JP2015191052A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コントラスト比を向上させつつ画質の低下を抑制することが可能な液晶表示装置を提供する。【解決手段】液晶表示装置は、光源部と、映像信号に基づく第1の映像が表示される第1の液晶パネルと、光源部と第1の液晶パネルとの間に配置され、第1の映像に対応する第2の映像が表示される第2の液晶パネルとを備える。第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとが離間して配置され、第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとの間に拡散層が配置されている。【選択図】図1
Description
本開示は、複数の液晶パネルを用いて映像表示を行う液晶表示装置に関する。
液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)の分野においては、液晶表示パネル(液晶パネル)を2枚重ねて配置し、映像表示を行う技術がある(例えば、特許文献1,2)。この技術によれば、液晶パネル1枚の場合に比べ、バックライトからの光漏れを抑制し易い。黒輝度を低減して、コントラスト比の向上を図ることができる。
しかしながら、上記のように複数枚の液晶パネルを重ねて配置した場合、画質の低下が懸念される。高画質を実現可能な液晶表示装置の実現が望まれている。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、コントラスト比を向上させつつ画質の低下を抑制することが可能な液晶表示装置を提供することにある。
本開示の液晶表示装置は、光源部と、映像信号に基づく第1の映像が表示される第1の液晶パネルと、光源部と第1の液晶パネルとの間に配置され、第1の映像に対応する第2の映像が表示される第2の液晶パネルとを備え、第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとが離間して配置され、第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとの間に拡散層が配置されているものである。
本開示の液晶表示装置では、光源部からの光が第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとへ照射され、第1の液晶パネルでは第1の映像、第2の液晶パネルでは第2の映像がそれぞれ表示される。これにより、黒輝度が低減され、表示映像のコントラスト比を高めることができる。ここで、液晶パネルを重ねて配置すると、いわゆるモアレ(モワレ、干渉縞)が生じ、画質が低下するが、第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとの間に拡散層が配置されることで、モアレの発生が抑制される。一方、拡散層の配置により輝度低下が懸念されるが、第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとが離間して配置されることにより、拡散層の拡散度を下げることができ、輝度低下が抑えられる。
本開示の液晶表示装置では、光源部と、第1の映像が表示される第1の液晶パネルとの間に、第1の映像に対応する第2の映像が表示される第2の液晶パネルが配置される。これらの第1の液晶パネルと第2の液晶パネルとを離間して配置し、かつパネル間に拡散層を配置するようにしたので、黒輝度を低減しつつ輝度低下を抑えると共に、モアレを抑制することができる。よって、コントラスト比を向上させつつ画質の低下を抑制することが可能となる。
なお、上記内容は本開示の一例である。本開示の効果は、上述したものに限らず、他の異なる効果であってもよいし、更に他の効果を含んでいてもよい。
以下、本開示における実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(離間配置された2枚の液晶パネル間に拡散層を配置した液晶表示装置の例)
2.変形例1(パネル間に透明材料層を形成した例)
3.変形例2(パネル間に反射部材を設けた例)
1.実施の形態(離間配置された2枚の液晶パネル間に拡散層を配置した液晶表示装置の例)
2.変形例1(パネル間に透明材料層を形成した例)
3.変形例2(パネル間に反射部材を設けた例)
<実施の形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液晶表示装置(液晶表示装置1)の全体構成を表したものである。液晶表示装置1は、外部から入力される映像信号Dinに基づいて、複数枚(ここでは、2枚)の液晶表示パネル(液晶パネル10,20)を用いて映像表示を行うものである。液晶表示装置1は、例えば液晶パネル10,20と、バックライト30(光源部)と、タイミング制御部40と、映像信号処理部41と、バックライト駆動部130と、パネル駆動部110,120とを備える。
[構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液晶表示装置(液晶表示装置1)の全体構成を表したものである。液晶表示装置1は、外部から入力される映像信号Dinに基づいて、複数枚(ここでは、2枚)の液晶表示パネル(液晶パネル10,20)を用いて映像表示を行うものである。液晶表示装置1は、例えば液晶パネル10,20と、バックライト30(光源部)と、タイミング制御部40と、映像信号処理部41と、バックライト駆動部130と、パネル駆動部110,120とを備える。
