JP2015175437A - 電動オイルポンプの取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
〔電動オイルポンプの構造〕
(1)ポンプ部の構造
以下、本発明の第1実施形態に係る電動オイルポンプ1を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る電動オイルポンプ1は、ポンプ部10とモータ部30から構成されている。ポンプ部10は、ポンプハウジング11と、内接型ギアポンプ14と、ポンプカバー40を備えている。ポンプハウジング11とポンプカバー40はハウジングの一例であり、内接型ギアポンプ14はポンプの一例である。
図1に示すように、モータ部30はポンプ部10に隣接して配置されている。モータ部30は、センサレスブラシレスDCモータ31を備えている。センサレスブラシレスDCモータ31は、モータの一例である。センサレスブラシレスDCモータ31は、円筒状のロータ36と、多少の隙間をおいてその外側に位置する環状のステータ32とにより構成されている。ロータ36とステータ32はいずれも回転軸心Xと同軸心である。
図1に示すように、ポンプ部10とモータ部30は、鉄、アルミ等の金属からなる有底円筒形状のポンプケース60の内側空間に収容されている。ステータ32、ポンプハウジング11、ポンプカバー40の外周面は溶接や接着等の方法で、ポンプケース60の内側壁面に固定されている。ポンプカバー40の外周面には全周に亘って溝が形成され、環状シール46が挿入されている。環状シール46により、ポンプケース60とポンプカバー40の間の隙間からオイルが浸入するのを防止している。また、吐出通路44がポンプケース60の側面を貫通しているが、この貫通している箇所においては、ここからポンプケース60の内部へオイルの浸入が発生しないようにシール47が施されている。
図1に示すように、電動オイルポンプ1は、フランジ66に形成された貫通孔68をネジ69が貫通し、トランスミッションケース72の内側の側壁である内壁72aにネジ固定することにより取り付けられている。ここは、オイルが貯留されているオイルパン74でもあり、電動オイルポンプ1はオイルの油面100より下側にあって、完全にオイルに浸漬している。油面100はトランスミッション70内をオイルが循環している状態の空気との境界であるが、このとき、電動オイルポンプ1の一部が油面100よりも上に露出していてもよい。ただし、貫通孔62は、電動オイルポンプ1の作動中は、常に油面100より下にある必要があり、不図示の車両(自動車)が傾斜面を走行するときの油面100に対する電動オイルポンプ1の傾き等を考慮して内壁72aへの取り付け位置が決められる。以下、電動オイルポンプ1の作動中に、電動オイルポンプ1のうち少なくとも貫通孔62がオイルの油面100より下側にある状態のことを、「油没」と称する。
次に、電動オイルポンプ1を作動させたときの動作について説明する。図1に示すように、電動オイルポンプ1は油没しているので、停止している状態であっても、オイルパン74に貯留しているオイルが、スクリーン64と貫通孔62を通ってポンプケース60の内部のモータ部30、ポンプ部10に浸入している。すなわち、ポンプケース60の内部はオイルが充満している。この状態で、ECU80からの命令によりドライバ部50からコイル34に電力が供給されると、センサレスブラシレスDCモータ31のコイル34に印加されて回転磁界が生じることによりロータ36が回転する。ロータ36の回転は回転軸13を介して内接型ギアポンプ14のインナロータ15に伝達され、インナロータ15が回転する。これにより、吸入ポート41a、41bに対向しているポンプ室17においては負圧が発生する。その結果、オイルパン74に貯留されたオイルがスクリーン64と貫通孔62を通り、モータ部30内に吸入され、ロータ36とステータ32の隙間、隣接するステータコア33、33に巻回されたコイル34、34の隙間等を流通し、吸入通路43から、吸入ポート41aに到達する。吸入ポート41a、41bからポンプ室17内に吸入されたオイルは吐出ポート42a、42bに圧送され、吐出ポート42bから吐出通路44へと吐出される。吐出されたオイルは、不図示のトランスミッション70の内部その他の箇所にオイルを供給する。供給されたオイルは当該箇所の潤滑や冷却を行い、その後、還流されて再びオイルパン74に貯留される。なお、モータ部30に吸入されたオイルの一部はポンプハウジング11の軸受孔19と回転軸13の間に入り軸支部の潤滑を行う。
アイドリングストップ機能の作動時によりエンジンがストップしているとき、電動オイルポンプ1がトランスミッション70に適切な油圧を供給するためには、電動オイルポンプ1のセンサレスブラシレスDCモータ31が適切な回転数で回転していることが必要である。センサレスブラシレスDCモータ31の回転数はドライバ部50で算出され、回転数に応じた周波数のパルス信号に変換して上位のECU80に送信されている。図3に示すように、ECU80はドライバ部50から送られてきた回転数が予め決められた所定範囲内(図3のAHz〜BHz)にあれば、正常回転、回転数が所定範囲より高ければ高回転異常、回転数が所定範囲より低ければ低回転異常と判断する。
