JP2015181869A - 薬液投与装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置を大型化することなく、超微量の薬液を長時間にわたって高精度に連続投与することが可能な携帯型の薬液投与装置を提供する。【解決手段】モータ部と、前記モータ部によって駆動される歯車と、薬液を収容するシリンジ内で押し子を摺動させるためのものであって前記歯車の回転軸上に設けられた送りネジ機構とを有し、前記送りネジ機構は、筒状の外周と内周とに逆巻きのネジ山が設けられると共に前記歯車に対して嵌合された駆動ネジと、前記駆動ネジの外周に嵌合させた状態で前記モータ部に対して固定された位置に設けられた外ネジと、前記駆動ネジの内周に嵌合させた状態で前記押し子に対して固定状態とされる内ネジとを備えた薬液投与装置である。【選択図】図1
Description
本発明は薬液投与装置に関し、特にはインスリンポンプのように持続的な薬液投与を行うための携帯型の薬液投与装置に関する。
近年、皮下注射や静脈内注射などによって、患者の体内に薬液を持続的に投与する治療法が行われている。例えば、糖尿病患者に対する治療法として、患者の体内に微量のインスリンを持続的に注入する治療が実施されている。この治療法では、一日中患者に薬液(インスリン)を投与するために、患者の身体又は衣服に固定して持ち運び可能な携帯型の薬液投与装置(いわゆるインスリンポンプ)が用いられている。
このような携帯型の薬液投与装置の一つとして、薬液が貯蔵されるカートリッジと、この内部で駆動されるピストンとを有するポンプ形式のものが提案されている。このようなポンプ形式の薬液投与装置においては、装置の小型化を図ることを目的として、ピストンを前進させるためのピストンロッドを、3つの部品からなる入れ子式とした構成が提案されている。第1の部品は、第2の中間部品の外側スレッドと係合する内側スレッドを有する。第2の中間部品は、これに加えて、第3の部品の外側スレッドと係合する内側スレッドを有する。第1の部品が回転されると、入れ子式ピストンロッドの第3の部品とエラストマーピストンとが、回転をロックされ、第2の中間部品と第3の部品とが、互いに係合するスレッドによって先端方向に動かされる(下記特許文献1参照)。
しかしながら上述した入れ子式ピストンロッドを備えた薬液投与装置では、ピストンロッドにおける第1の部品の回転により、第3の部品を内包した状態の第2の中間部品が第1の部品の外側に延伸し、その後、第3の部品が第2の中間部品の外側に延伸する。このため、第2の中間部品の延伸完了と第3の部品の延伸開始との間で、ピストンロッドの延伸が段階的になる。したがって、超微量の薬液を高精度に連続投与することが困難であった。
そこで本発明は、装置を大型化することなく、超微量の薬液を長時間にわたって高精度に連続投与することが可能な携帯型の薬液投与装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の薬液投与装置は、モータ部と、前記モータ部によって駆動される歯車と、薬液を収容するシリンジ内で押し子を摺動させるためのものであって前記歯車の回転軸上に設けられた送りネジ機構とを有する。前記送りネジ機構は、筒状の外周と内周とに逆巻きのネジ山が設けられると共に前記歯車に対して嵌合された駆動ネジと、前記駆動ネジの外周に嵌合させた状態で前記モータ部に対して固定された位置に設けられた外ネジと、前記駆動ネジの内周に嵌合させた状態で前記押し子に対して固定状態とされる内ネジとを備えている。
以上のような構成の薬液投与装置では、モータ部によって駆動される歯車に、筒状の駆動ネジを嵌合させ、この駆動ネジの外周と内周とに逆巻きのねじ山を設けている。これにより、駆動ネジの外周に嵌合させた外ネジと、駆動ネジの内周に嵌合させた内ネジとは、これらの回転を停止させた状態で駆動ネジを回転させることにより、同時に逆向きの2方向に移動することになる。したがって、駆動ネジに対して内ネジおよび外ネジを完全に重ねた状態から、駆動ネジを回転させて内ネジおよび外ネジを逆方向に移動させて3倍に延伸した状態となるまでが、1つの連続した動作で完了する。
以上説明したように本発明の薬液投与装置によれば、1つの連続した動作で入れ子状の送りネジ機構を3倍にまで延伸することができるため、装置を大型化することなく、超微量の薬液を長時間にわたって高精度に連続投与することが可能になる。
以下、本発明を適用した薬液投与装置の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、ここではパッチ式のインスリンポンプに本発明を適用した場合の構成を説明するが、本発明の薬液投与装置は、持続的に超微量の薬液投与を行う携帯型の薬液投与装置に広く適用される。
≪第1実施形態≫
[薬液投与装置の構成]
図1は、第1実施形態の薬液投与装置1における本体部分1aを含む要部の分解斜視図である。この図に示すように、薬液投与装置1は、薬液投与の際に患者に装着される本体部分1aを有し、この本体部分1aに対して本体カバー1bおよびクレードル1cを嵌合させて用いられるものである。
[薬液投与装置の構成]
図1は、第1実施形態の薬液投与装置1における本体部分1aを含む要部の分解斜視図である。この図に示すように、薬液投与装置1は、薬液投与の際に患者に装着される本体部分1aを有し、この本体部分1aに対して本体カバー1bおよびクレードル1cを嵌合させて用いられるものである。
以下、第1実施形態の薬液投与装置1の詳細な構成を、本体部分1a、本体カバー1b、およびクレードル1cの順に説明する。
《本体部分1a》
図2は、薬液投与装置1における本体部分1aの概略平面図であり、説明のため一部を断面図とした図面である。先の図1および図2に示すように、薬液投与装置1の本体部分1aは、筐体10の内部に、モータ部11、このモータ部11によって回転する複数の歯車13,15,17、さらに本実施形態の薬液投与装置1に特徴的な構成を有する送りネジ機構20を備えている。また本体部分1aの筐体10内には、薬液を収容するシリンジ31、およびシリンジ31内に陥入された押し子33が収納される。さらに以上のような本体部分1aは、モータ部11を駆動するための電池Eを収納する電池ボックス35、および薬液の投与/充填ポート37を備えていている。以上のような本体部分1aの各構成要素の詳細は、次のようである。
