JP2015176106A - 液晶表示装置 - Google Patents

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尚平 安田
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尚平 安田
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Abstract

【課題】本発明は、両面に画像を表示することが可能な液晶表示装置において、画像の表示品位を向上させた液晶表示装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板10と、アレイ基板10との間に液晶層30を挟んで表面および裏面のうちの他方面側に配置される対向基板20と、複数の薄膜トランジスタ13に対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示する表面用画素Aと、一方面に画像を表示する裏面用画素Bのどちらかに分けられ、表面用画素Aにおいて、対向基板20は光を透過し、かつ、アレイ基板10は他方面側に向けて光を反射し、裏面用画素Bにおいて、対向基板20は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板10は光を透過し、表面用画素Aと裏面用画素Bとをフレーム単位で交互に暗転させる。【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示装置に関し、特に両面に画像を表示する液晶表示装置に関する。
両面に画像を表示することが可能な表示装置が提案されている。例えば、2枚の液晶パネルを、表示面を反対に向けた状態で貼り合わせれば、両面から画像を視認することが可能である(特許文献1参照)。しかし、この構造では薄型化が難しく、また、コストも増大する。
これに対し、一枚の液晶パネルを用いて両面に画像を表示することができる構造が提案されている(特許文献2参照)。液晶パネルにマトリクス状に配置された複数の画素は、表面側視認用画素(以下、表面用画素)と裏面側視認用画素(以下、裏面用画素)とに分けられる。表面用画素には表面側用の画像データを表示させ、裏面用画素には裏面側用の画像データを表示させる。この構造により、表面、裏面の両面に同時に画像を表示することができる。
表面用画素、裏面用画素の配置の仕方において、例えば画面半分の領域に表面用画素を配置し、残りの半分の領域に裏面用画素を配置する構成が提案されている(特許文献3参照)。しかしこの構造では、表面側、裏面側において画面の半分の大きさしか表示領域として利用できないため、液晶パネルのサイズに対して表示領域が小さくなってしまう。
表面、裏面の両面において液晶パネル全域を表示領域として利用できる構造が知られている(特許文献4参照)。これは、表面用画素、裏面用画素を行方向、列方向のどちらかの方向において交互に配置する構造である。また、表面用画素、裏面用画素を行方向、列方向の両方向において交互に配置する構造も提案されている。
特開平5−061024号公報 特開2003−345271号公報 特開2004−145331号公報 特開2005−301276号公報
特許文献4のように、反射光を利用し両面から画像を視認可能な構造の液晶パネルにおいて、表面用画素と裏面用画素を交互に配置した場合、隣接する画素間において光が漏れることにより、画像の表示品位が損なわれる可能性があった。つまり、表面用画素の反射面において反射した光は表面用画素に透過するのが望ましいが、表面用画素の反射面において反射した光が隣接する裏面用画素に透過することにより、裏面用画素における画像光の階調が意図する階調から外れてしまうことがあった。これは、裏面用画素において反射して表面用画素に透過する光にも同じことが言える。この現象はいわゆるクロストークと呼ばれる。クロストークが起こると、画像の表示品位が損なわれてしまう。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、両面に画像を表示することが可能な液晶表示装置において、画像の表示品位を向上させた液晶表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、アレイ基板との間に液晶層を挟んで表面および裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、を備え、アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素と、一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、他方面用画素において、対向基板は光を透過し、かつ、アレイ基板は他方面側に向けて光を反射し、一方面用画素において、対向基板は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板は光を透過し、他方面用画素と一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、他方面用画素と一方面用画素とをフレーム単位で交互に暗転させることを特徴とする。
本発明に係る液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、アレイ基板との間に液晶層を挟んで表面および裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、を備え、アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素と、一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、他方面用画素において、対向基板は光を透過し、かつ、アレイ基板は他方面側に向けて光を反射し、一方面用画素において、対向基板は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板は光を透過し、他方面用画素と一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、互いに隣接する他方面用画素と一方面用画素との間に配置される遮光物をさらに備える。
