JP2015173660A - 切り餅 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高齢者や幼児にとってより噛み切り易く食べ易い餅を提供することにある。
【解決手段】 調理用餅1〜4には、表面に加熱調理前の状態で1mm以上の幅と3mm以上の深さ、例えば1.5〜3mmの幅で4〜5mmの噛み切容易化溝を形成している。これにより、焼く、煮るなどの加熱調理が行われた場合、調理終了後に餅の表面には上記噛み切容易化溝の存在による凹部が残存する。したがって、その部分の餅の厚みが薄くなっており、これを食する者にとっては、噛み切り易くなる。例えば、焼いた場合には、溝内の表面部も焼かれることで硬化し、噛み切りやすさと共に呑み込み易さも向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は調理用餅、特に調理に適するサイズに調整された切り餅や丸餅などの調理用餅に関する。
毎年高齢者や幼児などが餅をのどに詰まらせて、窒息状態となる事故が、12月、1月をピークにして多発しており、救急搬送の事例は毎年100件を超えている。多くの死者も出ており、一般に流通する食材としてはこの様な状況は看過しがたいものである。
従来の調理用餅では、表面に切り込み(細い切断ライン)を入れたものや中央部分をえぐったものなどがあるが、これらは焼くなどの加熱段階での変形の防止、見た目の改良を目的とするものである。
例えば、特許文献1や2(特開2004−147598号や特開2006−174851号)の技術は、それぞれ調理用餅の表面に切り込みラインを入れたもので、焼ける過程での餅の形の変化を改善することが目的である。したがって、切り込みの幅はできるだけ目立たないように非常に細い切断ラインとして形成されている。売られている状況ではそのラインは殆ど見えない程度のもので、餅を曲げてみて始めて切り込みが有ることが分かる様な細い切断ラインである。
上記特許文献1や2の明細書には「切り込み又は溝」と書かれているが、焼けていく過程での餅の膨らみを良好な形にすることを目的にしているので「溝」の幅は殆ど見えないほどのカットラインである。この「切り込み又は溝」は焼ける過程での膨らみをコントロールできれば良いので、細いもので足り、むしろ見かけ上は普通の調理用餅と同じに見える方が良いと考えられていると思われる。少なくとも、調理後において溝として存在することは求められていない。
また、特許文献3(特開2012−217339号)は、切り餅に丸い貫通穴を形成したもので、食べ易さを向上させて餅がのどに詰まることを防止することを目的としている。したがって、本件発明と目的は共通している。
特開2004−147598号公報 特開2006−174851号公報 特開2012−217339号公報
しかしながら、特許文献1や2の様な調理用餅に入れられた細い切り込みは、基本的に噛み切りやすくするための思想に基づくものではないので、焼ける時の変形は外観的に良好なものとなるが、食するときの噛み切り易さの向上は期待できない。且つ歯ごたえについての配慮も必要ではないことから、表面と裏面の切り込みの配置関係などは特別に考慮されていない。
したがって、餅を食するときに、食感を維持しつつ喉に詰まらせる事態の回避や発生率の低減には大きな効果はない。
また、特許文献3の餅は、上述のように本件発明の目的を共通にするが、噛み切りやすさのために孔の径を大きくしたり、数を増やすと孔部分では歯ごたえを感じないので、全体として食感が悪くなると思われる。更にあまり穴を大きくすると調理中に餅がひも状になってしまい、見た目、食感共に悪くなると思われる。一方、孔の大きさを小さく、また数を少なくすると孔のない部分を噛み切るときには、通常の餅と変わりがなく効果は期待できず、また、小さい孔では調理中に餅は孔を塞ぐ方向にも膨れ、付着して孔がふさがる可能性も有ると思われる。
さらに餅の所定の箇所に貫通孔を形成する構成では、穴の空いた外観となることから見た目が悪くなるという問題も避けられない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高齢者や幼児にとってより噛み切り易く食べ易い餅を提供することにある。
