JP2015184695A - データ転送制御装置、データ転送制御方法、電子機器、及び、表示装置 - Google Patents

データ転送制御装置、データ転送制御方法、電子機器、及び、表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のデバイスが利用する共有バスの調停を優先度により行う構成において、共有バスにおけるデータ転送の効率向上を図る。【解決手段】メモリーコントローラー20は、複数のデータ処理部のうちの1のデータ処理部が排他的にフレームメモリー132にアクセス可能な共有バス40において、複数のデータ処理部のうちの少なくとも1のデータ処理部がバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に1のデータ処理部を選択し、選択したデータ処理部の従ってフレームメモリー132へのアクセスを可能とする。メモリーコントローラー20は、優先度の変更要求を検出した場合に、バスの使用権の要求をマスクし、マスクした期間に、変更要求に従ってアービター21の優先度を変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、データ転送制御装置、データ転送制御方法、電子機器、及び、表示装置に関する。
従来、共有バスを複数のデバイス(エージェント)が利用する場合の利用競合を調停するバス調停を行う装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の装置は、デバイスからバス要求信号を受け付けて優先度付けを行い、最優先のバス要求信号をアサートして、エージェントにバスの使用権を付与する。優先度付けはデバイスの優先順位に従って行われる。このため、各デバイスには優先順位に従って使用権が与えられ、バスを利用できる。
特開平11−25035号公報
特許文献1記載の装置では、優先順位が予め設定され、固定されている。このため、優先順位を変更するためには再設定を行う必要があり、共有バスを利用する動作を停止しなければならない。従って、デバイスの動作状態等にかかわらず固定された優先度を利用するため、データ転送の効率低下が懸念される。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数のデバイスが利用する共有バスの調停を優先度により行う構成において、共有バスにおけるデータ転送の効率向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデータ転送制御装置は、複数のデバイスと、アクセス対象であるアクセス対象デバイスとが接続され、前記複数のデバイスのうちの1のデバイスが排他的に前記アクセス対象デバイスにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデバイスのうちの少なくとも1のデバイスがバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記アクセス対象デバイスにアクセスする1のデバイスを選択し、選択した前記デバイスの前記アクセス対象デバイスへのアクセスを可能とするバス調停部と、前記バス調停部の優先度の変更要求を検出する要求検出部と、前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部と、前記マスク制御部によりマスクされた期間に、前記要求検出部が検出した変更要求に従って前記バス調停部の優先度を変更する優先度制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バスの使用権の要求をマスクして優先度を変更するので、デバイス及びアクセス対象デバイスの動作を止めることなく、デバイスを選択する優先度を変更できる。これにより、共有バスを利用したデータ転送の効率を高めることができる。
また、本発明は、上記データ転送制御装置において、前記マスク制御部は、前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した後、前記デバイスのバスの使用権の要求が停止したタイミングでマスクすること、を特徴とする。
本発明によれば、デバイスからの使用権の要求が停止したタイミングでマスク期間を設けて優先度を変更する。これにより、デバイス及びアクセス対象デバイスの動作を止めることなく、また、アクセス中のデバイスの動作を妨げることなく、デバイスを選択する優先度を変更できる。
また、本発明は、上記データ転送制御装置において、前記バス調停部は前記マスク制御部によりマスクされた期間の後に、前記優先度制御部により変更された優先度に従って前記デバイスのバスの使用権の要求を処理すること、を特徴とする。
本発明によれば、マスクされた期間が経過した後に、変更後の優先度がデバイスを選択する処理に反映される。このため、速やかに優先度を変更できる。
また、本発明は、上記データ転送制御装置において、前記バス調停部は、カウンターを備え、予め設定された複数の前記優先度を前記カウンターのカウントに従って順に切り替える処理を実行し、前記優先度制御部は、前記カウンターのカウントを停止させずに前記バス調停部に設定された前記優先度を変更すること、を特徴とする。
本発明によれば、複数の優先度を順に切り替えてデバイスを選択する構成において、処理を停止させることなく、優先度を柔軟に変更できる。
また、本発明は、上記データ転送制御装置において、前記バス調停部は予め設定された固定の前記優先度に従って前記デバイスを選択し、前記優先度制御部は前記バス調停部に設定された前記優先度を変更すること、を特徴とする。
本発明によれば、固定された優先度を変更できるので、共有バスを利用したデータ転送の効率を高めることができる。
また、本発明は、上記データ転送制御装置において、前記アクセス対象デバイスは画像フレームを格納するフレームメモリーであること、を特徴とする。
本発明によれば、フレームメモリーに画像データを格納する処理及びフレームメモリーの画像データに対する処理を複数のデバイスが行う構成において、共有バスによるフレームメモリーへのアクセスを効率よく、適切に調停できる。
