JP2015178212A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体の圧力変動を小さくしつつ大型化を抑制する。
【解決手段】プリンタは、インクジェットヘッド5と、サブタンク4と、キャリッジ3と、キャリッジ3を走査方向に移動させる移動機構とを含む。インクジェットヘッド5は、キャリッジ3に固定されている。キャリッジ3は、移動機構によってキャリッジ3とともにサブタンク4が移動することで生じる流路61内のインクの圧力変動を小さくするように、サブタンク4を走査方向に移動可能に支持している。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
特許文献1には、記録ヘッドが装着され、走査方向に往復移動可能なキャリッジと、このキャリッジに搭載され、インクを記録ヘッドに供給するためのサブタンクと含むインクジェット式記録装置について記載されている。このインクジェット式記録装置のサブタンクは、メインタンクからインク供給チューブを介してインクが供給されるインク室を有する。インク室を画定する側壁は、弾性変形可能な薄膜から構成されている。これにより、キャリッジの移動に伴って、インク室内のインクに圧力変動が生じても、薄膜が弾性変形し、当該圧力変動を吸収する。このため、インク室の圧力変動が記録ヘッドに伝わりにくくなり、記録ヘッドからのインク吐出に影響を与えるのを抑制することが可能となる。
特開2002−273898号公報
このような記録ヘッドを走査方向に移動させて記録媒体に印字を行うインクジェット式記録装置においては、印字速度の向上の要望がある。印字速度を向上させるためには、例えば、キャリッジの移動速度を大きくすることが考えられる。この場合、上記特許文献1に記載のインクジェット式記録装置においては、インク室内のインクの圧力変動がより大きくなるため、さらにインク室を大きくしつつ弾性変形可能な薄膜も大きくする必要が生じる。つまり、印字速度を向上させると、インク室を有するサブタンク自体が大型化するという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、液体の圧力変動を小さくしつつ大型化を抑制することが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルを含む第1液体流路を有する液体吐出部と、液体の圧力変動を吸収するダンパー室を含み前記第1液体流路に液体を供給するための第2液体流路を有する液体供給部と、前記第1液体流路と前記第2液体流路とを連通可能に接続する接続部と、前記液体吐出部及び前記液体供給部を支持する支持部と、前記支持部を一方向に移動させる移動機構とを備えている。そして、前記液体吐出部は、前記支持部に固定されており、前記支持部は、前記移動機構によって前記支持部とともに前記液体供給部が移動することで生じる前記第2液体流路内の液体の圧力変動を小さくするように、前記液体供給部を前記一方向に移動可能に支持している。
これによると、支持部が移動機構によって一方向に比較的速い速度で移動しても、第2液体流路内の液体の圧力変動を小さくすることが可能となる。このため、ダンパー室で液体の圧力変動を吸収するために、当該ダンパー室を大きくする必要がなくなり、大型化を抑制することが可能となる。
本発明において、前記支持部は、前記液体吐出部が固定され、前記移動機構によって前記一方向に移動する本体部と、前記本体部と前記液体供給部との間に配置された減衰部材とを有しており、前記減衰部材は、前記本体部の移動に伴って当該本体部が前記液体供給部に加える力を減衰することが好ましい。これにより、本体部が移動機構によって一方向に移動しても、本体部から液体供給部に加えられる力が減衰部材によって減衰される。このため、第2液体流路内の液体の圧力変動を小さくすることが可能となる。
また、本発明において、前記減衰部材は、弾性部材からなることが好ましい。これにより、比較的簡単な構成で、本体部から液体供給部に加えられる力を減衰させることが可能となる。
また、本発明において、前記弾性部材は、粘弾性部材からなることが好ましい。これにより、より簡単な構成で、本体部から液体供給部に加えられる力を減衰させることが可能となる。
また、本発明において、前記本体部は、前記液体供給部の側壁と前記一方向に対向する対向部を有しており、前記弾性部材は、前記液体供給部と前記対向部との間に配置されていることが好ましい。これにより、本体部が移動機構によって一方向に移動しても、本体部から液体供給部に加えられる力を効果的に減衰することができる。
また、本発明において、前記移動機構は、前記本体部を前記一方向に往復移動させ、前記本体部は、前記一方向に関して前記液体供給部を挟む位置に配置された2つの対向部を有しており、前記粘弾性部材は、前記液体供給部と前記2つの対向部との間にそれぞれ配置され、且つ、前記一方向の両端が前記液体供給部及び前記対向部に固定されていることが好ましい。これにより、本体部が移動機構によって一方向に往復移動しても、本体部から液体供給部に加えられる力を効果的に減衰することができる。
