JP2015185365A - 照明システム、照明制御システム、および照明システムユニット - Google Patents

照明システム、照明制御システム、および照明システムユニット Download PDF

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Abstract

【課題】環境に応じた最適の色の見えレベルの照明を実現できる簡単な構成の照明システム1を提供する。
【解決手段】照明システム1は、光源10と、所定波長帯の光の強度から演色性を示す情報を取得するための色センサ20と、光の明るさを示す情報を取得するための照度センサ30と、演色性を示す情報および明るさを示す情報をもとに光源10を制御する制御部40と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、光源から出射された光を照明光として照射する照明システム、複数の前記照明システムを有する照明システムユニット、および前記照明システムの照明制御システムに関する。
LED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)照明は、省エネルギーで寿命が長いことから環境負荷の小さい照明として普及が進んでいる。ここで、LEDが発生する光は、太陽光と比較すると含まれる波長帯域が限られるため、色の見え(Color appearance)が自然ではないことがある。色の見えの評価は、演色性、例えば、平均演色評価数Raにより行われている。しかし、人が感じる色の見えは、演色性だけではなく、明るさによっても左右される。これは、ハント効果(Hunt effect)と呼ばれている。照度を極端にあげることでハント効果を補償することができるが、電力(エネルギー)消費量の増加を招く。
このため、エネルギー消費量を過度に大きく増加することなく、バランスの良い色の見え方を実現するための照明システム等が検討されている。しかし、従来検討されていた照明システム等は、極めて複雑な構成であった。
また、外光(太陽光)が差し込む室内においては、時間により、照明環境は変化する。また、例えば、通常のオフィスや倉庫においては、自然光と同じレベルの色の見えは要求されていない。色の見えを不必要なレベルまで改善すると電力消費量が増加する。
照明環境および要求レベルに応じた、適切な色の見えの照明を実現するためには、簡単な構成の照明システムが必要である。
特開2013−201132号公報
本発明の実施形態は、環境に応じた、適切な色の見えレベルの照明を実現できる簡単な構成の照明システム、複数の前記照明システムを有する照明システムユニット、および前記照明システムの照明制御システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態の照明システムは、光源と、所定波長帯の光の強度から演色性を示す情報を取得するための色情報取得部と、光の明るさを示す情報を取得するための明るさ情報取得部と、前記演色性を示す情報および前記光の明るさを示す情報をもとに、前記光源を制御する制御部と、を具備する。
第1実施形態の照明システムの構成図である。 第1実施形態の変形例1の照明システムの構成図である。 第1実施形態の変形例2の照明システムの構成図である。 第1実施形態の変形例3の照明システムの構成図である。 第2実施形態の照明システムの構成図である。 第3実施形態の照明システムユニットの構成図である。
<第1実施形態>
図1に示すように、実施形態の照明システム1は、光源10と、色情報取得部である色センサ20と、色センサ20の出力から演色性を示す情報としての演色値を算出する演算部25と、明るさ情報取得部である明るさセンサ30と、光源10を含む照明システム1の全体を制御する制御部40と、記憶部41と、設定部49と、電源50とを具備する。
例えば、光源10は照明対象である部屋の天井に配設され、色センサ20および明るさセンサ30は天井面、壁面、床面、または設定部49を兼ねた操作リモコン等に配設される。その他の制御部40等は、天井裏、または別の部屋、例えば、建物の集中管理室等に配設されていてもよい。
詳細は後述するが、設定部49により制御部40による制御の条件が設定される。設定部49は製造時に設定されてもよいし、ユーザーが設定可能であってもよい。