また、本発明は、上記データ転送制御装置において、複数の前記デバイスは、入力された画像データを前記フレームメモリーに書き込むデータ入力部、前記フレームメモリーのデータを処理するデータ処理部、及び、前記フレームメモリーに格納された画像データを、画像を表示する表示部に出力するデータ出力部を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、画像データをフレームメモリーに書き込む処理、フレームメモリーのデータに対する処理、及び、フレームメモリーの画像データを出力する処理に対し、適切な優先度に従ってバス調停を行える。これにより、表示遅延等の問題を生じることなく、画像データの処理を停止させずに優先度を変更して、効率よく画像データを処理できる。
上記目的を達成するために、本発明のデータ転送制御方法は、複数のデバイスと、アクセス対象であるアクセス対象デバイスとが接続され、前記複数のデバイスのうちの1のデバイスが排他的に前記アクセス対象デバイスにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデバイスのうちの少なくとも1のデバイスがバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記アクセス対象デバイスにアクセスする1のデバイスを選択し、選択したデバイスの前記アクセス対象デバイスへのアクセスを可能とし、前記所定の優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクし、マスクした期間に、前記変更要求に従って前記所定の優先度を変更すること、を特徴とする。
本発明によれば、バスの使用権の要求をマスクして優先度を変更するので、デバイス及びアクセス対象デバイスの動作を止めることなく、デバイスを選択する優先度を変更できる。これにより、共有バスを利用したデータ転送の効率を高めることができる。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、メモリーにアクセスする複数のデータ処理部と、前記複数のデータ処理部と前記メモリーとが接続され、前記複数のデータ処理部のうちの1のデータ処理部が排他的に前記メモリーにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデータ処理部のうちの少なくとも1のデータ処理部がバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記メモリーにアクセスする1のデータ処理部を選択し、選択したデータ処理部の前記メモリーへのアクセスを可能とするバス調停部と、前記バス調停部の優先度の変更要求を検出する要求検出部と、前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部と、前記マスク制御部によりマスクされた期間に、前記要求検出部が検出した変更要求に従って前記バス調停部の優先度を変更する優先度制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、データ処理部のバスの使用権の要求をマスクして優先度を変更するので、データ処理部及びメモリーの動作を止めることなく、データ処理部を選択する優先度を変更できる。これにより、共有バスを利用したデータ転送の効率を高めることができる。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、フレームメモリーにアクセスして画像データを処理する複数のデータ処理部を有する画像処理装置と、前記複数のデータ処理部と前記フレームメモリーとが接続され、前記複数のデータ処理部のうちの1のデータ処理部が排他的に前記フレームメモリーにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデータ処理部のうちの少なくとも1のデータ処理部がバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記フレームメモリーにアクセスする1のデータ処理部を選択し、選択したデータ処理部の前記フレームメモリーへのアクセスを可能とするバス調停部を有するメモリーコントローラーと、を備え、前記メモリーコントローラーは、前記バス調停部の優先度の変更要求を検出する要求検出部と、前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部と、前記マスク制御部によりマスクされた期間に、前記要求検出部が検出した変更要求に従って前記バス調停部の優先度を変更する優先度制御部と、を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、データ処理部のバスの使用権の要求をマスクして優先度を変更するので、データ処理部及びメモリーの動作を止めることなく、データ処理部を選択する優先度を変更できる。これにより、共有バスを利用したデータ転送の効率を高めることができる。
本発明によれば、複数のデバイスが共有バスを利用してアクセス対象デバイスにアクセスする構成において、デバイスの動作を止めることなく優先度を変更でき、データ転送の効率を高めることができる。
実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 共有バス調停の具体例を示す図である。 共有バス調停の具体例を示す図である。 共有バス調停の具体例を示す図である。 画像処理装置の共有バス調停の動作を示すタイミングチャートである。 プロジェクターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、実施形態のプロジェクター1の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置に接続され、画像供給装置から入力される入力画像データに基づく画像を投射対象物に投射して表示する表示装置である。画像供給装置としては、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等が挙げられる。また、本実施形態ではプロジェクター1がスクリーンSCに画像を投射する例を挙げるが、投射対象物は、壁面などの平面であってもよいし、曲面を有する立体物であってもよい。
