JP2015173553A - モータ制御装置 - Google Patents

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雅之 木暮
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Abstract

【課題】目標値近傍での負荷脈動により発生する制御ハンチングを抑制でき、停止状態を安定して維持できるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載される機構の位置制御に用いられるモータ3の制御装置であって、モータの回転位置が目標位置付近で、且つモータの回転速度が低下した場合に、外乱の推定を行った後、振動抑制制御を行う、ことを特徴とする。目標位置付近でモータ速度が低下した段階で外乱推定と振動抑制制御を行うことで、過剰な外乱補正が原因で発生する制御ハンチングを抑制でき、停止状態を安定して維持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、外乱オブザーバを用いたモータ制御装置に関する。
従来、モータによる位置制御において、外乱オブザーバを用いた制御手法が知られている。例えば特許文献1では、電動ステアリング用モータの位置制御に使用される速度制御系において、フィードフォワード項を主制御項とし、フィードバック項に外乱オブザーバを使用して外乱補償を行っている。
特開2008−137450号公報
ところで、特許文献1に記載されている制御を、周期外乱(コギングトルク等)や非周期・非線形外乱(外部負荷変動等)を有する位置制御に適用する場合、外乱オブザーバの出力をトルク成分に加える手法が考えられる。しかし、この手法では周期外乱や非周期・非線形外乱等への対処が含まれないため、目標位置付近でフィードバック補正が集束してくると、保持トルクに対する外乱成分が大きくなり、ハンチング等が生じてしまう可能性がある。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、目標値近傍での負荷脈動が原因で発生する制御ハンチングを抑制でき、停止状態を安定して維持できるモータ制御装置を提供することにある。
本発明のモータ制御装置は、車両に搭載される機構の位置制御に用いられるモータの制御装置であって、モータの回転位置が目標位置付近で、且つモータの回転速度が所定値より低下した場合に、外乱の推定を行った後、振動抑制制御を行う、ことを特徴とする。
本発明では、目標位置付近でモータ速度が低下した段階で外乱推定と振動抑制制御を行うことで、過剰な外乱補正が原因で発生する制御ハンチングを抑制でき、停止状態を安定して維持できる。
本発明の実施形態に係るモータ制御装置を、自動車用エンジンにおける圧縮比変更機構の位置制御に適用した場合の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るモータ制御装置の構成例について説明するための図である。 図2に示したモータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 外乱推定値の第1の算出動作を示すフローチャートである。 外乱推定値の第2の算出動作を示すフローチャートである。 外乱推定値の第3の算出動作を示すフローチャートである。 外乱推定値の第4の算出動作を示すフローチャート、及びECMに記憶されているマップの例を示す特性図である。 図3における外乱抑制制御の第1の例を示すフローチャートである。 図3における外乱抑制制御の第2の例を示すフローチャート、及び外乱推定値とd軸電流指令補正値との関係を示す特性図である。 図3における外乱抑制制御の第3の例を示すフローチャート、及び外乱推定値とd軸電圧指令補正値との関係を示す特性図である。 図3における外乱抑制制御解除中制御の第1の例を示すフローチャートである。 図3における外乱抑制制御解除中制御の第2の例を示すフローチャートである。 図3における外乱抑制制御解除中制御の第3の例を示すフローチャートである。 図3における外乱抑制制御解除中制御の第4の例を示すフローチャートである。 振動制御用外乱補正値の設定について説明するための図である。 振動抑制制御解除時の動作について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ制御装置を、自動車用エンジンにおける圧縮比変更機構の位置制御に適用したもので、モータの制御に関係する要部を抽出して示している。エンジン(内燃機関)1には、圧縮比を変更する圧縮比変更機構2が搭載されており、その位置制御に三相交流式の電動モータ3を用いている。モータ3には、ポジションセンサ(PG)4を設け、ロータの位置(回転角度)を検出してドライバ5に供給する。ドライバ5は、上位コントローラであるECM(Engine Control Module)6からの作動要求に基づき、モータ3に三相の駆動電圧を供給して圧縮比変更機構2を位置制御することにより、エンジン1の圧縮比を変更する構成となっている。
