JP2015186209A - 通信装置、放送受信装置及び通信コンテンツ取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】放送受信装置が車両に配置され、当該車両が移動することにより放送波の受信状態が変化しても、放送通信連携システムを利用できる装置・方法を提供する。
【解決手段】放送受信装置100は、放送局から送信されるB階層放送(12セグ放送)に含まれる更新契機情報及び更新スケジュール情報を受信すると、当該情報を通信装置300へ送信する。通信装置300では、処理制御部が、更新スケジュール情報を参照して、通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングになったときには、更新スケジュール情報通りに、更新契機情報を取得したか否かを判定する。そして、処理制御部は、スケジュール通りに更新契機情報を取得した場合には、更新契機情報に基づいて通信コンテンツデータを受信する。一方、処理制御部は、スケジュール通りに更新契機情報を取得しなかった場合には、更新スケジュール情報を参照して通信コンテンツデータを受信する。
【選択図】図1
【解決手段】放送受信装置100は、放送局から送信されるB階層放送(12セグ放送)に含まれる更新契機情報及び更新スケジュール情報を受信すると、当該情報を通信装置300へ送信する。通信装置300では、処理制御部が、更新スケジュール情報を参照して、通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングになったときには、更新スケジュール情報通りに、更新契機情報を取得したか否かを判定する。そして、処理制御部は、スケジュール通りに更新契機情報を取得した場合には、更新契機情報に基づいて通信コンテンツデータを受信する。一方、処理制御部は、スケジュール通りに更新契機情報を取得しなかった場合には、更新スケジュール情報を参照して通信コンテンツデータを受信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信装置、放送受信装置、通信コンテンツ取得方法、通信コンテンツ取得プログラム、及び、当該通信コンテンツ取得プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、放送局から放送されるデータ放送を含む放送コンテンツ(地上デジタル放送)を受信し、当該データ放送に基づく映像を、番組映像と同時に表示する放送受信装置の普及が進んでいる。また、近年、放送と通信とを組み合せた放送通信連携システムの実用化が開始された。この放送通信連携システムは、放送受信装置が、放送局から放送される放送コンテンツに加えて、サービス事業者からインターネット等の電気通信回線を介して配信される通信コンテンツを受信し、放送コンテンツと通信コンテンツとを連携して再生するサービスである。こうした通信コンテンツの内容としては、放送番組に関連する情報や、天気情報や株式情報といった放送番組とは関連しない情報が含まれている。
そして、放送通信連携システムの実用化に伴い、地上デジタル放送における番組映像と同時に、データ放送に基づく映像や通信コンテンツに基づく映像を表示する技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、番組映像と同時に通信コンテンツに基づく映像を表示している際に、放送コンテンツにより緊急警報信号や緊急地震速報などの緊急又は重要な情報を受信した場合には、通信コンテンツに基づく映像の表示を強制的に中止して、当該放送コンテンツに含まれる緊急又は重要な情報の映像を表示するようになっている。
ところで、地上デジタル放送を受信して再生する放送受信装置が車両等の移動体に配置される場合には、放送受信装置による放送受信の環境は、移動体の移動に伴って変化する。そして、放送波の受信状態が良好なときには、放送波の受信処理を行い、放送通信連携サービスを利用することができるが、受信状態が良好でなく、放送番組に関する通信コンテンツの取得・更新情報等を放送波から取得することができないときには、放送通信連携サービスを利用することができない。
さて、近年においては、スマートフォンやタブレット端末等の通信端末が広く普及し、移動体通信を行う環境が整備されてきている。こうした通信環境の整備に伴い、放送通信連携システムを利用する場合に、放送受信装置と通信端末とを連携させて、放送受信装置が受信している放送番組に関する通信コンテンツの取得・更新情報等を通信端末へ送信し、通信端末が、当該情報に基づいて、通信コンテンツをサービス事業者のコンテンツサーバから取得する構成が採用されてきている。こうした構成を採用することにより、放送受信装置や通信端末の表示部を用いた多様な情報提供や、使用しやすいユーザーインターフェイスを実現することができるようになっている。かかる放送受信装置と通信端末とを連携させた放送通信連携システムにおいても、放送受信装置が移動体に配置されているときには、放送受信装置が放送波を受信できない状態では、放送通信連携サービスを利用することができない。
上述した従来例の技術では、放送受信装置を移動体に搭載した場合に、移動体の移動に伴い放送波の受信状態が変化したときの対策を講じていない。したがって、従来例の技術では、移動体の移動により放送波の受信状態が良好でなくなったときには、放送通信連携サービスを利用することができなくなる。
このため、放送受信装置が移動体に配置され、当該移動体が移動することにより放送波の受信状態が変化しても、放送通信連携システムを利用することができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
請求項1に記載の発明は、番組放送を含むデジタル放送を受信する放送受信装置から送信され、前記デジタル放送の放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である更新契機情報、及び、前記放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と前記少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいて外部サーバにアクセスするタイミング情報とが関連付けられた更新スケジュール情報を、前記放送受信装置から取得する第1取得部と;前記第1取得部による取得結果に基づいて、外部サーバにアクセスして前記放送受信装置が受信している放送番組に関連する通信コンテンツ情報を取得する第2取得部と;を備えることを特徴とする通信装置である。
請求項5に記載の発明は、番組放送を含むデジタル放送を受信する放送受信部と;前記放送受信部が受信している放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である更新契機情報、及び、前記放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と前記少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいて外部サーバにアクセスするタイミング情報とが関連付けられた更新スケジュール情報を、通信装置に送信する送信部と;を備えることを特徴とする放送受信装置である。