プロジェクター1は、光学的な画像の形成を行う投射部10(表示部)と、投射部10により表示する画像を電気的に処理する画像処理系とを備える。
まず、投射部10について説明する。
投射部10は、光源部11、光変調装置12及び投射光学系13を備える。
光源部11は、キセノンランプや超高圧水銀ランプ等のランプ、或いは、LED(Light Emitting Diode)やレーザー光源等の固体光源を含む光源を備える。光源部11には光源駆動部130が接続され、光源駆動部130により光源を点灯させる電力やパルス信号等が供給される。
光源部11は、光源が発した光を光変調装置12に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えてもよい。また、光源部11は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(不図示)、偏光板、或いは光源が発した光を光変調装置12に至る経路上で低減させる調光素子等を備えてもよい。また、光源が発した光をR、G、Bの3つの色光に分ける光学部品を光源部11に設けてもよい。
光変調装置12は、光源部11が発する光を分光したR、G、Bの3つの色光を変調する。光変調装置12は、例えば、RGBの各色に対応した3枚の透過型または反射型の液晶ライトバルブを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等により構成される。また、光変調装置12は、光源が発した白色光に含まれる光のうちRGBの光を透過するカラーホイールと、1枚のデジタルミラーデバイス(DMD)とを組み合わせたDMD方式を採用してもよい。本実施形態では、R、G、Bの3つの色光に対応する3つの液晶ライトバルブを備える光変調装置12を例示する。この場合、光変調装置12は、複数の画素をマトリクス状に配置した反射型液晶パネルを備え、これら複数の画素により画像を形成し、光源が発した光を変調する。光変調装置12は、後述する光変調装置駆動部133によって駆動され、マトリクス状に配置された各画素における光の透過率を変化させることにより、画像を形成する。
投射光学系13は、光変調装置12により変調された光を集光及び合成するレンズ群を備え、カラーの画像光をスクリーンSCに投射する。投射光学系13は、投射する画像の拡大・縮小及び焦点の調整を行うズームレンズを含むレンズ群、レンズを動かしてズーム及びフォーカスを調整する機構等を備えてもよい。また、プロジェクター1は、フォーカス調整機構やズーム機構を駆動する投射光学系駆動部を備えてもよい。
また、プロジェクター1の本体は、プロジェクター1の動作を制御して画像信号を電気的に処理する画像処理系を備える。画像処理系は、制御部110、インターフェイス(I/F)部101、記憶部102、入力部103、光源駆動部130、画像処理装置131、及び、光変調装置駆動部133を備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)110a(図2)、及び、図示しないROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、CPU110aが制御プログラムを実行することにより、プロジェクター1の画像処理系を制御する。
インターフェイス部101は、外部の画像供給装置(外部装置)に接続される。インターフェイス部101は、画像供給装置からデジタル画像データまたはアナログ画像信号が入力される種々のコネクターやインターフェイス回路を備える。
インターフェイス部101は、通信用インターフェイスや画像入力インターフェイス規格に準拠したコネクター及びインターフェイス回路を備える。通信用インターフェイスは、例えば、有線LAN、IEEE1394、USB等が挙げられる。画像入力インターフェイスは、例えば、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort(商標)、CoaXPress(商標)等が挙げられる。また、インターフェイス部101は、無線LANやBluetooth(登録商標)等に準拠した無線通信インターフェイスを備えてもよい。
光源駆動部130は、制御部110の制御に従って光源部11に電力やパルス信号を供給する。光源部11の光源がランプである場合、光源駆動部130は光源部11に対する供給電圧及び電流を制御して、ランプを発光させる。ここで、光源部11の光源が放電管ランプである場合、光源駆動部130はバラストとして機能する。光源部11の光源が固体光源である場合、光源駆動部130は、光源部11に対して直流電流を供給するとともに、制御部110の制御に従って、固体光源の輝度をPWM制御するためのパルス信号を生成して出力する。
画像処理装置131は、制御部110の制御に従って、インターフェイス部101から入力される画像データを処理し、光変調装置駆動部133に画像信号を出力する。画像処理装置131が実行する処理は、例えば、超解像処理、中間フレーム生成処理、OSD画像生成処理、歪み補正処理、デジタルズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理等である。
光変調装置駆動部133は、画像処理装置131から入力される画像信号に基づいて、光変調装置12の液晶ライトバルブに画像を描画する。
制御部110には、記憶部102及び入力部103が接続される。
記憶部102は、制御部110が備えるCPU(図示略)が実行するプログラムや、制御部110により処理されるデータ等を不揮発的に記憶する。例えば、記憶部102は、画像処理装置131が実行する各種処理の設定値、制御部110や画像処理装置131が参照するテーブル等を記憶する。また、記憶部102に画像データを記憶し、この画像データを制御部110が読み出してスクリーンSCに投射させてもよい。
入力部103は、プロジェクター1を操作するリモコン(図示略)や、プロジェクター1の本体に設けられる操作パネル(図示略)の操作を検出する。入力部103は、リモコンが送信する無線信号を受信してデコードし、リモコンにおける操作を検出する。また、入力部103は、操作パネルのボタン操作を検知する。入力部103は、リモコンや操作パネルの操作内容に対応する操作データを生成して、制御部110に出力する。
