JP2015179393A - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベースライン値のずれ方によらず、確実かつ短期間に、正常なベースライン値に戻す。
【解決手段】 タッチセンサパネルのタッチ容量を計測をするセンシング手段(2)と、センシング手段の計測値からタッチ検出の基準とする第1のベースライン値を生成して格納・更新を行う第1のベースライン値管理手段(3)と、前記計測値と第1のベースライン値からタッチ検出を行う第1のタッチ検出手段(4)と、前記計測値から第1のベースライン値管理手段とは異なるルールで第2のベースライン値を生成して格納・更新を行う第2のベースライン値管理手段(5)と、前記計測値と第2のベースライン値からタッチ検出を行う第2のタッチ検出手段(6)とを備え、第2のタッチ検出手段でタッチ検出された場合は、当該タッチの消失後、第1のベースライン値管理手段に第1のベースライン値の再生成が行われる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、タッチパネル装置に関するものであり、タッチパネルを用いたタッチ入力機能付き情報処理装置に好適に使用することができる。
指などの指示体によるタッチを検出してその位置座標を特定するタッチパネル装置は、表示装置上に取り付けて、情報処理装置の機械的なキーボードやマウスに代わる優れたユーザーインターフェース手段の1つとして注目されており、抵抗膜方式や静電容量方式などの種々の座標検知方式が製品化されている。
それらの方式のうちで、静電容量方式の一つとして、タッチセンサが内蔵されるタッチセンサパネルの前面側を数mm程度の厚みのガラス板等の保護板で覆った場合でも指示体のタッチの検出が可能な投影型静電容量タッチスクリーン(Projected Capacitive Touchscreen)方式(以降PCT方式と称す)がある。この方式は、保護板を前面に配置できるので堅牢性に優れ、稼働部が無いため長寿命である等の利点を有している。この利点が認知され、PCT方式タッチパネルは、画像表示装置上に取り付けられて、携帯通信機器の入力部や金融機関におけるATM、カーナビゲーション装置など、種々のタッチ入力装置用途に利用されている(特許文献1)。
一方、投影型静電容量方式では、温度変化、環境変動(屋外での雨や雪なども含め)の影響等により、得られる容量値(計測値)が変動するため、絶対的な閾値を用いてタッチセンサパネルへの接触を検出することは難しい。このため、指等が触れていない状態における計測値を基準値(ベースライン値)とし、この値からの変化量(計測値とベースライン値の差)を用いて接触(タッチ)検出する方法、また、タッチなしと判断した場合にベースライン値を自動更新することで、温度などの使用環境の変化に追随する方法が開示されている(例えば、特許文献2)。このベースライン値がずれた(タッチなし状態の計測値とベースライン値の差が大きくなった)場合は、タッチを正しく検出できなくなるため、このずれの修正が重要となる。これについては、環境の急激な変動等でベースライン値が大きくずれた場合の自動修正を目的として、一定時間以上接触状態が継続するなど、異常と見なせる状態となった場合、ベースライン値を更新する方法が開示されている(例えば、特許文献3)。
特開2008―134836号公報 特開2007−208682号公報 特開2012−150747号公報
従来のタッチパネル装置は、以上のように構成されているので、ベースライン値のずれ方によっては、修正(ベースライン値の再生成)に長い時間を要する場合がある。例えば、指先の面積に相当する少数のセンサが変動しているケースでは、指でのタッチと同じような状態であるため、短時間では異常とは判断できず、タッチ検出できない状態が長期間続くことになる。
逆に、異常状態判定の時間を短くした場合は、指でタッチしている最中に異常と判定され、ベースライン値の再生成が行われて、正常であったベースライン値をずらしてしまうという悪影響が起こる。
この発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、ベースライン値のずれ方によらず、確実に、かつ短期間に、正常なベースライン値に戻せるようにすることを目的とする。
