JP2015175215A - 掘削機械 - Google Patents

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【課題】容易に伸縮ブームのメンテナンスが可能となる掘削機械の提供。
【解決手段】テレスコピック構造の伸縮ブーム16と、伸縮ブーム16の先端よりケリーバ44と掘削装置となる掘削バケット45を吊るし、掘削作業を行うアースドリル機100において、伸縮ブーム16には、伸縮ブーム16が伸びた状態を保持するロック機構115を備え、ロック機構115として、一面が平らに形成された上平面121aを有するロックピン121と、伸縮ブーム16に設けられ、ロックピン121が挿入されるロックピン孔161と、ロックピン121を進退させる推進機構にあたるロックピンシリンダ120と、を備え、上平面121aが、伸縮ブーム16が起立した状態で上面を向く。
【選択図】図4

Description

本発明は、伸縮ブームを備えた掘削機械の構造に関し、詳しくは伸縮ブームを有するアースドリルなどの掘削機械において、伸縮ブームを伸ばした際に伸縮ブームをロックする技術に関する。
例えば伸縮ブームを有するアースドリル機等の地面に穴を掘る掘削機械は、ラチスブームを有する掘削機械と比べ、狭い場所でもブームを起伏できる利点を有している。しかし伸縮ブームを有するアースドリル機は、アースドリル機に備えられるケリーバや拡底バケットの鉛直度を確保する為には、伸縮ブームをロックする必要がある。これは、ケリーバや拡底バケットが、ブーム先端よりケリーロープで吊られてケリードライブによってケリーバに回転トルクを与える構造であるためである。仮に、ブームの長さが変化すると、ケリーバの鉛直性が変わり、掘削穴が傾く虞がある。
特許文献1には、クレーンのブーム伸縮装置に関する技術が開示されている。クレーンに採用される多段伸縮式ブームに、ロック部材を係脱可能に操作する係脱操作装置をブーム内部に備えている。また、ロック部材によるロック状態解除の際にロック部材により移動させられる第1インターロック部材と、グリップ部材によるグリップ状態を解除する際にグリップ部材により移動させられる第2インターロック部材とを、ブーム内部に備えている。これによりブーム同士を連結するロック部材と、ブームを伸縮するグリップ機構のグリップ部材とがインターロック機能によって両方とも外れる状態となることを防ぐことができる。
特開2012−96928号公報
しかしながら、特許文献1に示される伸縮ブームを有する掘削機械は、次のような問題があると考えられる。多段伸縮式ブームに内蔵された係脱操作装置やインターロック機構またはグリップ機構は、構造的に強化されていたとしても故障する虞がある。その場合、多段伸縮式ブームを取り外して分解、修理しなければならずコストがかかる。特にロック部材のように直接大きな負荷がかかる部材は、頻繁にメンテナンスが必要になると考えられ、内蔵式は必ずしも好ましくないと考えられる。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、容易に伸縮ブームのメンテナンスが可能となる掘削機械を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による掘削機械は、以下のような特徴を有する。
(1)テレスコピック構造の伸縮ブームと、前記伸縮ブームの先端よりケリーバと掘削装置を吊るし、掘削作業を行う掘削機械において、前記伸縮ブームには、前記伸縮ブームが伸びた状態を保持するロック機構を備え、前記ロック機構として、一面が平らに形成されたロックピンと、前記伸縮ブームに設けられ、前記ロックピンが挿入されるロックピン孔と、前記ロックピンを進退させる推進機構と、を備え、前記一面が、前記伸縮ブームが起立した状態で前記伸縮ブームが伸びる方向に配置されること、を特徴とする。
上記(1)に記載の態様により、ロックピンの一面が伸縮ブームにかかる荷重を受ける構成となる。このため、ロックピンにかかる荷重の分散効果が得られてロックピンの消耗の低減効果などが得られる。これは、ロックピンに形成された平面が、伸縮ブームが伸びる方向に配置されることで、伸縮ブームが縮む方向にかかる接触面圧を分散できるためである。これはヘルツの式などに示される様に、応力がロックピンの一点に集中する場合に比べて、面接触にした場合の方が、荷重を分散させることができる為である。この結果、ロックピンの寿命を延ばし、延いては伸縮ブームの寿命を延ばすことが可能となる。
