JP2015177851A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手乾燥装置の一般利用者が容易に操作部に触れることを防止しつつ、操作者にとって操作部の視認性を向上させることができる手乾燥装置を提供する。【解決手段】本体ケース2は、床面12と対向し且つノズル部4を保持するノズル保持面7を有し、ノズル保持面7の一部は電動送風機3方向に凹んだ凹部11を有し、凹部11は水平面に対して傾斜している第1平面14を有し、第1平面14は本体ケース2の前面側から本体ケース2の後面側である壁面1側に向かって床面12方向に傾斜しており、第1平面14に操作部9が設けられることを特徴とする手乾燥装置。【選択図】図1

Description

本発明は、水洗い等で濡れた手を乾燥させるために、洗面所やトイレ、キッチン等で使用する手乾燥装置に関するものである。
従来の手乾燥装置には、清掃やメンテナンスを行うために手乾燥装置のON−OFFを切り替えることができる電源スイッチや、状況に合わせて風量や温度の調整などを行うことができるスイッチなどで構成された操作部が備えられている。この操作部は手を乾燥させる目的で手乾燥装置を使用する利用者にとっては触れる必要性がない部分であるため、利用者の目線と同じ位置である正面上方より手乾燥装置を見る際には、操作部は隠蔽されるように設置されている。具体的には、操作部は本体ケース下部に、水平に近い角度で、床面に対向するように設置されてあるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
以下、その従来例について図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、従来の手乾燥装置は、本体ケース101と、電動送風機102と、ノズル103を備えている。本体ケース101は壁面104に備え付けられて、本体ケース101下方には手乾燥空間105があり、利用者は手乾燥装置の正面側から手乾燥空間105に手106を抜き差しできるようになっている。手乾燥空間105の上部には、挿入された手106を検知する手検知手段107が備えられており、利用者が手106を手乾燥空間105に挿入すると、手検知手段107が反応し、電動送風機102が作動する。電動送風機102が作動すると、気流発生部108より高圧空気109aが発生し、ノズル103から高圧空気109bを手乾燥空間105に向けて吹き出す。ノズル103より吹き出した高圧空気109bが手106に衝突することで、手106に付着した水滴を吹き飛ばして手106を乾燥させる仕組みである。手乾燥空間105上部には、清掃やメンテナンスを行うために手乾燥装置のON−OFFを切り替えることができる電源スイッチや、状況に合わせて風量や温度の調整などを行うことができるスイッチなどで構成された操作部110が水平に近い角度で、床面111に対向するように設置されている。
特開2008−48942号公報
このような従来の手乾燥装置では、手を乾燥させる目的で手乾燥装置を使用する利用者が容易に操作部に触れることがないように、操作部は床面に対向しながら、床面に対し水平に近い角度に設置されているので、手乾燥装置の正面に立った利用者の視界からは操作部が隠れるようになっている。しかし、清掃やメンテナンス、風量調整などの目的で操作部を使用する者(=操作者)にとっても操作部の視認性が悪いという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、手乾燥装置の一般利用者が容易に操作部に触れることを防止しつつ、操作者にとって操作部の視認性を向上させることができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る手乾燥装置は、上記目的を達成するために、壁面に取り付けられる本体ケースと、前記本体ケース内部に高圧空気を送出する電動送風機と、前記電動送風機の下方に設けられ前記高圧空気を吹き出すノズル部とを有する手乾燥装置であって、前記本体ケースは、床面と対向し且つ前記ノズル部を保持するノズル保持面を有し、前記ノズル保持面の一部は前記電動送風機方向に凹んだ凹部を有し、前記凹部は水平面に対して傾斜している第1平面を有し、前記第1平面は前記本体ケースの前面側から前記本体ケースの後面側である前記壁面側に向かって床面方向に傾斜しており、前記第1平面に操作部が設けられることを特徴とするものである。