本発明に係る液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、アレイ基板との間に液晶層を挟んで表面および裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、を備え、アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素と、一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、他方面用画素において、対向基板は光を透過し、かつ、アレイ基板は他方面側に向けて光を反射し、一方面用画素において、対向基板は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板は光を透過し、他方面用画素と一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、他方面用画素において、アレイ基板の光を反射する面の一方面用画素と隣接する方向に沿った断面は、当該一方面用画素側に向かう反射光を当該一方面用画素側から離す形状であり、一方面用画素において、対向基板の光を反射する面の他方面用画素と隣接する方向に沿った断面は、当該他方面用画素側に向かう反射光を当該他方面用画素側から離す形状である。
本発明に係る液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、アレイ基板との間に液晶層を挟んで表面および裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、を備え、アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素と、一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、他方面用画素において、対向基板は光を透過し、かつ、アレイ基板は他方面側に向けて光を反射し、一方面用画素において、対向基板は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板は光を透過し、他方面用画素と一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、他方面用画素に隣接する一方面用画素において反射されて当該他方面用画素に入射する光量に応じて、当該他方面用画素の階調を補正し、一方面用画素に隣接する他方面用画素において反射されて当該一方面用画素に入射する光量に応じて、当該一方面用画素の階調を補正する。
本発明に係る液晶表示装置は、他方面用画素において画像の表示を行っているときには、一方面用画素を暗転させ、一方面用画素において画像の表示を行っているときには、他方面用画素を暗転させる動作をフレーム単位で交互に行う。よって、表面、裏面の両面の画像表示において、反対側の面の画像光が混ざることを防ぐことが可能である。つまり、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
本発明に係る液晶表示装置によれば、互いに隣接する他方面用画素と一方面用画素との間に遮光物を配置することによって、互いに隣接する他方面用画素と一方面用画素との間で、光が漏れることを防止することが可能である。これにより、クロストークの発生を抑制することができるため、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
本発明に係る液晶表示装置によれば、他方面用画素において反射して一方面用画素側に進む光を減らすことが可能である。同様に、一方面用画素において反射して他方面用画素側に進む光を減らすことが可能である。よって、クロストークの発生を抑制することができるため、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
本発明に係る液晶表示装置によれば、他方面用画素、一方面用画素のそれぞれにおいて、隣接する画素からの反射光を考慮して、階調を補正することにより、反射光による輝度の増大を抑制することが可能である。つまり、他方面用画素においては、隣接する一方面用画素からの反射光により生じるクロストークを抑制することが可能である。同様に、一方面用画素においては、隣接する他方面用画素からの反射光により生じるクロストークを抑制することが可能である。よって、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
実施の形態1に係る液晶パネルの画素配置を示す図である。 実施の形態2に係る液晶パネルの断面図である。 実施の形態2に係る液晶パネルの断面図である。 実施の形態2に係る液晶パネルの平面図である。 実施の形態3に係る液晶パネルの断面図である。 実施の形態3の変形例に係る液晶パネルの断面図である。 実施の形態4に係る液晶表示装置における輝度−階調特性を示す図である。 本発明の前提技術に係る液晶パネルの断面図である。 本発明の前提技術に係る液晶パネルにおける反射光を示す図である。
<前提技術>
本発明の実施の形態について説明する前に、本発明の前提となる技術について説明する。なお、以下の前提技術および実施の形態の説明においては、表面および裏面という用語は、液晶パネルの一方の面と他方の面を区別するために用いられるものであって、表面を他方面、裏面を一方面とそれぞれ読み変えることができる。
本前提技術の液晶パネルにおいて、複数の画素がマトリクス状に配置されている。この複数の画素は、表面側に画像表示を行う表面用画素Aと、裏面側に画像表示を行う裏面用画素Bとに分類される。表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向、列方向の少なくともどちらかの方向において交互に配置される。本前提技術においては、表面用画素Aと裏面用画素Bとは行方向(画面水平方向)に交互に配置されるとする。図8は、画面水平方向に沿った方向の液晶パネルの断面図である。