図2は、薬液投与装置1における本体部分1aの概略平面図であり、説明のため一部を断面図とした図面である。先の図1および図2に示すように、薬液投与装置1の本体部分1aは、筐体10の内部に、モータ部11、このモータ部11によって回転する複数の歯車13,15,17、さらに本実施形態の薬液投与装置1に特徴的な構成を有する送りネジ機構20を備えている。また本体部分1aの筐体10内には、薬液を収容するシリンジ31、およびシリンジ31内に陥入された押し子33が収納される。さらに以上のような本体部分1aは、モータ部11を駆動するための電池Eを収納する電池ボックス35、および薬液の投与/充填ポート37を備えていている。以上のような本体部分1aの各構成要素の詳細は、次のようである。
<筐体10(本体部分1a)>
筐体10は、本体部分1aを構成する各構成要素を収納するものであり、一方の主面側を開口した箱状のものである。またここでの図示は省略したが、筐体10は、側壁部分に、電池ボックス35への電池Eの出し入れを行うための蓋付きの開口部を有していても良い。
筐体10は、本体部分1aを構成する各構成要素を収納するものであり、一方の主面側を開口した箱状のものである。またここでの図示は省略したが、筐体10は、側壁部分に、電池ボックス35への電池Eの出し入れを行うための蓋付きの開口部を有していても良い。
<モータ部11(本体部分1a)>
モータ部11は、モータと減速ギアヘッドとを備えて電池Eによって駆動されるものであり、筐体10の内部に固定された状態で設けられている。このモータ部11は、選択された方向に自在に回動する出力回転軸11aを有する。このモータ部11は、例えばパルス駆動されるステッピングモータまたはステッピングモータと減速用ギヤボックスであることとする。またこのようなモータ部11の駆動制御は、例えば、本体部分1aとは別体で設けたコントローラからの無線遠隔操作によって行われる。
モータ部11は、モータと減速ギアヘッドとを備えて電池Eによって駆動されるものであり、筐体10の内部に固定された状態で設けられている。このモータ部11は、選択された方向に自在に回動する出力回転軸11aを有する。このモータ部11は、例えばパルス駆動されるステッピングモータまたはステッピングモータと減速用ギヤボックスであることとする。またこのようなモータ部11の駆動制御は、例えば、本体部分1aとは別体で設けたコントローラからの無線遠隔操作によって行われる。
<歯車13,15,17(本体部分1a)>
歯車13,15,17は、モータ部11の駆動によって連動して回転するように設けられている。このうち、モータ部11の出力回転軸11a上には、初段歯車13が設けられている。初段歯車13は、平歯車であって良い。この初段歯車13には、平歯車15が嵌合させて設けられている。平歯車15の回転軸上には、例えばモータ部11方向に、長軸平歯車17が立設されている。この長軸平歯車17は、平歯車15よりも小さい径で構成され、次に説明する送りネジ機構20を最も縮めた状態の長さと同程度の軸長を有することとする。
歯車13,15,17は、モータ部11の駆動によって連動して回転するように設けられている。このうち、モータ部11の出力回転軸11a上には、初段歯車13が設けられている。初段歯車13は、平歯車であって良い。この初段歯車13には、平歯車15が嵌合させて設けられている。平歯車15の回転軸上には、例えばモータ部11方向に、長軸平歯車17が立設されている。この長軸平歯車17は、平歯車15よりも小さい径で構成され、次に説明する送りネジ機構20を最も縮めた状態の長さと同程度の軸長を有することとする。
尚、初段歯車13と平歯車15との間には、ここでの図示を省略した減速用の中間歯車を必要に応じて嵌合させて設けても良い。また初段歯車13は、遊星歯車機構として構成されたものであっても良い。この場合、太陽歯車をモータ部11の出力駆動軸に固定して入力軸とし、太陽歯車に嵌合させた遊星歯車の回転軸に遊星キャリアを設けて固定軸とし、遊星歯車を囲んで設けた内歯車を出力軸とする。そして、内歯車の外周に外歯を設けて平歯車を構成し、この外歯に対して平歯車15を嵌合させればよく、モータ部11の出力回転軸11aの回転速度が平歯車15に減速して伝えられる。
<送りネジ機構20>
図2に示すように、送りネジ機構20は、本発明に特徴的な構成を有している。この送りネジ機構20は、入れ子構造で構成されたものであり、長軸平歯車17を中心に内設させた状態で配置されている。このような送りネジ機構20は、最外周に設けられた外ネジ21と、外ネジ21の内側に嵌合させて設けられた駆動ネジ23と、駆動ネジ23の内側に嵌合させて設けられた内ネジ25とを備えた3層構造である。
図2に示すように、送りネジ機構20は、本発明に特徴的な構成を有している。この送りネジ機構20は、入れ子構造で構成されたものであり、長軸平歯車17を中心に内設させた状態で配置されている。このような送りネジ機構20は、最外周に設けられた外ネジ21と、外ネジ21の内側に嵌合させて設けられた駆動ネジ23と、駆動ネジ23の内側に嵌合させて設けられた内ネジ25とを備えた3層構造である。
このうち外ネジ21は、長軸平歯車17の周囲を覆う筒状であり、筐体10の内部に固定配置されている。このような外ネジ21は、筒状の内周にねじ山が形成されたナットとして構成されており、長軸平歯車17と同程度の長さを有していることとする。
駆動ネジ23は、外ネジ21内に陥入された状態で配置されている。このような駆動ネジ23は、筒状であり、その外周と内周との両方にネジ山が設けられている。筒状の外周に設けられたネジ山は、外ネジ21と嵌合する形状である。一方、筒状の内周に設けられたネジ山は、外周に設けられたネジ山に対して逆巻きに形成されている。またこの駆動ネジ23は、長軸平歯車17に対しても嵌合するものであって、平歯車15側の端部が、長軸平歯車17に嵌合する内歯車部23aとして構成されている。
内ネジ25は、長軸平歯車17に被せられ、かつ駆動ネジ23内に陥入された状態で配置されている。このような内ネジ25の外周には、駆動ネジ23の内周に設けられたネジ山に対して嵌合する形状のネジ山が設けられている。またこの内ネジ25は、押し子33に対して固定されるものであり、平歯車15と逆側の端部が、次に説明する押し子33に対する固定部25aとして構成されている。
この固定部25aは、ここでは例えば押し子33に対する固定状態の解除が自在であることとする。このような固定部25aは、内ネジ25の端部において、径を一部小さくしたくびれ形状を有し、このくびれ形状よりも先端側の径が拡大された角柱形状を有して構成されている。この固定部25aは、押し子33の中央部に突設して形成された嵌合部33aを、筐体10の開口方向から被せることによって、押し子33に対して内ネジ25を回転させることなく固定する。
