JP2015177970A - 人工膝関節置換術用脛骨トライアル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】人工膝関節置換術用脛骨トライアル1は、固定側部材20と可動側部材30とを備えている。可動側部材30は、一方の部材30に形成された軸部32が他方の部材20に形成された軸穴部22に挿入された状態で、固定側部材20に対して直線移動可能である。人工膝関節置換術用脛骨トライアル1は、固定側部材20と可動側部材30との間に設けられた回転操作部10と、回転操作部10に入力される回転力を、可動側部材30が固定側部材20に対して直線移動する直線駆動力に変換する変換機構5と、を更に備えている。
【選択図】図5
Description
図1は、本実施形態に係る人工膝関節置換術用脛骨トライアル1の使用態様の一例を示す模式図であって、患者の膝関節(脛骨100及び大腿骨110)に装着された状態を示す図である。人工膝関節置換術用脛骨トライアル1は、図1に示すように、固定側部材としてのトレートライアル20と、可動側部材としてのインサートトライアル30と、環状プレートとしての回転プレート10と、を備えている。人工膝関節置換術用脛骨トライアル1では、トレートライアル20が脛骨100の近位端に固定される。そして、インサートトライアル30が、上下方向においてトレートライアル20との間で回転プレート10を挟んだ状態で、トレートライアル20の上方に配置される。なお、以下で説明する各図について、説明の便宜上、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方と称し、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方と称する。
図5は、本実施形態に係る人工膝関節置換術用脛骨トライアル1の動作について説明するための図である。具体的には、図5(A)は、人工膝関節置換術用脛骨トライアル1を患者の膝に装着した状態を示す図、図5(B)は、回転プレート10が操作されることにより、図5(A)に示す状態と比べてインサートトライアル30が上方へ移動した状態を示す図、である。
以上のように、本実施形態に係る人工膝関節置換術用脛骨トライアル1では、術者が回転プレート10を回転操作することにより、その回転力が変換機構5によって、トレートライアル20に対してインサートトライアル30が直線移動する直線駆動力に変換される。これにより、トレートライアル20に対してインサートトライアル30が直線移動する。上述のように、人工膝関節置換術用脛骨トライアル1では、トレートライアル20の軸穴部22に対してインサートトライアル30の軸部32が挿入されているため、インサートトライアル30は、軸部32が延びる方向(延出方向)に沿って直線移動する。これにより、インサートトライアル30を軸部32に沿って確実に直線移動させることができるため、トレートライアル20に対してインサートトライアル30が傾いてしまうのを防止できる。
(1)上記実施形態では、トレートライアル20に軸穴部22を設け、インサートトライアル30に軸部32を設ける構成としたが、これに限らない。具体的には、トレートライアルに軸部を設け、インサートトライアルに軸穴部を設ける構成であってもよい。
本変形例に係る人工膝関節置換術用脛骨トライアル2は、図6及び図7に示すように、上記実施形態とは形状が異なるトレートライアル40(固定側部材)及びインサートトライアル50(可動側部材)と、第1傘歯車60と、第2傘歯車65と、を備えている。
本変形例に係る人工膝関節置換術用脛骨トライアル2では、術者が、六角レンチ(図示省略)を用いて、回転操作部としての第2傘歯車65を回転操作することにより、第1傘歯車60を回転させる。そうすると、第1傘歯車60の回転力が、インサートトライアル50に伝達される。しかし、インサートトライアル50は、棒状部55及び溝部44によって、トレートライアル40に対して回転不能となっている。よって、第1傘歯車60の回転力は、該第1傘歯車60に形成されたネジ孔64及びインサートトライアル50に形成された雄ネジ54によって、トレートライアル40に対するインサートトライアル50の直線駆動力に変換される。すなわち、第1傘歯車60、第2傘歯車65、及びインサートトライアル50の雄ネジ54は、第2傘歯車65に入力される回転力を、トレートライアル40に対するインサートトライアル50の直線駆動力に変換する変換機構5aとして機能する。
以上のように、本変形例に係る人工膝関節置換術用脛骨トライアル2では、上記実施形態の場合と同様、インサートトライアル50における大腿骨コンポーネントの摺動面53の形状に影響を与えることなく、トレートライアル40に対するインサートトライアル50の姿勢を安定化することができる。
5,5a,5b,5c 変換機構
10,80,130 回転プレート(回転操作部)
16 側面(露出部)
20,40 トレートライアル(固定側部材)
22,42,72,122 軸穴部
30,50 インサートトライアル(可動側部材)
32,52,92,142 軸部
33,53,94,144 摺動面
65 第2傘歯車(回転操作部)
68 六角穴部(露出部)
70,120 脛骨側インサートトライアル(固定側部材)
90,140 大腿骨側インサートトライアル(可動側部材)
100 脛骨
110 大腿骨
111 大腿骨コンポーネント
Claims (11)
- 脛骨側に固定される固定側部材、及び該固定側部材における大腿骨側に取り付けられるとともに大腿骨コンポーネントが摺動する摺動面を有し前記固定側部材に対して可動する可動側部材、を備え、