また、本発明において、前記移動機構は、前記本体部を前記一方向に往復移動させ、前記本体部は、前記一方向に関して前記液体供給部を挟む位置に配置された2つの対向部を有しており、前記減衰部材は、前記液体供給部と前記2つの対向部との間にそれぞれ配置され、流体を貯留することが可能な2つの袋状部材と、前記2つの袋状部材とそれぞれ連通する2つの流路とを有しており、前記2つの流路のうちの一方の流路には、他の部位よりも流路抵抗が高く、前記2つの袋状部材のうちの一方から他方へのみ流体が流れるのを許可する部位が設けられており、前記2つの流路のうちの他方の流路には、他の部位よりも流路抵抗が高く、前記2つの袋状部材の他方から一方へのみ流体が流れるのを許可する部位が設けられていることが好ましい。これにより、液体供給部と一方(又は他方)の袋状部材とが接触しても、当該袋状部材内の流体が一方(又は他方)の流路を通って他方(又は一方)の袋状部材に流れにくくなる。このため、袋状部材が流体クッションとなって、本体部から液体供給部に加えられる力を効果的に減衰することができる。
また、本発明において、前記部位のそれぞれは、圧力調整弁と逆止弁とで構成されていることが好ましい。これにより、袋状部材による流体クッションの圧力調整を容易に行うことが可能となる。
また、本発明において、前記支持部は、前記本体部の前記一方向と直交する方向に前記液体供給部と対向する部分と前記液体供給部との間に配置され、前記液体供給部を前記本体部に対して前記一方向にスライド可能に支持するスライド部をさらに有していることが好ましい。これにより、減衰部材が液体供給部と対向部との間に配置されていても、液体供給部を本体部に対して一方向にスライド可能に支持することが確実にできる。
また、本発明において、前記支持部は、前記液体吐出部が固定され、前記移動機構によって前記一方向に移動する本体部を有しており、前記接続部は、前記本体部の前記一方向と直交する方向に前記液体供給部と対向する部分に形成され、一端が前記第1液体流路の前記ノズルとは異なる一端と接続された第1連通部と、一端が前記第2液体流路の下流端と接続され他端が前記第1連通部の他端と接続された第2連通部を有するゴムジョイントとで構成されていることが好ましい。これにより、液体供給部に接続されたゴムジョイントが本体部に形成された第1連通部と接続されている。このため、液体供給部が本体部に対して一方向に移動しても、このときに生じる応力が直接、液体吐出部に加えられなくなり、液体吐出部の破損を抑制することが可能となる。さらに、ゴムジョイントが、本体部から液体供給部に加えられる力を減衰することも可能となる。このため、第2液体流路内の液体の圧力変動を小さくすることが可能となる。
本発明の液体吐出装置によると、支持部が移動機構によって一方向に比較的速い速度で移動しても、第2液体流路内の液体の圧力変動を小さくすることが可能となる。このため、ダンパー室で液体の圧力変動を吸収するために、当該ダンパー室を大きくする必要がなくなり、大型化を抑制することが可能となる。
本発明に係る液体吐出装置の一実施形態によるプリンタの概略構成図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 図1に示すインクジェットヘッド、キャリッジ、及び、サブタンクの概略断面図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 (a)は図4のA部拡大図、(b)は図5(a)のB−B線断面図である。 キャリッジが走査方向に往復移動する際の粘弾性部材の動作状況を示す図である。 第2変形例に係るインクジェットヘッド、キャリッジ、及び、サブタンクの概略断面図である。 第3変形例に係るインクジェットヘッド、キャリッジ、及び、サブタンクの概略断面図である。 第5変形例に係るインクジェットヘッド、キャリッジ、及び、サブタンクの概略断面図である。 図9に示す減衰部材の動作状況を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
プリンタ1(液体吐出装置)は、図1に示すように、プラテン2、キャリッジ3、サブタンク4、インクジェットヘッド5、インクタンク6、給紙ローラ7、排紙ローラ8、制御装置13(図2参照)などを含む。なお、以下では、図1の紙面手前側を上方、紙面向こう側を下方と定義して、適宜、「上」「下」の方向語を使用して説明する。
プラテン2は、その上面で被記録媒体である用紙Pを下方から支持する。また、プラテン2の上方には、図1の左右方向(走査方向)に平行に延びる2本のガイドレール15,16が設けられている。
キャリッジ(支持部)3は、2本のガイドレール15,16に取り付けられ、プラテン2と対向する領域において2本のガイドレール15,16に沿って走査方向に移動可能である。また、キャリッジ3には、駆動ベルト17が取り付けられている。駆動ベルト17は、2つのプーリ18,19に巻き掛けられた無端状のベルトである。一方のプーリ18はキャリッジ駆動モータ20(図2参照)に連結されている。キャリッジ駆動モータ20によってプーリ18が回転駆動されることで駆動ベルト17が走行し、これにより、キャリッジ3が走査方向に往復移動することになる。このように、2本のガイドレール15,16、駆動ベルト17、2つのプーリ18,19及びキャリッジ駆動モータ20によって、キャリッジ3を走査方向に移動させる移動機構20が構成されている。