本発明によれば、操作部が設けられた第1平面に垂直な垂直線を引いた場合、第1平面が水平面に対して傾斜していない場合に引いた垂直線に比べて、本体ケースの後面よりも前面の方向に垂直線を引くことができる。すなわち、操作部が設けられた第1平面が上記構成のように水平面に対して傾斜しているため、操作者が手乾燥装置の正面に対面して手乾燥装置の下側から操作部を見たときの視線を、操作部表示面に対してより垂直に近い角度にすることができる。このため、操作者にとって従来よりも操作部の視認性を向上させることができる。
また、操作部が設けられた第1平面は凹部を形成しているため、手乾燥装置の一般利用者が容易に触れることがない位置に操作部を配置できる。
このように、手乾燥装置の一般利用者が容易に操作部に触れることを防止しつつ、操作者にとって操作部の視認性を向上させることができるのである。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の側面断面を示す構成図 同手乾燥装置の側面断面を示す拡大構成図 本発明の実施の形態2の手乾燥装置のノズル保持面を示す図 従来例の手乾燥装置の側面断面を示す構成図
本発明の一態様に係る手乾燥装置は、壁面に取り付けられる本体ケースと、前記本体ケース内部に高圧空気を送出する電動送風機と、前記電動送風機の下方に設けられ前記高圧空気を吹き出すノズル部とを有する手乾燥装置であって、前記本体ケースは、床面と対向し且つ前記ノズル部を保持するノズル保持面を有し、前記ノズル保持面の一部は前記電動送風機方向に凹んだ凹部を有し、前記凹部は水平面に対して傾斜している第1平面を有し、前記第1平面は前記本体ケースの前面側から前記本体ケースの後面側である前記壁面側に向かって床面方向に傾斜しており、前記第1平面に操作部が設けられるという構成を有する。
この構成によれば、操作部が設けられた第1平面に垂直な垂直線を引いた場合、第1平面が水平面に対して傾斜していない場合に引いた垂直線に比べて、本体ケースの後面よりも前面の方向に垂直線を引くことができる。すなわち、操作部が設けられた第1平面が上記構成のように水平面に対して傾斜しているため、操作者が手乾燥装置の正面に対面して手乾燥装置の下側から操作部を見たときの視線を、操作部表示面に対してより垂直に近い角度にすることができる。このため、操作者にとって従来よりも操作部の視認性を向上させることができる。
また、操作部が設けられた第1平面は凹部を形成しているため、手乾燥装置の一般利用者が容易に触れることがない位置に操作部を配置できる。
このように、手乾燥装置の一般利用者が容易に操作部に触れることを防止しつつ、操作者にとって操作部の視認性を向上させることができるのである。
また、前記凹部は前記第1平面より前記前面側にある第2平面を有し、前記第2平面の前記後面側の端部は前記第1平面の前記前面側の端部と隣接し、前記第2平面は前記後面側から前記前面側に向かって前記床面方向に傾斜しているという構成にしてもよい。
この構成によれば、手乾燥装置の正面に対面して手乾燥装置の下側から操作部を見た場合、第2平面により操作部が隠れてしまうことを防ぐことができる。このため、操作部の視認性をさらに向上させることができる。
また、前記第1平面と前記第2平面が交わる角度は90度以上180度未満であり、
前記第1平面が水平面に対して傾斜する角度は、前記第2平面が水平面に対して傾斜する角度より小さいという構成にしてもよい。
この構成によれば、本体ケースの中に電動送風機が設けられているために凹部の凹み方向の深さの寸法が限定されている中で、第1平面と第2平面の隣接部を本体ケースの前面側に配置することができる。すなわち、決められた寸法の範囲内で第1平面の面積を大きくすることができる。このため、第1平面に操作部を設置するために必要な面積を確保しながら、操作部の視認性を向上させることができる。
また、前記ノズル部は第1ノズル部と第2ノズル部とに分けられ、前記第2ノズル部は互いに離れて設置された右側第2ノズルと左側第2ノズルとで構成され、前記第2ノズル部は前記第1ノズル部よりも前記後面側に所定の距離を離して設けられている手乾燥装置において、前記第1平面の前面側辺の長さは前記第1平面の後面側辺の長さよりも小さく、前記前面側辺は前記右側第2ノズルと前記左側第2ノズルとの間に設けられ、前記後面側辺は前記第2ノズル部よりも前記後面側に設けられるという構成にしてもよい。
