JP2015176031A - 配列型表示装置 - Google Patents
配列型表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015176031A JP2015176031A JP2014053351A JP2014053351A JP2015176031A JP 2015176031 A JP2015176031 A JP 2015176031A JP 2014053351 A JP2014053351 A JP 2014053351A JP 2014053351 A JP2014053351 A JP 2014053351A JP 2015176031 A JP2015176031 A JP 2015176031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- display device
- transparent plate
- array type
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
【課題】表示装置間の非表示領域の視認が大幅に低減され、画像の連続性が高く、表示面の外周側の斜め方向に対しても映像を良好に表示することができる配列型表示装置を提供する。
【解決手段】配列型表示装置1は、表示装置10Aを複数配列して形成されており、表示装置10Aは、表示部11Aの外周側に非表示部12Aを有し、表示部11Aより観察者側に、表示部11A及び非表示部12Aを被覆する透明板20Aを備え、透明板20Aは、隣り合う透明板と接して配置され、観察者側の面の外周部であって、表示部11Aの表示面の法線方向から見て少なくとも非表示部12Aに相当する位置に設けられ、表示部11Aから出射し、透明板20Aを透過してきた光の一部の進行方向を、透明板20Aの外周側から内側へ偏向させる偏向部22Aを有し、表示部11Aの少なくとも一部は、非表示部12Aと隣接する位置において透明板20Aと光学密着している。
【選択図】図3
【解決手段】配列型表示装置1は、表示装置10Aを複数配列して形成されており、表示装置10Aは、表示部11Aの外周側に非表示部12Aを有し、表示部11Aより観察者側に、表示部11A及び非表示部12Aを被覆する透明板20Aを備え、透明板20Aは、隣り合う透明板と接して配置され、観察者側の面の外周部であって、表示部11Aの表示面の法線方向から見て少なくとも非表示部12Aに相当する位置に設けられ、表示部11Aから出射し、透明板20Aを透過してきた光の一部の進行方向を、透明板20Aの外周側から内側へ偏向させる偏向部22Aを有し、表示部11Aの少なくとも一部は、非表示部12Aと隣接する位置において透明板20Aと光学密着している。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数の表示装置を配列して表示画面を形成する配列型表示装置に関するものである。
背面投射型表示装置、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)(有機LED(light−emitting diode))表示装置等を複数配列して、画面サイズを拡大した配列型表示装置は、数十インチ以上の大型の表示画面が必要なデジタルサイネイジや制御監視等に広く用いられている。
このような配列型表示装置に関しては、より良好な画像を表示するために、その画面の耐候性や画面の平面性、視認性の向上等が図られている(例えば、特許文献1参照)。
このような配列型表示装置に関しては、より良好な画像を表示するために、その画面の耐候性や画面の平面性、視認性の向上等が図られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、例えば、背面投射型表示装置では、背面投射型スクリーンを保持するための枠構造が必要であり、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機EL表示装置では、表示装置の表示部がガラス製のパネルであるので、パネルを保持するための枠構造が必要である。
そのため、これらの枠構造等によって、いずれの表示装置においても表示装置の外周部に画像の表示できない非表示領域が生じる。そして、これらを平面上に配列して配列型表示装置を構成すると、表示装置間に、画像の表示できない非表示領域によって枠状の継目部分(目地部分)ができてしまう。この表示装置間の継目部分は、映像が表示されないため、画像の連続性が低下してその画質が低下する等の問題がある。
そのため、これらの枠構造等によって、いずれの表示装置においても表示装置の外周部に画像の表示できない非表示領域が生じる。そして、これらを平面上に配列して配列型表示装置を構成すると、表示装置間に、画像の表示できない非表示領域によって枠状の継目部分(目地部分)ができてしまう。この表示装置間の継目部分は、映像が表示されないため、画像の連続性が低下してその画質が低下する等の問題がある。
特許文献1では、表示装置の非表示部及び表示部を覆う透明板の非表示部に対応する位置に曲面(偏向部)を設け、透明板の偏向部においても表示部の光を正面方向に偏向させ、表示装置間の継目部分における画像の連続性の低下を抑制する配列型表示装置が提案されている。しかし、このような配列型表示装置は、装置の外周側の斜め方向から表示面を見た場合に、偏向部から外周側に向かって出射する光量が少ないため、その偏向部において画像が十分に表示されず、非表示領域が視認されてしまう場合があった。
本発明の課題は、表示装置間の非表示領域の視認が大幅に低減され、画像の連続性が高く、表示面の外周側の斜め方向に対しても映像を良好に表示することができる配列型表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、複数の表示装置(10A〜10D)を配列して形成された配列型表示装置(1)であって、前記複数の表示装置は、それぞれ、画像を表示可能な表示部(11A〜11D)の外周側に画像を表示しない非表示部(12A〜12D)を有し、前記複数の表示装置は、それぞれ、前記表示部より観察者側に、前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板(20A〜20D)を備え、前記各透明板は、隣り合う透明板と接して配置され、観察者側の面の外周部であって、前記表示部の表示面の法線方向から見て少なくとも前記非表示部に相当する位置に設けられ、前記表示部から出射し、前記透明板を透過してきた光の少なくとも一部の進行方向を、前記透明板の外周側から内側へ偏向させる偏向部(22A〜22D)を有し、前記表示装置の前記表示部の少なくとも一部は、前記非表示部と隣接する位置において前記透明板と光学密着していること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の配列型表示装置(1)において、前記偏向部(22A〜22D)は、前記表示部(11A〜11D)の表示面の法線方向から見て、前記非表示部(12A〜12D)に相当する領域と、その領域に隣接し前記表示部に相当する領域の少なくとも一部とに設けられており、前記表示装置(10A〜10D)の前記表示部は、前記表示部の表示面の法線方向から見て前記偏向部と重なる領域において、前記透明板と光学密着していること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配列型表示装置(1)において、前記表示部(11A〜11D)及び前記透明板(20A〜20D)は、前記表示部及び前記透明板間に密着部材(40)を挟み込むことにより光学密着していること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の配列型表示装置(1)において、前記密着部材(40)は、粘着剤により形成されていること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の配列型表示装置(1)において、前記密着部材(40)の光の屈折率は、前記透明板(20A〜20D)の屈折率と同等であること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項1の発明は、複数の表示装置(10A〜10D)を配列して形成された配列型表示装置(1)であって、前記複数の表示装置は、それぞれ、画像を表示可能な表示部(11A〜11D)の外周側に画像を表示しない非表示部(12A〜12D)を有し、前記複数の表