請求項7に記載の発明は、放送番組に関連する通信コンテンツ情報を受信する通信装置において使用される通信コンテンツ取得方法であって、番組放送を含むデジタル放送を受信する放送受信装置から送信され、前記デジタル放送の放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である更新契機情報、及び、前記放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と前記少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいて外部サーバにアクセスするタイミング情報とが関連付けられた更新スケジュール情報を、前記放送受信装置から取得する第1取得工程と;前記第1取得工程における取得結果に基づいて、外部サーバにアクセスして前記放送受信装置が受信している放送番組に関連する通信コンテンツ情報を取得する第2取得工程と;を備えることを特徴とする通信コンテンツ取得方法である。
請求項8に記載の発明は、放送番組に関連する通信コンテンツ情報を受信する通信装置が有するコンピュータに、請求項7に記載の通信コンテンツ取得方法を実行させる、ことを特徴とする通信コンテンツ取得プログラムである。
請求項9に記載の発明は、放送番組に関連する通信コンテンツ情報を受信する通信装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項8に記載の通信コンテンツ取得プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図12を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る放送受信装置100及び通信装置300の配置関係が示されている。図1に示されるように、本実施形態では、放送受信装置100及び通信装置300は、ケーブルを介して接続され、移動体である車両CR内に配置されるようになっている。
図1には、一実施形態に係る放送受信装置100及び通信装置300の配置関係が示されている。図1に示されるように、本実施形態では、放送受信装置100及び通信装置300は、ケーブルを介して接続され、移動体である車両CR内に配置されるようになっている。
放送受信装置100は、放送局から送信される地上デジタルテレビジョン放送波を受信して処理する。また、放送受信装置100は、移動体通信網と無線通信して、サービス事業者の通信コンテンツサーバ等にアクセス可能となっている。そして、放送受信装置100は、サービス事業者から電気通信回線を介して配信される通信コンテンツを取得して処理する。すなわち、放送受信装置100は、放送サービス及び通信サービスを組み合せた放送通信連携サービスを実施する装置となっている。放送受信装置100の構成については、後述する。
通信装置300は、例えば、スマートフォンであり、移動体通信網と無線通信して、サービス事業者の通信コンテンツサーバ等にアクセス可能となっている。そして、通信装置300は、放送受信装置100と連携して、サービス事業者から電気通信回線を介して配信される通信コンテンツを取得して処理する。通信装置300の構成については、後述する。また、通信装置300と放送受信装置100との間の連携内容についても後述する。
なお、通信装置300としては、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の通信装置であってもよい。
ここで、放送通信連携サービスは、放送局及びサービス事業者から送信されるアプリケーションを実行することにより実現されるようになっている。そして、実行されるアプリケーションには、放送番組に関連する連動アプリケーションと、放送番組に関連しない非連動アプリケーションとに分類される。本実施形態では、放送受信装置100と通信装置300とが連携して実行するアプリケーションは、連動アプリケーションとなっている。
なお、本実施形態に係る放送受信装置100及び通信装置300の配置関係を概略的に説明するため、図1には、1つの放送局及び1つのサービス事業者を示しているが、放送受信装置100は、図示しない他の放送局から放送される放送波の受信が可能であるとともに、図示しない他のサービス事業者のコンテンツサーバにもアクセス可能となっている。また、通信装置300は、図示しない他のサービス事業者のコンテンツサーバにもアクセス可能となっている。
<放送局>
本実施形態に係る放送受信装置100及び通信装置300の構成の説明に先立って、本実施形態の放送局について説明する。
本実施形態に係る放送受信装置100及び通信装置300の構成の説明に先立って、本実施形態の放送局について説明する。
本実施形態の放送局は、地上デジタルテレビジョン放送を放送する。地上デジタルテレビジョン放送には、A階層放送(ワンセグ放送)及びB階層放送(12セグ放送)があり、当該放送局は、同一の番組をA階層放送及びB階層放送で同時に放送する同時放送(サイマル放送)を行っている。
また、本実施形態の放送局は、放送受信装置100及び通信装置300に放送通信連携サービスを提供するに際して、放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である「更新契機情報UDIP,J(P:放送番組識別子;J=a,b,…)」をB階層放送波に含めて送信するようになっている。また、本実施形態の放送局は、放送通信連携サービスを提供するに際して、放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と、当該少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいてサービス事業者の通信コンテンツサーバにアクセスするタイミング情報とを関連付けた「更新スケジュール情報UDSP,K(P:放送番組識別子;K=1,2,…)」をB階層放送波に含めて送信するようになっている。
なお、以下の説明においては、更新契機情報UDIP,Jを、単に「更新契機情報」又は「更新契機情報UDI」とも記すことがある。また、更新スケジュール情報UDSP,Kを、単に「更新スケジュール情報」又は「更新スケジュール情報UDS」とも記すことがある。
本実施形態では、上記の「更新契機情報UDI」には、放送番組に関連する通信コンテンツのロケーション情報として、URI(Uniform Resource Identifier)が含まれている。そして、「更新契機情報UDI」は、サービス事業者の通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングで、放送局から送信されるようになっている。また、上記の「更新スケジュール情報UDS」は、番組放送中に、放送局が定めた所定のタイミングで、放送局から送信されるようになっている。なお、本実施形態では、放送局が更新スケジュール情報UDSを送信する際には、更新契機情報UDIを同時に送信するようになっている。
図2には、放送番組Iの放送中に、放送局が「更新契機情報UDI」及び「更新スケジュール情報UDS」を送信するタイミングの例が示されている。ここで、「更新契機情報UDI」及び「更新スケジュール情報UDS」の内容を説明する。図3(A)には、図2に示される更新契機情報UDIP=I,J(J=a,b,…,f)の内容が示されている。図3(A)に示されるように、更新契機情報UDII,Jには、通信コンテンツのURII,J(J=a,b,…,f)が含まれている。
