JP2015182766A - 燃料タンクの環境を制御するためのシステムおよび方法 - Google Patents

燃料タンクの環境を制御するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機の燃料タンク内のシーラントを硬化させるに当たって、燃料タンク内の環境を制御するためのシステムを提供する。【解決手段】システムは複数の通気孔408を有する導管410を含み、この導管は、燃料タンク400を通る経路を画定し、この導管は、経路に沿って複数の通気孔から空気の流れを導くように構成されている。計算装置402が、燃料タンク内の温度および相対湿度を測定するセンサ404から、燃料タンク内の温度および/または相対湿度を受信する。計算装置は、燃料タンク内のシーラントを硬化させるための時間を特定する。計算装置は、選択された時間の間に硬化を達成するのに必要な環境(温度および相対湿度)を確立する。あるいは、時間を提供する代わりに、温度および相対湿度レベルを計算装置に提供する。【選択図】図4

Description

本明細書に記載される主題は、概して、燃料タンクの環境を制御することに関し、特に、航空機の燃料タンク内でシーラントを硬化させるためのシステムおよび方法に関する。
航空機の燃料タンクの組み立ての際に、シーラントは、燃料タンクを密封し、漏洩を防ぐために、燃料タンクの内部に適用される。シーラントを適用した後、燃料タンクの組み立てが完了する前に、シーラントを硬化させなければならない。硬化プロセスに影響を与える2つの主な要因は、燃料タンク内の温度および相対湿度(RH)である。一般的に、温度および/または相対湿度が増加するにつれて、シーラントを硬化させるのに必要な時間が減少する。この結果、シーラントの硬化時間は、季節および/または工場環境に基づいて変化し得る。例えば、夏の間、シーラントは、低い相対湿度および不均一な空気分布のため、硬化させるために通常より最大10%長い時間がかかる場合がある。冬の間、シーラントは、低い温度、低い相対湿度、および不均一な空気分布のため、硬化させるために最大2倍長い時間がかかる場合がある。
しかし、シーラントが燃料タンク内で硬化している間、整備士は、燃料タンク内で長時間作業することを必要とされるかもしれない。したがって、内部で作業する整備士の安全のために、燃料タンクの環境は、温度および/または相対湿度が許容レベルに維持されるように監視されなければならない。例えば、燃料タンク内の温度が79°Fを超えた場合、整備士は、安全の目的のために燃料タンクを出る必要がある。このように、温度が上昇するにつれてシーラントはより迅速に硬化し得るが、整備士は、79°Fを超えている環境での作業を続行することができない。
さらに、イソプロパノール(IPA)およびメチルプロピルケトン(MPK)等の化学物質が組み立ての際に使用されることから、内部で作業する整備士のために適した/安全な燃料タンク内の環境を作るために、燃料タンクを大量に換気する必要がある。しかし、燃料タンクを換気する現行のシステムおよび方法では、燃料タンク全体の温度、相対湿度レベル、および空気循環に大きなばらつきが出る。この結果、シーラントの硬化時間は、燃料タンク全体を通して不均一であり、循環不良により作成されたデッドスポットは、揮発性有機化合物(VOC)の貯留に影響を与える。これにより、燃料タンク内で作業する整備士に不快感を与えるだけでなく、整備士が燃料タンク内で作業することを妨げるような危険な環境をもたらす可能性がある。
したがって、シーラントの硬化時間、整備士の不快感、VOC貯留、および燃料タンク全体の温度/相対湿度レベル間のばらつきが低減されるように、燃料タンクの環境を制御するシステムおよび方法が、燃料タンク内のシーラントを硬化させる分野において必要とされている。
一態様では、燃料タンク内の環境を制御するためのシステムが提供されている。システムは複数の通気孔を有する導管を含み、この導管は、燃料タンクを通る経路を画定し、この導管は、経路に沿って複数の通気孔から空気の流れを導くように構成されている。
別の態様では、燃料タンク内の環境を制御するための方法が提供されている。この方法は、燃料タンク内の温度および/または相対湿度の目下の測定値を受信するステップと、燃料タンクを通る経路を画定する導管に沿った複数の通気孔を通じて導かれる、空気の流れの温度および空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップを含む。
さらに別の態様では、燃料タンク内の環境を制御するための命令を含む1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読媒体が提供されている。この命令はプロセッサに、燃料タンク内の温度および/または相対湿度の目下の測定値を受信するステップと、燃料タンクを通る経路を画定する導管に沿った複数の通気孔を通じて導かれる、空気の流れの温度および空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップを実行させる。