図8に示すように、前提技術における液晶パネルは、アレイ基板10と対向基板20とを貼り合わせた構造である。アレイ基板10と対向基板20との間には液晶層30が挟まれている。表面用画素Aと裏面用画素Bに共通する構造として、アレイ基板10には、マトリクス状に薄膜トランジスタ13(以下、TFT13とも記載)が配置されている。アレイ基板10には、さらに、ゲート層とソース・ドレイン層が形成される。ゲート層にはTFT13のゲート配線12と、ゲート配線12とTFT13とを絶縁するゲート絶縁層16とが設けられる。ソース・ドレイン層には、ドライバーIC(図示せず)からの表示階調電圧を伝えるソース配線11と、表示階調電圧を、TFT13を介して画素電位として受け取るドレイン配線14とが設けられる。TFT13は、ゲート配線12の電位がハイ時に導通し、ロー時に非導通となる。
表面用画素Aにおいて、ドレイン配線14を広げることにより、画素電極と反射板19を兼ねることが可能である。また、反射光制御のために、凹凸を設けた有機膜17上に反射板19を設ける場合もある。本前提技術においては、図8に示すように、有機膜17に形成したコンタクトホール14aを介して、ドレイン配線14から反射板19にドレイン電位を与える。この構成により、反射板19は画素電極を兼ねる。
表面用画素Aには、前述のように、アレイ基板10側に反射板19を設ける。一方、裏面用画素Bには、アレイ基板10側に反射板を配置しない代わりに、裏面側からの入射光を透過するように、透明電極18を配置する。透明電極18は例えばITO(Indium Tin Oxide)であり、画素電極として利用される。
表面用画素Aと裏面用画素Bに共通する構造として、対向基板20には、対向透明電極21とカラーフィルタ22が設けられる。対向基板20において、表面用画素Aは表面側からの入射光を透過する構造である。一方、対向基板20において、裏面用画素Bには凹凸を設けた有機膜24上に反射板23が設けられる。なお、反射板23はカラーフィルタ22よりも表面側に配置される。
以上で説明した構成により、反射光を利用して、表面、裏面の両面において画像を視認可能となる。表面用画素Aと裏面用画素Bを交互に配置した場合、図9に示すように、隣接している表面用画素Aの反射板19において反射した反射光CAが、裏面用画素Bへ抜けてくる場合がある。このとき、裏面側で画像を視認している使用者は、裏面用画素Bにおける本来の反射光CBに加えて、表面用画素からの反射光CAも視認してしまう。つまり、裏面側の画像光に表面側の画像光が混ざることにより、裏面側の画像光の階調が変化して、表示画像の品位が低下する。
以上では、表面用画素Aにおいて反射した光が裏面用画素Bに漏れる場合を例に説明したが、表面用画素Bにおいて反射した光が表面用画素Aに漏れることも同様に起こる。表面、裏面の画像光が混ざって視認されてしまう現象はクロストークと呼ばれ、表示画像の品位低下の原因となる。
<実施の形態1>
本実施の形態1における液晶表示装置は、液晶パネル、液晶パネルの各画素のゲートを駆動するゲートドライバ、各画素のソースを駆動するソースドライバ、ゲートドライバおよびソースドライバの駆動を制御するコントローラを備える。
本実施の形態1において液晶パネルの構成は、前提技術(図8)と同じため、説明を省略する。本実施の形態1における液晶パネルの駆動方法について説明する。本実施の形態1では、表面用画素Aと裏面用画素Bにおける画像表示を同時に行わず、フレームごとに交互に行う。つまり、ある時刻(フレームn)において、表面用画素Aにおいて表面側に画像を表示する。このとき、全ての裏面用画素Bにおいて表示を暗転する。ここで、表示を暗転するとは、黒を表示することである。そして、次の時刻(フレームn+1)において、裏面用画素Bにおいて裏面側に画像を表示する。このとき、全ての表面用画素Aにおいて表示を暗転する。このように、表面用画素Aにおいては、画像表示と黒表示とをフレームごとに交互に行い、同時に、裏面用画素Bにおいては、表面用画素Aと逆のタイミングで、画像表示と黒表示をフレームごとに交互に行う。
上述したフレームごとに、表面用画素Aと裏面用画素Bとで交互に黒表示を行う動作は、コントローラによって制御される。コントローラは、液晶表示装置に入力される2つの映像信号(即ち、表面に表示する映像の信号と、裏面に表示する映像の信号)に基づいて、黒を表示するタイミングを制御しながら、ソースドライバおよびゲートドライバを駆動する。
本実施の形態1において、液晶パネルがカラーフィルタ22を備えない場合(つまり、液晶パネルが白黒表示の液晶パネルである場合)について説明する。この場合、図1(a)に示すように、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向と列方向の両方向において交互に配置される。このように配置した場合、本実施の形態の駆動方法を用いて駆動することにより、上下左右の隣接画素において反射して侵入して来る光をカットできる。例えば、図1(a)の中心に示す表面用画素Aには、上下左右に隣接する裏面用画素Bからの反射光が侵入しない。これは、表面用画素Aで表示を行っているとき、裏面用画素Bの液晶層30が光を透過しない状態(即ち黒を表示している状態)であるためである。
本実施の形態1において、液晶パネルがカラーフィルタ22を備える場合について説明する。カラーフィルタ22は行方向に例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の色材が周期的に配置される構成であるとする。また、列方向には、同色の色材が連続して配置される構成であるとする。この場合、図1(b)に示すように、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、列方向において交互に配置される。また、行方向には表面用画素Aもしくは裏面用画素Bが連続して配置される。このように配置した場合、本実施の形態の駆動方法を用いて駆動することにより、上下の隣接画素において反射して侵入して来る光をカットできる。例えば、図1(b)に示す裏面用画素Bには、上下左右に隣接する表面用画素Aからの反射光が侵入しない。