液晶パネル10(第1の液晶パネル)は、例えばマトリクス状に配置された複数の画素P1(第1の画素)を含む。液晶パネル10は、入射光を、映像信号Din(詳細には、映像信号Dinに基づく液晶パネル10用の映像信号D1)に基づいて変調することにより、例えばカラーの映像表示を行うものである。この液晶パネル10の画素P1は、例えばR(赤),G(緑),B(青)のうちのいずれかのサブピクセルに相当するものであり、これらのR,G,Bの3つのサブピクセルの組が、1つのピクセルを構成する。液晶パネル10は、望ましくは、画素数が液晶パネル20よりも多い(高解像度である)とよい。一例としては、4000×2000程度、具体的には3840×2160の画素数のものを用いることができる。
液晶パネル20(第2の液晶パネル)は、液晶パネル10とバックライト30との間に配置され、例えばマトリクス状に配置された複数の画素P2(第2の画素)を含む。液晶パネル20は、バックライト30から出射した光を、映像信号Din(詳細には、映像信号Dinに基づく液晶パネル20用の映像信号D2)に基づいて変調することにより、例えばモノクロ(白黒)の映像表示を行うものである。液晶パネル20は、望ましくは、画素数が液晶パネル10よりも少ない(低解像度である)とよい。一例を挙げると、1920×1080の画素数のものを用いることができる。なお、この液晶パネル20は、必ずしも液晶パネル10よりも低解像度である必要はなく、液晶パネル10と同程度の解像度であってもよい。また、モノクロ映像ではなく、液晶パネル10と同様、カラー映像が表示されるものであってもよい。但し、液晶パネル20を低解像度すること、モノクロ映像表示とすることにより、透過率を向上させることができ、輝度向上に有利となる。
バックライト30は、液晶パネル10,20へ向けて光を照射する光源であり、例えばLED(Light Emitting Diode)あるいはCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)等を複数含むものである。このバックライト30は、バックライト駆動部130によって駆動され、点灯状態および消灯状態が制御されるようになっている。
本実施の形態では、詳細は後述するが、上記の液晶パネル10,20が互いに離間して配置されており、これらの液晶パネル10と液晶パネル20との間に、拡散層(拡散層50)が設けられている。なお、以下では、表示面側をフロント(Front)側、バックライト30側(リア(Rear)側として説明する。
タイミング制御部40は、パネル駆動部110,120およびバックライト駆動部130の駆動タイミングを制御すると共に、液晶パネル10用の映像信号(D1)をパネル駆動部110へ、液晶パネル20用の映像信号(D2)をパネル駆動部120へそれぞれ供給するものである。
映像信号処理部41は、入力される映像信号Dinに基づいて、液晶パネル10用の映像信号D1と、液晶パネル20用の映像信号D2とを生成するものである。この映像信号処理部41はまた、映像信号Dinに基づいてバックライト駆動部120の制御信号を生成する。
パネル駆動部110は、走査線駆動回路111と信号線駆動回路112とを含む。走査線駆動回路111は、タイミング制御部40によるタイミング制御に従って、液晶パネル10の複数の画素P1を線順次駆動するものである。信号線駆動回路112は、各画素P1へ、タイミング制御部40から供給される映像信号D1に基づく映像電圧を供給するものである。具体的には、映像信号D1に対してD/A(デジタル/アナログ)変換を施すことにより、アナログ信号である映像信号を生成し、各画素へ出力する。
パネル駆動部120は、走査線駆動回路121と信号線駆動回路122とを含む。走査線駆動回路121は、タイミング制御部40によるタイミング制御に従って、液晶パネル20の複数の画素P2を線順次駆動するものである。信号線駆動回路122は、各画素P2へ、タイミング制御部40から供給される映像信号D2に基づく映像電圧を供給するものである。具体的には、映像信号D2に対してD/A(デジタル/アナログ)変換を施すことにより、アナログ信号である映像信号を生成し、各画素へ出力する。
(液晶パネルの詳細構成)
図2は、液晶表示装置1の要部構成を表したものである。このように、液晶表示装置1では、バックライト30の側から順に、液晶パネル20と液晶パネル10とが積層されており、液晶パネル10の上面が、表示面Aとなっている。液晶パネル10と液晶パネル20とは離間配置され(パネル間に空隙1Sを有し)、この空隙1Sに拡散層50が配置されている。液晶パネル10と液晶パネル20との間の距離(パネル間距離S)は、特に限定されないが、例えば拡散層50の拡散度合い(ヘイズ値)、液晶パネル10の画素P1の幅、液晶パネル20の画素P2の幅等を考慮して、所望の画質(例えば後述の輝度、モアレ、鮮鋭度あるいは2重画など)が得られるように、適切な大きさに設定される。特に、パネル間距離Sと拡散層50のヘイズ値を適切に設定することにより、所望の画質を得ることができる。これらのパラメータの好適範囲については後述する。
図2は、液晶表示装置1の要部構成を表したものである。このように、液晶表示装置1では、バックライト30の側から順に、液晶パネル20と液晶パネル10とが積層されており、液晶パネル10の上面が、表示面Aとなっている。液晶パネル10と液晶パネル20とは離間配置され(パネル間に空隙1Sを有し)、この空隙1Sに拡散層50が配置されている。液晶パネル10と液晶パネル20との間の距離(パネル間距離S)は、特に限定されないが、例えば拡散層50の拡散度合い(ヘイズ値)、液晶パネル10の画素P1の幅、液晶パネル20の画素P2の幅等を考慮して、所望の画質(例えば後述の輝度、モアレ、鮮鋭度あるいは2重画など)が得られるように、適切な大きさに設定される。特に、パネル間距離Sと拡散層50のヘイズ値を適切に設定することにより、所望の画質を得ることができる。これらのパラメータの好適範囲については後述する。
