JP2015174688A - 梱包対象物の固定部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の隙間埋め資材と同様に梱包対象物を保持・固定しつつ廃棄や分別を容易とし、再利用も可能で汎用性にも優れた固定部材を提供する。
【解決手段】梱包対象物となる内箱1を外箱内の設置面2に固定するための固定部材10であり、内箱1の隣接する二つの側面にそれぞれ面接触状態で配置される、一体的に連結された二枚の側板11と、二枚の側板11の各下辺から延設され、設置面2と面接触状態となるように折り曲げられて設置面2に固定される貼付板12と、二枚の側板11の上辺から延設され、内箱1の天面と面接触状態となるように折り曲げられて内箱1を保持する天面押さえ板13とを備える構成としてある。
【選択図】図3
【解決手段】梱包対象物となる内箱1を外箱内の設置面2に固定するための固定部材10であり、内箱1の隣接する二つの側面にそれぞれ面接触状態で配置される、一体的に連結された二枚の側板11と、二枚の側板11の各下辺から延設され、設置面2と面接触状態となるように折り曲げられて設置面2に固定される貼付板12と、二枚の側板11の上辺から延設され、内箱1の天面と面接触状態となるように折り曲げられて内箱1を保持する天面押さえ板13とを備える構成としてある。
【選択図】図3
Description
本発明は、通信販売等において配送対象となる各種製品を収納した内箱を、それよりも一回り以上大きな外箱に収納して梱包・配送するための梱包構造において、外箱内における内箱の位置決めや保持・固定に好適に用いられる梱包対象物の固定部材に関する。
現在、通信販売による商品の購入機会が増大している。
通信販売で購入された製品は、配送時に、メーカー等が包装した箱状の製品パッケージに外傷等が付くことを防止するため、製品パッケージを内箱として、更に通販業者等が用意した定型の外箱に箱詰めすることが行われている。
通信販売で購入された製品は、配送時に、メーカー等が包装した箱状の製品パッケージに外傷等が付くことを防止するため、製品パッケージを内箱として、更に通販業者等が用意した定型の外箱に箱詰めすることが行われている。
このような場合に、通常、内箱となる製品パッケージの外寸と外箱となる通販業者の定型箱の内寸とは一致していないことから、大きさの異なる様々な内箱(製品パッケージ)に対応できるように、外箱は内寸が十分に大きなものが定型箱として用意されるようになっている。
このため、外箱に製品パッケージ(内箱)をそのまま入れただけでは、外箱と内箱の間に大きな隙間や空間ができてしまい、輸送時の振動等により製品パッケージが動いてパッケージや製品に破損等が生じるおそれがある。
このため、外箱に製品パッケージ(内箱)をそのまま入れただけでは、外箱と内箱の間に大きな隙間や空間ができてしまい、輸送時の振動等により製品パッケージが動いてパッケージや製品に破損等が生じるおそれがある。
そこで、このような外箱と内箱の寸法差の問題を解消するために、内箱となる製品パッケージの外寸と外箱となる通販業者の定型箱の内寸との空間(隙間)に、隙間埋め用の資材を配置・充填等することが行われている。
この種の隙間埋め資材としては、例えばボーカスペーパーやパラタイプ緩衝材、合成樹脂性の袋に空気を密封した緩衝材等、密度が低く、製品パッケージの外寸と定型箱の内寸との間の空間の形状に沿い易い資材が用いられている。
また、このような従来の隙間埋め資材やこれを用いた梱包構造に関するものとしては、例えば特許文献1−3に開示されているようなものがある。
この種の隙間埋め資材としては、例えばボーカスペーパーやパラタイプ緩衝材、合成樹脂性の袋に空気を密封した緩衝材等、密度が低く、製品パッケージの外寸と定型箱の内寸との間の空間の形状に沿い易い資材が用いられている。
また、このような従来の隙間埋め資材やこれを用いた梱包構造に関するものとしては、例えば特許文献1−3に開示されているようなものがある。
しかしながら、上記のような従来の梱包構造に用いられる隙間埋め資材は、形状の自由度が高く、それによって汎用性に優れるという利点がある反面、一つ一つの隙間埋め資材が嵩張り、また、複数(多数)の隙間埋め資材を必要とすることから、梱包の開梱後の隙間埋め資材の収集や減容化・廃棄などが手間となるという問題があった。
また、梱包構造に用いられる外箱は、多くの場合、定型箱の素材に紙(段ボール等)が使用されているため、紙以外の合成樹脂等の材料で形成された隙間埋め資材は、外箱とは分別して廃棄する必要があり、そのための作業等が煩瑣であった。
さらに、隙間埋めのために多くの隙間埋め資材を使用することは、環境負荷の増大にも繋がるという問題もあった。
また、梱包構造に用いられる外箱は、多くの場合、定型箱の素材に紙(段ボール等)が使用されているため、紙以外の合成樹脂等の材料で形成された隙間埋め資材は、外箱とは分別して廃棄する必要があり、そのための作業等が煩瑣であった。
さらに、隙間埋めのために多くの隙間埋め資材を使用することは、環境負荷の増大にも繋がるという問題もあった。
本発明は、以上のような問題を解決するために提案されたものであり、従来の隙間埋め資材と同様に梱包対象物を保持・固定しつつ、廃棄や分別等が容易で、再利用も可能で、汎用性にも優れた梱包対象物の固定部材の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の梱包対象物の固定部材は、箱状の梱包対象物を設置面に固定するための固定部材であって、一部において連結される板状部材からなり、梱包対象物の側面にそれぞれ面接触状態となるように隣接して配置される二枚の側板と、二枚の各側板の下辺から連続し、設置面と面接触状態となるように折り曲げられて、当該設置面に固定される貼付板と、二枚の各側板の上辺から連続し、梱包対象物の天面と面接触状態となるように折り曲げられて、当該梱包対象物を保持する天面押さえ板と、を備える構成としてある。
本発明によれば、従来の隙間埋め資材と同様に梱包対象物を保持・固定できるとともに、廃棄や分別等が容易で、再利用も可能で、汎用性にも優れた梱包対象物の固定部材を提供することができる。
以下、本発明に係る梱包対象物の固定部材の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、図1〜4を参照して、本発明に係る梱包対象物の固定部材の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る梱包対象物の固定部材を示す組み立て状態の外観斜視図である。
また、図2は、本発明の第一実施形態に係る梱包対象物の固定部材の組み立て工程を示す説明図であり、(a)は組み立てる前の平板状の状態、(b)は組み立て途中の状態、(c)は組み立てられた状態の、それぞれ外観斜視図である。
[第一実施形態]
まず、図1〜4を参照して、本発明に係る梱包対象物の固定部材の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る梱包対象物の固定部材を示す組み立て状態の外観斜視図である。
また、図2は、本発明の第一実施形態に係る梱包対象物の固定部材の組み立て工程を示す説明図であり、(a)は組み立てる前の平板状の状態、(b)は組み立て途中の状態、(c)は組み立てられた状態の、それぞれ外観斜視図である。
[固定部材]
これらの図に示すように、本実施形態に係る固定部材10は、箱状の梱包対象物を設置面に固定するための固定手段である。
固定部材10は、後述する図3,4に示すように、例えば通信販売等において配送・梱包の対象物となる各種製品を収納した内箱1を、それよりも一回り以上大きな外箱3に収納して梱包・配送するための梱包構造において、外箱3内の設置面2に対して内箱1を位置決め及び保持・固定するための固定手段となっている。
これらの図に示すように、本実施形態に係る固定部材10は、箱状の梱包対象物を設置面に固定するための固定手段である。