なお、カラーフィルタ22が、列方向に例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の色材が周期的に配置され、行方向には同色の色材が連続して配置される構成である場合は、表面用画素Aと裏面用画素Bとを、行方向において交互に配置し、列方向には表面用画素Aもしくは裏面用画素Bを連続して配置すれば、同様の効果を得ることが可能である。
<効果>
本実施の形態1における液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面の一方面側に配置されるアレイ基板10と、アレイ基板10との間に液晶層30を挟んで表面および裏面の他方面側に配置される対向基板20と、を備え、アレイ基板10には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタ13が設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタ13に対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素(即ち、表面用画素A)と、一方面に画像を表示するための一方面用画素(即ち、裏面用画素B)のどちらかに分けられ、表面用画素Aにおいて、対向基板20は光を透過し、かつ、アレイ基板10は他方面側に向けて光を反射し、裏面用画素Bにおいて、対向基板20は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板10は光を透過し、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、表面用画素Aと裏面用画素Bとをフレーム単位で交互に暗転させることを特徴とする。
従って、表面用画素Aにおいて画像の表示を行っているときには、裏面用画素Bを暗転させ、裏面用画素Bにおいて画像の表示を行っているときには、表面用画素Aを暗転させる動作をフレーム単位で交互に行うことにより、表面、裏面の両面の画像表示において、反対側の面の画像光が混ざることを防ぐことが可能である。つまり、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
また、本実施の形態1における液晶パネルは、対向基板20に設けられるカラーフィルタ22をさらに備え、裏面用画素Bにおいて、対向基板20は、カラーフィルタ22よりも表面側において裏面側に向けて光を反射し、カラーフィルタ22において異なる色の色材が配列される方向が行方向の場合、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、列方向において交互に配置され、カラーフィルタ22において異なる色の色材が配列される方向が列方向の場合、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向において交互に配置される。
従って、同じ色の色材が配置される方向において、表面用画素Aと裏面用画素Bとを交互に配置することにより、同色の式材を通過した光が隣接する画素に漏れることを防止することが可能である。つまり、同じ色の色材が配置される方向において、表面用画素Aと裏面用画素Bとを交互に配置した構成において、本実施の形態における駆動方法は特に効果的に表示画像の品位を向上させることが可能である。
また、本実施の形態1における液晶パネルがカラーフィルタ22を備えない場合、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向と列方向の両方向において交互に配置される。
従って、モノクロパネルのように隣接画素で色材によるフィルタのかからない場合に、表面用画素Aと裏面用画素Bとを、行方向と列方向の両方向において交互に配置した構成において、本実施の形態における駆動方法は表示画像の品位を向上させることが可能である。
<実施の形態2>
図2は、本実施の形態2における、表面用画素Aと裏面用画素Bとが隣接する方向に沿った液晶パネルの断面図である。本実施の形態2の液晶パネルは、互いに隣接する表面用画素Aと裏面用画素Bとの間に配置される遮光物40をさらに備える。その他の構成は前提技術(図1)と同じため、説明を省略する。
図2において、遮光物40は、対向基板20側に設けられる。遮光物40は有機膜24またはギャップ形成用の柱と一体に形成してもよい。また、遮光物40の表面には、遮光層40aとして有機膜が形成される。また、遮光層40aとして金属のブラックマトリクスを形成してもよい。また、反射板23を延長して遮光層40aとしてもよい。遮光物40を設けることにより、隣接の画素からの反射光を遮ることができる。
図3は、遮光物40をアレイ基板10側に設けた場合の断面図である。この場合、遮光物40は凹凸を形成する有機膜17と一体に形成し、遮光層40aは反射板19と一体に形成するのが望ましい。このように遮光物40および遮光層40aを形成することで、製造工程の追加の必要がない。
図4(a)は、表面用画素Aと裏面用画素Bとを行方向と列方向の両方向において交互に配置した場合の、遮光物40の配置を示す平面図である。図4(a)のように表面用画素Aと裏面用画素Bを配置した場合において、遮光物40を対向基板20側に設けた場合は、遮光物40は裏面用画素Bを取り囲むように形成する。また、遮光物40をアレイ基板10側に設けた場合は、遮光物40は表面用画素Aを取り囲むように形成する。
図4(b)は、表面用画素Aと裏面用画素Bとを列方向に交互に配置した場合の、遮光物40の配置を示す平面図である。遮光物40は表面用画素Aと裏面用画素Bの境界に行方向に形成される。この場合、遮光物40は、対向基板20側、アレイ基板10側のどちらに形成しても良い。
<効果>