この発明に係るタッチパネル装置は、複数のセンサから構成されるタッチセンサパネルと、そのタッチセンサパネルと接続され、指示体による前記タッチセンサパネルへのタッチ座標を検出する座標検出回路と、その座標検出回路を制御する制御手段とを備えたタッチパネル装置において、 座標検出回路は、前記タッチセンサパネルの各センサについて容量計測するセンシング手段と、そのセンシング手段の出力した計測値からタッチ検出の基準とする第1のベースライン値を生成して格納し、所定のルールに従って更新を行う第1のベースライン値管理手段と、前記計測値と前記第1のベースライン値からタッチ検出を行う第1のタッチ検出手段と、前記計測値からタッチ検出の基準とする第2のベースライン値を生成して格納し、前記第1のベースライン値管理手段とは異なるルールに従って更新を行う第2のベースライン値管理手段と、前記計測値と前記第2のベースライン値からタッチ検出を行う第2のタッチ検出手段とを備え、 前記制御手段は、前記第1のタッチ検出手段の検出結果を操作入力として外部へ出力すると共に、前記第2のタッチ検出手段でタッチ検出された場合は、当該タッチの消失後、前記第1のベースライン値管理手段に前記第1のベースライン値の再生成を行わせることを特徴とする。
この発明は、制御手段が、第1のタッチ検出手段の検出結果を操作入力として外部へ出力すると共に、第2のタッチ検出手段でタッチ検出された場合は、当該タッチの消失後、第1のベースライン格納・更新手段にベースライン値の再生成を行わせることで、短期間で確実にベースライン値のずれを修正できる。
本発明の実施の形態1に係るタッチパネル装置の概略構成図である。 タッチセンサパネルの構造を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係るベースライン値の生成時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るタッチ検出時の動作を示すフローチャートである。 タッチのない時の計測値の一例をグラフ化した図である。 ずれのない正常なベースライン値の一例をグラフ化した図である。 タッチがなく、ベースライン値が正常な時の、差分値の一例をグラフ化した図である。 ずれのあるベースライン値の一例をグラフ化した図である。 タッチはないが、ベースライン値がずれている時の差分値の一例をグラフ化した図である。 タッチされている時の計測値の一例をグラフ化した図である。 図10の計測値と図6のベースライン値から求めた差分値をグラフ化した図である。 図10の計測値と図8のベースライン値から求めた差分値をグラフ化した図である。 本発明の実施の形態2に係るタッチ検出時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るタッチ検出時の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明を実施するための実施の形態1におけるタッチパネル装置10の概略構成図である。図1において、符号1は複数のセンサから構成されるタッチセンサパネル、同図中に破線で示した符号11は座標検出回路であり、タッチセンサパネル1におけるセンサで容量計測を行って計測値を得るセンシング手段2、タッチ検出の基準となる第1のベースライン値を生成・格納・更新する第1のベースライン格納・更新手段(第1のベースライン値管理手段)3、センシング手段2の出力した計測値と第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値からタッチ検出を行う第1のタッチ検出手段4、センシング手段2の出力した計測値から第1のベースライン格納・更新手段3とは異なるルールに従ってベースライン値の生成・更新を行い格納する第2のベースライン格納・更新手段(第2のベースライン値管理手段)5、センシング手段2の出力した計測値と第2のベースライン格納・更新手段5に格納された第2のベースライン値からタッチ検出を行う第2のタッチ検出手段6とから構成される。
また、符号7は、上記第1のベースライン格納・更新手段3および第2のベースライン格納・更新手段5に対して夫々の格納されているベースライン値の更新、第1のタッチ検出手段4および第2のタッチ検出手段6のタッチ検出結果からタッチ座標データ(x座標、y座標)の算出、およびその座標データのホスト計算機(図示しない)への出力を制御する制御手段である。
まず図2に示す様に、タッチセンサパネル1は、タッチセンサ基板33と、座標検出回路11とタッチセンサ基板33間の信号のやり取りを行うケーブル12とから構成されている。
さらにタッチセンサ基板33は、列方向(図2中のy方向に相当。)に伸在し且つ所定ピッチで行方向(図2中のx方向に相当。)に平行配列された複数の検出用列配線8(以降Xセンサと称す)、及び、行方向xに伸在し且つ所定ピッチで列方向yに平行配列された複数の検出用行配線9(以降Yセンサと称す)を備えている。さらに、所定本数のXセンサ8は、それぞれ上端及び下端で接続用配線(図示しない)により共通に電気的に接続されており、一束の検出用列配線群(以降Xセンサ群と称す)X0〜X5を構成している。同様に、所定本数のYセンサ9は、それぞれ左端及び右端で接続用配線(図示しない)により共通に電気的に接続されており、一束の検出用行配線群(以降Yセンサ群と称す)Y0〜Y4を構成している。