一方の前記部材に形成された軸部が他方の前記部材に形成された軸穴部に挿入された状態で、前記軸部が延びる方向である延出方向に沿って前記軸部が前記軸穴部に対して相対的に直線移動することにより前記可動側部材が前記固定側部材に対して直線移動して、前記固定側部材に対する前記可動側部材の前記延出方向における位置を調整可能に構成され、
前記延出方向における垂直な方向に露出する露出部を有し、前記延出方向における前記固定側部材と前記可動側部材との間に設けられた回転操作部と、
前記回転操作部に入力される回転力を、前記可動側部材が前記固定側部材に対して直線移動する直線駆動力に変換する変換機構と、
を更に備えていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項1に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記回転操作部は、前記延出方向に延びる軸心を中心として回転可能に設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項2に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記回転操作部は、前記延出方向から視た形状が環状であって、その内周面に前記軸穴部が挿通するとともにその外周面が前記延出方向を中心として回転されるプレート状に形成された環状プレートとして設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項3に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記変換機構は、
前記環状プレートにおける前記可動側部材側の面、又は前記固定側部材側の面に形成され、それぞれの高さが前記延出方向において異なる複数の面部と、
前記可動側部材における前記複数の面部に対向する側の面、又は前記固定側部材における前記複数の面部に対向する側の面、から突出するように形成されるとともに、前記環状プレートが回転されることによりその先端部が前記複数の面部のいずれかに当接する突出部と、
を有していることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項4に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記複数の面部は、前記環状プレートの回転方向に沿うように、且つ、該回転方向の一方向に沿って各前記面部の高さが徐々に高くなるように配列されていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項5に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
各前記面部は、前記環状プレートの回転方向において隣接する2つの面部のうちの高さが低い方の面部側の部分から、高さが高い方の面部側の部分に向かって高さが徐々に高くなる傾斜面として設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項1に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記回転操作部は、前記延出方向に垂直な方向に延びる軸心を中心として回転可能に設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項7に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記軸部は、前記可動側部材に形成され、
前記軸穴部は、前記固定側部材に形成され、
前記変換機構は、
筒状に形成され、外周面が前記軸穴部の内周面に回転自在に設けられるとともに、内周面に形成されたネジ溝に前記軸部の外周面に形成されたネジ山が螺合する筒部と、
前記筒部に一体に設けられ又は固定され、回転軸が前記筒部の軸心と同心状に設けられた第1傘歯車部と、
前記回転操作部に設けられ、前記第1傘歯車部と噛み合う第2傘歯車部と、
を有していることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記回転操作部を回転させることにより前記可動側部材を前記固定側部材に対して直線移動させる際、前記可動側部材が前記固定側部材に対して回転するのを規制する回転規制機構を更に備えていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
前記固定側部材は、トレートライアルとして設けられ、
前記可動側部材は、インサートトライアルとして設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。 - 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の人工膝関節置換術用脛骨トライアルにおいて、
脛骨側に配置される脛骨側インサートトライアル、及び、該脛骨側インサートトライアルよりも大腿骨側に配置される大腿骨側インサートトライアル、を有するインサートトライアルを更に備え、
前記固定側部材は、前記脛骨側インサートトライアルとして設けられ、
前記可動側部材は、前記大腿骨側インサートトライアルとして設けられていることを特徴とする、人工膝関節置換術用脛骨トライアル。
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