本実施の形態2における液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面の一方面側に配置されるアレイ基板10と、アレイ基板10との間に液晶層30を挟んで表面および裏面の他方面側に配置される対向基板20と、を備え、アレイ基板10には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタ13が設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタ13に対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素(即ち、表面用画素A)と、一方面に画像を表示するための一方面用画素(即ち、裏面用画素B)のどちらかに分けられ、表面用画素Aにおいて、対向基板20は光を透過し、かつ、アレイ基板10は他方面側に向けて光を反射し、裏面用画素Bにおいて、対向基板20は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板10は光を透過し、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、互いに隣接する表面用画素Aと裏面用画素Bとの間に配置される遮光物40をさらに備える。
従って、互いに隣接する表面用画素Aと裏面用画素Bとの間に遮光物40を配置することによって、隣接する表面用画素Aと裏面用画素Bとの間で、光が漏れることを防止することが可能である。これにより、クロストークの発生を抑制することができるため、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
また、本実施の形態の液晶表示装置において、遮光物40は、対向基板20からアレイ基板10に向かって延在する。
従って、遮光物40を対向基板20上に設けることにより、対向基板20の製造工程において、有機膜24を成膜する工程において、同時に遮光物40を形成することが可能である。よって、遮光物40を設けることによる工程数の増大を抑制することが可能である。
また、本実施の形態の液晶表示装置において、遮光物40は、アレイ基板10から対向基板20に向かって延在する。
従って、遮光物40をアレイ基板10上に設けることにより、アレイ基板10の製造工程において、有機膜17を成膜する工程において、同時に遮光物40を形成することが可能である。また、反射板19を成膜する工程において、同時に遮光物40表面の遮光層40aを形成することが可能となる。よって、遮光物40を設けることによる工程数の増大を抑制することが可能である。
<実施の形態3>
図5は、本実施の形態3における、表面用画素Aと裏面用画素Bとが隣接する方向に沿った液晶パネルの断面図である。本実施の形態3の液晶パネルにおいて、表面用画素Aにおけるアレイ基板10の光を反射する面(即ち反射板19)の、裏面用画素Bと隣接する方向に沿った断面は、裏面用画素B側に向かう反射光を裏面用画素B側から離す形状である。
反射板19の具体的な形状について説明する。図5に示すように、表面用画素Aに左側から光が入射する場合を考える。この場合、反射板19の右側を左側よりも高くすることによって、裏面用画素B側に向かう反射光を裏面用画素B側から離すことができる。
また、本実施の形態3の液晶パネルにおいて、裏面用画素Bにおける対向基板20の光を反射する面(即ち反射板23)の、表面用画素Aと隣接する方向に沿った断面は、表面用画素A側に向かう反射光を表面用画素A側から離す形状である。
反射板23の具体的な形状について説明する。図5に示すように、表面用画素Bに右側から光が入射する場合を考える。この場合、反射板23の左側を右側よりも高くすることによって、裏面用画素A側に向かう反射光を裏面用画素A側から離すことができる。
なお、本実施の形態3においては、反射板19,23の表面は滑らかである。これは、反射光の角度を正確に制御するためである。以上で述べた反射板19,23の構成以外の構成は前提技術(図1)と同じため、説明を省略する。
本実施の形態3のように、反射板19,23の両端に高低差を設ける構成は、入射光の角度が画素設計段階で事前に把握出来ている場合などに特に有効である。光源としてフロントライトを用いたり、液晶パネルの使用環境が決まっているような場合には、入射光の角度を事前に把握することができる。
<効果>
本実施の形態3における液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面の一方面側に配置されるアレイ基板10と、アレイ基板10との間に液晶層30を挟んで表面および裏面の他方面側に配置される対向基板20と、を備え、アレイ基板10には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタ13が設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタ13に対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素(即ち、表面用画素A)と、一方面に画像を表示するための一方面用画素(即ち、裏面用画素B)のどちらかに分けられ、表面用画素Aにおいて、対向基板20は光を透過し、かつ、アレイ基板10は他方面側に向けて光を反射し、裏面用画素Bにおいて、対向基板20は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板10は光を透過し、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、表面用画素Aにおいて、アレイ基板10の光を反射する面の裏面用画素Bと隣接する方向に沿った断面は、裏面用画素B側に向かう反射光を裏面用画素B側から離す形状であり、裏面用画素Bにおいて、対向基板20の光を反射する面の、表面用画素Aと隣接する方向に沿った断面は、表面用画素A側に向かう反射光を表面用画素A側から離す形状である。
従って、表面用画素Aにおいて反射して裏面用画素B側に進む光を減らすことが可能である。同様に、裏面用画素Bにおいて反射して表面用画素A側に進む光を減らすことが可能である。よって、クロストークの発生を抑制することができるため、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
また、本実施の形態3における液晶表示装置に関して、他方面用画素(即ち、表面用画素A)において、アレイ基板10の光を反射する面の一方面用画素(即ち、裏面用画素B)と隣接する方向に沿った断面の両端には高低差があり、裏面用画素Bにおいて、対向基板20の光を反射する面の、表面用画素Aと隣接する方向に沿った断面の両端には高低差がある。
