JP2015176374A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示面上に配置されたオブジェクトに応じた適切な位置に画像を表示することを目的とする。【解決手段】画像が表示される表示領域において、表示領域上に配置されたオブジェクトに覆われたオブジェクト領域を検出する第1の領域検出手段と、オブジェクト領域において、画像を表示可能な表示可能領域を検出する第2の領域検出手段と、表示領域のうちオブジェクト領域以外の非オブジェクト領域及び表示可能領域それぞれの領域サイズを特定する特定手段と、非オブジェクト領域及び表示可能領域の領域サイズと、画像の画像サイズと、に基づいて、非オブジェクト領域又は表示可能領域を画像の表示領域として決定する決定手段とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、プロジェクタによって投影された情報を利用して、機器操作や情報取得を実現するユーザインタフェースシステムが知られている。こうしたシステムにおいては、タッチパネルディスプレイにおける表示とは異なり、投影面上に原稿等のオブジェクトが配置された場合には、情報はオブジェクトに覆われることなくオブジェクト上に表示される。
投影に関する技術としては、特許文献1に、投影面の色を判別し、投影する情報の色や配置等を制御することにより、投影情報の視認性の低下を回避する技術が開示されている。
特開2010−20215号公報
投影面上にオブジェクトが配置された状態においては、投影画像は、オブジェクトに遮られていない投影面上に表示されるのが好ましい場合もあれば、オブジェクト上に表示されるのが好ましい場合もある。しかしながら、従来技術においては、投影面上のオブジェクトに応じて投影画像の表示位置を制御することはできない。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、投影面上に配置されたオブジェクトに応じた適切な位置に投影画像を表示することを目的とする。
そこで、本発明は、情報処理装置であって、画像が表示される表示領域において、前記表示領域上に配置されたオブジェクトに覆われたオブジェクト領域を検出する第1の領域検出手段と、前記オブジェクト領域において、前記画像を表示可能な表示可能領域を検出する第2の領域検出手段と、前記表示領域のうち前記オブジェクト領域以外の非オブジェクト領域及び前記表示可能領域それぞれの領域サイズを特定する特定手段と、前記非オブジェクト領域及び前記表示可能領域の前記領域サイズと、前記画像の画像サイズと、に基づいて、前記非オブジェクト領域又は前記表示可能領域を前記画像の表示領域として決定する決定手段とを有する。
本発明によれば、表示面上に配置されたオブジェクトに応じた適切な位置に画像を表示することができる。
プロジェクタを示す図である。 プロジェクタのハードウェア構成を示す図である。 プロジェクタのソフトウェア構成を示す図である。 画像DBのデータ構成を示す図である。 領域を説明するための図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 投影領域決定処理を示すフローチャートである。 表示制御処理を説明するための図である。 第2の実施形態にかかる画像DBのデータ構成を示す図である。 投影領域決定処理を示すフローチャートである。 画像DBのデータ構成を示す図である。 投影領域決定処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる表示制御処理を説明するための図である。 めくり領域を示す図である。 めくりキューのデータ構成を示す図である。 第4の実施形態にかかる投影領域決定処理を示すフローチャートである。 めくり領域制御処理を示すフローチャートである。 めくり制御処理を説明するための図である。 変更例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる情報処理装置としての、プロジェクタを示す図である。プロジェクタ100は、投影部101と、カメラ103と、カメラ103とを有している。投影部101は、電子データを投影する。なお、投影部101が投影する電子データは、動画でもよく静止画でもよい。また、画像は、ユーザインタフェース部品やテキストデータを含むものとする。
原稿台102は、投影部101の下方に設けられている。原稿台102には、投影画像が表示される。さらに、原稿台102には、文字や絵等の画像が印字又は手書きされたオブジェクトAが配置される。オブジェクトとしては、例えば、画像が印字された原稿や、手書きによる原稿、本等が挙げられる。また、オブジェクトは、画像が描画されたものであればよく、その材質は紙に限定されるものではない。他の例としては、オブジェクトは、布等であってもよい。
カメラ103は、投影部101と共に、原稿台102の上部に設けられている。すなわち、カメラ103により、原稿台102、原稿台102に配置されたオブジェクト等の俯瞰撮影による撮影画像が得られる。なお、カメラ103により得られる撮影画像は、静止画でもよく動画でもよい。
本実施形態にかかるプロジェクタ100は、原稿台102にオブジェクトが配置されている場合に、オブジェクトの位置に応じて、投影画像の表示位置を制御する。
図2は、プロジェクタ100のハードウェア構成を示す図である。プロジェクタ100は、図1に示す構成に加えて、CPU201と、ROM202と、RAM203と、記憶装置204と、を有している。CPU201は、各種処理のための演算や論理判断等を行い、システムバス205に接続された各構成要素を制御する。ROM202は、プログラムメモリであって、後述する各種処理手順を含むCPU201による制御のためのプログラムを格納する。RAM203は、データメモリであり、CPU201の上記プログラムのワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、上記制御プログラムのロード領域等を有する。記憶装置204は、ハードディスクや外部に接続された記憶装置等からなり、本実施形態に係る電子データ等の各種データやプログラムを記憶する。
なお、後述するプロジェクタ100の機能や処理は、CPU201がROM202又は記憶装置204に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
図3は、プロジェクタ100のソフトウェア構成を示す図である。プロジェクタ100は、画像DB301と、表示制御部302と、撮影制御部303と、領域検出部304と、サイズ特定部305と、投影領域決定部306と、を有している。