制御部110は、プロジェクター1の動作を制御する。制御部110は、入力部103から入力される操作データに基づき、光源駆動部130、光変調装置駆動部133及び画像処理装置131を制御して、投射部10によりスクリーンSCに画像を投射させる。また、制御部110は、リモコン(図示略)や操作パネル(図示略)の操作により、超解像処理や中間フレーム生成処理等の実行が指示されると、画像処理装置131を制御して、指示された処理を実行させる。
また、制御部110は、画像処理装置131が実行する処理内容に合わせて、後述するメモリーコントローラー20(図2)のバス調停における優先度を変更させる。
図2は、画像処理装置131の構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像処理装置131は、複数のコアを有するSoC(System-on-a-Chip)−FPGA(Field-Programmable Gate Array)であり、メモリーコントローラー20(データ転送制御装置)、及びDSP(Digital Signal Processor)ブロック30を備える。画像処理装置131は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリー素子で構成されるフレームメモリー132に接続される。なお、フレームメモリー132が、画像処理装置131に搭載された構成とすることも勿論可能である。フレームメモリー132は、他のデバイスのアクセス対象となる。以下の説明では、フレームメモリー132のように他のデバイスのアクセス対象となるデバイスを「アクセス対象デバイス」とも称する。
DSPブロック30は、画像データを処理するデータ処理部(デバイス)として、データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33、及びデータ出力部34を備える。データ入力部31は、インターフェイス部101から入力されるデジタル画像データを取得して、フレーム単位でフレームメモリー132に書き込む処理を行う。データ出力部34は、フレームメモリー132の画像データを、フレーム単位で読み出し、光変調装置駆動部133に出力する。これにより、光変調装置駆動部133が、フレームメモリー132に描画されたフレームを光変調装置12の液晶パネルに描画し、この画像がスクリーンSCに投射される。
第1処理部32及び第2処理部33は、フレームメモリー132に格納された画像データに対する処理を行う。第1処理部32、第2処理部33が行う処理は、例えば、超解像処理、中間フレーム生成処理、OSD(On-Screen Display)画像生成処理、歪み補正処理、デジタルズーム処理、色調補正処理、輝度補正処理等である。第1処理部32及び第2処理部33は、上記の処理のうち1または複数の処理を実行する。
超解像処理を行う場合、第1処理部32は、フレームメモリー132の画像データに対し、補間演算処理等を利用して解像度を高解像度にする処理を行う。中間フレーム生成処理では、第1処理部32は、フレームメモリー132に格納されたフレームのデータをもとに、新たな中間フレームを生成して、生成した中間フレームのデータをフレームメモリー132に書き込む。OSD画像生成処理では、第1処理部32は、予め記憶部102(図1)等に記憶された、メニュー画像等のOSD画像を、フレームメモリー132に格納されたフレームに重畳する。第1処理部32は、入力された画像データが表す画像にOSD画像が重畳された重畳画像のデータを生成してフレームメモリー132に書き込む。歪み補正処理は、スクリーンSCにおける画像の台形歪みや糸巻き型歪みを補正する処理である。第1処理部32は、歪み補正処理において、フレームメモリー132に格納されたフレームのデータを読み出し、歪みを補償するように変形させて、変形したフレームのデータをフレームメモリー132に書き込む。デジタルズーム処理では、第1処理部32は、フレームメモリー132に格納されたフレームのデータを読み出し、指定された拡大率/縮小率で拡大または縮小する処理を行い、処理後のフレームのデータをフレームメモリー132に書き込む。色調補正処理及び輝度補正処理等で、第1処理部32は、フレームメモリー132に格納されたフレームのデータを読み出し、指定されたLUT(Look Up Table)等を用いて色情報を変換し、変換後のフレームのデータをフレームメモリー132に書き込む。
なお、上記の各処理は第2処理部33が行うことも勿論可能である。上記の各処理を第2処理部33が行う場合も、第2処理部33が実行する処理内容は、第1処理部32が実行する場合と同様である。また、本実施形態で、第1処理部32がOSD画像を重畳するOSD画像生成処理を行い、第2処理部33が、歪み補正処理を行う構成としてもよく、第1処理部32及び第2処理部33が行う処理の組み合わせは上記の組み合わせに限定されない。
データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34の各処理部は共有バス40を介してフレームメモリー132に接続される。共有バス40は排他的に使用されるので、上記処理部のいずれかがフレームメモリー132にアクセスする間、他の処理部は共有バス40を使用できない。この共有バス40に関するバス調停を、メモリーコントローラー20が実行する。
共有バス40は、単一のバスで構成されてもよいが、アドレスバス、読み出しデータバス、書き込みデータバス等を含む複数のバスで構成されてもよい。この場合、複数のバスは協調して動作し、いずれかのバスが独立して動作することはできない。