液晶パネル10は、対向配置された駆動基板12と対向基板14との間に、液晶層13が封止されたものである。駆動基板12の光入射側には偏光板11aが、対向基板14の光出射側には偏光板11bが、それぞれ貼り合わせられている。液晶パネル20は、対向配置された駆動基板22と対向基板24との間に、液晶層23が封止されたものである。駆動基板22の光入射側には偏光板21aが、対向基板24の光出射側には偏光板21bが、それぞれ貼り合わせられている。
図3Aは、液晶パネル10の構成を説明するための模式図である。液晶パネル10では、駆動基板12上に、画素P1毎に画素電極113が設けられている。この画素電極113上に配向膜114a、液晶層13、配向膜114bおよび対向電極115がこの順に配置されている。対向電極115上には、カラーフィルタ116Aとブラックマトリクス116Bが形成されている。これらのカラーフィルタ116Aとブラックマトリクス116Bとの上に、対向基板14(図3Aには図示せず)が配置される。このように、液晶パネル10では、液晶層13が、複数の画素電極113と1つの対向電極115との間に挟まれている。映像表示の際には、画素P1毎に、画素電極113と対向電極115とを通じて液晶層13に電圧が印加される。
図3Bは、液晶パネル20の構成を説明するための模式図である。液晶パネル20では、上記の液晶パネル10と同様、駆動基板22上に、画素P2毎に画素電極123が設けられている。この画素電極123上に配向膜124a、液晶層23、配向膜124bおよび対向電極125がこの順に配置されている。対向電極125の上に、対向基板24(図3Bには図示せず)が配置される。このように、液晶パネル20においても、液晶層23が、複数の画素電極123と1つの対向電極125との間に挟まれている。映像表示の際には、画素P2毎に、画素電極123と対向電極125とを通じて液晶層23に電圧が印加される。但し、液晶パネル20では、カラーフィルタが形成されず、上記のようにモノクロ映像が表示されることが望ましい。光損失が少なくなり、高輝度化に有利となるためである。
駆動基板12,22は、例えばガラス基板よりなり、例えば矩形状の面形状(表示画面に平行な面形状)を有する。この駆動基板12には、画素P1を駆動するための画素回路(薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)およびキャパシタなどを含む)が形成されている。対向基板14,24は、例えばガラス基板よりなる。
画素電極113,123は、駆動基板12,22上にマトリクス状に配置されている。画素電極113,123は、例えば透明導電膜よりなる。透明導電膜としては、例えばインジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)、あるいはIGZO(インジウム,ガリウム,亜鉛含有酸化物)などの酸化物半導体を用いることができる。
液晶層13,23は、供給される映像電圧に応じて、そこを透過する光の透過率を制御する機能を有する。この液晶層13,23には、例えばVA(Vertical Alignment)モード、TN(Twisted Nematic)モード、ECB(Electrically controlled birefringence)モード、FFS(Fringe Field Switching)モードあるいはIPS(In Plane Switching)モード等により表示駆動される液晶を含むものである。
配向膜114a,114b,124a,124bは、液晶層13,23の配向制御を行うためのものであり、例えばシリコン酸化物(SiO2)等の無機配向膜よりなる。
対向電極115,125は、全画素に共通の電極となっており、構成材料としては、上記画素電極113,123と同様の透明導電膜が挙げられる。
図4は、偏光板11a,11b,21a,21bの偏光透過軸の一例を表したものである。このように、例えば液晶パネル20の偏光板21aと液晶パネル10の偏光板11bとが垂直方向(Y方向)の偏光成分を透過し、液晶パネル20の偏光板21bと液晶パネル10の偏光板11aとが水平方向(X方向)の偏光成分を透過するように設定されている。これらの偏光板11a,11b,21a,21bの各偏光透過軸は、液晶層13,23の駆動モード等に応じて適宜設定されればよい。また、ここでは、液晶パネル10,20のそれぞれの入射側と出射側とに偏光板を配置したが、偏光板11aと偏光板21bとは、どちらか一方をなくしてもよい(計3枚の構成としてもよい)。
拡散層50は、図2に示したように、液晶パネル10と液晶パネル20との間の空隙1Sにおいて、いずれの位置に配置されていてもよいが、望ましくは液晶パネル10に近い側(フロント側)に配置されている。即ち、パネル間距離Sのうち、拡散層50と液晶パネル10との間の距離S1と、拡散層50と液晶パネル20との間の距離S2とがS1<S2となる位置に配置されることが望ましい。この場合、拡散層50と液晶パネル10との間、拡散材10と液晶パネル20との間の一方または両方に透明材料層が形成されていてもよい。また、より望ましくは、拡散層50が液晶パネル10に隣接して配置されるのがよい(S1=0)。拡散層50がフロント側に配置されている場合の方が、モアレをより効果的に抑制し易く、また鮮鋭度を高めることができるためである。
