JP2015179131A - スクリーン形成装置、投影システム及びスクリーン制御方法 - Google Patents

スクリーン形成装置、投影システム及びスクリーン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ミストスクリーンを迅速に消去する。
【解決手段】制御部11は処理をステップS103からステップS104に進め、超音波振動子309を停止させて、ミストの生成を停止する(ステップS108)。引き続き、個別ファン531〜535を停止させ(ステップS105)、メインファン310を逆回転駆動させる(ステップS106)。このとき、シャッター353は解放した状態にあり、上部開口313も開状態にある。したがって、スクリーン315は、メインファン310の逆回転に伴って、上部開口313からチャンバー312内に吸引される。その結果、スクリーン315上に投影されていた投影画像600が消えるとともに、迅速にスクリーン315も消滅することとなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ミスト(例えば、水の粒子)を用いて、画像を投影するスクリーンの形成を制御するスクリーン形成装置、投影システム及びスクリーン制御方法に関する。
従来、水を超音波振動子による霧発生装置により、水を霧状にして平面的に噴出させることにより、スクリーンとする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置は、水の粒子(以下、ミストという)により形成されたスクリーン(以下、ミストスクリーンという)にプロジェクタ等を用いて画像を投影する。これにより、画像が空中に浮かんで見えるような画像を得ようとするものである。
特開2008−096942号公報
しかしながら、ミストで形成されるスクリーンは、ボード等の固定的なスクリーンとは異なり、それ自体を単体で撤去したり隠蔽したりすることはできず、浮遊する。したがって、画像の投影を終了した直後に、ミストスクリーンを画像とともに排除することができず、これにより、ミストスクリーンを用いる演出が制限されてしまう。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ミストスクリーンを迅速に消去することのできるスクリーン形成装置、投影システム及びスクリーン制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係るスクリーン形成装置は、所定の粒径のミストを発生させる発生手段と、前記発生手段により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成手段と、前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る投影システムは、投影装置とスクリーン形成装置とからなる投影システムであって、前記投影装置は、スクリーンに画像を投影する投影手段を備え、前記スクリーン形成装置は、所定の粒径のミストを発生させる発生手段と、前記発生手段により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成手段と、前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るスクリーン制御方法は、所定の粒径のミストを発生させる発生工程と、前記発生工程により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成工程と、前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ミストスクリーンを迅速に消去することができる。
本発明の一実施の形態に係るシステムの全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す模式断面図である。 プロジェクタの回路構成を示すブロック図である。 スクリーン形成装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1の形態における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示す模式断面図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例を示す模式断面図である。 本発明の第2の実施の形態の別の変形例を示す模式断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
・第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る投影システム1の外観構成を示す斜視図である。投影システム1は、プロジェクタ2、及びこれと電気的に接続されたスクリーン形成装置3とで構成されている。
