JP2015178175A - 更生ライニング材の送込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬化前の更生ライニング材を、マンホールを通過可能な断面形状となるように連続して曲折させて、埋設管の内部に送り込むための送込み装置を提供する。【解決手段】ベースフレーム部11と、更生ライニング材50を連続して送り出すベルトコンベア部12と、ベルトコンベア部12を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラ13a,13bからなる一対のローラ列部14と、更生ライニング材50の送り出し方向Xの下流側の端部において、更生ライニング材50をベルトコンベア部12との間に挟み込む挟込み駆動ローラ15とを含んで構成される。ローラ列部14は、曲折部円筒状ローラ13aが、搬送基準面Pに対して斜め上方に傾斜して取り付けられた曲折誘導連設部14aと、折重ね部円筒状ローラ13bが、搬送基準面Pに対して垂直な方向よりもベルトコンベア部12側に傾いて取り付けられた折重ね誘導部14bとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、更生ライニング材の送込み装置に関し、特に、地中に設置された既設の埋設管に、更生ライニング材を、マンホールを介して連続して送り込むための更生ライニング材の送込み装置に関する。
地中に設置された例えば下水道管等の既設の埋設管が、老朽化したり損傷した場合に、埋設管を更生したり補修したりする方法として、硬化性樹脂からなる可撓性を有するチューブ状の更生ライニング材を、埋設管の内部に送り込んで内周面に密着させると共に、例えば光や熱を付与することにより硬化させて、埋設管の内周面を覆う硬化性樹脂による被覆層を形成することによって、埋設管による管路を再生させる工法が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
硬化性樹脂からなる更生ライニング材を用いて埋設管による管路を再生させる従来の工法では、可撓性を有する硬化前の更生ライニング材を既設の埋設管に導入する方法として、例えば反転エルボを備える公知のステップフィーダーを用いて、コンプレッサ等の圧縮空気供給源から圧縮空気を送りながら、チューブ状の更生ライニング材を反転させつつ埋設管の内部に送り込んで、埋設管の内周面に密着させる方法の他、送り込み側のマンホールから、到達側のマンホールに向けて、これらのマンホールの間に設置された埋設管の内部に、チューブ状の更生ライニング材に引き込んだ後に、引き込んだ更生ライニング材を埋設管の内周面に密着させる方法が、一般的に採用されている(例えば、特許文献2参照)。
可撓性を有するチューブ状の更生ライニング材を埋設管の内部に引き込んだ後に、引き込んだ更生ライニング材を埋設管の内周面に密着させる方法では、例えば平坦に折り畳まれると共に何重にも折り重ねられた状態で材料収納箱等に収納されて、送り込み側のマンホールの近傍領域に搬入された更生ライニング材を、折り重ねられた状態を開放しながら材料収納箱等から引き出して、これの先端部分に、到達側のマンホールから埋設管の内部を経て送り込み側のマンホールまで延設させた、引き込み用のワイヤーロープを接続する。しかる後に、例えば到達側のマンホールの近傍領域に設置したウィンチ等の牽引手段によって、ワイヤーロープを介して更生ライニング材の先端部分を埋設管の内部に引き込みながら、送り込み側のマンホールから埋設管の内部に更生ライニング材を順次連続して送り込むことによって、送り込まれた更生ライニング材を、送り込み側のマンホールと到達側のマンホールとの間の全長に亘って、埋設管の内部に配設する。埋設管の内部に更生ライニング材を配設したら、これの両端部に開閉可能な閉塞蓋を取り付けて、更生ライニング材の内側に圧縮空気を圧送することで、更生ライニング材が筒形状となるように膨張させて、更生ライニング材の外周面を埋設管の内周面に密着させる。
特許第3325482号公報 特許第3005208号公報
しかしながら、上記従来の硬化前の更生ライニング材を埋設管の内部に引き込んで配設する方法では、材料収納箱等に収納されている更生ライニング材を、送り込み側のマンホールを介して埋設管の内部に送り込む作業に、多くの手間と労力を要していた。すなわち、例えば管径がφ600mm程度の埋設管の内周面を覆うチューブ状の更生ライニング材は、折り重ねできるように平坦に折り畳まれた状態では、950mm程度の横幅を有することになるため、そのままの状態では、一般に開口径が600mm程度となっているマンホールの入り口から、マンホールや埋設管の内部に送り込むことは困難である。このため、平坦に折り畳まれている更生ライニング材を、マンホールの入り口や埋設管の内部を通過可能な断面形状となるように丸め込む必要があることから、連続して更生ライニング材を送り込む作業に多くの手要することになる。また更生ライニング材は、例えば管径がφ600mm程度の埋設管に用いるものであっても、例えば1mあたり15〜50kg程度の相当の重量を有していることから、曲折させて丸め込む作業に多くの労力を要することになる。
本発明は、材料収納箱等に収納された可撓性を有する硬化前の更生ライニング材を、マンホールの入り口や埋設管を通過可能な断面形状となるように、容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホールや埋設管の内部に送り込むことのできる更生ライニング材の送込み装置を提供することを目的とする。