拡散層50のヘイズ値は、高いほどモアレを効果的に抑制できる。例えばヘイズ値が90%以上であれば、所望の画質を得るためのパネル間距離Sの設計の自由度が高まる。但し、ヘイズ値が高くなると、輝度低下が懸念されることから、上述したように液晶パネル20を低解像度、モノクロ映像表示とすることが望ましい。また、後述するように、拡散層50のヘイズ値が90%よりも低くても、他の条件が適切に設定されることで、所望の画質を得ることが可能である。例えば、拡散層50がフロント側に配置されている場合には、ヘイズ値が70%以上に設定されることにより、モアレ低減の効果を得ることができる。
拡散層50のヘイズ値としては、他のパラメータに応じて、例えば70%程度以上の範囲内で設定することができる。
なお、拡散層50の構成は特に問わないが、一例としては、樹脂フィルム上または樹脂フィルム内に、ランダムに散布されたビーズを含む拡散フィルムが挙げられる。このような拡散フィルムでは、フィルム材料、ビーズ材料あるいはビーズ濃度などが調整されることで、ヘイズ値を設定することができる。また、拡散層50としては、上記のような拡散フィルムが1枚で用いられてもよいし、複数枚を積層したものが用いられてもよい。
(パネル間距離S,ヘイズ値の設定)
上記のように、本実施の形態では、液晶パネル10と液晶パネル20とを離間配置し、これらの空隙1Sに拡散層50を配置した構成を有する。このような構成において、所望の画質を実現するために、パネル設計の際には、パネル間距離Sと拡散層50のヘイズ値とを、以下のようにして設定することが望ましい。
上記のように、本実施の形態では、液晶パネル10と液晶パネル20とを離間配置し、これらの空隙1Sに拡散層50を配置した構成を有する。このような構成において、所望の画質を実現するために、パネル設計の際には、パネル間距離Sと拡散層50のヘイズ値とを、以下のようにして設定することが望ましい。
ここで、液晶表示装置1として、拡散層50を、液晶パネル10に隣接して配置したもの(図5)と、液晶パネル20に隣接して配置したもの(図6)とを用意し、パネル間距離Sと拡散層50のヘイズ値とを変化させて、画質の評価(官能試験)を行った。図7に、ヘイズ値が30%,62%,92%の各場合において、パネル間距離Sを0mm,5.3mm,8.6mm,15.2mmと変化させたときのモアレの評価結果を示す。図8に、ヘイズ値が30%,62%,92%の各場合において、パネル間距離Sを0mm,5.3mm,8.6mm,15.2mmと変化させたときの鮮鋭度(シャープネス)の評価結果を示す。但し、液晶パネル10の画素数を3840×2140、液晶パネル20の画素数を1920×1080とした。また、図7において、「A」はモアレが視認されなかったこと、「B」は若干のモアレが視認されたこと、「X」は重度のモアレが視認されたこと、をそれぞれ示す。また、図8では、「A」は鮮鋭度が良好であったこと、「B」は鮮鋭度の劣化が若干認められこと、「X」は鮮鋭度の劣化が顕著であったこと、をそれぞれ示す。
図7の結果から、液晶パネル10,20間に空隙1Sを設け(パネル間距離S>0とし)、この空隙1Sに拡散層50を配置することにより、モアレが抑制されることがわかる。また、パネル間距離Sが大きくなるほど、モアレ抑制に有利となる。更に、拡散層50をフロント側に配置した場合には、リア側に配置した場合に比べ、パネル間距離Sをより小さく、あるいはヘイズ値をより小さくしても、モアレの抑制効果が得られることがわかる。また、図8の結果から、鮮鋭度についても、上記と同様の傾向がみられた。
ここで、参考例として、図9Aに鮮鋭度が良好でない写真を、図9Bに鮮鋭度が良好である写真をそれぞれ示す。鮮鋭度が視認性に大きく影響を与えることがわかる。この鮮鋭度は、例えば液晶パネル20に形成された配線などが液晶パネル10を透過して視認されることによって劣化する。
図10に、横軸をパネル間距離Sとし、縦軸をヘイズ値として、上記結果のうち鮮鋭度評価が「A」であった組み合わせをプロットしたものを示す。このように、ヘイズ値とパネル間距離Sとの間には相関があり、拡散層50をフロント側に配置した場合には、例えば破線で示した境界線A1よりも上側の範囲(網掛け部分)内となるように、パネル間距離Sとヘイズ値とを設定することが望ましい。また、拡散層50をリア側に配置した場合には、例えば一点鎖線で示した境界線A2よりも上側の範囲内となるように、パネル間距離Sとヘイズ値とを設定することが望ましい。モアレを抑制しつつ良好な鮮鋭度を得ることができ、高画質化により有利となるためである。
(二重画を考慮した場合)
図11は、いわゆる二重画を考慮した映像表示手法を説明するための液晶パネル10,20の断面模式図である。上記のような液晶表示装置1では、液晶パネル20に表示する映像の比率を変化させることで、二重画を考慮した映像表示を行うことができる。
図11は、いわゆる二重画を考慮した映像表示手法を説明するための液晶パネル10,20の断面模式図である。上記のような液晶表示装置1では、液晶パネル20に表示する映像の比率を変化させることで、二重画を考慮した映像表示を行うことができる。
ここで、液晶パネル20には、液晶パネル10に表示される1または複数の画像要素(第1の画像要素)のそれぞれに対応する1または複数の画像要素(第2の画像要素)が表示される。この例では、液晶パネル20の画像要素(画像要素a12)の幅B2が、液晶パネル10の画像要素(画像要素a11)の幅B1よりも大きくなるように表示される。換言すると、液晶パネル20では、液晶パネル10の表示映像をぼやかした(ぼかした)ような映像が表示される。このため、液晶パネル20では、パネル本来の解像度よりも落ちた解像度の画像が表示される。
