JP2015174159A - カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーと工具マガジンとの間の隙間の発生を防止し、簡素な構成にて工具を脱着することができる工具マガジンのカバーを提供する。【解決手段】カバーは、工具を格納する回転式の工具マガジンにおける回転軸の一端部側を覆い、工具を保護する保護板101と、該保護板101の縁部分から前記工具マガジン側に突出した突出壁102と、該突出壁102に設けてあり、工具を挿脱するための開口103、103とを備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、切り粉等の異物の侵入を防止すべく、工具を格納する工具マガジンを覆うカバーに関する。
工作機械は、ワークをテーブル上に保持し、主軸に装着された工具によってフライス加工、ねじ立て等種々の加工を行う。工作機械は複数の工具を格納する工具マガジンを備え、工具マガジンから所定の工具を選択し、主軸に装着する。
工具マガジンは、軸回りに回転する回転軸と、該回転軸に連結しており、工具を保持する複数のアームとを備える。回転軸の軸方向は、前側が下降するようにして、斜め前後方向に延びている。アームは回転軸の回転によって、回転軸の軸回りに回転する。工具マガジンの後側には、板状をなす金属製のカバーが設けてあり、該カバーによって切り粉等の異物の侵入を防止している(例えば特許文献1参照)。
カバーの下部の左右部分夫々は、ヒンジによって前後方向に回動する回動部となっている。作業者はアームに工具を脱着する場合、回動部を後側に回動させて作業空間を確保し、工具をアームに脱着する。
特開2014−8541号公報
しかし板状のカバーの縁部分と工具マガジンとの間には、隙間が発生し易い。またヒンジによって回動する回動部は、カバーの構造を複雑化させており、複雑な形状に成形することが難しい素材(例えば樹脂部材、アラミド繊維部材、炭素繊維部材等)をカバーに使用することを困難にしている。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、カバーと工具マガジンとの間の隙間の発生を防止し、簡素な構成にて工具を脱着することができる工具マガジンのカバーを提供することを目的とする。
本発明に係るカバーは、工具を格納する回転式の工具マガジンにおける回転軸の一端部側を覆い、工具を保護する保護板と、該保護板の縁部分から前記工具マガジン側に突出した突出壁と、該突出壁に設けてあり、工具を挿脱するための開口とを備えることを特徴とする。
本発明においては、保護板の縁部分に設けた突出壁が、保護板と工具マガジンとの間の隙間に配置され、異物の侵入が防止される。また突出壁に開口を設けることによって、開口に工具を挿脱し、工具マガジンへの工具の着脱を実現する。
本発明に係るカバーは、前記開口は、前記突出壁の突出端まで延びていることを特徴とする。
本発明においては、開口は突出壁の突出端まで延びているので、開口の一部が開放している。開放した部分から工具を挿入するか又は抜き出すので、工具マガジンへの工具の着脱が容易になる。
本発明に係るカバーは、前記保護板における前記開口の近傍に、前記保護板よりも硬度が高く、前記保護板を防護する防護部を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、開口の近傍に、保護板よりも硬質の防護部を設けて、保護板の損傷を防止する。
本発明に係るカバーは、前記保護板及び防護部を螺子によって連結してあり、前記保護板に前記螺子を挿入する長孔が設けてあることを特徴とする。
本発明においては、保護板に長孔を設け、防護部に長孔に対応する孔を設ける。長孔及び孔に螺子を挿入して保護板及び防護部を連結する場合に、長孔の長手方向に沿って保護板の位置を調整することができる。
本発明に係るカバーは、前記保護板の一面に補強リブが設けてあることを特徴とする。
本発明においては、補強リブを設けて保護板の剛性を高める。
本発明に係るカバーは、前記保護板は複数の部材によって構成してあり、前記複数の部材夫々に、他の部材との位置決めを行う位置決め部が設けてあることを特徴とする。
本発明においては、位置決め部を設けることによって、複数の部材夫々の相対位置を速やかに整合させて、効率良くカバーを組み立てることができる。