なお、本実施の形態では、一例として、Xセンサ群の本数を6系統(図2中、Xセンサ群X0〜X5)、Yセンサ群の本数を5系統(図2中、Yセンサ群Y0〜Y4)とした場合について記載する。
さらに、Xセンサ群X0〜X5は、それぞれ上側の接続用配線から引き出し配線によりタッチセンサ基板33の上側端部に形成された端子(図示しない)に接続している。同様にYセンサ群Y0〜Y4は、それぞれ左側の接続用配線から引き出し配線によりタッチセンサ基板33の上側端部に形成された端子(図示しない)に接続している。
図2では、指示体(操作者の指やスタイラスペン等)がタッチセンサパネル1にタッチしたときに、Xセンサ8及びYセンサ9と指示体との間に、タッチ容量が形成される。なお、XおよびYセンサ群の本数及びその配線ピッチ、並びに、XおよびYセンサ群を構成する検出用配線の本数、配線幅及び配線ピッチは、タッチセンサパネル1のタッチ座標(xタッチ座標データ、yタッチ座標データ)の要求分解能から適宜に選択される。
ここで、配線素材が金属等の不透明なものの場合、XおよびYセンサ群を複数の検出用配線から構成するのではなく、XおよびYセンサ群を1本のいわゆるベタ配線として構成すると、タッチ容量は大きく確保出来るものの、画像表示装置などの前面にタッチセンサ基板33を配置して使用するに際しては、XおよびYセンサ群がその表示光の透過を妨げる要因となってしまい、表示光の透過率を低下させてしまう。そこで、本実施の形態では、XおよびYセンサ群を複数本の検出用配線から構成して、検出用配線の間のスリット状開口部の面積を大きく設定することで、表示光の透過率の低下の抑制を図っている。
但し、配線素材が透明なものでは、各XおよびYセンサ群を1本のいわゆるベタ配線として構成することも一般的であり、この構成を用いても良い。この場合、前記X0〜X5やY0〜Y4が各々一本のセンサになり、センサ群ではなくセンサを単位として計測を行うことになる。
次に、タッチセンサ基板33の層構成を簡単に説明する。タッチセンサ基板33の上面層は、透明なガラス材料又は透明な樹脂から成る透明基板34であり、この透明基板34の裏面上には、ITO等の透明配線材料から成るXセンサ8が形成される。更に、その下には、Xセンサ8を被覆する様に、SiN(窒化シリコン)等の透明な層間絶縁膜(図示しない)が形成され、この層間絶縁膜の裏面上に透明配線材料から成るYセンサ9が形成される。更にその下に、前記層間絶縁膜と同様に、SiN等の透明な保護膜(図示しない)が形成される。なお、Xセンサ8とYセンサ9との配設位置を逆転させて、透明基板の裏面上にYセンサ9を形成し、層間絶縁膜の裏面上にXセンサ8を形成することとしても良い。
なお、検出用配線はITO等の透明配線材料を用いた透明配線ではなく、アルミニウム等の金属配線材料を用いて構成しても良い。この場合には、前述した様に、検出用配線群を複数本の検出用配線から構成して、検出用配線の間のスリット状開口部の面積を大きく設定することで、表示光に対する透過率が確保される。
図2におけるケーブル12は、上述したタッチセンサ基板33の端子(図示せず)に、FPC(Flexible Printed Circuit)の端子が、ACF(Anisotropic Conductive Film)等を用いることにより実装されており、このFPCを介して、タッチセンサ基板33の検出用配線群の端部と座標検出回路11とが電気的に接続されることにより、図2のタッチセンサ基板33はタッチセンサパネルとして機能する。
センシング手段2は、Xセンサ8に接続されたXスイッチ回路、Yセンサ9に接続されたYスイッチ回路、発振回路、検出制御回路(以上は図示しない)より構成されており、Xセンサ8またはYセンサ9の各センサ群を順番にスキャンする。すなわち検出制御回路の指示に基づいて発振回路からの交流信号をXまたはYセンサ群に順番に切替えて印加し、容量計測を行う。そして、事前に第1のベースライン格納・更新手段3に保持しておいた第1のベースライン値(指示体がタッチセンサパネル1から影響の無い遠方まで離れた状態での容量計測値)を減算して、タッチ判定用の「差分値」を求め、これを制御手段7に出力する。
この差分値は、指示体とX、Y各センサ群間の静電容量変化を表わすもので、指示体がタッチセンサパネル1から遠くにあればゼロに近い値をとり、接触または接近(近接または接触を総称して「タッチ」ともいう。)している場合は、大きな値をとるものである。