図2は、本実施の形態に係るスクリーン形成装置3の構成を示す模式断面図である。
このスクリーン形成装置3は、発生部301と、この発生部301にダクト302を介して連通された噴出部303とで構成されている。発生部301は、一端面に開口部305が設けられたタンク307を有し、タンク307の他端面に前記ダクト302が連通されている。タンク307内には、水308が収容され、水308内に超音波振動子309が配置されている。また、前記開口部305には、タンク307内方向に送風するメインファン310が設けられている。したがって、超音波振動子309の動作に伴って水308の粒子であるミスト311が発生するとともに、発生したミスト311はダクト302を通過して噴出部303に圧送される。
噴出部303は、チャンバー312を有しており、チャンバー312の一方の側面に前記ダクト302が接合されている。また、チャンバー312の下面には、単一であって長尺状の開口313が設けられている。よって、メインファン310の回転に伴いダクト302を介してチャンバー312内に供給されたミスト311は下方に吹き出されることとなる。下方に吹き出されたミスト311の集合によりスクリーン315(ミストスクリーンとも称する)が形成される。
なお、開口313は、投影開始前においてはシャッター353により閉鎖されている。よって、チャンバー312は投影開始前において、密閉性が維持されている。
図3は、プロジェクタ2の電気的構成を示すブロック図である。このプロジェクタ2は、制御部11、入出力インターフェイス12、画像変換部13、表示エンコーダ14、表示駆動部15等を有する。入出力コネクタ部16から入力された各種規格の画像信号(画像データ)は、入出力インターフェイス12、システムバス17を介して、画像変換部13で表示に適した所定フォーマットの画像データに統一するように変換された後、表示エンコーダ14に送られる。表示エンコーダ14は、送られてきた画像信号をビデオRAM18に展開記憶させた上で、このビデオRAM18の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部15に出力するものである。
表示エンコーダ14からビデオ信号が入力される表示駆動部15は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子19を駆動する。そして、ランプを有する光源装置20から射出された光線束を、光源側光学系を介して表示素子19に入射することにより、表示素子19の反射光で光像を形成し、投影側光学系とする可動レンズ群21を介してスクリーン315に画像を投影表示する。この投影側光学系の可動レンズ群21は、レンズモータ22によりズーム制御やフォーカス制御のための駆動が行われる。
なお、表示素子19としては、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)や透過型液晶パネル等種々の空間的光変調素子を利用することができる。
画像圧縮/伸張部23は、画像信号における輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理により、データ圧縮して着脱自在な記録媒体であるメモリカード24に書き込む記録処理や、メモリカード24に記録された画像データを読み出し、1フレーム単位で伸張して画像変換部13を介して表示エンコーダ14に送り、メモリカード24に記憶された画像データに基づいて動画表示を可能にするものである。
制御部11は、プロジェクタ2内における各回路の動作を制御するものであって、CPU及びその周辺回路、ROM111、RAM112等で構成されている。ROM111には、各種セッティング等のプログラム、後述するフローチャートにより示すプログラムやデータ等が予め記憶されており、RAM112は、ワークメモリ等として使用される。
キー/インジケータ部25は、本体ケース等に設けられているメインキー及びインジケータ、当該プロジェクタ2の起動時に点灯するランプやスクリーン形成装置3までの距離を入力するためのキー等により構成される。これらインジケータ等は制御部11により表示及び点滅制御され、各種キーの操作信号は制御部11に送出される。また、制御部11は、光源制御回路26を制御することにより、画像信号に応じて赤色光源、緑色光源、青色光源を時分割制御している。
なお、表示素子19としては、3枚の透過型液晶パネルを用いるような3板式のものであってもよい。その場合は、時分割制御の代わりに、3つの光源と表示素子からの出射光束を空間的に合成するダイクロイックプリズム等の合成部が必要となる。
なお、前述のように、画像変換部13は、入出力コネクタ部16から入力された各種規格の画像信号(画像データ)を所定フォーマットの画像データに統一するように変換した後、表示エンコーダ14に送る。