本発明に係るカバーにあっては、保護板の縁部分に設けた突出壁が、保護板と工具マガジンとの間の隙間に配置してあり、異物の侵入を防止する。また突出壁に開口を設けることによって、開口に工具を挿脱し、簡素な構成にて工具マガジンへの工具の着脱を実現することができる。また構成が簡素になったので、カバーに樹脂部材、アラミド繊維部材、炭素繊維部材等を使用することができる。
実施の形態に係る工作機械を略示する斜視図である。 工具マガジンを背面側から見た拡大斜視図である。 カバーを略示する正面斜視図である。 カバーを略示する背面斜視図である。 右側金具を略示する背面図である。 右側金具を略示する背面斜視図である。 左側金具を略示する背面図である。 左側金具を略示する背面斜視図である。 第1部材を略示する正面側斜視図である。 第1部材を略示する背面側斜視図である。 第1部材を略示する正面図である。 第1部材を略示する背面図である。 第1部材を略示する右側面図である。 第2部材を略示する正面側斜視図である。 第2部材を略示する正面図である。 第2部材を略示する背面図である。 第2部材を略示する左側面図である。 第3部材を略示する正面側斜視図である。 第3部材を略示する正面図である。 第3部材を略示する背面図である。 第3部材を略示する右側面図である。 構成の一部を変更したカバーの変更例を略示する正面側斜視図である。 構成の一部を変更したカバーの変更例を略示する背面側斜視図である。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械1を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。なお正面は前面に、背面は後面に相当する。図1は工作機械1を略示する斜視図、図2は工具マガジン7を背面側から見た拡大斜視図である。
工作機械1は、ベース2、XY方向移動装置3、ワークテーブル4、コラム5、Z方向移動装置6、工具マガジン7及び制御装置60等を備える。ベース2は直方体状をなし、ベース2の上面前部にXY方向移動装置3が設けてある。XY方向移動装置3には、ワークテーブル4が設けてある。ワークテーブル4は前後及び左右方向に平行であり、その上面にワークを保持する。XY方向移動装置3はワークテーブル4をX方向(左右方向)及びY方向(前後方向)に移動させる。
コラム5はベース2の上面後部に立設している。コラム5の前面にZ方向移動装置6が設けてある。Z方向移動装置6は主軸ヘッド(図示略)をZ方向(上下方向)に移動する。主軸ヘッドは主軸を回転可能に支持する。主軸を駆動する主軸モータ9が主軸ヘッドに設けてある。主軸モータ9の駆動によって、主軸は上下方向を回転軸方向として回転する。
コラム5の前面の左右両縁部夫々から支持板8が前方に突出している。支持板8の前端部に工具72を保持する工具マガジン7が設けてある。
工具マガジン7は、軸回りに回転可能な回転軸71、円盤70、アーム73及びカバー100を備える。回転軸71は前後方向に延びており、前方に向けて下降するように傾斜している。回転軸71にはモータ(図示略)が連結している。円盤70は、回転軸71に略直交する姿勢で回転軸71に連結している。円盤70の外周部分には複数(本実施例においては14個)のアーム73が並設してある。複数のアーム73夫々は工具72を保持する。アーム73の後側には円形板状のカバー100が設けてある。カバー100は回転軸71の後端部(一端部)側に配置してあり、アーム73及び円盤70を覆う。前記モータの回転によって回転軸71が回転し、円盤70が回転して、アーム73に保持した工具72を所定の位置に配置する。
コラム5の後面には、工作機械1の駆動を制御する制御装置60が設けてある。該制御装置60からの指令に基づいて、主軸、XY方向移動装置3、Z方向移動装置6及び工具マガジン7等が駆動する。例えば、制御装置60の指令によって、Z方向移動装置6が駆動して、工具72を装着した主軸は下降し、ワークテーブル4上のワークに接近する。またXY方向移動装置3が駆動して、ワークテーブル4が左右及び前後に移動する。主軸に装着した工具72はワークを加工する。
加工終了後に、制御装置60の指令によって、Z方向移動装置6が駆動して、主軸は上昇し、主軸に装着していた工具72をアーム73が保持する。更に、主軸が上昇し、主軸から工具が抜き取られる。その後、工具マガジン7が駆動して、所定の工具72を保持したアーム73を最下位置に配置する。Z方向移動装置6が駆動して、主軸は下降し、最下位置に配した工具72を装着する。