以上のような構成の送りネジ機構20は、例えば、中間の駆動ネジ23が、外ネジ21をナットとして右ネジ(または左ネジ)となっている。一方、内ネジ25は、駆動ネジ23をナットとして左ネジ(または右ネジ)となっている。つまり、送りネジ機構20は、逆巻きの2重ネジによる入れ子構造を構成している。また、外ネジ21が筐体10に対して固定配置されているため、駆動ネジ23が回転した場合において外ネジ21が回転することはない。さらに内ネジ25が押し子33に対して固定され、かつ、シリンジ31および押し子33の断面を円ではない形状、例えば楕円形のような扁平形状としているため、シリンジ31内で押し子33が回転しない構成となっており、駆動ネジ23が回転した場合において内ネジ25も回転することはない。
したがってこの送りネジ機構20は、長軸平歯車17の駆動によって駆動ネジ23が回転することにより、外ネジ21と内ネジ25とが、それぞれのネジ山のピッチにしたがって、同時に逆向きの2方向に移動する構成となっている。
尚、送りネジ機構20は、内ネジ25の固定部25aにおいて、押し子33に対しての固定状態の解除が自在であることとした。この場合、薬液投与装置1の本体部分1aは、繰り返し使用可能なリユース部と、このリユース部に対して取り外し自在としたディスポ部とに分けられる。このうちリユース部は、筐体10内に固定して設けられたモータ部11、歯車13,15,17、送りネジ機構20、電池ボックス35、および投与/充填ポート37で構成される。一方、ディスポ部は、薬液に晒されるシリンジ31および押し子33を有する。ディスポ部は、これらの構成要素を別の筐体に設けた状態で、筐体10から取り外し自在としても良い。この場合、図1を参照し、シリンジ31および押し子33を有するディスポ部は、別の筐体として、例えば以降に説明する本体カバー1b内に収容されていても良い。
尚、薬液投与装置1の本体部分1aをリユース部とディスポ部とに分ける必要のない場合であれば、送りネジ機構20の内ネジ25は、押し子33に対して完全に固定されたものであって良い。
<シリンジ31(本体部分1a)>
シリンジ31は、一方の底面が閉塞され他方の底面が開放された筒状の薬液貯蔵部である。このシリンジ31は、内部において筒状の延設方向に押し子33の摺動が自在な寸胴形状に成形されている。また、シリンジ31内においての押し子33の摺動に伴い、押し子33が回転することのないように、筒状の底面は円ではない形状、例えば楕円形のような扁平形状であることが好ましい。またシリンジ31における筒状の延設方向の長さは、3層構造の送りネジ機構20を最大限に延伸させた長さ、すなわち長軸平歯車17の3倍程度の長さであることとする。
シリンジ31は、一方の底面が閉塞され他方の底面が開放された筒状の薬液貯蔵部である。このシリンジ31は、内部において筒状の延設方向に押し子33の摺動が自在な寸胴形状に成形されている。また、シリンジ31内においての押し子33の摺動に伴い、押し子33が回転することのないように、筒状の底面は円ではない形状、例えば楕円形のような扁平形状であることが好ましい。またシリンジ31における筒状の延設方向の長さは、3層構造の送りネジ機構20を最大限に延伸させた長さ、すなわち長軸平歯車17の3倍程度の長さであることとする。
このようなシリンジ31は、閉塞された底面側に薬液の投与口が設けられ、この投与口において薬液の投与/充填用のチューブ31aが連通されている。またチューブ31aは、接続用注射針31cを保持した接続用注射針アダプタ31bに接続され、シリンジ31は、接続用注射針31cに連通されている。尚、接続用注射針31cは、接続用注射針アダプタ31bが後述する投与/充填ポート37内に嵌合した場合に所定の向きに配置される構成となっている。
またシリンジ31は、透明材料で構成され、内部の薬液量が目視で確認できる構成となっている。
<押し子33(本体部分1a)>
押し子33は、シリンジ31内に液密を保った状態で摺動自在に陥入され、シリンジ31内の容積を自在に調整するものであり、送りネジ機構20の固定部25aに固定されている。押し子33において送りネジ機構20が固定される部分は、押し子33に対して送りネジ機構20を回転させることなく、送りネジ機構20の伸縮に対して押し子33が追従するように構成されている。
押し子33は、シリンジ31内に液密を保った状態で摺動自在に陥入され、シリンジ31内の容積を自在に調整するものであり、送りネジ機構20の固定部25aに固定されている。押し子33において送りネジ機構20が固定される部分は、押し子33に対して送りネジ機構20を回転させることなく、送りネジ機構20の伸縮に対して押し子33が追従するように構成されている。
このような押し子33は、送りネジ機構20側に向かう面の中央部から、送りネジ機構20の固定部25aを保持する形状の嵌合部33aを突設させている。この嵌合部33aは、送りネジ機構20の固定部25aに対して、筐体10の開口方向から自在に被せられる。嵌合部33aは、送りネジ機構20の固定部25aに被せられた状態において、押し子33に対して内ネジ25を回転させることなく固定する。
このような押し子33の外周には、気密性を確保し、かつ、押し子33をシリンジ31の内面と小さな摺動抵抗にてスムーズに摺動するためのパッキン33bが埋め込まれている。パッキン33bは、シリンジ31内において押し子33を摺動させる際の平行性を保つために2重に配置されていることが好ましい。
<電池ボックス35(本体部分1a)>
電池ボックス35は、モータ部11を駆動するための電池を収納する部分であり、モータ部11を駆動できる出力を有する電池Eが収納される構成となっている。ここでは例えば2個のボタン電池Eが重ねて収納される構成となっている。
電池ボックス35は、モータ部11を駆動するための電池を収納する部分であり、モータ部11を駆動できる出力を有する電池Eが収納される構成となっている。ここでは例えば2個のボタン電池Eが重ねて収納される構成となっている。
<投与/充填ポート37(本体部分1a)>
投与/充填ポート37は、シリンジ31内からの薬液の投与、およびシリンジ31内への薬液の充填を行うためのインターフェース部材、すなわち接続用注射針アダプタ31bおよび接続用注射針31cを保持する部分である。
投与/充填ポート37は、シリンジ31内からの薬液の投与、およびシリンジ31内への薬液の充填を行うためのインターフェース部材、すなわち接続用注射針アダプタ31bおよび接続用注射針31cを保持する部分である。