エンジン1の各気筒に空気を導入するための吸気管11には、エンジン1の吸入空気流量QAを検出する吸入空気量センサ12を設けている。吸入空気量センサ12としては、例えば吸気の質量流量を検出する熱線式流量計等を用いることができる。
吸気バルブ13は、各気筒の燃焼室14の吸気口を開閉し、吸気バルブ13の上流側の吸気管11に、気筒毎に燃料噴射弁15を備えている。燃料噴射弁15から噴射された燃料は、吸気バルブ13を介して燃焼室14内に空気と共に吸引され、点火プラグ16による火花点火によって着火燃焼し、該燃焼による圧力がピストン17をクランクシャフト18に向けて押し下げることで、クランクシャフト18を回転駆動する。クランク角センサ27は、クランクシャフト18の回転角を検出し、クランクシャフト18の基準位置信号REF及び単位角度信号POSを出力する。
点火プラグ16それぞれには、点火プラグ16に対して点火エネルギを供給する点火モジュール19が直付けされている。点火モジュール19は、点火コイル及び点火コイルへの通電を制御するパワートランジスタを備えている。
排気バルブ20は、燃焼室14の排気口を開閉し、排気バルブ20が開くことで排気ガスが排気管21に排出される。排気管21には、三元触媒等を備えた触媒コンバータ22が設置され、触媒コンバータ22によって排気を浄化する。また、触媒コンバータ22の上流側の排気管21に空燃比センサ23を設置し、排気中の酸素濃度に基づいて空燃比A/Fを検出している。
吸気バルブ13及び排気バルブ20は、クランクシャフト18によって回転駆動される吸気カムシャフト24及び排気カムシャフト25の回転に伴って動作する。吸気バルブ13は、吸気カムシャフト24に設けたカムによって開閉駆動され、VTC(Variable valve Timing Control)機構26によって、その作動角(開弁作用角)の中心位相が可変となっており、吸気バルブ13のバルブタイミングが進遅角される。カム角センサ28は、吸気カムシャフト24から基準位置信号(吸気カムシャフトの回転角信号)CAMを取り出す。一方、排気バルブ20は、排気カムシャフト25に設けられたカムによって開閉駆動される。
水温センサ29は、エンジン1の冷却水の温度TWを検出する。また、油温センサ33は、オイルパン内またはエンジンオイルの循環経路におけるエンジンオイルの油温TOを検出する。更に、アクセル開度センサ30は、アクセルペダル31の踏込み量(アクセル開度ACC)を検出する。
ECM6は、マイクロコンピュータを備え、エンジン1に設けられた各種のセンサからの信号、例えば吸入空気流量QA、アクセル開度ACC、基準位置信号REF、単位角度信号POS、空燃比A/F、水温TW、油温TO及び回転角信号CAM等が入力される。また、ECM6には、エンジン1の運転及び停止のメインスイッチであるイグニッションスイッチ32の状態を示す信号が入力される。ECM6は、これらの情報に基づき、予め記憶されたプログラムに従って演算処理を行い、燃料噴射弁15、VTC機構26、点火モジュール19及び圧縮比変更機構2等の各種装置の操作量あるいは制御量を算出し、これらの装置に制御信号を出力して制御する。
更に、ECM6は、圧縮比変更機構2の制御に際して、運転者の要求に対し、最適燃費点トレース(高圧縮比化)か、動力性能トレース(加給圧縮比化)かを判断し、ドライバ5へ位置指令としての角度指令値θrmを送信する。
なお、エンジン1は、図示した直列型の他、V型あるいは水平対向型等の様々な形式とすることができる。また、ここでは燃料噴射弁15が吸気管11内に燃料を噴射するものを例に取ったが、燃焼室14内に直接燃料を噴射する筒内直接噴射式内燃機関であっても良い。更に、吸気側VTC機構26を備えているが、VTC機構を持たないものにも同様に適用でき、吸気側VTC機構26に加えて排気バルブ20の開閉時期(バルブタイミング)を可変とする排気側VTC機構を備えていても良い。
