JP2015178418A - インクジェットプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクジェットプリンターにおいて、記録媒体に好適な熱を加えることで、記録媒体の熱による変形を防止できる記録装置を提供する。【解決手段】 記録後の記録媒体に対して、記録媒体の表面の凹凸を検出する検出手段を備え、テストパターンの記録後の記録媒体の表面の凹凸が、予め決められた範囲を超えて突出している場合を検出手段が検出する。記録媒体の温度を変えながらこの検出を行い、凹凸が予め決められた範囲を超えていない温度範囲を求め、その内の最も高い温度で定着を行うことで、記録媒体に歪みが無い状態で記録でき、高画質の画像を記録できる。【選択図】 図5

Description

本発明は、インクを記録媒体に吐出するインクジェットヘッドを搭載する記録装置に関する。
インクカートリッジからインクジェット式の記録ヘッドにインクを供給し、記録ヘッドからインク滴を記録媒体に吐出して画像や文字等の記録を行うインクジェット方式の記録装置が普及している。このような記録装置は、家庭用や小規模なオフィスなどで利用される小型のものだけでなく、1メートル幅を超えるような大判の記録媒体への印刷が可能な大型のものまで幅広く採用されている。
また、記録に使うインクは、様々なものがある。例えば、顔料を有機溶剤に分散させ、有機溶剤を蒸発させることで定着する溶剤インクや、紫外線で硬化する紫外線硬化型インクや、熱によって硬化する熱硬化型インクなどがある。
また、インクジェット式の記録装置では、記録媒体の幅方向、すなわち主走査方向に往復移動するキャリッジに記録ヘッドを搭載し、往路と復路とで記録媒体にインクを吐出する。また、記録媒体を往復方向に直行した方向、すなわち副走査方向に搬送する。記録ヘッドを複数等分した量毎に記録媒体を搬送し、主走査方向にキャリッジを移動させながらインクを吐出し、これを繰り返して記録する。キャリッジの位置はキャリッジの移動方向に沿って設けられたリニアスケールをキャリッジに搭載したセンサーによって読取り、キャリッジの位置を取得する。一般にリニアエンコーダーと呼ばれる装置を用いている。また、記録ヘッドのノズル列の長さ相当する以上の幅の平板プラテンに記録媒体を吸着させて、記録媒体を平坦に保ち、そこへインクを吐出することで、画像を記録している。リニアエンコーダーで測定されたキャリッジの位置に基づき、平坦に保たれた記録媒体に対して、インクを吐出することで、一定の条件で画像を記録することができ、画像品質を一定以上に保っている。
例えば、特開2013−193373号号公報には、記録媒体にインクを吐出したあとに、記録媒体に対向する位置に配置されたヒーターによって、記録媒体にインクを定着させる記録装置が開示されている。この種のインクは主溶剤に水を用いるので、環境に良く、また、樹脂フィルムへの定着性も良いなどの特性から、市場から望まれている記録装置である。
特開2013−193373号公報
ところで、上記のような記録装置では、記録媒体を高熱にするので、その熱により記録媒体が変形してしまう場合がある。変形した状態の記録媒体に画像を記録した場合に、定着前のインクが流れたり、所望の位置に着弾しなかったりすることで、画質が悪くなるという問題点があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされ、記録媒体に対して加える熱を好適に調整し、記録媒体の変形を防止するインクジェットプリンターを提供することにある。
本発明のインクジェットプリンターは、インクを記録媒体に吐出してドットを形成する複数のノズルを備える記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録ヘッドを搭載し、前記記録媒体の前記搬送方向に交差する方向に前記記録ヘッドを往復走査するキャリッジと、前記記録ヘッドの走査方向に沿い、前記往復走査する前記記録ヘッドに対向する位置に配置され、前記記録媒体を支持するプラテンと、前記プラテンに対向する位置であって前記記録ヘッドより離れた位置に配置され、前記プラテン方向に赤外線を照射するメインヒーターと、前記プラテンに支持され、前記ヒーターによって加熱された前記記録媒体の温度を測定するメイン温度センサーと、前記メインヒーターを前記メイン温度センサーの測定温度に基づいて前記メイン温度センサーの測定対象を予め決められた温度に制御し、前記記録媒体に前記記録ヘッドからインクを吐出する制御をする制御手段と、を有し、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体の表面からの距離が許容範囲か否かを検出する検出手段を有し、前記制御手段は、前記記録媒体を前記メインヒーターで所定温度に加熱し、該所定温度の前記記録媒体の表面の状態を前記検出手段で検出し、該検出の結果が前記許容範囲内の場合に、該所定温度を前記メインヒーターの設定温度とし、前記許容範囲外の場合は、該所定温度以上を前記メインヒーターの設定温度とはしない検査制御を、前記所定温度を段階的に可変して行うことを特徴とする。