請求項1に係る調理用餅は、表面に、加熱調理前の状態で1mm以上の幅と3mm以上の深さをもって伸長する溝状凹部である噛み切容易化溝が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、切り餅や丸餅などの調理用餅について焼く、煮るなどの加熱調理を行った場合、調理終了後に餅の表面には上記噛み切容易化溝の存在による溝状凹部が残存する。したがって、その部分の餅の厚みが薄くなっており、これを食する者にとっては、噛み切り易くなる。例えば、焼いた場合には、焼かれた部分の表面は内部よりも硬化するが、この発明によれば、溝の存在しない表面部だけでなく、溝内の露出面部も焼かれることで硬化し、噛み切りやすさだけでなく、付着性も低下し、呑み込み易さが向上する。また、噛み切るときの噛み位置の指示にもなり、また、介護者などが切断を手伝うときの切断作業も容易となる。なお、噛み切容易化溝の数や上記範囲におけるサイズは適宜選択が可能である。
請求項2に係る調理用餅は、請求項1の調理用餅において、上記噛み切容易化溝の幅が2mm以上、深さが4mm以上とさしたことを特徴としている。これにより、餅を噛み切るときの食感を残しつつ噛み切り易さをより的確に達成することができる。実施の形態で後述するように、幅2〜3mmで深さ4〜6mmの噛み切容易化溝を複数形成して実験を行ったが良好な食感を残しつつ噛み切り易さを実感することができた。
請求項3に係る調理用餅は、請求項1又は2の調理用餅において、前記噛み切容易化溝が、前記表面のうち少なくとも1対の対向する面にそれぞれ1又は複数形成されたことを特徴とする。これにより、餅を噛むときに上下の表面それぞれに溝の存在があり、噛み切りやすさがより良好なものとなる。この構成は、略直方体の切り餅だけでなく丸餅にも適用可能であり、湾曲した表面と平らな底面に前記噛み切容易化溝を形成することが可能である。
請求項4に係る調理用餅は、請求項3の調理用餅において、上記対向する表面に形成された噛み切容易化溝が、互いに対向する位置又は伸長方向を異にすることを特徴とする。
この構成によれば、複数の噛み切容易化溝が調理用餅の対向する面、例えば表裏面に設けられるが、それらは互いに位置、又は伸長方向が異なっている。すなわち、表裏面において同じ対向位置で同じ方向に伸長していない。
これにより、噛み切容易化溝が対向する表面にそれぞれ設けられても非常に薄くなる部分が発生することを回避することができる。したがって、上下の歯で噛み切るときに片側の歯が溝にかかっているときには他方側の歯が全体的にかかってしまうことがなく、噛み切り易さは増しても適度な食感は確保される。
請求項5に係る調理用餅は、請求項3又は4の何れか1項に記載の調理用餅であって、最大面積を有する略長方形状の表面と裏面とを有する略直方体の切り餅を対象とし、前記噛み切容易化溝は、表裏面にそれぞれ異なる対向位置で設けられた長辺伸長方向に伸長する長辺溝と、それぞれ異なる対向位置で設けられた短辺伸長方向に伸長する短辺溝とを有することを特徴とする。
この構成によれば、調理後の切り餅の噛み切り易さが向上する。すなわち、切り餅の表裏面に縦方向、横方向の噛み切容易化溝が存在し、かつそれぞれ対向位置が異なっている。したがって、よほど小さく噛み切らない限り、ほぼ何処を噛み切る場合でも噛み切容易化溝の作用が発揮され、噛み切り易くなり、溝の対向位置もずれていることから適度な食感も確保されている。
請求項6係る調理用餅は、請求項5記載の調理用餅であって、上記短辺溝が、湾曲して略円弧状に伸長するように形成されていることを特徴とする。このように短辺溝を湾曲させることにより、人間の歯型のラインにより近づけることができる。したがって、その湾曲短辺溝に歯のラインを合わせて噛むことでより噛み切り易さが向上する。
請求項7係る調理用餅は、請求項5記載の調理用餅であって、上記短辺溝が前記短辺の伸長方向に対して傾斜した角度で形成され、表裏面の溝は互い交差する方向に形成されたことを特徴とする。
この構成は、短辺溝が切り餅の短辺と平行に伸長する形態の変形例であり、噛む際に歯並びのラインとは重ならないが、表裏で交差する短辺溝と表裏の長辺溝の存在で、交差部に他の溝部よりも薄い部分が生じ、噛み切り易さは向上し、また、歯並びのラインへの重なりが少ない分歯応えはより大きなものとなる。
請求項8に係る調理用餅は、請求項1から7何れか1項に記載の調理用餅であって、上記噛み切容易化溝の何れか又は全部の側面には底部から上方に向かって幅が広くなるようにテーパーが付されていることを特徴とする。これにより、調理後の状態における表面の凹部の縁部分が広がり、噛み切り易い部分も広げられる。したがって、餅を煮るときなどには調理後の変形が大きいと考えられるが、このテーパー溝によって溝の残存性を向上させることができる。