図2(a)は、本発明の実施形態に係るモータ制御装置の構成例を示しており、図1に示したドライバ5に対応するものである。ECM6から出力された角度指令値θrm(目標値)を減算器51に入力し、速度・位置信号処理機52からフィードバックされた電気角θre(実位置)との偏差を求めて位置制御器53に入力する。位置制御器53は、角度指令値θrmと電気角θreとの偏差に基づき、速度指令値ωrmを算出する。減算器54は、速度指令値ωrmと速度・位置信号処理機52から出力される電機角速度ωreとの偏差を求めて速度制御器55に入力する。速度制御器15から出力される加速度の指令値は、加速度制御器56に入力する。
加速度制御器56の出力を加算器57に入力し、振動抑制制御器58の第1の制御値CS1と加算してq軸電流指令値Iqaを生成する。振動抑制制御器58には外乱オブザーバ59から出力される外乱推定値を入力し、第1乃至第3の制御構成に応じて、外乱を抑制するための第1乃至第3の制御値CS1〜CS3のいずれかを選択して出力する。外乱オブザーバ59には、q軸電流指令値Iqaと電機角速度ωreを入力し、外乱推定値を生成する。そして、外乱オブザーバ59で推定した外乱推定値と振動抑制制御用の外乱推定値を、目標モータ回転位置、実モータ回転位置、及びモータ回転速度に応じて切り換えるようになっている。
加算器57から出力されるq軸電流指令値Iqaは、減算器60に入力し、座標変換器61から出力されるq軸電機子電流Iqaとの偏差を求めて電流制御器62に入力する。電流制御器62では、入力された偏差に基づきq軸電圧指令値V’qaを算出し、減算器63で非干渉制御器64から出力されるq軸電圧指令の制御値V’q0との偏差を求め、座標変換器65に入力する。非干渉制御器64は、d軸とq軸との間の非干渉制御を行うもので、電機角速度ωreが入力され、d軸の電流をd軸の電圧だけで、またq軸の電流をq軸の電圧だけで制御するための上述したq軸電圧指令値の制御値V’q0とd軸電圧指令値の制御値V’d0を生成して出力する。
なお、電流制御器62にて非干渉成分を吸収させる場合には、非干渉制御器64は無くてもよい。
加算器66には、d軸電流指令値Idaと振動抑制制御器58から出力される制御値CS3を入力し、その加算結果を減算器67に入力して、座標変換器61から出力されるd軸電機子電流Idaとの偏差を求める。減算器67の出力は、電流制御器68に入力し、d軸電圧指令値V’daを算出する。加減算器69では、非干渉制御器64から出力されるd軸電圧指令値の制御値V’d0との偏差を求め、且つ振動抑制制御器58から出力される制御値CS2を加算して座標変換器65に入力する。座標変換器65には、速度・位置信号処理機52から出力される電気角θreが更に入力される。座標変換器65は、回転座標系(d−q座標系)の電圧指令値を固定座標系(UVW座標系)の電圧指令値Vu,Vv,Vwへ変換し、PWMインバータ70へ入力する。そして、PWMインバータ70でモータ3をPWM制御するようになっている。
PWMインバータ70のU相とV相の駆動ラインには、電流検出器71,72が設けられている。これらの検出器71,72で検出したU相電機子電流IuaとV相電機子電流Ivaを、それぞれA/Dコンバータ73,74に入力してデジタル信号に変換する。A/Dコンバータ73,74の出力は、速度・位置信号処理機52から出力される電気角θreとともに座標変換器61に入力し、固定座標系の電流を回転座標系の電流に変換して、d軸電機子電流Idaとq軸電機子電流Iqaを出力する。
一方、モータ3に設けたポジションセンサ4で検出したモータ(ロータ)の回転位置は、速度・位置処理機52に入力する。そして、速度・位置処理機52で電気角θreと電機角速度ωreを算出する。
外乱オブザーバ59は、図2(b)のブロック線図に示すように構成されている。ここで、sをラプラス演算子、Tをフィルタの時定数として、q軸電流指令値Iqaを1/(Ts+1)の伝達特性のフィルタ(LPF)に入力し、その出力からトルク定数Ktmを求める。また、電機角速度ωreに対して、Jmをイナーシャ、Dmを粘性抵抗としたとき、(Jms+Dm)/(Ts+1)の演算を行い、トルク定数Ktmとの偏差を求めて外乱オブザーバ出力(外乱推定値)を得る。
上記フィルタは、加速度情報に含まれる高周波外乱成分(ノイズ)を除去するものである。外乱オブザーバ59による外乱推定値には加速度情報が必要であり、速度検出値を微分することで加速度情報が得られる。この加速度情報には高周波外乱成分が含まれているためフィルタで除去している。
次に、上述した動作を実現する具体的な動作について、図3乃至図14により詳しく説明する。図3は、メインルーチンを示すフローチャートであり、概略動作は次の通りである。モータ負荷が非周期振動外乱要素を含む自動車用のモータ制御装置において、「|目標値−実位置|≦所定値1」で、且つ「|モータ回転数|≦所定値2」となったことをトリガとし、外乱オブザーバ59で外乱推定値(外乱トルク推定値)を算出した後、外乱トルク推定値に基づき、振動抑制制御器58により振動抑制制御を行う。そして、「|目標値−実位置|>所定値1」となった場合には振動抑制制御を解除する。