画像DB301は、投影対象の画像を記憶している。図4は、画像DB301のデータ構成を示す図である。画像DB301は、画像IDと、画像と、最小サイズとを対応付けて記憶している。ここで、画像IDは、画像の識別情報である。最小サイズは、表示され得る画像サイズの最小値である。すなわち、画像は、最小サイズ以上の範囲において、自由に拡縮されて、表示される。表示制御部302は、投影部101を制御する。具体的には、表示制御部302は、画像DB301に記憶されている画像を原稿台102に投影する。
撮影制御部303は、カメラ103を制御する。領域検出部304は、カメラ103により撮影された原稿台102の撮影画像に基づいて、オブジェクト領域を検出する。領域検出部304は、さらに、オブジェクト領域から、画像を投影可能な投影可能領域を特定する。図5は、各領域を説明するための図である。投影領域500は、原稿台102において、投影部101が画像を投影可能な領域である。ここで、投影領域は、表示領域の一例である。オブジェクト領域510は、投影領域500のうち、オブジェクトAに覆われた領域である。投影可能領域511は、オブジェクト領域510のうち、画像の投影が可能な領域である。ここで、投影可能領域は、表示可能領域の一例である。本実施形態においては、文字や絵等が描画されていない領域を投影可能領域511とする。また、非オブジェクト領域520は、投影領域500のうちオブジェクトAが配置されていない領域である。すなわち、非オブジェクト領域は、オブジェクト領域以外の領域である。
図3に戻り、サイズ特定部305は、投影可能領域の領域サイズを特定する。サイズ特定部305はまた、非オブジェクト領域の領域サイズを特定する。投影領域決定部306は、サイズ特定部305により特定された投影可能領域及び非オブジェクト領域の領域サイズに基づいて、画像を投影すべき投影領域を決定する。
図6は、プロジェクタ100による表示制御処理を示すフローチャートである。ステップS601において、撮影制御部303は、カメラ103に対し、撮影を指示する。これに対応し、カメラ103は、原稿台102を撮影する。原稿台102上にオブジェクトが置かれている場合には、オブジェクトと原稿台102とが撮影される。
次に、ステップS602において、領域検出部304は、カメラ103により得られた撮影画像に基づいて、オブジェクト領域を検出する。具体的には、オブジェクトが置かれていない状態で撮影された原稿台102の画像(原稿台画像)が予め記憶装置204等に格納されているものとする。そして、領域検出部304は、撮影画像と、原稿台画像の差分を抽出し、差分が閾値以上となる領域をオブジェクト領域として検出する。ここで、ステップS602の処理は、投影領域上(表示領域上)に配置されたオブジェクトに覆われたオブジェクト領域を検出する第1の領域検出処理の一例である。
次に、ステップS603において、領域検出部304は、オブジェクト領域において、投影可能領域を検出する。具体的には、領域検出部304は、オブジェクト領域内の色やエッジ密集度に基づいて、空き領域を求める。そして、領域検出部304は、閾値以上のサイズの連続する空き領域を投影可能領域として検出する。ここで、ステップS603の処理は、画像を投影可能な投影可能領域(表示可能領域)を検出する第2の領域検出処理の一例である。次に、ステップS604において、サイズ特定部305は、投影可能領域の領域サイズSiを計算し、これをRAM203に記憶する。具体的には、サイズ特定部305は、投影可能領域に内接する四角形のサイズをSiとして計算する。
次に、ステップS605において、領域検出部304は、非オブジェクト領域を検出する。本実施形態では、閾値以上の連続する空き領域を非オブジェクトとして検出する。次に、ステップS606において、サイズ特定部305は、非オブジェクト領域の領域サイズSeを計算し、これをRAM203に記憶する。具体的には、サイズ特定部305は、非オブジェクト領域に内接する四角形のサイズをSeとして計算する。ここで、ステップS604及びステップS606の処理は、投影可能領域及び非オブジェクト領域の領域サイズを特定する特定処理の一例である。
次に、ステップS607において、投影領域決定部306は、画像を投影すべき投影領域を決定する。なお、ステップS607における投影領域決定処理については、後述する。次に、ステップS608において、表示制御部302は、ステップS607において決定された投影領域への画像の投影を指示する。これに対応し、投影部101は、画像を投影領域に投影する。なお、ステップS607において、投影領域決定部306は、画像を投影しないと判断する場合もある。この場合には、表示制御部302は、画像の投影を指示しない。
図7は、投影領域決定処理(ステップS607)における詳細な処理を示すフローチャートである。ステップS701において、投影領域決定部306は、画像DB301を参照し、投影対象の画像の最小サイズ(画像サイズ)S1を取得する。次に、ステップS702において、投影領域決定部306は、最小サイズS1と、非オブジェクト領域の領域サイズSeと、を比較する。ここで、ステップS702の処理は、第1の比較処理の一例である。
投影領域決定部306は、最小サイズS1が非オブジェクト領域の領域サイズSe以下である場合に(ステップS702でYES)、処理をステップS703へ進める。なお、投影領域決定部306は、最小サイズSnの縦横のサイズがそれぞれ残サイズ領域サイズSeの縦横のサイズ以下である場合に、最小サイズSnが領域サイズSe以下であると判断するものとする。投影領域決定部306は、これ以外の場合、すなわち最小サイズSnの縦横のサイズのうち少なくとも一方が領域サイズSeよりも大きい場合に、最小サイズSnが領域サイズSeよりも大きいと判断するものとする。後述するステップS704における判断も同様とする。
ステップS703において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。ここで、ステップS703の処理は、決定処理の一例である。このように、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域が画像を投影するのに十分なサイズである場合には、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
一方、ステップS702において、投影領域決定部306は、画像の最小サイズS1が非オブジェクト領域の領域サイズSeよりも大きい場合には(ステップS702でNO)、処理をステップS704へ進める。ステップS704において、投影領域決定部306は、画像の最小サイズS1と、投影可能領域の領域サイズSiと、を比較する。ここで、ステップS704の処理は、第2の比較処理の一例である。
投影領域決定部306は、最小サイズS1が投影可能領域の領域サイズSi以下である場合に(ステップS704でYES)、処理をステップS705へ進める。ステップS705において、投影領域決定部306は、投影可能領域を投影領域として決定する。ここで、ステップS705の処理は、決定処理の一例である。