本発明によれば、加熱調理後における餅の表面には噛み切容易化溝の存在による溝状の凹部が残存し、これを食する者にとっては、噛み切る際の厚さが薄くなっているので噛み切り易くなっており、また、焼き調理の際の高熱が直接加えられる面積も増加し、食される際の付着性の抑制が達成される。
実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 実施の形態にかかる調理用餅の他方の面から見た斜視図である。 図1及び図2の実施の形態にかかる調理用餅を焼き調理した後の状態を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 更に他の実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 噛み切容易化溝の幅を広げ且つテーパーを付けた実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 噛み切容易化溝の幅を広げ且つテーパーを付けた実施の形態にかかる調理用餅の他方の面から見た斜視図である。
図1及び図2は、本発明の実施の形態に係る調理用餅であり、略直方体形状の切り餅1を例に取って示しており、その一方側及び他方側の面から見た斜視図である。なお、本発明の調理用餅は、このような切り餅に限定されるものではなく、丸餅であっても表面に噛み切容易化溝を設けることで同様の作用効果を奏することが可能である。
切り餅1としては、例えば、長辺約7cm×短辺訳3.5cmで、厚さが約1.5cmのものが用いられている。図1の上側の面(一方の面)の表面には、約1.7cmの間隔で、餅の短辺の伸長方向にほぼ平行に伸長する噛み切容易化溝である短辺溝10が3本形成されている。短辺溝10は長辺の端から端まで伸長する溝状凹部として形成されている。さらに、この一方の面のほぼ中央には、餅の長辺方向に伸長する噛み切容易化溝である長辺溝14が、短辺の端から端まで1本形成されている。
そして、図2の上側の面(他方の平面)の表面には、短辺溝12がほぼ等間隔に2本形成され、さらに、この他方の面には長辺溝16が2本ほぼ等間隔に形成されている。
本実施の形態では、各溝の幅は1.5mm〜3mm、深さは3mm〜5mmの範囲で形成した。
そして、本実施の形態では、一方の面と他方の面では、各噛み切容易化溝は対向位置において重ならないように位置をずらして形成されている。すなわち、1本の長辺溝14は、反対側の面の2本の長辺溝16の間で伸長する位置に形成され、他方の面側の2本の短辺溝12は、一方の面側の3本の短辺溝10の間で伸長する位置で対向するように形成されている。
この構成によって、歯並びのラインが溝のラインに近い状態で噛んだ時に必要以上に簡単に切れ過ぎて、餅の食感が失われることが防止されている。
また、本実施の形態では、表裏面それぞれに噛み切容易化溝を形成した好適な例を示しているが、何れか一つの面にのみ噛み切容易化溝を形成する構成であっても調理後に的確に凹部を残存させることができれば、本発明に包含されるものである。以下の各実施の形態においても同様である。
図3は、上記図1及び図2の実施の形態に係る調理用餅を焼き調理した状態を示している。実際に金網上で焼いた結果の状態であり、焼けている最中では、部分的に膨れ過ぎた箇所も生じたが、金網から取り上げて皿などに移した後には図示の様なきれいな状態になったものである。
すなわち、図から理解されるように、各噛み切容易化溝に囲まれた部分が膨れて盛り上がり、かつその部分の表面が焦げて、見た目にも美味しそうな焼き上がりとなっている。重要な点は、焼けても溝の部分が他の部分よりも低くなって凹部の状態を保っていることである。
この焼き上がりを食してみた状況では、まず、上の歯を溝10に沿うように当てて噛んだとき下の歯は反対の餅の表面の溝のない部分に当たる。したがって、おもて面の溝10の分だけ薄くなっているので、非常に噛み切り易く、一方である程度の肉厚は確保されているので、軟らかい餅を噛み切るときの食感は維持されていた。実際に、食する体験をした者は、噛んだ瞬間に驚きをもって切れ易さを感じることができた。
また、短辺溝10,12の他に長辺方向に形成した表裏合計3本の溝14、16が在ることによって、全体として直接焼かれて硬くなる表面部分が増えるので、のどなどへの付着性も低下し呑み込み易さも向上している。従来の調理用餅の表面に入れられた非常に薄い切断ラインや貫通孔の形成された餅では得られない作用である。