示装置は、それぞれ、前記表示部より観察者側に、前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板(20A〜20D)を備え、前記各透明板は、隣り合う透明板と接して配置され、観察者側の面の外周部であって、前記表示部の表示面の法線方向から見て少なくとも前記非表示部に相当する位置に設けられ、前記表示部から出射し、前記透明板を透過してきた光の少なくとも一部の進行方向を、前記透明板の外周側から内側へ偏向させる偏向部(22A〜22D)を有し、前記表示装置の前記表示部の少なくとも一部は、前記非表示部と隣接する位置において前記透明板と光学密着していること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の配列型表示装置(1)において、前記偏向部(22A〜22D)は、前記表示部(11A〜11D)の表示面の法線方向から見て、前記非表示部(12A〜12D)に相当する領域と、その領域に隣接し前記表示部に相当する領域の少なくとも一部とに設けられており、前記表示装置(10A〜10D)の前記表示部は、前記表示部の表示面の法線方向から見て前記偏向部と重なる領域において、前記透明板と光学密着していること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配列型表示装置(1)において、前記表示部(11A〜11D)及び前記透明板(20A〜20D)は、前記表示部及び前記透明板間に密着部材(40)を挟み込むことにより光学密着していること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の配列型表示装置(1)において、前記密着部材(40)は、粘着剤により形成されていること、を特徴とする配列型表示装置である。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の配列型表示装置(1)において、前記密着部材(40)の光の屈折率は、前記透明板(20A〜20D)の屈折率と同等であること、を特徴とする配列型表示装置である。
本発明によれば、表示装置間の非表示領域の視認が大幅に低減され、画像の連続性が高く、表示面の外周側の斜め方向に対しても映像を良好に表示することができる配列型表示装置を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
また、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、シート、板、フィルムの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
さらに、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
また、板、シート等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、シート、板、フィルムの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
さらに、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
(実施形態)
図1は、本実施形態の配列型表示装置1を説明する斜視図である。
なお、図1及び以下で説明する図において、配列型表示装置1の厚み方向をZ方向、表示面の面内方向をそれぞれ、X方向、Y方向とする。また、観察者が配列型表示装置1の表示面を見る正面側(観察者側)を+Z側とし、その反対側(背面側)を−Z側とする。
図2は、本実施形態の配列型表示装置1の詳細を説明する図である。図2(a)は、図1に示す矢印A1−A2に沿って配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)に平行に切断した断面を示した図である。図2(b)は、表示装置10Aを正面側(+Z側)から見た平面図である。図2(c)は、透明板20Aを正面側(+Z側)から見た平面図であり、図2(d)は、透明板20Aを表示装置10A側(背面側、−Z側)から見た平面図である。なお、図2(b)〜(d)では、代表として表示装置10A、透明板20Aのみを示しているが、表示装置10B〜10D、透明板20B〜20Dについても同様である。
図1は、本実施形態の配列型表示装置1を説明する斜視図である。
なお、図1及び以下で説明する図において、配列型表示装置1の厚み方向をZ方向、表示面の面内方向をそれぞれ、X方向、Y方向とする。また、観察者が配列型表示装置1の表示面を見る正面側(観察者側)を+Z側とし、その反対側(背面側)を−Z側とする。
図2は、本実施形態の配列型表示装置1の詳細を説明する図である。図2(a)は、図1に示す矢印A1−A2に沿って配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)に平行に切断した断面を示した図である。図2(b)は、表示装置10Aを正面側(+Z側)から見た平面図である。図2(c)は、透明板20Aを正面側(+Z側)から見た平面図であり、図2(d)は、透明板20Aを表示装置10A側(背面側、−Z側)から見た平面図である。なお、図2(b)〜(d)では、代表として表示装置10A、透明板20Aのみを示しているが、表示装置10B〜10D、透明板20B〜20Dについても同様である。
本実施形態の配列型表示装置1は、表示装置部10と、透明板部20とを備えている。透明板部20は、表示装置部10の観察者側に設けられており、本実施形態では、透明板部20と表示装置部10との間に設けられた接合層30(図2(a)及び後述の図3参照)を介して表示装置部10に一体に接合されている。
また、透明板部20と表示装置部10との間には、図2(a)に示すように、表示面の法線方向(Z方向)から見て接合層30よりも内側であって、接合層30に隣接して密着層40が設けられている。
また、透明板部20と表示装置部10との間には、図2(a)に示すように、表示面の法線方向(Z方向)から見て接合層30よりも内側であって、接合層30に隣接して密着層40が設けられている。
表示装置部10は、映像を表示する表示装置が複数配列されて形成されている。
本実施形態の表示装置部10は、図1及び図2に示すように、表示装置10A〜10Dが、その映像を表示可能な表示部11A〜11Dの観察側表面(表示面)が1つの平面上に位置するように互いに隣接して配列されている。
この表示装置10A〜10Dは、縦横(使用状態における配列型表示装置の画面上下方向及び画面左右方向)に2つずつ配列されている。なお、配列型表示装置1を形成する表示装置の数は、所望される画面サイズの大きさ等に伴い変更可能であり、4つに限らず、2つとしてもよいし、6つや8つ等としてもよい。また、配列方向についても、適宜設定してよい。
以下、表示装置10Aについて説明するが、表示装置10B〜10Dについても同様である。
本実施形態の表示装置部10は、図1及び図2に示すように、表示装置10A〜10Dが、その映像を表示可能な表示部11A〜11Dの観察側表面(表示面)が1つの平面上に位置するように互いに隣接して配列されている。
この表示装置10A〜10Dは、縦横(使用状態における配列型表示装置の画面上下方向及び画面左右方向)に2つずつ配列されている。なお、配列型表示装置1を形成する表示装置の数は、所望される画面サイズの大きさ等に伴い変更可能であり、4つに限らず、2つとしてもよいし、6つや8つ等としてもよい。また、配列方向についても、適宜設定してよい。
以下、表示装置10Aについて説明するが、表示装置10B〜10Dについても同様である。
図2(b)に示すように、表示装置10Aは、その表示部11Aの表示面の法線方向の観察者側(表示装置10Aの正面側、+Z側)から見て、映像を表示可能な表示画面となる表示部11Aと、表示部11Aの外周を囲むように位置し、枠部材や電極部等によって映像を表示できない非表示部12Aとを有する。
本実施形態の表示部11Aは、表示部11Aの表示面の法線方向(表示装置10Aの厚み方向、Z方向)から見て、略矩形状であり、その外周側に表示部11Aに隣接して非表示部12Aが位置している。
この表示装置10A〜10Dは、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機EL表示装置(有機LED表示装置)等としてもよいし、背面投射型表示装置としてもよい。
本実施形態の表示部11Aは、表示部11Aの表示面の法線方向(表示装置10Aの厚み方向、Z方向)から見て、略矩形状であり、その外周側に表示部11Aに隣接して非表示部12Aが位置している。