また、図3(B−1)〜(B−3)には、図2に示される「更新スケジュール情報UDS」の内容の例が示されている。図3(B−1)に示されるように、更新スケジュール情報UDSP=I,1は、時刻TI,a以降における通信コンテンツサーバにアクセスする時刻Tと通信コンテンツのURIとを関連付けたスケジュール情報となっている。また、図3(B−2)に示されるように、更新スケジュール情報UDSI,2は、時刻TI,d以降における通信コンテンツサーバにアクセスする時刻Tと通信コンテンツのURIとを関連付けたスケジュール情報となっている。さらに、更新スケジュール情報UDSI,3は、図3(B−3)に示されるように、時刻TI,e以降における通信コンテンツサーバにアクセスする時刻Tと通信コンテンツのURIとを関連付けたスケジュール情報となっている。
<放送受信装置100の構成>
次に、上記の放送受信装置100の構成について、説明する。
次に、上記の放送受信装置100の構成について、説明する。
放送受信装置100は、図4に示されるように、アンテナ110と、RF処理ユニット120と、無線通信ユニット130と、インターフェイス135と、再生処理ユニット140とを備えている。また、放送受信装置100は、入力ユニット150と、音出力ユニット160と、表示ユニット170と、制御ユニット190とを備えている。
上記のアンテナ110は、放送局から送信されている地上デジタルテレビジョン放送波を受信する。アンテナ110による受信信号RFSは、RF処理ユニット120へ送られる。
上記のRF処理ユニット120は、アンテナ110から送られた受信信号RFSを受ける。そして、RF処理ユニット120は、制御ユニット190から送られた選局指令CSLに従って、選局すべき希望放送局の信号を受信信号RFSから抽出する選局処理を行い、所定の中間周波数帯の成分を有する中間周波信号IFD(以下、単に「信号IFD」)に変換する。こうして得られた信号IFDは、再生処理ユニット140へ送られる。ここで、信号IFDは、デジタル信号となっている。なお、RF処理ユニット120は、放送受信部の機能を果たすようになっている。
上記の無線通信ユニット130は、不図示のアンテナ等を備えて構成されている。この無線通信ユニット130は、当該アンテナから受信した受信信号を処理して、再生処理ユニット140及び制御ユニット190で処理可能なデジタルデータ信号に変換する。また、無線通信ユニット130は、制御ユニット190から送られた送信信号を処理して、無線信号に対応する信号に変換し、アンテナへ送る。
この無線通信ユニット130を利用し、制御ユニット190による制御のもとで、放送番組に関連する連動アプリケーションのロケーション情報等を指定した連動アプリケーションの取得要求をサービス事業者のサーバへ送信することにより、無線通信ユニット130は、所望の連動アプリケーションを受信することができる。こうして受信された連動アプリケーションは、制御ユニット190へ送られる。
また、この無線通信ユニット130を利用し、制御ユニット190による制御のもとで、更新契機情報に含まれる通信コンテンツのロケーション情報を指定した通信コンテンツ情報の取得要求をサービス事業者の通信コンテンツサーバへ送信することにより、無線通信ユニット130は、所望の通信コンテンツCCDを受信することができる。こうして受信された通信コンテンツCCDは、再生処理ユニット140へ送られる。
上記のインターフェイス135は、放送受信装置100と通信装置300との間におけるデータ授受に際して利用される。例えば、放送受信装置100が受信した「更新契機情報UDI」及び「更新スケジュール情報UDS」は、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送られる。また、放送受信装置100が受信した通信装置用の連動アプリケーションは、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送られる。なお、インターフェイス135は、送信部の一部の機能を果たすようになっている。
上記の再生処理ユニット140は、制御ユニット190による制御のもとで、RF処理ユニット120から送られる信号IFD及び無線通信ユニット130から送られる通信コンテンツCCDを処理して、表示ユニット170へ送る映像データIDTを生成する。また、再生処理ユニット140は、制御ユニット190による制御のもとで、RF処理ユニット120から送られる信号IFDを処理して、音出力ユニット160へ供給する音声データADTを生成する。再生処理ユニット140の構成の詳細については、後述する。
上記の入力ユニット150は、放送受信装置100の本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット170の表示デバイスに設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
この入力ユニット150を利用者が操作することにより、放送受信装置100の動作内容の設定や動作指令の入力が行われる。例えば、希望放送局を指定した選局指定、通信コンテンツに基づく映像の表示指定等の利用者による入力が、入力ユニット150を利用して行われる。入力ユニット150への入力内容は、入力データIPDとして、制御ユニット190へ送られる。
上記の音出力ユニット160は、(i)再生処理ユニット140から送られた音声データADTをアナログ信号に変換するDA(Digital to Analogue)変換器と、(ii)当該DA変換器から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器と、(iii)増幅されたアナログ信号を音声に変換するスピーカとを備えて構成されている。この音出力ユニット160は、選局されているチャンネルの放送波に対応する放送音声を再生出力する。
上記の表示ユニット170は、例えば、(i)液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)再生処理ユニット140から送られた映像データIDTに基づいて、当該表示デバイスに画像を表示させる表示制御回路とを備えている。この表示ユニット170は、映像データIDTに基づいて、選局されているチャンネルに対応する番組放送映像、通信コンテンツに基づく映像を再生表示する。
上記の制御ユニット190は、様々な処理を行うとともに、放送受信装置100の全体の動作を制御する。なお、制御ユニット190の構成の詳細については、後述する。
《再生処理ユニット140の構成》
次に、再生処理ユニット140の構成について説明する。
次に、再生処理ユニット140の構成について説明する。
再生処理ユニット140は、図5に示されるように、復調部141と、デマルチプレクサ部142と、放送コンテンツ処理部143とを備えている。また、再生処理ユニット140は、通信コンテンツ処理部144と、表示映像作成部145とを備えている。
上記の復調部141は、RF処理ユニット120から送られた信号IFDを受ける。そして、復調部141は、信号IFDに対してOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)復調を施す。こうして復調された信号は、信号DMDとして、デマルチプレクサ部142へ送られる。
