JP2015176791A - 端子台構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成でねじを端子部から浮いた状態で保持することで、圧着端子を端子台に取り付ける際の作業効率を向上させる。【解決手段】端子台本体に設けられた凹部の底面に取り付けられ、ねじ孔を有する端子部と、ねじ孔に螺合するねじ部材と、ねじ部材に取り付けられ、ねじ部材を回転自在に保持する、強磁性を有する保持部材と、凹部に設けられ、ねじ部材が凹部内を端子部に向けて移動するときに、保持部材の少なくとも一部を支持して、保持部材を端子部に向けた方向に案内する案内部と、凹部の開口部に取り付けられ、保持部材を磁力により吸着してねじ部材の端子部に向けた移動を規制して、ねじ部材の先端と端子部との間に、ねじ部材の先端と端子部との間に、端子体本体に取り付けられる端子部材を出し入れ可能な間隙を生成させる磁石部材と、を有する。【選択図】 図5
Description
本発明は、端子台構造に関する。
通信事業者向けの通信機器などの比較的大型の電子機器は、外部から電源供給が行われて動作するものが多い。このような電子機器は、外部からの電力供給を行うために端子台(端子盤、端子板と称されることもある)が設けられる。例えば外部直流電源からの電源ケーブルの先端には圧着端子が接続され、圧着端子が端子台にねじ止めされて通信機器の電源回路に接続される。
圧着端子を端子台にねじ止めするときには、端子台に設けられたねじ孔に螺合されたねじを一旦完全に取り外し、圧着端子の先端に設けた挿通孔にねじを挿通させた状態で、ねじを端子台に取り付ける。また、端子台から圧着端子を取り外すときにも、端子台に取り付けたねじを一旦完全に取り外し、圧着端子の挿通孔からねじを取り外した後、端子台にねじを取り付ける。端子台への圧着端子の取り付けや取り外しを行う作業では、ねじが脱落して紛失したり、ラックに搭載された電子機器内にねじが落下して機器が短絡する等の障害の一因となるおそれがある。
そこで、圧着端子の取り付けや取り外すときに、ねじを緩めていく過程で、ねじの頭部に設けたねじ部を端子台の上部に設けた保持部のねじ孔に螺合させていき、ねじが端子台から取り外されたときに、ねじの足部の先端が端子台に設けた端子片から浮いた状態で、保持部がねじを保持する端子台構造が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような端子台構造の場合、端子台の上部にねじ孔を設けた保持部を設ける必要があり、端子台構造が複雑になるという問題がある。また、このような端子台構造に用いるねじは、頭部にもねじ部を備えた特殊なねじを用いることから、コストが掛かってしまう問題もある。
本件開示の端子台構造は、簡単な構成でねじを端子部から浮いた状態で保持することで、圧着端子を端子台に取り付ける際の作業効率を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
一つの観点によれば、端子台構造は、端子台本体に設けられた凹部の底面に取り付けられ、ねじ孔を有する端子部と、ねじ孔に螺合するねじ部材と、ねじ部材に取り付けられ、ねじ部材を回転自在に保持する、強磁性を有する保持部材と、凹部に設けられ、ねじ部材が凹部内を端子部に向けて移動するときに、保持部材の少なくとも一部を支持して、保持部材を端子部に向けた方向に案内する案内部と、凹部の開口部に取り付けられ、保持部材を磁力により吸着してねじ部材の端子部に向けた移動を規制して、ねじ部材の先端と端子部との間に、端子体本体に取り付けられる端子部材を出し入れ可能な間隙を生成させる磁石部材と、を有する。
本件開示の端子台構造は、簡単な構成でねじを端子部から浮いた状態で保持することで、圧着端子を端子台に取り付ける際の作業効率を向上させることができる。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。図1は、電源回路装置の一例を示す。電源回路装置10は、外部電源装置(図示せず)から供給される電力を電子機器(図示せず)の内部の電気回路に供給するための装置である。
電源回路装置10は、外部電源装置からの電力供給線(電源ケーブル)が接続される端子台20を有している。端子台20は、電源回路装置10の前面から露出するように設けられる。