この表示装置10A〜10Dは、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機EL表示装置(有機LED表示装置)等としてもよいし、背面投射型表示装置としてもよい。
透明板部20は、表示装置部10の観察者側(+Z側)に配置された透明な略平板状の部材である。本実施形態の透明板部20は、図1に示すように、透明板20A〜20Dが、縦横(使用状態における配列型表示装置の画面上下方向及び画面左右方向)に2つずつ隣接して配列され、略平板状となっている。
透明板20A、20B、20C、20Dは、それぞれ、表示装置10A、10B、10C、10Dに対応する位置に配置されている。配列型表示装置1の表示面の法線方向(Z方向)から見たとき、透明板20A〜20Dの大きさ、外形は、それぞれ、対応する表示装置10A〜10Dの大きさ、外形に一致している。また、図2(c)に示すように、透明板20A〜20Dは、いずれも、略平板状の部材であり、板面(XY平面)の法線方向(Z方向)から見て略矩形状となっている。
ここで、透明板20A〜20Dの板面とは、各透明板において、その透明板全体として見たときにおける、透明板の平面方向となる面を示すものである。この板面は、表示装置10A〜10Dの表示面に平行な面であり、配列型表示装置1としての画面に平行な面であるとする。
透明板20A、20B、20C、20Dは、それぞれ、表示装置10A、10B、10C、10Dに対応する位置に配置されている。配列型表示装置1の表示面の法線方向(Z方向)から見たとき、透明板20A〜20Dの大きさ、外形は、それぞれ、対応する表示装置10A〜10Dの大きさ、外形に一致している。また、図2(c)に示すように、透明板20A〜20Dは、いずれも、略平板状の部材であり、板面(XY平面)の法線方向(Z方向)から見て略矩形状となっている。
ここで、透明板20A〜20Dの板面とは、各透明板において、その透明板全体として見たときにおける、透明板の平面方向となる面を示すものである。この板面は、表示装置10A〜10Dの表示面に平行な面であり、配列型表示装置1としての画面に平行な面であるとする。
透明板20A〜20Dは、光透過性の高い部材を用いて形成されることが好ましく、透明な部材を用いることが好ましい。
透明板20A〜20Dの材料としては、ポリカーボネート(PC)樹脂、アクリル系樹脂、スチレン樹脂、オレフィン系樹脂、ガラス、セラミック等を適宜選択して用いることができる。また、透明板20A〜20Dは、前述の材料を用いて、射出成形法、キャスト成形法等により形成される。
以下、透明板20Aについて主に説明するが、透明板20B〜20Dについても同様である。
透明板20A〜20Dの材料としては、ポリカーボネート(PC)樹脂、アクリル系樹脂、スチレン樹脂、オレフィン系樹脂、ガラス、セラミック等を適宜選択して用いることができる。また、透明板20A〜20Dは、前述の材料を用いて、射出成形法、キャスト成形法等により形成される。
以下、透明板20Aについて主に説明するが、透明板20B〜20Dについても同様である。
図2(c)に示すように、透明板20Aは、観察者側(出光側、+Z側)の面に、平面部21Aと、平面部21Aよりも外周側に位置する偏向部22Aとを備えている。
また、透明板20Aは、図2(d)に示すように、表示装置部10側(入光側、−Z側)の面に、平面部21Aに平行な入光部23Aと、入光部23Aよりも外周側に設けられた密着部24Aと、密着部24Aよりも外周側であって非表示部12Aに対応する領域に設けられた接合部25Aとを有している。
ここで、接合部25Aには、透明板20Aを表示装置10Aに接合する接合層30が配置され、また、密着部24Aには、透明板20Aを表示装置10Aの表示部11Aに光学密着させる密着層40が配置される。
また、透明板20Aは、その外周を囲むようにして、厚み方向(Z方向)に平行であって、平面部21、入光部23に直交する側面26Aが形成されている。
また、透明板20Aは、図2(d)に示すように、表示装置部10側(入光側、−Z側)の面に、平面部21Aに平行な入光部23Aと、入光部23Aよりも外周側に設けられた密着部24Aと、密着部24Aよりも外周側であって非表示部12Aに対応する領域に設けられた接合部25Aとを有している。
ここで、接合部25Aには、透明板20Aを表示装置10Aに接合する接合層30が配置され、また、密着部24Aには、透明板20Aを表示装置10Aの表示部11Aに光学密着させる密着層40が配置される。
また、透明板20Aは、その外周を囲むようにして、厚み方向(Z方向)に平行であって、平面部21、入光部23に直交する側面26Aが形成されている。
接合層30は、透明板部20と表示装置部10とを接合する接着剤である。具体的には、接合層30は、各透明板20A〜20Dの外周縁に形成された接合部25A〜25Dと、各表示装置10A〜10Dの非表示部12A〜12Dとをそれぞれ接合する。接合層30は、光透過性が高く、透明板部20と屈折率が等しく(若しくは屈折率差が略無いに等しく)、光学的に等価であるものを用いることが好ましい。
密着層40は、図2(a)に示すように、正面側(+Z側)から見て接合層30の内側端部に接しており、各透明板20A〜20Dの各密着部24A〜24D上と、各表示装置10A〜10Dの表示部11A〜11Dの外周縁上との間にそれぞれ設けられている。
この密着層40は、アクリル系樹脂から構成され、弾性を有し、透明又は略透明な粘着剤であり、透明板部20側(+Z側)の面及び表示装置部10側(−Z側)の面の両面に粘着性を有しており、各透明板20A〜20Dを各表示装置10A〜10Dの表示部11A〜11Dに光学密着させている。ここで、光学密着とは、2つの部材が隙間なく完全に密着している状態だけでなく、部材間に光の波長以下の隙間が存在し、略密着している状態も含むものをいう。
この密着層40は、アクリル系樹脂から構成され、弾性を有し、透明又は略透明な粘着剤であり、透明板部20側(+Z側)の面及び表示装置部10側(−Z側)の面の両面に粘着性を有しており、各透明板20A〜20Dを各表示装置10A〜10Dの表示部11A〜11Dに光学密着させている。ここで、光学密着とは、2つの部材が隙間なく完全に密着している状態だけでなく、部材間に光の波長以下の隙間が存在し、略密着している状態も含むものをいう。
密着層40は、その光の屈折率が、各透明板20A〜20Dの屈折率と同等である。これにより、密着層40に密着している表示部11から出射した光は、空気層を介さずに各透明板へと入射することができ、空気層を介して各透明板に入射する場合に比して透明板の界面における屈折の量を低減することができる。
ここで、密着層40の屈折率が各透明板20A〜20Dの屈折率と同等であるとは、密着層40の屈折率が、各透明板20A〜20Dの屈折率に等しい場合だけでなく、空気中の屈折率よりも各透明板20A〜20Dの屈折率に近似している場合も含むものをいう。
ここで、密着層40の屈折率が各透明板20A〜20Dの屈折率と同等であるとは、密着層40の屈折率が、各透明板20A〜20Dの屈折率に等しい場合だけでなく、空気中の屈折率よりも各透明板20A〜20Dの屈折率に近似している場合も含むものをいう。
ここで、偏向部22Aの詳細について説明する。
図3は、本実施形態の透明板及び表示装置の構成を説明する図である。この図3では、図1に示すA1−A2ラインに沿って配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)に平行に切断した断面の一部を拡大し、理解を容易にするために、表示装置10A及び透明板20Aのみを示し、かつ、表示装置10Aの構成に関しては大幅に簡略化して示している。
なお、図3においては、厚み方向(Z方向)に平行であって、表示装置10A及び透明板20AのX方向に平行な辺(側面)に直交する断面のみを示しているが、表示装置10A及び透明板20Aの形状は、その四辺において同様の形状である。また、以下の説明においては、理解を容易にするために、表示装置10A及び透明板20Aを挙げて説明するが、特に断りがある場合を除いて、他の表示装置10B〜10D及び透明板20B〜20Dにおいても同様の形状であるとする。
図3は、本実施形態の透明板及び表示装置の構成を説明する図である。この図3では、図1に示すA1−A2ラインに沿って配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)に平行に切断した断面の一部を拡大し、理解を容易にするために、表示装置10A及び透明板20Aのみを示し、かつ、表示装置10Aの構成に関しては大幅に簡略化して示している。