このように、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域が画像を投影するのに十分なサイズでない場合には、投影可能領域に画像を投影可能か否かを確認する。そして、投影領域決定部306は、投影可能領域が画像を投影するのに十分なサイズである場合には、投影可能領域を投影領域として決定する。
ステップS704において、投影領域決定部306は、画像の最小サイズS1が投影可能領域の領域サイズSiよりも大きい場合には(ステップS704でNO)、処理をS706へ進める。ステップS706において、投影領域決定部306は、適切な投影領域が存在しないと判断し、投影領域を決定しない。この場合、投影部101による画像の投影は行われない。
以上のように、プロジェクタ100は、原稿台102上の投影領域を、オブジェクト領域上の投影可能領域と、非オブジェクト領域と区別して検出する。そして、プロジェクタ100は、非オブジェクト領域上に画像を投影可能な場合には、非オブジェクト領域上に画像を投影することができる。すなわち、本実施形態にかかるプロジェクタ100は、投影面上に配置されたオブジェクトに応じた適切な位置に投影画像を表示することができる。
図8は、表示制御処理を説明するための図である。図8の例において、投影対象の画像の最小サイズをS1=(横200×縦100)とする。図8(a)に示す例においては、非オブジェクト領域の領域サイズとして、Se=(横300×縦800)が計算され、投影可能領域の領域サイズとして、Si=(横300×縦150)が計算されたとする。この場合、S1≦Seであるため(ステップS702でYES)、ステップS703において、非オブジェクト領域が投影領域として決定される。すなわち、最小サイズが非オブジェクト領域の領域サイズ以下である場合には、オブジェクト領域内の投影可能領域の領域サイズSiに関わらず、非オブジェクト領域に画像が投影される。これにより、プロジェクタ100は、オブジェクトとしての原稿及び投影画像の両方の視認性を低下することなく、画像を適切な位置に投影することができる。
図8(b)に示す例においては、非オブジェクト領域の領域サイズとして、Se=(横150×縦800)が計算され、投影可能領域の領域サイズとして、Si=(横5
00×縦150)が計算されたとする。この場合、S1≦Seが否、S1≦Siが正である。したがって、ステップS705において、投影可能領域が投影領域として決定される。すなわち、プロジェクタ100は、非オブジェクト領域に画像を投影できない場合には、オブジェクト領域上の投影可能領域に画像を投影する。したがって、閲覧者は、この場合においても、投影画像を良好な状態で視認することができる。
図8(c)に示す例においては、非オブジェクト領域の領域サイズとして、Se=(横150×縦800)が計算され、投影可能領域の領域サイズとして、Si=(横170×縦100)が計算されたとする。この場合、S1≦Seが否、S1≦Siが否である。したがって、投影領域は決定されず(ステップS706)、画像の投影は行われない。
なお、第1の実施形態にかかるプロジェクタ100の変更例としては、表示制御部302は、最小サイズに対し投影領域として決定された領域の領域サイズが大きい場合には、ステップS608において、画像を拡大して投影してもよい。例えば、図8(a)に示す例においては、最小サイズS1=(横200×縦100)の画像803を(横300×縦150)のサイズに拡大して投影してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態にかかるプロジェクタ100は、優先情報に基づいて、非オブジェクト領域及び投影可能領域のいずれの領域を優先的に投影領域とするかを決定する。ここで、優先情報は、非オブジェクト領域及び投影可能領域のうちいずれの領域を優先領域とするかを示す情報である。ここで、優先領域とは、非オブジェクト領域及び投影可能領域のいずれの領域も、画像を投影可能なサイズである場合に、優先的に投影領域として決定される領域である。
以下、第2の実施形態にかかるプロジェクタ100の第1の実施形態にかかるプロジェクタ100と異なる点について説明する。図9は、第2の実施形態にかかる画像DB901のデータ構成を示す図である。画像DB901は、さらに優先情報を画像IDに対応付けて記憶している。
図10は、第2の実施形態にかかるプロジェクタ100による、投影領域決定処理(ステップS607)における詳細な処理を示すフローチャートである。なお、図9に示す各処理のうち、図7に示す第1の実施形態にかかる投影領域決定処理の各処理と同じ処理には、同じ番号を付している。
ステップS1001において、投影領域決定部306は、画像DB901から投影対象の画像に対応付けられている優先情報を取得する。次に、ステップS1002において、投影領域決定部306は、優先情報において、優先領域に指定されている領域を確認する。投影領域決定部306は、優先領域が非オブジェクト領域である場合には(ステップS1002でYES)、処理をステップS701へ進め、ステップS701〜ステップS706の処理を行う。すなわち、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域を優先的に投影領域として決定し、画像の最小サイズS1が非オブジェクト領域の領域サイズSeが最小サイズS1よりも大きい場合にのみ、投影可能領域を投影領域とするか否かを検討する。
一方、ステップS1002において、投影領域決定部306は、優先領域が投影可能領域である場合には(ステップS1002でNO)、処理をステップS1003へ進める。投影領域決定部306は、ステップS1003以降の処理において、投影可能領域を優先的に投影領域として決定し、最小サイズS1が投影可能領域の領域サイズSiよりも大きい場合にのみ、非オブジェクト領域を投影領域とするか否かを検討する。
具体的には、ステップS1003において、投影領域決定部306は、画像DB301を参照し、投影対象の画像の最小サイズS1を取得する。次に、ステップS1004において、投影領域決定部306は、最小サイズS1と、投影可能領域の領域サイズSiと、を比較する。投影領域決定部306は、最小サイズS1が投影可能領域の領域サイズSi以下である場合に(ステップS1004でYES)、処理をステップS1005へ進める。ステップS1005において、投影領域決定部306は、投影可能領域を投影領域として決定する。
ステップS1004において、投影領域決定部306は、画像の最小サイズS1が投影可能領域の領域サイズSiよりも大きい場合には(ステップS1004でNO)、処理をステップS1006へ進める。ステップS1006において、投影領域決定部306は、画像の最小サイズS1と、非オブジェクト領域の領域サイズSeと、を比較する。投影領域決定部306は、最小サイズS1が非オブジェクト領域の領域サイズSe以下である場合に(ステップS1006でYES)、処理をステップS1007へ進める。ステップS1007において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