メモリーコントローラー20は、データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34に接続され、バス調停を行うアービター21(バス調停部)を有する。アービター21は、データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34の各々に対し、制御信号、または、制御信号と応答信号とを送受信する制御線で接続される。アービター21は、データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34の各処理部のうち共有バス40の使用権の要求(アクセス要求)を出力した処理部に対して使用権(アクセス権)を付与する。アクセス権を付与された処理部は、共有バス40によりフレームメモリー132にアクセス可能となる。
アービター21には予め優先度が設定されている。優先度はデータ入力部31、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34の各処理部のうち複数の処理部のアクセス要求が競合した場合に、いずれか1つの処理部を選択する基準となる。
図3、図4及び図5は、共有バス調停の具体例を示す図である。図中、Port0は、〜3は、上記の各処理部が共有バス40に接続されるポートを指す。具体的には、Port0がデータ入力部31に対応し、Port1がデータ出力部34に対応し、Port2が第1処理部32に対応し、Port3が第2処理部33に対応する例を説明する。メモリーアクセス要求は、上記各処理部の共有バス40へのアクセス要求を「○」で示す。「○」はアクセス要求を行ったことを示す。また、Winnerは、複数の処理部のアクセス要求が競合した場合に、アービター21が使用権を付与した処理部のPortを示す。
図3,図4及び図5の例では、アービター21が複数の優先度を順に切り替える例を示す。アービター21は、カウンター(図示略)を内蔵し、カウント毎に優先度を切り替える。図3及び図4は4通りの優先度を切り替える例であり、アービター21は、カウント値0〜3を1サイクルとして「0→1→2→3」、「1→2→3→0」、「2→3→0→1」、「3→0→1→2」の4通りの優先度を切り替える。
図3に示すように、Port0〜3のうち2以上の使用権の要求が競合した場合、優先度に従って1つのPortが選択される。次のクロックではカウンターがカウントアップするため優先度が切り替えられる。このタイミングで使用権の要求の競合が発生した場合には、切り替えられた優先度に従って1つのPortが選択される。この例では、4つのPort0〜3の優先度が順番に高くなるように、4通りの優先度が切り替えられるので、4つのPort0〜3が比較的均等に、Winnerとして選択される。
データ入力部31はインターフェイス部101に入力された画像データをフレームメモリー132に書き込む。このため、データ入力部31の処理で遅延が発生すると、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34の処理にも影響を及ぼす。また、データ出力部34の処理で遅延が発生すると、光変調装置駆動部133に渡されるフレームのデータが欠落する可能性がある。ひいては、コマ落ちやブラックアウト等、表示の不具合が懸念される。これに対し、第1処理部32及び第2処理部33が実行する上記の各種処理では、例えばフレームメモリー132の画像データを、1ライン毎または複数ライン単位で取得して処理を実行できる。これらの処理は、データ出力部34から画像データが出力されるまでの間にフレーム全体について、処理が完了していればよい。このため、第1処理部32及び第2処理部33の共有バス40へのアクセスの遅延は、データ入力部31及びデータ出力部34に比べれば、ある程度の範囲で許容できる。従って、アービター21は、データ入力部31及びデータ出力部34のアクセス要求が、第1処理部32及び第2処理部33よりも優先して選択されるように、バス調停を行うことができる。このような優先度の不均衡は、優先度の設定により容易に実現できる。
ところで、第1処理部32及び第2処理部33は、割り当てられた処理を実行しない場合には、アクセス要求を出さない。例えば、第1処理部32がOSD処理を実行し、第2処理部33がデジタルズーム処理を実行する場合、リモコンの操作によりOSDメニューの開始が指示されない間、第1処理部32は処理をせず待機する。また、第2処理部33は、デジタルズームが指示されない間は待機する。この間、第1処理部32及び第2処理部33に対応するPort2及びPort3ではアクセス要求が出されない。
図4には、一部の処理部がアクセス要求を出さない状態におけるバス調停の例を示す。
この図4ではPort2及びPort3のアクセス要求がなく、Port0,1のアクセス要求が頻回に発生する。図4では、Port0,1の2つのPortに対して使用権を順次付与すればよいが、図3と同じ優先度が使用されるため、Port2,3の優先度が高いことがある。
このため、図4の例では、Port0,1のうち、Port0がWinnerとなるケースが大幅に多く、Port1に対して使用権が付与される機会が少ない。
そこで、本実施形態では、メモリーコントローラー20が、CPU110aの要求に従って優先度を変更できる。CPU110aは、画像処理装置131が実行可能な画像処理のうち実行中の画像処理を判定し、DSPブロック30が備える処理部のうち、使用権を付与すべき処理部を特定する。そして、CPU110aは、使用権を付与する対象の処理部の数、及び処理部の種類に対応する優先度を、アービター21に設定する。
具体的には、図4のようにPort2,3のアクセス要求がない間は、Port2,3に使用権を付与せず、Port0,1に使用権を付与する優先度を設定する。この場合、図5に示すように、「0→1」と「1→0」の2通りの優先度がカウント毎に切り替えられる。図5の例では、Port0とPort1に対し、ほぼ同じ頻度で使用権が付与されている。従って、2つのPort0,1で共有バス40を効率よく使用し、データを転送できる。
図2に示すように、メモリーコントローラー20は、CPU110aから優先度の変更要求を受け付ける検出部22(要求検出部)、共有バス40へのアクセス要求をマスクするマスク制御部23、及び、アービター21の優先度を変更する優先度制御部24を備える。
図6は、画像処理装置131の共有バス調停の動作を示すタイミングチャートであり、特に、優先度の変更に係る動作を示す。
