結される状態で、この切欠部22からダクト排出部6xを外部に表出させる。さらにまた、図10に示すトップカバー20は、両端部に出力用の端子窓23を開口している。電池積層体2は、両端に配置される電池セル1の出力端子13に出力用端子板16を接続している。トップカバーは、これらの出力用端子板16を外部に表出させるための端子窓23を両端に開口して設けている。
以上のトップカバー20は、止ネジ27を介してガスダクト6に固定している。図14A、図14Bに示すガスダクト6は、トップカバー20を定位置に固定するために、上面に連結ボス28を一体成形して設けている。図14A、図14Bの連結ボス28は、ガスダクト6の両端部の上面に突出して設けられている。トップカバー20は、連結ボス28と対向する位置に貫通孔29を開口しており、この貫通孔29に挿通される止ネジ27がガスダクト6の連結ボス28にねじ込まれて電池積層体2の定位置に固定されている。トップカバー20を備えた電源装置は、高電圧となる電池セル1同士の接続部分や、回路基板9等が露出することを防止することができ、例えば、メンテナンスの際などに、不用意に電池セル1同士の接続部分や、回路基板9等に接触し、回路が短絡したりすることを防止できる。また、簡易的な防水効果も得られる。
以上の実施形態の電源装置は、ガスダクト6を、締結手段5を介して電池積層体2の第1の表面2Aに固定している。ただ、ガスダクトは、必ずしも追加締結手段を介して電池積層体に固定する必要はなく、他の連結構造を介して電池積層体に固定することもできる。
また電源装置の冷却は、例えば電池積層体の底面に冷却プレートを配置して、冷却プレートに伝熱させることで行われる。冷却プレートの内部に冷媒を循環させるなどして、冷却プレートを強制的に冷却して、熱交換により効率よく冷却できる。また、冷却プレートに代えて、例えば車載用の電源装置であれば、車のシャーシに電池積層体を固定し、シャーシとの熱交換で自然放熱させてもよい。また、このような冷却プレート等の固定位置は、必ずしも電池積層体の底面とする必要はなく、側面など他の面とすることもできる。あるいはまた、電池セルに冷却空気を流す空冷式としてもよい。例えば、電池セル同士の間に配置されたスペーサに、上述の通り冷却空気の流路を設けて、ここに冷却空気を流すことで電池セルを効果的に空冷できる。
以上の電源装置は、車載用の電源として利用できる。電源装置を搭載する車両としては、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車、あるいはモータのみで走行する電気自動車等の電動車両が利用でき、これらの車両の電源として使用される。
(ハイブリッド車用電源装置)
図17に、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両HVは、車両HVを走行させるエンジン96及び走行用のモータ93と、モータ93に電力を供給する電源装置1000と、電源装置1000の電池を充電する発電機94とを備えている。電源装置1000は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。車両HVは、電源装置1000の電池を充放電しながらモータ93とエンジン96の両方で走行する。モータ93は、エンジン効率の悪い領域、例えば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ93は、電源装置1000から電力が供給されて駆動する。発電機94は、エンジン96で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、電源装置1000の電池を充電する。
(電気自動車用電源装置)
また、図18に、モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両EVは、車両EVを走行させる走行用のモータ93と、このモータ93に電力を供給する電源装置1000と、この電源装置1000の電池を充電する発電機94とを備えている。電源装置1000は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。モータ93は、電源装置1000から電力が供給されて駆動する。発電機94は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、電源装置1000の電池を充電する。
(蓄電用電源装置)