図2は、端子台の一例を示す。端子台20は、保護カバー21と、端子台本体22と、端子台本体22に取り付けられる複数のねじ23とを有する。
保護カバー21は、端子台本体22の前面を覆う板状の部材である。保護カバー21は、端子台本体22に取り付けられたねじ23の状態が視認できるように、例えばアクリル樹脂やガラス材料などの透明な部材から生成される。
保護カバー21は、長手方向(図2中x軸方向)の両端部に開口21a,21bが設けられる。開口21a,21bは、保護カバー21を端子台本体22に取り付ける際にねじ25a,25bを挿通する。ねじ25a,25bは、端子台本体22に設けたボス26a,26bのねじ孔27a,27bにそれぞれ螺合する。
端子台本体22は、絶縁性が高く、また、強度のある合成樹脂から生成される。端子台本体22は、複数の仕切り壁33を有している。複数の仕切り壁33を設けることで、端子台本体22には複数の凹部34が設けられる。ここで、隣り合う2つの仕切り壁33の間に設けられる凹部34は、凹部34の底面に対峙する面、及び、仕切り壁33と凹部34の底面とにそれぞれ直交する面が開口されている。凹部34の開口された面のうち、凹部34の底面に対峙する面が開口部として機能する。
図2においては、7個の仕切り壁33を設けた場合について示しているが、仕切り壁33の数は、7個に限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
隣り合う2つの仕切り壁33の間に生成される間隙は、ねじ23を保持した保持板41を凹部34に挿入でき、また、保持板41に設けた突出片41c及び突出片41dが隣り合う2つの仕切り壁33に設けた一対のガイド溝42に挿入できる間隙である。
図3に示すように、複数の凹部34の底面には、圧着端子50が圧着固定される接続部35が設けられる。ここで、接続部35は、端子部の一例である。また、接続部35の一例としては、導電性を有する接続片が挙げられる。接続部35は、ねじ23が螺合するねじ孔35aを有している。
端子台本体22に設けられる凹部34には、ねじ23が保持板41に保持された状態で取り付けられる。隣り合う2つの仕切り壁33の対峙する面には、一対のガイド溝42が設けられる。一対のガイド溝42は、案内部の一例である。一対のガイド溝42は、凹部34の底面から仕切り壁33の先端に向けて、また、延在方向が凹部34の底面と直交する方向(図3中y軸方向)となるように設けられる。ここで、一対のガイド溝42のうち、ガイド溝42aは、隣り合う2つの仕切り壁33のうち、図3中左側に位置する仕切り壁33に設けられる。また、ガイド溝42bは、隣り合う仕切り壁33のうち、図3中右側に位置する仕切り壁33に設けられる。なお、ガイド溝42a及びガイド溝42bの図3中z軸方向における位置は、同一位置となる。一対のガイド溝42のうち、ガイド溝42aには保持板41に設けられた突出片41aが挿入され、ガイド溝42bには保持板41に設けられた突出片41bが挿入される。
仕切り壁33は、凹部34の底面とは反対側の端部に、ガイド溝42a及びガイド溝42bの一端部と連通する窪み部33a及び窪み部33bを有している。なお、端子台本体22の図3中左側端部に設けられる仕切り壁33は、ガイド溝42bを有していないので、ガイド溝42aに対応した窪み部33aが設けられる。同様にして、端子台本体22の図3中右側端部に設けられる仕切り壁33は、ガイド溝42aを有していないので、ガイド溝42bに対応した窪み部33bが設けられる。
窪み部33a及び窪み部33bは、永久磁石45が固着される。永久磁石45は、一対のガイド溝42に突出片41c及び突出片41dがそれぞれ挿入された保持板41を磁力により吸着して、保持板41に保持されたねじ23が凹部34の底面に向けて移動することを規制する。
図4は、ねじの一実施形態を示す。ねじ23は、頭部23aと足部23bとを有する。足部23bは、円筒部23cとねじ部23dとを有する。以下、ねじ部23dを第1ねじ部23dと称する。第1ねじ部23dは、端子台本体22の凹部34に設けられた接続部35のねじ孔35aに螺合する。
円筒部23cは、ねじ23の軸方向における中心よりも第1ねじ部23d側に、ねじ部23eを有している。ここで、円筒部23cに設けられるねじ部23eを第2ねじ部23eと称する。第2ねじ部23eは、押圧金具44の雌ねじ部44bに螺合される。