(2)請求項1に記載の掘削機械において、前記伸縮ブームは、第1ブームと該第1ブーム内に配置される第2ブームを有し、前記第1ブームに外側ストッパを備え、前記第2ブームに内側ストッパを備え、前記外側ストッパと前記内側ストッパとは、前記伸縮ブームの伸縮方向に重なるよう配置され、前記伸縮ブームが伸び、前記外側ストッパに前記内側ストッパが当接した際に、前記ロックピン孔の内面に対して前記ロックピンの前記一面が当接しないように隙間が設けられること、が好ましい。
上記(2)に記載の態様により、第1ブームから第2ブームが伸び、外側ストッパに内側ストッパが当接した際に、ロックピン孔の内面に対してロックピンの一面が当接しないように隙間が設けられている。即ち、この状況でロックピンはロックピン孔に対してスムーズに挿入することが可能である。したがって、伸縮ブームやロック機構の消耗を抑制することができ、伸縮ブームの寿命を延ばすことが可能となる。
(3)(1)または(2)に記載の掘削機械において、前記ロック機構が、前記伸縮ブームの車体前面側と、該車体前面側と対向する後面側に配置されること、が好ましい。
上記(3)に記載に態様によって、ロック機構が伸縮ブームの伸縮方向の前面と背面に用意されているので、より伸縮ブームの縮みシロを少なくすることが期待出来る。アースドリル機などの掘削機械には、ケリーバと掘削装置が備えられ、伸縮ブームの先端から吊されて使用される。この際に鉛直度が出ないと掘削する穴が傾く虞がある。そして、伸縮ブームは車両より伸縮ブームの伸縮方向の前面に傾けて保持された状態で使用されるため、伸縮ブームは、前面により伸縮しやすい傾向にある。したがって、ロック機構が伸縮ブームの伸縮方向の前面と背面に用意されることで、伸縮ブームの縮み量をより少なくする効果が期待出来る。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の掘削機械において、前記ロック機構は、前記伸縮ブームの外面に保持され、前記ロックピンが前記伸縮ブームの外側から挿入し、前記伸縮ブームが伸びた状態で保持すること、が好ましい。
上記(4)に記載の態様により、ロック機構が伸縮ブームの外面に取り付けられているため、ロック機構のメンテナンス及び交換などの作業をスムーズに行えるというメリットが得られる。伸縮ブームはケリーバや拡底バケットを吊るし、これを回転させて地面を掘削する為に、大きな力が作用する。この為、ロック機構に有するロックピンにも大きな負荷がかかるため、(1)に示したような態様によってロックピンの接触面圧を分散させ、ロックピンの寿命が長くなるとしても、整備や交換といった作業は定期的に必要となる。この場合に、伸縮ブーム外側にロック機構が取り付けられれば、メンテナンス性が高まり、スムーズなメンテナンスが行える。その結果、ロック機構や伸縮ブームの寿命を延ばすことに貢献できる。
本実施形態の、アースドリル機の側面図である。 本実施形態の、アースドリル機の移動(搬送)状態を示す側面図である。 本実施形態の、アースドリル機の伸縮ブームを起した状態を示す側面図である。 本実施形態の、伸縮ブームの部分側面図である。 本実施形態の、伸縮ブームのストッパに未当接状態の部分正面図である。 本実施形態の、伸縮ブームのストッパに当接状態の部分正面図である。 本実施形態の、ロックピンシリンダの拡大断面図である。 本実施形態の、ロックピンが挿入された状態を示す断面図である。 本実施形態の、ロックピンが挿入された後の状態を示す断面図である。
まず、本発明の実施形態であるテレスコピック構造の伸縮ブームを有するアースドリル機について、図面を用いて説明する。
図1に、本実施形態のアースドリル機100の側面図を示す。アースドリル機100は、杭施工を行うために掘削作業を行う建設機械であり、クローラ13aを備える下部走行体13と、操縦室15を備える上部旋回体12と、テレスコピック構造の伸縮ブーム16とを備える。無限軌道とも呼ばれるクローラ13aは、下部走行体13の両側に備えられる。下部走行体13の上には、旋回可能に上部旋回体12が備えられる。上部旋回体12にはアースドリル機100の操作を行うオペレータが乗る操縦室15と、伸縮ブーム16が備えられる。