光源10は、擬似白色の照明光を発生する。光源10は、青色光(例えば、380nm〜470nm)を発光する青色LED11と、青色光を受光すると黄色光(例えば、570nm〜585nm)を発生する蛍光体12と、を組み合わせて、黄色光と青色光とを混合することにより疑似白色光を発生するLEDユニット13を含む。なお、疑似白色光は、効率良く、すなわち低消費電力で強い光を発生することができるが、太陽90からの白色光(太陽光)に比べると演色性は低い。
なお、紫外光を発生するLEDと、紫外光を受光して青色光、緑色光、赤色光を発生する蛍光体とで構成された光源でもよい。また、青色LED11と緑色LED(例えば、495nm〜570nm)と赤色LED(例えば、600nm〜750nm)とからなる光源でもよい。
色センサ20は、それぞれが赤色光、緑色光、または青色光を除く光を遮断するカラーフィルタ、すなわち、赤色フィルタ20F1、緑色フィルタ20F2、または青色フィルタ20F3に覆われた3種類の照度センサ21A、21B、21Cを含む。照度センサ21A、21B、21Cは、入射光の強度に応じた電気信号を出力するフォトダイオード等の受光素子からなる。
演算部25は、色センサ20の出力する赤色光、緑色光および青色光の強度から、演色性を示す演色値CRを算出する。
例えば、所定の照度の光を検出しているときの照度センサ21Aが出力する赤色光強度をLR、照度センサ21Bが出力する緑色光強度をLG、照度センサ21Cが出力する青色光強度をLBとすると、演色値CRは以下の(式1)から算出される。
CR=(LR/LR0)+(LG/LG0)+(LB/LB0) ・・・ (式1)
但し、LR0、LG0、LB0は所定の照度の太陽光を受光したときの各センサの出力値である。
演色値は平均演色評価数Raと所定の比例関係にあるため、以下、演色値を平均演色評価数Raで説明する。なお、演算部25は、独立した構成要素である必要はなく、色センサ20に組み込まれているCPU等であってもよいし、制御部40が演算部の機能を有していてもよい。
明るさセンサ30は、色センサ20の照度センサ21A等と同じ機能の受光素子からなる。すなわち、明るさセンサ30は白色光の強度を照度として出力する。
なお、照明範囲が広い場合には、複数の色センサ20および複数の照度センサ30から、複数の演色値および複数の照度を取得し、例えば、それらの平均値を用いて制御部40が制御を行ってもよい。
電源50は、光源10等に電力を供給する。電源50は、例えば、商用電源を光源10に必要な電力に変換して供給する点灯装置であり、電源50から供給される電力(電流)が増大すると、光源10が発生する照明光の強度は大きくなる。
CPU等からなる制御部40は、設定部49の設定に応じて照明システム1の全体の制御を行う。
ユーザーによる起動指示、すなわち電源スイッチであるSW48がONになると、制御部40は、電源50を制御して光源10に電力を供給する。すると、光源10が照明光を発生する。なお、以下、制御部40が、「電源50から光源10に供給する電力を制御する。」ことを、「光源を制御する。」という。
照明システム1による照明状態は、光源10の経時変化や温度等により変化する。最初に制御部40は、照度センサ30の出力する照度(明るさ)が、設定部49により設定された所定値になるように光源10に供給される電力をフィードバック制御する。なお、起動時に、制御部40はフィードバック制御ではなく、予め設定されている所定の電力を光源10に供給してもよい。
次に、制御部40は色センサ20の出力をもとに演算部25が算出した演色値をもとに、光源10に供給される電力を所定量だけ増減する。このため、照明光は、演色性は殆ど変化しないが、所望の色の見えレベルを達成できる。なお、演色値をもとに行われる電力の増減量等の制御パターンは記憶部41に記憶されている、制御パターンは、演色度に対応した電力の増減量の表、または、演色値と電力の増減量との関係式等の形式で記憶されている。
照明システム1では、演色値に応じて、制御部40は、記憶部41に記憶されている制御パターンに基づいて光源10を制御する。すなわち、光源10の制御方法は、照度センサ30の出力に基づくフィードバック制御または定電力制御から、演色値に基づく所定の制御パターンに基づくパターン制御に切り替わる。この演色性優先のパターン制御では、後述するように、照度センサ30の出力する値、すなわち照明光の明るさは増加することもあるが、減少することもある。