1つの画像要素a12の幅B2は、以下の式(1)を満たして設定されるとよい。但し、θを表示面に垂直な正面方向を0°とした場合の傾斜角とし、B’をぼやかしに必要な長さ(ここでは、幅B2と幅B1との差の1/2に相当)とし、dを液晶パネル10の表示面と液晶パネル20の表示面との間の距離とする。
B’=d・tanθ ……(1)
B’=d・tanθ ……(1)
これにより、角度(視野角)θで斜め方向から表示面を見た場合に、二重画が見えにくくなり、視認性を向上させることができる。例えば、複数枚の液晶パネルを用いて、「20」という文字を表示する場合、正面から表示面をみると、「20」の文字がはっきり視認できる(図12A)が、斜めから表示面をみると、良好な視認性が得られない(図12B)。これに対し、図11に示したように、液晶パネル20において、画像要素の幅を液晶パネル10よりも大きく確保する(画像をぼやかす)ことにより、上記のような二重画が視認されにくくなる。
図13に、パネル間距離Sと液晶パネル20の分割数との関係について示す。なお、液晶パネル10の対向基板14の厚みを0.7mm、偏光板11bの厚みを0.2mmとし、角度θを30°,45°,60°,75°と変化させた場合のそれぞれの特性について示す。また、分割数は、液晶パネル20の表示映像における解像度であり、液晶パネル20の画素数を最大値として、ぼかし画像を表示する(解像度を落とす)ことで減少する。この分割数は、図13に示したように、パネル間距離Sが大きくなるに従って減少する傾向がある。このため、二重画を考慮する範囲を例えば角度30°までとし、かつ分割数10000を目標値とすると、パネル間距離Sは8mm以下であることが望ましい。分割数が減少、すなわち解像度が落ちると、モノクロの画像を表示した場合に、白の画像の周りの黒が若干浮き上がる(白の部分と黒の部分との境界が灰色にみえる)、フレアと呼ばれる現象が生じ易くなる。分割数が10000程度までは、そのフレアを許容範囲内に抑えつつ、ぼかし画像を表示して二重画を抑制することができる。
したがって、上述したモアレおよび鮮鋭度に加え、さらに二重画を考慮した場合のパネル間距離Sとヘイズ値との好適範囲は、例えば図14の網掛け部分とすることができる。具体的には、拡散層50を液晶パネル10に隣接して配置し、パネル間距離Sを8mm以下とし、かつヘイズ値を70%以上とすることができる。これにより、モアレ、鮮鋭度劣化および二重画を抑制した、高画質な映像表示を実現可能となる。なお、上述した好適範囲は、画素幅(解像度)が異なるパネルに対しても同様に適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
[作用、効果]
液晶表示装置1では、図1に示したように、外部から映像信号Dinが映像信号処理部41へ入力されると、映像信号処理部41において、所定の画像処理が行われると共に、液晶パネル10用の映像信号D1と、液晶パネル20用の映像信号D2とが生成され、タイミング制御部40へ供給される。タイミング制御部40の制御に応じて、パネル駆動部110が駆動され、液晶パネル10の画素P1が線順次駆動されると共に、各画素P1に映像信号D1に基づく映像電圧が供給される。また、この液晶パネル10の駆動タイミングに同期して、パネル駆動部120が駆動され、液晶パネル20の画素P2が線順次駆動されると共に、各画素P2に映像信号D2に基づく映像電圧が供給される。一方、タイミング制御部40の制御に応じて、バックライト駆動部130が、バックライト30を点灯駆動する。
液晶表示装置1では、図1に示したように、外部から映像信号Dinが映像信号処理部41へ入力されると、映像信号処理部41において、所定の画像処理が行われると共に、液晶パネル10用の映像信号D1と、液晶パネル20用の映像信号D2とが生成され、タイミング制御部40へ供給される。タイミング制御部40の制御に応じて、パネル駆動部110が駆動され、液晶パネル10の画素P1が線順次駆動されると共に、各画素P1に映像信号D1に基づく映像電圧が供給される。また、この液晶パネル10の駆動タイミングに同期して、パネル駆動部120が駆動され、液晶パネル20の画素P2が線順次駆動されると共に、各画素P2に映像信号D2に基づく映像電圧が供給される。一方、タイミング制御部40の制御に応じて、バックライト駆動部130が、バックライト30を点灯駆動する。
これにより、液晶パネル10では、バックライト30からの出射光に基づく入射光が、映像信号D1に基づいて画素P1毎に変調され、カラーの映像(高解像度)が表示される。一方、液晶パネル20では、バックライト30から出射された光が、映像信号D2に基づいて画素P2毎に変調される。このとき、液晶パネル20では、液晶パネル10の表示映像に対応するモノクロの映像(低解像度)が表示される。換言すると、液晶パネル20に表示される映像は、液晶パネル10に表示されるカラーの映像をモノクロ化し、更に解像度を落としたものである。観察者は、これらの液晶パネル10,20のそれぞれの表示映像が重畳したものを視認することとなる。
このように、液晶パネル10,20を用いて映像表示を行うことにより、1枚の液晶パネルを用いて映像表示を行う場合よりも、黒輝度が低減され(黒色がより黒く表現され)、コントラスト比が高くなる。
ところが、複数枚の液晶パネルを重ねて配置し、それぞれの液晶パネルにおいて映像表示を行うと、モアレを生じ易く、画質低下を招く。そこで、液晶パネル10,20間に拡散層50が配置されることで、そのようなモアレが抑制される。一方、拡散層50の配置により、輝度低下が生じる。
これに対し、本実施の形態では、液晶パネル10と液晶パネル20とが離間して配置され(液晶パネル10と液晶パネル20との間に空隙1Sを有し)、かつ、その空隙1Sに拡散層50が配置されることにより、輝度低下を抑えつつモアレの発生が抑制される。
