JP2015182544A - 索条式輸送設備の原動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】索条式輸送設備において、制動時における索条張力の不均衡による影響を少なくし、車両や搬器の空走する距離を短縮することのできる原動装置を提供すること。【解決手段】索条18を巻き掛けて、この索条18を駆動する原動滑車13と、原動滑車13に連結された減速機14と、減速機14の入力軸16に連結された電動機17とを備え、この電動機17の出力軸25または減速機14の入力軸16にフライホイール30を備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、搬器や車両を索条で懸垂したり牽引して運行を行う索条式輸送設備において、前記索条を駆動する原動装置に関する。
索条式輸送設備は、空中に張架した索条に搬器を懸垂して運行を行うロープウェイ等の索道や、地上に敷設したレールに沿って索条により車両を牽引して運行を行う鋼索鉄道として知られている。これら索道や鋼索鉄道は、鉄道等のように車両自体に動力を有して自走するのではなく、車両や搬器を索条に連結し、この索条を駆動することにより車両や搬器を移動させる方式であることから、急な傾斜地であっても人員の輸送が可能であり、山間部に設けられた神社仏閣への参拝や山岳地帯の観光地での人員輸送、また、スキー場における人員輸送等に多く利用されている。
上記のロープウェイや鋼索鉄道は、一般的に、高所側の停留場に索条を駆動する原動滑車を備えた原動装置を設け、この原動滑車に巻き掛けられた索条の両端に搬器や車両を連結し、これらが停留場間をつるべ式に交互に往復する交走式と呼ばれる方式が用いられる。前記原動装置には、原動滑車を駆動する電動機や減速機を備えるとともに、運転を停止するときに動作する制動機等を備え、これらを総合的に制御することにより搬器や車両の運行を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−201390号公報
上記のような、つるべ式に運行が行われるロープウェイや鋼索鉄道においては、車両又は搬器に乗車する乗車人数により、上り線側と下り線側とで索条に作用する荷重の不均衡が発生する。例えば、高所側に観光目的の施設等がある場合においては、運行開始の時間帯に上り線側の搬器又は車両に乗客が集中し、これを牽引する側の索条張力が高く、反対側は相対的に索条張力が低い状態となる。逆に、運行終了の時間帯には、下り線側の搬器又は車両に乗客が集中し、これに連結された側の索条張力が高く、反対側すなわち上り線側の索条張力は低い状態となる。
このような索条張力の不均衡は、車両や搬器が線路中を走行しているときに制動を行う場合に問題となる。すなわち、索条を駆動する原動装置においては、運転停止の制御信号が発せられると直ちに電動機への電力が遮断されるとともに制動機が動作を開始するが、この制動機に制動力が発生するまでには若干のタイムラグがあり、微少な時間ではあるものの原動滑車に対して駆動力及び制動力がともに作用しない状態が発生して、車両や搬器が空走状態となる。このときに上記したような索条張力の不均衡があると、この不均衡の状態によって制動に要する距離や時間が異なってくる。特に下り線側の索条張力が高く上り線側の索条張力が低い状態の場合には、瞬間的に車両や搬器が加速して、この結果制動距離が長くなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、索条張力の不均衡による制動時における影響を少なくし、車両や搬器の空走する距離を短縮することのできる索条式輸送設備の原動装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明は、索条を巻き掛けて該索条を駆動する原動滑車と、該原動滑車に連結された減速機と、該減速機の入力軸に連結された電動機と、を備え、該電動機の出力軸または前記減速機の入力軸にフライホイールを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、電動機の出力軸または減速機の入力軸にフライホイールに備えることにより慣性力が増大し、制動時における索条張力の不均衡による影響が少なくなるとともに、車両や搬器の空走する距離が短縮される。
鋼索鉄道の概要を示した説明図 原動装置の平面図 図2におけるA−A矢視図 減速機と電動機との接続部を示す一部断面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、索条式輸送設備として鋼索鉄道による実施形態によって説明を行うが、本発明はロープウェイ等の索道にも適用可能である。図1は、鋼索鉄道の概要を示した説明図である。図において、傾斜面に敷設された軌条10上には二台の車両11が配置され、この軌条10に沿って山麓側停留場と山頂側停留場の間を往復走行する。各車両11は、一条の索条18の両端部にそれぞれ連結されており、索条18の中間は山頂側停留場に設けられた原動装置50の対動滑車12及び原動滑車13に巻き掛けられている。二台の車両11の位置関係は、一の車両11が山頂側停留場に位置するときに他の車両11が山麓側停留場に位置する関係にあり、索条18の移動とともに各車両11、11は、互いに逆方向に走行するいわゆるつるべ方式で運行される。