図1に示すように、この投与/充填ポート37は、筐体10における裏面側に、以降に説明するクレードル1cに設けられたカテーテルポート53の接続が可能となっている。投与/充填ポート37は、筐体10の裏面側に、カテーテルポート53が陥入される構成となっており、カテーテルポート53内に後述するカテーテル51を保持したカテーテルアダプタ53bが嵌合された状態において、投与/充填ポート37がカテーテルポート53に陥入されると、チューブ31a、接続用注射針アダプタ31b、接続用注射針31c、カテーテルアダプタ53bを介して、シリンジ31とカテーテル51とが連通される構成となっている。
またここでの図示は省略したが、この投与/充填ポート37は、筐体10において収納部が形成されている側に対する裏面側から、薬液が収納された薬液バイアルの接続が可能であり、薬液バイアルからシリンジ31内への薬液充填が可能な構成となっている。
《本体カバー1b》
図1に示す本体カバー1bは、本体部分1aに着脱自在に被せられる。この本体カバー1bの外装面には、シリンジ31が配置される部分に対応する透明窓41が設けられおり、この透明窓41からシリンジ31内の薬液量が確認できる構成となっている。また、本体カバー1bの側周面には、次に説明するクレードル1cを止め付けるためのクレードル固定溝43が設けられている。尚、本体部分1aが、ディスポ部とリユース部とに分離される構成である場合、この本体カバー1bは、ディスポ部を構成するシリンジ31および押し子33を保持するための筐体を兼ねても良い。
図1に示す本体カバー1bは、本体部分1aに着脱自在に被せられる。この本体カバー1bの外装面には、シリンジ31が配置される部分に対応する透明窓41が設けられおり、この透明窓41からシリンジ31内の薬液量が確認できる構成となっている。また、本体カバー1bの側周面には、次に説明するクレードル1cを止め付けるためのクレードル固定溝43が設けられている。尚、本体部分1aが、ディスポ部とリユース部とに分離される構成である場合、この本体カバー1bは、ディスポ部を構成するシリンジ31および押し子33を保持するための筐体を兼ねても良い。
《クレードル1c》
図1に示すクレードル1cは、本体カバー1bが装着された本体部分1aに対して、本体カバー1bと逆側から着脱自在に装着される。また、クレードル1cにおいて、本体部分1aに向かう面とは逆側の面は、皮膚に対する貼合せ面となっている。
図1に示すクレードル1cは、本体カバー1bが装着された本体部分1aに対して、本体カバー1bと逆側から着脱自在に装着される。また、クレードル1cにおいて、本体部分1aに向かう面とは逆側の面は、皮膚に対する貼合せ面となっている。
またクレードル1cの本体部分1aに向かう面には、本体部分1aとは逆側にカテーテル51を向けた状態で、カテーテルアダプタ53bを嵌合するカテーテルポート53が固定されている。
このカテーテルポート53には、カテーテルアダプタ53bが嵌合される。そして、クレードル1cを本体部分1aに装着した状態において、カテーテルアダプタ53bが嵌合されたカテーテルポート53が、先に説明した本体部分1aの投与/充填ポート37に陥入される。この状態において、投与/充填ポート37に対して、接続用注射針31cを保持した接続用注射針アダプタ31bを嵌合させることにより、接続用注射針31cがカテーテルアダプタ53bのゴム栓を貫通し、シリンジ31から延設されたチューブ31aとカテーテル51とが連通される構成となっている。
またクレードル1cには、本体カバー1bのクレードル固定溝43に嵌合される固定部55が設けられている。
[薬液投与装置1による薬液投与の手順]
以上のように構成された薬液投与装置1による薬液投与は、次のように行う。先ず、シリンジ31および押し子33を、本体部分1aに収容し、シリンジ31内に薬液を充填させた状態としておく。この状態においては、図3Aに示すように、入れ子状の送りネジ機構20は、外ネジ21内に、駆動ネジ23および内ネジ25を完全に収納した状態となっている。また、押し子33は、シリンジ31内の開口付近にまで引き出された状態となっている。
以上のように構成された薬液投与装置1による薬液投与は、次のように行う。先ず、シリンジ31および押し子33を、本体部分1aに収容し、シリンジ31内に薬液を充填させた状態としておく。この状態においては、図3Aに示すように、入れ子状の送りネジ機構20は、外ネジ21内に、駆動ネジ23および内ネジ25を完全に収納した状態となっている。また、押し子33は、シリンジ31内の開口付近にまで引き出された状態となっている。
また、クレードル1cの本体部分1aに向かう面のカテーテルポート53には不図示のカテーテル穿刺装置が設置され、ばねにより予張力がかけられたカテーテル穿刺装置の穿刺針が、カテーテルアダプタ53bのゴム栓を貫通してカテーテル51の先端から露出し、皮膚に対する貼合せ面からは穿刺針が出ない状態となっている。このカテーテル穿刺装置が設置されたクレードル1cを薬液の投与部位に貼り付け、ばねをリリースすることでカテーテルアダプタ53bはカテーテルポート53に嵌合し、穿刺針とカテーテル51は組織内に貫入される。その後、カテーテル穿刺装置をクレードル1cから引き離すことで、穿刺針がカテーテル51から引き抜かれ、カテーテル51が組織内に留置される。
以上の後、クレードル1cに対して、本体カバー1bで覆われた本体部分1aを嵌合させる。
以上のようにして薬液の投与部位に対して、クレードル1cを介して本体部分1aを装着させたところで、ここでの図示を省略したコントローラからの無線遠隔操作により、モータ部11を駆動させる。
これにより、図2に示したように、初段歯車13、平歯車15、および長軸平歯車17が回転し、さらに送りネジ機構20のうち長軸平歯車17に嵌合された駆動ネジ23が回転する。駆動ネジ23の回転により、筐体10に固定された外ネジ21、および押し子33に固定され、かつ、回転を止められた内ネジ25が、駆動ネジ23のねじ山に追従して駆動ネジ23の軸方向に沿って同時に移動する。この際、駆動ネジ23の内周と外周には、逆巻きのねじ山が形成されているため、外ネジ21と内ネジ25とは同時に逆方向に移動し、外ネジ21から駆動ネジ23が突出し、駆動ネジ23から内ネジ25が突出し、送りネジ機構20が延伸される。
これにより、内ネジ25に固定された押し子33がシリンジ31内に押し込まれ、シリンジ31に連結されたチューブ31aを介して薬液の投与部位に対して薬液が投与される。図3Bに示すように、シリンジ31の最深部にまで押し子33が押し込まれたところで、薬液の投与が終了する。