また、復調部141は、信号IFDにおけるCNR(Carrier to Noise Ratio)を検出する。この検出結果は、検出値CNRとして、制御ユニット190へ送られる。
上記のデマルチプレクサ部142は、復調部141から送られた信号DMDを受ける。そして、デマルチプレクサ部142は、信号DMDの復号処理を行い、信号DMDをA階層データパケットAPK及びB階層データパケットBPKに分離する。こうして分離されたA階層データパケットAPK及びB階層データパケットBPKは、放送コンテンツ処理部143へ送られる。
また、デマルチプレクサ部142は、音声、番組映像、データ放送以外の復号結果を、信号DBDとして制御ユニット190へ送る。かかる信号DBDに含まれる情報としては、上述した「更新契機情報」、「更新スケジュール情報」がある。また、信号DBDに含まれる情報としては、アプリケーション情報テーブル、連動アプリケーション等のアプリケーションファイルなどがある。このアプリケーション情報テーブルには、アプリケーション名、アプリケーションID、アプリケーションの起動及び終了などを制御する制御情報、アプリケーションファイルの配信用サーバのロケーション情報及びアプリケーションファイルを特定する情報等が含まれている。
上記の放送コンテンツ処理部143は、デマルチプレクサ部142から送られたA階層データパケットAPK及びB階層データパケットBPKを受ける。そして、放送コンテンツ処理部143は、制御ユニット190による制御のもとで、音声データADTを生成して音出力ユニット160へ送るとともに、放送コンテンツ映像データIBTを生成して表示映像作成部145へ送る。放送コンテンツ処理部143の構成の詳細については、後述する。
上記の通信コンテンツ処理部144は、制御ユニット190による制御のもとで、無線通信ユニット130から送られた通信コンテンツCCDを復号して、通信コンテンツ映像データICTを生成する。生成された通信コンテンツ映像データICTは、表示映像作成部145へ送られる。
上記の表示映像作成部145は、放送コンテンツ処理部143から送られる放送コンテンツ映像データIBTを受ける。また、表示映像作成部145は、通信コンテンツ処理部144から送られる通信コンテンツ映像データICTを受ける。そして、表示映像作成部145は、制御ユニット190から送られた映像作成指令ICCに従って、映像データIDTを作成する。引き続き、表示映像作成部145は、生成された映像データIDTを表示ユニット170へ送る。
(放送コンテンツ処理部143の構成)
上述した放送コンテンツ処理部143の構成について説明する。
上述した放送コンテンツ処理部143の構成について説明する。
放送コンテンツ処理部143は、図6に示されるように、A階層処理部231と、B階層処理部233と、選択部234とを備えている。
上記のA階層処理部231は、デマルチプレクサ部142から送られるA階層データパケットAPKを受ける。そして、A階層処理部231は、地上デジタル放送におけるA階層放送に採用されているH.264/AVC方式でエンコード化されたA階層データパケットAPKのソースデコード処理を行い、A階層放送に対応する音声データ及び映像データであるA階層データAAVを生成する。こうして生成されたA階層データAAVは、選択部234へ送られる。
上記のB階層処理部233は、デマルチプレクサ部142から送られるB階層データパケットBPKを受ける。そして、B階層処理部233は、地上デジタル放送におけるB階層放送に採用されているMPEG2方式でエンコード化されたB階層データパケットBPKのソースデコード処理を行い、B階層放送に対応する音声データ及び映像データであるB階層データBAVを生成する。こうして生成されたB階層データBAVは、選択部234へ送られる。
上記の選択部234は、A階層処理部231から送られたA階層データAAV及びB階層処理部233から送られたB階層データBAVを受ける。そして、選択部234は、制御ユニット190から送られた選択指令SLBに従って、A階層データAAV及びB階層データBAVのいずれかを選択する。選択部234において選択された階層データにおける音声データが、音声データADTとして音出力ユニット160へ送られる。また、選択部234において選択された階層データにおける映像データが、放送コンテンツ映像データIBTとして表示映像作成部145へ送られる。
《制御ユニット190の構成》
次いで、制御ユニット190の構成について説明する。
次いで、制御ユニット190の構成について説明する。
制御ユニット190は、図7に示されるように、選局処理部191と、階層選択処理部192と、放送通信連携サービス実行部193とを備えている。
上記の選局処理部191は、入力ユニット150から送られた入力データIPDの内容が選局指定であった場合には、指定された希望放送局に対応する選局指令CSLを生成する。そして、選局処理部191は、生成された選局指令CSLを、RF処理ユニット120へ送る。
上記の階層選択処理部192は、復調部141から送られたCNR(Carrier to Noise Ratio)の検出値CNRに基づいて、放送波の受信品質を評価する。そして、放送波の受信品質に基づきB階層放送に基づくコンテンツ再生が可能であると判定した場合には、階層選択処理部192は、B階層放送を出力対象放送に選択する選択指令SLBを生成して、選択部234へ送る。一方、放送波の受信品質に基づきB階層放送に基づくコンテンツ再生が可能ではないと判定した場合には、階層選択処理部192は、A階層放送を出力対象放送に選択する選択指令SLBを生成して、選択部234へ送る。
上記の放送通信連携サービス実行部193は、デマルチプレクサ部142から送られた信号DBDに含まれる情報を受けて、放送通信連携サービスを実行する。すなわち、放送通信連携サービス実行部193は、信号DBDに「更新契機情報」及び「更新スケジュール情報」が含まれている場合には、当該更新契機情報及び更新スケジュール情報を、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送信する。そして、放送通信連携サービス実行部193は、更新スケジュール情報を一時的に保持する。
また、放送通信連携サービス実行部193は、信号DBDに「更新スケジュール情報」が含まれておらず、かつ、「更新契機情報」が含まれている場合には、当該更新契機情報を、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送信する。なお、放送通信連携サービス実行部193が実行する「更新契機情報」及び「更新スケジュール情報」の通信装置300への送信処理の詳細については、後述する。
さらに、放送通信連携サービス実行部193は、デマルチプレクサ部142から送られた信号DBDに放送番組に関連する通信装置用の連動アプリケーションが含まれている場合には、当該連動アプリケーションを、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送信する。
また、放送通信連携サービス実行部193は、更新契機情報を受けると、当該更新契機情報を参照して、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信ユニット130へ送るとともに、当該受信する通信コンテンツデータの処理を行うべき旨の通信コンテンツ処理指令CECを生成して、通信コンテンツ処理部144へ送る。また、放送通信連携サービス実行部193は、実行しているアプリケーションに従って、番組映像と通信コンテンツに基づく映像とを同時に表示すべき旨の映像作成指令ICCを生成して、表示映像作成部145へ送る。