図4は、スクリーン形成装置3の電気的構成を示すブロック図である。このスクリーン形成装置3には、制御部32、モータドライバ回路33、人感センサ50、温度センサ60及び通信部70が設けられている。制御部32は、スクリーン形成装置3内における各回路の動作を制御するものであって、CPU及びその周辺回路、ROM111、RAM322等で構成されている。ROM321には後述するフローチャートにより示すプログラムやデータ等が予め記憶されており、RAM112は、ワークメモリ等として使用される。
モータドライバ回路33には、メインモータ40が接続されている。メインモータ40はメインファン310を回転駆動するモータである。
また、モータドライバ回路33には、前記シャッター353を駆動するシャッターモータ46が接続されている。
人感センサ50は、投影システムを有するこの施設の所定位置に来訪者が到来したことを、スクリーン形成装置3の前に人がいるか否かによって(検出)判断するためのものであって、その検出信号は制御部32に送られる。
また、その検出信号は、後述のトリガー信号(外部トリガー)として、通信部70により、プロジェクタ2に送られる。
なお、人感センサ50を用いずに、来訪者により直接操作されるスイッチから発生する信号がトリガー信号としてプロジェクタ2に送られるようにしてもよい。
温度センサ60は、投影システムの近傍の環境温度を検出するものであって、その検出温度は制御部32に送られる。
そして、制御部32は、後述するように、その温度に応じて、ミストが適切に生成されるような制御を行う。
図3に示したトリガー受信部300は、上記スクリーン形成装置3から送信されるトリガー信号を受信する手段である。具体的には、スクリーン形成装置3の人感センサ50により来訪者の到来を検出した信号を受信するものである。
トリガー受信部300にて受信した信号が、後述のスクリーン形成(シャッター開)のトリガーやスクリーン消去の際のトリガーとして用いられることになる。
図5は、本発明の第1の形態における処理手順を示すフローチャートである。スクリーン形成装置3の制御部32は、超音波振動子309を起動して、ミストを生成しつつ(ステップS101)、メインファン310を駆動して正回転させる(ステップS102)。
このとき、シャッター353は開に維持されており、したがって、図1に示すように下方に吹き出されたミスト311の集合によりスクリーン315が形成されている。更に、スクリーン315上に、投影画像600(後述の図6参照)が投影されている。
したがって、来訪者は、例えば、投影画像600を見ながら、投影画像600を目印、目標等として、当該施設へ向かうことができる。
一方、制御部32は、常時外部トリガーを監視し、この監視結果に基づき、外部トリガーがONとなったか否かを判断する(ステップS103)。なお、ここでの外部トリガーONとは、スクリーンを消去させるという意味の信号として用いられるものとする。
また、図5では、省略しているが、フォグスクリーンONシーケンスの部分で、外部トリガーがOFFとなる(来訪者が近づく)信号を受信して、シャッター353が開かれ、ミストスクリーンが形成されることは言うまでもない。
そして、外部トリガーがONとなるまでは、ステップS101からの処理を繰り返す(スクリーンを連続的に形成し続ける)。したがって、この施設は、後述の図6に示すように、スクリーン315に投影画像600が投影されて、表示された状態に維持されている。
ここで、外部トリガーがONとなる条件は、来訪者が投影画像600から離れたり、逆に所定距離以下に近づいたりした場合を挙げることができる。
このような条件が成立すると、ステップS103での判断がYESとなる。したがって、制御部32は処理をステップS103からステップS104に進め、超音波振動子309を停止させて、ミストの生成を停止する(ステップS104)。引き続き、メインファン310を停止させ(ステップS105)、メインファン310を逆回転駆動させる(ステップS106)。
このとき、シャッター353は解放した状態にあり、開口313も開状態にある。したがって、図1、2に示したスクリーン315は、メインファン310の逆回転に伴って、開口313からチャンバー312内に吸引される。その結果、スクリーン315上に投影されていた投影画像600が消えるとともに、迅速にスクリーン315も消滅させることができる。
引き続き、シャッター353を閉じる(ステップS107)。これにより、チャンバー312内に吸引したミスト311が再度、上部開口313上に漏洩することを防止することができる。
したがって、恰も、ミスト311とは無関係に「突如として投影画像600が消える」という演出を行うことができる。このように、「突如として投影画像600が消える」つまり、ミストがない状態だと文字通り「何も無い」状態となるミストスクリーンの特徴が活かされる。
具体的には、人感センサやスイッチ等の外部トリガーにより素早くミストスクリーンの噴出を停止させ、そのタイミングに同期してフォグスクリーンに投影していたプロジェクタの映像を消し、さらにミストスクリーンそのものを素早く完全に消してしまうことで、空間に映っていた映像が突然跡形も無く消える、といった演出が可能になり、デジタルサイネージの表現力を飛躍的に向上させることができる。