また、拡散層50がフロント側に(液晶パネル10に近い位置に、より望ましくは液晶パネル10に隣接して)配置されることで、リア側に配置される場合に比べ、モアレ抑制および鮮鋭度向上に有利となる。
さらに、液晶パネル20がカラーフィルタを持たず、モノクロの映像表示を行うことにより、カラーフィルタによる光吸収がなく、高輝度化に有利となる。
加えて、液晶パネル20が液晶パネル10よりも低解像度であることにより、解像度が液晶パネル10と同程度である場合に比べ、輝度向上およびモアレ抑制に有利となる。
また、液晶パネル20の画素幅を液晶パネル10よりも大きくした場合、液晶パネル10を出射後の表示映像において、鮮鋭度が劣化することがあるが、上記のような液晶パネル10,20の離間配置と拡散層50の配置により、鮮鋭度の劣化についても抑制される。
以上説明したように、本実施の形態では、液晶パネル10,20が離間して配置され、かつこれらのパネル間に拡散層50が配置されるようにしたので、黒輝度を低減しつつ輝度低下を抑制すると共に、モアレを抑制することができる。よって、コントラスト比を向上させつつ画質の低下を抑制することが可能となる。
以下、上記実施の形態の変形例について説明する。尚、上記実施の形態と同一の構成要素については同一の符号を付し説明を省略する。
<変形例1>
図15は、変形例1に係る液晶表示装置の断面構成を表したものである。上記実施の形態等では、液晶パネル10,20間を空隙1Sとしたが、本変形例のように、パネル間に透明材料層60を形成してもよい。透明材料層60は、透明で偏光を乱さないような材料から構成されていればよい。例えば、透明材料層60として、板状(フィルム状)のものが液晶パネル10と液晶パネル20との間に挟まれていてもよい。この透明材料層60の厚みを調整することで、パネル間距離Sを調整可能である。また、拡散層50は、上述した理由から、液晶パネル10に隣接して配置されることが望ましい。このような構成によっても、上記実施の形態等と同等の効果を得ることができる。
図15は、変形例1に係る液晶表示装置の断面構成を表したものである。上記実施の形態等では、液晶パネル10,20間を空隙1Sとしたが、本変形例のように、パネル間に透明材料層60を形成してもよい。透明材料層60は、透明で偏光を乱さないような材料から構成されていればよい。例えば、透明材料層60として、板状(フィルム状)のものが液晶パネル10と液晶パネル20との間に挟まれていてもよい。この透明材料層60の厚みを調整することで、パネル間距離Sを調整可能である。また、拡散層50は、上述した理由から、液晶パネル10に隣接して配置されることが望ましい。このような構成によっても、上記実施の形態等と同等の効果を得ることができる。
<変形例2>
図16は、変形例2に係る液晶表示装置の断面構成を表したものである。本変形例では、上記実施の形態と同様、液晶パネル10,20間に空隙1Sを有し、拡散層50が液晶パネル10に隣接して配置されている。但し、本変形例では、空隙1Sの端部(周縁)に、反射材70が設けられている。このような反射材70を設けることで、液晶パネル10と液晶パネル20とを離間して配置した場合であっても、液晶パネル20の外側部分が表示映像に映り込む(枠状に暗い部分が映る)ことを抑制することができる。これにより、上記実施の形態と同等の効果を得ると共に、高画質化に有利となる。
図16は、変形例2に係る液晶表示装置の断面構成を表したものである。本変形例では、上記実施の形態と同様、液晶パネル10,20間に空隙1Sを有し、拡散層50が液晶パネル10に隣接して配置されている。但し、本変形例では、空隙1Sの端部(周縁)に、反射材70が設けられている。このような反射材70を設けることで、液晶パネル10と液晶パネル20とを離間して配置した場合であっても、液晶パネル20の外側部分が表示映像に映り込む(枠状に暗い部分が映る)ことを抑制することができる。これにより、上記実施の形態と同等の効果を得ると共に、高画質化に有利となる。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて説明したが、本開示内容はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、2枚の液晶パネル10,20を用いて映像表示を行う構成を例示したが、本開示の液晶表示装置は、3枚以上の液晶パネルを用いたものであってもよい。また、上記実施の形態等において説明した効果は一例であり、他の効果であってもよいし、更に他の効果を含んでいてもよい。
尚、本開示は、以下のような構成であってもよい。
(1)
光源部と、
映像信号に基づく第1の映像が表示される第1の液晶パネルと、
前記光源部と前記第1の液晶パネルとの間に配置され、前記第1の映像に対応する第2の映像が表示される第2の液晶パネルと
を備え、
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとが離間して配置され、
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に拡散層が配置されている
液晶表示装置。
(2)
前記拡散層は、前記第2の液晶パネルよりも前記第1の液晶パネルに近い位置に配置されている
上記(1)に記載の液晶表示装置。
(3)
前記拡散層は、前記第1の液晶パネルに隣接して配置されている
上記(2)に記載の液晶表示装置。
(4)
前記拡散層のヘイズ値は70%以上である
上記(3)に記載の液晶表示装置。
(5)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間の距離は8mm以下である
上記(4)に記載の液晶表示装置。
(6)