第1のタッチ検出手段4は、この差分値でタッチされているか否かを判定する。第1のタッチ検出手段4は、所定のXセンサ用タッチ閾値を超えるXセンサ差分値があり、且つ、所定のYセンサ用タッチ閾値を超えるYセンサ差分値があれば、「タッチ有り」と判定する。このように各センサ群の差分値の中で所定のタッチ閾値を越えた最も大きい差分値に対応するセンサ群に指示体がタッチされたと判断し、「タッチが有り」との検出結果とX、Y各センサ群の差分値を制御手段7に出力する。
制御手段7は、上記タッチ検出結果とX、Y各センサ群に対応した差分値からタッチ座標データ(x座標、y座標)を算出する。本実施の形態では、有効タッチ入力領域に相当するタッチ座標データ範囲の一例として、x座標が0〜599、y座標が0〜499の範囲を取るものとした。次に制御手段7が、タッチ検出結果とX、Y各センサ群に対応した差分値から特許文献1などで周知の補完手法によりタッチ座標データを算出し、ホスト計算機(図示しない)に出力する。
さらに本実施の形態では、上記第1のベースライン値の再生成を判断するため、図1にて示した第2のベースライン格納・更新手段5および第2のタッチ検出手段6を備えている。第2のタッチ検出手段6は、第2のベースライン格納・更新手段5に保持しておいた第2のベースライン値を減算して、タッチ判定用の「差分値」を求め、これを制御手段7に出力する。また、所定のXセンサ用タッチ閾値を超えるXセンサ差分値があり、且つ、所定のYセンサ用タッチ閾値を超えるYセンサ差分値があれば、「タッチ有り」と判定する。このように各センサ群の差分値の中で所定のタッチ閾値を越えた最も大きい差分値に対応するセンサ群に指示体がタッチされたと判断し、「タッチが有り」との検出結果とX、Y各センサ群の差分値を制御手段7に出力する。
次に、本実施の形態1におけるタッチパネル装置10の動作をグラフ化した図とフローチャートを使って説明する。図3及び図4は、タッチパネル装置10の動作を示すフローチャートである。
図5は、指示体のタッチのない時の計測値の一例をグラフ化した図である。図6は、ずれのない正常なベースライン値の一例をグラフ化した図である。図7は、指示体のタッチがなく、ベースライン値が正常な時の、差分値(計測値からベースライン値を減算した値)の一例をグラフ化した図である。図8は、ずれのあるベースライン値の一例をグラフ化した図である。図9は、指示体のタッチはないが、ベースライン値がずれている時の差分値の一例をグラフ化した図である。図10は、指示体によりX2、Y2の位置にタッチされている時の計測値の一例をグラフ化した図である。図11は、図10の計測値と図6のずれのないベースライン値から求めた差分値をグラフ化した図である。図12は、図10の計測値と図8のずれのあるベースライン値から求めた差分値をグラフ化した図である。
以下、図面を参照してタッチパネル装置10の動作について説明する。
まず、この実施の形態1では、電源入力直後等の初期化時において、第1および第2のベースライン値の生成を行う。生成時は、n回分(nは事前に定めた1以上の整数)のセンサ計測値を取得し、これを平均化してベースライン値とする。この動作のフローチャートが図3である。
最初に、制御手段7は、取得回数のカウンタiを0に初期化する(ステップS1)。次に、センシング手段2がセンサ計測値を取得する(ステップS2)。このステップS2では、全センサについて容量計測を行い、所定数の計測値を得る。この数は、計測方法によって異なり、センサ数に等しい場合、(センサ数)−2の場合、(Xセンサ群の数)×(Yセンサ群の数)の場合、などあるが、この実施の形態では、センサ数分の計測値(1個のセンサについて1個)を得るものとする。
そして、第1のベースライン格納・更新手段3と第2のベースライン格納・更新手段5が、この計測値を保存する(ステップS3)。その後、制御手段7は、カウンタiのインクリメント(ステップS4)を行い、カウンタiの値がnに一致するかをチェックする(ステップS5)。一致しなければステップS2に戻り、一致すればステップS6へ進んで、n回分のセンサ計測値を平均する。この段階では、各センサについてn個の計測値が得られているので、第1のベースライン格納・更新手段3と第2のベースライン格納・更新手段5は、保存している計測値のセンサ毎の総和をnで割って、センサ毎の平均値を得て、ベースライン値として保存する(ステップS7)。
次に、指示体のタッチを検出する動作について詳細に説明する。図4がタッチ検出処理1回のフローチャートであり、本図のステップを一定期間毎に繰り返して処理を行うものとする。