なお、ステップS104〜S107の処理手順は、必ずしも図5のフローチャートに示した順序に限る必要はなく、最後にシャッター353を閉じる動作が行われればよい。
しかして、本実施の形態によれば、瞬時(短時間)にスクリーンを消去することができる。また、ファンを兼用(送風及び吸引)して、部品点数を減らすとともに、小型にできる。
・第2の実施の形態
以上、本発明の実施の形態について説明したが、以下のような構成にしてもよい。
図6は、本実施の形態に係るスクリーン形成装置3の構成を示す模式断面図である。
図1、図2との違いは、まず、スクリーンが上向きに形成される点である。そして、個別ファン各個別ファン531〜535が追加されるとともに、その下側に下部開口541〜545、個別ファン用シャッター551〜555も設けられている。
なお、図示しないが、この場合のスクリーン形成装置3の電気的構成を示すブロック図は、図4において、メインモータ40に加えて、個別ファン531〜535回転駆動する個別モータ41〜45を及び個別ファン用シャッター551〜555を開閉するモータも制御することとなる。(なお、この個別ファン用シャッター551〜555は一括に開閉する1つのシャッターであってもよい。)
個別ファン531〜535は、チャンバー312内方向に送風するファンであって、個別ファン531〜535が回転すると、その回転速度に応じた量の外気が対応する下部開口541〜545から吸引されて、上部開口313より上方へ吹き出される。
よって、メインファン310の回転に伴いダクト302を介してチャンバー312内に供給されたミスト311は各個別ファン531〜535の回転速度に応じた量で各個別ファン531〜535の上方に吹き出されることとなる。これら各個別ファン531〜535の上方に吹き出されたミスト311の集合によりスクリーン315が形成される。
なお、投影開始前においては、上部開口313は、投影開始前においてはシャッター353により閉鎖されている。
また、下部開口541〜545も、投影開始前においては対応する個別ファン用シャッター551〜555により閉鎖されている。
よって、チャンバー312は投影開始前において、密閉性が維持されている。
そして、トリガー受信(オフ)とともに、シャッター353、個別ファン用シャッター551〜555が開くように制御される。
なお、本実施形態のシステムにおいては、プロジェクタ2から下記データ(1)〜(3)を通信部70より取得する。
(1)画像変換部13により変換された所定フォーマットの画像データ、
(2)レンズモータ22により可動レンズ群21に設定されたズーム倍率
(3)キー/インジケータ部25でユーザにより入力されたスクリーン315までの距離 したがって、スクリーン形成装置3はプロジェクタ2がスクリーン315に投影する画像を表す画像データと同一(相似)の画像データの形状を認識することができる。また、この画像データと前記ズーム倍率、距離により、スクリーン315に投影される画像の大きさを算出することもできる。
詳細を省略するが、このような仕組みにより、ミストスクリーンONシーケンスにおいて、制御部32は、投影すべき画像に応じて、個別ファン531〜535を制御することにより、投影すべき画像の形状に合わせたミストスクリーンを形成することができる。
そして、トリガー受信(オン)とともに、図5のフローにおいて、ステップS103での判断がYESとなる。したがって、制御部32は処理をステップS103からステップS104に進め、超音波振動子309を停止させて、ミストの生成を停止する(ステップS104)。引き続き、メインファン310及び個別ファン531〜535を停止させ(ステップS105)、メインファン310を及び個別ファン531〜535を逆回転駆動させる(ステップS106)。
すると、その逆回転速度に応じた量のミスト311が吸引されて、上部開口313よりチャンバー312内に逆流する。よって、個別ファン531〜535の回転に伴いチャンバー312内に吸引される。
その際に、個別ファン用シャッター551〜555は開の状態としておくことで、通気抵抗を減らし、来訪者の目につかない下空間にミストを逃がすことができる。
引き続き、シャッター353を閉じる(ステップS107)。これにより、チャンバー312内に吸引したミスト311が再度、上部開口313上に漏洩することを防止することができる。
また、図7に示すように、発生部301とチャンバー312とをつなぐダクト302の部分を開閉できるようなダクトシャッター320をさらに設け、ステップS106の前において、このダクトシャッター320を遮断するような制御を行ってもよい。
そして、その後に、個別ファン531〜535(のみ)を逆回転駆動させる(ステップS106)。
これにより、ファンの吸引力が、タンク307側の空間にもおよぶロスを防ぎ、チャンバー312側に集中されるので、より迅速にミストスクリーン315を消去することができる。