前記拡散層のヘイズ値は90%以上である
上記(1)に記載の液晶表示装置。
(7)
前記第2の液晶パネルは、前記第1の液晶パネルよりも低解像度である
上記(1)〜(6)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(8)
前記第1の液晶は、1または複数の第1の画像要素を含み、
前記第2の映像は、各第1の画像要素に対応して、かつ該第1の画像要素よりも幅の大きな第2の画像要素を含む
上記(1)〜(7)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(9)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に空隙を有する
上記(1)〜(8)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(10)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に透明材料層が形成されている
上記(1)〜(9)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(11)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間のパネル端部に反射材が設けられている
上記(1)〜(10)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(12)
前記第1の映像はカラーの映像であり、
前記第2の映像はモノクロの映像である
上記(1)〜(11)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(1)
光源部と、
映像信号に基づく第1の映像が表示される第1の液晶パネルと、
前記光源部と前記第1の液晶パネルとの間に配置され、前記第1の映像に対応する第2の映像が表示される第2の液晶パネルと
を備え、
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとが離間して配置され、
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に拡散層が配置されている
液晶表示装置。
(2)
前記拡散層は、前記第2の液晶パネルよりも前記第1の液晶パネルに近い位置に配置されている
上記(1)に記載の液晶表示装置。
(3)
前記拡散層は、前記第1の液晶パネルに隣接して配置されている
上記(2)に記載の液晶表示装置。
(4)
前記拡散層のヘイズ値は70%以上である
上記(3)に記載の液晶表示装置。
(5)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間の距離は8mm以下である
上記(4)に記載の液晶表示装置。
(6)
前記拡散層のヘイズ値は90%以上である
上記(1)に記載の液晶表示装置。
(7)
前記第2の液晶パネルは、前記第1の液晶パネルよりも低解像度である
上記(1)〜(6)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(8)
前記第1の液晶は、1または複数の第1の画像要素を含み、
前記第2の映像は、各第1の画像要素に対応して、かつ該第1の画像要素よりも幅の大きな第2の画像要素を含む
上記(1)〜(7)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(9)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に空隙を有する
上記(1)〜(8)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(10)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に透明材料層が形成されている
上記(1)〜(9)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(11)
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間のパネル端部に反射材が設けられている
上記(1)〜(10)のいずれかに記載の液晶表示装置。
(12)
前記第1の映像はカラーの映像であり、
前記第2の映像はモノクロの映像である
上記(1)〜(11)のいずれかに記載の液晶表示装置。
1…液晶表示装置、10,20…液晶パネル,30…バックライト、40…タイミング制御部、41…映像信号処理部、50…拡散材、60…透明材料層、70…反射材、110,120…パネル駆動部、130…バックライト駆動部、P1,P2…画素、A…表示面、S…パネル間距離、1S…空隙。
Claims (12)
- 光源部と、
映像信号に基づく第1の映像が表示される第1の液晶パネルと、
前記光源部と前記第1の液晶パネルとの間に配置され、前記第1の映像に対応する第2の映像が表示される第2の液晶パネルと
を備え、
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとが離間して配置され、
前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に拡散層が配置されている
液晶表示装置。 - 前記拡散層は、前記第2の液晶パネルよりも前記第1の液晶パネルに近い位置に配置されている
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記拡散層は、前記第1の液晶パネルに隣接して配置されている