最初に、ベースライン値の生成時のステップS2と同様に、センシング手段2がセンサ計測値を取得する(ステップSA1)。そして、第1のタッチ検出手段4が指示体のタッチ検出を行う(ステップSA2)。このタッチ検出では、ステップSA1で得た計測値から第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値を減算して差分値を求め、Xセンサ群8とYセンサ群9の両方に、所定のタッチ閾値を上回る差分値があれば、タッチありと見なし、差分値からタッチ座標を計算する。
そして、制御手段7は、タッチ座標が得られた場合はタッチ座標を、得られなければ、タッチなしという情報をホスト計算機(図示しない)に出力する(ステップSA3)。次に、第1のベースライン格納・更新手段3は、自らが格納している第1のベースライン値の更新(ステップSA5)を行うが、本実施の形態では、ステップSA2において指示体のタッチなしと判定されていたら、下記の式1に従ってベースライン値の更新を行い、タッチありと判定されていたら、更新を行わず値を維持するものとする(ステップSA4)。

更新後ベースライン値=W1×更新前ベースライン値+W2×センサ計測値・・・(式1)
ただし、W1とW2は予め定めた重み値であり、W1+W2=1.0とする。
例えば、指示体のタッチのない時の計測値が図5の値とする。第1のベースライン格納・更新手段3に格納されているベースライン値がずれの小さい図6の値とすると、ステップSA2で求めた差分値は図7に示すものとなり、例えばタッチ閾値を20とすると(図7に一点鎖線にて記載)、これを上回る差分値がないため、タッチなしと正しく判定される。また、第1のベースライン値の小さいずれは、ステップSA5の更新で是正される。
一方、第1のベースライン格納・更新手段3に格納されているベースライン値が、ずれの大きい図8の値とすると、差分値は図9に示すものとなり、Xセンサ群8とYセンサ群9の両方にタッチ閾値の20を超える差分値があるため(図9中に一点鎖線でタッチ閾値を記載)、タッチありと誤判定され、第1のベースライン値の更新も行われない。
指示体のタッチが行われて、図10に示す計測値が得られた場合は、ずれの小さい図6のベースライン値からは図11の差分値が得られて正しくタッチ検出できるが、ずれの大きい図8の値からは図12の差分値が得られるので、タッチ検出を誤ってしまう。このように、ベースライン値が大きくずれると、タッチ検出が正しく行えず、また、そのずれを修正することもできなくなる(図11および図12中にタッチ閾値の20を一点鎖線にて記載)。
次のステップSA6では、第2のタッチ検出手段6がタッチ検出を行う。このタッチ検出では、ステップSA1で得た計測値から第2のベースライン格納・更新手段5に格納された第2のベースライン値を減算して差分値を求め、Xセンサ群8とYセンサ群9の両方に、所定のタッチ閾値を上回る差分値があれば、指示体のタッチありと見なす。
そして、第2のベースライン格納・更新手段5は、自らが格納している第2のベースライン値の更新(ステップSA7)を行うが、本ステップでは、タッチ検出結果にかかわらず、下記の式2に従ってベースライン値の更新を行うものとする。前記ステップSA5の第1のベースライン値の更新では、ベースライン値のずれが大きいとタッチ検出ができなくなり、ベースライン値が全く更新されなくなる可能性があるが、本ステップSA7のベースライン値の更新では、常に更新を行うため、実際に指示体のタッチがない状態が一定期間継続した後は、正常状態になることが保証される。第1のベースライン値が正常であれば、ステップSA6のタッチ検出も必ず正しく行われる。なお、ベースライン値の更新を常時行う場合、更新度合い(更新1回での変化量)を大きくすると、タッチによる変化もベースライン値に反映される可能性が高くなるので、本実施の形態では、式2のW4は式1のW2よりも小さい値にして、更新度合いを小さくする。例えば、W2は0.25(W1は0.75)、W4は0.05(W3は0.95)とする。

更新後ベースライン値=W3×更新前ベースライン値+W4×センサ計測値・・・(式2)
ただし、W3とW4は予め定めた重み値であり、W3+W4=1.0とする。
そして制御手段7は、ステップSA6での指示体のタッチ有無をチェックし(ステップSA8)、タッチありと判定されていたら、タッチフラグを1にする(ステップSA9)。タッチなしと判定されていたら、ステップSA10に進んでタッチフラグを確認し、タッチフラグが1であれば、第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値の再生成を行う(ステップSA11)。この実施の形態では、初期化時と同じく図3にて示した処理を行って、第1のベースライン値の生成を行うものとする。そして、タッチフラグを0にする(ステップSA12)。このタッチフラグにより、第2のタッチ検出手段6で指示体のタッチ検出後、始めてタッチなしと判断したタイミングでベースライン値の生成が行われる。