図6においてclkはクロックを示し、ReqA、ReqBは共有バス40へのアクセス要求を示す。Updateは、CPU110aによるアービター21の優先度の変更要求を、検出部22が検出したタイミングを示す。Priorityはアービター21に適用中の優先度を示す。ReqMaskはマスク制御部23のマスク処理を示す。
図6に示す時刻T1では、アービター21は、Priority1に従って、ReqA、Bに使用権を付与する。時刻T1から時刻T2の間は、ReqA、Bが競合しているため、いずれか優先度の高いアクセス要求に対し使用権が付与される。また、時刻T2から時刻T3の間はアクセス要求が競合しないので、アービター21はReqAのアクセス要求をアサートする。
時刻T3で検出部22が、CPU110aからの優先度の変更要求を検出すると、マスク制御部23は、次のクロックから所定クロック(図6の例では3クロック)分のマスク期間を設ける。時刻T4から時刻T5の間のマスク期間において、優先度制御部24によって、アービター21の優先度が書き換えられる。このマスク期間の長さに制限はなく、1クロックとしても4クロック以上としてもよく、アービター21の優先度の書き換えに十分な長さであることが好ましい。
マスク制御部23は、ReqA、Bの両方がなくなったタイミングでマスク期間を開始する。図6の例では時刻T3でReqAが停止し、ReqBも出力されていない。そこで、マスク制御部23は、次のクロック(時刻T4)でマスク期間を開始する。マスク期間においてはReqA、Bが出力されても、アービター21は使用権を付与しない。図6ではReqAが出力されているが、アービター21は、このアクセス要求に対し、応答信号を送出しない。ReqAを出力した処理部は、アービター21から応答信号を受信していないため、ReqAを繰り返し出力する。マスク期間にReqBが出力された場合も同様である。従って、マスク期間が終了する時刻T5以後は、ReqA、Bが出力されると、アービター21はReqA、Bに対し応答信号を出力し、新たな優先度であるPriority2に従って共有バス40の使用権を付与する。このように、マスク制御部23が、全てのアクセス要求ReqA、Bが停止したタイミングでマスク期間を開始するので、アクセス要求を行う処理部が不具合を起こさないように、優先度制御部24がアービター21の優先度を書き換えることができる。そして、マスク期間の経過後は、書き換えられた優先度であるPriority2に従って、アービター21が使用権を付与する。従って、DSPブロック30の処理部及びメモリーコントローラー20を停止させることなく、アービター21の優先度を変更できる。この優先度の切り替えによりフレームメモリー132に記憶された画像データを破棄されることも、光変調装置駆動部133への画像データの出力が停止することもない。従って、プロジェクター1の画像の投射に悪影響を与えることなく優先度を変更できる。
図7は、プロジェクター1の動作を示すフローチャートであり、制御部110が画像処理装置131における優先度を制御する動作を示す。
制御部110は、リモコンや操作パネルの操作により投射開始が指示されると、プロジェクター1の各部を制御して、インターフェイス部101に入力される画像データに基づく画像の投射を開始する(ステップS11)。
制御部110は、画像処理装置131が有する処理部(データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33及びデータ出力部34)の動作状態を検出する(ステップS12)。具体的には、画像処理装置131が備える複数の機能の実行状態を検出し、実行していない機能に対応する処理部を特定する。
制御部110は、画像処理装置131の機能の実行状態に基づき、プロジェクター1の動作モードを判定する(ステップS13)。プロジェクター1の動作モードは、画像処理装置131の機能の実行/不実行の組合せに対応して、複数設定される。例えば、画像処理装置131が6種類の機能を有すると仮定すると、これら6種類の機能の実行/不実行の組合せに対応して、26=64通りの動作モードが用意されている。また、各動作モードに対応したアービター21の優先度が、例えば記憶部102に記憶されている。
制御部110は、プロジェクター1の動作状態に対応する動作モードを判定し、判定した動作モードに対応する優先度を、記憶部102から取得する(ステップS14)。
次いで、制御部110は、アービター21の優先度の変更が必要か否かを判定する(ステップS15)。優先度の変更を要する場合(ステップS15;Yes)、制御部110は、メモリーコントローラー20の検出部22に対し、優先度の変更要求と、変更する優先度のデータを出力する(ステップS16)。この出力に応じて、図6に例示したように、検出部22、マスク制御部23及び優先度制御部24がアービター21の優先度を書き換える。また、優先度の変更を要しない場合(ステップS15;No)、制御部110はステップS16の処理をスキップする。
その後、制御部110は、リモコンや操作パネルの操作により投射終了が指示されたか否かを判定し(ステップS17)、終了が指示された場合は投射を終了する(ステップS18)。また、終了が指示されるまで、ステップS12に戻って投射を継続するとともに、アービター21の優先度を最適な状態に保つ。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態では、プロジェクター1は、フレームメモリー132にアクセスして画像データを処理する複数のデータ処理部を有する画像処理装置131を備える。画像処理装置131では、データ処理部(デバイス)として、データ入力部31、第1処理部32、第2処理部33、及びデータ出力部34とフレームメモリー132とが共有バス40に接続される。共有バス40では、複数のデータ処理部のうちの1のデータ処理部が排他的にフレームメモリー132にアクセス可能である。プロジェクター1は、アービター21を有するメモリーコントローラー20を備える。アービター21は、複数のデータ処理部のうちの少なくとも1のデータ処理部がバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って1のデータ処理部を選択し、選択したデータ処理部のフレームメモリー132へのアクセスを可能とする。メモリーコントローラー20は、アービター21の優先度の変更要求を検出する検出部22と、検出部22が優先度の変更要求を検出した場合に、バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部23とを有する。また、マスクされた期間に、検出部22が検出した変更要求に従ってアービター21の優先度を変更する優先度制御部24を備える。このため、共有バス40の使用権の要求をマスクして優先度を変更するので、画像処理装置131のデータ処理及びフレームメモリー132の動作を止めることなく、優先度を変更できる。従って、共有バス40を利用したデータ転送の効率を高めることができる。