固定部材10は、後述する図3,4に示すように、例えば通信販売等において配送・梱包の対象物となる各種製品を収納した内箱1を、それよりも一回り以上大きな外箱3に収納して梱包・配送するための梱包構造において、外箱3内の設置面2に対して内箱1を位置決め及び保持・固定するための固定手段となっている。
具体的には、固定部材10は、図1に示すように、側板11(11a,11b)と、貼付板12(12a,12b)と、天面押さえ板13(13a,13b)の各部を備えて構成されており、これら各部(側板11,貼付板12,天面押さえ板13)を備える固定部材10が一枚の板状体/パネル部材から作られるようになっている。
そして、図2(a)〜(c)に示すように、一枚の板状のパネル部材が所定方向に折り曲げられて組み立てられることにより、側板11,貼付板12,天面押さえ板13の各部を備えた固定部材10が構成されるようになっている。
そして、図2(a)〜(c)に示すように、一枚の板状のパネル部材が所定方向に折り曲げられて組み立てられることにより、側板11,貼付板12,天面押さえ板13の各部を備えた固定部材10が構成されるようになっている。
[側板]
側板11は、梱包対象物の連続する二つの側面とそれぞれ面接触状態となるように隣接して配置される二枚の板状部材である。
本実施形態では、梱包対象物となる内箱1の高さ方向に長い長方形状の二枚の側板11a,11bが、互いの隣接する長辺同士が一体的に接続された状態で構成されている。そして、この二枚の側板11a,11bは、一体的に接続・連続している長辺に沿って、略90度に折り曲げられるようになっている。
これによって、一体的に構成された二枚の側板11a,11bにより、固定部材10が分離不能に連結された構成となり、かつ、二枚の側板11a,11bが折り曲げられることにより、箱状の梱包対象物(内箱1)の角部の連続する側面にそれぞれ面接触状態で配置可能になる。
側板11は、梱包対象物の連続する二つの側面とそれぞれ面接触状態となるように隣接して配置される二枚の板状部材である。
本実施形態では、梱包対象物となる内箱1の高さ方向に長い長方形状の二枚の側板11a,11bが、互いの隣接する長辺同士が一体的に接続された状態で構成されている。そして、この二枚の側板11a,11bは、一体的に接続・連続している長辺に沿って、略90度に折り曲げられるようになっている。
これによって、一体的に構成された二枚の側板11a,11bにより、固定部材10が分離不能に連結された構成となり、かつ、二枚の側板11a,11bが折り曲げられることにより、箱状の梱包対象物(内箱1)の角部の連続する側面にそれぞれ面接触状態で配置可能になる。
ここで、二枚の側板11a,11bの折り曲げ部分は、固定部材10を構成する一枚のパネル材の所定箇所に折れ線加工(折り曲げ加工)が形成されており、その折れ線加工部分に沿って、パネル材が折り曲げて組み立てられるようになっている。
この折れ線加工としては、例えば切り込み(ハーフカット)加工やV字加工により、固定部材10を構成するパネルが所望の方向に向かって折り曲げ可能となるように形成されるものである。
この折れ線加工によって、二枚の側板11a,11bが略直角に折り曲げられるようになり、箱状の梱包対象物(内箱1)の角部の隣接する側面に沿って、それぞれ面接触状態で配置できるようになる。
この折れ線加工としては、例えば切り込み(ハーフカット)加工やV字加工により、固定部材10を構成するパネルが所望の方向に向かって折り曲げ可能となるように形成されるものである。
この折れ線加工によって、二枚の側板11a,11bが略直角に折り曲げられるようになり、箱状の梱包対象物(内箱1)の角部の隣接する側面に沿って、それぞれ面接触状態で配置できるようになる。
また、側板11a,11bは、長辺の長さ(高さ)が、梱包対象物(内箱1)の設置状態における高さと略同じ長さ(高さ)となるように形成される。
これによって、梱包対象物の側面に沿って設置された側板11が、梱包対象物の高さ方向の全体を保持できるようになり、かつ、後述する天面押さえ板13によって梱包対象物の天面を保持できるようになる。
なお、後述するように、側板11a,11bの長さ(高さ)が変更・調整できるように固定部材10を構成することができる(図5参照)。
これによって、梱包対象物の側面に沿って設置された側板11が、梱包対象物の高さ方向の全体を保持できるようになり、かつ、後述する天面押さえ板13によって梱包対象物の天面を保持できるようになる。
なお、後述するように、側板11a,11bの長さ(高さ)が変更・調整できるように固定部材10を構成することができる(図5参照)。
また、側板11a,11bの短辺の長さ(幅)は、梱包対象物(内箱1)の大きさや重量などに応じて任意に設定することができる。
側板11a,11bの短辺の長さ(幅)を大きく(長く)設定すれば、それだけ梱包対象物(内箱1)の保持力を増大させることができ、より安定的に梱包対象物(内箱1)を保持・固定することができる。このため、外形や重量等が大きい梱包対象物の場合に好適である。
一方、側板11a,11bの短辺の長さ(幅)を小さく(短く)設定すれば、それだけ固定部材10を小型軽量化することができ、固定部材10の取り扱いや保管・運搬・設置等をより容易にすることができる。このため、梱包対象物が比較的小さく軽量な場合や、複数の梱包対象物を同時に固定するような場合に好適である。
側板11a,11bの短辺の長さ(幅)を大きく(長く)設定すれば、それだけ梱包対象物(内箱1)の保持力を増大させることができ、より安定的に梱包対象物(内箱1)を保持・固定することができる。このため、外形や重量等が大きい梱包対象物の場合に好適である。
一方、側板11a,11bの短辺の長さ(幅)を小さく(短く)設定すれば、それだけ固定部材10を小型軽量化することができ、固定部材10の取り扱いや保管・運搬・設置等をより容易にすることができる。このため、梱包対象物が比較的小さく軽量な場合や、複数の梱包対象物を同時に固定するような場合に好適である。
[貼付板]
貼付板12は、二枚の側板11a,11bのそれぞれの下辺から連続し、梱包対象物となる内箱1の設置面2と面接触状態となるように折り曲げられて、その設置面2に固定される板状部材である。
本実施形態では、上述した二枚の側板11a,11bの各下辺から舌片状に連続する、互いに分離・独立した長方形状又は正方形状の二枚の貼付板12a,12bによって構成されている。
貼付板12は、二枚の側板11a,11bのそれぞれの下辺から連続し、梱包対象物となる内箱1の設置面2と面接触状態となるように折り曲げられて、その設置面2に固定される板状部材である。
本実施形態では、上述した二枚の側板11a,11bの各下辺から舌片状に連続する、互いに分離・独立した長方形状又は正方形状の二枚の貼付板12a,12bによって構成されている。
そして、この二枚の貼付板12a,12bが、連続する側板11a,11bの下辺に沿って、それぞれ対応する側板11a,11bに対して、略90度に折り曲げられるようになっている。
なお、この二枚の貼付板12a,12bの折り曲げ部分についても、上述した側板11a,11bの折り曲げ部分と同様に、固定部材10を構成する一枚のパネル材の所定箇所に折れ線加工が形成され、その折れ線加工部分に沿って、パネル材が折り曲げできるようになっている。
なお、この二枚の貼付板12a,12bの折り曲げ部分についても、上述した側板11a,11bの折り曲げ部分と同様に、固定部材10を構成する一枚のパネル材の所定箇所に折れ線加工が形成され、その折れ線加工部分に沿って、パネル材が折り曲げできるようになっている。
これによって、折り曲げられた二枚の貼付板12a,12bが、それぞれ、箱状の梱包対象物(内箱1)が設置された設置面2と面接触状態で配置できるようになる。