この様な実施の形態によれば、消費者はそのまま焼くだけなので、従来の市販の餅とは手間は全く変わらない。また、食するときに溝がはっきりと見えるので、ご老人や幼児において、噛み切る大きさの目安にもなり、大き過ぎる量を噛み切って飲み込もうとする状況を回避することもできる。また、介護者が箸で切るときにもサイズの目安になり、且つ切り易い。
なお、上記各溝は、表面の端から端まで連続する溝として形成しているが、必ずこの様な長さに形成する必要はなく、縁部から途中の位置まで伸長する構成でも良くまた、途中位置から途中位置までの溝長でもよい。更に、直線溝に限るものでもなく、屈曲した溝でも良い。
図4は、短辺溝の形状を変えた切り餅2の例を示しており、この短辺溝20は、図面1の調理用餅の短辺溝10に相当する溝であるが、直線状ではなく、円弧状に湾曲させた形状に形成されている。この形状は、歯並びのラインに合うように意図したものである。これにより、この短辺溝20に歯並びのラインを合わせるように噛むことにより、より噛み切りやすくなる。
本実施の形態では、他方の面の短辺溝22も同様に円弧状に湾曲させ、一方の面の短辺溝20とは逆方向に湾曲させている。これにより、噛む際の餅の歯ごたえ、食感は適度に確保される。他方の面の短辺溝22は必ずしも逆方向に湾曲させる必要はなく、同じ方向に湾曲させ、単に短辺溝20との対向位置をずらすことでも良好な作用を得ることができる。
以上のような円弧状に湾曲させた短辺溝によって、噛み切り位置を明確に知ることができ、噛み切って飲み込むサイズを適切なものとすることも可能であり、且つ噛んだ時の食感も維持されている。
なお、長辺溝24、26も同様に形成しており、同様により噛み切り易くなっている。
図面5は、短辺溝30を切り餅3の短辺に対して平行ではなく、斜めに傾斜させて形成したものである。本実施の形態では一方の面の短辺溝30と他方の面の短辺溝32は、互いに逆方向に傾斜するように形成されている。すなわち、交差するように対向している。長辺溝34及び36は、上記各実施の形態と同様に形成されている。
この形状によれば、調理用餅の厚さにおいて、上から見て溝の交差する部分には肉厚の薄い部分が生じ、それが交差部毎に分散した形状となるので、十分に噛み切りやすさを確保することができ、歯並びのラインとは一致性がないので適度な歯ごたえ食感も確保される。
図6及び図7に示した調理用餅である切り餅4は、図1及び図2の実施の形態に対して、より幅の広い噛み切容易化溝を形成したものである。本実施の形態では、短辺溝40,42については、単に幅を5〜6mmにしており、長辺溝44,46の各溝の内側面にはテーパーが付けられ、溝下部の幅が約5〜6mmで、溝上部の間隔が約7〜8mmに広げられている。
この様に、溝の幅を広げることで、より噛み切りやすさの向上を図ることが出来、例えば煮る調理をするような場合に、調理後の餅の変形が生じても噛み切り易さを確保することができる。また、テーパーを付けることで調理後の状態における表面の凹部の縁部分が広がり、溝部への歯による噛み込み動作もより容易なものとなる。
本発明は、以上説明した実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明の構成の範囲で種々の変形が可能である。
例えば、噛み切容易化溝のサイズは餅の大きさによって種々選択可能であり、調理後において噛み切りやすさを確保することのできる凹部を残存させることのできるサイズで有れば足りるものである。
対向する表裏面に形成される噛み切容易化溝の位置は、上記実施例では重なり合わない対向位置に形成した形態のみを例示したが、本発明は対向位置が重なり合った形態を除外するものではない。対向する溝の底部間の肉厚の部分をある程度取ることができれば餅の食感を維持しつつ噛み切りやすさを確保することが可能である。
各実施の形態では直方体の切り餅を例として示したが、調理用のサイズに調整された他の形状の餅にも適用できることは勿論であり、例えば丸餅の表裏面に上述したような噛み切容易化溝を形成することでその作用を発揮させることが可能である。
1、2、3、4 切り餅
10、12、20、22、30、32、40、42 短辺溝
14、16、24、26、34、36,44、46 長編溝
本発明は切り餅、特に調理に適するサイズに調整された切り餅に関する。
毎年高齢者や幼児などが餅をのどに詰まらせて、窒息状態となる事故が、12月、1月をピークにして多発しており、救急搬送の事例は毎年100件を超えている。多くの死者も出ており、一般に流通する食材としてはこの様な状況は看過しがたいものである。