演色性優先のパターン制御では、例えば、光源10の演色性が65〜85の範囲である場合には、制御部40は演色値がRa相当で70未満の場合には光源10に供給される電力(電流値)が5%増加するように制御し、70〜85の場合には出力を増減させず明るさが所定値になるように制御し、85以上の場合には5%減少、95以上の場合には10%減少するように制御する。
照度が増加しても演色性は変化しない。しかし、ハント効果により、色の見えレベルを改善できる。また、演色性が高く照度を減少しても色の見えレベルをある程度確保することができる場合には、消費電力を減少することができる。
起動後に決定された制御内容は、例えば、記憶部41に記憶し、次回の起動時の初期設定値としてもよい。また、設定部49により優先設定が行われてもよい。この場合に明るさ優先設定の場合には、演色値に基づくパターン制御は行われない。さらに、省エネが、それほど重視されない場合には、演色値が所定値以上でも電力を減少する制御は行われない。
さらに、照明システム1では、設定部49により作業内容が設定されている場合には、制御部40は作業内容に応じて光源10を制御する。設定部49により設定される作業内容には、例えば、物品の仕分け作業、事務作業、デザイン、PC作業、展示等である。これらの作業内容は、オフィス、展示場、または倉庫等の使用場所に応じて設定される。作業内容が設定されていない場合には、制御部40は、例えば事務作業を標準使用場所として制御を行う。
例えば、展示設定の場合には、制御部40は演色値がRa相当で70未満の場合には光源10に供給される電力が25%増加するように制御し、80未満の場合には10%増加するように制御し、90未満の場合には5%増加するように制御し、95%以上の場合には5%減少するように制御する。
すなわち、展示設定では、事務作業設定よりも、色の見えレベルが高くなるように光源10は制御される。
反対に、倉庫等の物品の仕分け作業設定の場合には、制御部40は、例えば、演色値がRa相当で70未満の場合だけ、光源10に供給される電力が5%増加するように制御する。
すなわち、倉庫では、オフィスよりも、色の見えレベルが低くなるように光源10は制御される。
照明システム1は、起動時に、演色値に応じて光源10に供給される電力を増減するだけで、色の見えレベルを常に適切に管理できる。
ここで、照明環境は外光(太陽光)の影響を受けることが多い。この場合、昼間は光源10からの照明光に太陽光が重畳されるため、夜間に比べて演色性の高い光となる。さらに、天気、窓の位置、窓の大きさ、および太陽の高度の影響等により、照明光を含む光、すなわち照明光に太陽光が重畳された光の演色性は時間の経過につれて変化する。
このため、制御部40は、所定時間間隔、例えば10分毎に起動時と同じように、その時の環境に応じて光源10を制御することが特に好ましい。制御間隔は、例えば、1分以上1時間以下が好ましい。前記範囲以上では、頻繁な照明変化が発生しないため、ユーザーが違和感を感じることがなく、前記範囲以下であれば状況に応じた適切な制御が可能である。
照明システム1では、制御部40が、定期的にその時の状況に応じて適切な色の見えレベルとなるように光源10を制御する。
なお、以上は光源を具備する照明システム1について説明したが、既存の光源に対して照明システム1の照明制御システム9を用いることもできる。
例えば、実施形態の照明制御システム9は、所定波長帯の光の強度から演色性を示す演色値を取得する色情報取得部と、光の明るさを取得する明るさ情報取得部と、前記演色値および明るさをもとに所定時間間隔で光源を制御する制御部と、を具備する。
<変形例>
次に第1実施形態の変形例1〜変形例3の照明システム1A〜1Cについて説明する。照明システム1A〜1Cは、照明システム1と類似しているため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。後述するように、照明システム1〜1Cは、照明システム1の効果を有し、さらに独自の効果を有する。
<変形例1>
図2に示すように変形例1の照明システム1Aは、N個の光源10A1から10ANを具備する。ここで、Nは2以上の整数である。以下、同じ機能の複数の構成要素をいうときは、末尾の数字1文字を省略する、例えば、光源10A1から10ANのそれぞれを光源10Aという。また、以下の図では太陽90は表示しないことがある。