図2に、アースドリル機100の移動(搬送)状態を側面図に示す。図3に、アースドリル機100の伸縮ブーム16を起した状態を側面図に示す。伸縮ブーム16は、四角管状のブームが3段伸縮する構造になっており、ロアブーム16a、ミドルブーム16b、アッパーブーム16cが、テレスコピック構造で配置され、ロアブーム16aの中にミドルブーム16bが、ミドルブーム16bの中にアッパーブーム16cが収納される。図2及び図3に示すような伸縮ブーム16を縮めた状態で、アースドリル機100を搬送移動し、図1に示すような伸縮ブーム16を伸ばした状態で、掘削作業を行う。
上部旋回体12の後方には、折りたたみ可能なガントリ41が備えられ、ガントリ41には起伏ロープ22が巻き掛けられている。そして、起伏ロープ22とペンダントロープ221とが、ミドルシーブ集合体40を介して接続され、伸縮ブーム16の起伏を行う。伸縮ブーム16には、伸縮ブーム16の先端に用意したシーブ27に掛けられるケリーロープ18によって、バケット回転掘削用動力伝達軸であるケリーバ44が吊される。ケリーバ44の下端には掘削バケット45のような掘削装置が取り付けられる。なお、掘削バケット45以外の掘削装置も取り付け可能だが、本発明の本質には関係無いので説明を省略する。
図4に、伸縮ブーム16の部分側面図を示す。図5に、伸縮ブーム16のストッパ165にインナーストッパ166が未当接状態の部分正面図を示す。図6に、伸縮ブーム16のストッパ165にインナーストッパ166が当接状態の部分正面図を示す。伸縮ブーム16にはロック機構115としてロックピンシリンダ120が備えられている。ロアブーム16aとミドルブーム16bとが当接する際に、ロアブーム16aの内側に取り付けられた当板181とミドルブーム16bの外側に取り付けられた当板182とが当接するようになっている。
本実施形態のアースドリル機100は、ロックピンシリンダ120がアースドリル機100の正面側、つまり前面16A側に2つと背面16B側に2つ、それぞれ伸縮ブーム16の外周面であって、ロアブーム16aとミドルブーム16bの上端側に備えられている。つまり、ロアブーム16aの外周上端に計4つ、ミドルブーム16bの外周上端に計4つ、合計8つが備えられている。ロックピン121(図7参照)は、ストッパ165にインナーストッパ166が当接したときにロックピン孔161と位置が合う様に配設されている。
図7に、ロックピンシリンダ120の拡大断面図を示す。ロックピンシリンダ120には、ロックピン121が図示しない油圧機構によって進退可能に設けられており、ミドルブーム16bに設けられた当板182にあけられたロックピン孔161に、ロアブーム16aのロックピンシリンダ120より突出するロックピン121が挿入される構成となっている。また、同様にアッパーブーム16cに設けられたロックピン孔161に、ミドルブーム16bのロックピンシリンダ120より突出するロックピン121が挿入される構成となっている。何れも同じ構造であるので、このうちの1つについて説明をする。
図8に、ロックピン121が挿入された状態の断面図を示す。図9に、ロックピン121が挿入された後の状態の断面図を示す。ロアブーム16aとミドルブーム16bとは、ストッパ165をロアブーム16a側に備え、インナーストッパ166をミドルブーム16b側に備えることで、ロックピン孔161に対してロックピン121を適切な位置に挿入可能な構成となっている。ロックピン121は、図8に示す通り略D形断面を有し、上平面121aを備えている。上平面121aはロックピンシリンダ120が伸縮ブーム16に取り付けられる際に、伸縮ブーム16の伸び方向、つまり、アースドリル機100の上側に向いて配置される。
本実施形態のアースドリル機100は上記構成の伸縮ブーム16を有しているので、以下に示すような作用及び効果を奏する。