そして、設置面2に対して面接触状態となった貼付板12a,12bが、設置面2に固定されることで、固定部材10が設置面2に対して接合・固定され、後述する天面押さえ板13が梱包対象物の天面を保持することにより、固定部材10によって梱包対象物が設置面2に位置決め・保持されるようになる。
そして、設置面2に対して面接触状態となった貼付板12a,12bが、設置面2に固定されることで、固定部材10が設置面2に対して接合・固定され、後述する天面押さえ板13が梱包対象物の天面を保持することにより、固定部材10によって梱包対象物が設置面2に位置決め・保持されるようになる。
ここで、貼付板12の設置面2に対する接合・固定方法としては、任意の手段を採用することができ、例えば、貼付板12の設置面2と面接触する面に、予め例えば両面テープや接着剤等の粘着手段・接着手段を備えておくことができる。
また、例えば、貼付板12を設置面2に対して面接触させた状態で、粘着テープや接着剤等を用いて、事後的に接合・接着させることもできる。
さらに、粘着テープや接着剤だけでなく、例えば、貼付板12と設置面2を一体として打ち込み可能なアンカー形状の固定部材や、段ボール留め具(所謂Pジョイント),リベットなど、固定部材10とは別部材からなる固定部材・固定手段を用いて貼付板12を設置面2に接合・固定することもできる。
また、例えば、貼付板12を設置面2に対して面接触させた状態で、粘着テープや接着剤等を用いて、事後的に接合・接着させることもできる。
さらに、粘着テープや接着剤だけでなく、例えば、貼付板12と設置面2を一体として打ち込み可能なアンカー形状の固定部材や、段ボール留め具(所謂Pジョイント),リベットなど、固定部材10とは別部材からなる固定部材・固定手段を用いて貼付板12を設置面2に接合・固定することもできる。
また、貼付板12a,12bの大きさは、梱包対象物(内箱1)の大きさや重量などに応じて任意に設定することができる。
貼付板12a,12bを大きく(長く)設定すれば、それだけ梱包対象物(内箱1)の保持力を増大させることができ、一方、小さく(短く)設定すれば、それだけ固定部材10を小型軽量化することができ、取り扱いをより容易にすることができる。
なお、後述するように、貼付板12a,12bについても、側板11a,11bの長さ変更に伴って変更・調整できるように固定部材10を構成することができる(図5参照)。
貼付板12a,12bを大きく(長く)設定すれば、それだけ梱包対象物(内箱1)の保持力を増大させることができ、一方、小さく(短く)設定すれば、それだけ固定部材10を小型軽量化することができ、取り扱いをより容易にすることができる。
なお、後述するように、貼付板12a,12bについても、側板11a,11bの長さ変更に伴って変更・調整できるように固定部材10を構成することができる(図5参照)。
[天面押さえ板]
天面押さえ板13は、二枚の側板11a,11bのそれぞれの上辺から連続し、梱包対象物となる内箱1の天面と面接触状態となるように折り曲げられて、その梱包対象物を保持する板状部材である。
本実施形態では、天面押さえ板13は、上述した貼付板12と対をなす略同形・同大の板状部材として構成され、二枚の側板11a,11bの各上辺から舌片状に連続する、互いに分離・独立した長方形状又は正方形状の二枚の天面押さえ板13a,13bによって構成されている。
天面押さえ板13は、二枚の側板11a,11bのそれぞれの上辺から連続し、梱包対象物となる内箱1の天面と面接触状態となるように折り曲げられて、その梱包対象物を保持する板状部材である。
本実施形態では、天面押さえ板13は、上述した貼付板12と対をなす略同形・同大の板状部材として構成され、二枚の側板11a,11bの各上辺から舌片状に連続する、互いに分離・独立した長方形状又は正方形状の二枚の天面押さえ板13a,13bによって構成されている。
この二枚の天面押さえ板13a,13bが、連続する側板11a,11bの上辺に沿って、それぞれ対応する側板11a,11bに対して略90度に折り曲げられて、二枚の天面押さえ板13a,13bが、互いに面接触状態となるように折り重ねられるようになっている。
そして、これら二枚の天面押さえ板13a,13b同士の一部又は全部が、折り重ねられた状態で粘着又は接着されて接合されるようになっている。
この二枚の天面押さえ板13a,13bの折り曲げ部分についても、上述した側板11a,11b、貼付板12a,12bの折り曲げ部分と同様に、固定部材10を構成する一枚のパネル材の所定箇所に折れ線加工が形成され、その折れ線加工部分に沿って、パネル材が折り曲げできるようになっている。
そして、これら二枚の天面押さえ板13a,13b同士の一部又は全部が、折り重ねられた状態で粘着又は接着されて接合されるようになっている。
この二枚の天面押さえ板13a,13bの折り曲げ部分についても、上述した側板11a,11b、貼付板12a,12bの折り曲げ部分と同様に、固定部材10を構成する一枚のパネル材の所定箇所に折れ線加工が形成され、その折れ線加工部分に沿って、パネル材が折り曲げできるようになっている。
これによって、折り曲げられた二枚の天面押さえ板13a,13bが、それぞれ、互いに面接触状態となるように折り重ねられて、設置面2に設置された箱状の梱包対象物(内箱1)の天面と面接触状態で配置できるようになる。
そして、内箱1の天面が、面接触状態で係合する天面押さえ板13a,13bによって保持されることで、上述した貼付板12が設置面2に接合されることで固定部材10が固定されることにより、固定部材10によって梱包対象物が設置面2に対して保持・固定されるようになる。
そして、内箱1の天面が、面接触状態で係合する天面押さえ板13a,13bによって保持されることで、上述した貼付板12が設置面2に接合されることで固定部材10が固定されることにより、固定部材10によって梱包対象物が設置面2に対して保持・固定されるようになる。
ここで、折り重ねられる二枚の天面押さえ板13a,13b同士の接合・固定方法は、上述した貼付板12と設置面2の固定の場合と略同様に、任意の手段を採用することができ、例えば、二枚の天面押さえ板13a,13bの面接触する面同士に、予め例えば両面テープや接着剤等の粘着手段・接着手段を備えておくことができる。
また、例えば、二枚の天面押さえ板13a,13bを折り重ねて面接触させた状態で、粘着テープや接着剤等を用いて、事後的に接合・接着させることもできる。また、上述した貼付板12と設置面2の場合と同様、アンカー部材等、別部材からなる固定手段を用いて天面押さえ13a,13b同士を接合・固定することもできる。
さらに、折り重ねて接合された天面押さえ板13と梱包対象物(内箱1)の天面の間も、上述したような任意の方法により接合・固定することができる。
また、例えば、二枚の天面押さえ板13a,13bを折り重ねて面接触させた状態で、粘着テープや接着剤等を用いて、事後的に接合・接着させることもできる。また、上述した貼付板12と設置面2の場合と同様、アンカー部材等、別部材からなる固定手段を用いて天面押さえ13a,13b同士を接合・固定することもできる。
さらに、折り重ねて接合された天面押さえ板13と梱包対象物(内箱1)の天面の間も、上述したような任意の方法により接合・固定することができる。
[板状部材]
以上のような各部を備えた固定部材10を構成する板状部材としては、例えば、段ボールや厚紙などの紙製、また、気泡ボートやプラスチック段ボール(プラ段)などの合成樹脂製のボード/シート部材等で構成することができる。
シート部材を所定の形状に裁断し、折れ線加工を施すことにより、上述したような本実施形態に係る固定部材10を形成することができる。
以上のような各部を備えた固定部材10を構成する板状部材としては、例えば、段ボールや厚紙などの紙製、また、気泡ボートやプラスチック段ボール(プラ段)などの合成樹脂製のボード/シート部材等で構成することができる。
シート部材を所定の形状に裁断し、折れ線加工を施すことにより、上述したような本実施形態に係る固定部材10を形成することができる。