尚、薬液の投与を終了した後には、図1に示したクレードル1cから本体部分1aおよび本体カバー1bを取り外し、本体部分1aの投与/充填ポート37からシリンジ31内に薬液を充填することができる。この際、モータ部11を逆に回転させることにより、シリンジ31内への薬液の充填が行われる。以上の後には、クレードル1cに本体部分1aおよび本体カバー1bを装着し、再びモータ部11を正回転に戻し、薬液の投与が行われる。
[薬液投与装置1の効果]
以上説明した第1実施形態の薬液投与装置1では、上述したように逆巻きの2重ネジによる入れ子構造として構成された送りネジ機構20を備えている。このため、送りネジ機構20を構成する駆動ネジ23に対して内ネジ25および外ネジ21を完全に重ねた状態から、駆動ネジ23を回転させて内ネジ25および外ネジ21を逆方向に移動させて約3倍に延伸させるまでを、1つの連続動作で完了させることができる。
以上説明した第1実施形態の薬液投与装置1では、上述したように逆巻きの2重ネジによる入れ子構造として構成された送りネジ機構20を備えている。このため、送りネジ機構20を構成する駆動ネジ23に対して内ネジ25および外ネジ21を完全に重ねた状態から、駆動ネジ23を回転させて内ネジ25および外ネジ21を逆方向に移動させて約3倍に延伸させるまでを、1つの連続動作で完了させることができる。
したがって、入れ子構造の送りネジ機構20を設けたことによって装置の小型化を図りながらも、1つの連続動作によって送りネジ機構20を段階的でなくスムーズに最大限にまで延伸させることできるため、超微量の薬液を長時間にわたって高精度に連続投与することが可能になる。
≪第2実施形態≫
[薬液投与装置の構成]
図4は、第2実施形態の薬液投与装置2における本体部分2aおよび本体カバー2bと充填器2dの斜視図であり、薬液投与装置2における薬液充填を示す図である。これらの図に示すように、薬液投与装置2は、薬液投与の際に患者に装着される本体部分2aおよび本体カバー2bと、本体部分2aに対して組み合わせて用いられる薬液の充填器2dとを有し、本体部分2aへの薬液充填が充填器2dによって行われる構成である。
[薬液投与装置の構成]
図4は、第2実施形態の薬液投与装置2における本体部分2aおよび本体カバー2bと充填器2dの斜視図であり、薬液投与装置2における薬液充填を示す図である。これらの図に示すように、薬液投与装置2は、薬液投与の際に患者に装着される本体部分2aおよび本体カバー2bと、本体部分2aに対して組み合わせて用いられる薬液の充填器2dとを有し、本体部分2aへの薬液充填が充填器2dによって行われる構成である。
以下、第2実施形態の薬液投与装置2の詳細な構成を、本体部分2a、本体カバー2b、充填器2dの順に説明する。尚、第2実施形態の薬液投与装置2において、第1実施形態の薬液投与装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
《本体部分2a》
図5および図6は、第2実施形態の薬液投与装置2における本体部分2aの概略平面図であり、本体カバー2bを断面で示している。図5は薬液充填時の概略平面図であり、図6は薬液投与時の概略平面図である。これらの図5および図6、さらには先の図4に示すように、薬液投与装置2の本体部分2aは、筐体10’の内部に、モータ部11を有し、さらに本第2実施形態に特徴的な遊星歯車機構61を有している。
図5および図6は、第2実施形態の薬液投与装置2における本体部分2aの概略平面図であり、本体カバー2bを断面で示している。図5は薬液充填時の概略平面図であり、図6は薬液投与時の概略平面図である。これらの図5および図6、さらには先の図4に示すように、薬液投与装置2の本体部分2aは、筐体10’の内部に、モータ部11を有し、さらに本第2実施形態に特徴的な遊星歯車機構61を有している。
また本体部分2aの筐体10’内には、第1実施形態と同様の平歯車15、長軸平歯車17、送りネジ機構20、シリンジ31、およびシリンジ31内に陥入された押し子33、電池ボックス35、および薬液の投与/充填ポート37が設けられている。以上のような本体部分2aの各構成要素のうち、第2実施形態に特徴的な構成要素である筐体10’および遊星歯車機構61の詳細は、次のようである。
<筐体10’(本体部分2a)>
筐体10’は、本体部分2aを構成する各構成要素を収納するものであり、一方の主面側を開口した箱状のものである。この筐体10’には、遊星歯車機構61が収納される位置に対応する側壁部に、開口部10aが設けられているところが特徴的である。尚、ここでの図示は省略したが、筐体10’は、開口部10aの他に電池ボックス35への電池Eの出し入れを行うための蓋付きの開口部を有していても良い。
筐体10’は、本体部分2aを構成する各構成要素を収納するものであり、一方の主面側を開口した箱状のものである。この筐体10’には、遊星歯車機構61が収納される位置に対応する側壁部に、開口部10aが設けられているところが特徴的である。尚、ここでの図示は省略したが、筐体10’は、開口部10aの他に電池ボックス35への電池Eの出し入れを行うための蓋付きの開口部を有していても良い。
<遊星歯車機構61(本体部分2a)>
遊星歯車機構61は、本発明に特徴的な構成を有している。この遊星歯車機構61は、モータ部11の回転軸に固定された状態で設けられている。
遊星歯車機構61は、本発明に特徴的な構成を有している。この遊星歯車機構61は、モータ部11の回転軸に固定された状態で設けられている。
図7は、薬液投与装置2に備えられた遊星歯車機構61の斜視図である。図7に示すように、遊星歯車機構61は、モータ部11の出力回転軸に固定された太陽歯車61a、その周囲に設けられた複数の遊星歯車61b、これらを囲んで設けられた内歯車61c、および各遊星歯車61bの回転軸に固定された遊星キャリア61dを備えている。尚、遊星歯車61bは、ここでは3個設けた構成を図示したが、設計に応じた必要な個数が太陽歯車61aの周囲に均等に配置されれば良い。
そして特に、内歯車61cは、内周に内歯を有し、かつ外周には外歯61eが設けられて平歯車を構成している。また遊星キャリア61dの回転軸φ上には、遊星キャリア61dの固定部材として別の平歯車61fが固定された状態となっている。
図6に示すように、この平歯車61fには、着脱自在に停止部材61gがかみ合わせて設けられ、これらの平歯車61fと停止部材61gとで、遊星キャリア61dの固定部材が構成されている。この停止部材61gは、例えば本体部分2aにおける筐体10’の開口部10a、および本体カバー2bに設けた開口部45を閉塞する蓋部材であり、開口部45を閉塞するように設けることで、平歯車61fの回転を停止状態とする。これにより遊星キャリア61dが固定される構成となっている。