光源10と同じ構成である複数の光源10A〜10ANにより、照明システム1Aは、照明システム1よりも広い範囲を照明する。
また、照明場所による照明状態の相違を解消するために、照明システム1Aでは、2つの照度センサ30A1、30A2および2つの色センサ20A1、20A2を有する。なお、照度センサ30A等の数は照明場所の面積等により適宜得、選択される。すなわち、照度センサ30等の数は、光源10Aの数より、多くても少なくともよいし、逆に、1個でもよい場合もある。
複数の照度センサ30A等を有する場合には、制御部40Aは、演算部25Aが算出する複数の演色値の平均値をもとに制御を行ってもよいし、照度センサ30A等の配置に応じて複数の照度センサに重み付けを行って制御を行ってもよい。
さらに、制御部40Aは、複数の光源10A1〜10ANを異なる電力供給状態になるように電源50Aを制御してもよい。例えば、制御部40Aは、演色値がRa相当で70未満の場合に、光源10A1に供給される電力が25%増加するように制御するのに対して、光源10A2に供給される電力が20%増加するように制御し、光源10ANに供給される電力が15%増加するように制御してもよい。
照明システム1Aは、照明システム1の効果を有し、さらに、より広い範囲を1つのシステムで適切な色の見えレベルで照明できる。
<変形例2>
変形例2の照明システム1Bの色センサ20Bは、可視光波長帯であって光源10が発生する光に含まれない波長帯の光の強度を取得する。
図3に示すように、照明システム1Bでは、色センサ20Bは、赤色光を検出する照度センサ21Aを含み、緑色光を検出する照度センサ21Bおよび青色光を検出する照度センサ21Gを含んでいない。ここで、赤色光を検出する照度センサ21Aとしては、例えば700nm以上の波長体を検出するもの、好ましくは750nm以上の波長帯または近赤外線を検出するものが望ましい。赤色光、特に700nm以上の波長帯は、太陽光には含まれるが、擬似白色光の光源10が発生する照明光にはほとんど含まれない。このため、色センサ20Bは、太陽光の明るさを、光源10からの照明光の明るさと、分離して検出することができる。
すでに説明したように、太陽光の演色性は非常に良い。このため、太陽光が、より多く重畳されている照明光は演色性がよい、逆に太陽光が重畳されていない照明光は演色性が悪い、すなわち、演色度と太陽光の明るさ(明度)とは比例関係にある。このため、太陽光の照度に基づく制御は、演色値に基づく制御と同じ効果を有する。
例えば、照度センサ21Aが出力する赤色光強度をLRとすると、演色度CRBは以下の(式2)から算出される。
CRB=(LR/LR0) ・・・ (式2)
但し、LR0は太陽光を受光したときの照度センサ21Gの出力値である。
制御部40Bは、色センサ20Bから出力される太陽光の演色値および照度センサの照度値にもとづき、光源10に供給する電力を増減する。
照明システム1Bは、照明システム1の効果を有し、さらに構成が簡単で制御も容易である。
なお、照明システム1Bは、照明システム1Aと同じように複数の光源を具備していてもよい。
<変形例3>
図4に示すように変形例3の照明システム1Cは、照明対象領域の画像を取得するCMOS等のイメージセンサを含む撮像部60を具備する。そして、照明システム1Cでは、色情報取得部および明るさ情報取得部の機能を有するCPUからなる制御部40Cが、光源10で照明された対象領域の画像から、演色値または彩度と、照度または輝度とを取得する。もちろん、照明システム1Cは、彩度および輝度を算出する専用の画像処理部を有していてもよい。
なお、別目的、例えば室内監視用の撮像装置がある場合には、照明システム1Cが撮像部を具備している必要はなく、室内監視用の撮像装置が撮影した画像を用いて、制御部40Cが、彩度および輝度を算出してもよい。
また、画像の一部の領域だけから、彩度および輝度を算出してもよいし、画像の複数の領域毎に彩度および輝度を算出し、その平均値等を用いて制御部40Cが制御を行ってもよい。なお、彩度および輝度を算出する領域等は設定部49により設定される。
照明システム1Cは、照明システム1の効果を有し、さらに、より広い範囲の演色性に基づき制御部40Cが制御を行うため、局部的な照明ムラまたは通行人の影等の影響を受けにくい。