ステップS1006において、投影領域決定部306は、画像の最小サイズS1が非オブジェクト領域の領域サイズSeよりも大きい場合には(ステップS1006でNO)、処理をステップS1008へ進める。ステップS1008において、投影領域決定部306は、適切な投影領域が存在しないと判断し、投影領域を決定しない。この場合、投影部101による画像の投影は行われない。
なお、第2の実施形態にかかるステップS702の処理及びステップS1004の処理は、優先領域に指定されている非オブジェクト領域又は投影可能領域の領域サイズと画像サイズとを比較する第1の比較処理の一例である。また、ステップS704の処理及びステップS1006の処理は、優先領域に指定されていない非優先領域としての非オブジェクト領域又は投影可能領域の領域サイズと画像サイズとを比較する第2の比較処理の一例である。
以上のように、プロジェクタ100は、優先情報に従い、非オブジェクト領域及び表示可能領域のいずれかの領域を優先して投影領域として決定することができる。例えば、視認性が高く求められるイラスト等の画像に対しては、優先情報において、優先領域を非オブジェクト領域に設定しておくこととする。これにより、投影画像を良好な状態で原稿台102に表示することができる。一方で、オブジェクトとして原稿台102に置かれている原稿のプロパティ等原稿との関連性の高い画像に対しては、優先情報において、優先領域を投影可能領域に設定しておくこととする。これにより、原稿上の領域(表示可能領域)に対し、投影画像を重畳表示することができる。
以上のように、第2の実施形態にかかるプロジェクタ100は、優先情報に基づいて、投影面上に配置されたオブジェクトに応じた適切な位置に画像を投影することができる。
なお、第2の実施形態にかかるプロジェクタ100のこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態にかかるプロジェクタ100の構成及び処理と同様である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態にかかるプロジェクタ100は、第2の実施形態にかかるプロジェクタ100と同様に、優先情報に基づいて、非オブジェクト領域又は投影可能領域を優先的に投影領域として決定する。さらに、第3の実施形態にかかるプロジェクタ100は、複数の画像を同時に投影する際に、各画像が互いに重ならないように、各画像の投影領域を決定する。
図11は、第3の実施形態にかかる画像DB1101のデータ構成を示す図である。画像DB1101は、複数の画像に対するレコードを記憶している。ここで、1つのレコードは、画像ID、画像、最小サイズ及び優先情報のレコードを含む。図11に示すように、各画像に優先情報が対応付けられている。
図12は、第3の実施形態にかかるプロジェクタ100の、投影領域決定処理を示すフローチャートである。ステップS1201において、投影領域決定部306は、投影可能領域の残サイズSi´に投影可能領域の領域サイズSiを代入する。さらに、ステップS1202において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域の残サイズSe´に非オブジェクト領域の領域サイズSeを代入する。
次に、ステップS1203において、投影領域決定部306は、画像IDを示す変数nに1を代入する。すなわち、投影領域決定部306は、処理対象として、画像IDが1の画像を選択する。以降、ステップS1204〜ステップS1222を画像DB301に記憶されている全画像に対し、画像ID順に行う。以下、画像ID=nの画像を画像nと称する。
ステップS1204において、投影領域決定部306は、画像DB1101から、画像nの優先情報を取得する。次に、ステップS1205において、投影領域決定部306は、優先情報において、優先領域に指定されている領域を確認する。投影領域決定部306は、優先領域が非オブジェクト領域である場合には(ステップS1205でYES)、処理をステップS1206へ進める。この場合、投影領域決定部306は、ステップS1206〜ステップS1213の処理において、非オブジェクト領域を優先的に投影領域として決定する。
具体的には、ステップS1206において、投影領域決定部306は、画像DB1101から、画像nの最小サイズ(画像サイズ)Snを取得する。次に、ステップS1207において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnと、非オブジェクト領域の残サイズSe´と、を比較する。
投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが非オブジェクト領域の残サイズSe´以下である場合には(ステップS1207でYES)、処理をステップS1208へ進める。なお、投影領域決定部306は、最小サイズSnの縦横のサイズがそれぞれ残サイズSe´の縦横のサイズ以下である場合に、最小サイズSnが残サイズSe´以下であると判断するものとする。投影領域決定部306は、これ以外の場合、すなわち最小サイズSnの縦横のサイズのうち少なくとも一方が残サイズSe´よりも大きい場合に、最小サイズSnが残サイズSe´よりも大きいと判断するものとする。後述するステップS1210、ステップS1215、ステップS1218における判断も同様とする。
ステップS1208において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域を画像nの投影領域として決定する。次に、ステップS1209において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域の残サイズSe´に、残サイズSe´から画像nの最小サイズSnを減じた値を代入し、処理をステップS1222へ進める。なお、本実施形態においては、投影対象の画像が複数存在する場合、複数の画像を縦に配置するものとする。これに対応し、残サイズSe´から画像nの最小サイズSnを減ずる際には、各サイズの縦の値の減算のみ行うものとする。なお、後述するステップS1212、ステップS1217,ステップS1220における減算も同様とする。
ステップS1207において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが非オブジェクト領域の残サイズSe´よりも大きい場合には(ステップS1207でNO)、処理をステップS1210へ進める。ステップS1210において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnと、投影可能領域の残サイズSi´と、を比較する。投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが、投影可能領域の残サイズSi´以下である場合には(ステップS1210でYES)、処理をステップS1211へ進める。
