JP2015187521A5 - - Google Patents
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Description
<第一の実施形態>
本実施形態は、制気口の開閉程度を推定して、空調機送風機の目標風量と実風量との乖離を調整可能とする態様に関する。
図1を参照して、本実施形態に係る空調システム1は、空調対象室5を空調機4により冷却するシステムである。空調対象室5内部は、床パネル5d及び天井パネル5eにより3つの空間に区画されており、中央の空間5aと、床パネル5dの下部に二重床空間5cと、天井パネル5eの上部に天井空間5bと、が形成されている。
本実施形態は、制気口の開閉程度を推定して、空調機送風機の目標風量と実風量との乖離を調整可能とする態様に関する。
図1を参照して、本実施形態に係る空調システム1は、空調対象室5を空調機4により冷却するシステムである。空調対象室5内部は、床パネル5d及び天井パネル5eにより3つの空間に区画されており、中央の空間5aと、床パネル5dの下部に二重床空間5cと、天井パネル5eの上部に天井空間5bと、が形成されている。
その具体的方法は、以下の通りである。簡単のため、ここでは同一能力空調機であり、
台数n=3とする。また、S503において必要冷熱供給量(ΣWi=L)が、空調機2台を稼働率100%(定格能力)運転に相当する場合を例に説明する。
この場合、空調機3台で運転すると、1台当たり稼働率は66.6%となる。それぞれの稼働率に対するCOPは、テーブルEより求めることができる(図5(b)参照)。さらに消費電力をΣEi=Σ(Wi/ηi)により求めることができ、表1のとおりとなる。同表(d)より、3台を定格能力の2/3で運転するほうが2台を定格能力で運転するより省電力運転可能ということになる。
台数n=3とする。また、S503において必要冷熱供給量(ΣWi=L)が、空調機2台を稼働率100%(定格能力)運転に相当する場合を例に説明する。
この場合、空調機3台で運転すると、1台当たり稼働率は66.6%となる。それぞれの稼働率に対するCOPは、テーブルEより求めることができる(図5(b)参照)。さらに消費電力をΣEi=Σ(Wi/ηi)により求めることができ、表1のとおりとなる。同表(d)より、3台を定格能力の2/3で運転するほうが2台を定格能力で運転するより省電力運転可能ということになる。
さらに、得られた各空調機の分担能力に対応する送風機周波数が演算され(S505)、各送風機は演算結果の周波数で運転が行われる(S506)。
以上の制御により、全体として給排気バランスを維持しつつ、省エネルギー運転が可能となる。
以上の制御により、全体として給排気バランスを維持しつつ、省エネルギー運転が可能となる。
Claims (16)
- 空調機を通過する気流を、送風機により複数の制気口を介して対象空間に吹き出して、対象空間を冷暖房する空調システムにおいて、
前記送風機の軸電流値と前記気流が流れる風路の風路抵抗との関係と、運転されている前記送風機において計測された前記軸電流値である計測軸電流値と、を用いて推定した制気口利用率に基づいて、
前記送風機を制御して風量を調整する制御部が設けられていることを特徴とする空調システム。 - 前記制気口は開閉手段により前記気流の通過又は遮断を選択可能に構成され、かつ、
前記制気口利用率が、前記制気口における開状態の比率であることを特徴とする請求項1に記載の空調システム。 - 請求項1において、前記制御部は、
送風機周波数をパラメータとする風量−機外静圧テーブル(テーブルA)、および、各制気口開度に対応する風路抵抗をパラメータとする風量−機外静圧テーブル(テーブルB)を用いて、前記各制気口の標準開度における風路抵抗(R0)、設定送風量(Q0)に対応する送風機周波数(F0)で前記送風機を運転する制御を行い、
当該運転時における送風機軸電流値(I0')の計測、
風路抵抗をパラメータとする送風機周波数−軸電流値テーブル(テーブルC)を用いて、当該送風機軸電流値(I0')に対応する風路抵抗(R0')を求めることによる、当該運転時における制気口利用率の推定、および、
前記テーブルA、および、前記テーブルBを用いて、該風路抵抗(R0')、送風量(Q0)に対応する送風機周波数(F0')の取得を行い、
前記送風機に対する送風機周波数を当該送風機周波数(F0')に調整する制御を行うことを特徴とする空調システム。 - 請求項1において、前記制御部は、