本発明は、地中に設置された既設の埋設管に、更生ライニング材を、マンホールを介して連続して送り込むための更生ライニング材の送込み装置であって、ベースフレーム部と、該ベースフレーム部の幅方向中央部分に配置されて、マンホールに向けて当該ベースフレーム部の長さ方向に更生ライニング材を連続して送り出すベルトコンベア部と、前記ベースフレーム部に支持させて前記ベルトコンベア部を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラからなる一対のローラ列部と、前記ベルトコンベア部における更生ライニング材の送り出し方向の下流側の端部において、前記ベルトコンベア部の上方に配置されることで、折り重ねた更生ライニング材を前記ベルトコンベア部との間に挟み込む挟込み駆動ローラとを含んで構成されており、左右両側の一対の前記ローラ列部は、並べて配置された複数の前記円筒状ローラが、前記ベルトコンベア部による搬送基準面に対して外側に向けて斜め上方に傾斜して取り付けられていると共に、左右両側の前記円筒状ローラの間隔が、前記送り出し方向の下流側に向けて徐々に小さくなるように配置されていることで、更生ライニング材を曲折させるように誘導する曲折誘導連設部を備えており、且つ左右両側の一対の前記ローラ列部は、前記挟込み駆動ローラの上流側に近接して、前記ベルトコンベア部の前記送り出し方向の下流側の端部領域に設けられた一又は2以上の前記円筒状ローラが、前記搬送基準面に対して垂直な方向よりも前記ベルトコンベア部側に傾くように傾斜して取り付けられていることで、更生ライニング材が折り重ねられるように誘導する折重ね誘導部を備えている更生ライニング材の送込み装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記折重ね誘導部における、隣接する一対の前記円筒状ローラの間の部分や、前記円筒状ローラと前記挟込み駆動ローラとの間の部分に、折り重ねられる更生ライニング材の横幅を規制するサイド規制ローラが、前記送り出し方向と垂直又は略垂直な方向の位置を調整可能に取り付けられていることが好ましい。
また、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベルトコンベア部が、前記折重ね誘導部の領域において、送出しローラの両側部分を斜め上方に傾斜させることで、コンベア面に凹状部分を形成した状態で、更生ライニング材を送り出すことができるようになっていることが好ましい。
さらに、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記挟込み駆動ローラが、高さ方向の位置を調整可能に、且つ取り外し可能に取り付けられていることが好ましい。
さらにまた、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記曲折誘導連設部の前記送り出し方向の下流側の部分における、隣接する一対の前記円筒状ローラの間には、平板形状の受けプレートが取り付けられていることが好ましい。
また、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記曲折誘導連設部の前記送り出し方向の上流側の部分における、隣接する一対の前記円筒状ローラの間には、サイド補助ローラが、前記ベルトコンベア部のコンベア面に沿って搬送面が配置されるように取り付けられていることが好ましい。
さらに、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベースフレーム部が、基台フレームと、昇降フレームとを含んで構成されており、該昇降フレームは、前記送り出し方向の下流側の端部を回動中心として、前記基台フレームに対して上下方向に回動することにより、前記送り出し方向の上流側の基端部分を昇降させることができるようになっていることが好ましい。
さらにまた、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベースフレーム部が、基台フレームと、旋回フレームとを含んで構成されており、該旋回フレームは、前記基台フレームに対して左右方向に回動して、旋回できるようになっていることが好ましい。
また、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、搬送用車両の荷台部に設置して用いられることが好ましい。
さらに、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベルトコンベア部の前記送り出し方向の下流側の端部に連設させて、前記荷台部に設置された前記ベースフレーム部と舗装面との間に架設される、ローラコンベアを備えていることが好ましい。
さらにまた、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ローラコンベアの下端部分に、送り出される更生ライニング材の横幅を規制する、一対の下端部サイド規制ローラが取り付けられていることが好ましい。
また、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベースフレーム部が、前記送り出し方向の上流側の端部から進退可能に張り出して、更生ライニング材を収納した材料収納箱の載置台を形成する、張り出しフレームを備えていることが好ましい。
さらに、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベースフレーム部には、格納式作業ステージが、当該前記ベースフレーム部から側方に張り出し可能に設けられていることが好ましい。