また、検出手段をジャム検出手段として用いることで、プリントヘッドが記録媒体との接触で痛むこと、を未然に防ぐことを特徴とする。
本発明のインクジェットプリンターによれば、記録媒体が変形しない様に好適に加熱し、高画質の記録が可能となる。
図1は、インクジェットプリンターの構成図である。 図2は、インクジェットプリンターのブロック図である。 図3は、記録媒体の状態を説明する図である。 図4は、検出手段の一例を説明する図である。 図5は、記録媒体の状態の検出を説明する図である。 図6は、動作を説明するフローチャートである。 図7は、インクジェットプリンターの外観図である。 図8は、記録媒体の状態に応じた動作を説明するフローチャートである。
以下、実施の形態について、図を参照して説明する。
図1は、インクジェットプリンターの構成を説明する図である。以下、本発明のインクジェットプリンターについて図を参照しつつ詳しく説明する。まず、図1を参照しつつ本実施形態に係るインクジェットプリンターの全体構成について説明する。図1はインクジェットプリンターの基本的な構成を示す構成図である。回転軸を有する記録媒体設置台1にロール状に巻かれた記録媒体2が設置される。記録媒体2はリアペーパーガイド3とプラテン5の間に備えられている搬送ローラー4とピンチローラー14によって搬送され、リアペーパーガイド3、プラテン5、フロントペーパーガイド19の上を通過し排出される。プラテン5の上部にはキャリッジ6が記録媒体2の搬送方向と直交する主走査方向に往復動作可能となるようにレール7に支持されている。キャリッジ6にはプリントヘッド22が1つ以上搭載されており、プラテン5上の記録媒体2にインク滴を吐出する。まず、主走査方向の長さが記録媒体2よりも長い1次ヒーター8によってプリントヘッド22から吐出され、記録媒体2に着弾した直後のインクとプラテン5上の記録媒体2を加熱することによって、インクに含まれる水分を蒸発させると共にインクを固めて記録媒体2に定着させる。次にフロントペーパーガイド19上にインクが着弾した記録媒体2が搬送され、主走査方向の長さが記録媒体よりも長い2次ヒーター13によってフロントペーパーガイド19上の記録媒体2とその部分に着弾しているインクを、1次ヒーター8で加熱した温度よりも高い温度で加熱することによって、さらに水分を蒸発させると共にインクに含まれる樹脂同士が結合することで成膜し、記録媒体2に定着する。また、1次ヒーター8と2次ヒーター13によってインクジェットプリンター内部の温度が上昇し、プリントヘッド22の図示しないノズルプレートが乾燥するなどの弊害を防止するために、インクジェットプリンターの外壁に背面ファン15を取付けて外気をインクジェットプリンター内に取り込むようになっている。
また、1次ヒーター8と2次ヒーター13は赤外線放射式ヒーターであり、被加熱物に非接触である。また、1次ヒーター8と2次ヒーター13は被加熱物に対する赤外線照射効率を高めるために、赤外線反射率の高いアルスター鋼鈑やステンレス材で形成されたリフレクター9aとリフレクター9bが1次ヒーター8と2次ヒーター13を覆うように設置されている。1次ヒーター8と2次ヒーター13で加熱する温度は、1次温度センサー10aと2次温度センサー10bによってそれぞれ1次ヒーター8と2次ヒーター13が加熱する部分の記録媒体2の表面温度を測定し、1次ヒーター8と2次ヒーター13への供給電力を制御することで測定箇所が所定の温度に保たれるように制御している。供給電力の制御は、例えばON、OFF制御または供給電力の増減制御をする。また、1次温度センサー10aは1次ヒーター支持部材12に、2次温度センサー10bは温度センサー支持部材17に固定されており、さらに1次温度センサー10aの記録媒体に対向する面と反対側の面に送風ファン23a、2次温度センサー10bにおける同様の箇所に送風ファン23bが備えられている。また、吸気穴を有するフロントカバー20と送風ファン23aを連通させる1次吸気ダクト11と、吸気穴を有する2次ヒーターカバー21と送風ファン23bを連通させる2次吸気ダクト16が備えられており、これらの吸気ダクトを介して外気を1次温度センサー10aと2次温度センサー10bに送り込む仕組みになっている。また、2次温度センサー10bと記録媒体2の間にある2次ヒーターカバー21には穴18が設けられ、2次温度センサー10bは該穴18を通して記録媒体2の表面温度を測定する。なお、1次温度センサー10aと2次温度センサー10b、送風ファン23aと送風ファン23bは同一仕様のものを使用している。プラテン5上の温度すなわち記録媒体2の温度を一次ヒーター8のみならず、空気の流れを調整することによって一定に保つことができるので、高画質の記録が可能となる。