さらに、この電源装置は、移動体用の動力源としてのみならず、定置型の蓄電用設備としても利用できる。例えば家庭用、工場用の電源として、太陽光や深夜電力等で充電し、必要時に放電する電源システム、あるいは日中の太陽光を充電して夜間に放電する街路灯用の電源や、停電時に駆動する信号機用のバックアップ電源等にも利用できる。このような例を図19に示す。この図に示す電源装置1000は、複数の電池パック81をユニット状に接続して電池ユニット82を構成している。各電池パック81は、複数の電池セルが直列及び/又は並列に接続されている。各電池パック81は、電源コントローラ84により制御される。この電源装置1000は、電池ユニット82を充電用電源CPで充電した後、負荷LDを駆動する。このため電源装置1000は、充電モードと放電モードを備える。負荷LDと充電用電源CPはそれぞれ、放電スイッチDS及び充電スイッチCSを介して電源装置1000と接続されている。放電スイッチDS及び充電スイッチCSのON/OFFは、電源装置1000の電源コントローラ84によって切り替えられる。充電モードにおいては、電源コントローラ84は充電スイッチCSをONに、放電スイッチDSをOFFに切り替えて、充電用電源CPから電源装置1000への充電を許可する。また充電が完了し満充電になると、あるいは所定値以上の容量が充電された状態で負荷LDからの要求に応じて、電源コントローラ84は充電スイッチCSをOFFに、放電スイッチDSをONにして放電モードに切り替え、電源装置1000から負荷LDへの放電を許可する。また、必要に応じて、充電スイッチCSをONに、放電スイッチDSをONにして、負荷LDの電力供給と、電源装置1000への充電を同時に行うこともできる。
電源装置1000で駆動される負荷LDは、放電スイッチDSを介して電源装置1000と接続されている。電源装置1000の放電モードにおいては、電源コントローラ84が放電スイッチDSをONに切り替えて、負荷LDに接続し、電源装置1000からの電力で負荷LDを駆動する。放電スイッチDSはFET等のスイッチング素子が利用できる。放電スイッチDSのON/OFFは、電源装置1000の電源コントローラ84によって制御される。また電源コントローラ84は、外部機器と通信するための通信インターフェースを備えている。図19の例では、UARTやRS−232C等の既存の通信プロトコルに従い、ホスト機器HTと接続されている。また必要に応じて、電源システムに対してユーザが操作を行うためのユーザインターフェースを設けることもできる。
各電池パック81は、信号端子と電源端子を備える。信号端子は、パック入出力端子DIと、パック異常出力端子DAと、パック接続端子DOとを含む。パック入出力端子DIは、他のパック電池や電源コントローラ84からの信号を入出力するための端子であり、パック接続端子DOは子パックである他のパック電池に対して信号を入出力するための端子である。またパック異常出力端子DAは、パック電池の異常を外部に出力するための端子である。さらに電源端子は、電池パック81同士を直列、並列に接続するための端子である。
本発明に係る電源装置及びこれを備える車両並びに蓄電装置は、EV走行モードとHEV走行モードとを切り替え可能なプラグイン式ハイブリッド電気自動車やハイブリッド式電気自動車、電気自動車等の電源装置として好適に利用できる。また、コンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置、家庭内用、工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等の太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機等のバックアップ電源用等の用途にも適宜利用できる。
100、1000…電源装置
1…電池セル;1a…外装缶
2…電池積層体;2A…第1の表面;2B…側面
3…エンドプレート;3A…嵌着凹部;3B…嵌着凹部
3a…雌ネジ孔;3b…雌ネジ孔
4…追加締結手段;4A…バインド部;4B…連結部
5、5”…締結手段;5a…放熱フィン;5A…バインド部;5B…連結部
6…ガスダクト;6A…第1のダクト;6B…第2のダクト
6a…鍔部;6b…連結開口;6c…段差凹部;6d…溝形凹部
6e…リブ;6x…ダクト排出部
7…パッキン;7b…貫通孔
8…バスバーホルダ
9…回路基板
10…封口板
11…ガス排出弁
12…ガス排出口
13…出力端子
14…バスバー
15…スペーサ
16…出力用端子板
17…金属層;17A…金属シート
18…止ネジ
19…止ネジ
20…トップカバー
21…収納凹部
22…切欠部
23…端子窓
24…開口窓
25…ナット
26…止ネジ
27…止ネジ
28…連結ボス
29…貫通孔
30…電流遮断機構
31…変形金属板
32…接続金属
33…インナーケース
34…内部電極
35…集電タブ
36…内部電極接続部;36a…封口板固定部;36b…タブ固定部;36c…折曲用切り欠き
38…絶縁カバー
39…貫通孔
40…貫通ねじ
46…ガス経路
81…電池パック
82…電池ユニット
84…電源コントローラ
85…並列接続スイッチ
93…モータ
94…発電機
95…DC/ACインバータ
96…エンジン
201…電池セル
203…エンドプレート
204…バインドバー
205…スペーサ
2100…電源装置
2101、2201…電池セル;2201a…外装缶;2201b…封口板
2211…ガス排出弁
2215…出力端子