公知の換気システムおよび方法を使用した燃料タンクを通る気流の経路の例を示す図である。 燃料タンクの環境を制御する際に使用する例示的なシステムを示すブロック図である。 燃料タンクの環境を制御する方法を示すフロー図である。 本明細書に記載の換気システムおよび方法を使用した、燃料タンクの例を示す図である。 燃料タンク内のさまざまな位置を通して得られた、実際の環境データを提供する図である。 図5に示すデータに基づいて、燃料タンク内のさまざまな位置を通してシーラントの実際の硬化時間を示す図である。 本開示の実施形態に基づいて、燃料タンク内のさまざまな位置を通して算出されたシーラントの硬化時間を示す図である。
本開示の実施形態が、燃料タンク内の環境を制御すること、より具体的には、航空機の燃料タンク内のシーラントを硬化させるためのシステムおよび方法に関して、本明細書に図示され説明されているが、本開示の態様は、本明細書に図示され説明された機能を実行する任意のシステム、またはその等価物で動作可能である。
図1を参照すると、燃料タンク100を通気するための現行のシステムおよび方法が、燃料タンク100の船外部分に配置されている2つの10”ダクト102と、燃料タンク100の前方部分に配置されている4つの4”ダクト104を利用する。これにより、「古い空気」がダクト102および104から押し出されている間に、「新しい空気」を燃料タンク100内に吹き込むことができる。燃料タンク100の組み立ての際、燃料タンク100の漏洩を防ぐために、シーラント(不図示)を燃料タンク100の内部に適用する。ただし、シーラントを適切に硬化させることができるように、燃料タンク100内の温度および相対湿度(RH)を制御する必要がある。例えば、A2型シーラントまたはB2型シーラント等のシーラントは、それぞれ72時間と24時間以内に硬化できるように77°Fかつ相対湿度50%の環境が必要である。ただし、気流106の静的/一定の温度、気流106の静的/一定の相対湿度、および燃料タンク100の設計に従って、開口108で燃料タンク100に入る気流106の高い速度(例えば、5000fps)のために、ホットスポット(例えば、図1の108では85°F)とコールドスポット(例えば、図1の110では65°F)が燃料タンク100全体に発達する。この結果、シーラントの硬化および燃料タンク100内で作業する整備士の快適さのレベルに影響を与えるだけでなく、デッドスポット110(例えば、気流106が最小抵抗での経路を取る場合に循環不良の結果として作成される領域)を形成する揮発性有機化合物(VOC)の貯留にも影響を引き起こし、潜在的に危険性な環境を作ることになる。
次に図2を参照して、本開示の実施形態による燃料タンク202の環境を制御する際に使用する例示的なシステム200を示すブロック図が説明されよう。システム200は、航空機の燃料タンク202に関連付けられて本明細書に説明されているが、システム200は、下水管理システムおよび船舶の燃料タンクのような多くの他の環境および/または構成で適用可能である。
システム200は、計算装置(例えば、コントローラー)204、命令を実行するためのプロセッサ206、および記憶装置208を備える。計算装置204は、1つまたは複数のリモートコンピュータへの論理接続を使用したネットワーク環境で動作し得る。本開示の実施形態は、例示的な計算システムの環境に関連して説明されているが、多くの他の汎用または専用の計算システムの環境または構成で動作可能である。本開示の態様での使用に適するかもしれない公知の計算システム、環境、および/または構成の例は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、携帯すなわちラップトップの装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、プログラム可能な民生用電子機器、携帯電話、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、上記のシステムまたは装置のいずれかが含まれる分散コンピューティング環境等を含むが、これに限定されない。
プロセッサ206は、集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラー(PLC)、および/または任意の他のプログラム可能な回路等の処理装置を含み得るが、これに限定されない。プロセッサ206は、(例えば、マルチコア構成で)複数の処理装置を含み得る。計算装置204は、適切な命令を有するプログラムプロセッサ206によって、本明細書に記載されている動作/処理(例えば、下記の処理300)を実行するように構成可能である。例えば、1つまたは複数の実行可能な命令としての動作を符号化し、プロセッサ206に連結された記憶装置208内のプロセッサ206に実行可能な命令を提供することによって、プロセッサ206をプログラムすることができる。
いくつかの実施形態では、実行可能な命令が、記憶装置208に格納される。記憶装置208は、実行可能な命令および/または他のデータ等の情報を格納および取得することが可能な、任意の装置である。例えば、記憶装置208は、空気の流れの温度レベル、湿度レベル、および速度のレベルのうちの、1つまたは複数を判定するコンピュータ可読命令を格納できる。さらに、記憶装置208は、複数の燃料タンク内の画定された位置による温度および相対湿度データおよび/または本明細書に記載する方法で使用するのに適した任意の他のデータ等の、過去の燃料タンク環境のデータを格納するように構成され得る。一実施形態では、プロセッサ206および記憶装置208は、計算装置204から遠隔にあるかもしれない。別の実施形態では、データおよびコンピュータ実行可能命令を、計算装置204によってアクセス可能なクラウドサービス、データベース、または他の記憶領域に格納するかもしれない。このような実施形態は、計算装置204での計算およびストレージの負担を軽減する。