プラテン5に支持されている記録媒体2の表面の状態の測定を行う検出手段24がキャリッジ6に備わっている。検出手段24は記録媒体2の表面状態に応じた信号を出力する。
また、このインクジェットプリンター1の1次ヒーター8は、プラテン5の上部からプラテン5の方向を熱する構造となっているので、プラテン5上の記録媒体2は、全幅に亘ってほぼ均等に加熱することができる。
図2は、インクジェットプリンターのブロック図である。制御回路25はインクジェットプリンターの全体の制御を司る制御回路である。記録手段27は、記録ヘッド22、記録ヘッド22を搭載するキャリッジ6、記録ヘッド22を記録媒体2の幅方向に往復走査させる機構を含み、記録媒体2に画像を記録する手段である。記録手段27は制御回路25によって制御される。キャリッジ6はキャリッジ移動手段28によって記録媒体2の幅方向に、レール7に沿って移動する。キャリッジ移動手段28は制御回路25によって制御される。
搬送手段29は、搬送ローラー4を含み、記録媒体2を搬送させる手段である。搬送手段29は制御回路25によって制御される。リニアエンコーダー26はレール7に沿って配置された不図示のリニアスケールを検出し、キャリッジ6及び記録ヘッド22の位置を検出する。検出結果は制御回路25に出力され、制御回路25がキャリッジ6及び記録ヘッド22の位置を演算する。リニアエンコーダー26は制御回路25によって制御される。検出された位置に応じて記録手段27からインクを吐出することで、所望の画像を記録することができる。
ROM31は、不揮発性メモリーであり、インクジェットプリンターを制御するプログラム、初期設定値などを記憶する。制御回路25はこのプログラムに従って動作する。RAM30は、制御回路25のワークメモリー、データの一時記憶などに使うメモリーである。
ヒーター制御手段32は、1次ヒーター8と2次ヒーター13への電力供給を制御し、温度を上下させることができる。ヒーター制御手段32は制御回路25の制御によって動作する。
非接触温度センサー33は、1次温度センサー10aと2次温度センサー10bを含む。非接触温度センサー33は制御回路25の制御によって動作し、計測した温度を制御回路25に出力する。また、1次温度センサー10aはプラテン5上の記録媒体2の温度を計測し、2次温度センサー10bは、フロントペーパーガイド19上の記録媒体2の温度を計測し、夫々制御回路25に出力する。制御回路25は取得した温度に基づいてヒーター制御手段32を制御して、1次ヒーター8と2次ヒーター13への電力供給を制御する。すなわち目標温度より低ければ供給電力を増やし、目標温度より高ければ供給電力を下げる制御を行う。
検出手段24は、プラテン5に支持され、記録媒体2の表面の状態を検出するセンサーである。記録媒体2の表面の凹凸を検出できる。検出手段24は、制御回路25の制御によって動作し、検出した結果を制御回路25に出力する。検出手段24によって取得した値に基づいて、制御回路25は演算を行う。
吸着ユニット制御手段34は、プラテン5に設けられた記録媒体2の吸引する不図示のファンを制御する手段である。記録媒体2を平板上のプラテン5に設けられた無数の吸引孔から、ファンを回すことでプラテン下に空気を吸い、負圧にし、吸引孔によって記録媒体を吸い付けることでインクの着弾面を平面状に維持する。また、吸着ユニット制御手段34は、背面ファン15の制御も行い、筐体内に供給する外気の量を調節することができる。これにより、筐体内の温度制御もできる。
図3は、記録媒体の状態を説明する図である。プラテン5上の記録媒体2の凹凸の状態を説明する図である。記録媒体2を許容温度以上に加熱すると、撓んでしまい、元に戻らなくなる。撓んだ状態でインクを吐出すると、凹凸に沿ってインクが流、記録画像が滲み、濃淡となって表れる。平坦部35では、インクの滲みは無い。それに対して、凸部の頂点37およびその斜面36、斜面38の部分では、インクの濃度は一定ではない。すなわち頂点37の部分は薄く、斜面36と斜面38の部分もインクが流れるので薄く、斜面36と斜面38の基底部にインクが溜り濃くなる。これは斜面36と平坦部35の境の部分及び斜面38と平坦部39の境の部分で濃くなる。また、小凸部の頂点41、及びその斜面41、42の部分でも同様に濃淡が生じるが、斜面の角度がなだらかなのでインクの濃度の差が頂点37周辺よりは小さくなる。このような形成された画像の濃度の差が生じる。凹凸が斜面の角度が急なほど濃度の差が出やすい。これは、記録媒体2への加熱の条件によって変わる。