ここで、固定部材を構成する板状部材は、梱包対象物となる内箱1をしっかりと保持・固定する観点から、板状部材は一定の硬さ・剛性を有することが必要である。
また、搬送・配送等の間に加わる振動や衝撃等を吸収・緩衝する観点からは、板状部材は一定の柔軟性・可撓性を有することが好ましい。
このような一定の剛性及び可撓性を有する限り、固定部材10を構成する板状部材の材質や厚み・構造等については、特に限定はない。
また、搬送・配送等の間に加わる振動や衝撃等を吸収・緩衝する観点からは、板状部材は一定の柔軟性・可撓性を有することが好ましい。
このような一定の剛性及び可撓性を有する限り、固定部材10を構成する板状部材の材質や厚み・構造等については、特に限定はない。
なお、紙製の板状部材を使用した場合、紙製の外箱3と分別廃棄する必要がなく、廃棄作業がより簡単となり、リサイクル性も向上する等のメリットがある。
また、合成樹脂製の板状部材を使用した場合、紙製の場合と比較して固定部材10の耐湿性・耐久性等が高くなり、より多く長く、反復して繰り返し使用することができ、固定部材10自体の小型軽量化と薄板状により保管場所等も取らないことから、リユース性が高くなるメリットがある。
また、合成樹脂製の板状部材を使用した場合、紙製の場合と比較して固定部材10の耐湿性・耐久性等が高くなり、より多く長く、反復して繰り返し使用することができ、固定部材10自体の小型軽量化と薄板状により保管場所等も取らないことから、リユース性が高くなるメリットがある。
[固定部材による固定方法]
次に、以上のように構成された本実施形態に係る固定部材を用いて、梱包対象物を固定・保持する場合について、上述した図2と、図3及び図4を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態に係る固定部材10によって梱包対象物となる内箱1を固定した状態の外観斜視図であり、外箱3の略中央に配置した梱包対象物の対角線上に対向する角部二箇所を固定部材10で固定した場合である。
図4は、同じく外箱3の角部に寄せて配置した内箱1の角部一箇所を固定部材10で固定した場合である。
次に、以上のように構成された本実施形態に係る固定部材を用いて、梱包対象物を固定・保持する場合について、上述した図2と、図3及び図4を参照しつつ説明する。
図3は、本実施形態に係る固定部材10によって梱包対象物となる内箱1を固定した状態の外観斜視図であり、外箱3の略中央に配置した梱包対象物の対角線上に対向する角部二箇所を固定部材10で固定した場合である。
図4は、同じく外箱3の角部に寄せて配置した内箱1の角部一箇所を固定部材10で固定した場合である。
まず、内箱1を固定部材10で保持・固定する前提として、固定部材10を予め組み立てる。
固定部材10の組立は、図2に示したように、一枚の板状のパネル部材を(図2(a)参照)、折れ線加工部分に沿って所定方向に折り曲げていく(図2(b)参照)。
具体的には、まず、二枚の側板11a,11bを、長辺の折れ線加工部分に沿って略90度に折り曲げ、それとともに、貼付板12と天面押さえ板13も折れ線加工部分に沿って折り曲げる。
固定部材10の組立は、図2に示したように、一枚の板状のパネル部材を(図2(a)参照)、折れ線加工部分に沿って所定方向に折り曲げていく(図2(b)参照)。
具体的には、まず、二枚の側板11a,11bを、長辺の折れ線加工部分に沿って略90度に折り曲げ、それとともに、貼付板12と天面押さえ板13も折れ線加工部分に沿って折り曲げる。
二枚の貼付板12a,12bは、対応する各側板11a,11bに対して、梱包対象物とは反対側に略90度に折り曲げる。
また、二枚の天面押さえ板13a,13bは、対応する各側板11a,11bに対して、梱包対象物側に略90度に折り曲げる。これにより、二枚の天面押さえ板13a,13bは、互いに面接触状態で折り重ねられた状態となるので、上述した任意の方法により、二枚の天面押さえ板13a,13bを互いに接合・固定する。
これによって、側板11,貼付板12,天面押さえ板13の各部を備えた固定部材10が組み立てられたことになる。
また、二枚の天面押さえ板13a,13bは、対応する各側板11a,11bに対して、梱包対象物側に略90度に折り曲げる。これにより、二枚の天面押さえ板13a,13bは、互いに面接触状態で折り重ねられた状態となるので、上述した任意の方法により、二枚の天面押さえ板13a,13bを互いに接合・固定する。
これによって、側板11,貼付板12,天面押さえ板13の各部を備えた固定部材10が組み立てられたことになる。
そして、この組み立てられた固定部材10によって、梱包対象物となる内箱1を外箱3の設置面2上に固定する。
まず、図3に示す例では、梱包対象物となる内箱1を外箱3内の設置面2の略中央に配置し、その内箱1の対角線上に対向する角部二箇所に固定部材10を配置する。
また、図4に示す例では、内箱1を外箱3の角部に寄せて配置し、その内箱1の外箱3の角部と対向する角部一箇所に固定部材10を配置する。この場合、内箱1の一方の角部は外箱3の角部によって位置決め・保持されるため、少なくとも内箱1の角部一箇所に固定部材10を配置すれば良いことになる。
まず、図3に示す例では、梱包対象物となる内箱1を外箱3内の設置面2の略中央に配置し、その内箱1の対角線上に対向する角部二箇所に固定部材10を配置する。
また、図4に示す例では、内箱1を外箱3の角部に寄せて配置し、その内箱1の外箱3の角部と対向する角部一箇所に固定部材10を配置する。この場合、内箱1の一方の角部は外箱3の角部によって位置決め・保持されるため、少なくとも内箱1の角部一箇所に固定部材10を配置すれば良いことになる。
内箱1の角部に配置された固定部材10は、略直角に折り曲げられた二枚の側板11a,11bが、内箱1の角部の側面にそれぞれ面接触状態となる。
また、側板11a,11bに対して略直角に折り曲げられた二枚の貼付板12,12bは、内箱1が設置された設置面2に対して面接触状態となる。
さらに、側板11a,11bに対して略直角に折り曲げられて互いに折り重ねられた状態で接合されている二枚の天面押さえ板13a,13bは、内箱1の角部の天面に面接触状態となる。
また、側板11a,11bに対して略直角に折り曲げられた二枚の貼付板12,12bは、内箱1が設置された設置面2に対して面接触状態となる。
さらに、側板11a,11bに対して略直角に折り曲げられて互いに折り重ねられた状態で接合されている二枚の天面押さえ板13a,13bは、内箱1の角部の天面に面接触状態となる。
この状態で、固定部材10の貼付板12と外箱3の設置面2とを、上述した任意の方法により、相互に接合・固定する。
また、必要に応じて、折り重ねられた状態で接合されている天面押さえ板13を、内箱1の天面と接合することもできる。これにより、固定部材10による内箱1の保持・固定を、より堅固なものとすることができる。
以上により、固定部材10による設置と内箱1の固定が完了する。
その後は、外箱3を閉じて梱包を完成させ、保管・搬送等の必要な作業を行う。
また、必要に応じて、折り重ねられた状態で接合されている天面押さえ板13を、内箱1の天面と接合することもできる。これにより、固定部材10による内箱1の保持・固定を、より堅固なものとすることができる。
以上により、固定部材10による設置と内箱1の固定が完了する。
その後は、外箱3を閉じて梱包を完成させ、保管・搬送等の必要な作業を行う。
一方、外箱3の梱包を解除して、固定部材10による内箱1の固定を解除する場合には、上記と逆の手順により作業を行う。
まず、外箱3を開封して、設置面2に設置・固定されている固定部材10を取り外す。固定部材10は、設置面2に接合されている貼付板12を引き剥がすことで取りはずことができる。また、天面押さえ板13が内箱1の天面に接合されている場合に、そちらも引き剥がす。これによって、簡単に固定部材10を設置面2から取り外すことができ、これによって内箱1を設置面2(外箱3)から取り出すことができる。