なお、放送通信連携サービス実行部193は、送信部の一部の機能を果たすようになっている。
<通信装置300の構成>
次に、上記の通信装置300の構成について、説明する。
次に、上記の通信装置300の構成について、説明する。
通信装置300は、図8に示されるように、記憶部310と、無線通信部330と、インターフェイス335とを備えている。また、通信装置300は、入力部350と、表示部370と、処理制御部390とを備えている。
上記の記憶部310は、不揮発性のメモリ等から構成されている。記憶部310は、放送受信装置100から送られた「更新スケジュール情報」等の様々なデータを記憶する。この記憶部310には、処理制御部390がアクセスできるようになっている。
上記の無線通信部330は、不図示のアンテナ等を備えて構成されている。この無線通信部330は、当該アンテナから受信した受信信号を処理して、処理制御部390で処理可能なデジタルデータ信号に変換する。また、無線通信部330は、処理制御部390から送られた送信信号を処理して、無線信号に対応する信号に変換し、アンテナへ送る。
この無線通信部330を利用し、通信装置300は、処理制御部390による制御のもとで、「更新契機情報」又は「更新スケジュール情報」に含まれる放送番組に関連する通信コンテンツのロケーション情報を指定した通信コンテンツ情報の取得要求をサービス事業者の通信コンテンツサーバへ送信することにより、所望の通信コンテンツを受信することができる。こうして受信された通信コンテンツは、処理制御部390へ送られる。
また、この無線通信部330を利用し、処理制御部390による制御のもとで、放送番組に関連する連動アプリケーションのロケーション情報等を指定した連動アプリケーションの取得要求をサービス事業者のサーバへ送信することにより、所望の連動アプリケーションを受信することができる。こうして受信された連動アプリケーションは、処理制御部390へ送られる。
なお、無線通信部330は、第2取得部の一部の機能を果たすようになっている。
上記のインターフェイス335は、通信装置300と放送受信装置100との間におけるデータ授受に際して利用される。例えば、上述したように、放送受信装置100が受信した「更新契機情報UDI」及び「更新スケジュール情報UDS」は、インターフェイス335を介して、通信装置300へ送られる。
また、放送受信装置100が受信した放送番組に関連する通信装置用の連動アプリケーションは、インターフェイス335を介して、通信装置300へ送られる。
なお、インターフェイス335は、第1取得部の一部の機能を果たすようになっている。
上記の入力部350は、キー部等を備えて構成されている。ここで、キー部としては、表示部370の液晶装置に設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。この入力部350を利用者が操作することにより、通信コンテンツに基づく映像の表示指定等の入力を行うことができる。
上記の表示部370は、表示デバイス等を備えて構成される。そして、表示部370は、処理制御部390から送られた通信コンテンツ映像データを受けると、当該通信コンテンツ映像データに基づいて、通信コンテンツに基づく映像を再生表示する。
上記の処理制御部390は、時計機構を内蔵しており、放送通信連携サービスを実行する。すなわち、処理制御部390は、インターフェイス335を介して、放送受信装置100から送られる「更新契機情報UDI」及び「更新スケジュール情報UDS」を受けると、当該情報に基づいて、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信部330へ送る。引き続き、無線通信部330から送られる通信コンテンツデータを受けると、処理制御部390は、当該通信コンテンツデータを復号して、通信コンテンツ映像データを生成する。生成された通信コンテンツ映像データは、表示部370へ送られる。また、処理制御部390は、放送受信装置100から送られた更新スケジュール情報UDSを受けると、当該更新スケジュール情報UDSを記憶部310に記憶する。
処理制御部390が実行する通信コンテンツの取得処理の詳細については、後述する。なお、処理制御部390は、第1取得部の一部及び第2取得部の一部の機能を果たすようになっている。
[動作]
以上のようにして構成された放送受信装置100及び通信装置300の動作について、放送受信装置100による更新契機情報及び更新スケジュール情報の通信装置300への送信処理、及び、通信装置300による通信コンテンツの取得処理に主に着目して説明する。
以上のようにして構成された放送受信装置100及び通信装置300の動作について、放送受信装置100による更新契機情報及び更新スケジュール情報の通信装置300への送信処理、及び、通信装置300による通信コンテンツの取得処理に主に着目して説明する。
<放送受信装置100による更新契機情報及び更新スケジュール情報の送信処理>
まず、放送受信装置100による更新契機情報及び更新スケジュール情報の通信装置300への送信処理について説明する。
まず、放送受信装置100による更新契機情報及び更新スケジュール情報の通信装置300への送信処理について説明する。
かかる更新契機情報及び更新スケジュール情報の送信処理は、利用者による希望放送局を指定した選局指定により開始する。また、かかる送信処理は、希望放送局の選局中に、新たな放送番組が放送されることにより開始する。こうして当該送信処理が開始されると、RF処理ユニット120は、希望放送局の信号を受信信号RFSから抽出する選局処理を行い、所定の中間周波数帯の成分を有する信号IFDに変換する。そして、RF処理ユニット120は、当該信号IFDを、再生処理ユニット140へ送る(図4参照)。
再生処理ユニット140では、復調部141が、RF処理ユニット120から送られた信号IFDの復調処理を行い、信号DMDを生成する。そして、復調部141は、生成された信号DMDをデマルチプレクサ部142へ送る(図5参照)。また、復調部141は、信号IFDにおけるCNRを検出し、検出値CNRを制御ユニット190へ逐次送る(図5参照)。次いで、デマルチプレクサ部142が、復調部141から送られた信号DMDをA階層データパケットAPK、B階層データパケットBPK及び信号DBDに分離する。そして、デマルチプレクサ部142は、A階層データパケットAPK及びB階層データパケットBPKを放送コンテンツ処理部143へ送る(図5参照)。また、デマルチプレクサ部142は、分離された信号DBDを制御ユニット190の放送通信連携サービス実行部193へ送る(図5,7参照)。
このような状況のもとで、図9に示されるように、まず、ステップS11において、放送通信連携サービス実行部193が、信号DBDに更新契機情報が含まれているか否かを判断することにより、更新契機情報を受信したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
更新契機情報を受信して、ステップS11における判定の結果が肯定的となると(ステップS11:Y)、処理はステップS12へ進む。ここで、ステップS11における判定の結果が肯定的となる場合には、階層選択処理部192が、放送波の受信品質に基づきB階層放送に基づくコンテンツ再生が可能であると判定したときであり、B階層放送が出力対象放送に選択されている。