図4は、検出手段の一例を説明する図である。検出板44は支軸46に沿って回動する。バネ45によって回動を規制する。検出板44の底部48がプラテン5上に平坦に支持された記録媒体2に撓みが無ければ当接しない位置に検出手段24はキャリッジ6に配置されている。矢印方向がキャリッジ6の移動方向である。すなわち支持軸46がキャリッジ6の移動方向に対して直角の方向に配置されている。
記録媒体2の撓みの許容量は、検出手段24のキャリッジ6の配置位置によって設定できる。許容量以上の撓み、すなわち凸が有れば、検出板48と記録媒体2が当接し、検出板48が回動する。検出板4には検出突起47が設けられている。光センサー43が検出突起47を検出している場合はOFF信号を、検出突起47を検出していないときにはON信号を出力する。この信号が制御回路25に出力される。バネ45によって検出板44は、当接していない場合は、所定の位置に戻る。
図5は、記録媒体の状態の検出を説明する図である。図5のY方向50は記録媒体2の幅方向を示している。Z方向51はプラテン5上の記録媒体2の高さ方向を示している。X方向52は記録媒体2の搬送方向を示している。頂点37にインク滴が着弾した場合に、記録媒体2の斜面に沿ってインクが流れ、ドット58が広がる。そのため濃度の高い部分と低い部分が生じる。同様に平坦部39ではドット59は、インクが斜面によって流れないので、ほぼ円形になる。また、頂点41では、頂点37に比べ斜面が緩やかなので、インクの流れが小さいものとなり、ドット60のように広がりが小さくなる。このように、斜面の角度によってインクが流れ、ドットサイズ及び画像の濃度に差が生じる。凹凸が無い状態にすることで、画像品質が向上する。
二点鎖線で示した凸部を許容できる閾値の位置に検出手段24をキャリッジ6にセットする。キャリッジ6を記録媒体2の幅方向に移動させたときに、検出手段24は無検出状態53、頂点3の前後は検出状態54、平坦部39の周辺は無検出状態55、頂点41の前後は検出状態56、そこから端部までは無検出状態57となる。検出手段24の検出結果は、この検出手段24の検出板44の状態に応じて、OFF61、ON62、OFF63、ON64、OFF65の信号を制御回路25に出力する。記録媒体2の表面が、平坦か否かを判断することができる。記録媒体2は1次ヒーター8の温度に応じて表面に歪みや反りが発生するので、高品質の画像を得るには、この1次ヒーター8の定着温度を記録媒体毎に正確に設定する必要がある。また、閾値は、取り付け位置に応じて可変可能である。
図6は、動作を説明するフローチャートである。まずステップS1で、1次ヒーター8を予め決められた定着温度の初期値に昇温する。次にステップS2で目標温度になったか確認する。目標温度になったらステップS3に移行する。
ステップS3で、確認パターンを印刷する。これは、記録媒体2の幅方向にベタ印刷を行う。ここで、記録媒体2に記録を行わなくとも、熱によって記録媒体2が変形するので、必ずしも記録を行う必要はない。しかし、確認パターンを記録することで、色の変化をみることができるので、目視によっても確かめることができるので、記録しても良い。
次にステップS4で、キャリッジ6を移動させ、検出手段24によって記録媒体2の表面状態の検出を行う。
次にステップS5で、測定の結果を判断する。ON信号を検出したか否かを判断し、ON信号検出した場合は、ステップS7へ、しない場合はステップS6へ移行する。RAM30に一時的に格納する。
ステップS6では、現在のヒーター温度を適正値としてRAM30に格納し、以後の画像形成の際に、この適正値を1次ヒーターの定着温度として用いる。
ステップS7では、1次ヒーターの温度を所定値低くする。この所定値は、例えば5℃で、記録媒体2の種類に応じて最適な温度の刻みで測定する。このステップを実行するということは、記録媒体2に撓みがあり、歪みや反りで凸部が発生したことを表しているので、記録媒体2に与える熱を小さくする必要がある。また、ヒーター温度の適正値として歪みや反りで凸部が発生する温度以上を設定しない処理となっている。温度を低くし、ステップS8で記録媒体2を熱による歪みや反りの影響ない部分がプラテン5に載るまで搬送する。その後ステップS1に進み、低くした温度を目標温度として再度処理を実施する。
図7は、インクジェットプリンターの外観図である。インクジェットプリンターの外観図である。インクジェットプリンター66は、筐体67を脚部68で支えている。脚部68は筐体67の下面の両端方に固定される。フロントペーパーガイド19に沿って、フロントペーパーガイド19と2次ヒーターカバー21の間の隙間から、記録媒体2が矢印69で示される方向に排出される。