図3はカバー100を略示する正面斜視図、図4はカバー100を略示する背面斜視図である。なお図3以降において、矢印で示す上下、左右及び前後は、図1及び図2のものとは厳密には一致しないが、便宜上、同じ表記とする。
カバー100は、下側が開口したC状をなし、工具72を保護する保護板101と、該保護板101の該周縁部から突出した突出壁102とを備える。保護板101の一面及び他面は、夫々前側及び後側を向いている。突出壁102は保護板101の外周縁部から前方に突出している。突出壁102の右下部分及び左下部分それぞれに開口103が設けてある。保護板101の前面には複数の補強リブ104が設けてある。
カバー100は、第1部材10、第2部材20、第3部材30、右側金具40(防護部)及び左側金具50(防護部)を連結して構成してある。第1部材10〜第3部材30は樹脂部材によって構成してあり、右側金具40及び左側金具50は第1部材10〜第3部材30よりも硬度が高い金属部材によって構成してある。
第1部材10は半円弧状をなし、第2部材20及び第3部材30は1/4円弧状をなす。第1部材10は上側に配置してあり、第2部材20及び第3部材30は、夫々右側及び左側に配置してある。右側金具40は第1部材10及び第2部材20を支持し、左側金具50は第1部材10及び第3部材30を支持する。
図5は右側金具40を略示する背面図、図6は右側金具40を略示する背面斜視図である。右側金具40は板状をなし、右側金具40の一面及び他面は夫々前側及び後側を向いている。右側金具40は、上下に延びた縦長矩形状の中央板部41を備える。中央板部41の上部には、上側板部42が連なっている。上側板部42は、中央板部41の上部から斜め左上方向に延出している。中央板部41の下部には、下側板部43が連なっている。下側板部43は、中央板部41の下部から斜め右下方向に延出している。中央板部41の左縁部分から後方に向けて後側板部44が突出している。後側板部44の上部は下部よりも後方に張り出している。
中央板部41には、螺子を挿入する二つの貫通孔41a、41bが上下に並設してある。また下側板部43及び中央板部41の境界付近に螺子を挿入する貫通孔43cが設けてある。また上側板部42の上端部分に螺子を挿入する貫通孔42aが設けてある。また後側板部44の上部には、螺子を挿入する二つの貫通孔44a、44bが上下に並設してある。
図7は左側金具50を略示する背面図、図8は左側金具50を略示する背面斜視図である。左側金具50は板状をなし、左側金具50の一面及び他面は夫々前側及び後側を向いている。左側金具50は、上下に延びた縦長矩形状の中央板部51を備える。中央板部51の上部には、上側板部52が連なっている。上側板部52は、中央板部51の上部から斜め右上方向に延出している。中央板部51の下部には、下側板部53が連なっている。下側板部53は、中央板部51の下部から斜め左下方向に延出している。中央板部51の右縁部分から後方に向けて後側板部54が突出している。後側板部54の上部は下部よりも後方に張り出している。
中央板部51には、螺子を挿入する二つの貫通孔51a、51bが上下に並設してある。また下側板部53及び中央板部51の境界付近に螺子を挿入する貫通孔53cが設けてある。また上側板部52の上端部分に螺子を挿入する貫通孔52aが設けてある。また後側板部54の上部には、螺子を挿入する二つの貫通孔54a、54bが上下に並設してある。右側金具40及び左側金具50は左右対称に設計してある。
図9は第1部材10を略示する正面側斜視図、図10は第1部材10を略示する背面側斜視図、図11は第1部材10を略示する正面図、図12は第1部材10を略示する背面図、図13は第1部材10を略示する右側面図である。
第1部材10は、工具72を保護する半円状の保護板部11を備える。保護板部11の一面及び他面は、それぞれ前側及び後側を向いている。保護板部11は、円弧部分を上側にして配置してある。保護板部11の中央部分に、下側を開放した穴11aが設けてある。穴11aは正面視において、頂点に向けて階段状に突出した山形をなす。
保護板部11の左下部分に、螺子を挿入する二つの貫通孔11cが上下に離隔して設けてある。二つの貫通孔11cの位置は夫々、左側金具50の二つの貫通孔51a、52aの位置に対応する。