この構成によれば、第2ノズル部の位置を変更することなく、第1平面の面積を大きく確保できる。第2ノズル部の位置を変更すれば、手を乾燥する性能に影響を与えるが、第2ノズル部の位置を変更する必要がないため、手の乾燥性能を落とすことなく、第1平面の前後方向および横方向の長さを大きくすることができる。このため、乾燥性能を上げるために好ましい位置に第2ノズル部を設置しながら、複数の部分で構成された操作部を設置するために必要な面積を第1平面に確保することができる。
また、前記第1平面の前記後面側辺の長さは、前記右側第2ノズルと前記左側第2ノズルとの間の長さよりも長いという構成にしてもよい。
この構成によれば、手乾燥性能を維持しつつ、さらに第1平面の面積を大きくすることができる。
また、前記第1平面の形状は台形形状であるという構成にしてもよい。
この構成によれば、手乾燥性能を維持しつつ、さらに第1平面の面積を大きくすることができる。
また、前記ノズル部の下方に挿入された手を検知して前記電動送風機を作動させる手検知手段を有し、前記手検知手段は前記第1平面に設けられたという構成にしてもよい。
この構成によれば、手検知方向は、手検知手段が水平面上に設置されている場合の手検知方向に比べて、傾斜角度だけ本体ケースの前面側に向かう角度をつけることができる。すなわち、手の検知範囲を手乾燥装置の利用者に近づけることができる。これにより、手検知手段がより早く手乾燥装置の利用者の手を検知できる。このため、手を乾燥する開始時間を早くでき、より短い時間で利用者の手を乾燥することができる。
また、前記本体ケースと前記凹部は一体化して形成されたという構成にしてもよい。
この構成によれば、本体ケースと凹部を複数の部品で形成したものに比べて、部品点数を減らすことができ、さらに複数の部品を利用することにより生じる部品間の隙間を減らすことができる。このため、本体ケースと凹部を形成するための部品組み立て工数を削減することができ、さらに部品と部品の隙間に溜まる汚れの発生を抑えることができる。
また、前記第1平面が水平面に対して傾斜する角度は、7°以上16°以下であるという構成にしてもよい。
この構成によれば、第1平面の上方に設けられた電動送風機をさらに上方に移動させる必要がないため、本体ケースをコンパクトにすることができる。また、第1平面が水平面に対して傾斜する角度は、7°以上16°以下であれば、操作部を配置するために第1平面14の面積を十分に確保できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2を用いて、本発明の第1の実施の形態の手乾燥装置について説明する。
本実施の形態による手乾燥装置は、図1に示すように、本体ケース2の中に高圧空気を発生する電動送風機3と、電動送風機3の下方にノズル部4が備えられている。
本体ケース2の背面側には壁掛け部分22があり、この壁掛け部分22により洗面所などの壁面1に本体ケース2が取り付けられる。
本体ケース2下方には、手乾燥空間5が形成されており、手乾燥装置の利用者が手6を抜き差しできるようになっている。
本体ケース2はノズル部4を保持するノズル保持面7を有している。ノズル保持面7は床面12と対向している。ノズル保持面7の一部は電動送風機3方向に凹んだ凹部11がある。
凹部11には操作部9と手検知手段8が備えてある。
操作部9は、手乾燥装置のON−OFFを切り替える電源部分や、状況に合わせた風量や温度にするために運転モードを切り替えることができるスイッチなどにより構成される。
手乾燥装置の利用者が手6を手乾燥空間5に挿入すると手検知手段8が反応して電動送風機3が作動し、気流発生部23より高圧空気24aを送出し、ノズル部4より高圧空気24bが吹き出す。吹き出した高圧空気24bが手乾燥装置の利用者の手6にあたり、手6に付着している水滴を吹き飛ばし乾燥させる。その際、手乾燥装置の利用者は手6を本体ケース2の前面から後面である壁面1方向に向かって挿入する場合が多い。吹き飛ばされた水滴は、手乾燥空間5下方に備えてある水受け部25に溜まるようになっている。利用者の手6が手検知手段8の検知範囲から一定時間はずれると電動送風機3が停止する。
図2に操作部9周辺の拡大図を示す。