サブタンク(液体供給部)4は、キャリッジ3に搭載されている。サブタンク4の上面には、チューブジョイント21が設けられており、インクタンク6と接続されたインク供給チューブ22がチューブジョイント21に接続されている。インクタンク6には、ブラックインクが貯留されており、当該インクがインク供給チューブ22を介してサブタンク4に供給される。サブタンク4の内部の流路構造については、後で詳述する。
インクジェットヘッド(液体吐出部)5は、キャリッジ3の下部に固定されている(図3参照)。インクジェットヘッド5は、その下面に複数のノズル5aを有し、サブタンク4から供給されたインクを吐出する。複数のノズル5aは、図1に示すように、走査方向と直交する搬送方向に沿って配列されて、ノズル列を構成している。インクジェットヘッド5の内部の流路構造については、後で詳述する。
給紙ローラ7と排紙ローラ8は、図2に示す搬送モータ29によってそれぞれ同期して回転駆動される。給紙ローラ7と排紙ローラ8は協働して、プラテン2に支持される用紙Pを搬送方向に搬送する。
そして、プリンタ1は、給紙ローラ7と排紙ローラ8によって用紙Pを搬送方向に搬送しつつ、キャリッジ3とともにインクジェットヘッド5を走査方向に移動させながらインクを吐出させることにより、用紙Pに所望の画像等を印刷する。
制御装置13は、インクジェットヘッド5の全体制御を司る。制御装置13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路等を有する。図2に示すように、制御装置13には、インクジェットヘッド5のドライバIC53、キャリッジ駆動モータ20等、プリンタ1の様々な装置あるいは駆動部と接続されている。また、制御装置13は、プリンタ1の操作パネル15、及び、外部機器であるPC16と接続されている。制御装置13は、PC16から送信された印刷指令に基づいて、搬送モータ29、キャリッジ駆動モータ20及びインクジェットヘッド5等を制御して、用紙Pを搬送方向に搬送し、キャリッジ3とともにインクジェットヘッド5を走査方向に移動させて、用紙Pに画像を印刷する。
次に、キャリッジ3及びサブタンク4について、図3を参照しつつ以下に説明する。キャリッジ3は、図3に示すように、移動機構20によって走査方向に移動する本体部31と、2つの粘弾性部材35とを有する。本体部31は、搬送方向に長尺な矩形平面形状を有する平板状の底部32と、底部32の周縁から上方に突出する環状部33とを有し、上方に向かって開口する凹部34が形成されている。この凹部34内には、サブタンク4が設けられている。環状部33は、走査方向に沿ってサブタンク4と対向する一対の対向部33aを有する。2つの粘弾性部材35(減衰部材)は、対向部33aとサブタンク4との間にそれぞれ配置されている。本実施形態における粘弾性部材35は、ウレタンの材質からなるスポンジであり、移動機構20によってキャリッジ3が往復移動する際に、本体部31がサブタンク4に加える力を減衰することが可能である。すなわち、移動機構20によってキャリッジ3が往復移動する際に生じるサブタンク4内のインクの圧力変動を小さくすることが可能である。なお、粘弾性部材35は、上述のスポンジと同様な機能を有しているのであれば、例えば、ポリエチレンやシリコーンの材質からなるスポンジやゴムを採用してもよい。また、各粘弾性部材35は、サブタンク4と対向部33aとの間において、走査方向の両側面がサブタンク4と対向部33aとに固定されている。さらに、粘弾性部材35がスポンジから構成されていることで、サブタンク4と対向部33aとの間の隙間が小さくても容易に設置することができる。さらに、粘弾性部材35が当該小さな隙間にも設置可能であるため、装置の小型化に寄与する。本実施形態におけるサブタンク4と対向部33aとの間の走査方向に関する幅は、1〜2mm程度である。そして、サブタンク4が走査方向に移動可能な距離は、約1mm程度である。
キャリッジ3には、インクジェットヘッド5の後述の流路51(第1液体流路)と、サブタンク4の後述の流路61(第2液体流路)とを接続する接続部40が設けられている。接続部40は、図3に示すように、底部32の鉛直方向にサブタンク4と対向する部分に形成された第1連通部41と、ゴムジョイント42とを有する。第1連通部41は、底部32を鉛直方向に貫通する貫通孔43と、底部32の貫通孔43の周縁から上方に突出した円筒部44の中空部44aとが連通することで構成されている。円筒部44の先端の外側角部は、アール加工が施されている。貫通孔43は、流路51(インク供給孔73)に接続されている。ゴムジョイント42は、円筒状のゴムチューブから構成されており、内部に第2連通部42aを有する。第2連通部42aは、ゴムジョイント42の一端が後述の円筒部64と接続され他端が円筒部44に接続されることで、一端が流路61の下流端と接続され他端が第1連通部41と接続される。