保護板部11の右下部分に、螺子を挿入する二つの長孔11bが上下に離隔して設けてある。長孔11bは左右に延びている。二つの長孔11bの位置は夫々、右側金具40の二つの貫通孔41a、42aの位置に対応する。
第1部材10は、保護板部11の外周縁部から前側に突出した突出壁部12を備える。保護板部11の前面には、前側に突出した複数の補強リブ部14が設けてある。複数の補強リブ部14には、突出壁部12に沿った円弧状の補強リブ部14、放射状に形成した補強リブ部14、穴11aに沿って形成した補強リブ部14等が含まれる。
保護板部11の後面において、左右下端部夫々から位置決め片15、15(位置決め部)が下方に突出している。位置決め片15は矩形状をなし、保護板部11と一体に成形してある。各位置決め片15は保護板部11の外縁に隣接している。
図14は第2部材20を略示する正面側斜視図、図15は第2部材20を略示する正面図、図16は第2部材20を略示する背面図、図17は第2部材20を略示する左側面図である。
第2部材20は、工具72を保護する扇状の保護板部21を備える。保護板部21の一面及び他面は夫々前側及び後側を向いている。保護板部21は、円弧部分を右下側に向けて配置してある。保護板部21の左上部分に、上側及び左側を開放した穴21aが設けてある。穴21aは正面視においてL字形をなす。
保護板部21の上部右側に、螺子を挿入する二つの貫通孔21b、21cが上下に並設してある。上側及び下側の貫通孔21b、21c夫々の位置は、右側金具40の二つの貫通孔41b、43cの位置に対応する。
第2部材20は、保護板部21の外周縁部から前側に突出した突出壁部22を備える。突出壁部22の上部には開口部23が設けてある。該開口部23は突出壁部22の突出端まで延びており、その前側を開放してある。開口部23は左右側面視においてU字状をなす。保護板部21の前面には、前側に突出した板状の複数の補強リブ部24が設けてある。複数の補強リブ部24には、突出壁部22に沿った円弧状の補強リブ部24、突出壁部22に交差する方向に延びた補強リブ部24、穴21aに沿って形成した補強リブ部24等が含まれる。
保護板部21の後面において、上端部の左右方向中央部分から位置決め片25(位置決め部)が上方に突出している。位置決め片25は矩形状をなし、保護板部21と一体に成形してある。保護板部21の上端部の左右幅は、第1部材10の右下端部の左右幅に略等しい。保護板部21の上端部及び第1部材10の右下端部を突き合わせた場合、位置決め片25は、第1部材10の右下端部の左右方向中央部分に位置し、第1部材10の右下に位置する位置決め片15は、保護板部21の上端部の右端部に位置する。二つの位置決め片15、25は左右に隣接し、干渉しない。
図18は第3部材30を略示する正面側斜視図、図19は第3部材30を略示する正面図、図20は第3部材30を略示する背面図、図21は第3部材30を略示する右側面図である。
第3部材30は、工具72を保護する扇状の保護板部31を備える。保護板部31の一面及び他面は夫々前側及び後側を向いている。保護板部31は、円弧部分を左下側に向けて配置してある。保護板部31の右上部分に、上側及び右側を開放した穴31aが設けてある。穴31aは正面視において、左右を逆にしたL字形をなす。
保護板部31の上部左側に、螺子を挿入する二つの貫通孔31b、31cが上下に並設してある。上側及び下側の貫通孔31b、31c夫々の位置は、左側金具50の二つの貫通孔51b、53cの位置に対応する。
第3部材30は、保護板部31の外周縁部から前側に突出した突出壁部32を備える。突出壁部32の上部には開口部33が設けてある。該開口部33は突出壁部32の突出端まで延びており、その前側を開放してある。開口部33は左右側面視においてU字状をなす。保護板部31の前面には、前側に突出した複数の補強リブ部34が設けてある。複数の補強リブ部34には、突出壁部32に沿った円弧状の補強リブ部34、突出壁部32に交差する方向に延びた補強リブ部34、穴31aに沿って形成した補強リブ部34等が含まれる。
保護板部31の後面において、上端部の左右方向中央部分から位置決め片35(位置決め部)が上方に突出している。位置決め片35は矩形状をなし、保護板部31と一体に成形してある。保護板部31の上端部の左右幅は、第1部材10の左下端部の左右幅に略等しい。保護板部31の上端部及び第1部材10の左下端部を突き合わせた場合、位置決め片35は、第1部材10の左下端部の左右方向中央部分に位置し、第1部材10の左下に位置する位置決め片15は、保護板部31の上端部の左端部に位置する。二つの位置決め片15、35は左右に隣接し、干渉しない。