凹部11は、電動送風機3方向へ凹部の深さLで凹んでおり、第1平面14と第2平面16とを有している。
第1平面14は、水平面に対して角度θaを成して傾斜し、本体ケース2の前面側から本体ケース2の後面側である壁面1側に向かって床面12方向に傾斜している。第1平面14には手検知手段8と操作部9が設置されている。
第2平面16は、水平面に対して角度θbを成して傾斜し、本体ケース2の後面側から本体ケース2の前面側に向かって床面12方向に傾斜している。第2平面16は、第1平面14よりも本体ケース2の前面側にある。第2平面16の後面側の端部は第1平面14の前面側の端部と隣接するように設けられている。この隣接する部分は隣接部17を形成する。
上記構成による作用、効果について説明する。
第1平面14に垂直な垂直線14aを引いた場合、傾斜していない平面(水平面)に垂直な垂直線14bに比べて垂直線を本体ケース2の後面よりも前面の方向に引くことができる。
すなわち、第1平面14が上記構成のように水平面に対して傾斜して、第1平面14に操作部9が設けられているため、手乾燥装置の正面に対面して手乾燥装置の下側から操作部9を見たときの視線を、操作部9の表示面に対してより垂直に近い角度にできる。
このように、本発明の実施の形態1の手乾燥装置によれば、手乾燥装置の一般利用者が容易に触れることがない位置に操作部9を配置しつつ、操作者にとって操作部9の視認性を向上させることができるのである。
また、凹部11に操作部9が設けられているので、手乾燥装置の利用時に、利用者の手6が操作部9に接触しにくくすることができる。この結果、利用者が操作部9に接触することにより生じる不快感の低減したり、操作部9への汚れ付着を減らすことができる。
また、第2平面16を本体ケース2の後面側から前面側に向かって床面12方向に傾斜させることが好ましい。
この構成によれば、手乾燥装置の正面に対面して手乾燥装置の下側から操作部9を見た場合、第2平面16により操作部9が隠れてしまうことを防ぐことができる。このため、操作部9の視認性をさらに向上させることができる。
また、第1平面14と第2平面16が交わる角度θcは90度以上180度未満であり、第1平面14が水平面に対して傾斜する角度θaは、第2平面16が水平面に対して傾斜する角度θbより小さいことが好ましい。
この構成によれば、本体ケース2の中に電動送風機3が設けられているために凹部11の凹み方向の凹部の深さLの寸法が限定されている中で、角度θaを角度θbより小さくすることで、第1平面14と第2平面16の隣接部17を例えば本体ケース2の中央部よりも前面側に配置することができる。すなわち、決められた寸法の範囲内で第1平面14の面積を大きくすることができる。このため、第1平面14に操作部9を設置するために必要な面積を確保しながら、操作部9の視認性を向上させることができる。
また、ノズル部4の下方に挿入された手6を検知して電動送風機3を作動させる手検知手段8は、第1平面14に設けられることが好ましい。
この構成によれば、手検知方向26aは、手検知手段8が水平面上に設置されている場合の手検知方向26bに比べて、傾斜角度θdだけ本体ケース2の前面側に向かう角度をつけることができる。すなわち、手6の検知範囲を手乾燥装置の利用者に近づけることができる。これにより、手検知手段8がより早く手乾燥装置の利用者の手を検知できる。このため、手を乾燥する開始時間を早くでき、より短い時間で利用者の手を乾燥することができる。
また、本体ケース2と凹部11を一体化して形成することが好ましい。
この構成によれば、本体ケース2と凹部11を複数の部品で形成したものに比べて、部品点数を減らすことができ、さらに複数の部品を利用することにより生じる部品間の隙間を減らすことができる。このため、本体ケース2と凹部11を形成するための部品組み立て工数を削減することができ、さらに部品と部品の隙間に溜まる汚れの発生を抑えることができる。
また、第1平面14が水平面に対して傾斜する角度θaは、7°以上16°以下であることが好ましい。
この構成によれば、第1平面14の上方に設けられた電動送風機3をさらに上方に移動させる必要がないため、本体ケース2をコンパクトにすることができる。また、角度θaは、7°以上16°以下であれば、操作部9を配置するために第1平面14の面積を十分に確保できる。
(実施の形態2)