また、キャリッジ3には、底部32とサブタンク4との間にスライド部66が設けられている。スライド部66は、2つのローラ67から構成されている。これらローラ67は、底部32の上面において、搬送方向に沿う軸を中心に回転可能に取り付けられている。これにより、対向部33aとサブタンク4との間に粘弾性部材35が配置された状態においても、サブタンク4を本体部31に対して走査方向にスムーズにスライドさせることが可能となる。
サブタンク4は、一端がチューブジョイント21と接続された流路61を有する。流路61(第2液体流路)は、図3に示すように、ダンパー室62と、貫通孔63と、円筒部64の中空部64aとを含む。円筒部64の先端の外側角部は、アール加工が施されている。ダンパー室62は、サブタンク4に形成された上方に開口する凹部62aと、凹部62aの開口を封止する樹脂フィルム62bとによって区画されて形成されている。樹脂フィルム62bは、可撓性を有する。また、凹部62aは貫通孔63よりも大きく形成されており、流路61は、ダンパー室62において、局部的に容積が大きくなった流路形状を有する。インクジェットヘッド5でインクが消費されると、インクジェットヘッド5内のインクの圧力が減少するため、それに応じて、インクタンク6からサブタンク4内の流路61にインクが供給される。その際に、流路61内のインクに大きな圧力変動が生じると、それがインクジェットヘッド5まで伝わってインクの吐出に悪影響を及ぼす。しかし、流路61に、比較的に容積が大きく、且つ、可撓性のフィルム62bで覆われたダンパー室62が設けられることによって、流路61内のインクに生じる圧力変動がダンパー室62で吸収される。この結果、インクジェットヘッド5の流路51内のインクに圧力変動が伝わりにくくなって、インク吐出を安定させることが可能となる。
次に、インクジェットヘッド5について説明する。図4は、インクジェットヘッドの平面図である。図5(a)は図4のA部拡大図、(b)は図5(a)のB−B線断面図である。インクジェットヘッド5は、図4及び図5に示すように、流路ユニット71と、圧電アクチュエータ72とを有する。
図5(b)に示すように、流路ユニット71は、5枚のプレート81〜85が積層された構造を有する。5枚のプレート81〜85のうちの最下層のプレート85は、複数のノズル5aが形成されたノズルプレート85である。一方、上側の残り4枚のプレート81〜84には、複数のノズル5aに連通するマニホールド86や圧力室87などの流路51を構成する孔が形成されている。これら孔が連通するように5枚のプレート81〜85が積層されることで、流路51が構成される。
図4に示すように、流路ユニット71の上面には、流路51の上流端となるインク供給孔73が形成されている。このインク供給孔73は、接続部40を介してサブタンク4と接続されており、サブタンク4からのインクが供給される。また、流路ユニット71は、その内部に、搬送方向に延在するマニホールド86を有する。マニホールド86は、インク供給孔73に接続されている。
さらに、流路ユニット71は、その下面に開口した複数のノズル5aと、これら複数のノズル5aにそれぞれ連通する複数の圧力室87とを有する。図4に示すように、平面視で、複数のノズル5aは搬送方向に沿って配列されている。複数の圧力室87も、複数のノズル5aと同様に、搬送方向に沿って配列されている。図5(b)に示すように、各圧力室87はマニホールド86に連通している。以上より、図5(b)に矢印で示すように、流路ユニット71内には、各マニホールド86から分岐して、圧力室87を経てノズル5aに至る個別流路が複数形成されている。なお、流路ユニット71に形成された流路51は、これら複数の個別流路、及び、インク供給孔73と各個別流路とを繋ぐインク流路によって構成されている。
図4及び図5に示すように、圧電アクチュエータ72は、振動板91と、圧電層92,93と、複数の個別電極94と、共通電極95とを含む。振動板91は、複数の圧力室87を覆った状態で流路ユニット71の上面に接合されている。2枚の圧電層92,93は、振動板91の上面に積層されている。複数の個別電極94は、上層の圧電層93の上面において、複数の圧力室87とそれぞれ対向するように配置されている。共通電極95は、2枚の圧電層92,93の間において、複数の圧力室87に跨って配置されている。
制御装置13からの信号を受けて、ドライバIC53から個別電極94に対して駆動信号が供給されると、上層の圧電層93の圧力室87と対向する部分に圧電歪が生じることで、振動板91が撓むように変形する。このとき、圧力室87の容積が変化することによって、個別流路内のインクに圧力が付与されてノズル5aからインクが吐出される。
続いて、キャリッジ3の移動に伴う粘弾性部材35の動作について、図6を参照しつつ以下に説明する。プリンタ1は、印刷指令を受信すると、制御装置13が搬送モータ29、キャリッジ駆動モータ20及びインクジェットヘッド5を制御して、用紙Pに画像を印刷する。このとき、キャリッジ3は移動機構20によって走査方向に往復移動する。