また、メモリーコントローラー20において、マスク制御部23は、検出部22が優先度の変更要求を検出した後、上記データ処理部のバスの使用権の要求が停止したタイミングでマスクする。このため、画像処理装置131のデータ処理及びフレームメモリー132の動作、及び、アクセス中の処理部の動作を妨げることなく、優先度を変更できる。
また、アービター21はマスク制御部23によりマスクされた期間の後に、優先度制御部24により変更された優先度に従って、上記データ処理部のバスの使用権の要求を処理するので、速やかに優先度を変更し、変更後の優先度を反映できる。
また、アービター21は、予め設定された複数の優先度をカウンターのカウントに従って順に切り替える処理を実行する。優先度制御部24は、カウンターのカウントを停止させずにアービター21に設定された優先度を変更できる。
なお、アービター21が予め設定された固定の優先度に従ってアクセス要求を選択し、使用権を付与してもよい。この場合も、優先度制御部24はアービター21に設定された優先度を変更できる。
なお、上述した実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、上記実施形態とは異なる態様として本発明を適用することも可能である。上記実施形態では、DSPブロック30が備える処理部の数は第1処理部32、第2処理部33に限定されず、より多くてもよい。この場合、アービター21は、4を超える数の処理部のバス調停を実行すれば良い。また、上記実施形態では、図7のフローチャートに従ってアービター21の優先度を適宜変更する例を説明したが、例えば、リモコンや造作パネルの操作によって、画像処理装置131の機能の実行/不実行の切り替えを伴う指示が入力された場合に、割り込み処理として、制御部110がステップS12〜S16の動作を実行してもよい。
また、画像処理装置131は、インターフェイス部101及び光変調装置駆動部133と直接、画像データを入出力するものに限定されない。インターフェイス部101と画像処理装置131との間にA/Dコンバーターや他の処理部を設けてもよい。また、画像処理装置131と光変調装置駆動部133との間にD/Aコンバーターや他の処理部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、フレームメモリー132をアクセス対象デバイスとした例について説明したが、本発明はこれに限定されない。アクセス対象デバイスは、フレームメモリー以外の記憶部であっても良く、例えば、アクセス対象デバイスがラインメモリーであってもよい。また、フレームメモリーやラインメモリー以外の用途に使用されるキャッシュメモリーであってもよい。アクセス対象デバイスは、複数の処理部に対してバス調停を実行可能な共有バスを介して接続されたデバイスであれば、本発明を適用可能である。具体的には、アクセス対象デバイスは、データを記憶する記憶部に限定されず、データを処理するプロセッサーや、その他のデバイスであってもよい。
また、上記実施形態では、スクリーンSCの前方から投射するフロントプロジェクション型のプロジェクター1を表示装置の一例として示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スクリーンSCの背面側から投射するリアプロジェクション(背面投射)型のプロジェクターを表示装置として採用できる。また、液晶表示パネルに画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビを表示装置として採用してもよい。PDP(プラズマディスプレイパネル)、CRT(陰極線管)ディスプレイ、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)等を表示装置として用いてもよい。また、OLED(Organic light-emitting diode)、OEL(Organic Electro Luminescence)ディスプレイ等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置を採用してもよい。これらの表示装置を備えた構成において本発明を適用した場合も、上記実施形態と同様に、有用な効果が得られる。
また、本発明は、共有バスによりアクセス対象デバイスにアクセスするデバイスを有し、バス調停を行う全ての電子機器に適用可能であり、適用範囲はプロジェクター1を含む表示装置に限定されない。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター1の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…プロジェクター(表示装置、電子機器)、10…投射部(表示部)、20…メモリーコントローラー(データ転送制御装置)、21…アービター(バス調停部)、22…検出部(要求検出部)、23…マスク制御部、24…優先度制御部、30…DSPブロック、31…データ入力部(デバイス、データ処理部)、32…第1処理部(デバイス、データ処理部)、33…第2処理部(デバイス、データ処理部)、34…データ出力部(デバイス、データ処理部)、40…共有バス、101…インターフェイス部、102…記憶部、103…入力部、110…制御部、110a…CPU、131…画像処理装置、132…フレームメモリー、133…光変調装置駆動部、SC…スクリーン。

Claims (10)