すなわち、目標値である位置指令値θrmを読み込み(ステップS1)、続いて現在位置(電気角θre)とモータ回転数(電機角速度ωre)を読み込む(ステップS2)。ステップ3では、「|目標値−実位置|≦所定値1」、「|モータ回転数|≦所定値2」となり、且つ外乱抑制制御解除フラグがクリアされているか否かを判定する。全ての条件を満たしていると判定されると、外乱オブザーバ59から出力される外乱推定値を振動抑制制御器58に読み込み(ステップS4)、外乱抑制制御フラグをセットして(ステップS5)、外乱の推定を行い、電流量を決定するための振動推定値を算出する(ステップS6)。そして、振動抑制制御器58から制御値CS1〜CS3を出力して外乱抑制制御を行う(ステップS7)。
一方、ステップS3で、条件が成立していないと判定されたとき、換言すれば、目標値と実位置が近い状態では、外乱抑制制御フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS8)。外乱抑制制御フラグがセットされている場合には、外乱抑制制御解除フラグをセットし(ステップS9)、外乱抑制制御解除中制御を行う(ステップS10)。
ステップS8で外乱抑制フラグがセットされていないと判定された場合には、通常制御を行い(ステップS11)、外乱抑制制御フラグをクリアする(ステップS12)。続いて、タイマをクリアし(ステップS13)、外乱推定確定フラグをクリアする(ステップS14)。
図4乃至図7はそれぞれ、外乱オブザーバ59による外乱推定値の第1乃至第4の算出動作を示している。これらの外乱推定値の算出動作は、図3のステップS6における振動推定値の算出動作に先立つもので、外乱オブザーバ59で算出した外乱推定値を振動抑制制御器58に入力し、振動推定値を算出する。
図4に示す外乱推定値の第1の算出動作は、外乱推定値が最大値の場合であり、外乱抑制制御中は外乱推定値を変更せず、所定時間内に外乱オブザーバ59で検出した外乱推定値(外乱トルク推定値)の絶対値の最大値を外乱推定値とする。確定された外乱推定値を更新する場合は、図3に示したメインルーチンで管理されている。
ステップS20ではタイマをカウントアップし、タイマのカウント値が所定値3より小さいか否かを判定する(ステップS21)。タイマのカウント値が所定値3より小さい場合には、外乱推定値と外乱オブザーバ出力の大小関係を比較し、「|外乱推定値|≦|外乱オブザーバ出力|」か否かを判定する(ステップS22)。「|外乱推定値|≦|外乱オブザーバ出力|」の関係が成立しているときには、外乱推定値を外乱オブザーバ59から振動抑制制御器58に出力し(ステップS23)、振動推定値を算出して図3のステップS6に戻る。
ステップS21でタイマのカウント値が所定値3より大きいか等しいときには、外乱推定確定フラグをセットして(ステップS24)、図3のステップS6に戻る。
また、ステップS22で、「|外乱推定値|>|外乱オブザーバ出力|」と判定されたときには、図3のステップS6に戻る。
このように、本第1の算出動作では、外乱抑制制御が入ったときに、タイマをカウントアップさせて、所定の時間内において外乱推定値が一番高くなる値を格納していく。外乱オブザーバ59の出力は、従来と同様にフィルタをかけた出力であり、ある程度時間が経過したところで確定させ、タイマが動作中は高い値を更新していく。
図5に示す外乱推定値の第2の算出動作は、外乱推定値が上昇傾向の場合に、外乱推定値を変更するものである。外乱オブザーバ59で検出した外乱推定値に加重平均(または移動平均、LPF処理)を実施し、その値が上昇傾向から下降傾向、または下降傾向から上昇傾向に変わる変曲点で、外乱推定値を確定する。外乱推定値は、本処理中に外乱オブザーバで検出したトルク(生値)の絶対値の最大値とする。確定された推定値を更新する場合は、図3に示したメインルーチンで管理されている。
ステップS25では、外乱推定確定フラグがクリアされているか否かを判定し、クリアされている場合には外乱オブザーバ出力にフィルタ処理を行う(ステップS26)。クリアされていない場合には、外乱推定確定フラグをセットし(ステップS27)、図3のステップS6に戻る。