このように遊星キャリア61dを固定した状態においては、モータ部11に対し、太陽歯車61aが入力軸、内歯車61cが出力軸となる。また、遊星キャリア61dの固定により、遊星歯車61bは、太陽歯車61aの周囲を公転せず、自転のみとなる。これにより、モータ部11の駆動による太陽歯車61aの回転速度に対して、内歯車61cおよび外歯61eの回転速度が減速されることになる。
また、図5に示されるように、以上のように構成された遊星歯車機構61は、筐体10’の側壁に設けた開口部10aに対応する位置に配置されている。これにより、開口部10aを介して、以降に詳しく説明する充填器2dに設けた外部モータによって駆動される外部歯車が、遊星歯車機構61の外歯61eに対して嵌合され、外部モータによる外歯61eの駆動が自在な構成となっている。
このような状態においては、モータ部11を駆動させずに、以降に説明する外部モータの駆動によって遊星歯車機構61の外歯61eを駆動させることができる。この場合、平歯車61fの固定状態が解除されているため、遊星歯車61bは自転しながら公転する。このため、外部モータによる駆動は、直接、遊星歯車機構61の外歯61eに伝わり、減速されることなく外歯61eで構成された平歯車、すなわち内歯車61cが回転することになる。尚、平歯車61fと停止部材61gとで構成される固定部材は、遊星キャリア61dを自在に固定可能な形状であればこのような構成に限定されることない。
《本体カバー2b》
図4、図5、図6に示す本体カバー2bが、第1実施形態の本体カバーと異なるところは、側周壁に開口部45が設けられているところにあり、他の構成は同様である。この開口部45は、本体部分2aに本体カバー2bを被せた状態において、本体部分2aにおける筐体10’の開口部10aと重なる位置に設けられている。
図4、図5、図6に示す本体カバー2bが、第1実施形態の本体カバーと異なるところは、側周壁に開口部45が設けられているところにあり、他の構成は同様である。この開口部45は、本体部分2aに本体カバー2bを被せた状態において、本体部分2aにおける筐体10’の開口部10aと重なる位置に設けられている。
これにより、図5に示したように、本体部分2aの開口部10aと本体カバー2bの開口部45との重なり部分から、本体部分2aに設けられた遊星歯車機構61の内歯車61cが露出される構成となっている。
またこの図6に示したように、開口部45には、遊星歯車機構61の固定部材の一つである停止部材61gが装着され、平歯車61fにかみ合わせられて遊星キャリア61dが固定される構成となっている。
《充填器2d》
図4に示した充填器2dは、例えば薬液投与装置2のコントローラを兼ねたものである。この充填器2dは、筐体70の内部に、外部モータ71、外部モータ71によって駆動される外部歯車73,75,77、および外部モータ71を駆動するための電池E’を収納する電池ボックス79を有する。さらに充填器2dは、薬液投与装置2の駆動を制御する制御部80を備えている。以上のようなコントローラを兼ねた充填器2dの各構成要素の詳細は、次のようである。
図4に示した充填器2dは、例えば薬液投与装置2のコントローラを兼ねたものである。この充填器2dは、筐体70の内部に、外部モータ71、外部モータ71によって駆動される外部歯車73,75,77、および外部モータ71を駆動するための電池E’を収納する電池ボックス79を有する。さらに充填器2dは、薬液投与装置2の駆動を制御する制御部80を備えている。以上のようなコントローラを兼ねた充填器2dの各構成要素の詳細は、次のようである。
<筐体70(充填器2d)>
筐体70は、充填器2dを構成する各構成要素を収納するものである。この筐体70には、外部歯車73,75,77が収納される位置に対応する側壁部に、開口部70aを有する。また筐体70の外装面には、無線にて薬液投与装置2から送信された薬液投与装置2の駆動状態を表示するための表示部70cが設けられている。
筐体70は、充填器2dを構成する各構成要素を収納するものである。この筐体70には、外部歯車73,75,77が収納される位置に対応する側壁部に、開口部70aを有する。また筐体70の外装面には、無線にて薬液投与装置2から送信された薬液投与装置2の駆動状態を表示するための表示部70cが設けられている。
尚、ここでの図示は省略したが、筐体70には、開口部70aを塞ぐ蓋を設けている。また筐体70は、開口部70aの他に電池ボックス79への電池の出し入れを行うための蓋付きの開口部を有する。
<外部モータ71(充填器2d)>
外部モータ71は、電池E’によって駆動されるものであり、筐体70の内部に固定された状態で設けられている。外部モータ71は、制御部80による制御により、選択された方向に自在に回転する回転軸を有する。この外部モータ71は、本体部分2aのモータ部11よりも十分に高速回転可能な出力を有することとする。
外部モータ71は、電池E’によって駆動されるものであり、筐体70の内部に固定された状態で設けられている。外部モータ71は、制御部80による制御により、選択された方向に自在に回転する回転軸を有する。この外部モータ71は、本体部分2aのモータ部11よりも十分に高速回転可能な出力を有することとする。
<外部歯車73,75,77(充填器2d)>
外部歯車73,75,77は、外部モータ71の出力回転軸上に固定された初段の傘型歯車73、これに組み合わせて設けられた中段の傘型歯車75、および最終段歯車77である。これらの外部歯車73,75,77は、筐体70内に固定して設けられている。また、本体部分2aの開口部10aおよび本体カバー2bの開口部45に対して、充填器2dにおける筐体70の開口部70aを連通させることで、充填器2dの最終段歯車77と本体部分2aの遊星歯車機構61を構成する外歯61eとが嵌合する構成である。
外部歯車73,75,77は、外部モータ71の出力回転軸上に固定された初段の傘型歯車73、これに組み合わせて設けられた中段の傘型歯車75、および最終段歯車77である。これらの外部歯車73,75,77は、筐体70内に固定して設けられている。また、本体部分2aの開口部10aおよび本体カバー2bの開口部45に対して、充填器2dにおける筐体70の開口部70aを連通させることで、充填器2dの最終段歯車77と本体部分2aの遊星歯車機構61を構成する外歯61eとが嵌合する構成である。
<電池ボックス79(充填器2d)>
電池ボックス79は、外部モータ71の駆動およびコントローラの機能を動作させるための電池E’を収納する部分であり、本体部分2aに収納される電池よりも十分に大きな出力であって、外部モータ71を高速度で駆動できる出力を有する電池E’が収納される構成となっている。