右側金具40、左側金具50及び第1〜第3部材10〜30は以下のように連結する。右側金具40の上側板部42に設けた貫通孔42a及び右側金具40の中央板部41の上部に設けた貫通孔41a夫々の左右及び上下位置と、第1部材10の二つの長孔11b、11bの左右及び上下位置とを整合させる。
そして右側金具40の貫通孔41a、42a及び第1部材10の長孔11b、11b夫々に、後側から螺子を挿入して前側に突出させ、ナットで締結する。ユーザは、長孔11bの長手方向に沿って螺子を移動させて、右側金具40の左右位置を調整した後、ナットで締結することができる。
右側金具40の二つの貫通孔41b、43cの左右及び上下位置と、第2部材20の保護板部21に並設した二つの貫通孔21b、21cの左右及び上下位置とを整合させる。そして右側金具40の貫通孔41b、43c及び第2部材20の貫通孔21b、21c夫々に、後側から螺子を挿入して前側に突出させ、ナットで締結する。
なおユーザは第1部材10及び第2部材20を右側金具40に連結する場合に、第1部材10の右下端部及び第2部材20の上端部を突き合わせて、第1部材10の右側に位置する位置決め片15を第2部材20の後面に接触させ且つ第2部材20の位置決め片25を第1部材10の後面に接触させて、第1部材10及び第2部材20を前後方向において位置決めすることができる。
左側金具50の二つの貫通孔51a、52a夫々の左右及び上下位置と、第1部材10の二つの貫通孔11c、11cの左右及び上下位置とを整合させる。そして左側金具50の貫通孔51a、52a及び第1部材10の貫通孔11c、11c夫々に、後側から螺子を挿入して前側に突出させ、ナットで締結する。
左側金具50の二つの貫通孔51b、53cの左右及び上下位置と、第3部材30の保護板部31に並設した二つの貫通孔31b、31cの左右及び上下位置とを整合させる。そして左側金具50の貫通孔51b、53c及び第3部材30の貫通孔31b、31c夫々に、後側から螺子を挿入して前側に突出させ、ナットで締結する。
なおユーザは第1部材10及び第3部材30を右側金具40に連結する場合に、第1部材10の左下端部及び第3部材30の上端部を突き合わせて、第1部材10の左側に位置する位置決め片15を第3部材30の後面に接触させ且つ第3部材30の位置決め片35を第1部材10の後面に接触させて、第1部材10及び第3部材30を前後方向において位置決めすることができる。
ユーザは、右側金具40及び左側金具50夫々を支持板8の前端部に取り付ける。具体的には、後側板部44、54の貫通孔44a、44b、54a、54b及び支持板8、8の前端部に設けた貫通孔(図示略)に螺子で締結する。これにより、カバー100が支持板8に取り付けられる。
上述したように、カバー100は第1部材10〜第3部材30、右側金具40及び左側金具50を連結して構成してある。連結した第1部材10〜第3部材30夫々の保護板部11〜31がカバー100の保護板101として機能し、連結した第1部材10〜第3部材30夫々の突出壁部12、22、32がカバー100の突出壁102として機能する。また第2部材20及び第3部材30それぞれの開口部23、33がカバー100の開口103として機能する。また連結した第1部材10〜第3部材30夫々の補強リブ部14、24、34がカバー100の補強リブ104として機能する。
連結した状態において、第2部材20の下部左端及び第3部材30の下部右端は、左右に離隔しており、カバー100の下側は開口している。上述したように、工具マガジン7における工具72の交換は最下位置において行われる。カバー100の下側が開口しているので、工具72の交換が円滑に行われる。
前述したように、ユーザは、長孔11bの長手方向に沿って右側金具40の左右位置を調整することができる。第1部材10は、例えば樹脂部材を射出成形することによって製造する。射出成形時には製造誤差が生じることが多い。右側金具40及び左側金具50を支持板8に螺子及びナットで取り付ける場合に、第1部材10に連結した右側金具40又は左側金具50と支持板8との位置が整合していないと、右側金具40又は左側金具50を支持板8に取り付けることができない。