図3を用いて、本発明の第2の実施の形態の手乾燥装置について説明する。本装置の基本的な構成要素は第1の実施の形態と同様であり、変更部分のみ記載する。
図3は、ノズル保持面7を床面12側から上へ向かって見た図である。図3に示すように、ノズル部4は第1ノズル部18と第2ノズル部19に分けられる。
そして、第2ノズル部19は互いに離れて設置された左側第2ノズル19aと右側第2ノズル19bとで構成される。第2ノズル部19は第1ノズル部18よりも本体ケース2の後面側(壁面1側)に所定の距離を離して設置されており、利用者が手乾燥空間5に手6を挿入したときに指先にあたるよう例えばノズル保持面7中央部近傍に設置されている。
第1平面14の前面側辺20(第1平面14の前面側の端部の辺)の長さは、第1平面14の後面側辺21(第1平面14の後面側の端部の辺)の長さより小さくなっており、前面側辺20は左側第2ノズル19aと右側第2ノズル19bとの間に設けられている。
後面側辺21は第2ノズル部19よりも本体ケース2の後面側(壁面1側)に設けられている。
ここで、前面側辺20は、左側第2ノズル19aから右側第2ノズル19bの方向へベクトル成分を持つ線分であり、この例では、前面側辺20は隣接部17を形成している。
また、後面側辺21は、左側第2ノズル19aから右側第2ノズル19bの方向へベクトル成分を持つ線分である。
第1平面14には、手検知手段8と操作部9が設けてあり、操作部9は例えば電源ボタン、風量調整ボタン、温度調整ボタンなど複数の部分により構成されている。
上記構成による作用、効果を説明する。
第1平面14の前面側辺20の長さを後面側辺21の長さより小さくし、前面側辺20を左側第2ノズル19aと右側第2ノズル19bの間に設け、後面側辺21は第2ノズル部19よりも本体ケース2の後面側(壁面1側)に設けている。
この構成により、第2ノズル部19の位置を変更することなく、第1平面14の面積を大きく確保できる。第2ノズル部19の位置を変更すれば、手を乾燥する性能に影響を与えるが、第2ノズル部19の位置を変更する必要がないため、手の乾燥性能を落とすことなく、第1平面14の前後方向および横方向の長さを大きくすることができる。
このように本発明の実施の形態2の手乾燥装置によれば、乾燥性能を上げるために好ましい位置に第2ノズル部19を設置しながら、複数の部分で構成された操作部9を設置するために必要な面積を第1平面14に確保することができるのである。
なお、第1平面14の後面側辺21の長さは、右側第2ノズル19bと左側第2ノズル19aとの間の長さよりも長いことが好ましい。
この構成によれば、手乾燥性能を維持しつつ、さらに第1平面14の面積を大きくすることができる。
また、第1平面14の形状は、上辺を前面側辺20、底辺を後面側辺21とする台形形状であることが好ましい。
この構成によれば、手乾燥性能を維持しつつ、さらに第1平面14の面積を大きくすることができる。
なお、以下に実施の形態1または実施の形態2の手乾燥装置について補足する。
実施の形態では、第1平面14に手検知手段8を設けたが、第1平面14以外の部分に手検知手段8を設けても、本願発明の効果を得ることは可能である。
また、手検知手段8は、利用者方向に向かう角度がついていれば、第1平面14上に設置されていなくても、手検知手段8がより早く手乾燥装置の利用者の手を検知できる効果を得ることは可能である。
また、第2平面16は本体ケース2の後面側から前面側に向かって床面12方向に傾斜している例を示したが、第2平面16は本体ケース2の前面側に向かって床面12方向に傾斜していなくても、或いは別の形状であっても、本願発明の効果を得ることは可能である。
また、ノズル部4の下方に吹き飛ばした水滴を受け止めるために水受け部25が設けられる例を示したが、水受け部25がない場合でも、作用効果に差異はない。
また、第1平面14の形状を台形形状としたが、台形形状である必要はない。他の形状であっても、第1平面14が前面側辺20および前面側辺20よりも長い後面側辺21を有していれば、手乾燥性能を維持しつつ、さらに第1平面14の面積を大きくすることができる。
また、凹部11の水平面の切口が台形形状以外の切口であってもよい。
本発明は、手乾燥装置の操作部の視認性を向上させることを可能とするものであるので、手乾燥装置への利用以外にも、公共の場にある様々な機器への利用可能性が考えられる。
1 壁面