なお、図3においては、厚み方向(Z方向)に平行であって、表示装置10A及び透明板20AのX方向に平行な辺(側面)に直交する断面のみを示しているが、表示装置10A及び透明板20Aの形状は、その四辺において同様の形状である。また、以下の説明においては、理解を容易にするために、表示装置10A及び透明板20Aを挙げて説明するが、特に断りがある場合を除いて、他の表示装置10B〜10D及び透明板20B〜20Dにおいても同様の形状であるとする。
透明板20Aの出光側の平面部21Aは、表示部11Aの表示面(XY平面)に平行な面である。この平面部21Aを厚み方向(Z方向)から見た形状は、表示部11Aの表示面の形状に相似であり、本実施形態では、前述の図2(c)に示すように、矩形状となっている。
偏向部22Aは、平面部21Aよりも外周側に隣接して設けられている(図1及び図2(a)、(c)参照)。
本実施形態の偏向部22Aは、図3に示すように、観察者側に凸となる曲面であり、最も平面部21A側(+Y側)となる点T4から透明板20Aの外周側(−Y側)に向かうにつれて、その点における透明板20Aの厚みが薄くなるように形成されている。従って、偏向部22Aにおいて、最も外周側となる点T1は、厚み方向(Z方向)において最も表示装置10A側(−Z側)に位置している。
また、偏向部22Aは、その表面上の任意の点における接平面と表示部11Aの表示面に平行な面(平面部21Aに平行な面、XY平面)とがなす角度γ1が、透明板20Aの外周側に向かうにつれて次第に大きくなっている。
図3に示す断面において、偏向部22Aの幅W1は、非表示部12Aの幅W2に対して、W1>W2となるように形成されている。
偏向部22Aは、平面部21Aよりも外周側に隣接して設けられている(図1及び図2(a)、(c)参照)。
本実施形態の偏向部22Aは、図3に示すように、観察者側に凸となる曲面であり、最も平面部21A側(+Y側)となる点T4から透明板20Aの外周側(−Y側)に向かうにつれて、その点における透明板20Aの厚みが薄くなるように形成されている。従って、偏向部22Aにおいて、最も外周側となる点T1は、厚み方向(Z方向)において最も表示装置10A側(−Z側)に位置している。
また、偏向部22Aは、その表面上の任意の点における接平面と表示部11Aの表示面に平行な面(平面部21Aに平行な面、XY平面)とがなす角度γ1が、透明板20Aの外周側に向かうにつれて次第に大きくなっている。
図3に示す断面において、偏向部22Aの幅W1は、非表示部12Aの幅W2に対して、W1>W2となるように形成されている。
透明板20Aの入光側(表示装置10A側、−Z側)の面は、図2に示すように、透明板20Aの観察者側(+Z側)の面に略平行な面であり、正面から見た形状が矩形状に形成されている。また、透明板20Aの入光側の面は、表示装置10Aの表示部11Aの観察者側(+Z側)の面にも平行となる。この透明板20の入光側の面は、上述したように、入光部23A、密着部24A、接合部25Aから構成されている。
入光部23Aは、表示装置10Aの表示部11Aに対向する位置に設けられた面であり、配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)から見た形状が矩形状であり、表示部11Aの外形より小さく形成されている。
入光部23Aは、表示装置10Aの表示部11Aに対向する位置に設けられた面であり、配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)から見た形状が矩形状であり、表示部11Aの外形より小さく形成されている。
密着部24Aは、入光部23Aと接合部25Aとの間に設けられ、密着層40が設けられる面である。密着部24Aは、入光部23Aを囲むようにして形成されており、観察者側(+Z側)の面の法線方向(Z方向)から見た外形が、表示部11Aの外形と同等に形成されている。また、本実施形態では、密着部24Aは、図3に示す断面において、厚み方向(Z方向)から見て最も内周側の点T5が、透明板20Aの偏向部22Aの最も内周側の点T4(偏向部22Aと平面部21Aとの境界)に対向するようにして形成されている。
この密着部24A及び表示部11A間に密着層40を配置することによって、透明板20Aが、密着部24Aにおいて、表示装置10Aの表示部11Aと光学密着する。
この密着部24A及び表示部11A間に密着層40を配置することによって、透明板20Aが、密着部24Aにおいて、表示装置10Aの表示部11Aと光学密着する。
接合部25Aは、密着部24Aの外周側に隣接する領域であって配列型表示装置1の厚み方向(Z方向)から見て非表示部12Aに対応する領域に設けられた面であり、接合層30が設けられる。
この接合部25Aと非表示部12Aとが接合層30を介して接合されることにより、透明板20Aと表示装置10Aとが接合される。
以上の構成により、透明板20Aの表示装置10A側(−Z側)の面であって、観察者側(+Z側)から見て偏向部22Aに対向する面には、その外周側(接合部25A)に接合層30が設けられ、その内周側(密着部24A)に密着層40が設けられることとなる。また、図3に示すように、入光部23Aと表示部11Aとの間には、所定の厚さで空気層27が形成されることとなる。
この接合部25Aと非表示部12Aとが接合層30を介して接合されることにより、透明板20Aと表示装置10Aとが接合される。
以上の構成により、透明板20Aの表示装置10A側(−Z側)の面であって、観察者側(+Z側)から見て偏向部22Aに対向する面には、その外周側(接合部25A)に接合層30が設けられ、その内周側(密着部24A)に密着層40が設けられることとなる。また、図3に示すように、入光部23Aと表示部11Aとの間には、所定の厚さで空気層27が形成されることとなる。
図3に示す断面において、厚み方向(Z方向)から見て接合部25Aの最も内周側となる点をT2とし、この点T2を通り表示部11Aの表示面に平行な平面と、点T1を通り表示部11Aの表示面に垂直な直線との交点を点T3とする。この点T3は、本実施形態では、点T1を通り、透明板20Aの厚み方向に平行な直線と、接合部25Aの表面との交点である。
透明板20Aの厚み方向における点T1から点T3までの寸法をHとし、透明板20Aの厚み(厚み方向における平面部21Aと入光部23Aとの間の寸法、すなわち点T4から点T5までの寸法)をDとする。
透明板20Aの厚み方向における点T1から点T3までの寸法をHとし、透明板20Aの厚み(厚み方向における平面部21Aと入光部23Aとの間の寸法、すなわち点T4から点T5までの寸法)をDとする。
図3に示すように表示部11Aの中央等から正面方向(+Z方向)に出射する光L1は、入光部23Aに入射して透明板20Aを透過し、平面部21Aから正面方向(+Z方向)へ出射する。
一方、表示部11Aの外周側(非表示部12A側)端部から出射した光のうち、厚み方向(Z方向)に対して外周側に角度をなす方向に出射する光L21〜L23は、密着層40及び透明板20Aを透過し、偏向部22Aに入射する。ここで、上述したように、密着層40の光の屈折率が透明板20Aの屈折率と同等であるので、密着層40に入射した光は、密着層40と透明板20Aとの界面で屈折せず、若しくは、ほとんど屈折せず移動する。
そして、光L21〜L23は、偏向部22Aと空気との界面で屈折して、表示装置10Aの中心側(表示部11A側、図3における+Y側)に曲げられて、表示部11Aの表面に対して略垂直な方向(正面方向、+Z方向)に出射する。このとき、偏向部22Aは、上述のように、外周側に向かうほど角度γ1(図3参照)が大きくなっているので、偏向部22Aの外周側(点T1側)に入射する光ほど、より内周側(表示部11A側)へ偏向され、表示部11Aの表面に対して略垂直な方向(正面方向、+Z方向)へ出射する。
一方、表示部11Aの外周側(非表示部12A側)端部から出射した光のうち、厚み方向(Z方向)に対して外周側に角度をなす方向に出射する光L21〜L23は、密着層40及び透明板20Aを透過し、偏向部22Aに入射する。ここで、上述したように、密着層40の光の屈折率が透明板20Aの屈折率と同等であるので、密着層40に入射した光は、密着層40と透明板20Aとの界面で屈折せず、若しくは、ほとんど屈折せず移動する。