従って、表面用画素Aにおいて、反射板19に傾斜をつけることにより、隣接する裏面用画素Bに反射光が侵入することを抑制可能である。同様に、表面用画素Bにおいて、反射板23に傾斜をつけることにより、隣接する表面用画素Aに反射光が侵入することを抑制可能である。よって、クロストークの発生を抑制することができるため、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
<実施の形態3の変形例>
図6は、本実施の形態3の変形例における、表面用画素Aと裏面用画素Bとが隣接する方向に沿った液晶パネルの断面図である。本変形例においては、反射板19,23は反射面が凹む方向に湾曲した凹形状である。
図6に示すように、表面用画素Aの反射板19を凹形状とすることにより、反射板19で反射した光の角度を反射板19の中心側に向かせることができる。これにより、反射板19で反射した光が、隣接する裏面用画素Bに入射することを抑制可能である。
同様に、表面用画素Bの反射板23を凹形状とすることにより、反射板23で反射した光の角度を反射板23の中心側に向かせることができる。これにより、反射板23で反射した光が、隣接する表面用画素Aに入射することを抑制可能である。
実施の形態3(図5)において説明した反射板19,23の形状は、入射光の角度が事前に把握できている場合に有効であった。入射光の角度が不定の場合は、反射板19,23の形状を凹型とすることで、隣接画素へ向かう反射光を減少させることが可能である。
<効果>
また、本実施の形態3の変形例における液晶表示装置に関して、他方面用画素(即ち、表面用画素A)において、アレイ基板10の光を反射する面の一方面用画素(即ち、裏面用画素B)と隣接する方向に沿った断面は、光を反射する方向に対して凹形状であり、裏面用画素Bにおいて、対向基板20の光を反射する面の、表面用画素Aと隣接する方向に沿った断面は、光を反射する方向に対して凹形状である。
従って、表面用画素Aにおいて反射板19を凹形状とすることにより、反射光の広がりを抑制することが可能である。つまり、隣接する裏面用画素Bに反射光が侵入することを抑制可能である。同様に、裏面用画素Bにおいて反射板23を凹形状とすることにより、反射光の広がりを抑制することが可能である。つまり、隣接する表面用画素Aに反射光が侵入することを抑制可能である。よって、クロストークの発生を抑制することができるため、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
<実施の形態4>
本実施の形態4における液晶表示装置は、液晶パネル、液晶パネルの各画素のゲートを駆動するゲートドライバ、各画素のソースを駆動するソースドライバ、ゲートドライバおよびソースドライバの駆動を制御するコントローラを備える。
本実施の形態4において液晶パネルの構成は、前提技術(図8)と同じため、説明を省略する。本実施の形態4における液晶パネルの駆動方法について説明する。本実施の形態1では、表面用画素Aおよび裏面用画素Bにおいて、階調の補正を行いながら画像表示を行う。
ある裏面用画素Bの階調の補正方法について説明を行う。隣接する表面用画素Aからの反射光を考慮しない場合の、ある裏面用画素Bにおける輝度−階調特性を図7に実線で示す。これは、例えば図2において反射光CAを考慮せず、反射光CBを考慮した場合である。しかし、実際には、裏面用画素Bには、隣接する表面用画素Aからの反射光が侵入する。よって、隣接する表面用画素Aからの反射光を考慮した場合、裏面用画素Bにおける輝度−階調特性は図7の点線で表される。
例えば、図7に示すように、裏面用画素BにおいてCの輝度で画像を表示したいとする。この場合、隣接する表面用画素Aからの反射光を考慮しないとすると、Fの階調に対応する電圧信号を裏面用画素Bのソースに印加する。すると、実際には隣接する表面用画素Aからの反射光により輝度が増大するため、表示画像の輝度はC+ΔCとなってしまう。そこで、階調をΔFだけ減じる方向に補正する。この補正により、所望するCの輝度で画像を表示することができる。
なお、図7における隣接する表面用画素Aからの反射光を考慮した場合の特性(点線で表される曲線)は、隣接するすべての表面用画素Aからの反射光を考慮したものである。
液晶表示装置に入力される表示データに対して、コントローラは図7を参照して階調の補正を行う。そして、補正後の階調に基づいて、ソースドライバを駆動する。
以上のように、裏面用画素Bにおいて、表示データの階調に補正をかけることにより、隣接する表面用画素Aからの反射光による輝度の増大を相殺することができる。また、表面用画素Aにおいても、同様の階調補正を行うことにより、隣接する裏面用画素Bからの反射光による輝度の増大を相殺することができる。
本実施の形態においては、予め、全ての画素についての輝度−階調特性(図7)を液晶表示装置内に記憶して、コントローラがそれを参照できる状態にしておく必要がある。そのため、本実施の形態で述べた補正方法は、光源としてフロントライトを用いたり、液晶パネルの使用環境が決まっているような、入射光の角度が画素設計段階で事前に把握出来ている場合などに特に有効な方法となる。
なお、外光強度および角度が不定の場合、液晶パネルへの入射光の強度および角度を検知する受光器を設けることで、補正へのフィードバックをかけることができる。即ち、受光器の検知する入射光の強度および角度に応じて、図7の輝度−階調特性を修正することができる。
なお、以上で述べた階調補正を、実施の形態3および実施の形態3の変形例に適用してもよい。実施の形態3および実施の形態3の変形例では、反射板19,23の形状を工夫することでクロストークを抑制したが、これに加えて階調の補正を行うことにより、クロストークをより効果的に抑制することが可能である。
<効果>