図8は、記録媒体の状態に応じた動作を説明するフローチャートである。通常印刷時の検出手段24の制御のフローである。通常印刷が開始すると、ステップS1でキャリッジ6が記録媒体2の幅方向に走査して印刷をする。ステップS2で走査中に検出手段24の出力の変化を検出する。出力に変化がない場合、ステップS3に進み印刷が終了したか、を判断する。印刷終了の場合は制御を終了する。終了でない場合はステップS1に戻り、次のラインの印刷をする。ステップS2で検出手段24の出力に変化がある場合、キャリッジを緊急停止し(ステップS4)、制御を終了することで、プリントヘッドを保護する。このような処理を行うことで、検出手段24によってヒーターの温度制御も行うが、温度制御時の検出値と印刷を止める時の比較する検出値に差を設けることで、記録媒体2が熱によって予期せぬ変形が生じた場合であっても、好適に印刷を止めることができる。
本発明は、インクジェットプリンターに利用できる。
1 記録媒体設置台
2 記録媒体
3 リアペーパーガイド
4 搬送ローラー
5 プラテン
6 キャリッジ
7 レール
8 1次ヒーター
9a リフレクター
9b リフレクター
10a 1次温度センサー
10b 2次温度センサー
13 2次ヒーター
14 ピンチローラー
19 フロントペーパーガイド
22 プリントヘッド
23a 送風ファン
23b 送風ファン
24 検出手段

Claims (5)

  1. インクを記録媒体に吐出してドットを形成する複数のノズルを備える記録ヘッドと、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録ヘッドを搭載し、前記記録媒体の前記搬送方向に交差する方向に前記記録ヘッドを往復走査するキャリッジと、
    前記記録ヘッドの走査方向に沿い、前記往復走査する前記記録ヘッドに対向する位置に配置され、前記記録媒体を支持するプラテンと、
    前記プラテンに対向する位置であって前記記録ヘッドより離れた位置に配置され、前記プラテン方向に赤外線を照射するメインヒーターと、
    前記プラテンに支持され、前記ヒーターによって加熱された前記記録媒体の温度を測定するメイン温度センサーと、
    前記メインヒーターを前記メイン温度センサーの測定温度に基づいて前記メイン温度センサーの測定対象を予め決められた温度に制御し、前記記録媒体に前記記録ヘッドからインクを吐出する制御をする制御手段と、
    を有し、前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記キャリッジに搭載され、前記記録媒体の表面からの距離が許容範囲か否かを検出する検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記記録媒体を前記メインヒーターで所定温度に加熱し、該所定温度の前記記録媒体の表面の状態を前記検出手段で検出し、
    該検出の結果が前記許容範囲内の場合に、該所定温度を前記メインヒーターの設定温度とし、前記許容範囲外の場合は、該所定温度以上を前記メインヒーターの設定温度とはしない検査制御を、前記所定温度を段階的に可変して行うことを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記プラテンの前記記録媒体の搬送方向の下流側に、前記記録媒体を案内するペーパーガイドと、前記ペーパーガイドに対向する位置にサブヒーターと、前記サブヒーターによって加熱された前記記録媒体の温度を測定するサブ温度センサーを備え、
    前記制御手段は更に前記サブヒーターを前記サブ温度センサーの測定温度に基づいて前記サブ温度センサーの測定対象を制御し、
    前記制御手段は、前記サブヒーターを前記メインヒーターで加熱する前記記録媒体の温度と同じ温度になるように制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記検出手段は、前記記録媒体までの距離を計測する距離検出手段であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンター。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段で検出する前に、所定のテストパターンを記録することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のインクジェットプリンター。
  5. 前記検出手段の検出結果が、前記許容範囲外であって、前記記録媒体と前記記録ヘッドが接触する距離である場合に、前記キャリッジを停止させジャムを防止することを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンター。
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