いくつかの実施形態において、計算装置204には、ユーザに情報を提示するための少なくとも1つの提示装置210が含まれる。提示装置210は、ユーザに情報を伝達することができる任意の構成要素である。提示装置210は、ディスプレイ装置(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、または「電子インク」ディスプレイ)および/またはオーディオ出力装置(例えば、スピーカまたはヘッドフォン)を含み得るが、これに限定されない。いくつかの実施形態では、提示装置210に、ビデオアダプタおよび/またはオーディオアダプタ等の出力アダプタが含まれる。出力アダプタは、プロセッサ206に動作可能に連結され、ディスプレイ装置またはオーディオ出力装置等の出力装置に動作可能に連結されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、計算装置204に、ユーザからの入力を受信するための入力装置212が含まれる。入力装置212は、例えば、キーボード、ポインティング装置、マウス、スタイラス、タッチセンシティブパネル(例えば、タッチパッドやタッチスクリーン)、位置検出器、および/またはオーディオ入力装置を含み得る。タッチスクリーン等の単一の構成要素は、提示装置210の出力装置および入力装置212の両方として機能することができる。また、計算装置204は通信インタフェース214を含み、この通信インタフェース214は、例えばネットワーク220を介して、センサ216および気流システム218に通信可能に接続されるように構成されている。ネットワーク220は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線LAN(WLAN)、メッシュネットワーク、および/または仮想プライベートネットワーク(VPN)を含み得るが、これに限定されない。
センサ216は、燃料タンク202全体にわたる燃料タンク202内の、温度、相対湿度、および風/空気速度のうちの1つまたは複数の測定値を計算装置204に提供する。センサ216は、定期的(例えば、毎分、5分ごと、または毎時)に、または要求に応じて、リアルタイムでこれらの測定値/情報を提供することができる。計算装置204は、センサ216から受信した情報を利用して、気流システム218と連結した導管222によって提供される、気流の温度レベル、気流の湿度レベル、気流内の空気量、および気流の速度を調整する。さらに、計算装置204は、シーラントを硬化させるための特定された時間(例えば、所望の時間)に基づいて気流の量/速度、気流の温度、または気流の湿度レベルを調整することが可能であり、および/または、燃料タンク202内の空気が燃料タンクの外壁上の1つまたは複数の通気孔を通じて燃料タンク202から抜かれる速度を調整することが可能である。一実施形態では、複数の導管222は、燃料タンク202内に設けられる。より具体的には、マニホールド(不図示)が複数の導管222を接続できるため、燃料タンク202の各隔室/部分は別個の導管222を有することが可能になる。一実施形態では、導管222は、例えば、プラスチック、ゴム、あるいは摩擦を防ぎおよび/または携帯性を高めることができる他の柔軟なタイプの管材料から作られる。導管222は、気流が導管222によって作成された経路によって燃料タンク202に導かれることを可能にする、複数のマイクロ通気孔230を含む。一実施形態では、マイクロ通気孔230は、例えばプラスチックから作られる。また、マイクロ通気孔230は、システム200のキャリブレーションまたは微調整のために調整する機能を有することができる。さらに、気流がマイクロ通気孔230または燃料タンク202の外壁に配置されている空気ダクトを出る際に、気流の温度、相対湿度、および/または速度を測定するために、センサ216をマイクロ通気孔230の外部または内部に配置することが可能である。
計算装置204が気流の温度レベル、気流の湿度レベル、気流内の空気量、および気流の速度を調整することを可能にするために、気流システム218が、気流構成要素224、温度構成要素226、および/または湿度構成要素228を含む。例えば、気流構成要素は、必要に応じて画定された空気量/速度を作成するために、空調機器および送風機の組み合わせを含む。また、気流中の空気を加熱または冷却するために、温度構成要素(例えば、熱電対)を使用することができる。さらに、画定された相対湿度レベルが、気流内すなわち燃料タンク202内で達成され得るように、湿度構成要素228は、水分/湿気を気流に与える。
次に、図3および図4を参照すると、航空機の燃料タンク400内でシーラントを硬化させる方法300が提供されている。方法300は、航空機の燃料タンク400内で実行されるものとして本明細書に説明されているが、方法300は、下水管理システムおよび船舶の燃料タンクのような多くの他の環境および/または構成で適用可能である。