次のステップS28では、「|フィルタ後外乱オブザーバ出力−1JOB前のフィルタ後外乱オブザーバ出力|>所定値4」の関係を満たしているか否か、換言すれば外乱推定値が上昇傾向か否か判定し、満たしていると判定された場合には「|外乱推定値|≦|外乱オブザーバ出力|」の関係が成立しているか否かを判定する(ステップS29)。「|外乱推定値|≦|外乱オブザーバ出力|」の関係が成立しているときには、外乱推定値を外乱オブザーバ59から振動抑制制御器58に出力し(ステップS30)、振動推定値を算出して図3のステップS6に戻る。成立していないときには、そのまま図3のステップS6に戻る。
ステップS28で外乱推定値が上昇傾向でないと判定されたときには、外乱推定確定フラグをセットして(ステップS27)、図3のステップS6に戻る。
本第2の算出動作は、外乱が上昇傾向にあるときに、その値を使うものである。遅めのフィルタを外乱オブザーバ出力にかけておき、外乱が上昇傾向か下降傾向かを見て、上昇傾向の場合には高い値に更新して行き、下降傾向になったところで確定させる。再び上昇傾向になると、制御から外れて再び外乱抑制制御に入ろうとしてカバーする。
図6に示す外乱推定値の第3の算出動作は、外乱推定値の最大値が一定期間更新されない場合に、外乱推定値を確定するものである。外乱オブザーバで検出した外乱推定値の絶対値が「最大値≦現在値」となる場合に、最大値を更新して配列に格納し、配列に格納した値が過去所定サンプル時間内に更新されなければ、配列に格納した値を外乱推定値とする。確定された推定値を更新する場合は、図3に示したメインルーチンで管理されている。
ステップS31では、外乱推定確定フラグがセットされているか否かを判定し、セットされていると判定された場合には「|外乱推定値|≦|外乱オブザーバ出力|」の関係が成立しているか否かを判定する(ステップS32)。成立していると判定された場合には、外乱推定値を外乱オブザーバ出力の絶対値とし(ステップS33)、この外乱推定値を外乱オブザーバ59から振動抑制制御器58に出力して振動推定値を算出する。
ステップS34では、外乱推定値が1JOB前の外乱推定値か否か判定し、外乱推定値が1JOB前の外乱推定値である場合には、タイマをカウントアップし(ステップS35)、外乱推定値が1JOB前の外乱推定値でない場合には、タイマをクリアする(ステップS36)。
一方、ステップS31で外乱推定確定フラグがセットされていないと判定されたときには、外乱推定確定フラグをセットして(ステップS37)、図3のステップS6に戻る。また、ステップS32で「|外乱推定値|≦|外乱オブザーバ出力|」の関係が成立していない、すなわち「|外乱推定値|>|外乱オブザーバ出力|」と判定された場合には、ステップS34の判定動作に移行する。
次のステップS38では、タイマのカウント値が所定値3より小さいか否かを判定し、小さい場合には図3のステップS6に戻り、大きいか等しい場合には、ステップS37で外乱推定確定フラグをセットしてから図3のステップS6に戻る。
本第3の算出動作では、高い外乱推定値を更新するのは上記第2の算出動作と同様であるが、高い外乱推定値が更新された後、配列に格納しておき、所定時間以内に高い外乱推定値が更新されなければその値を保持する。また、高い外乱推定値が更新されたときにタイマをセットし、一定時間更新されなければ確定させるようにしている。
図7(a)に示す外乱推定値の第4の算出動作は、外乱推定値を、マップ(MAP)を使って算出するものである。予め外乱特性を取得可能な場合には、取得した外乱特性をマッピングしておき外乱推定値とする。特に、エンジン負荷とモータ負荷との関係が強いシステムでは、エンジン回転・トルクから外乱推定値を算出する。
図7(b)及び図7(c)は、ECM6に記憶されているマップの例を示している。図7(b)は実圧縮比と外乱推定値との関係を示し、図7(c)はエンジン(Eng)トルク脈動と外乱推定補正値との関係を示している。
ステップS39では、エンジントルク及び実圧縮比を読み込み、外乱推定値をマップから算出し(ステップS40)、外乱オブザーバ59から振動抑制制御器58に、この外乱推定値を出力し、振動推定値を算出して図3のステップS6に戻る。図7(b)に実線で示すように、外乱推定値は、低圧縮比側で急激に高くなり、高圧縮比側で徐々に低下する関係になっている。また、エンジントルクの脈動が小さいときは、外乱推定補正値も小さく、脈動の増大に伴って外乱推定補正値も大きくなり、脈動が更に大きくなると外乱推定補正値は徐々に上昇率が小さくなる。このような2つのマップに基づき外乱推定値を算出する。
本第4の算出動作は、ハードウェアの特性を考慮しており、予め外乱特性が分かっているシステムに好適なものである。例えば図1に示した圧縮比変更機構2においては、基準線になるような実圧縮比に対してモータ3の負荷が変化することが分かっているので、基準線に対して脈動成分と脈動の大きさに応じて供給する電流を決める。