ステップS1211において、投影領域決定部306は、投影可能領域を画像nの投影領域として決定する。次に、ステップS1212において、投影領域決定部306は、投影可能領域の残サイズSi´に、残サイズSi´から画像nの最小サイズSnを減じた値を代入し、処理をステップS1222へ進める。また、ステップS1210において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが、投影可能領域の残サイズSi´よりも大きい場合には(ステップS1210でNO)、処理をステップS1213へ進める。ステップS1213において、投影領域決定部306は、画像nに対し、投影領域を決定しない。そして、投影領域決定部306は、処理をS1222へ進める。
また、ステップS1205において、投影領域決定部306は、優先領域が投影可能領域である場合には(ステップS1205でNO)、処理をステップS1214へ進める。この場合、S306は、ステップS1214〜ステップS1221の処理において、投影可能領域を優先的に投影領域として決定する。
具体的には、ステップS1214において、投影領域決定部306は、画像DB1101から、画像nの最小サイズ(画像サイズ)Snを取得する。次に、ステップS1215において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnと、投影可能領域の残サイズSi´と、を比較する。
投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが投影可能領域の残サイズSi´以下である場合には(ステップS1215でYES)、処理をステップS1216へ進める。ステップS1216において、投影領域決定部306は、投影可能領域を画像nの投影領域として決定する。次に、ステップS1217において、投影領域決定部306は、投影可能領域の残サイズSi´に、残サイズSi´から画像nの最小サイズSnを減じた値を代入し、処理をステップS1222へ進める。
ステップS1215において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが投影可能領域の残サイズSi´よりも大きい場合には(ステップS1215でNO)、処理をステップS1218へ進める。ステップS1218において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnと、非オブジェクト域の残サイズSe´と、を比較する。投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが、非オブジェクト域の残サイズSe´以下である場合には(ステップS1218でYES)、処理をステップS1219へ進める。ステップS1219において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域を画像nの投影領域として決定する。
次に、ステップS1220において、投影領域決定部306は、非オブジェクト領域の残サイズSe´に、残サイズSe´から画像nの最小サイズSnを減じた値を代入し、処理をステップS1222へ進める。また、ステップS1218において、投影領域決定部306は、画像nの最小サイズSnが、非オブジェクト領域の残サイズSe´よりも大きい場合には(ステップS1218でNO)、処理をステップS1221へ進める。ステップS1221において、投影領域決定部306は、画像nに対し、投影領域を決定しない。そして、投影領域決定部306は、処理をステップS1222へ進める。
ステップS1222において、投影領域決定部306は、画像DB1101のすべての画像を処理対象として選択したか否かを確認する。投影領域決定部306は、未選択の画像が存在する場合には(ステップS1222でNO)、処理をステップS1223へ進める。投影領域決定部306は、すべての画像を選択した場合には、投影領域決定処理を終了する。
ステップS1223において、投影領域決定部306は、nに1を加算する。すなわち、続く画像IDの画像を処理対象として選択し、処理をステップS1204へ進める。
以上のように、第3の実施形態にかかるプロジェクタ100は、投影対象の画像に対して決定された投影領域以外の領域を他の画像の投影領域として決定する。すなわち、プロジェクタ100は、投影対象の複数の画像に対し、互いに重ならない領域を投影領域として決定する。
図13は、第3の実施形態にかかる表示制御処理を説明するための図である。ここでは、図11に示す画像DB1101に格納される3つの画像(画像ID=01,02,03)を投影する場合を例に説明する。以下、画像ID=01,02,03の画像をそれぞれ、画像1、画像2、画像3と称することとする。図13(a)に示す例においては、非オブジェクト領域の領域サイズとして、Se=(横300×縦800)が計算され、投影可能領域の領域サイズとして、Si=(横300×縦150)が計算されたものとする。
この場合、投影領域決定部306は、まず画像1を処理対象として選択する。画像1に対応付けられている優先情報において、投影可能領域が優先領域に指定されているので(ステップS1205でNO)、投影可能領域を優先的に投影領域として選択すべく、処理をステップS1214へ進める。さらに、画像1の最小サイズS1=(横170×縦90)は、投影可能領域の残サイズSi´=(横300×縦150)以下である(ステップS1215でYES)。したがって、投影領域決定部306は、ステップS1216において、画像1に対し、投影可能領域を投影領域として決定する。
さらに、投影領域決定部306は、ステップS1217において、残サイズSi´=(横300×縦150)から画像1の最小サイズS1を減じた値を、新たな残サイズSi´とする。ここでは、新たな残サイズSi´=(横300×縦60)が得られる。図13(a)に示す1303は、以上の処理により、投影された画像1である。このように、画像1は、投影可能領域1302に投影される。
続いて、投影領域決定部306は、画像2を処理対象として選択する。画像2に対応付けられている優先情報において、非オブジェクト領域が優先領域に指定されているので(ステップS1205でYES)、非オブジェクト領域を優先的に投影領域として選択すべく、処理をS1206へ進める。さらに、画像2の最小サイズS1=(横200×縦100)は、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦800)以下である(ステップS1207でYES)。したがって、投影領域決定部306は、ステップS1208において、画像2に対し、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