取り外された固定部材10は、折れ線加工部分にそって折り曲げを解除して組み立てる前の平板状に戻すことができる(図2(a)参照)。これによって、平板状の固定部材10は、保管・取り扱いが容易に行え、次に使用する場合には、上記の手順に沿って再度組み立てて使用することができる。
まず、外箱3を開封して、設置面2に設置・固定されている固定部材10を取り外す。固定部材10は、設置面2に接合されている貼付板12を引き剥がすことで取りはずことができる。また、天面押さえ板13が内箱1の天面に接合されている場合に、そちらも引き剥がす。これによって、簡単に固定部材10を設置面2から取り外すことができ、これによって内箱1を設置面2(外箱3)から取り出すことができる。
取り外された固定部材10は、折れ線加工部分にそって折り曲げを解除して組み立てる前の平板状に戻すことができる(図2(a)参照)。これによって、平板状の固定部材10は、保管・取り扱いが容易に行え、次に使用する場合には、上記の手順に沿って再度組み立てて使用することができる。
このようにして、固定部材10は簡単に組み立てて内箱1の固定・梱包のために使用することができ、固定の解除や、再度使用するまでの保管・管理も容易に行うことができる。
また、固定部材10は、少なくとも内箱1の一箇所の角部に装着することで、内箱1を固定・保持することができ、過剰の梱包・固定用の資材等を一切使用することなく、必要最小限の部材のみによって、内箱1を確実に保持・固定させることができる。
また、固定部材10は、内箱1の角部二箇所以上に装着することもでき、例えば外箱3内での重心が偏ることを防止するためには、外箱3の略中央に内箱1を設置して、固定部材10を2個以上使用して、内箱1の角部を二箇所以上固定・保持することができる。
また、固定部材10は、少なくとも内箱1の一箇所の角部に装着することで、内箱1を固定・保持することができ、過剰の梱包・固定用の資材等を一切使用することなく、必要最小限の部材のみによって、内箱1を確実に保持・固定させることができる。
また、固定部材10は、内箱1の角部二箇所以上に装着することもでき、例えば外箱3内での重心が偏ることを防止するためには、外箱3の略中央に内箱1を設置して、固定部材10を2個以上使用して、内箱1の角部を二箇所以上固定・保持することができる。
[変形例]
次に、以上のような本発明の第一実施形態に係る固定部材の変形例について、図5及び図6を参照して説明する。
図5(a)に示す固定部材10は、一体的に形成された二枚の側板11a,11bに切り離し用のミシン目を形成したもので、同じく図5(b)は、切り離し用のスリットを形成したものである。
側板11a,11bの切り離し用のミシン目やスリットは、貼付板12a,12b及び天面押さえ板13a,13bが連続している端部(下辺/上辺)から、中央の折れ線加工部分に沿って設けられるようになっている。
次に、以上のような本発明の第一実施形態に係る固定部材の変形例について、図5及び図6を参照して説明する。
図5(a)に示す固定部材10は、一体的に形成された二枚の側板11a,11bに切り離し用のミシン目を形成したもので、同じく図5(b)は、切り離し用のスリットを形成したものである。
側板11a,11bの切り離し用のミシン目やスリットは、貼付板12a,12b及び天面押さえ板13a,13bが連続している端部(下辺/上辺)から、中央の折れ線加工部分に沿って設けられるようになっている。
このような切り離し用のミシン目やスリットを設けることで、側板11a,11bを端部(下辺/上辺)から所望の長さ分だけ切り離し、それによって、側板11に連続する貼付板12・天面押さえ板13の折り曲げ位置を変更・調整することができる。
図5(a),(b)に示す例では、切り離し用のミシン目やスリットとともに、側板11に貼付板12/天面押さえ板13の折り曲げ予定線15a,15b/16a,16bが複数設けられており、この折り曲げ予定線に沿って、複数の位置で側板11を折り曲げることができるようになっている。
なお、この折り曲げ予定線15a,15b/16a,16bは、印刷等によって単に折り曲げ予定線を描くだけでも良く、また、上述した折れ線加工を施すようにすることもできる。
図5(a),(b)に示す例では、切り離し用のミシン目やスリットとともに、側板11に貼付板12/天面押さえ板13の折り曲げ予定線15a,15b/16a,16bが複数設けられており、この折り曲げ予定線に沿って、複数の位置で側板11を折り曲げることができるようになっている。
なお、この折り曲げ予定線15a,15b/16a,16bは、印刷等によって単に折り曲げ予定線を描くだけでも良く、また、上述した折れ線加工を施すようにすることもできる。
このような構成により、側板11の高さを調整可能とすることができ、固定部材10で固定・保持する梱包対象物(内箱1)の大きさ(高さ)が複数異なる場合にも、一つの固定部材10によって対応することができる。
また、側板11の高さを変更・調整することで、同時に、貼付板12や天面押さえ板13の長さも変更されることになり、貼付板12や天面押さえ板13による保持力・固定力を高めることもできるようになる。
また、側板11の高さを変更・調整することで、同時に、貼付板12や天面押さえ板13の長さも変更されることになり、貼付板12や天面押さえ板13による保持力・固定力を高めることもできるようになる。
図6(a)は固定部材10を別々に切り離して形成した場合、(b)は固定部材10をL字状に一体的に形成した場合である。
上述した図1〜5に示した実施形態では、長方形状の一枚の板状部材によって側板11,貼付板12,天面押さえ板13の各部が一体的に備えられた固定部材10を形成していた。
但し、本発明の固定部材は、そのような一枚の長方形状の板状部材からなる固定部材10のみに限定されず、例えば図6(a),(b)に示すような形態によっても実現することができる。
上述した図1〜5に示した実施形態では、長方形状の一枚の板状部材によって側板11,貼付板12,天面押さえ板13の各部が一体的に備えられた固定部材10を形成していた。
但し、本発明の固定部材は、そのような一枚の長方形状の板状部材からなる固定部材10のみに限定されず、例えば図6(a),(b)に示すような形態によっても実現することができる。
図6(a)は、分離独立した細長い長方形状(帯状・短冊状)の板状部材二枚によって固定部材10が構成されている。
二枚の各板状部材が、それぞれ一枚の側板11,貼付板12,天面押さえ板13を形成しており、これら二枚の板状部材が組み立てられて、図1に示した場合と略同様の固定部材10が構成されるようになっている。
この場合、二枚の板状部材は、互いに面接触状態で重ねて配置される天面押さえ板13a,13b同士が接合されることで、一体的に連結された固定部材10を構成するようになっている。
二枚の各板状部材が、それぞれ一枚の側板11,貼付板12,天面押さえ板13を形成しており、これら二枚の板状部材が組み立てられて、図1に示した場合と略同様の固定部材10が構成されるようになっている。
この場合、二枚の板状部材は、互いに面接触状態で重ねて配置される天面押さえ板13a,13b同士が接合されることで、一体的に連結された固定部材10を構成するようになっている。
図6(b)は、図6(a)と略同様の長方形状(帯状・短冊状)の板状部材がL字形状に形成されて固定部材10が構成されている。
L字状の板状部材は、天面押さえ板13の部分で一体的に連結されており、L字状に延びる各辺に、それぞれ側板11a,11bと貼付板11b,12bが形成されるようになっている。
そして、天面押さえ板13の各辺で連続する側板11a,11bが折り曲げられることで、図1に示した場合と略同様の固定部材10が構成されるようになる。