図6(a)に示すように、キャリッジ3の本体部31が右方(図中矢印F1方向)への移動を開始すると、サブタンク4はスライド部66を介して本体部31に支持されているため、先ずは本体部31とインクジェットヘッド5だけが右方に移動する。このとき、2つの粘弾性部材35のうち、左方にある粘弾性部材35は、本体部31の対向部33aとサブタンク4との間でさらに圧縮される(キャリッジ3が移動しないときよりも圧縮される)。これにより、本体部31からサブタンク4に加えられる力(すなわち、本体部31がサブタンク4を右方に押圧する力)が粘弾性部材35により吸収され減少する。本実施形態においては、粘弾性部材35を少し圧縮した状態でサブタンク4と対向部33aとの間に配置されている。このため、左方にある粘弾性部材35がさらに圧縮されるときには、右方にある粘弾性部材35は圧縮が開放され走査方向に伸張する。なお、2つの粘弾性部材35は互いに圧縮されて配置されているが、各粘弾性部材35によるサブタンク4を押圧する力は、互いの押圧力によって打ち消されている。
この後、図6(b)に示すように、本体部31が左方(図中矢印F2方向)に移動すると、右方にある粘弾性部材35が圧縮される。これにより、本体部31からサブタンク4に加えられる力(すなわち、本体部31がサブタンク4を左方に押圧する力)が粘弾性部材35により吸収され減少する。一方、左方にある粘弾性部材35は圧縮が開放され走査方向に伸張する。
キャリッジ3が走査方向に移動するときは、サブタンク4も走査方向に移動するため、サブタンク4内のインクに圧力変動が生じる。粘弾性部材35は、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させ、すなわち、圧力変動が減衰するように設定されている。これにより、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても、当該圧力変動を減衰させることが可能となる。
また、本体部31とサブタンク4とが走査方向に相対移動する際、図6に示すように、ゴムジョイント42も弾性変形する。このゴムジョイント42も、粘弾性部材35と同様に、本体部31からサブタンク4に加えられる力を減少させる。このため、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても、より減衰させることが可能となる。また、円筒部44,64がアール加工されているため、ゴムジョイント42が弾性変形した際に、ゴムジョイント42が円筒部44,46の外側角部と接触しても、破損しにくくなる。なお、スライド部66も、ローラ67の摩擦抵抗などにより、本体部31からサブタンク4に加えられる力を減少させる。このため、さらにキャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても効果的に減衰させることが可能となる。
以上に述べたように、キャリッジ3が移動機構20によって走査方向に比較的速い速度で移動しても、粘弾性部材35が本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させる。このため、サブタンク4内のインクの圧力変動を小さくすることが可能となる。したがって、ダンパー室62でインクの圧力変動を吸収するために、当該ダンパー室62をさらに大きくする必要がなくなる。この結果、プリンタ1の大型化を抑制することが可能となる。
また、移動に伴って本体部31がサブタンク4に加える力を減衰させる部材が粘弾性部材35によって構成される。これにより、比較的簡単な構成で本体部31からサブタンク4に加えられる力を減衰させることができる。
また、粘弾性部材35がサブタンク4と2つの対向部33aとの間にそれぞれ配置され、走査方向の両端がサブタンク4及び対向部33aに固定されている。これにより、本体部31が移動機構20によって走査方向に往復移動した際に、粘弾性部材35が1つだけ設けられている場合よりも、本体部31からサブタンク4に加えられる力を効果的に減衰することができる。
また、ゴムジョイント42は、サブタンク4の流路61と、インクジェットヘッド5の流路51に連通する第1連通部41とに接続されている。このため、サブタンク4が本体部31に対して走査方向に移動しても、このときに生じる応力が直接、インクジェットヘッド5に加えられなくなり、インクジェットヘッド5の破損を抑制することが可能となる。
また、第1変形例として、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクの圧力変動を減衰する減衰部材として、2つの粘弾性部材35、ゴムジョイント42及びスライド部66のいずれかが設けられておればよい。また、2つの粘弾性部材35のうち、1つの粘弾性部材35だけを設けてもよい。また、粘弾性部材35を3以上設けてもよい。
また、第2変形例として、図7に示すように、2つの粘弾性部材35に代えて、バネなどからなる2つの弾性部材135(減衰部材)が設けられていてもよい。なお、上述の実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。弾性部材135は、サブタンク4と対向部33aとの間に圧縮した状態に配置される。この弾性部材135においても、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させるように設定されればよい。これにより、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても、当該圧力変動を減衰させることが可能となる。