送風機周波数をパラメータとする風量−機外静圧テーブル(テーブルA)、および、各制気口開度に対応する風路抵抗をパラメータとする風量−機外静圧テーブル(テーブルB)を用いて、前記各制気口の標準開度における風路抵抗(R0)、設定送風量(Q0)に対応する送風機周波数(F0)で前記送風機を運転する制御を行い、
当該運転時における送風機軸電流値(I(t2))の計測、
風路抵抗をパラメータとする送風機周波数−軸電流値テーブル(テーブルC)を用いた、当該送風機軸電流値(I(t2))に対応する風路抵抗(R2)を求め、
制気口利用率をパラメータとする送風機周波数−軸電流値テーブル(テーブルD)を用いた、当該運転時における制気口利用率(U2)の推定、
当該制気口利用率(U2)に対応する必要風量(Q2)の演算、および、
前記テーブルA、および、前記テーブルBを用いた、前記風路抵抗(R2)、前記送風量(Q2)に対応する送風機周波数(F2)の取得を行い、
前記送風機に対する送風機周波数を当該送風機周波数(F2)に調整する制御を行うことを特徴とする空調システム。 - 前記制気口は、前記対象空間全体の空調を目的とするアンビエント制気口と、個別空調を目的とするパーソナル制気口と、を含み、
前記制御部は、前記制気口利用率の推定を、前記パーソナル制気口における制気口利用率に基づいて行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の空調システム。 - 前記制気口利用率が所定の上限閾値(Umax)を超えたときは、前記対象空間の設定温度を所定値ダウンする制御を行い、
前記制気口利用率が所定の下限閾値(Umin)を下回ったときは、前記設定温度を所定値アップする制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の空調システム。 - 複数の空調機で作った空調空気を、送風機により複数のサーバーラックを収容する対象空間に吹き出して、前記サーバーラック内の複数のサーバーを冷却する空調システムにおいて、
各サーバーが備える冷却用ファンの電力計測に基づいて、前記冷却用ファンの送風量(qj)の合計である冷却用ファン送風量合計値(Σqj)の演算を行い、
各送風機の送風量(Qi)の合計である送風機送風量合計値(ΣQi)を、前記冷却用ファン送風量合計値に合わせるように、前記各送風機の送風量を制御する制御部が設けられていることを特徴とする空調システム。 - 空調機で作った空調空気を、送風機により複数のサーバーラックを収容する対象空間に吹き出して、サーバーラック内の複数のサーバーを冷却する空調システムにおいて、
各サーバーが備える冷却用ファンの電力計測に基づいて、前記冷却用ファンの送風量(qj)の合計である冷却用ファン送風量合計値(Σqj)を求める演算と、
各送風機の送風量(Qi)の合計である送風機送風量合計値(ΣQi)であって当該冷却用ファン送風量合計値(Σqj)に見合う送風機送風量合計値(Σ(Qi))に基づいて、各空調機の必要冷熱量の合計である必要総冷熱量(ΣWi)を求める演算と、
各空調機の成績係数(COP)に基づき、当該必要総冷熱量(ΣWi)を供給するための総消費電力(ΣEi)を最小とする前記空調機の稼働台数、および、運転する前記空調機における稼働率である能力分担を求める演算と、を行い、
求められた前記稼働台数、および、前記能力分担に基づいて前記空調機を制御する制御部が設けられていることを特徴とする空調システム。 - 空調機を通過する気流を、送風機により複数の制気口を介して対象空間に吹き出して、対象空間を冷暖房する空調システムにおいて、
予め取得した軸電流値と風路抵抗との関係と、運転送風機の計測軸電流値と、に基づいて制気口利用率を推定することにより、
送風機を適正風量に調整することを特徴とする空調システムの送風機風量制御方法。 - 前記制気口は開閉手段により前記気流の通過又は遮断を選択可能に構成され、かつ、
前記制気口利用率が、開状態にある制気口の比率であることを特徴とする請求項9に記載の空調システムの送風機風量制御方法。 - 請求項9において、予め、
(a1)送風機周波数をパラメータとする風量−機外静圧テーブル(テーブルA)と、
(a2)各制気口開度に対応する風路抵抗をパラメータとする風量−機外静圧テーブル(テーブルB)と、
(a3)風路抵抗をパラメータとする送風機周波数−軸電流値テーブル(テーブルC)と、を取得するステップと、
(a4)前記テーブルA、および、前記テーブルBを用いて、各制気口の標準開度における風路抵抗(R0)、設定送風量(Q0)に対応する送風機周波数(F0)で前記送風機を運転するステップと、