さらに投影領域決定部306は、ステップS1209において、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦800)から画像2の最小サイズS2=(横200×縦100)を減じた値を、新たな残サイズSe´とする。ここでは、新たな残サイズSe´=(横300×縦700)が得られる。図13(a)の1304は、以上の処理により投影された画像2である。このように、画像2は、非オブジェクト領域1301に投影される。
続いて、投影領域決定部306は、画像3を処理対象として選択する。画像3に対応付けられている優先情報において、非オブジェクト領域が優先領域に指定されているので(ステップS1205でYES)、非オブジェクト領域を優先的に投影領域として選択すべく、処理をS1206へ進める。さらに、画像3の最小サイズS1=(横70×縦70)は、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦700)以下である(ステップS1207でYES)。したがって、投影領域決定部306は、ステップS1208において、画像3に対し、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
さらに投影領域決定部306は、ステップS1209において、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦700)から画像2の最小サイズS3=(横70×縦70)を減じた値を、新たな残サイズSe´とする。ここでは、新たな残サイズSe´=(横300×縦630)が得られる。図13(a)の1305は、以上の処理により投影された画像3である。このように、画像3は、非オブジェクト領域1301に投影される。
次に、図13(b)に示す例について説明する。図13(b)に示す例においては、非オブジェクト領域の領域サイズとして、Se=(横300×縦800)が計算され、投影可能領域の領域サイズとして、Si=(横150×縦150)が計算されたものとする。投影領域決定部306は、まず画像1を処理対象として選択する。画像1に対応付けられている優先情報において、投影可能領域が優先領域に指定されているので(ステップS1205でNO)、投影可能領域を優先的に投影領域として選択すべく、処理をステップS1214へ進める。
さらに、画像1の最小サイズS1=(横170×縦90)は、投影可能領域の残サイズSi´=(横150×縦150)よりも大きい(ステップS1215でNO)。したがって、投影領域決定部306は、さらに、画像1の最小サイズS1と、非オブジェクト領域の残サイズSe´とを比較する。
画像1の最小サイズS1=(横170×縦90)は、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦800)以下である(ステップS1218でYES)。したがって、投影領域決定部306は、ステップS1219において、画像1に対し、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
さらに、投影領域決定部306は、ステップS1220において、残サイズSe´=(横300×縦800)から画像1の最小サイズS1S1=(横170×縦90)を減じた値を、新たな残サイズSi´とする。ここでは、新たな残サイズSi´=(横300×縦710)が得られる。図13(b)に示す1313は、以上の処理により、投影された画像1である。このように、画像1は、非オブジェクト領域1311に投影される。
続いて、投影領域決定部306は、画像2を処理対象として選択する。画像2に対応付けられている優先情報において、非オブジェクト領域が優先領域に指定されているので(ステップS1205でYES)、非オブジェクト領域を優先的に投影領域として選択すべく、処理をステップS1206へ進める。さらに、画像2の最小サイズS1=(横200×縦100)は、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦710)以下である(ステップS1207でYES)。したがって、投影領域決定部306は、ステップS1208において、画像2に対し、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
さらに投影領域決定部306は、ステップS1209において、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横300×縦710)から画像2の最小サイズS2=(横200×縦100)を減じた値を、新たな残サイズSe´とする。ここでは、新たな残サイズSe´=(横300×縦610)が得られる。図13(b)の1314は、以上の処理により投影された画像2である。このように、画像2は、非オブジェクト領域1311に投影される。
続いて、投影領域決定部306は、画像3を処理対象として選択する。画像3に対応付けられている優先情報において、非オブジェクト領域が優先領域に指定されているので(ステップS1205でYES)、非オブジェクト領域を優先的に投影領域として選択すべく、処理をS1206へ進める。さらに、画像3の最小サイズS1=(横70×縦70)は、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横100×縦610)以下である(ステップS1207でYES)。したがって、投影領域決定部306は、ステップS1208において、画像3に対し、非オブジェクト領域を投影領域として決定する。
さらに投影領域決定部306は、ステップS1209において、非オブジェクト領域の残サイズSe´=(横100×縦610)から画像2の最小サイズS3=(横70×縦70)を減じた値を、新たな残サイズSe´とする。ここでは、新たな残サイズSe´=(横300×縦540)が得られる。図13(b)の1315は、以上の処理により投影された画像3である。このように、画像3は、非オブジェクト領域1311に投影される。
以上のように、第2の実施形態にかかるプロジェクタ100は、同時に投影すべき複数の画像それぞれを、オブジェクトに応じた適切な位置に投影することができる。
なお、第3の実施形態にかかるプロジェクタ100のこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態にかかるプロジェクタ100の構成及び処理と同様である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態にかかるプロジェクタ100は、第3の実施形態にかかるプロジェクタ100と同様に、複数の画像を同時に投影し、また各画像に対し、優先領域を考慮して投影領域を決定する。さらに、第4の実施形態にかかるプロジェクタ100は、投影領域としてめくり領域も利用する。図14は、めくり領域を示す図である。めくり領域とは、図14に示す1401のように、ユーザが原稿台102上に置かれた原稿(オブジェクト)をめくることにより新たに生じる、画像を投影可能な領域である。