方法300は302で開始し、計算装置402が、燃料タンク400内の温度および相対湿度を測定するように構成された少なくとも1つのセンサ404から、燃料タンク400内の温度および/または相対湿度の目下の測定値を受信する。一実施形態では、各センサ404は、温度および相対湿度の両方を測定することが可能であり、別の実施形態では、第1センサ404が温度を測定し、第2センサ404が相対湿度を測定する。また、燃料タンク400内の画定された位置における温度および相対湿度を測定するために、各センサ404を燃料タンク400の内部全体に配置することができる。304で、計算装置402は、燃料タンク400内のシーラントを硬化させるための時間を特定する。例えば、ユーザは、燃料タンク400の組み立ての際に割り当てられたシーラントを硬化させるための時間を選択してもよい。このように、ユーザが、計算装置402に硬化するための時間を提供することができるため、計算装置402は、選択された時間の間に硬化を達成するのに必要な環境(例えば、温度および相対湿度)を確立する結果となる。一実施形態では、時間を提供する代わりに、温度および相対湿度レベルを計算装置402に提供することができる。
306で、計算装置402は、燃料タンク400を通る経路を画定する導管410に沿った複数の通気孔408を通じて導かれる、気流の温度および気流内の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させる。例えば、センサ404が温度測定値を提供する際、燃料タンク400内の温度が温度の閾値レベル未満である場合、計算装置402は気流の温度を上昇させることができ、また燃料タンク400内の温度が温度の閾値レベルより高い場合、計算装置402は気流の温度を低下させることができる。さらに、センサ404が相対湿度測定値を提供する際、燃料タンク400内の相対湿度レベルが相対湿度の閾値レベル未満である場合、計算装置402は気流内の湿度レベルを上昇させることができ、燃料タンク400内の相対湿度レベルが相対湿度の閾値レベルより高い場合、計算装置402は気流の湿度レベルを低下させることができる。
一実施形態では、計算装置402が、燃料タンク400内のVOCの現行レベルも、センサ404から受信する。例えば、VOCの現行レベルが、燃料タンク400の特定の領域におけるVOCの閾値レベルを超えた場合に、計算装置402は気流の速度を上昇させることができる。気流の速度を上昇させることによって、VOCをシステムから除去するか、VOCをVOCの閾値レベル未満に減少させることができる。一実施形態では、VOCの閾値レベルは、測定される化学物質に基づいている。さらに、VOCは、例えば労働安全衛生管理局(OSHA)によって設定されている、特定の化学物質の暴露限界の割合(例えば、10%)とすることができる。別の実施形態では、VOCの閾値は約20ppmである。
また、計算装置402は、燃料タンク400内のVOCのレベルがVOCの閾値レベルを超えた旨の通知を提供するアラームを発することができ、これにより、燃料タンク400内の環境が安全でないことをユーザに通知する。
別の実施形態では、整備士が、燃料タンク400の組み立て中に燃料タンク400内部で長時間作業することから、内部で作業する整備士のための安全/適した環境を作るために、計算装置402は、燃料タンク400内の人間(例えば、整備士)の数を特定する。例えば、イソプロパノール(IPA)およびメチルプロピルケトン(MPK)等の化学物質が組み立て中に使用されることから、整備士のための安全/適した環境を作るために、燃料タンク400を大量に換気する必要があり、これにより、整備士が燃料タンク400内で作業し続けることができる。さらに、シーラントを硬化させるためのタクトタイムを減少させるために、燃料タンク400内の温度および/または相対湿度を上昇させることができる。したがって、燃料タンク400内の整備士のための快適/安全な環境を維持しながら、温度および相対湿度を上昇させることを可能にするために、気流がそれぞれの整備士に吹き付けられるように、通気孔408が戦略的に配置され得、これにより、知覚温度を低下させ、硬化工程を助けるベースライン温度の上昇を可能にする。したがって、一実施形態では、計算装置402は、燃料タンク400内の知覚温度または実際の温度が安全な温度の閾値レベルである、例えば79°F、またはこれ以下になるように、燃料タンク400内にいる、またはこれから入る人間/整備士の数に基づいて、気流の速度を上昇させ、および/または、気流の温度を低下させる。また、計算装置402は、燃料タンク400内の各整備士から放出される体温を考慮する。このように、燃料タンク400内の温度および相対湿度は、燃料タンク400内の整備士の数に基づく、例えば体温による過剰な熱を考慮するためにリアルタイムで動的に調整される。
一実施形態では、人間が燃料タンク400内にいないと判定された場合、計算装置402は、燃料タンク400内の温度を最高温度の閾値(例えば、約140°F〜約250°Fのような、硬化を最適化する温度)に上昇させることができ、燃料タンク400内の相対湿度を最高相対湿度の閾値(例えば、約70%〜約90%のような、硬化を最適化する相対湿度)に上昇させることができる。図5〜図7に関して以下でさらに詳細に説明するように、温度および相対湿度の上昇により、シーラントの硬化工程を少なくとも半分に削減することができ、例えば、72時間が36時間になる。