保持板41は、強磁性を有する金属材料から生成される。この保持板41は、平板形状の基部41aの中央に設けた挿通孔41bと、図4中x軸方向における両端部に設けた突出片41c,41dとを有する。挿通孔41bは、ねじ23の円筒部23cを挿通する。したがって、挿通孔41bの内径は、ねじ23の頭部の直径よりも小さく、第2ねじ部23eの直径よりも大きく設定される。
押圧金具44は、ねじ23を締め付けたときに圧着端子50を接続部35に向けて押圧する。押圧金具44は、例えば円柱形状である。押圧金具44は、挿通孔44aを有している。挿通孔44aは、挿通孔44aの軸方向における一端側に雌ねじ部44bを有している。雌ねじ部44bは、ねじ23の第2ねじ部23eに螺合する。押圧金具44をねじ23に取り付けることで、ねじ23を保持する保持板41が、ねじ23から脱落することを防止している。また、押圧金具44をねじ23に取り付けたときには、ねじ23の頭部23aと、押圧金具44との間に間隙を生成している。ねじ23の頭部23aと押圧金具44との間に間隙を生成することで、ねじ23を保持する保持板41がねじ23の軸方向に移動することを可能としている。
ねじ23は、足部23bを保持板41の挿通孔41bに挿通した状態で、押圧金具44を取り付けられている。ねじ23押圧金具44を取り付けた状態で、ねじ23は端子台本体22の凹部34に取り付けられる。ねじ23を取り付けるときには、保持板41の突出片41c及び突出片41dが端子台本体22の凹部34に設けた一対のガイド溝42にそれぞれ挿入される。保持板41の突出片41c及び突出片41dが端子台本体22の凹部34に設けた一対のガイド溝42にそれぞれ挿入された後、永久磁石45が、仕切り壁33に設けた窪み部33a及び窪み部33bに固定される。永久磁石45を仕切り壁33に設けた窪み部33a,33bに固定することで、ガイド溝42a及びガイド溝42bの一端部がそれぞれ閉口される。これにより、一対のガイド溝42に支持される保持板41が一対のガイド溝42から脱落することが防止される。
図5(a)及び図5(b)に示すように、ねじ23を保持する保持板41を端子台本体22の凹部34に取り付けた状態では、保持板41の移動方向が一対のガイド溝42の延在方向(y軸方向)に規制される。また、この状態では、保持板41の挿通孔41bの中心軸と、端子部51のねじ孔の中心軸とが同軸となる。
ねじ23を接続部35のねじ孔35aに螺合させていない状態では、保持板41の突出片41c、41dは仕切り壁33の先端部に固定した永久磁石45の磁力により吸着された状態で保持される。つまり、ねじ23は、凹部34の底面に対して浮いた状態で保持される。ねじ23が凹部34の底面に対して浮いた状態において、ねじ23の足部23bの先端部と凹部34の底面(接続部35の表面)との間に生成される間隙Hは、圧着端子50の厚みhよりも大きい間隙である。したがって、ねじ23の足部23bの先端と凹部34の底面との間に生成された間隙に、圧着端子50を容易に挿入させることが可能となる。
端子台本体22の凹部34の底面に設けられる接続部35とは反対側の面には、接続部51が設けられる。この接続部51には、電源回路装置10の電気回路に接続された接続ケーブル52の圧着端子53が圧着固定される。圧着固定は、ねじ54を用いることで実施される。
外部の接続ケーブル49の圧着端子50を端子板本体22の凹部34に設けられた接続部35に圧着固定するときには、まず、保護カバー21が端子台本体22から取り外される。接続すべき接続ケーブル49に取り付けられた圧着端子50は、凹部34の上方から凹部34内に挿入される。なお、圧着端子50は、圧着端子50の挿通孔50aに、ねじ23の足部23bに設けた第1ねじ部23dの移動軌跡が含まれる位置まで凹部34に挿入される。圧着端子50を凹部34へ挿入した後、ねじ23は接続部35のねじ孔35aに向けて移動される。
上述したように、保持板41は、突出片41c及び突出片41dが一対のガイド溝42に挿入されることで、凹部34内に支持されている。また、保持板41の突出片41c及び突出片41dが一対のガイド溝42に挿入されることで、ねじ23の移動方向はねじ23の軸方向に規制されている。したがって、圧着端子50を端子台本体22に圧着固定するときに、ねじ23を凹部34の底面に向けて移動させると、ねじ23は、保持板41により移動方向が規制されながら、図5(b)中y方向に移動する。したがって、圧着端子50を接続部35に向けて移動させるときには、ねじ23を手で保持しなくともよい。