以上のように、この実施の形態1によれば、ベースライン値がどのようにずれようとも、操作者が指などの指示体にてタッチを行うだけで、自動的にタッチ検出のためのベースライン値の修正(生成)を行うことができる。
なお、上述の実施の形態1では、初期化時におけるベースライン値の生成法を、n回の計測値の平均としたが、これは、他の計算方法で求めてもよく、あるいは、1回の計測値をそのままベースライン値としてもよい。また、初期化時において、第1のベースライン格納・更新手段3と第2のベースライン格納・更新手段5が、同じ手順でベースライン値の生成を行ったが、これは別の方法を用いてもよい。
また、ステップSA11の第1のベースライン値の再生成を、初期化時と同じ処理としたが、これは異なる処理にしてもよい。また、ステップSA11の第1のベースライン値の生成の実行タイミングを、第2のタッチ検出手段6でタッチ検出後、始めてタッチなしと判断した時で説明したが、これは、第2のタッチ検出手段6でタッチ検出後、タッチなし状態が所定時間継続したタイミングにするなど、時間的なずれを加えてもよい。
実施の形態2.
次に、本発明を実施するための実施の形態2について図を用いて説明する。概略構成図は、上述の実施の形態1と同じく図1であり、ここでは詳しい説明を省略する。
次に動作を説明する。図13は、本実施の形態2のタッチパネル装置10の動作を示すフローチャートである。本実施の形態では、第1のベースライン格納・更新手段3の更新が停止状態にある時のみ、第2のベースライン格納・更新手段5と第2のタッチ検出手段6が動作する事例を説明する。
まず、上述の実施の形態1のステップSA1〜SA5と同様の手順で、センシング手段2がセンサ計測値を取得し(ステップSB1)、第1のタッチ検出手段4がタッチ検出を行い(ステップSB2)、制御手段7がタッチ情報をホスト計算機に出力し(ステップSB3)、さらにステップSB2において指示体のタッチなしと判定されていたら、上述の式1に従って第1のベースライン値の更新を行い(ステップSB5)、タッチありと判定されていたら、更新を行わず値を維持するものとする(ステップSB4)。
次に制御手段7は、ステップSB5で第1のベースライン値の更新が為されたかをチェックし(ステップSB6)、更新が為されていたら、現在時刻をt1に保存して(ステップSB7)、初回フラグに1を設定し(ステップSB8)、処理を終了する。更新が為されていなければ、t1と現在時刻の差が予め定められた閾値Th1以上であるかをチェックし(ステップSB9)、Th1未満ならば処理を終了するが、Th1以上であれば、第2のベースライン格納・更新手段5及び第2のタッチ検出手段6が動作するステップSB10以降へ進む。ここで、時刻t1は、最後にステップSB5での更新が為された時刻である。従って、ステップSB9は、ステップSB5での更新が為されなくなってからTh1以上の時間が経過したかを確認するチェックとなる。
ステップSB10では、制御手段7が、初回フラグが1であるかをチェックして、1であれば第2のベースライン格納・更新手段5が第2のベースライン値を生成する(ステップSB11)。初回フラグが1となるのは、ステップSB10以降へ来なくなってから、初めてステップSB10以降へ来た(第2のベースライン格納・更新手段5及び第2のタッチ検出手段6が一度停止して再度スタートした)場合であるため、第2のベースライン値を生成し直し(ベースライン値を初期化)、第2のタッチ検出手段6と第2のベースライン格納・更新手段5の動作を起動する必要がある。第2のベースライン値を生成し直す方法として、例えば、第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値を第2のベースライン格納・更新手段5にコピーすることで、第2のベースライン値の生成を行う。
続いて、制御手段7が初回フラグを0クリアする(ステップSB12)。その後のステップSB13〜SB19は、上述の実施の形態1のステップSA6〜SA12と同様の手順で処理を行う。具体的には、第2のタッチ検出手段6がタッチ検出を行い(ステップSB13)、第2のベースライン格納・更新手段5が自らの格納する第2のベースライン値の更新(ステップSB14)を行い、制御手段7がステップSB13でのタッチ有無をチェックし(ステップSB15)、タッチありと判定されていたらタッチフラグを1にする(ステップSB16)が、タッチなしと判定されていたらステップSB17に進む。そして、タッチフラグを確認し(SB17)、タッチフラグが1であれば、第1のベースライン格納・更新手段3が自らの格納する第1のベースライン値の再生成を行う(ステップSB18)。そして、制御手段7がタッチフラグを0にする(ステップSB19)。