別の実施形態では、燃料タンク400は、例えば、隔室412、隔室414、隔室416、隔室418、隔室420、および隔室422のような、複数の隔室を含む。このように、それぞれの隔室は、他の隔室と分離した独自の環境を有すると考えることができる。このため、例えば隔壁カバーを使用する組み立て工程の間に、それぞれの隔室へのアクセスを、他の隔室から密閉することができる。したがって、隔室418の内部で作業する整備士がいない場合、計算装置402は、隔室418内の温度を最高温度の閾値に上昇させ、隔室418内の相対湿度を最高相対湿度の閾値に上昇させることが可能であり、同時に、隔室412、隔室414、隔室416、隔室420、および隔室422内の環境を、内部で作業する整備士のための安全/快適なレベルに維持することができる。
一実施形態では、燃料タンク400内に導管410を設置する前に、過去のデータを、アクセスし分析し、および/または、燃料タンク400内に適用されている方法300をエミュレートする仮想シミュレーションに提供することができる。過去の燃料タンク環境のデータは、複数の燃料タンク内の画定された位置での、過去の温度レベル、過去の相対湿度レベル、過去のVOCレベル、および過去の気流速度レベルを含む。仮想シミュレーションによるこのデータの収集により、燃料タンク400全体の導管410および通気孔408の配置を最適化する機能が提供され、最も懸念される領域または過去に問題のあった領域を、導管410の動的な配置によって対処することができる。さらに、気流の温度レベル、気流の相対湿度レベル、および/または気流の速度レベルも、過去のデータ/仮想シミュレーションに基づいて最適化することができる。
次に図5を参照すると、従来のシステム/方法を用いてBMS5−45燃料タンク(燃料タンク500)から取得した実際のデータ(温度、相対湿度、および気流速度)が提供されている(例えば、図1に示すシステムを参照)。図5に示すように、通気孔502の近隣で燃料タンク500に入る空気は、温度67°F、相対湿度71%、速度6000fpsを有し、通気孔504の近隣で燃料タンク500に入る空気は、温度68°F、相対湿度67%、速度3000fpsを有し、通気孔506の近隣で燃料タンク500に入る空気は、温度68°F、相対湿度70%、速度3500fpsを有し、通気孔508の近隣で燃料タンク500に入る空気は、温度68°F、相対湿度70%、速度3500fpsを有し、通気孔510の近隣で燃料タンク500に入る空気は、温度68°F、相対湿度70%、速度4000fpsを有し、通気孔512の近隣で燃料タンク500に入る空気は、温度67°F、相対湿度71%、速度6000fpsを有する。また、図5は、燃料タンク500全体を通して他の位置で取得された環境データも提供している。ただし、図5に示すように、従来のシステム/方法を用いることにより、燃料タンク500を流れる空気の温度、相対湿度、および速度は、非常に一貫性がなく、温度の範囲は67°F〜73°F、相対湿度レベルの範囲は61%〜71%、および気流速度の範囲は8fps〜6000fpsとなっている。
図6は、図5に提供された条件の下で、燃料タンク500内に適用されたクラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントの実際の硬化時間を提供している。提供された例示的なデータでは、環境の温度が77°F、相対湿度が50%の場合、クラスA2シーラントは72時間以内に硬化すると予想される。さらに、環境の温度が77°F、相対湿度が50%の場合、クラスB2シーラントは24時間以内に硬化すると予想される。ただし、(図5に示すように)燃料タンク500全体を通してのさまざまな温度および相対湿度レベルの結果として、クラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントが硬化するためにかかる時間の量は、燃料タンク500全体を通して、それぞれ12時間異なる。
次に図7を参照すると、例えば図4に示されているシステムである、本開示の実施形態を利用したクラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントの硬化時間が提供されている。図7に示す硬化時間は、図4に示す複数の導管(例えば、導管410)および通気孔408を使用した燃料タンク500全体に提供されている、温度140°F、相対湿度60%の気流に基づいている。図7に示すように、クラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントの硬化時間は、燃料タンク500全体で一貫している(例えば、クラスA2シーラントに36時間、クラスB2シーラントに12時間)。さらに、図7は、従来のシステム/方法を使用した図6に示されている硬化時間と比較した場合の、燃料タンク500全体を通してのさまざま位置でのクラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントを硬化させるための時間の変化/差分も示している。例えば、図7に示すように、図1、図5、および図6に示されているような従来のシステムおよび方法を利用したクラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントの硬化時間と比較した場合、本開示のシステムおよび方法を利用することにより、クラスA2シーラントおよびクラスB2シーラントの硬化時間は、50%〜略60%削減されている。