<第2実施形態>
第2実施形態の照明システム1Dは、照明システム1等と類似しているので、同じ構成要素には同じ符号を付し説明は省略する。
図5に示すように、照明システム1Dの光源10Dは、青色光を発光する青色LED11と、青色光を吸収して黄色光を発生する黄色蛍光体12と、を組み合わせて、黄色光と青色光とが混合された疑似白色光を発生する第1のLEDユニット13に加えて、赤色光を発生する赤色LEDで構成された第2のLEDユニット14を有する。第2のLEDユニット14は、第1のLEDユニットから照射される光に赤色光を付加することで演色性を向上させる。また、第1のLEDユニットよりも演色性の高い擬似白色光源を用いて第2のLEDユニットを構成してもよい。また、赤色LED、緑色LED、青色LEDで第2のLEDユニットを構成してもよいし、赤色LED、緑色LED、青色LEDと擬似白色光を組み合わせて第2のLEDユニットを構成してもよい。つまり、第2のLEDユニットによって第1のLEDユニットから照射される光に付加することで演色性を向上させるように構成されていればよい。
青色光と黄色光と赤色光を発生する光源10Dは、光源10よりも、演色性の良い照明光を発生する。しかし、第2のLEDユニットとしての赤色LED14の発光効率は、第1のLED11の発光効率よりも低い。このため、常時、赤色LED14を点灯していると、消費電力が大きい。
照明システム1Dでは、制御部40Dは起動時に光源10Dの第1のLED11だけに電力を供給する第1の照明モードで制御を行う。そして、制御部40Dは演色値が所定値未満だった場合に、赤色LED14にも電力を供給する第2の照明モードで制御を行う。すなわち、制御部40Dは演色値が所定値以上の場合、第2のLEDユニット14を点灯しない。
照明システム1Dは、起動時等には第1の照明モードでは低電力で照明を行い、演色性が低い場合にだけ、第2の照明モードでは実際に演色性のよい照明光を発生するため、色の見えレベルを確実に改善できる。
なお、照明システム1Dは、照明システム1Aと同じように複数の光源を具備していてもよいし、さらに、照明システム1Bの構成の色センサを有していてもよいし、照明システム1Cのように画像を用いて演色値を取得してもよい。
なお、これまでに説明した照明システム1Aから 照明システム1Dの照明制御システムが、照明制御システム9と同様に、既存の光源に対しても用いることもできることは言うまでもない。
<第3実施形態>
図6に示すように第3実施形態の照明システムユニット2は、2個の照明システム1E1、1E2を具備する。それぞれの照明システム1Eは、すでに説明した照明システム1、1A〜1Dのいずれかと同じ構成である。
照明システム1E1の制御部40E1は、照明システムE2の演色値および明るさを補助情報として、光源10E1を制御する。同様に照明システム1E2の制御部40E2は、照明システム1E1の演色度および明度を補助情報として、光源10E2を制御する。
ここで、補助情報とは色センサ20E1から取得した演色値の、例えば、補正係数として用いる情報である。照明システムE2の演色値が所定値よりも低い場合には、照明システムE1の演色値に、1以上の補正係数が乗算されて、制御部40E1は、より多くの電力を光源10E1に供給するように制御する。
これは、ユーザーが感じる色の見えレベルは、近くの照明状態だけでなく、他の照明システムで照明されている離れた領域の照明状態によっても増減するためである。照明システムユニット2の制御部40Eは、離れた領域の照明状態を補助情報として光源10Eを制御するため、広い空間の色の見えレベルを適切に制御することができる。
なお、照明システムユニット2が、3個以上の照明システムを具備していてもよいことは言うまでも無い。また、照明システム1Eの配置状態および距離等に応じて、別の照明システム1Eからの補助情報に重み付けして制御を行ってもよい。すなわち、近くの照明システム1Eからの情報を、遠くの照明システム1Eからの情報よりも重要視する制御である。
上記各実施形態では、色情報取得部で取得した演色値を演色性として制御する場合について説明したが、例えば色情報取得部で取得したRGBの強度比と明るさとを対応づけたテーブルを記憶しておき、光源を制御してもよい。
表1に、RGBの強度比と明るさとを対応づけたテーブルの一例を示す。