図15は、めくりキュー1501のデータ構成を示す図である。めくりキュー1501は、例えば、プロジェクタ100のRAM203等に記憶されている。めくりキュー1501には、めくり領域への表示候補の画像の画像IDが順番に記憶される。
図16は、第4の実施形態にかかるプロジェクタ100の、投影領域決定処理を示すフローチャートである。図16に示す各処理のうち、図12に示す第3の実施形態にかかる投影領域決定処理の各処理と同じ処理には、同じ番号を付している。
第4の実施形態においては、投影領域決定部306は、ステップS1213において、画像nに対し、投影領域を決定しないと判断した後、処理をステップS1601へ進める。ステップS1601において、投影領域決定部306は、画像nをめくりキューに追加する。そして、投影領域決定部306は、処理をS1222へ進める。
同様に、投影領域決定部306は、ステップS1221において、画像nに対し、投影領域を決定しないと判断した後、処理をステップS1602へ進める。ステップS1602において、投影領域決定部306は、画像nをめくりキューに追加する。そして、投影領域決定部306は、処理をS1222へ進める。
図17は、プロジェクタ100による、めくり領域制御処理を示すフローチャートである。プロジェクタ100は、表示制御処理(図6参照)のステップS608において、投影領域に画像を投影した後、めくり領域制御処理を開始する。めくり領域制御処理では、ステップS1701において、領域検出部304は、めくり領域を検出する。具体的には、領域検出部304は、カメラ103により得られる撮影画像中のユーザの手や原稿の時系列変化に基づきユーザのめくり動作を検出する。そして、領域検出部304は、めくり動作の前後のオブジェクト領域の差分領域をめくり領域として検出する。
次に、ステップS1702において、サイズ特定部305は、めくり領域の領域サイズSmを計算し、RAM203に記憶する。次に、ステップS1703において、投影領域決定部306は、めくりキューの先頭から順に、画像の最小サイズの総和(総サイズ)がSm以下となる最大数の画像を選択する。次に、ステップS1704において、表示制御部302は、ステップS1703において選択された画像のめくり領域への投影を指示する。これに対応し、投影部101は、選択された画像を投影領域に投影する。
以上のように、第4の実施形態にかかるプロジェクタ100は、原稿がめくられることにより生じた投影可能な領域、すなわちめくり領域に画像を投影することができる。
図18は、めくり制御処理を説明するための図である。ここでは、図11に示す画像DB1101に記憶される3つの画像(画像ID=01,02,03)を投影する場合を例に説明する。図18の例においては、非オブジェクト領域の領域サイズとして、Se=(横300×縦80)が計算され、投影可能領域の領域サイズとして、Si=(横300×縦150)が計算されたものとする。
この場合、画像1に対し、投影可能領域が投影領域として決定され、画像3に対し、非オブジェクト領域が投影可能領域として決定される。一方、画像2の最小サイズは、投影可能領域及び非オブジェクト領域いずれの領域サイズよりも大きい。したがって、画像2に対して投影領域は決定されず、めくりキューの先頭に画像ID=02が追加される。
図18(a)に示す1803は、以上の処理により投影された画像1である。このように、画像1は、投影可能領域1802に投影される。また、1804は、以上の処理により投影された画像3である。このように、画像3は、非オブジェクト領域1801に投影される。
そして、閲覧者により原稿がめくられると、めくり領域が検出され、めくり領域の領域サイズSmが特定される。ここでは、めくり領域の領域サイズSm=(横300×縦200)が特定されたものとする。
めくりキューの先頭に記憶されている画像ID=02の画像(画像2)の最小サイズS2=(横200×縦100)は、めくり領域の領域サイズSm=(横300×縦200)以下である。したがって、投影領域決定部306は、画像2を選択する。そして、表示制御部302の制御の下、投影部101は、画像2をめくり領域に投影する。
以上のように、プロジェクタ100は、表示可能領域が小さく画像を投影できない場合には、めくり動作により生じた空き領域に、画像を投影することができる。
なお、第4の実施形態にかかるプロジェクタ100の構成及び処理は、他の実施形態にかかるプロジェクタ100の構成及び処理と同様である。
第4の実施形態にかかるプロジェクタ100の第1の変更例としては、表示制御部302は、めくられた原稿に基づいて、めくり領域へ投影する画像の内容を決定してもよい。例えば、図19(a)に示すように、原稿台102に原稿Aと原稿Bが置かれているとする。この状態において、表示制御部302は、原稿Aをめくることにより生じためくり領域1901には。原稿Aの情報表示画像を投影し、原稿Bをめくることにより生じためくり領域1902には、原稿Bの情報表示画像を投影してもよい。
このように、めくる原稿とめくり領域に投影する表示内容を対応付けることにより、どの原稿をめくると何が表示されるのかを閲覧者が把握しやすくなる効果がある。
第2の変更例としては、表示制御部302は、めくり領域に接する原稿に基づいて、めくり領域に投影する画像の内容を決定してもよい。例えば、図19(b)に示すように、原稿台102に原稿Aと原稿Bが置かれているとする。この状態において、閲覧者が原稿Aをめくったとする。この場合、表示制御部302は、原稿Aのめくり動作により生じためくり領域が原稿Bに接する場合には(図19(b)の1911)、めくり領域に原稿Bの情報表示画像を投影することとしてもよい。一方、表示制御部302は、めくり領域が原稿Aを除くいずれの原稿にも接しない場合には(図19(b)の1912)、めくり領域に原稿Aの情報表示画像を投影することとしてもよい。
このように、めくり領域の位置と投影する表示内容を対応付けることにより、どの原稿をめくると何が表示されるのかを閲覧者が把握しやすくなる効果がある。また、所望の原稿をめくらずに、その原稿に対応した画像を操作・視認できる。
第3の変更例としては、原稿をめくる際に閲覧者が把持した部分に基づいて、めくり領域に投影する画像の内容を決定してもよい。例えば、図19(b)に示すように、原稿台102に原稿Aと原稿Bが置かれているとする。この状態において、閲覧者が原稿Bに接する辺を把持して原稿Aをめくったとする。この場合、表示制御部302は、原稿Bの情報表示画像をめくり領域に投影することとしてもよい。
また、閲覧者がいずれの原稿にも接しない辺を把持して原稿Aをめくったとする。この場合、表示制御部302は、原稿Aの情報表示画像をめくり領域に投影することとしてもよい。
このように、めくる際の把持位置と投影する表示内容を対応付けることにより、めくり方によって何が表示されるのかを閲覧者が把握しやすくなる効果がある。また、所望の原稿をめくらずに、その原稿に対応した画像を操作・視認できる。