本明細書に使用される例は単なる例示であり、これらの例の要素を限定するものではない。上記の実施形態は、制御された空気の流れを可能にし、予測可能なシーラントの硬化時間を提供し、VOCの貯留を除去し、知覚温度を低下させ、および/または、燃料タンクの組み立て中にホット/コールドスポットを管理するための効率的なシステムおよび方法を提供する。ただし、本明細書で説明するシステムおよび方法は、本明細書に記載の特定の実施形態に限定されるものではなく、システムの構成要素および/または方法のステップを、本明細書に記載した他の構成要素および/またはステップから独立してかつ別個に利用することができる。例えば、システムは、他のシステムおよび方法と組み合わせて使用することも可能であり、本明細書に記載されるような燃料タンクおよび方法でのみの実施に限定されるものではない。むしろ、例示的な実施形態では、他の多くの組み立て/シーラント/換気の用途や、温度、相対湿度、および気流のうちの1つまたは複数を調整/監視することによって環境を制御する必要性がある任意の場所に関連して、実装され利用され得る。
さらに、本開示は、以下の条項による態様を含む。
条項.1
燃料タンク202内の環境を制御するためのシステムであって、前記システムが、複数の通気孔408を備える導管222を備え、前記導管が前記燃料タンクを通る経路を画定し、前記導管が前記経路に沿って前記複数の通気孔から空気の流れを導くように構成されている、システム。
条項.2
前記燃料タンク内の温度および相対湿度のうちの少なくとも1つを測定するように構成されている少なくとも1つのセンサ216と、
プロセッサ206を備えるコントローラーであって、前記プロセッサが、前記少なくとも1つのセンサから、前記燃料タンク202内の前記温度および/または前記相対湿度の目下の測定値を受信するようにプログラムされている、コントローラーと、
をさらに備える、条項1に記載のシステム。
条項.3
前記プロセッサ206が、
前記燃料タンク内のシーラントを硬化させるための時間を特定し、
前記特定された時間に基づいて、前記空気の流れの温度および前記空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるように、
さらにプログラムされている、条項2に記載のシステム。
条項.4
前記少なくとも1つのセンサ216が、前記燃料タンク202内の揮発性有機化合物のレベルを測定するようにさらに構成され、前記プロセッサ206は、前記揮発性有機化合物の前記レベルが閾値レベルを超えた場合に前記空気の流れの速度を上昇させるようにさらにプログラムされている、条項2または条項3に記載のシステム。
条項.5
前記プロセッサ206が、前記特定された時間、および/または、前記燃料タンク内の空気が前記燃料タンクの外壁の1つまたは複数の通気孔を通じて前記燃料タンク202から抜かれる速度に基づいて、前記空気の流れの速度を調整するようにさらにプログラムされている、条項2から4に記載のシステム。
条項.6
前記プロセッサ206が、
前記燃料タンク内の人間の数を特定し、
前記温度が安全な温度の閾値以下になるように、前記燃料タンク202内の前記人間の数に基づいて、前記空気の流れの速度を上昇させ、および/または、前記空気の流れの前記温度を低下させるように
さらにプログラムされている、条項2から5に記載のシステム。
条項.7
前記プロセッサ206が、
前記燃料タンク202内に人間がいないことを判定し、
前記燃料タンク内の前記温度を最高温度の閾値に上昇させ、
前記燃料タンク内の前記相対湿度を最高相対湿度の閾値に上昇させるように
さらにプログラムされている、条項2から6に記載のシステム。
条項.8
前記プロセッサ206が、
複数の燃料タンク内の画定された位置からの温度および相対湿度データを含む、過去の燃料タンク環境のデータを受信し、
前記過去の燃料タンク環境のデータに基づいて前記導管222の前記経路を画定するように
さらにプログラムされている、条項2から7に記載のシステム。
条項.9
前記プロセッサ206が、前記過去の燃料タンク環境のデータおよび前記燃料タンク202内のシーラントの位置に基づいて、前記複数の通気孔408それぞれの前記導管222に沿った位置を決定するようにさらにプログラムされている、条項8に記載のシステム。
条項.10
燃料タンク202内の環境を制御するための方法であって、
前記燃料タンク202内の温度および/または相対湿度の目下の測定値を受信するステップと、
前記燃料タンクを通る経路を画定する導管222に沿った複数の通気孔408を通じて導かれる、空気の流れの温度および空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップと
を含む方法。
条項.11
前記方法が、
前記燃料タンク202内のシーラントを硬化させるための時間を特定するステップと、
前記特定された時間に基づいて、前記燃料タンク202を通る経路を画定する導管222に沿った複数の通気孔408を通じて導かれる、前記空気の流れの温度および前記空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップと
をさらに含む、条項10に記載の方法。
条項.12
前記方法が、前記特定された時間、および/または、前記燃料タンク202内の空気が前記燃料タンクの外壁上の1つまたは複数の通気孔を通じて前記燃料タンクから抜かれる速度に基づいて、前記空気の流れの速度を調整するステップをさらに含む、条項11に記載の方法。