ステップS12では、放送通信連携サービス実行部193が、信号DBDに更新スケジュール情報が含まれているか否かを判断することにより、更新契機情報と同時に、更新スケジュール情報を受信したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、処理は、後述するステップS14へ進む。
ステップS12における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS12:Y)には、処理はステップS13へ進む。ステップS13では、放送通信連携サービス実行部193が、更新スケジュール情報を内部に保持している場合に、今回受信した更新スケジュール情報と内部に保持している更新スケジュール情報とで、内容が異なるか否かを判定する。なお、更新スケジュール情報を内部に保持していない場合には、ステップS13における判定の結果は、肯定的となる。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)には、処理はステップS14へ進む。
ステップS14では、放送通信連携サービス実行部193が、受信した更新契機情報を、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送信する。この後、処理はステップS11へ戻る。
上述したステップS13における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理はステップS15へ進む。ステップS15では、放送通信連携サービス実行部193が、内部に既に更新スケジュール情報を保持している場合には、保持する情報を今回受信した更新スケジュール情報に変更する。また、放送通信連携サービス実行部193は、更新スケジュール情報を保持していない場合には、今回受信した更新スケジュール情報を内部に保持する。引き続き、ステップS16において、放送通信連携サービス実行部193が、受信した更新契機情報及び更新スケジュール情報を、インターフェイス135を介して、通信装置300へ送信する。この後、処理はステップS11へ戻る。
以後、ステップS11〜S16の処理が繰り返されて、更新契機情報及び更新スケジュール情報の送信処理が行われる。かかる処理の繰り返し中に、放送局の選局が変更された場合や放送番組が終了した場合には、内部に保持した更新スケジュール情報を消去して、当該送信処理を終了する。そして、新たな希望放送局の指定、新たな放送番組の開始により、上述した更新契機情報及び更新スケジュール情報の通信装置300への送信処理を開始する。
<通信装置300による通信コンテンツの取得処理>
次に、通信装置300による通信コンテンツの取得処理について説明する。
次に、通信装置300による通信コンテンツの取得処理について説明する。
かかる通信コンテンツの取得処理は、まず、ステップS21において、処理制御部390が、有効な更新スケジュール情報を記憶部310に記憶しているか否かを判定する。ここで、有効な更新スケジュール情報とは、更新スケジュール情報に含まれている最後の時刻(例えば、図3に示した時刻TI,f)が、現時点において到来していない更新スケジュール情報である。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、処理はステップS22へ進む。
ステップS22では、処理制御部390が、放送受信装置100から送られる更新契機情報を取得したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理はステップS22の処理が繰り返される。更新契機情報を取得して、ステップS22における判定の結果が肯定的となると(ステップS22:Y)、処理はステップS23へ進む。ここで、ステップS22における判定の結果が肯定的となる場合には、階層選択処理部192が、放送波の受信品質に基づきB階層放送に基づくコンテンツ再生が可能であると判定したときであり、B階層放送が出力対象放送に選択されている。
ステップS23では、処理制御部390が、更新契機情報と同時に、放送受信装置100から送られる更新スケジュール情報を取得したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS23:N)には、処理は、後述するステップS25へ進む。
ステップS23では、処理制御部390が、更新契機情報と同時に、放送受信装置100から送られる更新スケジュール情報を取得したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS23:N)には、処理は、後述するステップS25へ進む。
ステップS23における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS23:Y)には、処理はステップS24へ進む。このステップS24では、処理制御部390が、記憶部310が既に更新スケジュール情報を記憶している場合には、記憶する情報を今回取得した更新スケジュール情報を変更して記憶部310に記憶する。また、処理制御部390は、更新契機情報を記憶部310に記憶していない場合には、今回取得した更新スケジュール情報を記憶部310に記憶する。この後、処理はステップS25へ進む。
ステップS25では、処理制御部390が、今回取得した更新契機情報に含まれるURIに基づいて、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信部330へ送る。こうして当該指令が送られると、無線通信部330は、所望の通信コンテンツ情報の取得要求をサービス事業者の通信コンテンツサーバへ送信する。そして、無線通信部330は、通信コンテンツサーバから当該所望の通信コンテンツを受信すると、処理制御部390へ送る。
処理制御部390は、無線通信部330から送られた通信コンテンツを受けると、通信コンテンツを復号して通信コンテンツ映像データを生成する。そして、処理制御部390は、生成された通信コンテンツ映像データを表示部370へ送る。この結果、放送番組に関連する通信コンテンツに基づく映像が、表示部370に再生表示される。
上述したステップS21における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS21:Y)には、処理はステップS26へ進む。ステップS26では、「更新スケジュール情報を利用した取得処理」が行われる。かかるステップS26の処理の詳細については、後述する。そして、ステップS26の処理が終了すると、現時点で視聴している放送番組に関連する通信コンテンツの取得処理が終了する。
《更新スケジュール情報を利用した取得処理》
次いで、上述したステップS26における「更新スケジュール情報を利用した取得処理」について説明する。
次いで、上述したステップS26における「更新スケジュール情報を利用した取得処理」について説明する。
この「更新スケジュール情報を利用した取得処理」は、図11に示されるように、まず、ステップS31において、処理制御部390が、有効な更新スケジュール情報を参照して、通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングとなったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS31:N)には、ステップS31の処理が繰り返される。