また、図6の構造において、ステップS106において、メインファン310のみを逆回転させるようにしてもよい、その場合、チャンバー312内に吸引されるミスト311は、ダクト302を介してタンク307側に吸引される。
このとき、超音波振動子309が停止した状態にあると、タンク307内に至ったミスト311は、自然消滅して水に戻り、再びタンク307内に貯留する。したがって、本システムにおける水の消失は少なく、効率的に水を使用することができる。なお、上記、回収、貯留については、図1、2の場合も同様である。
また、一端面に開口部305が設けられているので、ミスト311を吸引した際の通気抵抗を低減することができる。これにより、ミスト311をより高速で吸引し、スクリーン315を瞬時にして消去することができる。
このようにして、本実施の形態によれば、瞬時(短時間)にスクリーンを消去することができる。また、ファンを兼用(送風及び吸引)して、部品点数を減らすとともに、小型にできる。上記も、図1、2の場合も同様である。
また、部屋の体積を小さくすることで、ファンの吸引能力を上げることができる。
さらに、ミストを回収することにより、原料(水)を効果的に利用して、原料の補充(量、機会)を減らすことができる。
なお、上記実施の形態においては、チャンバー内等の装置内部のみにファンを設けた構成を示したが、図8に示すように、シャッター353上等の装置外部に外部ファン550を設けておくようにしてもよい。このようにすれば、シャッター353を閉じた後に、浮遊しているミストを外部ファン550により横方向に一気に吹き飛ばして、消滅させることができる。
なお、上記実施形態では、ミストの実態として、水で説明したが、適切なスクリーンが形成できるものであれば、ミストの実体は、水でなくてもよい。例えば、水にある種のオイルを混ぜたものがミストに適したものになる場合もある。
また、上記実施形態では、人感センサ50をスクリーン形成装置3側に設ける例で説明したが、プロジェクタ2側に設け、スクリーン形成装置3側がその検出情報を受けるようにしてもよい。
また、投影システムとして、上記実施形態のスクリーン形成装置3の制御部32、人感センサ50、温度センサ60(又は、それらの一部)が、スクリーン形成制御装置として独立に設けられるような構成であってもよいことは言うまでもない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。
以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
<請求項1>
所定の粒径のミストを発生させる発生手段と、
前記発生手段により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成手段と、
前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成手段と、
を備えることを特徴とするスクリーン形成装置。
<請求項2>
前記気流形成手段は、前記スクリーン形成手段が前記スクリーンを形成した際のミスト噴出方向とは逆方向に、前記ミストを移送する気流を形成することを特徴とする請求項1記載のスクリーン形成装置。
<請求項3>
前記気流形成手段は、前記スクリーン形成手段が前記スクリーンを形成した際のミスト噴出方向に対して、略直角方向に、前記ミストを移送する気流を形成することを特徴とする請求項1記載スクリーン形成装置。
<請求項4>
前記画像の投影空間とスクリーン形成手段とを遮断する遮断手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3いずれか記載のスクリーン形成装置。
<請求項5>
前記スクリーン形成手段と前記気流形成手段とが単一の手段で構成され、異なる方向への動作により、各々の手段を形成することを特徴とする請求項1から4いずれか記載のスクリーン形成装置。
<請求項6>
前記発生手段、前記スクリーン形成手段、及び前記気流形成手段は、所定の空間内に設けられ、
前記スクリーンを消去する際に、前記所定の空間の一部を閉鎖した後に、前記気流形成手段を動作させて、前記ミストを前記投影空間外に移送することを特徴とする請求項1から5いずれか記載のスクリーン形成装置。
<請求項7>
前記所定の空間は、複数の空間が結合されて設けられていて、その結合部を遮断することにより、前記気流形成手段の動作が影響を及ぼす空間を狭くすることを特徴とする請求項6記載のスクリーン形成装置。
<請求項8>
前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを回収する回収手段を備えることを特徴とする請求項1から7いずれか記載のスクリーン形成装置。
<請求項9>
前記回収手段により回収したミストを貯留する貯留手段備えることを特徴とする請求項1から8いずれか記載のスクリーン形成装置。
<請求項10>