従来の調理用餅では、表面に切り込み(細い切断ライン)を入れたものや中央部分をえぐったものなどがあるが、これらは焼くなどの加熱段階での変形の防止、見た目の改良を目的とするものである。
例えば、特許文献1や2(特開2004−147598号や特開2006−174851号)の技術は、それぞれ調理用餅の表面に切り込みラインを入れたもので、焼ける過程での餅の形の変化を改善することが目的である。したがって、切り込みの幅はできるだけ目立たないように非常に細い切断ラインとして形成されている。売られている状況ではそのラインは殆ど見えない程度のもので、餅を曲げてみて始めて切り込みが有ることが分かる様な細い切断ラインである。
上記特許文献1や2の明細書には「切り込み又は溝」と書かれているが、焼けていく過程での餅の膨らみを良好な形にすることを目的にしているので「溝」の幅は殆ど見えないほどのカットラインである。この「切り込み又は溝」は焼ける過程での膨らみをコントロールできれば良いので、細いもので足り、むしろ見かけ上は普通の調理用餅と同じに見える方が良いと考えられていると思われる。少なくとも、調理後において溝として存在することは求められていない。
また、特許文献3(特開2012−217339号)は、切り餅に丸い貫通穴を形成したもので、食べ易さを向上させて餅がのどに詰まることを防止することを目的としている。したがって、本件発明と目的は共通している。
特開2004−147598号公報 特開2006−174851号公報 特開2012−217339号公報
しかしながら、特許文献1や2の様な調理用餅に入れられた細い切り込みは、基本的に噛み切りやすくするための思想に基づくものではないので、焼ける時の変形は外観的に良好なものとなるが、食するときの噛み切り易さの向上は期待できない。且つ歯ごたえについての配慮も必要ではないことから、表面と裏面の切り込みの配置関係などは特別に考慮されていない。
したがって、餅を食するときに、食感を維持しつつ喉に詰まらせる事態の回避や発生率の低減には大きな効果はない。
また、特許文献3の餅は、上述のように本件発明の目的を共通にするが、噛み切りやすさのために孔の径を大きくしたり、数を増やすと孔部分では歯ごたえを感じないので、全体として食感が悪くなると思われる。更にあまり穴を大きくすると調理中に餅がひも状になってしまい、見た目、食感共に悪くなると思われる。一方、孔の大きさを小さく、また数を少なくすると孔のない部分を噛み切るときには、通常の餅と変わりがなく効果は期待できず、また、小さい孔では調理中に餅は孔を塞ぐ方向にも膨れ、付着して孔がふさがる可能性も有ると思われる。
さらに餅の所定の箇所に貫通孔を形成する構成では、穴の空いた外観となることから見た目が悪くなるという問題も避けられない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高齢者や幼児にとってより噛み切り易く食べ易い餅を提供することにある。
請求項1に係る調理用餅は、調理に適するサイズに調整された略直方体形状の切り餅において、
最大面積を有する略長方形状である表面及び裏面の何れか一方又は双方に、加熱調理前の状態で1mm以上の幅と3mm以上の深さをもって伸長する溝状凹部である噛み切容易化溝が形成され、該噛み切容易化溝は、短辺伸長方向に伸長する短辺溝を少なくとも複数有することを特徴とする。
この構成によれば、切り餅について焼く、煮るなどの加熱調理を行った場合、調理終了後に餅の表面及びまたは裏面には上記噛み切容易化溝の存在による溝状凹部が少なくとも短辺方向に複数残存する。したがって、その部分の餅の厚みが薄くなっており、これを食する者にとっては、噛み切り易くなる。例えば、焼いた場合には、焼かれた部分の表面は内部よりも硬化するが、この発明によれば、溝の存在しない表面部だけでなく、溝内の露出面部も焼かれることで硬化し、噛み切りやすさだけでなく、付着性も低下し、呑み込み易さが向上する。また、噛み切るときの噛み位置の指示にもなり、また、介護者などが切断を手伝うときの切断作業も容易となる。なお、噛み切容易化溝の数や上記範囲におけるサイズは適宜選択が可能である
請求項2に係る切り餅は、請求項1の切り餅において、上記噛み切容易化溝の幅が2mm以上、深さが4mm以上とさしたことを特徴としている。これにより、餅を噛み切るときの食感を残しつつ噛み切り易さをより的確に達成することができる。実施の形態で後述するように、幅2〜3mmで深さ4〜6mmの噛み切容易化溝を複数形成して実験を行ったが良好な食感を残しつつ噛み切り易さを実感することができた。