条項.13
前記方法が、
少なくとも1つのセンサ216から、前記燃料タンク202内の揮発性有機化合物の現行レベルを受信するステップと、
前記揮発性有機化合物の前記現行レベルが閾値レベルを超えた場合に、前記空気の流れの速度を上昇させるステップと
をさらに含む、条項10に記載の方法。
条項.14
前記方法が、
前記燃料タンク202内の人間の数を特定するステップと、
前記温度が安全な温度の閾値以下になるように、前記燃料タンク内の前記人間の数に基づいて、前記空気の流れの速度を上昇させ、および/または、前記空気の流れの前記温度を低下させるステップと
をさらに含む、条項10に記載の方法。
条項.15
前記方法が、
複数の燃料タンク内の画定された位置からの温度および相対湿度データを含む、過去の燃料タンク環境のデータを受信するステップと、
前記過去の燃料タンク環境のデータに基づいて前記導管222の前記経路を画定するステップと
をさらに含む、条項10に記載の方法。
条項.16
前記方法が、前記過去の燃料タンク環境のデータおよび前記燃料タンク202内のシーラントの位置に基づいて、前記複数の通気孔408それぞれの前記導管222に沿った位置を決定するステップをさらに含む、条項15に記載の方法。
条項.17
前記方法が、
前記燃料タンク202内に人間がいないことを判定するステップと、
前記燃料タンク内の前記温度を最高温度の閾値に上昇させるステップと、
前記燃料タンク内の前記相対湿度を最高相対湿度の閾値に上昇させるステップと
をさらに含む、条項10に記載の方法。
条項.18
燃料タンク202内の環境を制御するための命令を含む1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記命令がプロセッサ206に、
前記燃料タンク内の温度および/または相対湿度の目下の測定値を受信するステップと、
前記燃料タンクを通る経路を画定する導管222に沿った複数の通気孔408を通じて導かれる、空気の流れの温度および前記空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップと
を実行させる、非一時的なコンピュータ可読媒体。
条項.19
前記命令が前記プロセッサ206に、
前記燃料タンク202内のシーラントを硬化させるための時間を特定するステップと、
前記特定された時間に基づいて、前記燃料タンクを通る経路を画定する導管222に沿った複数の通気孔408を通じて導かれる、空気の流れの温度および前記空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップと
をさらに実行させる、条項18に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
条項.20
前記命令が前記プロセッサ206に、
少なくとも1つのセンサから、前記燃料タンク202内の揮発性有機化合物の現行レベルを受信するステップと、
前記揮発性有機化合物の前記現行レベルが閾値レベルを超えた場合に、前記空気の流れの速度を上昇させるステップと
をさらに実行させる、条項18または条項19に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
条項.21
前記命令が前記プロセッサ206に、
前記燃料タンク202内の人間の数を特定するステップと、
前記温度が安全な温度の閾値以下になるように、前記燃料タンク内の前記人間の数に基づいて、前記空気の流れの速度を上昇させ、および/または、前記空気の流れの前記温度を低下させるステップと
をさらに実行させる、条項18から20に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
条項.22
前記命令が前記プロセッサ206に、
複数の燃料タンク内の画定された位置からの温度および相対湿度データを含む、過去の燃料タンク環境のデータを受信するステップと、
前記過去の燃料タンク環境のデータに基づいて前記導管222の前記経路を画定するステップと、
前記過去の燃料タンク環境のデータおよび前記燃料タンク202内のシーラントの位置に基づいて、前記複数の通気孔408それぞれの前記導管に沿った位置を決定するステップと
をさらに実行させる、条項18から21に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
条項.23
前記命令が前記プロセッサ206に、
前記燃料タンク202内に人間がいないことを判定するステップと、
前記燃料タンク内の前記温度を最高温度の閾値に上昇させるステップと、
前記燃料タンク内の前記相対湿度を最高相対湿度の閾値に上昇させるステップと
をさらに実行させる、条項18から22に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
本発明のさまざまな実施形態の特定の形態は一部の図面に示され、他の図面には示されないかもしれないが、これは単に便宜のためである。本発明の趣旨によれば、図面のあらゆる形態を参照することができ、および/または任意の他の図面の任意の形態と組み合わせて特許請求することができる。