この場合には、天面押さえ板13は一枚の板状部材からなり、側板11と貼付板12がそれぞれ二枚の板状部材からなり、天面押さえ板13の部分で一体的に連結された固定部材10を構成するようになっている。
L字状の板状部材は、天面押さえ板13の部分で一体的に連結されており、L字状に延びる各辺に、それぞれ側板11a,11bと貼付板11b,12bが形成されるようになっている。
そして、天面押さえ板13の各辺で連続する側板11a,11bが折り曲げられることで、図1に示した場合と略同様の固定部材10が構成されるようになる。
この場合には、天面押さえ板13は一枚の板状部材からなり、側板11と貼付板12がそれぞれ二枚の板状部材からなり、天面押さえ板13の部分で一体的に連結された固定部材10を構成するようになっている。
このように、本発明に係る固定部材は、一枚の板状部材からも構成できるが、図6(a)に示すように、二枚の分離された板状部材を連結して構成することもでき、また、板状部材は長方形状(正方形状)だけでなく、図6(b)に示すように、L字形状であっても固定部材を構成することができる。
従って、固定部材は、少なくとも一部において一体的に連結される板状部材であれば良く、板状部材は予め一体的に連結されていても良く、また、事後的に連結される場合でも良い。
なお、図6(b)に示す例では、L字形状の連結部分を天面押さえ板13として使用するようにしてあるが、この連結部分を貼付板12として使用することもできる。
従って、固定部材は、少なくとも一部において一体的に連結される板状部材であれば良く、板状部材は予め一体的に連結されていても良く、また、事後的に連結される場合でも良い。
なお、図6(b)に示す例では、L字形状の連結部分を天面押さえ板13として使用するようにしてあるが、この連結部分を貼付板12として使用することもできる。
[第二実施形態]
次に、図7〜9を参照して、本発明に係る梱包対象物の固定部材の第二実施形態について説明する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る梱包対象物の固定部材を示す組み立て状態の外観斜視図である。
また、図8は、本発明の第二実施形態に係る梱包対象物の固定部材の組み立てる前の平板状態を示す外観平面図である。
次に、図7〜9を参照して、本発明に係る梱包対象物の固定部材の第二実施形態について説明する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る梱包対象物の固定部材を示す組み立て状態の外観斜視図である。
また、図8は、本発明の第二実施形態に係る梱包対象物の固定部材の組み立てる前の平板状態を示す外観平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態の固定部材10は、上述した第一実施形態の固定部材10の変形例であり、固定部材10の側板11に、支え板17を備えるようにしたものである。
それ以外の構成部分や組立方法・使用方法は、上述した第一実施形態の場合と略同様である。従って、第一実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して、重複する説明は割愛する。
それ以外の構成部分や組立方法・使用方法は、上述した第一実施形態の場合と略同様である。従って、第一実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して、重複する説明は割愛する。
図7,8に示すように、本実施形態の固定部材10は、二枚の側板11a,11bの各側辺から連続して延設された二枚の支え板17(17a,17b)が備えられている。
より具体的には、二枚の支え板17a,17bは、二枚の側板11a,11bと同じ長さ(高さの)の板状部材が水平方向に連続して、所定の長さだけ延長・延設された状態で設けられている。
また、二枚の支え板17a,17bの側辺には、対応する位置に、互いに係脱可能に係合する凹凸部18(凹部18a,凸部18b)が形成されている。
そして、このような二枚の支え板17a,17bは、側板11a,11bの側辺に沿って折り曲げ可能に構成され、固定部材10が組み立てられる状態において(図7参照)、対応する各側板11a,11bに対して、梱包対象物とは反対側に折り曲げられ、支え板17a,17bの側辺に形成された対応する凹凸部18a,18bが係合できるようになっている。
より具体的には、二枚の支え板17a,17bは、二枚の側板11a,11bと同じ長さ(高さの)の板状部材が水平方向に連続して、所定の長さだけ延長・延設された状態で設けられている。
また、二枚の支え板17a,17bの側辺には、対応する位置に、互いに係脱可能に係合する凹凸部18(凹部18a,凸部18b)が形成されている。
そして、このような二枚の支え板17a,17bは、側板11a,11bの側辺に沿って折り曲げ可能に構成され、固定部材10が組み立てられる状態において(図7参照)、対応する各側板11a,11bに対して、梱包対象物とは反対側に折り曲げられ、支え板17a,17bの側辺に形成された対応する凹凸部18a,18bが係合できるようになっている。
上述の通り、固定部材10を構成する板状部材は、一定の剛性と弾力性を備えており、支え板17a,17bは、弾性をもって撓みながら、側板11の後ろ側(梱包対象物の反対側)に折り曲げることができるようになっている。
そして、凹凸部18a,18bが係合することで、二枚の支え板17a,17bは互いに連結された状態となり、組み立てられた固定部材10の後ろ側に大きく張り出すように配置される。
これによって、係合した二枚の支え板17a,17bは、その各下辺が、梱包対象物の設置面2に当接状態となり、固定部材10を支持する支持手段として機能するようになる。
そして、凹凸部18a,18bが係合することで、二枚の支え板17a,17bは互いに連結された状態となり、組み立てられた固定部材10の後ろ側に大きく張り出すように配置される。
これによって、係合した二枚の支え板17a,17bは、その各下辺が、梱包対象物の設置面2に当接状態となり、固定部材10を支持する支持手段として機能するようになる。
このような支持手段となる支え板17を備えることにより、固定部材10は、支え板17が一種の「つっかえ棒」となって、後ろ側(梱包対象物の反対側)や横方向(水平方向)に倒れようとすると支え板17によって支持されることになる。
これによって、固定部材10は、使用時の立設状態がより堅固に保持されることになり、搬送時などに加わる振動や衝撃によって固定部材10が脱落・転倒等したりずれたりすることが有効に防止されるようになる。
これによって、固定部材10は、使用時の立設状態がより堅固に保持されることになり、搬送時などに加わる振動や衝撃によって固定部材10が脱落・転倒等したりずれたりすることが有効に防止されるようになる。
図9に、支え板17を備えた本実施形態に係る固定部材10によって梱包対象物となる内箱1を保持・固定した状態を示す。
同図に示すように、本実施形態に係る固定部材10も、上述した第一実施形態の場合(図3)と同様に、梱包対象物となる内箱1の対角線上に対向する角部二箇所に固定部材を装着して支持・固定することができる。
また、特に図示しないが、上述した第一実施形態で示したように、内箱1を外箱3内の角部に寄せて配置した場合には、その内箱1の外箱3の角部と対向する角部一箇所に固定部材10を配置すれば良い(図4参照)。
従って、本実施形態に係る固定部材10も、第一実施形態の場合と同様、少なくとも内箱1の角部一箇所に固定部材10を配置することで、所望の梱包対象物を簡単かつ堅固に、保持・固定することができるものである。
同図に示すように、本実施形態に係る固定部材10も、上述した第一実施形態の場合(図3)と同様に、梱包対象物となる内箱1の対角線上に対向する角部二箇所に固定部材を装着して支持・固定することができる。
また、特に図示しないが、上述した第一実施形態で示したように、内箱1を外箱3内の角部に寄せて配置した場合には、その内箱1の外箱3の角部と対向する角部一箇所に固定部材10を配置すれば良い(図4参照)。