以下、本発明の第1実施形態の変形例に係る電動オイルポンプ1の取付構造について図4に基づいて説明する。本変形例の説明においては、第1実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付し、同様の構成に関する説明は省略する。本変形例の電動オイルポンプ1の取付構造においては、第1実施形態と異なり、トランスミッションケース72の電動オイルポンプ1が取り付けてある箇所が内側に向けて窪んだ凹部76となっており、ドライバ部50が凹部76内に収容されている。更に、凹部76にはカバー78が取り付けられている。その他の箇所の構成は第1実施形態と同じである。
10 ポンプ部
11 ポンプハウジング(ハウジング)
14 内接型ギアポンプ(ポンプ)
15 インナロータ
16 アウタロータ
30 モータ部
31 センサレスブラシレスDCモータ(モータ)
40 ポンプカバー(ハウジング)
50 ドライバ部
62 貫通孔(吸入口)
64 スクリーン
72 トランスミッションケース
74 オイルパン
80 ECU
Claims (6)
- ポンプを有するポンプ部と、前記ポンプ部に隣接して配置されて前記ポンプを回転させるモータを有するモータ部とを備えた電動オイルポンプと、
前記電動オイルポンプを内部に収容すると共に、オイルパンを有するトランスミッションケースと、を備え、
前記電動オイルポンプのうち少なくとも作動油を前記ポンプ部に供給するための吸入口が、前記オイルパンに貯留された前記作動油に没した状態で前記トランスミッションケースに取り付けられている、電動オイルポンプの取付構造。 - 前記吸入口が前記モータ部を挟んで前記ポンプ部と反対側に形成されており、前記作動油は前記モータ部の内部を流通して前記ポンプ部に供給される、請求項1に記載の電動オイルポンプの取付構造。
- 前記吸入口にストレーナ用のスクリーンが取り付けられている、請求項1又は2に記載の電動オイルポンプの取付構造。
- 前記ポンプ部は、インナロータと、前記インナロータと噛合して前記インナロータの回転に対して連れ回りするアウタロータと、前記インナロータと前記アウタロータが収容されるハウジングと、を有し、
前記インナロータと前記アウタロータとを異なる材料で形成し、
前記アウタロータを前記ハウジングの材料よりも線膨張係数の大きい材料で形成した、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動オイルポンプの取付構造。 - 前記電動オイルポンプは前記モータ部の回転を制御するドライバ部を更に有し、
前記ドライバ部は、前記モータから出力される、前記モータの回転数に応じた第1信号を受信して、上位のECUに第2信号として出力し、
前記ECUは前記第2信号に基づいて、前記モータの回転数が正常範囲か否かを判断する場合において、
前記ドライバ部は、受信した前記第1信号が前記正常範囲の回転数から所定の回転数以内の回転数だけ外れて前記モータが回転したことを示す信号であっても、前記第1信号に対して補正を行って前記正常範囲に含まれるようにし、前記補正を行った後の信号を前記第2信号として前記ECUに出力する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動オイルポンプの取付構造。 - 前記補正は、前記第1信号が前記正常範囲から低回転側に外れたときに行われる、請求項5に記載の電動オイルポンプの取付構造。
Priority Applications (4)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111677662A (zh) * | 2019-08-13 | 2020-09-18 | 涌镇液压机械(上海)有限公司 | 由外转子驱动吸油的液压泵 |
Citations (3)
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JPS6212786U (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-26 | ||
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JP2011174582A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Toyota Motor Corp | 車両用動力伝達装置 |
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2014
- 2014-03-14 JP JP2014052256A patent/JP6331527B2/ja not_active Expired - Fee Related
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