請求項3に係る切り餅は、請求項1又は2の調理用餅において、前記噛み切容易化溝が、前記表面及び裏面の双方に形成され、互いに対向する位置又は伸長方向を異にすることを特徴とする。
これにより、餅を噛むときに上下の表面それぞれに溝の存在があり、噛み切りやすさがより良好なものとなる。この構成は、略直方体の切り餅だけでなく丸餅にも適用可能であり、湾曲した表面と平らな底面に前記噛み切容易化溝を形成することが可能である。
さらに、複数の噛み切容易化溝が調理用餅の対向する表裏面において、互いに位置、又は伸長方向が異なっている。すなわち、表裏面において同じ対向位置存在せず、又は同じ方向に伸長していない。これにより、噛み切容易化溝が対向する表面にそれぞれ設けられても非常に薄くなる部分が発生することを回避することができる。したがって、上下の歯で噛み切るときに片側の歯が溝にかかっているときには他方側の歯が溝にかかってしまうことがなく、噛み切り易さは増しても適度な食感は確保される。
請求項に係る切り餅は、請求項1から3の何れか1項に記載の切り餅であって、前記噛み切容易化溝は、前記表面及び裏面の双方に、それぞれ異なる対向位置で設けられた長辺伸長方向に伸長する長辺溝と、それぞれ異なる対向位置で設けられた短辺伸長方向に伸長する短辺溝とを有することを特徴とする。
この構成によれば、調理後の切り餅の噛み切り易さが向上する。すなわち、切り餅の表裏面に縦方向、横方向の噛み切容易化溝が存在し、かつそれぞれ対向位置が異なっている。したがって、よほど小さく噛み切らない限り、ほぼ何処を噛み切る場合でも噛み切容易化溝の作用が発揮され、噛み切り易くなり、溝の対向位置もずれていることから適度な食感も確保されている。
請求項係る切り餅は、請求項1から4の何れか1項に記載の切り餅であって、上記短辺溝が、湾曲して略円弧状に伸長するように形成されていることを特徴とする。このように短辺溝を湾曲させることにより、人間の歯型のラインにより近づけることができる。したがって、その湾曲短辺溝に歯のラインを合わせて噛むことでより噛み切り易さが向上する。
請求項に係る調理用餅は、請求項1から4の何れか1項に記載の調理用餅であって、上記短辺溝が前記短辺の伸長方向に対して傾斜した角度で形成され、表裏面の溝は互い交差する方向に形成されたことを特徴とする。
この構成は、短辺溝が切り餅の短辺と平行に伸長する形態の変形例であり、噛む際に歯並びのラインとは重ならないが、表裏で交差する短辺溝と表裏の長辺溝の存在で、交差部に他の溝部よりも薄い部分が生じ、噛み切り易さは向上し、また、歯並びのラインへの重なりが少ない分歯応えはより大きなものとなる。
請求項に係る調理用餅は、請求項1からの何れか1項に記載の切り餅であって、上記噛み切容易化溝の何れか又は全部の側面には底部から上方に向かって幅が広くなるようにテーパーが付されていることを特徴とする。これにより、調理後の状態における表面の凹部の縁部分が広がり、噛み切り易い部分も広げられる。したがって、餅を煮るときなどには調理後の変形が大きいと考えられるが、このテーパー溝によって溝の残存性を向上させることができる。
本発明によれば、加熱調理後における餅の表面には噛み切容易化溝の存在による溝状の凹部が残存し、これを食する者にとっては、噛み切る際の厚さが薄くなっているので噛み切り易くなっており、また、焼き調理の際の高熱が直接加えられる面積も増加し、食される際の付着性の抑制が達成される。
実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 実施の形態にかかる調理用餅の他方の面から見た斜視図である。 図1及び図2の実施の形態にかかる調理用餅を焼き調理した後の状態を示す斜視図である。 他の実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 更に他の実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 噛み切容易化溝の幅を広げ且つテーパーを付けた実施の形態にかかる調理用餅の一方の面から見た斜視図である。 噛み切容易化溝の幅を広げ且つテーパーを付けた実施の形態にかかる調理用餅の他方の面から見た斜視図である。
図1及び図2は、本発明の実施の形態に係る切り餅であり、略直方体形状の切り餅1を例に取って示しており、その一方側及び他方側の面から見た斜視図である。なお、本発明の調理用餅は、このような切り餅に限定されるものではなく、丸餅であっても表面に噛み切容易化溝を設けることで同様の作用効果を奏することが可能である。