投影装置とスクリーン形成装置とからなる投影システムであって、
前記投影装置は、スクリーンに画像を投影する投影手段を備え、
前記スクリーン形成装置は、請求項1〜9いずれか記載のスクリーン形成装置であることを特徴とする投影システム。
<請求項11>
所定の粒径のミストを発生させる発生工程と、
前記発生工程により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成工程と、
前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成工程と、
を含むことを特徴とするスクリーン制御方法。
1 投影システム
2 プロジェクタ
3 スクリーン形成装置
11 制御部
12 入出力インターフェイス
13 画像変換部
14 表示エンコーダ
15 表示駆動部
16 入出力コネクタ部
17 システムバス
18 ビデオRAM
19 表示素子
20 光源装置
21 可動レンズ群
22 レンズモータ
23 画像圧縮/伸張部
24 メモリカード
25 キー/インジケータ部
26 光源制御回路
27 画像データ等出力部
31 画像データ等入力部
32 制御部
33 モータドライバ回路
34 メインモータ
40 メインモータ
41〜45 個別モータ
50 人感センサ
60 温度センサ
70 通信部
111 ROM
112 RAM
301 発生部
302 ダクト
303 噴出部
305 開口部
307 タンク
308 水
309 超音波振動子
310 メインファン
311 ミスト
312 チャンバー
313 上部開口
315 スクリーン
320 ダクトシャッター
521〜525 下部開口
531〜535 個別ファン
541〜545 下部開口
551〜555 個別ファン用シャッター
550 外部ファン
600 投影画像

Claims (11)

  1. 所定の粒径のミストを発生させる発生手段と、
    前記発生手段により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成手段と、
    前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成手段と、
    を備えることを特徴とするスクリーン形成装置。
  2. 前記気流形成手段は、前記スクリーン形成手段が前記スクリーンを形成した際のミスト噴出方向とは逆方向に、前記ミストを移送する気流を形成することを特徴とする請求項1記載のスクリーン形成装置。
  3. 前記気流形成手段は、前記スクリーン形成手段が前記スクリーンを形成した際のミスト噴出方向に対して、略直角方向に、前記ミストを移送する気流を形成することを特徴とする請求項1記載スクリーン形成装置。
  4. 前記画像の投影空間とスクリーン形成手段とを遮断する遮断手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3いずれか記載のスクリーン形成装置。
  5. 前記スクリーン形成手段と前記気流形成手段とが単一の手段で構成され、異なる方向への動作により、各々の手段を形成することを特徴とする請求項1から4いずれか記載のスクリーン形成装置。
  6. 前記発生手段、前記スクリーン形成手段、及び前記気流形成手段は、所定の空間内に設けられ、
    前記スクリーンを消去する際に、前記所定の空間の一部を閉鎖した後に、前記気流形成手段を動作させて、前記ミストを前記投影空間外に移送することを特徴とする請求項1から5いずれか記載のスクリーン形成装置。
  7. 前記所定の空間は、複数の空間が結合されて設けられていて、その結合部を遮断することにより、前記気流形成手段の動作が影響を及ぼす空間を狭くすることを特徴とする請求項6記載のスクリーン形成装置。
  8. 前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを回収する回収手段を備えることを特徴とする請求項1から7いずれか記載のスクリーン形成装置。
  9. 前記回収手段により回収したミストを貯留する貯留手段備えることを特徴とする請求項1から8いずれか記載のスクリーン形成装置。
  10. 投影装置とスクリーン形成装置とからなる投影システムであって、
    前記投影装置は、スクリーンに画像を投影する投影手段を備え、
    前記スクリーン形成装置は、請求項1〜9いずれか記載のスクリーン形成装置であることを特徴とする投影システム。
  11. 所定の粒径のミストを発生させる発生工程と、
    前記発生工程により発生されたミストを画像の投影空間に噴出させてスクリーンを形成するスクリーン形成工程と、
    前記スクリーンを消去する際に、前記ミストを前記投影空間外に移送する気流を形成する気流形成工程と、
    を含むことを特徴とするスクリーン制御方法。
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