(a5)当該運転時における送風機軸電流値(I0')を計測するステップと、
(a6)前記テーブルCを用いて、当該送風機軸電流値(I0')に対応する風路抵抗(R0')を求めることにより、当該運転時における制気口利用率を推定するステップと、
(a7)前記テーブルA、および、前記テーブルBを用いて、該風路抵抗(R0')、送風量(Q0)に対応する送風機周波数(F0')を取得するステップと、
(a8)送風機周波数を当該送風機周波数(F0')に調整することにより、設定送風量(Q0)により運転継続するステップと、
を含むことを特徴とする空調システムの送風機風量制御方法。 - 請求項10において、
(b1)制気口利用率をパラメータとする送風機周波数−軸電流値テーブル(テーブルD)を取得するステップを、
さらに備え、かつ、(a5)乃至(a8)に替えて、
(b2)当該運転時における送風機軸電流値(I(t2))を計測するステップと、
(b3)前記テーブルCを用いて、当該送風機軸電流値(I(t2))に対応する風路抵抗(R2)を求めるステップと、
(b4)前記テーブルDを用いて、当該運転時における制気口利用率(U2)を推定するステップと、
(b5)当該制気口利用率(U2)に対応する必要風量(Q2)を演算するステップと、
(b6)前記テーブルA、および、前記テーブルBを用いて、前記風路抵抗(R2)、前記送風量(Q2)に対応する送風機周波数(F2)を取得するステップと、
(b7)送風機周波数を当該送風機周波数(F2)に調整して運転継続するステップと、
を含むことを特徴とする空調システムの送風機風量制御方法。 - 前記制気口は、前記対象空間全体の空調を目的とするアンビエント制気口と、個別空調を目的とするパーソナル制気口と、を含み、
前記制気口利用率の推定を、前記パーソナル制気口における制気口利用率に基づいて行うことを特徴とする請求項10又は11に記載の空調システムの送風機風量制御方法。 - 前記制気口の利用率が所定の上限閾値(Umax)を超えたときは、前記対象空間の設定温度を所定値ダウンするステップと、
前記制気口の利用率が所定の下限閾値(Umin)を下回ったときは、前記設定温度を所定値アップするステップと、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の空調システムの送風機風量制御方法。 - 複数の空調機で作った空調空気を、送風機により複数のサーバーラックを収容する対象空間に吹き出して、前記サーバーラック内の複数のサーバーを冷却する空調システムにおいて、
各サーバーの冷却用ファンの電力計測に基づいて、冷却用ファン送風量合計値(Σqj)を演算するステップと、
送風機送風量合計値(ΣQi)を前記冷却用ファン送風量合計値(Σqj)に合わせるように、前記各送風機の送風量を増減するステップと、
を含むことを特徴とする空調システムの送風機風量制御方法。 - 空調機で作った空調空気を、送風機により複数のサーバーラックを収容する対象空間に吹き出して、サーバーラック内の複数のサーバーを冷却する空調システムにおいて、
各サーバーの冷却用ファンの電力計測に基づいて、冷却用ファン送風量合計値(Σqj)を演算するステップと、
各空調機の必要総冷熱量(ΣWi)を演算するステップと、
各空調機の成績係数(COP)に基づき、総消費電力(ΣEi)を最小とするための空調機稼働台数、能力分担を演算するステップと、
演算結果に基づいて、必要空調機稼働台数、能力で運転するステップと、
を含むことを特徴とする空調システムの送風機風量制御方法。
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JP2014065030A JP6272101B2 (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 空調システムにおける風量制御方法 |
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JP2014065030A JP6272101B2 (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 空調システムにおける風量制御方法 |
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Family Applications (1)
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