本発明の更生ライニング材の送込み装置によれば、材料収納箱等に収納された可撓性を有する硬化前の更生ライニング材を、マンホールの入り口や埋設管を通過可能な断面形状となるように、容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホールや埋設管の内部に送り込むことができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置を、搬送用車両の荷台部に設置した状態で示す側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置を、搬送用車両の荷台部に設置した状態で示す上面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置の上面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置の側面図である。 送込み装置によって送り出した更生ライニング材を埋設管の内部に引き込む状況の説明図である。 旋回フレームを基台フレームに対して旋回させる旋回伸縮ジャッキの説明図である。 昇降フレームを旋回フレーム及び基台フレームに対して昇降させる昇降伸縮ジャッキの説明図である。 平坦に折り畳まれてた状態の更生ライニング材の説明図である。 図3のAに沿った略示断面図である。 図3のBに沿った略示断面図である。 図3のCに沿った略示断面図である。 図3のDに沿った略示断面図である。 図3のEに沿った略示断面図である。 図3のFに沿った略示断面図である。 図3のGに沿った略示断面図である。 図3のHに沿った略示断面図である。 図3のIに沿った略示断面図である。 図3のJに沿った略示断面図である。
図1〜図4に示す本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置10は、硬化性樹脂からなる可撓性を有するチューブ状の更生ライニング材を、下水道管等の既設の埋設管の内周面に密着させた状態で硬化させて、内周面を更生ライニング材によって被覆することにより、埋設管による管路を再生させる埋設管の再生・補修工法において、図5に示すように、例えば折り重ねられた状態で材料収納箱51に収納されて施工現場に搬入された更生ライニング材50を、到達側のマンホール52の近傍領域に設置したウィンチ等の牽引手段53によって牽引されるワイヤーロープ54を用いて引き込みながら、更生ライニング材50を送り込み側のマンホール55を介して埋設管56の内部に連続して送り込む際に、平坦に折り畳まれて材料収納箱51に収納されている更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むように曲折させた状態で、順次連続して効率良く送り込むことができるようするための装置として開発されたものである。
すなわち、例えば管径がφ600mm程度の埋設管56の内周面を覆うチューブ状の更生ライニング材50は、平坦に折り畳まれて折り重ね可能な状態では、950mm程度の横幅を有することになるため、そのままの状態では、一般に開口径が600mm程度となっているマンホール55の入り口から、マンホール55や埋設管56の内部に更生ライニング材50を送り込むことは困難である。このため、平坦に折り畳まれている更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むよう曲折させる必要がある。従来の方法では、このような、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、更生ライニング材50を曲折させながら順次マンホール55に送り込む作業は、主として複数の作業員による手作業で行われていたが、更生ライニング材50は、例えば1mあたり15〜50kg程度の相当の重量を有していることもあって、多くの手間と労力を必要としていた。
本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10は、平坦に折り畳まれて折り重ねられている更生ライニング材50を、折り重ねられた状態を開放すると共に、平坦に折り畳まれた状態から、マンホール55の入り口や埋設管56を通過可能な断面形状となるように曲折させつつ、より少ない手間と労力によって、順次マンホール55に連続して効率良く送り込むことができるようにするための装置として開発されたものである。
そして、本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10は、地中に設置された既設の埋設管56に、更生ライニング材50を、マンホール55を介して連続して送り込むための装置であって、図1〜図4に示すように、ベースフレーム部11と、ベースフレーム部11の幅方向中央部分に配置されて、マンホール55に向けて当該ベースフレーム部11の長さ方向に更生ライニング材50を連続して送り出すベルトコンベア部12と、ベースフレーム部11に支持させてベルトコンベア部12を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラ13a,13bからなる一対のローラ列部14と、ベルトコンベア部12における更生ライニング材50の送り出し方向Xの下流側の端部において、ベルトコンベア部12の上方に配置されることで、折り重ねた更生ライニング材50をベルトコンベア部12との間に挟み込む挟込み駆動ローラ15とを含んで構成されている。
左右両側の一対のローラ列部14は、並べて配置された複数の円筒状ローラ(曲折部円筒状ローラ)13aが、ベルトコンベア部12による搬送基準面Pに対して外側に向けて斜め上方に傾斜して取り付けられていると共に(図9〜図14参照)、左右両側の円筒状ローラ13aの間隔が、送り出し方向Xの下流側に向けて徐々に小さくなるように配置されていることで、更生ライニング材50を曲折させるように誘導する曲折誘導連設部14aを備えており、且つ左右両側の一対のローラ列部14は、挟込み駆動ローラ15の上流側に近接して、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部領域に設けられた一又は2以上の円筒状ローラ(折重ね部円筒状ローラ)13bが、搬送基準面Pに対して垂直な方向よりもベルトコンベア部12側に傾くように傾斜して取り付けられていることで(図15〜図17参照)、更生ライニング材50が折り重ねられるように誘導する折重ね誘導部14bを備えている。