本明細書は、最良の形態を含む本発明を開示するために例を使用し、また、あらゆる装置またはシステムを製作しかつ使用しまたあらゆる組み込み方法を実行することを含む、当業者による本発明の実施を可能にする。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が想到するその他の例を含むことができる。このような他の例は、それらが特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有する場合、または、それらが特許請求の範囲の文言と実質的でない差を有する同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
100 燃料タンク
102,104 ダクト
106 気流
108 開口
110 デッドスポット
400 燃料タンク
402 計算装置
404 センサ
408 通気孔
410 導管
412,414,416,418,420,422 隔室

Claims (10)

  1. 燃料タンク(202)内の環境を制御するためのシステムであって、前記システムが、複数の通気孔(408)を備える導管(222)を備え、前記導管が前記燃料タンクを通る経路を画定し、前記導管が前記経路に沿って前記複数の通気孔から空気の流れを導くように構成されている、システム。
  2. 前記燃料タンク内の温度および相対湿度のうちの少なくとも1つを測定するように構成されている少なくとも1つのセンサ(216)と、
    プロセッサ(206)を備えるコントローラーであって、前記プロセッサが、前記少なくとも1つのセンサから、前記燃料タンク(202)内の前記温度および/または前記相対湿度の目下の測定値を受信するようにプログラムされている、コントローラーと、
    をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記プロセッサ(206)が、
    前記燃料タンク内のシーラントを硬化させるための時間を特定し、
    前記特定された時間に基づいて、前記空気の流れの温度および前記空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるように、
    さらにプログラムされている、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記少なくとも1つのセンサ(216)が、前記燃料タンク(202)内の揮発性有機化合物のレベルを測定するようにさらに構成され、前記プロセッサ(206)は、前記揮発性有機化合物の前記レベルが閾値レベルを超えた場合に前記空気の流れの速度を上昇させるようにさらにプログラムされている、請求項2または請求項3に記載のシステム。
  5. 前記プロセッサ(206)が、前記特定された時間、および/または、前記燃料タンク内の空気が前記燃料タンクの外壁の1つまたは複数の通気孔を通じて前記燃料タンク(202)から抜かれる速度に基づいて、前記空気の流れの速度を調整するようにさらにプログラムされている、請求項2から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記プロセッサ(206)が、
    前記燃料タンク内の人間の数を特定し、
    前記温度が安全な温度の閾値以下になるように、前記燃料タンク(202)内の前記人間の数に基づいて、前記空気の流れの速度を上昇させ、および/または、前記空気の流れの前記温度を低下させるように
    さらにプログラムされている、請求項2から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 前記プロセッサ(206)が、
    前記燃料タンク(202)内に人間がいないことを判定し、
    前記燃料タンク内の前記温度を最高温度の閾値に上昇させ、
    前記燃料タンク内の前記相対湿度を最高相対湿度の閾値に上昇させるように
    さらにプログラムされている、請求項2から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記プロセッサ(206)が、
    複数の燃料タンク内の画定された位置からの温度および相対湿度データを含む、過去の燃料タンク環境のデータを受信し、
    前記過去の燃料タンク環境のデータに基づいて前記導管(222)の前記経路を画定するように
    さらにプログラムされている、請求項2から7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記プロセッサ(206)が、前記過去の燃料タンク環境のデータおよび前記燃料タンク(202)内のシーラントの位置に基づいて、前記複数の通気孔(408)それぞれの前記導管(222)に沿った位置を決定するようにさらにプログラムされている、請求項8に記載のシステム。
  10. 燃料タンク(202)内の環境を制御するための方法であって、
    前記燃料タンク(202)内の温度および/または相対湿度の目下の測定値を受信するステップと、
    前記燃料タンクを通る経路を画定する導管(222)に沿った複数の通気孔(408)を通じて導かれる、空気の流れの温度および前記空気の流れの中の湿度のうちの1つまたは複数を、上昇または低下させるステップと
    を含む方法。
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