本実施形態のアースドリル機100により、伸縮ブーム16のメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。これは、テレスコピック構造の伸縮ブーム16と、伸縮ブーム16の先端よりケリーバ44と掘削装置となる拡底バケット45を吊るし、掘削作業を行う伸縮ブーム16を有する掘削機械であるアースドリル機100において、伸縮ブーム16には、伸縮ブーム16が伸びた状態を保持するロック機構115を備え、ロック機構115として、一面が平らに形成された上平面121aを有するロックピン121と、伸縮ブーム16に設けられ、ロックピン121が挿入されるロックピン孔161と、ロックピン121を進退させる推進機構にあたるロックピンシリンダ120と、を備え、上平面121aが、伸縮ブーム16が起立した状態で上面を向くからである。
図9に、荷重負荷時のロックピン121とロックピン孔161との関係を示す断面図を示す。図9では、図8の状態から、ロックピン孔161の当接面161aがロックピン121の上平面121aに当接する様子を示している。これは、伸縮ブーム16に例えばケリーバ44や掘削バケット45等がケリーロープ18で吊される、或いは、ミドルブーム16b及びアッパーブーム16cの自重によって、ミドルブーム16bまたはアッパーブーム16cが縮む方向に力が作用するためである。
つまり、伸縮ブーム16は、ロックピン孔161よりロックピン121にかかる加重を、上平面121aで受ける構成となっている。図9に示される様に、上平面121aでロックピン孔161よりかかる荷重を受けると、ロックピン121が丸ピンである場合に比べて荷重が分散される結果となる。接触面圧はヘルツの式により求められ、本実施形態の構成の場合は、ロックピン121の高さと同じ径の丸ピンに比べて接触面圧は半分以下に抑えることが可能となる。このことで、ロックピン121の寿命を延ばすことが可能となる。
また、伸縮ブーム16にストッパ165とインナーストッパ166を備えることで、ロックピン121の摩耗や変形を抑えることができる。これは、ストッパ165に、インナーストッパ166が当接した状態で、ロックピンシリンダ120を作動させてロックピン121をロックピン孔161に前進させることで、図8に示す位置にロックピン121が挿入される。つまり、ロックピン121の上下に第1隙間x1と第2隙間x2が設けられた状態となる。その後、図9に示された状態となり、上平面121aと当接面161aが当接し、ロックピン121の下側には(x1+x2)の隙間ができる結果となる。
つまり、ストッパ165に、インナーストッパ166が当接した状態で、図8に示す状況を作り出し、ロックピン121をロックピン孔161に挿入する際に、ある程度の隙間があればスムーズに挿入が可能となる。また、アースドリル機100の運用時には、図9に示すような状況で、上平面121aと当接面161aが当接するので、前述通り接触面圧の分散が可能となる。
また、図4乃至図6に示される様に、伸縮ブーム16の外周面にロックピンシリンダ120が取り付けられることで、ロックピンシリンダ120のメンテナンス性を向上させることが可能である。ロックピンシリンダ120には図示しない油圧機構が接続されてロックピン121を進退可能に保持している。ロックピン121は前述したように接触面圧の分散がなされることで、摩耗や損傷を抑えることができるが、定期的なメンテナンスは必要である。この為、分解、補修が容易であることが望ましい。よって、ロックピンシリンダ120が外周面に設けられていることで、アースドリル機100が有する伸縮ブーム16のメンテナンス性が向上し、メンテナンスコストやメンテナンス作業時間の短縮に貢献することができる。
また、伸縮ブーム16はロアブーム16a、ミドルブーム16b、及びアッパーブーム16cよりなり、伸縮ブーム16を図1に示す状態にまで伸ばした段階で、ロックピン孔161にロックピン121が挿入されてロックされる。この際に、ロックピンシリンダ120を伸縮ブーム16の前面16A、即ち伸縮ブーム16の伏せる方向に2つ、そして、その対向面となる後面16Bにも2つ配置されたロックピンシリンダ120よりロックピン121が挿入される。伸縮ブーム16は、アースドリル機100の運用上、図1に示したような角度で運用される。