また、本実施形態では、更生ライニング材の送込み装置10は、搬送用車両40として、例えば4tユニック車の荷台部41に設置して用いられるようになっており、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部に連設させて、荷台部41に設置されたベースフレーム部11と舗装面45との間に架設される、ローラコンベア43を備えている。
本実施形態では、送込み装置10を構成するベースフレーム部11は、H形鋼や山形鋼や溝形鋼等を、溶接接合やボルト接合等によって組み付けることで、4tユニック車40の荷台部41に納まる大きさの、縦長矩形の平面形状を有するように形成されている。また、ベースフレーム部11は、基台フレーム11aと、基台フレーム11aの上に重ねるように配置された、旋回フレーム11bとを含んで構成されている。旋回フレーム11bは、例えば基台フレーム11aと旋回フレーム11bとの間に介在して設けられた、旋回伸縮ジャッキ16(図6参照)を伸縮させることにより、これらのフレーム11a,11bの中央部分に設けられた回転軸部17aを中心として、前後一対の円弧形状のガイドプレート17bによってガイドさせながら、基台フレーム11aに対して左右方向に回動して、旋回することができるようになっている。
さらに、本実施形態では、ベースフレーム部11は、旋回フレーム11bの上に重ねるように配置された、昇降フレーム11cを含んで構成されている。昇降フレーム11cの上に、当該昇降フレーム11cに支持させて、ベルトコンベア部12や、一対のローラ列部14や、挟込み駆動ローラ15等が取り付けられている。昇降フレーム11cは、送り出し方向Xの下流側の端部において、回転連結部18を介して旋回フレーム11bに回転可能にピン接合されている。昇降フレーム11cは、当該昇降フレーム11cと旋回フレーム11bとの間に介在して、これらの長さ方向の中間部分において、これらを挟んだ両側に設けられた昇降伸縮ジャッキ19(図4、図7参照)を伸縮させることで、回転連結部18を回動中心として、旋回フレーム11b及び基台フレーム11aに対して上下方向に回動することにより、送り出し方向Xの上流側の基端部分を、昇降させることができるようになっている(図1参照)。
本実施形態では、送込み装置10を構成するベルトコンベア部12は、ベースフレーム部11の昇降フレーム11cに支持させて、ベースフレーム部11の長さ方向に延設して取り付けられている。ベルトコンベア部12は、図4に示すように、更生ライニング材50の送り出し方向Xの上流側の端部に設けられたキャリアローラ12aと、送り出し方向Xの下流側の端部に設けられた主モータープーリ12bと、キャリアローラ12aと主モータープーリ12bとの間に所定の間隔をおいて複数箇所に各々設けられた、補助モータープーリ12c及び送出しローラ12dと、これらの周囲に無端状に巻回される搬送ベルト12eとを含んで構成されており、キャリアローラ12a、主モータープーリ12b、及び補助モータープーリ12cの上端を連ねた仮想の面が、搬送基準面Pとなっている。
また、本実施形態では、一対のローラ列部14の折重ね誘導部14bの領域に配置された2箇所の送出しローラ12d’は、図3及び図16に示すように、上端を搬送基準面Pに沿わせて配置された中央ローラ21aと、中央ローラ21aを挟んで両側に配置された、外側に向けて斜め上方に傾斜する側部傾斜ローラ21bとからなり、両側の側部を斜め上方に傾斜させている。これによって、ベルトコンベア部12は、折重ね誘導部14bの領域において、搬送ベルト12eによるコンベア面に凹状の受け部を形成した状態で、更生ライニング材50を送り出すことができるようになっている。
さらに、本実施形態では、キャリアローラ12aと主モータープーリ12bとの間の中間部分において、主モータープーリ12bを介してUターンされた後に、キャリアローラ12aに向けて逆方向に送り返される下段部分の搬送ベルト12eを下方から支持する、送返し支持ローラ12fが設けられている(図4参照)。送返し支持ローラ12fによって、キャリアローラ12aに向けて送り出し方向Xとは逆方向に送り返される下段部分の搬送ベルト12eを、下方に弛ませないようにすることが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、搬送ベルト12eには、コンベア面となる表面を覆うようにして、コンベア面に載置されて搬送される更生ライニング材50との間の摩擦力を向上させるための、摩擦増加シートが、搬送ベルト12eの表面に接合一体化されて取り付けられている。このような摩擦増加シートとしては、例えば商品名「ラフトップSS」(三ツ星ベルト株式会社製)等を用いることができる。
本実施形態では、送込み装置10を構成する一対のローラ列部14は、ベルトコンベア部12を挟んだ左右両側に、更生ライニング材50の送り出し方向Xに沿うように列状に並べて配置された、複数の円筒状ローラ13a,13bを含んで形成されている。円筒状ローラ13a,13bは、例えば金属製や合成樹脂製の円筒形状の部材となっており、各々、ベースフレーム部11の昇降フレーム11cに支持させて、ベースフレーム部11から上方に延設して取り付けられた支持ロッド22の先端軸部22aに、ベアリング等を介して回転可能に装着されて取り付けられている(図4、図9〜図17参照)。
また、本実施形態では、一対のローラ列部14は、各々、送り出し方向Xの上流側から7箇所に配置された曲折部円筒状ローラ13aと、送り出し方向Xの下流側から3箇所に配置された折重ね部円筒状ローラ13bとによって形成されている。曲折部円筒状ローラ13aは、ローラ列部14の曲折誘導連設部14aを構成する円筒状ローラであって、図9〜図15にも示すように、搬送基準面Pに対して外側に向けて例えば60度の傾斜角度θ(図9参照)で、斜め上方に傾斜して取り付けられている。また曲折部円筒状ローラ13aは、左右両側の各一対の円筒状ローラ13aの間隔が、送り出し方向Xの下流側に向けて、徐々に小さくなるように配置されている。