そして、光L21〜L23は、偏向部22Aと空気との界面で屈折して、表示装置10Aの中心側(表示部11A側、図3における+Y側)に曲げられて、表示部11Aの表面に対して略垂直な方向(正面方向、+Z方向)に出射する。このとき、偏向部22Aは、上述のように、外周側に向かうほど角度γ1(図3参照)が大きくなっているので、偏向部22Aの外周側(点T1側)に入射する光ほど、より内周側(表示部11A側)へ偏向され、表示部11Aの表面に対して略垂直な方向(正面方向、+Z方向)へ出射する。
従って、配列型表示装置1を観察者側(+Z側)の正面から観察すると、透明板20A全体に画像が表示されているように観察され、非表示部12Aが視認されない。また、偏向部22Aの特に外周側の領域に表示される画像は、非表示部12A近傍の表示部11Aから出射した光が、拡大されて表示されている。従って、各表示装置10A〜10D間の非表示部12A〜12Dによって画像の連続性が損なわれることなく、非表示部が視認されてしまうのを大幅に低減することができる。
以上のことから、透明板20Aを通して観察者側(+Z側)の正面から観察される映像は、その観察者側の面の全領域にわたって連続した画像であり、非表示部12Aによる継目部分のない良好な画像として認識される。
以上のことから、透明板20Aを通して観察者側(+Z側)の正面から観察される映像は、その観察者側の面の全領域にわたって連続した画像であり、非表示部12Aによる継目部分のない良好な画像として認識される。
ここで、本実施形態の偏向部22Aの形状について、さらに詳しく説明する。
図4は、本実施形態の偏向部22Aの作用を説明する図である。図4(a)は、本実施形態の偏向部22Aを示す図であり、図4(b)は、偏向部の幅W1と非表示部の幅W2とが等しい場合の偏向部を示す図である。図4は、前述の図3に示す断面と同様の断面を示している。なお、図4及び以下の説明においては、偏向部の作用を容易に説明するために、密着層40を省略している。
図4は、本実施形態の偏向部22Aの作用を説明する図である。図4(a)は、本実施形態の偏向部22Aを示す図であり、図4(b)は、偏向部の幅W1と非表示部の幅W2とが等しい場合の偏向部を示す図である。図4は、前述の図3に示す断面と同様の断面を示している。なお、図4及び以下の説明においては、偏向部の作用を容易に説明するために、密着層40を省略している。
図4(b)に示すように、偏向部122Aの幅W1が、非表示部12Aの幅W2と等しい形状である場合、厚み方向(Z方向)から見て、偏向部122Aと平面部21Aとの境界部分(T4)に相当する領域にある表示部11Aの点E3から出射した光のうち、正面方向(+Z方向)へ出射する光L33は、そのまま正面側へ進んで入光部23Aに入射して透明板20Aを透過し、平面部21Aから正面側へ出射する。また、点E3から厚み方向(Z方向)に対して外周側(図4(b)における−Y側)へ角度をなす方向に出射する光L34も、偏向部122Aに入射して屈折し、正面方向(+Z方向)へ出射する。
ここで、この光L33及び光L34は、同じ点E3から出射している同じ画像を表示する光であるため、偏向部22Aと平面部21Aとの境界近傍において同じ映像が表示されることとなり、二重像となって観察されてしまう。
ここで、この光L33及び光L34は、同じ点E3から出射している同じ画像を表示する光であるため、偏向部22Aと平面部21Aとの境界近傍において同じ映像が表示されることとなり、二重像となって観察されてしまう。
しかし、本実施形態のように、偏向部22Aの幅W1が、非表示部12Aの幅W2よりも大きい場合(W1>W2)、偏向部22Aと平面部21Aとの境界となる点T4近傍において、偏向部22Aの接平面が平面部21Aとなす角度(角度γ1に相当)を非常に小さくすることができ、かつ、外周側に向かうにつれて次第に角度γ1を連続的に大きくすることができる。これにより、本実施形態では、偏向部22Aと平面部21Aとが滑らかに繋げられており、その変曲点が存在しない形態となる。
このような形態により、図4(a)に示すように、点T4の近傍の偏向部22A側、点T4の平面部21A側において、正面方向(+Z方向)に出射する光は、それぞれ、異なる点E1、点E2から出射する光L31、L32となり、表示される画像が異なる。また、点E1から外周側に出射する光L35は、偏向部22Aによって、厚み方向(Z方向)に対してやや外周側(図4(a)における−Y側)に斜めに向かって出射するため、正面方向(+Z方向)にいる観察者には視認されない。
従って、上述の図4(b)に示すような、偏向部122Aと平面部21Aとの境界部に生じる二重像を大幅に抑制することができる。
従って、上述の図4(b)に示すような、偏向部122Aと平面部21Aとの境界部に生じる二重像を大幅に抑制することができる。
なお、上述のような二重像低減の効果を奏するためには、幅W1、幅W2が、W1>W2であって、かつ、2×W2≦W1を満たすことが好ましい。幅W2と幅W1の差が少ないと、幅W1と幅W2との重複しない領域の幅W3(図3参照。この幅W3は、W3=W1−W2を満たす)が狭くなる。この幅W3の領域の画像は、拡大されて偏向部22Aに表示される。このとき、この幅W3が小さいと、偏向部22Aに拡大倍率の大きい画像が表示され、隣接した画像との連続性が損なわれる。従って、2×W2≦W1を満たすことが好ましい。
また、幅W1、幅W2は、W1≦4×W2を満たすことが好ましい。
理由の1つには、幅W1を大きくし、偏向部22Aの図3に示す断面形状を作製容易な円弧状とすると、透明板20Aの厚みDが厚くなり、それに伴い透明板20Aの重量も増加し、透明板部20の保持等の負荷が増すというデメリットが生ずるからである。
また、理由の1つには、幅W1を大きくし、かつ、上記のような透明板20Aの厚みDが大きくならないように設計すると、偏向部22Aと平面部21Aとの境界となる点T4の近傍において、その接平面と表示部11Aの表示面に平行な面とのなす角度γ1が略0となるような小さな角度となる。そのため、点T4近傍の偏向部22A側の領域は、実質的に平面部21Aと平行となり、幅W1を大きくすることによる上述のような光学的な効果が損なわれ、かつ、そのような偏向部22Aを作製するための金型等の製作時の切削作業量等が増え、生産コストがかさむというデメリットが生ずるからである。
理由の1つには、幅W1を大きくし、偏向部22Aの図3に示す断面形状を作製容易な円弧状とすると、透明板20Aの厚みDが厚くなり、それに伴い透明板20Aの重量も増加し、透明板部20の保持等の負荷が増すというデメリットが生ずるからである。
また、理由の1つには、幅W1を大きくし、かつ、上記のような透明板20Aの厚みDが大きくならないように設計すると、偏向部22Aと平面部21Aとの境界となる点T4の近傍において、その接平面と表示部11Aの表示面に平行な面とのなす角度γ1が略0となるような小さな角度となる。そのため、点T4近傍の偏向部22A側の領域は、実質的に平面部21Aと平行となり、幅W1を大きくすることによる上述のような光学的な効果が損なわれ、かつ、そのような偏向部22Aを作製するための金型等の製作時の切削作業量等が増え、生産コストがかさむというデメリットが生ずるからである。
非表示部12Aによる継目部分の視認を低減して画像の連続性を向上させる観点から、非表示部12Aと偏向部22Aとは、厚み方向(表示部11Aの表示面の法線方向)において適切な距離を有していることが好ましい。
図3に示すように、透明板20Aの厚み方向における点T1と点T3との間の寸法(本実施形態では、点T1から、接合部25Aの接合面までの厚み方向における寸法)をHとし、点T2と点T3との間の寸法(本実施形態では、非表示部12Aの幅)をW2とする。また、点T2から入射し、点T1を通り表示部11Aの表示画面に直交する方向へ出射する光L21が、透明板20A内において表示部11Aの表示面に直交する方向となす角度をβとする。
このとき、tanβ=W2/Hという関係を満たす。従って、透明板20Aの偏向部22Aから表示装置10Aの正面方向(+Z方向)に光を出射させるために、以下の(式1)を満たすことが好ましい。
H≧W2/tanβ ・・・(式1)
図3に示すように、透明板20Aの厚み方向における点T1と点T3との間の寸法(本実施形態では、点T1から、接合部25Aの接合面までの厚み方向における寸法)をHとし、点T2と点T3との間の寸法(本実施形態では、非表示部12Aの幅)をW2とする。また、点T2から入射し、点T1を通り表示部11Aの表示画面に直交する方向へ出射する光L21が、透明板20A内において表示部11Aの表示面に直交する方向となす角度をβとする。