本実施の形態4における液晶表示装置は、表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、表面と裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、液晶パネルは、表面および裏面の一方面側に配置されるアレイ基板10と、アレイ基板10との間に液晶層30を挟んで表面および裏面の他方面側に配置される対向基板20と、を備え、アレイ基板10には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタ13が設けられ、液晶パネルにおいて、複数の薄膜トランジスタ13に対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、複数の画素は、他方面に画像を表示するための他方面用画素(即ち、表面用画素A)と、一方面に画像を表示するための一方面用画素(即ち、裏面用画素B)のどちらかに分けられ、表面用画素Aにおいて、対向基板20は光を透過し、かつ、アレイ基板10は他方面側に向けて光を反射し、裏面用画素Bにおいて、対向基板20は一方面側に向けて光を反射し、かつ、アレイ基板10は光を透過し、表面用画素Aと裏面用画素Bとは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、表面用画素Aに隣接する裏面用画素Bにおいて反射されて表面用画素Aに入射する光量に応じて、表面用画素Aの階調を補正し、裏面用画素Bに隣接する表面用画素Aにおいて反射されて裏面用画素Bに入射する光量に応じて、裏面用画素Bの階調を補正する。
従って、表面用画素A、裏面用画素Bのそれぞれにおいて、隣接する画素からの反射光を考慮して、階調を補正することにより、反射光による輝度の増大を抑制することが可能である。つまり、表面用画素Aにおいては、隣接する裏面用画素Bからの反射光により生じるクロストークを抑制することが可能である。同様に、裏面用画素Bにおいては、隣接する表面用画素Aからの反射光により生じるクロストークを抑制することが可能である。よって、表面、裏面の両面において、表示される画像の品位を高めることが可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 アレイ基板、11 ソース配線、12 ゲート配線、13 薄膜トランジスタ、14 ドレイン配線、14a コンタクトホール、16 ゲート絶縁層、17,24 有機膜、18 透明電極、19,23 反射板、20 対向基板、21 対向透明電極、22 カラーフィルタ、30 液晶層、A 表面用画素、B 裏面用画素。

Claims (11)

  1. 表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、
    前記表面と前記裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、
    前記液晶パネルは、
    前記表面および前記裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、
    前記アレイ基板との間に液晶層を挟んで前記表面および前記裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、
    を備え、
    前記アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、
    前記液晶パネルにおいて、前記複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、
    前記複数の画素は、前記他方面に画像を表示するための他方面用画素と、前記一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、
    前記他方面用画素において、前記対向基板は光を透過し、かつ、前記アレイ基板は前記他方面側に向けて光を反射し、
    前記一方面用画素において、前記対向基板は前記一方面側に向けて光を反射し、かつ、前記アレイ基板は光を透過し、
    前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、
    前記他方面用画素と前記一方面用画素とをフレーム単位で交互に暗転させることを特徴とする、
    液晶表示装置。
  2. 前記液晶パネルは、前記対向基板に設けられるカラーフィルタをさらに備え、
    前記一方面用画素において、前記対向基板は、前記カラーフィルタよりも前記他方面側において前記一方面側に向けて光を反射し、
    前記カラーフィルタにおいて異なる色の色材が配列される方向が行方向の場合、前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、列方向において交互に配置され、
    前記カラーフィルタにおいて異なる色の色材が配列される方向が列方向の場合、前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、行方向において交互に配置される、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶パネルがカラーフィルタを備えない場合、
    前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、行方向と列方向の両方向において交互に配置される、
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、
    前記表面と前記裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、
    前記液晶パネルは、
    前記表面および前記裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、
    前記アレイ基板との間に液晶層を挟んで前記表面および前記裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、
    を備え、
    前記アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、
    前記液晶パネルにおいて、前記複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、