前記原動滑車13は電動機17により駆動される。すなわち、原動滑車13は、減速機14の出力軸15に連結されており、この減速機14の入力軸16には電動機17が連結され、この電動機17を駆動制御することにより原動滑車13が回転し、索条18の巻き上げ及び繰り出しが行われる。そして減速機14の入力軸16には、ディスク板19が固着されており、このディスク板19にディスク制動機20が作用して電動機17ないし原動滑車13の回転を制動する。また、原動滑車13の周縁部には滑車制動機21を備え、この滑車制動機21が原動滑車13の周縁部に作用して原動滑車13の回転を直接制動する。これらディスク制動機20及び滑車制動機21は、車両11が停留場に停車するとき、および、設備や車両11に異常があったときなどに作動して鋼索鉄道の運行を停止させるものである。
図2は原動装置50の平面図であり、図3は図2におけるA−A矢視図である。上記したように原動装置50は、対動滑車12と、原動滑車13と、減速機14と、電動機17とを備えている。線路から矢印18a方向へ延伸してきた索条18は、対動滑車12と原動滑車13とに順次複数回巻き掛けられて再び矢印18b方向に向け線路中へ延伸している。矢印18a方向側の索条張力と矢印b方向側の索条張力とは、車両11に搭乗する乗客の人数や線路中における車両11の位置によりそれぞれ相違する。原動滑車13は、一体となって回転する滑車軸22を備えており、この滑車軸22の一方の端部は、カップリング23を介して減速機14の出力軸15に連結されている。この減速機14の入力軸16は、自在継手24によって電動機17の出力軸と連結されており、電動機17を駆動制御することにより減速機14を介して原動滑車13の回転が制御される。
減速機14の入力軸16には、ディスク板19を備えるとともに、この外周部にディスク板19の回転を制動するディスク制動機20を設置している。また、原動滑車13の周縁部には、原動滑車13の回転を制動する滑車制動機21を設置している。ディスク制動機20と滑車制動機21とはともに、ディスク板19と原動滑車13の外周部とをバネ力の作用によりブレーキパッドで挟み込んで制動するようにしたものであって、これらのブレーキパッドに油圧シリンダーを組み合わせて、これに油圧をかけることによりプレーキパッドが開いて制動力が解放され、また、油圧を解放することにより制動力が作用するようにしたものである。したがって、ディスク制動機20および滑車制動機21が完全に制動力を発生させるまで、および、制動力を完全に解放するまでには若干のタイムラグが生じる。
図4は、減速機14と電動機17との接続部を示す一部断面図である。減速機14の入力軸16には、ヨークジョイント26が外嵌されており、このヨークジョイント26の端面に自在継手24が連結されている。ヨークジョイント26の自在継手24側の外周部には、フランジ部27が形成されており、ここにディスク板19が固着されている。電動機17の出力軸25には、同様にヨークジョイント28が外嵌されており、このヨークジョイント28の端面に自在継手24が連結されている。ヨークジョイント28の電動機17本体側の外周部には、フランジ部29が形成されており、ここにフライホイール30が固着されている。フライホイール30は、鋼材を円盤状に形成したものであって所定の質量を有している。図においては、2枚の円盤状鋼材を重ね合わせてフライホイール30を構成している。
フライホイール30は、制動時の慣性力を大きくするものであって、以下のような作用がある。すなわち、制動力が一定の場合に制動距離および制動時間は、巻き上げ側と繰り出し側との索条18の張力差と、索条18が巻き掛けられた原動滑車13、減速機14、電動機17などの慣性力と、ディスク制動機20および滑車制動機21が完全に制動力を発生させるまでの時間とにより定まる。したがって、索条18の張力差が大きい場合と小さい場合とでは制動距離および制動時間に差が生じてしまうが、上記のように所定の質量を有するフライホイール30を設けることにより慣性力が大きくなるので、索条18の張力差による制動力に対する影響が相対的に小さくなるとともに、空走する距離も小さくなり、索条18の張力差による制動距離および制動時間のバラツキが小さくなる。なお、上記の説明においては、電動機17の出力軸25にフライホイール30を設けたが、いうまでもなく、減速機14の入力軸16にフライホイール30を設けてもよい。
10 軌条
11 車両
12 対動滑車
13 原動滑車
14 減速機
15 出力軸
16 入力軸
17 電動機
18 索条
18a 矢印
18b 矢印
19 ディスク板
20 ディスク制動機
21 滑車制動機
22 滑車軸
23 カップリング
24 自在継手
25 出力軸
26 ヨークジョイント
27 フランジ部
28 ヨークジョイント
29 フランジ部
30 フライホイール
50 原動装置

Claims (1)

  1. 索条を巻き掛けて該索条を駆動する原動滑車と、該原動滑車に連結された減速機と、該減速機の入力軸に連結された電動機と、を備え、該電動機の出力軸または前記減速機の入力軸にフライホイールを備えたことを特徴とする索条式輸送設備の原動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004099027A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Pomagalski Sa 輸送用チェアリフト

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