図8乃至図10はそれぞれ、図3のステップS7における外乱抑制制御の第1乃至第3の例を示している。
図8に示す第1の外乱抑制制御の動作は、外乱オブザーバ59の出力を切り換える方法であり、上述した外乱推定値の第1乃至第4の算出動作で算出した外乱推定値を外乱オブザーバ出力に置き換え、トルク定数で割った値をq軸電流指令値に加算する。
ステップS41では、外乱推定確定フラグがセットされているか否かを判定し、セットされている場合にはq軸電流補正値を「外乱推定値/トルク定数」にして(ステップS42)、図3のステップS7に戻る。クリアされていない場合には、q軸電流補正値を「外乱オブザーバ出力/トルク定数」にして(ステップS43)、図3のステップS7に戻る。
図9(a)に示す第2の外乱抑制制御は、q軸電流(トルク)指令値は変更せず、界磁成分電流を強め界磁側に振るために、d軸電流指令値を補正(加算)するものである。界磁成分電流を増やし、保持トルクを強めるため、上述した第1乃至第4の外乱推定動作で算出した外乱推定値から算出したd軸電流補正値を指令値に加算する。
ステップS44では、外乱推定確定フラグがセットされているか否かを判定し、セットされている場合にはd軸電流補正値をマップに記憶されている外乱推定値にして(ステップS45)、図3のステップS7に戻る。セットされていない場合には、d軸電流補正値をゼロにして(ステップS46)、図3のステップS7に戻る。
外乱推定値とd軸電流指令補正値との関係は、図9(b)の実線で示すような特性となる。
図10(a)に示す第3の外乱抑制制御は、q軸電流(トルク)指令値は変更せず、界磁成分電流を強め界磁側に振るために、d軸電圧指令値を補正(加算)するものである。界磁成分電流を増やし、保持トルクを強めるため、上述した第1乃至第4の外乱推定動作で算出した外乱推定値から算出したd軸電圧補正値を指令値に加算する。
ステップS47では、外乱推定確定フラグがセットされているか否かを判定し、セットされている場合にはd軸電圧補正値をマップに記憶されている外乱推定値にして(ステップS48)、図3のステップS7に戻る。セットされていない場合には、d軸電圧補正値をゼロにして(ステップS49)、図3のステップS7に戻る。
外乱推定値とd軸電圧指令補正値との関係は、第2の外乱抑制制御と同様であり、図10(b)の実線で示すような特性となる。
図11乃至図14はそれぞれ、図3のステップS10における外乱抑制制御解除中制御の第1乃至第4の例を示している。
図11に示す第1の外乱抑制制御解除中制御は、「|目標値−実位置|>所定値1」となって制御を解除する時に、d軸電圧指令値を即座に通常指令に戻すものである。通常制御(ステップS50)を行った後、外乱抑制制御フラグをクリアし(ステップS51)、図3のステップS10に戻る。
図12に示す第2の外乱抑制制御解除中制御は、前述した第1の外乱抑制制御動作(図8参照)を行った場合に適用されるものである。「|目標値−実位置|>所定値1」となって解除する時に、負荷が大きい場合に、d軸電圧指令値を徐々に戻す(フィルタまたは変化量制限)ようにしている。
まず、「アクセル開度>所定値5」、且つ「アクセル開度変化速度>所定値6」の条件を満たすか否か判定し(ステップS52)、満たす場合には通常制御(ステップS53)を行った後、外乱抑制制御フラグをクリアして(ステップS54)、図3のステップS10に戻る。
ステップS52の条件を満たしていないと判定された場合には、「実圧縮比>所定値7」、且つ「目標圧縮比>所定値8」の条件を満たすか否か判定し(ステップS55)、満たす場合には通常制御(ステップS56)を行った後、外乱抑制制御フラグをクリアして(ステップS57)、図3のステップS10に戻る。
ステップS55で条件を満たしていないと判定された場合には、加速中か否か判定し(ステップS58)、加速中であれば通常指令時のq軸電流指令値にフィルタ処理または変化量制限を行う(ステップS59)。加速中でなければ、通常制御(ステップS60)を行った後、外乱抑制制御フラグをクリアして(ステップS61)、図3のステップS10に戻る。
ステップS62では、「目標q軸電流−実q軸電流<所定値9」を判定し、満たす場合には外乱抑制制御フラグをクリア(ステップS63)してから、満たさない場合にはそのまま図3のステップS10に戻る。
図13に示す第3の外乱抑制制御解除中制御は、前述した第2の外乱抑制制御動作(図9参照)を行った場合に適用されるものである。「|目標値−実位置|>所定値1」となって解除する時に、d軸電圧指令値(目標の変化幅が大きい場合)を一度マイナス(−)側に振って界磁成分電流を弱めてモータ3を動きやすくする。また、モータ3が加速し始めてから通常指令値に戻す。