通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングとなり、ステップS31における判定の結果が肯定的となると(ステップS31:Y)、処理はステップS32へ進む。このステップS32では、例えば、前後30秒の所定の時間幅をもって、更新スケジュール情報通りに、放送受信装置100から送られる更新契機情報を取得したか否かを判定する。ここで、ステップS32における判定の結果が肯定的となる場合には、階層選択処理部192が、放送波の受信品質に基づきB階層放送に基づくコンテンツ再生が可能であると判定したときであり、B階層放送が出力対象放送に選択されている。
ステップS32における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS32:Y)には、処理はステップS33へ進む。ステップS33では、処理制御部390が、上述したステップS25の処理と同様に、取得した更新契機情報に含まれるURIに基づいて、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信部330へ送る。こうして当該指令が送られると、無線通信部330は、所望の通信コンテンツ情報の取得要求を通信コンテンツサーバへ送信し、通信コンテンツサーバから当該所望の通信コンテンツを受信すると、処理制御部390へ送る。
処理制御部390は、通信コンテンツを受けると、通信コンテンツを復号して通信コンテンツ映像データを生成する。そして、処理制御部390は、生成された通信コンテンツ映像データを表示部370へ送る。この結果、放送番組に関連する通信コンテンツに基づく映像が、表示部370に再生表示される。この後、処理はステップS35へ進む。
ステップS32における判定の結果が否定的であった場合(ステップS32:N)には、処理はステップS34へ進む。このステップS34では、処理制御部390が、更新スケジュール情報を参照して、アクセスタイミングとなっている通信コンテンツのURIに基づいて、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信部330へ送る。こうして当該指令が送られると、無線通信部330は、所望の通信コンテンツ情報の取得要求を通信コンテンツサーバへ送信する。そして、無線通信部330は、通信コンテンツサーバから当該所望の通信コンテンツを受信すると、処理制御部390へ送る。
処理制御部390は、通信コンテンツを受けると、通信コンテンツを復号して通信コンテンツ映像データを生成し、表示部370へ送る。この結果、放送番組に関連する通信コンテンツに基づく映像が、表示部370に再生表示される。この後、処理はステップS35へ進む。
ステップS35では、処理制御部390が、記憶部310が保持している更新スケジュール情報が無効になったか否かを判定する。ここで、無効な更新スケジュール情報とは、更新スケジュール情報に含まれている最後の時刻(例えば、図3に示した時刻TI,f)が、既に到来している更新スケジュール情報である。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS35:N)には、処理はステップS31へ戻る。
更新スケジュール情報が無効となり、ステップS35における判定の結果が肯定的となると(ステップS35:Y)、ステップS26の処理が終了する。そして、処理制御部390による通信コンテンツの取得処理が終了する。
ここで、図12では、放送局による「更新契機情報」及び「更新スケジュール情報」の送信タイミングの例と、放送波の受信品質に基づいて放送受信装置が選択している階層放送の例とを併記したものが示されている。この図12に示されるように、放送番組Iの視聴に際して、放送受信装置100は、時刻TI,aから時刻TCまでの期間についてはB階層放送を出力対象放送に選択し、時刻TCから時刻TI,fまでの期間についてはA階層放送を出力対象放送に選択していたとする。こうした出力対象放送の選択状態では、時刻TCから時刻TI,fまでの期間については、放送受信装置100は、放送局から送信される更新契機情報を受信することができない。なお、放送受信装置100が受信することのできない更新契機情報及び更新スケジュール情報については、図12において括弧内に示している。
一方、本実施形態に係る放送受信装置100では、B階層放送を出力対象放送としている時刻TI,aから時刻TCまでの期間に、更新スケジュール情報UDSI,1を取得する。このため、本実施形態に係る通信装置300では、放送受信装置100がA階層放送を出力対象放送に選択している時刻TCから時刻TI,fまでの期間についても、放送受信装置100から送られた更新スケジュール情報UDSI,1に基づいてサービス事業者の通信コンテンツサーバにアクセスし、通信コンテンツを取得することができる。
以上説明したように、本実施形態では、放送受信装置100が、放送局から送信されるB階層放送に含まれる更新契機情報及び更新スケジュール情報を受信すると、当該更新契機情報及び更新スケジュール情報を通信装置300へ送信する。通信装置300では、処理制御部390が、放送受信装置100から送られた有効な更新スケジュール情報を参照して、通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングとなったか否かを判定する。引き続き、処理制御部390は、通信コンテンツサーバにアクセスするタイミングになったときには、更新スケジュール情報通りに、放送受信装置100から送られるべき更新契機情報を取得したか否かを判定する。そして、処理制御部390は、更新スケジュール情報通りに更新契機情報を取得した場合には、取得した更新契機情報に含まれるURIに基づいて、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信部330へ送る。
一方、処理制御部390は、更新スケジュール情報通りに更新契機情報を取得しなかった場合には、更新スケジュール情報を参照して、アクセスタイミングとなっている通信コンテンツのURIに基づいて、通信コンテンツサーバから通信コンテンツデータを受信すべき旨の指令を無線通信部330へ送る。こうした指令が無線通信部330へ送られると、無線通信部330は、所望の通信コンテンツ情報の取得要求を通信コンテンツサーバへ送信する。そして、無線通信部330は、通信コンテンツサーバから当該所望の通信コンテンツを受信すると、処理制御部390へ送る。
このため、放送受信装置100が、B階層放送を出力対象放送に選択していない場合であっても、通信装置300は、放送番組に関連する通信コンテンツを取得することができる。この結果、利用者の利便性を向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、放送受信装置が移動体である車両に配置され、当該車両が移動することにより放送波の受信状態が変化しても、放送通信連携システムを利用することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、放送受信装置による更新契機情報及び更新スケジュール情報の送信処理において、更新スケジュール情報を内部に保持し、新たに受信した更新スケジュール情報と内部に保持している更新スケジュールとで、内容が異なるか否かを判定した。これに対して、更新スケジュール情報を内部に保持しないとともに、新たに受信した更新スケジュール情報と内部に保持している更新スケジュールとの差異を判定しないようにしてもよい。この場合には、図9におけるステップS13,S15の処理を省略するようにすればよい。