切り餅1としては、例えば、長辺約7cm×短辺3.5cmで、厚さが約1.5cmのものが用いられている。図1の上側の面(一方の面)の表面には、約1.7cmの間隔で、餅の短辺の伸長方向にほぼ平行に伸長する噛み切容易化溝である短辺溝10が3本形成されている。短辺溝10は長辺の端から端まで伸長する溝状凹部として形成されている。さらに、この一方の面のほぼ中央には、餅の長辺方向に伸長する噛み切容易化溝である長辺溝14が、短辺の端から端まで1本形成されている。
そして、図2の上側の面(他方の平面)の表面には、短辺溝12がほぼ等間隔に2本形成され、さらに、この他方の面には長辺溝16が2本ほぼ等間隔に形成されている。
本実施の形態では、各溝の幅は1.5mm〜3mm、深さは3mm〜5mmの範囲で形成した。
そして、本実施の形態では、一方の面と他方の面では、各噛み切容易化溝は対向位置において重ならないように位置をずらして形成されている。すなわち、1本の長辺溝14は、反対側の面の2本の長辺溝16の間で伸長する位置に形成され、他方の面側の2本の短辺溝12は、一方の面側の3本の短辺溝10の間で伸長する位置で対向するように形成されている。
この構成によって、歯並びのラインが溝のラインに近い状態で噛んだ時に必要以上に簡単に切れ過ぎて、餅の食感が失われることが防止されている。
また、本実施の形態では、表裏面それぞれに噛み切容易化溝を形成した好適な例を示しているが、何れか一つの面にのみ噛み切容易化溝を形成する構成であっても調理後に的確に凹部を残存させることができれば、本発明に包含されるものである。以下の各実施の形態においても同様である。
図3は、上記図1及び図2の実施の形態に係る調理用餅を焼き調理した状態を示している。実際に金網上で焼いた結果の状態であり、焼けている最中では、部分的に膨れ過ぎた箇所も生じたが、金網から取り上げて皿などに移した後には図示の様なきれいな状態になったものである。
すなわち、図から理解されるように、各噛み切容易化溝に囲まれた部分が膨れて盛り上がり、かつその部分の表面が焦げて、見た目にも美味しそうな焼き上がりとなっている。重要な点は、焼けても溝の部分が他の部分よりも低くなって凹部の状態を保っていることである。
この焼き上がりを食してみた状況では、まず、上の歯を溝10に沿うように当てて噛んだとき下の歯は反対の餅の表面の溝のない部分に当たる。したがって、おもて面の溝10の分だけ薄くなっているので、非常に噛み切り易く、一方である程度の肉厚は確保されているので、軟らかい餅を噛み切るときの食感は維持されていた。実際に、食する体験をした者は、噛んだ瞬間に驚きをもって切れ易さを感じることができた。
また、短辺溝10,12の他に長辺方向に形成した表裏合計3本の溝14、16が在ることによって、全体として直接焼かれて硬くなる表面部分が増えるので、のどなどへの付着性も低下し呑み込み易さも向上している。従来の調理用餅の表面に入れられた非常に薄い切断ラインや貫通孔の形成された餅では得られない作用である。
この様な実施の形態によれば、消費者はそのまま焼くだけなので、従来の市販の餅とは手間は全く変わらない。また、食するときに溝がはっきりと見えるので、ご老人や幼児において、噛み切る大きさの目安にもなり、大き過ぎる量を噛み切って飲み込もうとする状況を回避することもできる。また、介護者が箸で切るときにもサイズの目安になり、且つ切り易い。
なお、上記各溝は、表面の端から端まで連続する溝として形成しているが、必ずこの様な長さに形成する必要はなく、縁部から途中の位置まで伸長する構成でも良くまた、途中位置から途中位置までの溝長でもよい。更に、直線溝に限るものでもなく、屈曲した溝でも良い。
図4は、短辺溝の形状を変えた切り餅2の例を示しており、この短辺溝20は、図面1の調理用餅の短辺溝10に相当する溝であるが、直線状ではなく、円弧状に湾曲させた形状に形成されている。この形状は、歯並びのラインに合うように意図したものである。これにより、この短辺溝20に歯並びのラインを合わせるように噛むことにより、より噛み切りやすくなる。
本実施の形態では、他方の面の短辺溝22も同様に円弧状に湾曲させ、一方の面の短辺溝20とは逆方向に湾曲させている。これにより、噛む際の餅の歯ごたえ、食感は適度に確保される。他方の面の短辺溝22は必ずしも逆方向に湾曲させる必要はなく、同じ方向に湾曲させ、単に短辺溝20との対向位置をずらすことでも良好な作用を得ることができる。
以上のような円弧状に湾曲させた短辺溝によって、噛み切り位置を明確に知ることができ、噛み切って飲み込むサイズを適切なものとすることも可能であり、且つ噛んだ時の食感も維持されている。