ねじ23が接続部35に向けて移動されると、ねじ23の第1ねじ部23dが圧着端子50の挿通孔50aに挿通される。ねじ23が接続部35に向けて移動している過程で、ねじ23の第1ねじ部23dが圧着端子50の挿通孔50aに挿通される。ねじ23が接続部35に向けてさらに移動されると、圧着素子50は、ねじ23に取り付けられた押圧金具44によって押圧されながら、ねじ23とともに接続部35に向けて移動する。ここで、ねじ23は凹部34に支持される保持板41により保持されている。したがって、ねじ23を接続部35のねじ孔35aに螺合させるときに、ねじ23と接続部35のねじ孔35aとの位置決めを確実に行うことができる。また、ねじ23は凹部34に支持される保持板41に保持されているので、ねじ23を接続部35のねじ孔35aに螺合させた後に、ねじ23や接続ケーブル49を手で保持する必要はない。
また、ねじの頭部に設けたねじ部を端子台の上部に設けた保持部のねじ孔に螺合させることで、ねじを端子台から脱落させることを防止する端子台構造では、圧着端子を圧着固定する際に、ねじを回しながらねじを接続部に移動させる必要がある。しかしながら、本実施形態では、圧着端子50を圧着固定するときに、保持板41に保持されたねじ23を永久磁石45の磁力に反して接続部35に向けて押し込み、ねじ23を接続部35のねじ孔35aに合わせるだけでよい。したがって、圧着端子50を端子台本体22に圧着固定する作業に対する作業者の負担を低減させることができる。
図6(a)及び図6(b)に示すように、ねじ23が接続部35のねじ孔35aに締め付けられると、圧着端子50は押圧金具44により接続部35に押圧された状態で固定される。圧着端子50が接続部35に圧着固定されると、接続部35に圧着固定された圧着端子50が設けられる接続ケーブル49と、電源回路装置10の内部からの接続ケーブル52とが電気的に接続され、端子台20を介して外部電源装置からの電力が電源回路装置10の電源回路に供給される。
一方、端子台本体22に圧着固定した圧着端子50を端子台本体22から取り外すときには、ねじ23を緩め、ねじ23と接続部35のねじ孔35aとの螺合を解除する。ねじ23と接続部35のねじ孔35aとの螺合を解除すると、仕切り壁33の先端に設けた永久磁石45の磁力により保持板41が永久磁石45に向けて(図6中−y方向に)移動する。そして、保持板41の突出片41cおよび突出片41dが永久磁石45にそれぞれ吸着される。保持板41の移動により、保持板41に保持されるねじ23が保持板41とともに、接続部35から離れる方向に移動する。保持板41の突出片41c及び突出片41dが永久磁石45にそれぞれ吸着された状態では、ねじ23の足部23cの先端は、凹部34の底面に対して浮いた状態となる。保持板41の突出片41c、41dが仕切り壁33に固定した永久磁石45の磁力により吸着された状態では、ねじ23の足部23dの先端と、凹部34の底面との間に生成される間隙は、圧着端子50の厚みよりも大きい間隙である。したがって、圧着端子50を端子台本体22から容易に取り外すことが可能となる。
本実施形態では、案内部の一例として、隣り合う2つの仕切り壁の対峙する面に設けた一対のガイド溝を例に取り上げているが、隣り合う2つの仕切り壁の対峙する面に、凹部の底面から仕切り壁の先端に向けて延びる突条を設けることも可能である。隣り合う2つの仕切り壁の対峙する面に突条を設ける一方で、保持板は、突出片の代わりに、突条が入り込む凹部を設ける。
本実施形態では、ねじ23の頭部23aと押圧金具44との間の間隙の幅を保持板41の厚みよりも大きい幅とし、保持板41がねじ23の頭部23aと押圧金具44との間で移動できるようにしている。しかしながら、ねじ23の頭部23aとねじ23に取り付けられる押圧金具44との間の間隙の幅は、保持板41の厚みと同一幅とすることも可能である。
本実施形態では、一対のガイド溝42を凹部34の底部から仕切り壁33の先端部まで延在するように設けているが、ねじ23の頭部23aと押圧金具44との間の間隙の幅を保持板41の厚みよりも大きい幅としている。したがって、一対のガイド溝42は凹部34の底部まで設ける必要はない。例えば一対のガイド溝42における凹部34の底面側の端部の位置は、凹部34の底面から、例えばねじ23の頭部23aと押圧金具44との間の間隙の幅以下離れた位置とすればよい。ねじ23をねじ孔35aに締め付けるときに、保持板41が一対のガイド溝42における凹部34側の端部に当接され保持板41自体が移動できなくなる。しかしながら、保持板41は、ねじ23の頭部23aと押圧金具44との間で移動できる。したがって、ねじ23をねじ孔35aに確実に締め付けることができ、また、ねじ23をねじ孔35aに締め付けたときに押圧金具44は圧着端子50を端子部35に確実に押圧することができる。