また、第3変形例として、図8に示すように、粘弾性部材35を設けず、且つスライド部66の2つのローラ67に代えて、例えば、積層ゴムからなる2つの弾性部材136(減衰部材)が設けられていてもよい。なお、上述の実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。これら2つの弾性部材136は、走査方向に互いに離隔して配置され、上端がサブタンク4に固定され下端が底部32に固定されている。また、2つの弾性部材136は、本体部31が走査方向に移動すると、上述のゴムジョイント42のように走査方向にスライド変形する。これら弾性部材136も、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させるように設定されればよい。これにより、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても、当該圧力変動を減衰させることが可能となる。
また、第4変形例として、2つの粘弾性部材35を設けず、スライド部66に代えて、底部32上に減衰部材としてグリスを塗布していてもよい。そして、このグリスの粘度を、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能な粘度に設定すればよい。こうすることでも、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても、当該圧力変動を減衰させることが可能となる。また、グリスに代えて、底部32の表面を荒らして、サブタンク4に対する摩擦抵抗を大きくしてもよい。つまり、底部32の表面のサブタンク4に対する摩擦抵抗を、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能な摩擦抵抗に設定すればよい。こうすることでも、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能となり、キャリッジ3の移動に伴ってサブタンク4内のインクに圧力変動が生じても、当該圧力変動を減衰させることが可能となる。この場合は、底部32上にサブタンク4を載置するだけの簡単な構成となる。
また、第5変形例として、図9に示すように、2つの粘弾性部材35に代えて、減衰部材230を設けてもよい。なお、上述の実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。減衰部材230は、2つの袋状部材231,232と、2つの流路233,234とを有している。2つの袋状部材231,232は、対向部33aとサブタンク4との間にそれぞれ配置されており、内部に空気が貯留されている。2つの対向部33aには、4つの貫通孔241〜244が形成されている。袋状部材231は、2つの貫通孔241,243の内側開口を覆うように配置されている。袋状部材232は、2つの貫通孔242,244の内側開口を覆うように配置されている。これら袋状部材231,232は、例えば、PETフィルム等の高分子フィルムから構成されているが、貯留された内部の空気が流動することで変形することが可能な材質であれば、どのような材質から構成されていてもよい。
流路233は、2つの貫通孔241,242と、2つの配管部材251,252と、圧力調整弁261と、逆止弁262とによって構成されている。配管部材251は、貫通孔241の外側開口と圧力調整弁261を繋ぐ。圧力調整弁261は、逆止弁262と接続されている。配管部材252は、貫通孔242の外側開口と逆止弁262とを繋ぐ。逆止弁262は、配管部材251から配管部材252への空気の流れを許可し、逆方向の空気の流れを止める。つまり、逆止弁262は、一方の袋状部材231から他方の袋状部材232への空気の流れだけを許可する。圧力調整弁261は、配管部材251,252よりも流路抵抗が高くなるように設定されている。このように流路233には、圧力調整弁261と逆止弁262とによって、他の部位(配管部材251,252)よりも流路抵抗が高く、2つの袋状部材231,232のうち一方から他方へのみ空気が流れるのを許可する部位が構成されている。
流路234は、2つの貫通孔243,244と、2つの配管部材253,254と、圧力調整弁263と、逆止弁264とによって構成されている。配管部材253は、貫通孔244の外側開口と圧力調整弁263を繋ぐ。圧力調整弁263は、逆止弁264と接続されている。配管部材254は、貫通孔243の外側開口と逆止弁264とを繋ぐ。逆止弁264は、配管部材253から配管部材254への空気の流れを許可し、逆方向の空気の流れを止める。つまり、逆止弁264は、他方の袋状部材232から一方の袋状部材231への空気の流れだけを許可する。圧力調整弁263は、圧力調整弁261と同じであって、配管部材253,254よりも流路抵抗が高くなるように設定されている。このように流路234には、圧力調整弁263と逆止弁264とによって、他の部位(配管部材253,254)よりも流路抵抗が高く、2つの袋状部材231,232のうち他方から一方へのみ空気が流れるのを許可する部位が構成されている。