このとき、tanβ=W2/Hという関係を満たす。従って、透明板20Aの偏向部22Aから表示装置10Aの正面方向(+Z方向)に光を出射させるために、以下の(式1)を満たすことが好ましい。
H≧W2/tanβ ・・・(式1)
ここで、角度βを一定とし、寸法Hが上記の(式1)を満たさず、H<W2/tanβとなる場合には、点T2で透明板20Aに入射し、透明板20A内において、表示部11Aの表示画面に直交する方向に対して非表示部12A側へ斜めに角度βで進む光が、偏向部22Aにおいて点T1よりも内周側の点から出射する。
そのため、最外周に位置する点T1から正面方向(+Z方向)へ表示光が出射せず、非表示部12Aが観察者に映像が表示されない継目(目地)として認識され、配列型表示装置における画像の連続性及び視認性が低下し、画質が低下するため好ましくない。従って、寸法Hは、H≧W2/tanβを満たすことが好ましい。
そのため、最外周に位置する点T1から正面方向(+Z方向)へ表示光が出射せず、非表示部12Aが観察者に映像が表示されない継目(目地)として認識され、配列型表示装置における画像の連続性及び視認性が低下し、画質が低下するため好ましくない。従って、寸法Hは、H≧W2/tanβを満たすことが好ましい。
また、図3に示す断面において、角度βを一定とした場合、寸法Hが、W2/tanβよりも大きくなるにつれて、透明板20Aの偏向部22Aに入射して表示画面の正面方向(+Z方向)に出射する光の表示部11Aからの出射点が、表示部11Aの外周側(非表示部12A側)から、より内側(表示画面中央側)となる。そのため、Hの値がW2/tanβよりも余りに大きな値となった場合には、偏向部22Aから表示面に直交する方向に出射する光の表示する画像と、偏向部22Aに隣接する平面部21Aから正面方向(+Z方向)へ出射する光が表示する画像とのずれが大きくなり、配列型表示装置1の画面としての画像の連続性が損なわれるので好ましくない。
従って、良好な画像を表示するという観点から、寸法Hは、(式1)を満たしつつも、あまり大きくしすぎないことが好ましい。具体的には、以下の(式2)を満たすことが好ましい。
H≦1.1×W2/tanβ ・・・(式2)
寸法Hが、H>1.1×W2/tanβとなる場合には、上述のように、偏向部22Aから表示画面に直交する方向に出射した光の表示する画像と、表示部11Aの非表示部12Aに隣接する領域が表示する画像とが異なり、画像の連続性が損なわれる。
H≦1.1×W2/tanβ ・・・(式2)
寸法Hが、H>1.1×W2/tanβとなる場合には、上述のように、偏向部22Aから表示画面に直交する方向に出射した光の表示する画像と、表示部11Aの非表示部12Aに隣接する領域が表示する画像とが異なり、画像の連続性が損なわれる。
以上より、上述の式(1)、式(2)を満たすことによって、本実施形態の配列型表示装置1は、より効果的に個々の透明板20A〜20Dの観察側の面の全面にわたって連続した画像が表示され、個々の表示装置10A〜10D間の非表示部12A〜12Dによる継目部分が視認されなくなる。
次に、密着層40を設けることによって偏向部22Aから視認される画像について説明する。
図5は、比較例の配列型表示装置を説明する図であり、図3に対応する図である。なお、以下の説明及び図5において、表示装置210A及び透明板220Aについて説明するが、表示装置210B〜210D、透明板220B〜220Dについても同様である。
比較例の配列型表示装置201は、図5に示すように、接合層230の内周側に密着層が設けられてなく、それに伴い透明板220Aに密着部が構成されていない点で、本実施形態の配列型表示装置1と相違する。すなわち、比較例の配列型表示装置201の透明板220Aの表示装置側(−Z側)の面には、表示装置210Aの表示部211Aに対向する位置に、入光部223Aが形成され、その入光部223Aの外周側に、非表示部212Aに対向する接合部225Aが形成されている。
図5は、比較例の配列型表示装置を説明する図であり、図3に対応する図である。なお、以下の説明及び図5において、表示装置210A及び透明板220Aについて説明するが、表示装置210B〜210D、透明板220B〜220Dについても同様である。
比較例の配列型表示装置201は、図5に示すように、接合層230の内周側に密着層が設けられてなく、それに伴い透明板220Aに密着部が構成されていない点で、本実施形態の配列型表示装置1と相違する。すなわち、比較例の配列型表示装置201の透明板220Aの表示装置側(−Z側)の面には、表示装置210Aの表示部211Aに対向する位置に、入光部223Aが形成され、その入光部223Aの外周側に、非表示部212Aに対向する接合部225Aが形成されている。
比較例の配列型表示装置201において、表示部211Aの外周側(非表示部212A側)端部から出射した光のうち、厚み方向(Z方向)に対して外周側(図5における−Y側)に斜めに角度をなす方向に出射する光は、透明板220Aを透過し、偏向部222Aに入射する。そして、図5に示すように、偏向部222Aから出射する光のうち、表示部211Aから出射する光の出射角度が小さい光(例えば、L221〜L223)は、表示面に略垂直な方向(正面方向、+Z方向)に偏向されるが、出射角度が大きい光(例えば、L230)は、厚み方向(Z方向)よりも外周側(図5における−Y側)に斜めに偏向されることとなる。
ここで、表示装置210Aから出射した光L230は、透明板220A及び表示装置210A間の空気層227を経て透明板220Aとの界面で屈折して入射するので、透明板220Aに入射したときの角度α2が、表示部211Aから出射したときの角度α1よりも小さい角度となる(α1>α2)。従って、偏向部222Aから出射する光のうち配列型表示装置201の表示面に対して外周側に斜めに出射する光の量が、正面方向(+Z方向)に出射する光の量に比して少なくなってしまう。
そのため、比較例の配列型表示装置201の外周側の斜め方向から表示面を見た場合に、透明板220Aの偏向部222Aにおいて、表示装置210Aから出射した光が十分に視認されなくなってしまい、表示装置210Aの非表示部212Aが視認されてしまう場合があり、その場合、隣り合う透明板間においては、表示する画像の連続性を低下させてしまうこととなっていた。
ここで、表示装置210Aから出射した光L230は、透明板220A及び表示装置210A間の空気層227を経て透明板220Aとの界面で屈折して入射するので、透明板220Aに入射したときの角度α2が、表示部211Aから出射したときの角度α1よりも小さい角度となる(α1>α2)。従って、偏向部222Aから出射する光のうち配列型表示装置201の表示面に対して外周側に斜めに出射する光の量が、正面方向(+Z方向)に出射する光の量に比して少なくなってしまう。
そのため、比較例の配列型表示装置201の外周側の斜め方向から表示面を見た場合に、透明板220Aの偏向部222Aにおいて、表示装置210Aから出射した光が十分に視認されなくなってしまい、表示装置210Aの非表示部212Aが視認されてしまう場合があり、その場合、隣り合う透明板間においては、表示する画像の連続性を低下させてしまうこととなっていた。
これに対して、本実施形態の配列型表示装置1は、上述したように、密着層40が設けられており、表示部11Aの外周側において、表示装置10A及び透明板20Aを光学密着させている。ここで、密着層40は、その光の屈折率が、各透明板20A〜20Dの屈折率と同等であるので、図3に示すように、表示部11Aから厚み方向(Z方向)の外周側(図3における−Y側)に斜めに向かって出射する光L30が、透明板20Aの界面において比較例の配列型表示装置201のように大きく屈折してしまうのを回避することができる。
これにより、本実施形態の配列型表示装置1は、比較例の配列型表示装置201のように、表示面に対して外周側に斜めに出射する光の量が少なくなってしまうのを抑制することができ、配列型表示装置1の外周側から斜めに表示面を見た場合であっても、表示装置10Aから出射した光を、透明板20Aの偏向部22Aにおいて視認することができ、非表示部12Aが視認されてしまうのを抑制することができる。また、隣り合う透明板間においては、画像の連続性を好適に維持することができる。
なお、上述の効果をより好適に奏するために、密着層40の屈折率は、透明板20Aの屈折率の95〜105%の範囲で近似していることが好ましく、透明板20Aの屈折率と等しければさらに好ましい。
なお、上述の効果をより好適に奏するために、密着層40の屈折率は、透明板20Aの屈折率の95〜105%の範囲で近似していることが好ましく、透明板20Aの屈折率と等しければさらに好ましい。