電池ボックス79は、外部モータ71の駆動およびコントローラの機能を動作させるための電池E’を収納する部分であり、本体部分2aに収納される電池よりも十分に大きな出力であって、外部モータ71を高速度で駆動できる出力を有する電池E’が収納される構成となっている。
<制御部80(充填器2d)>
制御部80は、筐体70の外装面に配置された各種スイッチ80a〜80e、および操作部80f、さらにはここでの図示を省略した投与および充填に関する演算部を備えている。
制御部80は、筐体70の外装面に配置された各種スイッチ80a〜80e、および操作部80f、さらにはここでの図示を省略した投与および充填に関する演算部を備えている。
制御部80を構成する各種スイッチ80a〜80eは、充填準備スイッチ80a、スタートスイッチ80b、本体部分2aへの薬液の充填量を入力する3つの充填量入力スイッチ80c、薬液の充填スタートスイッチ80d、薬液の投与スタートスイッチ80eである。
また操作部80fは、薬液投与のプログラムを設定し、その設定にしたがって本体部分2aのモータ部11の駆動を遠隔で操作する部分である。薬液投与のプログラムとしては、長時間にわたって少量の薬液を持続的に投与する場合の基礎投与(べーサル)設定、および所定のタイミングで所定量の薬液を一時的に投与する場合の追加投与(ボーラス)設定などがある。尚、第1実施形態での詳細な説明は省略したが、このような薬液投与のプログラムに従うモータ部11の駆動は、第1実施形態においても同様である。
以上のような各種スイッチ80a〜80eおよび操作部80fにおける各設定の状態は、筐体70に設けた表示部70cに表示される構成となっている。
また、ここでの図示を省略した演算部は、充填スタートスイッチ80dを作動させた場合に、所定のアルゴリズムに従って外部モータ71を駆動する。このアルゴリズムは、以降の薬液投与装置2に対する薬液充填の手順において詳細に説明する。また演算部は、薬液の投与スタートスイッチ80eを作動させた場合に、操作部80fで設定されたプログラムに対応するアルゴリズムに従って、無線遠隔操作でモータ部11を駆動する。
[薬液投与装置2に対する薬液充填の手順]
以上のように構成された薬液投与装置2に対する薬液充填は、次のように行う。先ず、図6に示すように、本体部分2aの筐体10’内に、シリンジ31、および押し子33を含むディスポ部をリユース部にセットする。この際、先ずシリンジ31内の開口付近にまで押し子33を位置させておく(出荷時)。また、送りネジ機構20は最も縮小した状態としておく。この状態で、送りネジ機構20における内ネジ25の固定部25aに、押し子33の嵌合部33aを被せ、内ネジ25を押し子33に固定する。
以上のように構成された薬液投与装置2に対する薬液充填は、次のように行う。先ず、図6に示すように、本体部分2aの筐体10’内に、シリンジ31、および押し子33を含むディスポ部をリユース部にセットする。この際、先ずシリンジ31内の開口付近にまで押し子33を位置させておく(出荷時)。また、送りネジ機構20は最も縮小した状態としておく。この状態で、送りネジ機構20における内ネジ25の固定部25aに、押し子33の嵌合部33aを被せ、内ネジ25を押し子33に固定する。
次に、本体部分2aに本体カバー2bを被せた状態とする。
その後、図4に示したように、本体部分2aの遊星歯車機構61と、充填器2dの最終段歯車77とを嵌合させ、本体部分2aと充填器2dとを連結させる。この状態で、充填器2dの制御部80での制御により、先ず充填準備スイッチ80aをオンにし、次いでスタートスイッチ80bをオンにする。これにより、外部モータ71によって本体部分2aの遊星歯車機構61を駆動させ、シリンジ31の最深部に押し子33を押し込んだ状態とする(図5参照)。
次いで、薬液バイアル100から延設されたアダプタ103を本体部分2aの投与/充填ポート37に陥入させると、接続用注射針アダプタ31bに設置された接続用注射針31cがアダプタ103に設置されたゴム栓を貫通し、シリンジ31から延設されたチューブ31aと、薬液バイアル100から延設されたチューブ101とが連通した状態となる。
この状態においては、本体部分2aにおいては、シリンジ31におけるチューブ31aの接続部が上方向となるように本体部分2aと充填器2dとを配置することが重要である。この場合、例えば薬液バイアル100の接続部側が上方向となる。この場合、平置きした充填器2dをスタンドとて本体部分2aが支持される構成とする。
以上のように本体部分2a、充填器2d、および薬液バイアル100の配置を完了させたところで、またはそれに先立ち、図4に示した充填器2dの制御部80における充填量入力スイッチ80cの操作により充填量を設定する。
次いで、充填スタートスイッチ80dをオンにする。これにより以下のようなアルゴリズムに従って外部モータ71が駆動される。
先ず、外部モータ71によって遊星歯車機構61を駆動させる。この際、押し子33をシリンジ31の最深部に押し込んだ場合と逆回転で外部モータ71を駆動させ、シリンジ31の最深部から押し子33を引き出し、薬液Lを薬液バイアル100からシリンジ31内に吸引する。この際、チューブ101とこれに続く薬液バイアル100内の注射針内の空気量より多い量の薬液Lをシリンジ31内に吸引する。
次いで、外部モータ71を、再度逆回転させることで、押し子33をシリンジ31内の最深部にまで押し戻し、チューブ101から薬液バイアル100内の注射針までの間の気泡を追い出す。その後、外部モータ71をさらに逆回転させることにで、シリンジ31の最深部から押し子33を引き出し、シリンジ31内に設定量の薬液Lを充填する。
[薬液投与装置2による薬液投与の手順]
以上のようにして薬液Lが充填された薬液投与装置2による薬液投与は、次のように行う。先ず、上述の手順で薬液充填が完了した後、本体部分2aと、充填器2dおよび薬液バイアル100との連結を解除する。
以上のようにして薬液Lが充填された薬液投与装置2による薬液投与は、次のように行う。先ず、上述の手順で薬液充填が完了した後、本体部分2aと、充填器2dおよび薬液バイアル100との連結を解除する。
また、本体部分2aとの連結を解除した充填器2dの操作部80fで、薬液投与のプログラムを設定しておく。
その後、図6に示すように、本体部分2aにおける筐体10’の開口部10aおよび本体カバー2bの開口部45とを停止部材61gで閉塞することにより、平歯車61fの回転を停止状態とし、これにより遊星キャリア61dを固定する。以上の後は、第1実施形態と同様に行う。