従って、本実施形態に係る固定部材10も、第一実施形態の場合と同様、少なくとも内箱1の角部一箇所に固定部材10を配置することで、所望の梱包対象物を簡単かつ堅固に、保持・固定することができるものである。
[変形例]
次に、以上のような本発明の第二実施形態に係る固定部材の変形例について、図10及び図11を参照して説明する。
図10は、二枚の側板11a,11bを、それぞれ支え板17(17a,17b)の両側に配置して形成した場合である。
また、図11は、二枚の側板11a,11bを隣接して配置し、その一側(図11では右側)の側面に支え板17(17a,17b)を配置して形成した場合である。
次に、以上のような本発明の第二実施形態に係る固定部材の変形例について、図10及び図11を参照して説明する。
図10は、二枚の側板11a,11bを、それぞれ支え板17(17a,17b)の両側に配置して形成した場合である。
また、図11は、二枚の側板11a,11bを隣接して配置し、その一側(図11では右側)の側面に支え板17(17a,17b)を配置して形成した場合である。
このように、支え板17は、側板11に対して折り曲げ可能な位置に一体的に配置・形成されていれば良く、配置位置はその限りで限定されない。
また、支え板17に形成される凹凸部18についても、いずれの支え板17/側板11に凹部18a/凸部18bが形成されても良く、その点においては特に限定はされない。
また、支え板17に形成される凹凸部18についても、いずれの支え板17/側板11に凹部18a/凸部18bが形成されても良く、その点においては特に限定はされない。
[第三実施形態]
次に、図12〜14を参照して、本発明に係る梱包対象物の固定部材の第三実施形態について説明する。
図12は、本発明の第三実施形態に係る梱包対象物の固定部材を示す組み立て状態の外観斜視図であり、固定部材10を梱包対象物の外側から見た場合であり、図13は、同じく固定部材10を梱包対象物と接する側から見た場合である。
また、図14は、本発明の第三実施形態に係る梱包対象物の固定部材に備えられる折返し板の拡大側面図である。
次に、図12〜14を参照して、本発明に係る梱包対象物の固定部材の第三実施形態について説明する。
図12は、本発明の第三実施形態に係る梱包対象物の固定部材を示す組み立て状態の外観斜視図であり、固定部材10を梱包対象物の外側から見た場合であり、図13は、同じく固定部材10を梱包対象物と接する側から見た場合である。
また、図14は、本発明の第三実施形態に係る梱包対象物の固定部材に備えられる折返し板の拡大側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態の固定部材10は、上述した第一実施形態の固定部材10の変形例であり、固定部材10の貼付板12に、折返し板19を備えるようにしたものである。
それ以外の構成部分や組立方法・使用方法は、上述した第一実施形態の場合と略同様である。従って、第一実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して、重複する説明は割愛する。
それ以外の構成部分や組立方法・使用方法は、上述した第一実施形態の場合と略同様である。従って、第一実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して、重複する説明は割愛する。
図12〜14に示すように、本実施形態の固定部材10は、二枚の貼付板12a,12bの各下辺(先端縁)から連続して延設された二枚の折返し板19(19a,19b)が備えられている。
より具体的には、二枚の折返し板19a,19bは、二枚の貼付板12a,12bと同じ幅の板状部材が連続して、所定の長さだけ延長・延設された状態で設けられている。
より具体的には、二枚の折返し板19a,19bは、二枚の貼付板12a,12bと同じ幅の板状部材が連続して、所定の長さだけ延長・延設された状態で設けられている。
そして、このような二枚の折返し板19a,19bは、貼付板12a,12bの下辺(先端縁)に沿って折り曲げ可能に構成され、さらに、折り曲げられた部分が、固定部材10が組み立てられる状態において(図1及び図12,13参照)、折返し板19a,19bの表面が対応する貼付板12が連続している側板11の側面と面接触状態となるように折り返されるようになる。
これによって、折返し板19は、組み立てられた固定部材10の後ろ側(梱包対象物の反対側に)に突出するように配置され、図14に示すように、側板11の側面下側が、折返し板19の表面が面接触状態で当接することによって支持されるようになり、固定部材10を支持する支持手段として機能するようになる。
これによって、折返し板19は、組み立てられた固定部材10の後ろ側(梱包対象物の反対側に)に突出するように配置され、図14に示すように、側板11の側面下側が、折返し板19の表面が面接触状態で当接することによって支持されるようになり、固定部材10を支持する支持手段として機能するようになる。
このような折返し板19を備えることにより、上述した第二実施形態における支え板17と同様に、固定部材10は、折返し板19によって、後ろ側(梱包対象物の反対側)や横方向(水平方向)に倒れようとすると支持されることになる。
これによって、固定部材10は、使用時の立設状態がより堅固に保持され、搬送時等の振動・衝撃による固定部材10が脱落・転倒等が防止されるようになる。
これによって、固定部材10は、使用時の立設状態がより堅固に保持され、搬送時等の振動・衝撃による固定部材10が脱落・転倒等が防止されるようになる。
また、本実施形態に係る折返し板19は、貼付板12の下辺先端側を延設して二回だけ折り返すことで構成することができ、第二実施形態の支え板17と比較して、構造がシンプルで、固定部材10が大型化することもなく、取り扱いがより容易となるというメリットがある。
なお、この折返し板19を、第二実施形態の支え板17と併用・併存させることもでき、その場合には、固定部材10が二重の支持手段によって、より強固に支持・固定されることになる。
なお、この折返し板19を、第二実施形態の支え板17と併用・併存させることもでき、その場合には、固定部材10が二重の支持手段によって、より強固に支持・固定されることになる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る梱包対象物の固定部材によれば、一枚の板状シートを折り曲げて組立/組立解除できるため、使用後の収集や減容化等の必要がなく、非常に簡単に廃棄することができる。
特に、固定部材10を構成する板状シートの素材に段ボールや厚紙などを用いれば、外箱3と分別する必要なく廃棄が可能となり、固定部材10と外箱3の双方共にリサイクルすることができる。
また、小型軽量で、組立を解除するとシート状・薄板状にできる固定部材10は、運搬や取り扱いが容易な上、保管にも場所を取らないので、固定部材10を合成樹脂製の成形部材等で形成すれば、繰り返しリユースすることができる。
特に、固定部材10を構成する板状シートの素材に段ボールや厚紙などを用いれば、外箱3と分別する必要なく廃棄が可能となり、固定部材10と外箱3の双方共にリサイクルすることができる。
また、小型軽量で、組立を解除するとシート状・薄板状にできる固定部材10は、運搬や取り扱いが容易な上、保管にも場所を取らないので、固定部材10を合成樹脂製の成形部材等で形成すれば、繰り返しリユースすることができる。
また、第二実施形態や第三実施形態で示したように、固定部材10に支え板17や折返し板19を備えることで、使用時の固定部材10の立設状態をより堅固に維持することができ、例えば輸送時の振動等により固定部材10がずれたり脱落・転倒等することを効果的に防止できるようになる。