折重ね部円筒状ローラ13bは、ローラ列部14の折重ね誘導部14bを構成する円筒状ローラであって、図15〜図17にも示すように、搬送基準面Pに対して垂直な方向よりも、例えば60度の傾斜角度θ’(図15参照)でベルトコンベア部12側(内側)に傾くように傾斜して取り付けられている。本実施形態では、折重ね部円筒状ローラ13bもまた、左右両側の各一対の円筒状ローラ13bの間隔が、送り出し方向Xの下流側に向けて徐々に小さくなるように配置されている。また、折重ね誘導部14bの最も上流側に配置された一対の折重ね部円筒状ローラ13bは、図15に示すように、一方の円筒状ローラ13bが、他方の円筒状ローラ13bよりも長く形成されている。これによって、連続して送られてきた更生ライニング材50を、折重ね誘導部14bにおいて丸め込むように曲折させながら横断方向に折り重ねる際に、更生ライニング材50の一方の側縁部の方が、他方の側縁部のよりも先に中央部側に折り重なるように誘導することが可能になる。
さらに、本実施形態では、折重ね誘導部14bにおける、送り出し方向Xに隣接する一対の折重ね部円筒状ローラ13bの間の部分や、折重ね部円筒状ローラ13bと挟込み駆動ローラ15との間の部分に、折り重ねられる更生ライニング材50の横幅を規制するサイド規制ローラ23が、更生ライニング材50の送り出し方向Xと垂直な方向の位置を調整可能に取り付けられている(図3、図4参照)。すなわち、本実施形態では、サイド規制ローラ23は、折重ね誘導部14bの最も上流側に配置された折重ね部円筒状ローラ13bと、これの下流側に隣接する折重ね部円筒状ローラ13bとの間の部分、及び折重ね誘導部14bの最も下流側に配置された折重ね部円筒状ローラ13bと、挟込み駆動ローラ15との間の部分に配置されて、ベルトコンベア部12の挟んだ両側に、各々一対設けられている(図3参照)。
サイド規制ローラ23は、図16や図17に示すように、各々、ベースフレーム部11の昇降フレーム11cに支持させて、ベースフレーム部11から垂直上方に立設して取り付けられた支持ロッド24の先端軸部24aに、ベアリング等を介して回転可能に装着されて取り付けられている。また、サイド規制ローラ23の支持ロッド24は、更生ライニング材50の送り出し方向Xと垂直な横方向に延設して昇降フレーム11cに取り付けられた支持レール25に沿って、その設置位置を移動可能に設けられている。これによって、サイド規制ローラ23は、更生ライニング材50の送り出し方向Xと垂直な方向の位置を調整可能となっており、一対のサイド規制ローラ23の間の間隔を、広げたり狭めたりできるようにうなっている。またこれによって、折重ね誘導部14bにおいて丸め込まれるように曲折されて、横断方向に折り重ねられる更生ライニング材50の横幅を規制して、送り出される更生ライニング材50の横幅を調整できるようになっている。
さらにまた、本実施形態では、図2及び図3に示すように、ローラ列部14の曲折誘導連設部14aの送り出し方向Xの上流側の部分における、隣接する一対の曲折部円筒状ローラ13aの間には、サイド補助ローラ26が、ベースフレーム部11の昇降フレーム11cに支持させて、ベルトコンベア部12のコンベア面に沿って搬送面が配置されるように取り付けられている。曲折誘導連設部14aの上流側の部分における、隣接する一対の曲折部円筒状ローラ13aの間にサイド補助ローラ26が設けられていることにより、材料収納箱51からベルトコンベア部12に更生ライニング材50を送り出す初期の段階で、より安定した状態で、更生ライニング材50を送り出すことが可能になる。
また、本実施形態では、ローラ列部14の曲折誘導連設部14aの送り出し方向Xの下流側の部分における、隣接する一対の曲折部円筒状ローラ13aの間には、平板形状の受けプレート27が取り付けられている。受けプレート27は、その表面が、スキー板のように滑り易い状態となるように形成されている。曲折誘導連設部14aの下流側の部分における、隣接する一対の曲折部円筒状ローラ13aの間に受けプレート27が設けられていることにより、連続して送られてくる更生ライニング材50を、折重ね誘導部14bにおいて折り重ね易い形状となるように、より安定した状態でスムーズに曲折させてゆくことが可能になる。また受けプレート27は、ベルトコンベア部12を挟んだ両側で取り付け角度が異なるように、両側の各一対の受けプレート27の傾斜角度を適宜調整することで、重ね誘導部14bにおいて、更生ライニング材50を丸め込むように曲折させながら横断方向に折り重ねる際に、更生ライニング材50の一方の側縁部の方が、他方の側縁部のよりも先に中央部側に折り重なるように、さらにスムーズに誘導することが可能になる。
本実施形態では、送込み装置10を構成する挟込み駆動ローラ15は、回転モータによって回転駆動可能な、細長い横長の円柱形状のローラ部材となっている。挟込み駆動ローラ15は、図3、図4、及び図18に示すように、ベルトコンベア部12を挟んだ両側に、ベースフレーム部11の昇降フレーム11cから立設して設けられた一対の支柱部材28に両端部を回転可能に支持させて、ベルトコンベア部12の主モータープーリ12bの上流側に隣接する最下流部分の補助モータープーリ12dの直上部分に、これと平行に延設して取り付けられている。これによって、挟込み駆動ローラ15は、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの最下流部分において、補助モータープーリ12dとの間に、丸め込むようして横断方向に折り重ねた更生ライニング材50を挟み込んだ状態で、さらに下流側に送り出すことができるようになっている。