続いて、キャリッジ3の移動に伴う減衰部材230の動作について、図10を参照しつつ以下に説明する。
図10(a)に示すように、キャリッジ3の本体部31が右方(図中矢印G1方向)への移動を開始すると、上述の実施形態と同様に、先ずは本体部31とインクジェットヘッド5が右方に移動する。このとき、2つの袋状部材231,232のうち一方の袋状部材231は、本体部31の対向部33aとサブタンク4との間で押圧される(キャリッジ3が移動しないときよりも押圧される)。袋状部材231が押圧されると、内部の空気が流路233を介して、図10(a)中白抜き矢印方向、すなわち、袋状部材234へと流れる。このとき、流路233は、圧力調整弁261により一部の流路抵抗が高く設定されている。このため、一方の袋状部材231から他方の袋状部材232に空気が流れにくくなり、袋状部材231が本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能な状態を保持される。これにより、本体部31がサブタンク4を右方に押圧する力が袋状部材231により吸収され減少する。そして、他方の袋状部材232は、図10(a)に示すように、一方の袋状部材231から流れてきた空気によって膨らむ。
この後、図10(b)に示すように、本体部31が左方(図中矢印G2方向)に移動すると、他方の袋状部材232が本体部31の対向部33aとサブタンク4との間で押圧される。袋状部材232が押圧されると、内部の空気が流路234を介して、図10(b)中白抜き矢印方向、すなわち、袋状部材233へと流れる。このとき、流路234も、圧力調整弁263により一部の流路抵抗が高く設定されている。このため、他方の袋状部材232から一方の袋状部材231に空気が流れにくくなり、袋状部材232が本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能な状態を保持される。これにより、本体部31がサブタンク4を左方に押圧する力が袋状部材232により吸収され減少する。そして、一方の袋状部材231は、図10(b)に示すように、他方の袋状部材232から流れてきた空気によって膨らむ。
このように本変形例によると、流路233,234に、流路抵抗の高い部位(圧力調整弁261,263)が設けられている。各圧力調整弁261、263は、各袋状部材231,232が本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能な状態に保持されるように、設定されている。このため、サブタンク4と袋状部材231(又は袋状部材232)とが接触しても、当該袋状部材内の空気が流路233(又は流路234)を通って袋状部材232(又は袋状部材231)に流れにくくなる。このため、袋状部材231,232がエアクッションとなって、本体部31からサブタンク4に加えられる力を効果的に減衰することができ、上述の実施形態と同様に、サブタンク4内のインクの圧力変動を小さくすることが可能となる。また、流路抵抗の調整を圧力調整弁261、263で行っているため、袋状部材231,232によるエアクッションの圧力調整を容易に行うことが可能となる。なお、本変形例においては、流体に空気を採用したが、空気以外の流体であればどのようなものであってもよい。
また、第6変形例として、上述の袋状部材231,232に代えて、走査方向に沿って伸縮する伸縮性チューブ、例えば、ジャバラホースなどを採用してもよい。また、第7変形例として、上述の袋状部材231,232又は伸縮性チューブとエアポンプとを切換弁を介して接続し、制御装置が、キャリッジ3の移動に伴って本体部31の対向部33aとサブタンク4との間で押圧される袋状部材231,232又は伸縮性チューブに空気が供給されるように、エアポンプ及び切換弁を制御してもよい。このときのエア供給量を、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させるように設定すればよい。これにより、上述の実施形態と同様に、サブタンク4内のインクの圧力変動を小さくすることが可能となる。さらに、第8変形例として、減衰部材が、気体が充填された袋状部材(エアクッション)から構成されていてもよい。この場合も、気体の圧力を、本体部31からサブタンク4に加えられる力を次第に減少させることが可能な圧力に設定すればよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述のスライド部66は、2つのローラ67で構成されているが、サブタンク4を本体部31に対して走査方向にスライドさせることが可能であれば、どのような機構から構成されていてもよい。上述の実施形態及び各変形例において、スライド部66が設けられていなくてもよい。本発明は、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能である。さらに、記録媒体は、可撓性を有しておれば、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。