以上のように、本実施の形態2によれば、第1のベースライン格納・更新手段3が更新を行っている間、すなわち、第1のベースライン格納・更新手段3のベースライン値のずれが大きくはないと見なせる間は、第2のベースライン格納・更新手段5と第2のタッチ検出手段6の動作を停止させることで、処理時間の増分を抑えることが可能となる。
なお、上述のように、本実施の形態では、第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値を第2のベースライン格納・更新手段5にコピーすることで、第2のベースライン値の再生成を行ったが、これは別の方法にしても良い。
実施の形態3.
次に、本発明を実施するための実施の形態3について図を用いて説明する。概略構成図は、上述の実施の形態1と同じく図1であり、ここでは詳しい説明を省略する。
次に動作を説明する。図14は、本実施の形態3のタッチパネル装置10の動作を示すフローチャートである。本実施の形態では、第2のタッチ検出手段6でタッチ検出された直後は、第2のベースライン格納・更新手段5に格納された第2のベースライン値の更新を一定期間停止する事例と、第1のタッチ検出手段4の結果と第2のタッチ検出手段6の結果が等しい時は、第1のベースライン値の生成を見送る事例を説明する。
まず、上述の実施の形態1のステップSA1〜SA6と同様の手順で、センシング手段2がセンサ計測値を取得し(ステップSC1)、第1のタッチ検出手段4がタッチ検出を行い(ステップSC2)、制御手段7がタッチ情報をホスト計算機に出力し(ステップSC3)、さらにステップSC2において指示体のタッチなしと判定されていたら、上述の式1に従って第1のベースライン値の更新を行い(ステップSC5)、タッチありと判定されていたら、更新を行わず値を維持するものとする(ステップSC4)。次に第2のタッチ検出手段がタッチ検出を行う(ステップSC6)。
この実施の形態3では、次に、ステップSC6でのタッチ検出結果に応じて、第2のベースライン値の更新停止期間を設定する(ステップSC8)。例えば、タッチ開示時である場合に(ステップSC7)、Xセンサ群とYセンサ群の中でタッチ閾値を越えているものの数に応じて、更新停止期間とする秒数を決定する(ステップSC8)。Xセンサ群とYセンサ群が共に1個なら30秒、Xセンサ群、Yセンサ群どちらか片側が2個で他方が2個以下なら15秒、それ以外(3個以上)なら0秒(停止期間を設けない)とする。
タッチ消失の正確なタイミングを知るためには、ベースライン値の更新は停止した方が好ましい。しかし、期限を設けず停止させると、停止状態から復帰できなくなる可能性がある。また、通常のタッチではない可能性がある場合は、停止期間は短めにしておく(あるいは、通常のタッチではない可能性が高ければ停止期間を設けない)ことが効率的である。このため、タッチ検出結果に応じた更新停止期間を設ける。その後、第2のベースライン格納・更新手段5が、自らの格納している第2のベースライン値の更新を行うが、前記更新停止期間であれば、更新は行わない(ステップSC9)。前記更新停止期間でなければ、上述の実施の形態1におけるステップSA7と同じように第2のベースライン値の更新を行う(ステップSC10)。
ただし、この実施の形態のステップSC10では、実施の形態1のステップSA7で用いた式2を適用するが、W3とW4の値は変えるものとする。上述の実施の形態1では、第2のベースライン値を常に更新していたが、この実施の形態3では、タッチ検出する間は更新を停止するため、更新度合いを小さくする必要はない。このため、W3とW4を、式1のW1、W2と同じ値にする、あるいは、W4をW2よりも大きく(W3はW1より小さく)して第2のベースライン値をできるだけ速く正常状態に移行させることができる。例えば、W1の0.75、W2の0.25に対して、W3は0.65、W4は0.35とする。