さらに、第4の変更例としては、表示制御部302は、原稿台102上(オブジェクト上を含む)に、閲覧者に対しめくり動作を促す情報を投影してもよい。さらに、表示制御部302は、原稿上、すなわちオブジェクト領域中の投影可能領域から最も離れた該原稿の辺又は頂点に、明示的な指標をめくり推奨位置として投影し、閲覧者に提示することも可能である。この場合、めくりによって原稿内に投影される画像の減少を防ぐ効果がある。
なお、以上に示した実施形態において、画像の表示方法としてプロジェクタによる投影を例に説明したが、表示方法は、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、トレーシングシートを素材とする原稿を扱う場合、原稿台にディスプレイ機能を設けることにより、原稿台と原稿への表示が可能となる。また、ヘッドマウントディスプレイを用いて、仮想的に原稿台や原稿に画像を重畳表示することも可能である。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、投影面上に配置されたオブジェクトに応じた適切な位置に投影画像を表示することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 プロジェクタ、101 投影部、102 原稿台、103 カメラ、201 CPU、202 ROM、203 RAM、301 画像DB、302 表示制御部、303 投影制御部、304 領域検出部、305 サイズ特定部、306 投影領域決定部

Claims (9)

  1. 画像が表示される表示領域において、前記表示領域上に配置されたオブジェクトに覆われたオブジェクト領域を検出する第1の領域検出手段と、
    前記オブジェクト領域において、前記画像を表示可能な表示可能領域を検出する第2の領域検出手段と、
    前記表示領域のうち前記オブジェクト領域以外の非オブジェクト領域及び前記表示可能領域それぞれの領域サイズを特定する特定手段と、
    前記非オブジェクト領域及び前記表示可能領域の前記領域サイズと、前記画像の画像サイズと、に基づいて、前記非オブジェクト領域又は前記表示可能領域を前記画像の表示領域として決定する決定手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記画像サイズと、前記非オブジェクト領域の前記領域サイズと、を比較する第1の比較手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記画像サイズが前記非オブジェクト領域の前記領域サイズ以下である場合に、前記非オブジェクト領域を前記表示領域として決定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像サイズが前記非オブジェクト領域の前記領域サイズよりも大きい場合に、前記画像サイズと、前記表示可能領域の前記領域サイズと、を比較する第2の比較手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記画像サイズが前記表示可能領域の前記領域サイズ以下である場合に、前記表示可能領域を前記表示領域として決定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記非オブジェクト領域及び前記表示可能領域のうちいずれの領域を優先領域とするかを示す優先情報を記憶する記憶手段と、
    前記優先情報において前記優先領域に指定されている前記非オブジェクト領域又は前記表示可能領域の前記領域サイズと、前記画像サイズと、を比較する第1の比較手段と
    をさらに有し、
    前記決定手段は、前記画像サイズが前記優先領域の前記領域サイズ以下である場合に、前記優先領域を前記表示領域として決定する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記画像サイズが前記優先領域の前記領域サイズよりも大きい場合に、前記優先情報において前記優先領域に指定されていない非優先領域としての前記非オブジェクト領域又は前記表示可能領域の前記領域サイズと、前記画像サイズと、を比較する第2の比較手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記画像サイズが前記非優先領域の前記領域サイズ以下である場合に、前記非優先領域を前記表示領域として決定する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定手段は、複数の画像を同時に表示する場合に、各画像に対し、互いに重ならない領域を前記表示領域として決定する請求項1乃至5何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定手段は、前記画像の前記画像サイズが、前記表示可能領域及び前記非オブジェクト領域のいずれの前記領域サイズよりも大きい場合に、ユーザによるオブジェクトのめくり動作により生じた新たな表示可能領域を、前記画像の前記表示領域として決定する請求項1乃至6何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    画像が表示される表示領域において、前記表示領域上に配置されたオブジェクトに覆われたオブジェクト領域を検出する第1の領域検出ステップと、
    前記オブジェクト領域において、前記画像を表示可能な表示可能領域を検出する第2の領域検出ステップと、
    前記表示領域のうち前記オブジェクト領域以外の非オブジェクト領域及び前記表示可能領域それぞれの領域サイズを特定する特定ステップと、
    前記非オブジェクト領域及び前記表示可能領域の前記領域サイズと、前記画像の画像サイズと、に基づいて、前記非オブジェクト領域又は前記表示可能領域を前記画像の表示領域として決定する決定ステップと
    を含む情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    画像が表示される表示領域において、前記表示領域上に配置されたオブジェクトに覆われたオブジェクト領域を検出する第1の領域検出手段と、
    前記オブジェクト領域において、前記画像を表示可能な表示可能領域を検出する第2の領域検出手段と、
    前記表示領域のうち前記オブジェクト領域以外の非オブジェクト領域及び前記表示可能領域それぞれの領域サイズを特定する特定手段と、
    前記非オブジェクト領域及び前記表示可能領域の前記領域サイズと、前記画像の画像サイズと、に基づいて、前記非オブジェクト領域又は前記表示可能領域を前記画像の表示領域として決定する決定手段と
    して機能させるためのプログラム。
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