請求項2に記載の液晶表示装置。 - 前記拡散層のヘイズ値は70%以上である
請求項3に記載の液晶表示装置。 - 前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間の距離は8mm以下である
請求項4に記載の液晶表示装置。 - 前記拡散層のヘイズ値は90%以上である
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記第2の液晶パネルは、前記第1の液晶パネルよりも低解像度である
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記第1の液晶は、1または複数の第1の画像要素を含み、
前記第2の映像は、各第1の画像要素に対応して、かつ該第1の画像要素よりも幅の大きな第2の画像要素を含む
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に空隙を有する
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間に透明材料層が形成されている
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記第1の液晶パネルと前記第2の液晶パネルとの間のパネル端部に反射材が設けられている
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記第1の映像はカラーの映像であり、
前記第2の映像はモノクロの映像である
請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014066924A JP2015191052A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014066924A JP2015191052A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015191052A true JP2015191052A (ja) | 2015-11-02 |
Family
ID=54425602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014066924A Pending JP2015191052A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 液晶表示装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015191052A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019095775A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | パナソニック液晶ディスプレイ株式会社 | 液晶表示装置 |
US10401693B2 (en) | 2016-07-29 | 2019-09-03 | Panasonic Liquid Crystal Display Co., Ltd. | Liquid crystal module and liquid crystal display device |
KR20190132205A (ko) | 2018-05-18 | 2019-11-27 | 린텍 가부시키가이샤 | 무아레 억제 필름, 무아레 억제 필름 적층체, 무아레 억제 필름을 구비한 복합 표시 장치 |
US11054697B2 (en) | 2017-11-21 | 2021-07-06 | Panasonic Liquid Crystal Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device with plural display panels and surface irregularities |
-
2014
- 2014-03-27 JP JP2014066924A patent/JP2015191052A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10401693B2 (en) | 2016-07-29 | 2019-09-03 | Panasonic Liquid Crystal Display Co., Ltd. | Liquid crystal module and liquid crystal display device |
JP2019095775A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | パナソニック液晶ディスプレイ株式会社 | 液晶表示装置 |
US11054697B2 (en) | 2017-11-21 | 2021-07-06 | Panasonic Liquid Crystal Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device with plural display panels and surface irregularities |
KR20190132205A (ko) | 2018-05-18 | 2019-11-27 | 린텍 가부시키가이샤 | 무아레 억제 필름, 무아레 억제 필름 적층체, 무아레 억제 필름을 구비한 복합 표시 장치 |
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