また、上記の実施形態では、放送局が更新スケジュール情報を送信する際には、更新契機情報を同時に送信するようになっていた。これに対して、更新契機情報と更新スケジュール情報とがそれぞれ異なるタイミングで送信されるような場合には、図9に示される処理に代えて、放送受信装置100は、更新契機情報を受信した場合には、他の処理を行うことなく当該更新契機情報を通信装置300へ送信するようにすればよい。また、更新スケジュール情報を受信した場合には、放送受信装置100は、他の処理を行うことなく、当該更新スケジュール情報を通信装置300へ送信するようにすればよい。
また、上記の実施形態では、放送受信装置及び通信装置は、ケーブルを介して接続されて、更新契機情報及び更新スケジュール情報は、有線により放送受信装置から通信装置へ送信されることとした。これに対して、放送受信装置と通信装置との間を有線で接続せずに、無線により更新契機情報及び更新スケジュール情報を放送受信装置から通信装置へ送信するようにしてもよい。
また、上記の実施形態においては、車両に配置される放送受信装置及び通信装置に本発明を適用したが、車両以外の他の移動体に配置される放送受信装置及び通信装置にも本発明を適用することもできるし、家庭内に配置される放送受信装置及び通信装置にも本発明を適用することができる。
なお、上記の放送受信装置の制御ユニットの一部又は全部、並びに、通信装置の処理制御部の一部又は全部を中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における制御ユニット、処理制御部の機能を実現するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
100 … 放送受信装置
120 … RF処理ユニット(放送受信部)
135 … インターフェイス(送信部の一部)
193 … 放送通信連携サービス実行部(送信部の一部)
300 … 通信装置
310 … 記憶部
330 … 無線通信部(第2取得部の一部)
335 … インターフェイス(第1取得部の一部)
390 … 処理制御部(第1取得部の一部、第2取得部の一部)
120 … RF処理ユニット(放送受信部)
135 … インターフェイス(送信部の一部)
193 … 放送通信連携サービス実行部(送信部の一部)
300 … 通信装置
310 … 記憶部
330 … 無線通信部(第2取得部の一部)
335 … インターフェイス(第1取得部の一部)
390 … 処理制御部(第1取得部の一部、第2取得部の一部)
Claims (9)
- 番組放送を含むデジタル放送を受信する放送受信装置から送信され、前記デジタル放送の放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である更新契機情報、及び、前記放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と前記少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいて外部サーバにアクセスするタイミング情報とが関連付けられた更新スケジュール情報を、前記放送受信装置から取得する第1取得部と;
前記第1取得部による取得結果に基づいて、外部サーバにアクセスして前記放送受信装置が受信している放送番組に関連する通信コンテンツ情報を取得する第2取得部と;
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記第1取得部が取得した前記更新スケジュール情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記第2取得部は、前記更新スケジュール情報の内容通りに、前記第1取得部が前記更新契機情報を取得できなかった場合に、前記更新スケジュール情報の内容に従って、外部サーバにアクセスして放送番組に関連する通信コンテンツ情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記第1取得部により前記放送受信装置から送信される前記更新契機情報が取得されると、前記第2取得部は、前記取得された更新契機情報に基づいて、外部サーバにアクセスして放送番組に関連する通信コンテンツ情報を取得する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記更新契機情報には、放送番組に関連する通信コンテンツのロケーション情報が含まれている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信装置。
- 番組放送を含むデジタル放送を受信する放送受信部と;
前記放送受信部が受信している放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である更新契機情報、及び、前記放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と前記少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいて外部サーバにアクセスするタイミング情報とが関連付けられた更新スケジュール情報を、通信装置に送信する送信部と;
を備えることを特徴とする放送受信装置。 - 前記更新契機情報には、放送番組に関連する通信コンテンツのロケーション情報が含まれている、ことを特徴とする請求項5に記載の放送受信装置。
- 放送番組に関連する通信コンテンツ情報を受信する通信装置において使用される通信コンテンツ取得方法であって、
番組放送を含むデジタル放送を受信する放送受信装置から送信され、前記デジタル放送の放送番組に関連する通信コンテンツの更新契機に関する情報である更新契機情報、及び、前記放送番組についての少なくとも1つの通信コンテンツの更新契機に関する情報と前記少なくとも1つの更新契機に関する情報に基づいて外部サーバにアクセスするタイミング情報とが関連付けられた更新スケジュール情報を、前記放送受信装置から取得する第1取得工程と;
前記第1取得工程における取得結果に基づいて、外部サーバにアクセスして前記放送受信装置が受信している放送番組に関連する通信コンテンツ情報を取得する第2取得工程と;
を備えることを特徴とする通信コンテンツ取得方法。 - 放送番組に関連する通信コンテンツ情報を受信する通信装置が有するコンピュータに、請求項7に記載の通信コンテンツ取得方法を実行させる、ことを特徴とする通信コンテンツ取得プログラム。
- 放送番組に関連する通信コンテンツ情報を受信する通信装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項8に記載の通信コンテンツ取得プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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