  1. 複数のデバイスと、アクセス対象であるアクセス対象デバイスとが接続され、前記複数のデバイスのうちの1のデバイスが排他的に前記アクセス対象デバイスにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデバイスのうちの少なくとも1のデバイスがバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記アクセス対象デバイスにアクセスする1のデバイスを選択し、選択した前記デバイスの前記アクセス対象デバイスへのアクセスを可能とするバス調停部と、
    前記バス調停部の優先度の変更要求を検出する要求検出部と、
    前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部と、
    前記マスク制御部によりマスクされた期間に、前記要求検出部が検出した変更要求に従って前記バス調停部の優先度を変更する優先度制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 前記マスク制御部は、前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した後、前記デバイスのバスの使用権の要求が停止したタイミングでマスクすること、を特徴とする請求項1記載のデータ転送制御装置。
  3. 前記バス調停部は前記マスク制御部によりマスクされた期間の後に、前記優先度制御部により変更された優先度に従って前記デバイスのバスの使用権の要求を処理すること、を特徴とする請求項1または2記載のデータ転送制御装置。
  4. 前記バス調停部は、カウンターを備え、予め設定された複数の前記優先度を前記カウンターのカウントに従って順に切り替える処理を実行し、
    前記優先度制御部は、前記カウンターのカウントを停止させずに前記バス調停部に設定された前記優先度を変更すること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ転送制御装置。
  5. 前記バス調停部は予め設定された固定の前記優先度に従って前記デバイスを選択し、
    前記優先度制御部は前記バス調停部に設定された前記優先度を変更すること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ転送制御装置。
  6. 前記アクセス対象デバイスは画像フレームを格納するフレームメモリーであること、を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のデータ転送制御装置。
  7. 複数の前記デバイスは、入力された画像データを前記フレームメモリーに書き込むデータ入力部、前記フレームメモリーのデータを処理するデータ処理部、及び、前記フレームメモリーに格納された画像データを、画像を表示する表示部に出力するデータ出力部を含むこと、を特徴とする請求項6記載のデータ転送制御装置。
  8. 複数のデバイスと、アクセス対象であるアクセス対象デバイスとが接続され、前記複数のデバイスのうちの1のデバイスが排他的に前記アクセス対象デバイスにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデバイスのうちの少なくとも1のデバイスがバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記アクセス対象デバイスにアクセスする1のデバイスを選択し、選択したデバイスの前記アクセス対象デバイスへのアクセスを可能とし、
    前記所定の優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクし、
    マスクした期間に、前記変更要求に従って前記所定の優先度を変更すること、
    を特徴とするデータ転送制御方法。
  9. メモリーにアクセスする複数のデータ処理部と、
    前記複数のデータ処理部と前記メモリーとが接続され、前記複数のデータ処理部のうちの1のデータ処理部が排他的に前記メモリーにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデータ処理部のうちの少なくとも1のデータ処理部がバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記メモリーにアクセスする1のデータ処理部を選択し、選択したデータ処理部の前記メモリーへのアクセスを可能とするバス調停部と、
    前記バス調停部の優先度の変更要求を検出する要求検出部と、
    前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部と、
    前記マスク制御部によりマスクされた期間に、前記要求検出部が検出した変更要求に従って前記バス調停部の優先度を変更する優先度制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  10. フレームメモリーにアクセスして画像データを処理する複数のデータ処理部を有する画像処理装置と、
    前記複数のデータ処理部と前記フレームメモリーとが接続され、前記複数のデータ処理部のうちの1のデータ処理部が排他的に前記フレームメモリーにアクセス可能な共有バスにおいて、前記複数のデータ処理部のうちの少なくとも1のデータ処理部がバスの使用権を要求した場合に、所定の優先度に従って前記フレームメモリーにアクセスする1のデータ処理部を選択し、選択したデータ処理部の前記フレームメモリーへのアクセスを可能とするバス調停部を有するメモリーコントローラーと、を備え、
    前記メモリーコントローラーは、
    前記バス調停部の優先度の変更要求を検出する要求検出部と、
    前記要求検出部が優先度の変更要求を検出した場合に、前記共有バスの使用権の要求をマスクするマスク制御部と、
    前記マスク制御部によりマスクされた期間に、前記要求検出部が検出した変更要求に従って前記バス調停部の優先度を変更する優先度制御部と、を備えること、
    を特徴とする表示装置。
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