本実施形態では、図3に示すように、密着層40の内周側の端部(点T5)は、厚み方向(Z方向)から見て、透明板20Aの平面部21Aと偏向部22Aとの境界(点T4)に対向する位置、すなわちY方向において点T3の位置からW1だけ離れた位置としているが、これに限定されるものでない。例えば、密着層40の内周側の端部(点T5)は、点T4に対向する位置の近傍(点T4に対向する位置から−0.2×W1〜+0.2×W1の範囲内)、すなわちY方向において点T3の位置から0.8×W1〜1.2×W1だけ離れた位置であってもよい。
ただし、密着層40の内周側の端部は、点T5よりも外周側(図3における−Y側)に寄り過ぎた位置にすると、偏向部22Aから外周側に斜めに出射する光の量が減少してしまう傾向となり好ましくない。また、点T5よりも内側(図3における+Y側)に寄り過ぎた位置にすると、密着層40と空気層27との境界が、配列型表示装置1の表示面の正面方向(+Z方向)から視認されるおそれがあるため好ましくない。
ただし、密着層40の内周側の端部は、点T5よりも外周側(図3における−Y側)に寄り過ぎた位置にすると、偏向部22Aから外周側に斜めに出射する光の量が減少してしまう傾向となり好ましくない。また、点T5よりも内側(図3における+Y側)に寄り過ぎた位置にすると、密着層40と空気層27との境界が、配列型表示装置1の表示面の正面方向(+Z方向)から視認されるおそれがあるため好ましくない。
(変形形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
図6は、配列型表示装置の変形形態を説明する図である。
なお、図6や以下の説明において、理解を容易にするために、透明板320Aや表示装置310Aを例に挙げて示しているが、透明板320B〜320Dや表示装置310B〜310Dにおいても同様である。
なお、図6や以下の説明において、理解を容易にするために、透明板320Aや表示装置310Aを例に挙げて示しているが、透明板320B〜320Dや表示装置310B〜310Dにおいても同様である。
(1)実施形態において、密着層40は、弾性を有する粘着剤である例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、図6に示すように、密着層340が、透明又は略透明な弾性を有する樹脂プレートから構成されるようにしてもよい。
この場合、上述の実施形態のように接合層による接合では、透明板320A及び表示装置310A間において密着層340を密着させる力が弱い場合も予測される。そのような場合、密着層340は、透明板320A及び表示装置310Aに十分に光学密着することができない。そのため、配列型表示装置301は、より強力な接合力を得るために、図6に示すように、接合層の代わりに接合部材350を用い、その接合部材350によって透明板320A及び表示装置310A間に密着層340を挟み込んで光学密着させるようにしてもよい。
なお、この場合、配列型表示装置301は、上述の実施形態に記載の接合層を省略してもよい。接合層を省略した場合、密着層340は、図6に示すように、透明板320Aの観察者側(+Z側)の面であって、厚み方向(Z方向)において透明板320Aの偏向部322Aに対向する面の全面を密着部324Aにして、そこに配置されるようにしてもよい。
この場合、上述の実施形態のように接合層による接合では、透明板320A及び表示装置310A間において密着層340を密着させる力が弱い場合も予測される。そのような場合、密着層340は、透明板320A及び表示装置310Aに十分に光学密着することができない。そのため、配列型表示装置301は、より強力な接合力を得るために、図6に示すように、接合層の代わりに接合部材350を用い、その接合部材350によって透明板320A及び表示装置310A間に密着層340を挟み込んで光学密着させるようにしてもよい。
なお、この場合、配列型表示装置301は、上述の実施形態に記載の接合層を省略してもよい。接合層を省略した場合、密着層340は、図6に示すように、透明板320Aの観察者側(+Z側)の面であって、厚み方向(Z方向)において透明板320Aの偏向部322Aに対向する面の全面を密着部324Aにして、そこに配置されるようにしてもよい。
(2)実施形態において、密着層40は、アクリル系樹脂で形成される例を示したが、これに限定されるものでなく、シリコン系樹脂や、その他、弾性を有する部材を使用することも可能である。
(3)実施形態において、密着層40は、透明板部20側の面及び表示装置部10側の面の両面が粘着を有する例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、密着層40は、接合層30の接合によって透明板部20及び表示装置部10に十分に光学密着するのであれば、いずれかの面にのみ粘着を有するようにしたり、両面ともに粘着を有さないようにしたりしてもよい。
(3)実施形態において、密着層40は、透明板部20側の面及び表示装置部10側の面の両面が粘着を有する例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、密着層40は、接合層30の接合によって透明板部20及び表示装置部10に十分に光学密着するのであれば、いずれかの面にのみ粘着を有するようにしたり、両面ともに粘着を有さないようにしたりしてもよい。
(4)実施形態において、透明板20Aの側面26Aは、表示部11A〜11Dの表示面(観察者側の表面)の法線方向に平行な平面状である例を示したが、これに限らず、曲面状としてもよいし、複数の平面等を組み合わせて形成される形状としてもよい。また、側面26A部分には、反射層等を形成してもよい。なお、他の透明板20B〜20Dにおいても同様である。
(5)実施形態において、表示装置10A〜10Dの表示部11A〜11Dの表示面が平面状である例を示したが、これに限らず、この表示面は、円筒面状や球面状等のように曲面状であってもよい。このような形態とする場合、透明板20A〜20D(特に、平面部21A〜21D、入光部23A〜23D)は、表示面に追従した形状とすればよい。
(5)実施形態において、表示装置10A〜10Dの表示部11A〜11Dの表示面が平面状である例を示したが、これに限らず、この表示面は、円筒面状や球面状等のように曲面状であってもよい。このような形態とする場合、透明板20A〜20D(特に、平面部21A〜21D、入光部23A〜23D)は、表示面に追従した形状とすればよい。
(6)透明板20A〜20Dは、適宜所望する光学性能等に応じて、内部に拡散剤を含有する形態としてもよいし、その表面にマット形状が形成されていてもよい。さらに、透明板20A〜20Dの観察者側に、防眩層や、反射防止層、ハードコート層、防汚層、帯電防止層、紫外線吸収層、タッチパネル層等の各種機能を有する層を適宜設けてもよい。
(7)実施形態において、配列型表示装置1として複数の表示装置10A〜10Dが配列され、それに対応した透明板20A〜20Dが配列される例を示したが、これに限らず、例えば、通常の表示装置(例えば、1つの表示装置10Aを備えるもの)においても、透明板20Aを備えることにより、その枠部材等による非表示部の視認性を低減することができる。
1 配列型表示装置
10 表示装置部
10A〜10D 表示装置
11A 表示部
12A 非表示部
20 透明板部
20A〜20D 透明板
21A 平面部
22A 偏向部
23A 入光部
24A 密着部
25A 接合部
26A 側面
30 接合部
40 密着部
10 表示装置部
10A〜10D 表示装置
11A 表示部
12A 非表示部
20 透明板部
20A〜20D 透明板
21A 平面部
22A 偏向部
23A 入光部
24A 密着部
25A 接合部
26A 側面
30 接合部
40 密着部
Claims (5)
- 複数の表示装置を配列して形成された配列型表示装置であって、
前記複数の表示装置は、それぞれ、画像を表示可能な表示部の外周側に画像を表示しない非表示部を有し、
前記複数の表示装置は、それぞれ、前記表示部より観察者側に、前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板を備え、
前記各透明板は、
隣り合う透明板と接して配置され、
観察者側の面の外周部であって、前記表示部の表示面の法線方向から見て少なくとも前記非表示部に相当する位置に設けられ、前記表示部から出射し、前記透明板を透過してきた光の少なくとも一部の進行方向を、前記透明板の外周側から内側へ偏向させる偏向部を有し、