それ故、左側金具50を支持板8に取り付けて、長孔11bにおいて右側金具40の左右位置を調整し、右側金具40を支持板8に取り付ける。右側金具40及び左側金具50の両者を支持板8に確実に取り付けることができる。
実施の形態に係るカバー100にあっては、保護板101の縁部分に設けた突出壁102が、保護板101と工具マガジン7との間の隙間に配置してあり、異物の侵入を防止する。また突出壁102に開口103を設けることによって、開口103に工具72を挿脱し、簡素な構成にて工具マガジン7への工具72の着脱を実現することができる。また構成が簡素になったので、カバー100に樹脂部材、アラミド繊維部材、炭素繊維部材等を使用することができる。
また開口103は突出壁102の突出端まで延びているので、開口103の一部が開放してある。開放した部分から工具72を挿入するか又は抜き出すので、工具マガジン7への工具72の着脱が容易になる。
また開口103に隣り合う部分に、保護板101よりも硬質の右側金具40又は左側金具50を設けてある。工具72をアーム73に脱着する場合、工具72が保護板101側に移動する。工具72は右側金具40又は左側金具50に当接するので、保護板101の損傷を防止することができる。なお金具に代えて、保護板101よりも硬質の部材を設けてもよい。例えば保護板101よりも硬質の強化プラスチック部材又はセラミックス部材を設けてもよい。
また保護板101に長孔11bを設け、右側金具40に長孔11bに対応する貫通孔41a、42aを設ける。長孔11b及び貫通孔41a、42aに螺子を挿入して保護板101及び右側金具40を連結する場合に、長孔11bの長手方向に沿って保護板101の位置を調整することができる。
また保護板101に補強リブ104を設けて保護板101の剛性を高める。また位置決め片15、25、35を設けることによって、第1部材10と第2部材20及び第3部材30との前後位置を速やかに整合させて、効率良くカバー100を製造することができる。
なお開口103は左右にあるので、左右どちらからでも工具72を脱着することができる。それ故、工具マガジン7への工具72の脱着を左側で行う仕様又は右側で行う仕様のいずれにも対応できる。なお工具72の着脱が可能であれば、開口103は開放していなくてもよい。
また工具マガジン7に収容可能な工具72の数は14個に限定されない。例えば21個の工具72を収容可能な工具マガジン7を使用してもよい。この場合、工具マガジン7の仕様を変更するので、図22及び図23に示すように、工具マガジン7の仕様変更に応じて、カバー100の構成の一部(カバー100中央部分の開口の形状及び寸法等)を変更すればよい。
10 第1部材
11b 長孔
15、25、35 位置決め片(位置決め部)
20 第2部材
30 第3部材
40 右側金具(防護部)
50 左側金具(防護部)
7 工具マガジン
71 回転軸
72 工具
100 カバー
101 保護板
102 突出壁
103 開口
104 補強リブ

Claims (6)

  1. 工具を格納する回転式の工具マガジンにおける回転軸の一端部側を覆い、工具を保護する保護板と、
    該保護板の縁部分から前記工具マガジン側に突出した突出壁と、
    該突出壁に設けてあり、工具を挿脱するための開口と
    を備えることを特徴とするカバー。
  2. 前記開口は、前記突出壁の突出端まで延びていること
    を特徴とする請求項1に記載のカバー。
  3. 前記保護板における前記開口の近傍に、前記保護板よりも硬度が高く、前記保護板を防護する防護部を設けてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のカバー。
  4. 前記保護板及び防護部を螺子によって連結してあり、
    前記保護板に前記螺子を挿入する長孔が設けてあること
    を特徴とする請求項3に記載のカバー。
  5. 前記保護板の一面に補強リブが設けてあること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のカバー。
  6. 前記保護板は複数の部材によって構成してあり、
    前記複数の部材夫々に、他の部材との位置決めを行う位置決め部が設けてあること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のカバー。
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