本第3の制御は、前述した第2の外乱抑制制御解除中制御におけるステップS62の条件が異なっており、ステップS64では「目標d軸電流−実d軸電流<所定値10」を判定している。
他の制御は、図12に示した第2の外乱抑制制御解除中制御と同様であるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図14に示す第4の外乱抑制制御解除中制御は、前述した第3の外乱抑制制御動作(図10参照)を行った場合に適用されるものである。本第4の制御は、前述した第2、第3の外乱抑制制御解除中制御におけるステップS62,S64の判定条件が異なっており、ステップS65では「目標d軸電圧−所定時間前の目標d軸電圧指令値<所定値11」を判定する。
他の制御は、図12に示した第2の外乱抑制制御解除中制御と同様であるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図15(a),(b)はそれぞれ、振動制御用外乱補正値の設定について説明するためのもので、図15(a)は保持トルク要求とモータ負荷特性を示し、図15(b)はエンジン回転数とエンジントルクとの関係(熱効率)を表している。図15(a)の実線は保持トルク要求、破線はモータ負荷特性をそれぞれ示す。図15(b)は、いわゆる「燃費の目玉」と呼ばれるエンジン効率の良いトルク及び回転数を示しており、高圧縮比領域(1)を下にし、低圧縮比領域(2)を上にしている。つまり、エンジントルクが高いような高負荷の時はノッキング等の問題があるので、低圧縮比側に振るようにしている。これに対し、部分負荷、限定的な負荷がかかっている場合には、燃費及び出力を上げるために高圧縮比側にする。そのときのモータ負荷特性が図15(a)に示したような波形で表されている。
このような外乱特性が予め取得可能な場合には、モータ負荷に一律に所定値を加えたものを外乱推定値とする。モータ負荷特性は、図15(a)に示したように、エンジントルクと圧縮比(モータ位置)に相関があるため、マップにしておき、このマップから算出する。
次に、上述した図12乃至図14のフローチャートにおける振動抑制制御の解除時の動作について図16により詳しく説明する。図16(a),(b)はそれぞれ、自動車の運転シーンを考慮したもので、図15(a),(b)に対応し、モータ負荷特性を運転シーンに応じて示している。
自動車の運転シーンでは、次の3つのパターンが考えられる。第1は加速シーンであり、徐々にエンジントルクが上がっていく。このシーンでは、振動を抑制していたものが通常指令に戻るときに、モータの負荷が小さく且つ移動も滑らかに動く方が良いので、弱め界磁側に振るか通常指令と同様の動きをさせる。
第2は、減速シーンである。このシーンでは低圧縮比から高圧縮比にして燃費向上を狙う。この場合には、機械効率が下がってヒステリシス出力になる。戻る側では負荷の方向としてはアシストされる側になる。よって、早めに動いた方が良いので通常指令に戻る。
第3は、モータの負荷が急激に立ち上がる場合である。この場合には、なるべくモータの電流が少なくなるようにして早く動け、モータがトルクを持った状態にするのが望ましい。運転要求が急激な場合には電流を使って早く動く方が良い。応答性が求められないシーンでは、振動の抑制状態から徐々に戻すことによって、トルクの脈動による影響が極小さくところで動くようにさせる。
図15(a)に矢印Aaで示す、高圧縮比領域(1)から低圧縮比領域(2)への加速シーンでは、最初はエンジン負荷があまり変わらない状態から変曲点(3)で矢印Abのように急激に上昇する。そこで、高圧縮比領域(1)から変曲点(3)までは弱め界磁側で速く動かし、変曲点(3)から低圧縮比領域(2)への高負荷状態ではトルク重視の動きに変更する。図12乃至図14におけるステップS52が、高圧縮比領域(1)から低圧縮比領域(2)への加速シーンか否かを判定している。このように、エンジン負荷が小さい領域ではモータにかかる負荷も小さくなるので速く動かす。
また、図12乃至図14におけるステップS55が変曲点(3)か否かを判定する動作に対応しており、急激に加速する場合には、通常指令時のq軸電流指令にゆっくりと近づけるために、操作量にフィルタ処理を加えるか変化量制限を加え(ステップS59)、ある程度近づいたところで元に戻す(ステップS62,S63,S64,S65)。そして、元に戻しつつ、モータの回転位置を保持するのであれば、外乱抑制制御に再び入る。