以降のステップSC11〜SC13も、実施の形態1のるステップSA8〜SA10と同様の処理であり、制御手段7がステップSC6でのタッチ有無をチェックし(ステップSC11)、タッチありと判定されていたら、タッチフラグを1にする(ステップSC12)。タッチなしと判定されていたら、ステップSC13に進んでタッチフラグを確認する。ここでタッチフラグが1であれば、さらに、ステップSC2における第1のタッチ検出の結果とステップSC6における第2のタッチ検出の結果が等しい(例えば、タッチ座標の差が一定以内)か否かをチェックし(ステップSC14)、等しくなければ、第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値の再生成を行う(ステップSC15)。そして、タッチフラグを0にして(ステップSC16)、処理を終了する。
第2のタッチ検出の結果は正しいため、ステップSC14において二つのタッチ検出結果が一致しているということは、第1のタッチ検出の結果が正しい、すなわち、第1のベースライン格納・更新手段3のベースライン値はずれていない可能性が高いことを意味する。この場合は、ステップSC15の第1のベースライン格納・更新手段3に格納された第1のベースライン値の生成を行わず、ステップSC16に進んでタッチフラグを0にする。ベースライン値がずれていないにもかかわらず、第1のベースライン値の生成を行うと、処理時間が余計にかかり、また、ずれを逆に大きくする危険性もあるが、ステップSC14の判定を加えることで、これを回避できる。
なお、本実施の形態3では、ステップSC8における更新停止期間を、Xセンサ群とYセンサ群の中でタッチ閾値を越えているものの数に応じて3通りで設定したが、これは、他の基準で設定してもよい。また、第1のタッチ検出の結果と第2のタッチ検出の結果が等しいことを、タッチ座標の差が一定以内かどうかで判定したが、これは、他の判定基準を採用してもよい。
1 タッチセンサパネル
2 センシング手段
3 第1のベースライン格納・更新手段
4 第1のタッチ検出手段
5 第2のベースライン格納・更新手段
6 第2のタッチ検出手段
7 制御手段
11 座標検出回路

Claims (4)

  1. 複数のセンサから構成されるタッチセンサパネルと、
    前記タッチセンサパネルと接続され、指示体による前記タッチセンサパネルへのタッチ座標を検出する座標検出回路と、
    前記座標検出回路を制御する制御手段とを備えたタッチパネル装置において、
    前記座標検出回路は、前記タッチセンサパネルの各センサについて容量計測するセンシング手段と、
    前記センシング手段の出力した計測値からタッチ検出の基準とする第1のベースライン値を生成して格納し、所定のルールに従って更新を行う第1のベースライン値管理手段と、
    前記計測値と前記第1のベースライン値からタッチ検出を行う第1のタッチ検出手段と、
    前記計測値からタッチ検出の基準とする第2のベースライン値を生成して格納し、前記第1のベースライン値管理手段とは異なるルールに従って更新を行う第2のベースライン値管理手段と、
    前記計測値と前記第2のベースライン値からタッチ検出を行う第2のタッチ検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1のタッチ検出手段の検出結果を操作入力として外部へ出力すると共に、前記第2のタッチ検出手段でタッチ検出された場合は、当該タッチの消失後、前記第1のベースライン値管理手段に前記第1のベースライン値の再生成を行わせることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1のベースライン値管理手段が所定期間以上前記第1のベースライン値の更新を行わない場合、前記第2のベースライン値管理手段と前記第2のタッチ検出手段を起動し、前記第2のタッチ検出手段でタッチ検出された場合は、当該タッチの消失後、前記第1のベースライン値管理手段に前記第1のベースライン値の再生成を行わせ、
    前記第1のベースライン値の更新が再開されたら、前記第2のベースライン値管理手段と前記第2のタッチ検出手段を停止することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のタッチ検出手段のタッチ検出結果と前記第2のタッチ検出手段のタッチ検出結果が異なっている場合に、前記第1のベースライン値管理手段にベースライン値の再生成を行わせることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2のタッチ検出手段の検出結果に従って前記第2のベースライン値管理手段にベースライン値の更新を行わせること特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
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