なお、長辺溝24、26も同様に形成しており、同様により噛み切り易くなっている。
図面5は、短辺溝30を切り餅3の短辺に対して平行ではなく、斜めに傾斜させて形成したものである。本実施の形態では一方の面の短辺溝30と他方の面の短辺溝32は、互いに逆方向に傾斜するように形成されている。すなわち、交差するように対向している。長辺溝34及び36は、上記各実施の形態と同様に形成されている。
この形状によれば、調理用餅の厚さにおいて、上から見て溝の交差する部分には肉厚の薄い部分が生じ、それが交差部毎に分散した形状となるので、十分に噛み切りやすさを確保することができ、歯並びのラインとは一致性がないので適度な歯ごたえ食感も確保される。
図6及び図7に示した調理用餅である切り餅4は、図1及び図2の実施の形態に対して、より幅の広い噛み切容易化溝を形成したものである。本実施の形態では、短辺溝40,42については、単に幅を5〜6mmにしており、長辺溝44,46の各溝の内側面にはテーパーが付けられ、溝下部の幅が約5〜6mmで、溝上部の間隔が約7〜8mmに広げられている。
この様に、溝の幅を広げることで、より噛み切りやすさの向上を図ることが出来、例えば煮る調理をするような場合に、調理後の餅の変形が生じても噛み切り易さを確保することができる。また、テーパーを付けることで調理後の状態における表面の凹部の縁部分が広がり、溝部への歯による噛み込み動作もより容易なものとなる。
本発明は、以上説明した実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明の構成の範囲で種々の変形が可能である。
例えば、噛み切容易化溝のサイズは餅の大きさによって種々選択可能であり、調理後において噛み切りやすさを確保することのできる凹部を残存させることのできるサイズで有れば足りるものである。
対向する表裏面に形成される噛み切容易化溝の位置は、上記実施例では重なり合わない対向位置に形成した形態のみを例示したが、本発明は対向位置が重なり合った形態を除外するものではない。対向する溝の底部間の肉厚の部分をある程度取ることができれば餅の食感を維持しつつ噛み切りやすさを確保することが可能である。
各実施の形態では直方体の切り餅を例として示したが、調理用のサイズに調整された他の形状の餅にも適用できることは勿論であり、例えば丸餅の表裏面に上述したような噛み切容易化溝を形成することでその作用を発揮させることが可能である。
1、2、3、4 切り餅
10、12、20、22、30、32、40、42 短辺溝
14、16、24、26、34、36,44、46 長編溝

Claims (8)

  1. 表面に、加熱調理前の状態で1mm以上の幅と3mm以上の深さをもって伸長する溝状凹部である噛み切容易化溝が形成されたことを特徴とする調理用餅。
  2. 前記噛み切容易化溝は、2mm以上の幅を有し、4mm以上の深さを有ることを特徴とする請求項1に記載の調理用餅。
  3. 前記噛み切容易化溝は、表面のうち少なくとも1対の対向する面にそれぞれ1又は複数形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の調理用餅。
  4. 前記対向する面に形成された噛み切容易化溝は、互いに対向する位置又は伸長方向を異にすることを特徴とする請求項3に記載の調理用餅。
  5. 最大面積を有する略長方形状の表裏面を備える略直方体の切り餅形状を有し、
    前記表裏面には、それぞれ異なる対向位置で長辺伸長方向に伸長して形成された長辺溝と、それぞれ異なる対向位置で短辺伸長方向に伸長して形成された短辺溝と、を有することを特徴とする請求項3又は4の何れか1項に記載の調理用餅。
  6. 前記短辺溝は、湾曲した略円弧状に伸長するように形成されたことを特徴とする請求項5に記載の調理用餅。
  7. 前記短辺溝は、前記短辺の伸長方向に対して傾斜した角度で形成され、
    表裏面の溝は互い交差する方向に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の調理用餅。
  8. 前記噛み切容易化溝の何れか又は全部の側面には底部から上方に向かって幅が広くなるようにテーパーが付されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の調理用餅。
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