    前記複数の画素は、前記他方面に画像を表示するための他方面用画素と、前記一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、
    前記他方面用画素において、前記対向基板は光を透過し、かつ、前記アレイ基板は前記他方面側に向けて光を反射し、
    前記一方面用画素において、前記対向基板は前記一方面側に向けて光を反射し、かつ、前記アレイ基板は光を透過し、
    前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、
    互いに隣接する前記他方面用画素と前記一方面用画素との間に配置される遮光物をさらに備える、
    液晶表示装置。
  5. 前記遮光物は、前記対向基板から前記アレイ基板に向かって延在する、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記遮光物は、前記アレイ基板から前記対向基板に向かって延在する、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  7. 表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、
    前記表面と前記裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、
    前記液晶パネルは、
    前記表面および前記裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、
    前記アレイ基板との間に液晶層を挟んで前記表面および前記裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、
    を備え、
    前記アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、
    前記液晶パネルにおいて、前記複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、
    前記複数の画素は、前記他方面に画像を表示するための他方面用画素と、前記一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、
    前記他方面用画素において、前記対向基板は光を透過し、かつ、前記アレイ基板は前記他方面側に向けて光を反射し、
    前記一方面用画素において、前記対向基板は前記一方面側に向けて光を反射し、かつ、前記アレイ基板は光を透過し、
    前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、
    前記他方面用画素において、前記アレイ基板の光を反射する面の前記一方面用画素と隣接する方向に沿った断面は、当該一方面用画素側に向かう反射光を当該一方面用画素側から離す形状であり、
    前記一方面用画素において、前記対向基板の光を反射する面の前記他方面用画素と隣接する方向に沿った断面は、当該他方面用画素側に向かう反射光を当該他方面用画素側から離す形状である、
    液晶表示装置。
  8. 前記他方面用画素において、前記アレイ基板の光を反射する面の前記一方面用画素と隣接する方向に沿った断面の両端には高低差があり、
    前記一方面用画素において、前記対向基板の光を反射する面の前記他方面用画素と隣接する方向に沿った断面の両端には高低差がある、
    請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記他方面用画素において、前記アレイ基板の光を反射する面の前記一方面用画素と隣接する方向に沿った断面は、光を反射する方向に対して凹形状であり、
    前記一方面用画素において、前記対向基板の光を反射する面の前記他方面用画素と隣接する方向に沿った断面は、光を反射する方向に対して凹形状である、
    請求項7に記載の液晶表示装置。
  10. 前記他方面用画素に隣接する前記一方面用画素において反射されて当該他方面用画素に入射する光量に応じて、当該他方面用画素の階調を補正し、
    前記一方面用画素に隣接する前記他方面用画素において反射されて当該一方面用画素に入射する光量に応じて、当該一方面用画素の階調を補正する、
    請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  11. 表面と裏面に異なる画像を表示する液晶表示装置であって、
    前記表面と前記裏面の画像の表示に共用される液晶パネルを備え、
    前記液晶パネルは、
    前記表面および前記裏面のうちの一方面側に配置されるアレイ基板と、
    前記アレイ基板との間に液晶層を挟んで前記表面および前記裏面のうちの他方面側に配置される対向基板と、
    を備え、
    前記アレイ基板には、マトリクス状に複数の薄膜トランジスタが設けられ、
    前記液晶パネルにおいて、前記複数の薄膜トランジスタに対応してマトリクス状に複数の画素が規定され、
    前記複数の画素は、前記他方面に画像を表示するための他方面用画素と、前記一方面に画像を表示するための一方面用画素のどちらかに分けられ、
    前記他方面用画素において、前記対向基板は光を透過し、かつ、前記アレイ基板は前記他方面側に向けて光を反射し、
    前記一方面用画素において、前記対向基板は前記一方面側に向けて光を反射し、かつ、前記アレイ基板は光を透過し、
    前記他方面用画素と前記一方面用画素とは、行方向と列方向の少なくとも一方の方向において交互に配置され、
    前記他方面用画素に隣接する前記一方面用画素において反射されて当該他方面用画素に入射する光量に応じて、当該他方面用画素の階調を補正し、
    前記一方面用画素に隣接する前記他方面用画素において反射されて当該一方面用画素に入射する光量に応じて、当該一方面用画素の階調を補正する、
    液晶表示装置。
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