上記加速シーンでは、モータ側にアシストトルクがかかる。また、動力性能を確保するため、モータ位置の変化速度は速いことが望ましい。しかし、従来は、振動抑制制御中はd軸電流をプラス(+)側に流して強め界磁とすることで保持トルクを増やしていた。そのため、誘起電圧定数が高い値となり、応答性(回転速度)を低下させていた。そこで、本発明では、モータ速度の応答性を上昇するためにd軸電流をマイナス(−)側に流し、弱め界磁を行うため、高圧縮比領域(1)から変曲点(3)までの区間のモータ負荷トルクが低い部分では、振動抑制制御解除時に弱め界磁側に電流(電圧)指令を振るようにしている。
矢印Abに示した、変曲点(3)から低圧縮比領域(2)への加速シーン、換言すれば高車速からの加速要求があったときには、モータ負荷が急激に高くなる。このシーンにおいては、振動抑制制御が解除され、加速されるシーンにおいては弱め界磁を行うとトルク定数が低下し、電流が増加してしまう。そのため、モータ負荷が高負荷になるシーンで振動抑制制御を解除する場合には、d軸電流(または電圧)を徐々に通常制御に近づける(応答性が求められないシーン)か、いきなり通常制御に近づける(応答性が求められるシーン)ことで高車速からの加速要求に応えることができる。
一方、矢印Acに示す、低圧縮比領域(2)から高圧縮比領域(1)への移行(減速シーン)では、モータが高圧縮比側に戻ろうとするときアシストトルクを受ける。また、燃費向上を目的とした場合、なるべく速い速度で高圧縮比側へ移行する必要があるため、振動抑制制御解除時に弱め界磁側に電流(または電圧)指令を振る。
上記のように、自動車の運転シーンを考慮して振動制御解除時の動作を制御することで、運転シーンに応じたエンジン制御を行いながら、過剰な外乱補正を避けてハンチングを抑制できる。
エンジンの圧縮比を変更するモータにおいては、目標値近傍で制御ハンチングが発生した場合、エンジントルクの脈動量が増大し、運転性/快適性が悪化する。また、脈動量を抑えるために、フライホイールを重くしたり、ダンパーの減衰率を増やしたりすると、車両加速時のレスポンスが悪化する。
しかし、本発明では、脈動に追従しないように所定の条件で指令値を止めるので、車両加速時のレスポンスの悪化を招くことなく目標値近傍で制御ハンチングに起因する振動を抑制できる。
なお、上記実施形態では、車両への適用例として、自動車のエンジンにおける圧縮比変更機構の位置制御用モータの制御を例に取って説明したが、他の機構の制御にも同様にして適用可能なのはもちろんである。例えば、変速機の変速比を無段階に変更するモータにおいても、目標値近傍で制御ハンチングが発生した場合、変速比が変動するという事象に直結するため、運転性/快適性が悪化する。この場合、変速機構とデフの間にフライホイール、あるいはダンパーを設置することで解消できるが、コストアップやレイアウト性の悪化を招く。これに対し、本発明を適用することにより、制御のみで振動を抑制できる。
また、モータ負荷が非周期振動、及び振幅変動が大きい周期外乱、高周波外乱(外乱オブザーバより高帯域)等の外乱要素を含むモータ位置の制御装置として、自動車等の車両用を例に取って説明したが、車両に限らず様々な用途のモータ制御装置に適用可能なのはもちろんである。
1…エンジン(内燃機関)、2…圧縮比変更機構、3…電動モータ(モータ)、4…ポジションセンサ、5…ドライバ、6…ECM、52…速度・位置信号処理機、58…振動抑制制御器、59…外乱オブザーバ

Claims (4)

  1. 車両に搭載される機構の位置制御に用いられるモータの制御装置であって、
    モータの回転位置が目標位置付近で、且つモータの回転速度が所定値より低下した場合に、外乱の推定を行った後、振動抑制制御を行う、ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記外乱の推定は、外乱オブザーバで検出した前記モータのトルクに基づき外乱推定値を算出するものである、ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記振動抑制制御は、前記外乱推定値を前記外乱オブザーバの出力に置き換え、トルク定数で割ってq軸電流指令に加算する、あるいは前記外乱推定値から算出したd軸電圧補正値またはd軸電流補正値を指令に加算するものである、ことを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記振動抑制制御は、前記モータの回転位置が目標位置に対して所定値以上離れたときに解除する、ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1つの項に記載のモータ制御装置。
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