アースドリル機100は、伸縮ブーム16からケリーバ44を吊り下げて掘削バケット45等で鉛直方向に掘り進める機械である。鉛直方向に数十m掘り下げる為に、ケリーバ44が傾いてしまうと穴が傾く虞がある。この為に、伸縮ブーム16の伸び縮みは可能な限り抑えられることが好ましく、ロックピンシリンダ120が前面16A及び後面16Bに設けられることで、伸縮ブーム16がロックされた状態から伸縮ブーム16の長さが変化することを避けられる。この為、正確な掘削作業を行うことができる。
また、副次的な効果として、伸縮ブーム16の前面16A及び後面16Bにロックピンシリンダ120を設けることで、ロックピン121の上平面121aに対して、伸縮ブーム16の傾きに影響されず、当接面161aからの接触面圧を分散できる。これは、伸縮ブーム16が可倒式であり、前面16A側に倒れ後面16B側に起きる構造となっているためである。仮にロックピン121を側面から挿入する場合、伸縮ブーム16の傾きによっては、ロックピン121に対して線接触の荷重をかけるケースが出てきてしまい、発明の効果が期待出来ない。尤も、多くの場合、伸縮ブーム16は図1の状態まで起してから伸縮する為に、基本的にこうした心配は不要だが、図3の状態のように角度θだけ伸縮ブーム16を起した状態でも伸縮ブーム16を伸ばすといったケースにも対応しうるため、よりロックピン121の寿命を延ばす効果が期待出来る。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。例えば、実施形態中、ロックピンシリンダ120での伸縮ブーム16のロック手順は、ロアブーム16a、ミドルブーム16b、アッパーブーム16cを全て伸ばした状態でロックすると説明しているが、別々に伸ばしてロックしても良い。また、ロックピンシリンダ120の形状や配置数を増やすことを妨げない。また、伸縮ブーム16の構造なども、テレスコピック構造であれば、段数の増減などに影響されずに採用が可能である。
12 上部旋回体
13 下部走行体
15 操縦室
16 伸縮ブーム
16A 前面
16B 後面
16a ロアブーム
16b ミドルブーム
16c アッパーブーム
100 アースドリル機
115 ロック機構
120 ロックピンシリンダ
121 ロックピン
121a 上平面
161 ロックピン孔
161a 当接面
165 ストッパ
166 インナーストッパ

Claims (4)

  1. テレスコピック構造の伸縮ブームと、前記伸縮ブームの先端よりケリーバと掘削装置を吊るし、掘削作業を行う掘削機械において、
    前記伸縮ブームには、前記伸縮ブームが伸びた状態を保持するロック機構を備え、
    前記ロック機構として、
    一面が平らに形成されたロックピンと、
    前記伸縮ブームに設けられ、前記ロックピンが挿入されるロックピン孔と、
    前記ロックピンを進退させる推進機構と、
    を備え、
    前記一面が、前記伸縮ブームが起立した状態で前記伸縮ブームが伸びる方向に配置されること、
    を特徴とする掘削機械。
  2. 請求項1に記載の掘削機械において、
    前記伸縮ブームは、第1ブームと該第1ブーム内に配置される第2ブームを有し、
    前記第1ブームに外側ストッパを備え、前記第2ブームに内側ストッパを備え、前記外側ストッパと前記内側ストッパとは、前記伸縮ブームの伸縮方向に重なるよう配置され、
    前記伸縮ブームが伸び、前記外側ストッパに前記内側ストッパが当接した際に、前記ロックピン孔の内面に対して前記ロックピンの前記一面が当接しないように隙間が設けられること、
    を特徴とする掘削機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の掘削機械において、
    前記ロック機構が、前記伸縮ブームの車体前面側と、該車体前面側と対向する後面側に配置されること、
    を特徴とする掘削機械。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の掘削機械において、
    前記ロック機構は、前記伸縮ブームの外面に保持され、
    前記ロックピンが前記伸縮ブームの外側から挿入し、前記伸縮ブームが伸びた状態で保持すること、
    を特徴とする掘削機械。
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