すなわち第1実施形態において用いた図1を参照し、図1の本体部分1aおよび本体カバー1bを、第2実施形態の本体部分2aおよび本体カバー2bに置き換えて説明すると、先ず薬液の投与部位に対して、カテーテル穿刺装置が設置されたクレードル1cを貼合せる。貼合せ後、クレードル1cに設置されているカテーテル穿刺装置により、薬液の投与部位に対してカテーテル51を穿刺する。
以上の後、カテーテル穿刺装置をクレードル1cから外し、クレードル1cに対して、本体カバー2bで覆われた本体部分2aを嵌合させる。
以上のようにして薬液の投与部位に対して、クレードル1cを介して本体部分2aを装着させたところで、図4に示したコントローラを兼ねた充填器2dにおける薬液の投与スタートスイッチ80eをオンにする。これにより、本体部分2aとは分離された充填機2dにおける制御部80からの無線遠隔操作により、操作部80fで設定されたプログラムに対応するアルゴリズムに従ってモータ部11を駆動させる。
モータ部11の駆動により、図6に示すように、設定されたプログラムにしたがってシリンジ31の内部に押し子33を押し込み、チューブ31aおよびカテーテル51を介して投与部位に対して薬液Lを投与する。シリンジ31の最深部にまで押し子33が押し込まれたところで、薬液の投与が終了する。
[薬液投与装置2の効果]
以上説明した第2実施形態の薬液投与装置2では、上述したような構成を有する遊星歯車機構61を備えている。これにより、モータ部11の回転速度を、遊星歯車機構61によって十分に減速した速度で送りネジ機構20に伝えることが可能である。これにより、送りネジ機構20が、駆動ネジ23から2方向に同時に延伸される入れ子構造でありながらも、十分に低速で延伸させることで超微量の薬液を長時間にわたって高精度に連続投与することが可能になる。しかも、コントローラを兼ねた充填器2dに設けた外部モータ71の回転速度を、遊星歯車機構61の外歯61eを介して減速させることなく、本体部分2aの送りネジ機構20に伝えることが可能である。これにより、モータ部11の駆動による低速での薬液投与に対して、外部モータ71の駆動による高速での薬液充填を行うことが可能になる。
以上説明した第2実施形態の薬液投与装置2では、上述したような構成を有する遊星歯車機構61を備えている。これにより、モータ部11の回転速度を、遊星歯車機構61によって十分に減速した速度で送りネジ機構20に伝えることが可能である。これにより、送りネジ機構20が、駆動ネジ23から2方向に同時に延伸される入れ子構造でありながらも、十分に低速で延伸させることで超微量の薬液を長時間にわたって高精度に連続投与することが可能になる。しかも、コントローラを兼ねた充填器2dに設けた外部モータ71の回転速度を、遊星歯車機構61の外歯61eを介して減速させることなく、本体部分2aの送りネジ機構20に伝えることが可能である。これにより、モータ部11の駆動による低速での薬液投与に対して、外部モータ71の駆動による高速での薬液充填を行うことが可能になる。
この結果、薬液の投与部位に装着される本体部分2aを大型化することなく、非常に低速な薬液の投与速度に対して、シリンジ31内への薬液の充填速度の高速化を図ることが可能になる。
また、外部モータ71を有する充填器2dを、薬液投与装置2のコントローラに設けたことにより、さらに別体として充填器2dを携帯することなく、上述した高速での薬液充填が可能となる。
尚、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
1,2…薬液投与装置、1a,2a…本体部分、2d…充填器、11…モータ部、13…初段歯車、15…平歯車、17…長軸平歯車、20…送りネジ機構、21…外ネジ、23…駆動ネジ、23a…内歯車部、25…内ネジ、31…シリンジ、33…押し子、61…遊星歯車機構、61a…太陽歯車、61b…遊星歯車、61c…内歯車、61d…遊星キャリア、61e…外歯、61f…平歯車(固定部材)、61g…停止部材(固定部材)、71…外部モータ、73,75…傘型歯車(外部歯車)、77…最終段歯車(外部歯車)、80…制御部、L…薬液
Claims (8)
- モータ部と、
前記モータ部によって駆動される歯車と、
薬液を収容するシリンジ内で押し子を摺動させるためのものであって前記歯車の回転軸上に設けられた送りネジ機構とを有し、
前記送りネジ機構は、
筒状の外周と内周とに逆巻きのネジ山が設けられると共に前記歯車に対して嵌合された駆動ネジと、
前記駆動ネジの外周に嵌合させた状態で前記モータ部に対して固定された位置に設けられた外ネジと、
前記駆動ネジの内周に嵌合させた状態で前記押し子に対して固定状態とされる内ネジとを備えた
薬液投与装置。 - 前記歯車として、
前記モータ部の回転軸上に設けられた初段歯車と、
前記初段歯車に嵌合して設けられた平歯車と、
前記平歯車の回転軸上に立設された長軸平歯車とを備え、
前記送りネジ機構における前記駆動ネジは、前記長軸平歯車に嵌合する内歯車部を有する
請求項1記載の薬液投与装置。 - 前記長軸平歯車の軸長は、前記送りネジ機構を最も縮めた状態の長さの軸長と略同程度である
請求項2に記載の薬液投与装置。 - 前記初段歯車は、
前記モータ部の回転軸に固定された太陽歯車と、
前記太陽歯車に嵌合して設けられた複数の遊星歯車と、
内周に前記遊星歯車に対して嵌合する内歯を備え、かつ外周に前記平歯車に嵌合すると共に外部モータによって自在に駆動される外歯を備えた内歯車と、
前記遊星歯車の回転軸に固定された遊星キャリアと、
前記遊星キャリアを固定自在とするための固定部材とを有する
請求項2または3に記載の薬液投与装置。 - 前記モータ部および前記初段歯車が設けられた本体部分とは別体とした充填器を備え、
前記充填器は、
前記固定部材による前記遊星キャリアの固定を解除した状態において前記内歯車における前記外歯に対してかみ合わせ自在な外部歯車と、
前記モータ部より高速で回転可能な当該外部歯車を駆動するための外部モータとを有する
請求項4に記載の薬液投与装置。 - 前記充填器は、前記外部モータの駆動を制御すると共に、前記モータ部の駆動を遠隔で制御する制御部を有する
請求項5に記載の薬液投与装置。 - 前記送りネジ機構の軸上に、
薬液の投与口を備えたシリンジと、
前記送りネジ機構における前記内ネジの端部に固定された状態で前記シリンジ内に陥入され当該シリンジ内において回転することなく摺動する押し子とが設けられた
請求項1〜6の何れかに記載の薬液投与装置。 - 前記押し子と前記送りネジ機構とは着脱自在に固定される
請求項7に記載の薬液投与装置。
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