また、本実施形態では、挟込み駆動ローラ15は、これに両端部を、支柱部材28に沿って上下にスライド移動させて、所定の高さ位置に固定することで、高さ方向の位置を調整可能に取り付けられていると共に、支柱部材28から取り外し可能に取り付けられている。挟込み駆動ローラ15が高さ方向の位置を調整可能となっていることにより、更生ライニング材50の径の大きさや、更生ライニング材50の肉厚等に応じて、マンホール55や埋設管56に送り込まれる際の更生ライニング材50の厚さを、適宜調整することが可能になる。挟込み駆動ローラ15が支柱部材28から取り外し可能となっていることにより、挟込み駆動ローラ15を取り外して、例えば4tユニック車のクレーン部42(図1参照)によって、折り重ねた更生ライニング材50を引き上げることで、必要に応じて更生ライニング材50を、ベルトコンベア部12やマンホール55から抜き出すことが可能になる。
本実施形態では、更生ライニング材の送込み装置10は、上述のように、搬送用車両40として、例えば4tユニック車の荷台部41に設置して用いられるようになっており、図1及び図2に示すように、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部に連設させて、荷台部41に設置されたベースフレーム部11と舗装面45との間に架設される、ローラコンベア43を備えている。ローラコンベア43は、縦長矩形の金属枠43aの内側に、細長い円柱形状の多数のローラ部材43bを、両端を回転可能に支持させて平行に並べて配置することで形成された、公知のコンベア部材である。ローラコンベア43は、その上端部をベースフレーム部11の後端部に係着すると共に、その下端部を、キヤスター43cを介して舗装面45に支持させることにより、ベースフレーム部11と舗装面45との間に、斜めに傾斜した状態で取り付けられる。
ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部に連設させて、ベースフレーム部11と舗装面45との間にローラコンベア43が取り付けられていることにより、4tユニック車40の荷台部41に設置された送込み装置10のベルトコンベア部12から、マンホール55に向けて、丸め込むようして折り重ねられた更生ライニング材50を、よりスムーズに且つ安定した状態で送り出すことが可能になる。また、本実施形態では、ローラコンベア43の下端部分に、送り出される更生ライニング材50の横幅を規制する、一対の下端部サイド規制ローラ44が取り付けられている。ローラコンベア43の下端部分に、一対の下端部サイド規制ローラ44が取り付けられていることにより、ベルトコンベア部12の折重ね誘導部14bにおいて、丸め込まれるように折り重ねられた更生ライニング材50の横幅が、広がらないように規制して、折重ね誘導部14bのサイド規制ローラ23によって規制された横幅を保持したまま、更生ライニング材50をマンホール55に送り込むことが可能になる。
また、本実施形態では、送込み装置10のベースフレーム部11は、送り出し方向Xの上流側の端部から進退可能に張り出して、更生ライニング材50を収納した材料収納箱51の載置台57を形成する、張出しフレーム29を備えている。張出しフレーム29は、例えば4tユニック車40の荷台部41の運転席46側に詰めた状態で送込み装置10を積載して、送込み装置10が施工現場まで搬送された後に、4tユニック車40クレーン部42によって吊り上げて送込み装置10を荷台部41の後部側に移動させることで、運転席46と送込み装置10との間に、材料収納箱51を配置するためのスペースを形成した際に、当該張出しフレーム29を張り出させることで、形成したスペースに、当該張出しフレーム29による、安定した材料収納箱51の載置台57を形成することが可能になる。
さらに、本実施形態では、送込み装置10のベースフレーム部11には、格納式作業ステージ30が、ベースフレーム部11から側方に張り出し可能に設けられている。格納式作業ステージ30は、ベースフレーム部11に対して回転可能に取り付けられており、例えばベルトコンベア部12側に折り畳んで4tユニック車40の荷台部41からはみ出さないようにして、施工現場まで搬送された状態から、施工現場において外側に張り出すように回転させることで、ベースフレーム部11やこれの両側のローラ列部14の外側に、作業用の足場を形成することができる。
上述の構成を備える本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10は、4tユニック車40に積載されて、図5に示すように、例えば施工現場である送り込み側のマンホール55の近傍部分に搬入される。施工現場に送込み装置10を搬入したら、上述のように、格納式作業ステージ30を外側に張り出させて、作業用の足場を設けると共に、送込み装置10を荷台部41の後部側に移動させて形成したスペースの載置台57に、別途搬入された、更生ライニング材50を収納した材料収納箱51をクレーン部42によって吊り上げて設置する。また、ベースフレーム部11の後端部と舗装面45との間に、ローラコンベア43を斜めに傾斜した状態で取り付ける。
しかる後に、複数の作業員によって、主モータープーリ12bや補助モータープーリ12cや挟込み駆動ローラ15を駆動させる前の、停止した状態のベルトコンベア部12の搬送ベルト12eの上で、送り出される更生ライニング材50の端部処理を行う。すなわち、設置された材料収納箱51から更生ライニング材50の先端部分を引き出すと共に、引き出した先端部分を丸め込むように折り畳んだ状態で、折り畳んだ先端部分に、到達側のマンホール52、埋設管56、及びの送り込み側のマンホール55の内部を介して、到達側のマンホール52の近傍領域に設置した牽引手段53から延設させた、ワイヤーロープ54の端部を接続する作業を行う。このような作業員による作業は、相当の長さを有するベルトコンベア部12の搬送ベルト12eの上で、格納式作業ステージ30による足場を適宜利用しながら、容易に行うことができる。