Figure 2015185365
表1では、例えばRGBの強度比が6:4:1のときには200lxを目標照度値に設定し、RGB強度比が2:2:2のときは目標照度値が600lxであることを示している。逆に照度が200lxの場合には演色性が向上するように制御することで、RGB強度比を6:4:1にするように制御してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更ができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A〜1E・・・照明システム
2・・・照明システムユニット
9・・・照明制御システム
10・・・光源
11・・・青色LED
12・・・蛍光体
13・・・LEDユニット
14・・・第2のLEDユニットとしての赤色LED
20・・・色センサ
25・・・演算部
30・・・照度センサ
40・・・制御部
41・・・記憶部
49・・・設定部
50・・・電源
50・・・色センサ
60・・・撮像部
90・・・太陽

Claims (12)

  1. 光源と;
    所定波長帯の光の強度から、演色性を示す情報を取得するための色情報取得部と;
    光の明るさを示す情報を取得するための明るさ情報取得部と;
    前記演色性を示す情報および前記光の明るさを示す情報をもとに、前記光源を制御する制御部と、を具備することを特徴とする照明システム。
  2. 前記制御部が所定時間間隔で前記光源を制御することを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記制御部が、前記演色性を示す情報が所定範囲になるように、前記光源を制御することを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
  4. 前記光源が、第1のLEDユニットと、第1のLEDユニットから照射される光に演色性を向上させる光を付加する第2のLEDユニットとを含み、
    前記制御部が、前記演色性を示す情報が所定値以上の場合、前記第2のLEDユニットを点灯しないことを特徴とする請求項3に記載の照明システム。
  5. 前記明るさ情報取得部が明るさセンサであり、
    前記色情報取得部が、前記所定の波長帯の光以外を遮断するカラーフィルタに覆われた前記明るさセンサを有することを特徴とする請求項3に記載の照明システム。
  6. 前記色情報取得部が、それぞれ赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタおよび青色カラーフィルタに覆われた3種類の前記照度センサを有することを特徴とする請求項5に記載の照明システム。
  7. 前記光が、照明光と太陽光とを含み、
    前記所定の波長帯が、前記太陽光が含む波長帯であって、前記光源が発生する光に含まれない波長帯であることを特徴とする請求項5に記載の照明システム。
  8. 前記色情報取得部および前記明るさ情報取得部が、前記光源で照明された対象領域の画像から前記演色性を示す情報および前記明るさを示す情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の照明システム。
  9. 複数の前記光源を具備することを特徴とする請求項3に記載の照明システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の照明システムを複数有し、
    それぞれの前記照明システムの前記制御部が、別の前記照明システムの前記演色性を示す情報および前記明るさを示す情報として、それぞれの前記光源を制御することを特徴とする照明システムユニット。
  11. 所定波長帯の光の強度から、演色性を示す情報を取得する色情報取得部と、
    光の明るさを示す情報を取得する明るさ情報取得部と、
    前記演色性を示す情報および前記明るさを示す情報をもとに、所定時間間隔で、光源を制御する制御部と、を具備することを特徴とする照明制御システム。
  12. 前記制御部が、前記演色性を示す情報が設定された所定範囲になるように、前記光源を制御することを特徴とする請求項11に記載の照明制御システム。
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