1 プリンタ(液体吐出装置)
3 キャリッジ(支持部)
4 サブタンク(液体供給部)
5 インクジェットヘッド(液体吐出部)
5a ノズル
20 移動機構
31 本体部
33a 対向部
35 粘弾性部材(弾性部材,減衰部材)
40 接続部
41 第1連通部
42 ゴムジョイント
42a 第2連通部
51 流路(第1液体流路)
61 流路(第2液体流路)
62 ダンパー室
66 スライド部
135,136 弾性部材(減衰部材)
230 減衰部材
231,232 袋状部材
233,234 流路
261,263 圧力調整弁
262,264 逆止弁

Claims (10)

  1. 液体を吐出するノズルを含む第1液体流路を有する液体吐出部と、
    液体の圧力変動を吸収するダンパー室を含み前記第1液体流路に液体を供給するための第2液体流路を有する液体供給部と、
    前記第1液体流路と前記第2液体流路とを連通可能に接続する接続部と、
    前記液体吐出部及び前記液体供給部を支持する支持部と、
    前記支持部を一方向に移動させる移動機構とを備えており、
    前記液体吐出部は、前記支持部に固定されており、
    前記支持部は、前記移動機構によって前記支持部とともに前記液体供給部が移動することで生じる前記第2液体流路内の液体の圧力変動を小さくするように、前記液体供給部を前記一方向に移動可能に支持していることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記支持部は、前記液体吐出部が固定され、前記移動機構によって前記一方向に移動する本体部と、前記本体部と前記液体供給部との間に配置された減衰部材とを有しており、
    前記減衰部材は、前記本体部の移動に伴って当該本体部が前記液体供給部に加える力を減衰することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記減衰部材は、弾性部材からなることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記弾性部材は、粘弾性部材からなることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記本体部は、前記液体供給部の側壁と前記一方向に対向する対向部を有しており、
    前記弾性部材は、前記液体供給部と前記対向部との間に配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記移動機構は、前記本体部を前記一方向に往復移動させ、
    前記本体部は、前記一方向に関して前記液体供給部を挟む位置に配置された2つの対向部を有しており、
    前記粘弾性部材は、前記液体供給部と前記2つの対向部との間にそれぞれ配置され、且つ、前記一方向の両端が前記液体供給部及び前記対向部に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  7. 前記移動機構は、前記本体部を前記一方向に往復移動させ、
    前記本体部は、前記一方向に関して前記液体供給部を挟む位置に配置された2つの対向部を有しており、
    前記減衰部材は、前記液体供給部と前記2つの対向部との間にそれぞれ配置され、流体を貯留することが可能な2つの袋状部材と、前記2つの袋状部材とそれぞれ連通する2つの流路とを有しており、
    前記2つの流路のうちの一方の流路には、他の部位よりも流路抵抗が高く、前記2つの袋状部材のうちの一方から他方へのみ流体が流れるのを許可する部位が設けられており、
    前記2つの流路のうちの他方の流路には、他の部位よりも流路抵抗が高く、前記2つの袋状部材の他方から一方へのみ流体が流れるのを許可する部位が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  8. 前記部位のそれぞれは、圧力調整弁と逆止弁とで構成されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記支持部は、前記本体部の前記一方向と直交する方向に前記液体供給部と対向する部分と前記液体供給部との間に配置され、前記液体供給部を前記本体部に対して前記一方向にスライド可能に支持するスライド部をさらに有していることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記支持部は、前記液体吐出部が固定され、前記移動機構によって前記一方向に移動する本体部を有しており、
    前記接続部は、前記本体部の前記一方向と直交する方向に前記液体供給部と対向する部分に形成され、一端が前記第1液体流路の前記ノズルとは異なる一端と接続された第1連通部と、一端が前記第2液体流路の下流端と接続され他端が前記第1連通部の他端と接続された第2連通部を有するゴムジョイントとで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
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