2230…電流遮断機構
2234…内部電極
2236…内部電極接続部;2236c…折曲用切り欠き
OB…固定対象物
GO…ガス排出路
EV、HV…車両
LD…負荷
CP…充電用電源
DS…放電スイッチ
CS…充電スイッチ
OL…出力ライン
HT…ホスト機器
DI…パック入出力端子
DA…パック異常出力端子
DO…パック接続端子
MP…金属板

Claims (10)

  1. 外形を角形とした複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルを積層した電池積層体の各端面をそれぞれ被覆するエンドプレートと、
    前記電池積層体の上面において、該電池セルの積層方向に延長されて、前記エンドプレート同士を締結するための締結手段と
    を備える電源装置であって、
    各電池セルは、
    一面を開口した有底箱状の外装缶と、
    前記外装缶の開口を閉塞する封口板と、
    前記封口板の表面から突出された、一対の出力端子と、
    前記外装缶に収納される内部電極と、
    前記内部電極を、前記封口板の内面側で前記出力端子と接続するための内部電極接続部と
    を備えており、
    前記電池積層体の底面を、該電源装置を固定する部位と接触させて熱交換させる底放熱面としており、
    前記締結手段が、放熱性を有する部材で構成されてなることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記締結手段が、電池積層体の上方と下方において複数設けられており、
    前記電池積層体の上方において配置された締結手段の表面積を、下方に配置された締結手段の表面積よりも大きくしてなることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置であって、
    前記封口板の内面側で、前記出力端子と前記内部電極接続部が接続されており、
    前記内部電極接続部が、ストリップ状に形成され、断面視コ字状となるように折曲されており、
    前記内部電極接続部の折曲部分に、幅が部分的に狭くなる折曲用切り欠きを設けてなることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の電源装置であって、さらに、
    前記電池セルの、前記封口板を設けた面と交差する面に対向させて、前記エンドプレート同士を締結する追加締結手段を備えてなることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の電源装置であって、
    各電池セルは、さらに、前記外装缶の内圧の上昇に反応して電流を遮断する電流遮断機構を備えており、
    前記封口板の裏面側に、前記電流遮断機構が配置されてなることを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記エンドプレートが、前記電池積層体の底面を、該電源装置を固定する部位と螺合により固定させるための貫通孔を開口してなることを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一に記載の電源装置であって、
    前記締結手段が、金属板を断面視コ字状に折曲させたバインドバーで構成されてなることを特徴とする電源装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一に記載の電源装置であって、
    各電池セルは、その上面に、内部のガスが高圧となったことに反応して開弁するガス排出弁を備えており、
    前記電源装置はさらに、各ガス排出弁と対応する位置に、該ガス排出弁と連通するように固定されたガスダクトを備え、
    前記締結手段が、前記ガスダクトを前記電池積層体の上面に固定する部材を兼用してなることを特徴とする電源装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一に記載の電源装置を備える電動車両であって、
    前記電源装置から電力供給される走行用のモータと、
    前記電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、
    前記モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪と
    を備えることを特徴とする電動車両。
  10. 請求項1から8のいずれか一に記載の電源装置を備える蓄電装置であって、
    前記電源装置への充放電を制御する電源コントローラを備えており、
    前記電源コントローラでもって、外部からの電力により前記電源装置への充電を可能とすると共に、前記電源装置に対し充電を行うよう制御可能としてなることを特徴とする蓄電装置。
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