また、側板11を折り曲げ可能とすることで、固定部材10の高さを変更・調整可能とすることができ、様々なサイズの製品パッケージの固定にも対応することができ、汎用性に優れた固定手段とすることができる。
また、側板11を折り曲げ可能とすることで、固定部材10の高さを変更・調整可能とすることができ、様々なサイズの製品パッケージの固定にも対応することができ、汎用性に優れた固定手段とすることができる。
このようにして、本発明の実施形態に係る固定部材10によれば、従来の隙間埋め資材と同様に梱包対象物を確実に保持・固定しつつ、廃棄や分別等がきわめて容易に行え、取り扱いや保管も簡単で、繰り返しの再利用も可能となり、汎用性にも優れた利便性の高い梱包対象物の固定手段を実現できるようになる。
以上、本発明の梱包対象物の固定部材について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る梱包対象物の固定部材は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施形態では、本発明に係る固定部材で固定する梱包対象物は、直方体形状や立方体形状など、平面視四角形の六面体形状の箱状体を例にとって説明したが、本発明の固定部材は、そのように梱包対象物が平面視四角形でなく、例えば梱包対象物の角部が平面視面取りされているような形状である場合や、平面視四角以上の多角形である場合にも適用することができる。
図15(a)に、本発明に係る固定部材によって、多角形箱状の梱包対象物を固定する場合の一例を示す。
図15(a)に、本発明に係る固定部材によって、多角形箱状の梱包対象物を固定する場合の一例を示す。
同様に、梱包対象物の側面が平面視カーブしているような場合や円筒形状をなすような場合であっても、固定部材による固定が可能である。なお、この場合、固定部材の二枚の側板は梱包対象物の側面と内接(線接触)に近い状態で面接触するような位置関係となるが、側板が梱包対象物の側面に接触できる限り、対象物の固定は可能である。
図15(b)に、本発明に係る固定部材によって、側面が湾曲する円筒箱状の梱包対象物を固定する場合の一例を示す。
図15(b)に、本発明に係る固定部材によって、側面が湾曲する円筒箱状の梱包対象物を固定する場合の一例を示す。
本発明は、例えば通信販売等において配送対象物となる各種製品を収納した内箱を、それよりも一回り以上大きな外箱に収納して梱包・配送するための梱包構造において、外箱内における内箱の位置決めや保持・固定に最適な固定部材・固定手段として好適に利用することができる。
1 内箱(梱包対象物)
2 設置面
3 外箱
10 固定部材
11(11a,11b) 側板
11a 収納空間
11(11a,11b) 側板
12(12a,12b) 貼付板
13(13a,13b) 天面押さえ板
17(17a,17b) 支え板
19(19a,19b) 折返し板
2 設置面
3 外箱
10 固定部材
11(11a,11b) 側板
11a 収納空間
11(11a,11b) 側板
12(12a,12b) 貼付板
13(13a,13b) 天面押さえ板
17(17a,17b) 支え板
19(19a,19b) 折返し板
Claims (6)
- 箱状の梱包対象物を設置面に固定するための固定部材であって、
一部において連結される板状部材からなり、
前記梱包対象物の側面にそれぞれ面接触状態となるように隣接して配置される二枚の側板と、
前記二枚の各側板の下辺から連続し、前記設置面と面接触状態となるように折り曲げられて、当該設置面に固定される貼付板と、
前記二枚の各側板の上辺から連続し、前記梱包対象物の天面と面接触状態となるように折り曲げられて、当該梱包対象物を保持する天面押さえ板と、
を備えることを特徴とする梱包対象物の固定部材。 - 前記天面押さえ板が、前記二枚の各側板の上辺からそれぞれ連続し、互いに面接触状態となるように折り重ねられる二枚の板状部材からなり、
これら二枚の天面押さえ板同士の一部又は全部が、折り重ねられた状態で粘着又は接着されて連結される請求項1記載の固定部材。 - 前記二枚の側板の少なくとも一方の側辺から延設され、下辺が前記設置面に当接状態となるように前記梱包対象物と反対側に折り曲げられて、前記固定部材を支持する支え板を備える請求項1又は2記載の固定部材。
- 前記側板の高さを調整可能とした請求項1乃至3のいずれか一項記載の固定部材。
- 前記二枚の各貼付板の下辺から連続し、当該貼付板が連続する前記側板と面接触状態となるように折り返されて、当該側板を支持する折返し板を備える請求項1乃至4のいずれか一項記載の固定部材。
- 前記固定部材が一枚の板状体から作られる請求項1乃至5のいずれか一項記載の固定部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014054607A JP2015174688A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 梱包対象物の固定部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014054607A JP2015174688A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 梱包対象物の固定部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015174688A true JP2015174688A (ja) | 2015-10-05 |
Family
ID=54254219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014054607A Pending JP2015174688A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 梱包対象物の固定部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015174688A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6483888B1 (ja) * | 2018-04-11 | 2019-03-13 | 有限会社ラ・ヴィ・ドゥース | 倒れ防止具 |
JP2021123418A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 上辻 澄子 | 箱 |
CN114044231A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-02-15 | 山东华旭包装制品有限公司 | 快递绿色环保箱 |
-
2014
- 2014-03-18 JP JP2014054607A patent/JP2015174688A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6483888B1 (ja) * | 2018-04-11 | 2019-03-13 | 有限会社ラ・ヴィ・ドゥース | 倒れ防止具 |
JP2019182485A (ja) * | 2018-04-11 | 2019-10-24 | 有限会社ラ・ヴィ・ドゥース | 倒れ防止具 |
JP2021123418A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 上辻 澄子 | 箱 |
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CN114044231B (zh) * | 2021-12-01 | 2024-05-17 | 山东华旭包装制品有限公司 | 快递绿色环保箱 |
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