2 本体ケース
3 電動送風機
4 ノズル部
5 手乾燥空間
6 手
7 ノズル保持面
8 手検知手段
9 操作部
11 凹部
12 床面
14 第1平面
14a 第1平面に対する垂直線
14b 水平面に対する垂直線
16 第2平面
17 隣接部
18 第1ノズル部
19 第2ノズル部
19a 左側第2ノズル
19b 右側第2ノズル
20 前面側辺
21 後面側辺
22 壁掛け部分
23 気流発生部
24a 高圧空気
24b 高圧空気
25 水受け部
26a 第1平面が傾斜している場合の手検知方向
26b 第1平面が水平の場合の手検知方向
θa 第1平面が水平面と成す角度
θb 第2平面が水平面と成す角度
θc 第1平面と第2平面が成す角度
θd 26aと26bの角度差
L 凹部の深さ
101 本体ケース
102 電動送風機
103 ノズル
104 壁面
105 手乾燥空間
106 手
107 手検知手段
108 気流発生部
109a 高圧空気
109b 高圧空気
110 操作部
111 床面

Claims (9)

  1. 壁面に取り付けられる本体ケースと、
    前記本体ケース内部に高圧空気を送出する電動送風機と、
    前記電動送風機の下方に設けられ前記高圧空気を吹き出すノズル部とを有する手乾燥装置であって、
    前記本体ケースは、床面と対向し且つ前記ノズル部を保持するノズル保持面を有し、
    前記ノズル保持面の一部は前記電動送風機方向に凹んだ凹部を有し、
    前記凹部は水平面に対して傾斜している第1平面を有し、
    前記第1平面は前記本体ケースの前面側から前記本体ケースの後面側である前記壁面側に向かって床面方向に傾斜しており、
    前記第1平面に操作部が設けられることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記凹部は前記第1平面より前記前面側にある第2平面を有し、
    前記第2平面の前記後面側の端部は前記第1平面の前記前面側の端部と隣接し、
    前記第2平面は前記後面側から前記前面側に向かって前記床面方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記第1平面と前記第2平面が交わる角度は90度以上180度未満であり、
    前記第1平面が水平面に対して傾斜する角度は、前記第2平面が水平面に対して傾斜する角度より小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記ノズル部は第1ノズル部と第2ノズル部とに分けられ、
    前記第2ノズル部は互いに離れて設置された右側第2ノズルと左側第2ノズルとで構成され、
    前記第2ノズル部は前記第1ノズル部よりも前記後面側に所定の距離を離して設けられている手乾燥装置において、
    前記第1平面の前面側辺の長さは前記第1平面の後面側辺の長さよりも小さく、
    前記前面側辺は前記右側第2ノズルと前記左側第2ノズルとの間に設けられ、
    前記後面側辺は前記第2ノズル部よりも前記後面側に設けられることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 前記第1平面の前記後面側辺の長さは、前記右側第2ノズルと前記左側第2ノズルとの間の長さよりも長いことを特徴とする請求項4に記載の手乾燥装置。
  6. 前記第1平面の形状は台形形状であることを特徴とする請求項4または5に記載の手乾燥装置。
  7. 前記ノズル部の下方に挿入された手を検知して前記電動送風機を作動させる手検知手段を有し、
    前記手検知手段は前記第1平面に設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の手乾燥装置。
  8. 前記本体ケースと前記凹部は一体化して形成されたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の手乾燥装置。
  9. 前記第1平面が水平面に対して傾斜する角度は、7°以上16°以下であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の手乾燥装置。
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