更生ライニング材50の端部処理を行ったら、好ましくは有線又は無線のリモートコントローラを介して、主モータープーリ12bや補助モータープーリ12cや挟込み駆動ローラ15の駆動を制御することにより、作業員による補助作業を適宜受けながら、略自動的に、更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むように曲折させた状態で、順次連続して効率良く送り込むことが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、主モータープーリ12bや補助モータープーリ12cや挟込み駆動ローラ15を駆動させることにより、ベルトコンベア部12の搬送ベルト12eを回動させることで、更生ライニング材50は、搬送ベルト12eの表面との摩擦力によって、或いは更生ライニング材50を挟み込んだ挟込み駆動ローラ15の駆動力によって、ワイヤーロープ54を介した牽引手段53からの牽引力を受けながら、材料収納箱51から搬送ベルト12eの上に順次連続して引き出されることになる。引き出された更生ライニング材50は、搬送ベルト12eと共に送り出し方向Xの下流側に移動して行くと共に、ローラ列部14の曲折誘導連設部14aにおいて曲折するように誘導された後に、折重ね誘導部14bにおいて折り重なるように誘導される。折り重なるように誘導された更生ライニング材50は、さらに下流側において、挟込み駆動ローラ15と補助モータープーリ12dとの間に挟み込まれることで圧縮されることにより、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むように曲折された状態で、送り込み側のマンホール55に向けて送り出されて行くことになる。
したがって、本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10によれば、材料収納箱51に収納された可撓性を有する硬化前の更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56を通過可能な断面形状となるように、容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホール55や埋設管56の内部に送り込むことが可能になる。
また、本実施形態によれば、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部において、更生ライニング材50が、挟込み駆動ローラ15と補助モータープーリ12dとの間に挟み込まれた状態となっているので、挟込み駆動ローラ15の駆動を停止することにより、更生ライニング材50のマンホール55や埋設管56への送り込みを停止することが可能になって、作業の安全性を向上させることが可能になると共に、挟込み駆動ローラ15を逆方向に回転駆動させることで、更生ライニング材50をマンホール55や埋設管56から容易に引き出すことが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、上述のように、ベルトコンベア部12の搬送ベルト12eの表面を覆うようにして、摩擦増加シートが取り付けられているので、更生ライニング材50を材料収納箱51から、よりスムーズに引き出すことが可能になると共に、4tユニック車40の荷台部41に設置されたベースフレーム部11と、舗装面45との間にローラコンベア43が取り付けられているので、丸め込むようして折り重ねられた更生ライニング材50を、送り込み側のマンホール55に向けて、よりスムーズに且つ安定した状態で送り出すことが可能になる。
さらにまた、本実施形態によれば、送込み装置10のベースフレーム部11は、基台フレーム11aに対して左右方向に旋回可能な旋回フレーム11bを備えているので、道路上のマンホール55の位置に応じて、旋回フレーム11bを適宜回転させることで、更生ライニング材50を送り出し易い方向に、ベルトコンベア部12を据え付けることが可能になると共に、旋回フレーム11b及び基台フレーム11aに対して、上下方向に回動可能な昇降フレーム11cを備えているので、材料収納箱51に折り重ねた状態で収納された更生ライニング材50の高さ位置に応じて、昇降フレーム11cの上流側の基端部分を昇降させることで、更生ライニング材50を材料収納箱51から、より引き出し易くすることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、ローラ列部の曲折誘導連設部の送り出し方向の下流側の部分における、隣接する一対の円筒状ローラの間に、平板形状の受けプレートを取り付ける必要は必ずしも無く、曲折誘導連設部の送り出し方向の上流側の部分における、隣接する一対の円筒状ローラの間に、サイド補助ローラを取り付ける必要は必ずしも無い。また、ベースフレーム部は、昇降フレームや旋回フレームを含んで構成されている必要は必ずしも無い。さらに、送込み装置は、搬送用車両の荷台部に設置して用いる必要は必ずしも無く、舗装面等に設置して用いることもできる。
10 更生ライニング材の送込み装置
11 ベースフレーム部
11a 基台フレーム
11b 旋回フレーム
11c 昇降フレーム
12 ベルトコンベア部
12a キャリアローラ
12b 主モータープーリ
12c 補助モータープーリ
12d,12d’ 送出しローラ
12e 搬送ベルト
13a 曲折部円筒状ローラ
13b 折重ね部円筒状ローラ
14 ローラ列部
14a 曲折誘導連設部
14b 折重ね誘導部
15 挟込み駆動ローラ
16 旋回伸縮ジャッキ
17a 回転軸部
17b ガイドプレート
18 回転連結部
23 サイド規制ローラ
26 サイド補助ローラ
27 受けプレート
29 張出しフレーム