本実施形態では、保持板41がねじ23から脱落するのを防止する構成として、ねじ23の第2ねじ部eに押圧金具44の雌ねじ部44bを螺合させている。しかしながら、保持板41がねじ23から脱落するのを防止する構成は、これに限定される必要はない。以下、保持板の構成は同一であることから、本実施形態と同一の符号を付して説明する。
図7に示すように、ねじ60を、頭部60a、円筒部60b及びねじ部60cから構成する。円筒部60bの直径は、ねじ部60cの直径よりも小さく設定される。また、押圧金具61は、円板形状から生成される。押圧金具61としては、例えばワッシャなどを用いることが可能である。押圧金具61は、ねじ60の円筒部60bが挿通される挿通孔61aを有している。なお、挿通孔61aの内径は、ねじ23のねじ部60cの直径よりも小さく、ねじ23の円筒部60bの直径よりも大きい範囲に設定される。この場合、ねじ60を保持板41の挿通孔41bに挿通させた後、押圧金具61をねじ23の円筒部60bに取り付ける。このような構成であっても、押圧金具61をねじに取り付けることで、保持板41がねじ60から脱落することを防止することができる。
本実施形態では、x軸方向に所定間隔で配置した複数の仕切り壁を設け、隣り合う2つの仕切り壁の間の空間を凹部としているが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、端子台本体70の上面から一側面にかけて開口された凹部71としてもよい。
本実施形態では、電源回路装置10に設けられた端子台22を例に取り上げているが、電源回路装置に限定される必要はなく、端子台22を備えた通信機器、情報機器、或いは他の電子機器であれば、本発明を適用することが可能である。また、この他に、接続ケーブルを中継するために設けられる中継用端子台や、回路基板に取り付けられる端子台に対しても、本発明を適用することが可能である。
20…端子台、22,70…端子台本体、23,60…ねじ、33…仕切り壁、34…凹部、35…端子部、41…保持板、41c,41d…突出片、42…一対のガイド溝、44,61…押圧金具、45…永久磁石、50…圧着端子、
Claims (4)
- 端子台本体に設けられた凹部の底面に取り付けられ、ねじ孔を有する端子部と、
前記ねじ孔に螺合するねじ部材と、
前記ねじ部材に取り付けられ、前記ねじ部材を回転自在に保持する、強磁性を有する保持部材と、
前記凹部に設けられ、前記ねじ部材が前記凹部内を前記端子部に向けて移動するときに、前記保持部材の少なくとも一部を支持して、前記保持部材を前記端子部に向けた方向に案内する案内部と、
前記凹部の開口部に取り付けられ、前記保持部材を磁力により吸着して前記ねじ部材の前記端子部に向けた移動を規制して、前記ねじ部材の先端と前記端子部との間に、前記端子体本体に取り付けられる端子部材を出し入れ可能な間隙を生成させる磁石部材と、
を有することを特徴とする端子台構造。 - 請求項1に記載の端子台構造において、
前記案内部は、前記開口部から前記端子部の底面に向けて延在する一対の溝部を有し、
前記保持部材は、前記一対の溝部のそれぞれに支持される突出部を有する
ことを特徴とする端子台構造。 - 請求項1または請求項2に記載の端子台構造において、
前記磁石部材は、前記保持部材が前記案内部に支持された状態で、前記案内部における前記凹部の開口部側を塞ぐ位置に取り付けられる
ことを特徴とする端子台構造。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子台構造において、
前記保持部材から突出する前記ねじ部材の先端側に取り付けられ、前記ねじ部材が前記ねじ孔に螺合したときに、前記端子部材を前記端子部に押し付ける押圧部材を、さらに有する
ことを特徴とする端子台構造。
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