前記表示装置の前記表示部の少なくとも一部は、前記非表示部と隣接する位置において前記透明板と光学密着していること、
を特徴とする配列型表示装置。 - 請求項1に記載の配列型表示装置において、
前記偏向部は、前記表示部の表示面の法線方向から見て、前記非表示部に相当する領域と、その領域に隣接し前記表示部に相当する領域の少なくとも一部とに設けられており、
前記表示装置の前記表示部は、前記表示部の表示面の法線方向から見て前記偏向部と重なる領域において、前記透明板と光学密着していること、
を特徴とする配列型表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の配列型表示装置において、
前記表示部及び前記透明板は、前記表示部及び前記透明板間に密着部材を挟み込むことにより光学密着していること、
を特徴とする配列型表示装置。 - 請求項3に記載の配列型表示装置において、
前記密着部材は、粘着剤により形成されていること、
を特徴とする配列型表示装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の配列型表示装置において、
前記密着部材の光の屈折率は、前記透明板の屈折率と同等であること、
を特徴とする配列型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014053351A JP2015176031A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 配列型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014053351A JP2015176031A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 配列型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015176031A true JP2015176031A (ja) | 2015-10-05 |
Family
ID=54255265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014053351A Pending JP2015176031A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 配列型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015176031A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108399870A (zh) * | 2016-01-04 | 2018-08-14 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种拼接屏及其制作方法、显示装置 |
WO2019187735A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
KR20200104553A (ko) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 서울대학교산학협력단 | 패널 경계에서의 이미지 불연속 현상을 개선한 멀티 플렉서블 디스플레이 장치 및 이의 양면 반사체 제조방법 |
-
2014
- 2014-03-17 JP JP2014053351A patent/JP2015176031A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108399870A (zh) * | 2016-01-04 | 2018-08-14 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种拼接屏及其制作方法、显示装置 |
WO2019187735A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
JPWO2019187735A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-04-15 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
KR20200104553A (ko) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 서울대학교산학협력단 | 패널 경계에서의 이미지 불연속 현상을 개선한 멀티 플렉서블 디스플레이 장치 및 이의 양면 반사체 제조방법 |
KR102257615B1 (ko) | 2019-02-27 | 2021-05-27 | 서울대학교 산학협력단 | 패널 경계에서의 이미지 불연속 현상을 개선한 멀티 플렉서블 디스플레이 장치 및 이의 양면 반사체 제조방법 |
US11466838B2 (en) | 2019-02-27 | 2022-10-11 | Seoul National University R&Db Foundation | Multi-flexible display device having improved image discontinuity at panel boundary and method of manufacturing double-sided reflector therefor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107993577B (zh) | 视频墙显示装置 | |
EP2728570B1 (en) | Array-type display device | |
JP4923671B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
US9366802B2 (en) | Curved display device | |
US8827474B2 (en) | Display device having an improved viewing angle and production thereof | |
JP2013195458A (ja) | 配列型表示装置 | |
KR101859413B1 (ko) | 표시 모듈 및 이를 포함하는 표시 장치 | |
KR102515094B1 (ko) | 백라이트 유닛, 표시 장치, 및 표시 장치의 제조 방법 | |
JP5382168B1 (ja) | 配列型表示装置 | |
US20190285790A1 (en) | Display device and head-mounted display | |
KR20110097642A (ko) | 광학 시트 적층체, 조명 장치 및 표시 장치 | |
US20150002437A1 (en) | Touch-sensitive display device and touch-sensitive device | |
JP2023113670A5 (ja) | ||
JP6183413B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2015176031A (ja) | 配列型表示装置 | |
JP2016142838A (ja) | 半透過型反射シート、表示装置 | |
JP2013072980A (ja) | 配列型表示装置 | |
KR102490010B1 (ko) | 표시 장치 | |
JP2018045052A (ja) | ルーバーフィルム、表示装置、液晶表示装置、有機el表示装置、ルーバーフィルムの製造方法、液晶表示装置の製造方法、および有機el表示装置の製造方法 | |
KR102344296B1 (ko) | 다중 패널 표시장치 및 그를 위한 판상 광학 부재 | |
KR20160141110A (ko) | 다중 패널 표시장치 | |
JP2013200495A (ja) | 配列型表示装置 | |
JP6429002B2 (ja) | 太陽電池複合表示体 | |
JP2015111220A (ja) | 配列型表示装置 | |
JP5915286B2 (ja) | 配列型表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160928 |