40 搬送用車両(4tユニック車)
41 荷台部
43 ローラコンベア
44 下端部サイド規制ローラ
45 舗装面
50 更生ライニング材
51 材料収納箱
52 到達側のマンホール
53 牽引手段
54 ワイヤーロープ
55 送り込み側のマンホール
56 埋設管
P 搬送基準面
X 送り出し方向

Claims (13)

  1. 地中に設置された既設の埋設管に、更生ライニング材を、マンホールを介して連続して送り込むための更生ライニング材の送込み装置であって、
    ベースフレーム部と、該ベースフレーム部の幅方向中央部分に配置されて、マンホールに向けて当該ベースフレーム部の長さ方向に更生ライニング材を連続して送り出すベルトコンベア部と、前記ベースフレーム部に支持させて前記ベルトコンベア部を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラからなる一対のローラ列部と、前記ベルトコンベア部における更生ライニング材の送り出し方向の下流側の端部において、前記ベルトコンベア部の上方に配置されることで、折り重ねた更生ライニング材を前記ベルトコンベア部との間に挟み込む挟込み駆動ローラとを含んで構成されており、
    左右両側の一対の前記ローラ列部は、並べて配置された複数の前記円筒状ローラが、前記ベルトコンベア部による搬送基準面に対して外側に向けて斜め上方に傾斜して取り付けられていると共に、左右両側の前記円筒状ローラの間隔が、前記送り出し方向の下流側に向けて徐々に小さくなるように配置されていることで、更生ライニング材を曲折させるように誘導する曲折誘導連設部を備えており、
    且つ左右両側の一対の前記ローラ列部は、前記挟込み駆動ローラの上流側に近接して、前記ベルトコンベア部の前記送り出し方向の下流側の端部領域に設けられた一又は2以上の前記円筒状ローラが、前記搬送基準面に対して垂直な方向よりも前記ベルトコンベア部側に傾くように傾斜して取り付けられていることで、更生ライニング材が折り重ねられるように誘導する折重ね誘導部を備えている更生ライニング材の送込み装置。
  2. 前記折重ね誘導部における、隣接する一対の前記円筒状ローラの間の部分や、前記円筒状ローラと前記挟込み駆動ローラとの間の部分に、折り重ねられる更生ライニング材の横幅を規制するサイド規制ローラが、前記送り出し方向と垂直な方向の位置を調整可能に取り付けられている請求項1記載の更生ライニング材の送込み装置。
  3. 前記ベルトコンベア部は、前記折重ね誘導部の領域において、送出しローラの両側部分を斜め上方に傾斜させることにより、コンベア面に凹状部分を形成した状態で、更生ライニング材を送り出すことができるようになっている請求項1又は2記載の更生ライニング材の送込み装置。
  4. 前記挟込み駆動ローラは、高さ方向の位置を調整可能に、且つ取り外し可能に取り付けられている請求項1〜3のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  5. 前記曲折誘導連設部の前記送り出し方向の下流側の部分における、隣接する一対の前記円筒状ローラの間には、平板形状の受けプレートが取り付けられている請求項1〜4のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  6. 前記曲折誘導連設部の前記送り出し方向の上流側の部分における、隣接する一対の前記円筒状ローラの間には、サイド補助ローラが、前記ベルトコンベア部のコンベア面に沿って搬送面が配置されるように取り付けられている請求項1〜5のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  7. 前記ベースフレーム部は、基台フレームと、昇降フレームとを含んで構成されており、該昇降フレームは、前記送り出し方向の下流側の端部を回動中心として、前記基台フレームに対して上下方向に回動することにより、前記送り出し方向の上流側の基端部分を昇降させることができるようになっている請求項1〜6のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  8. 前記ベースフレーム部は、基台フレームと、旋回フレームとを含んで構成されており、該旋回フレームは、前記基台フレームに対して左右方向に回動して、旋回できるようになっている請求項1〜7のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  9. 搬送用車両の荷台部に設置して用いられる請求項1〜8のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  10. 前記ベルトコンベア部の前記送り出し方向の下流側の端部に連設させて、前記荷台部に設置された前記ベースフレーム部と舗装面との間に架設される、ローラコンベアを備えている請求項9記載の更生ライニング材の送込み装置。
  11. 前記ローラコンベアの下端部分に、送り出される更生ライニング材の横幅を規制する、一対の下端部サイド規制ローラが取り付けられている請求項9又は10記載の更生ライニング材の送込み装置。
  12. 前記ベースフレーム部は、前記送り出し方向の上流側の端部から進退可能に張り出して、更生ライニング材を収納した材料収納箱の載置台を形成する、張出しフレームを備えている請求項9〜11のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  13. 前記ベースフレーム部には、格納式作業ステージが、当該前記ベースフレーム部から側方に張り出し可能に設けられている請求項9〜12のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
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