JP2015171198A - 自動登録装置、自動登録方法およびプログラム - Google Patents

自動登録装置、自動登録方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】給電装置と該給電装置に接続された電気機器との対応付けを精度よく行って、これらの対応関係の自動登録を適切に行う。
【解決手段】複数の給電装置から電力情報を随時取得する電力情報取得部と、電気機器から固有アドレスを取得するアドレス取得部と、固有アドレスを取得した電気機器に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他の電気機器の制御時刻と重ならないように設定する設定部と、制御時刻に固有アドレスを宛先として電気機器に所定動作を実行させる制御指令を送信する送信部と、制御時刻を基準とする所定の時間内に複数の給電装置から取得した電力情報の中から所定動作に対応する電力変化を示す電力情報を検出する検出部と、検出された電力情報の取得先である給電装置と、固有アドレスを持つ電気機器とを対応付ける対応付け部と、給電装置と電気機器との対応関係を表す登録情報を記憶する記憶部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機器に電力を供給する給電装置と該給電装置に接続された電気機器との対応関係の登録を自動で行う自動登録装置、自動登録方法およびプログラムに関する。
例えばオフィスなどには、ワーカが業務を行う各席にテーブルタップが設けられている。テーブルタップは、電気機器が接続されるコンセント口を備え、このコンセント口に接続された電気機器に対して、電力インフラからの電力を供給する。近年では、このようなテーブルタップに、コンセント口に接続された電気機器への給電量(電気機器に供給される電力であり、電気機器の消費電力に相当)を計測し、電力情報として外部のサーバ装置に送信する機能を持たせた、スマートタップと呼ばれる給電装置が開発されている。
スマートタップで計測された電気機器への給電量をサーバ装置で集計・蓄積することにより、どの電気機器がどの程度の電力を消費しているかを把握することが可能となり、例えば今後の電力利用計画の立案などに役立てることができる。この場合、予め、スマートタップとそれに接続されている電気機器とを対応付けて、その対応関係を登録しておくことが必要である。
しかし、どのスマートタップにどの電気機器が接続されているかを人手により調べ上げてその対応関係を登録する作業は、非常に煩雑な作業となる。特にオフィスにおいては、家庭よりも多くの給電装置と電気機器があるため、作業の煩雑さは甚大である。
特許文献1には、コンセントとそこに接続された電気機器との対応関係を自動で登録する技術が記載されている。この特許文献1に記載の技術では、サーバ装置から電気機器に対して制御コマンドを送信して電気機器に電源切断などの動作を実行させ、この動作に応じた所定の消費電力量のパターンを示す1つのコンセントを検出して、電気機器とコンセントとの対応関係を登録する。
しかし、特許文献1に開示される技術では、サーバ装置が管理する電気機器やコンセントの数が多いと、電気機器の動作に応じた消費電力のパターンを示すコンセントを一意に特定することが難しく、コンセントと電気機器との対応付けを精度よく行えない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、給電装置と該給電装置に接続された電気機器との対応付けを精度よく行って、これらの対応関係の自動登録を適切に行うことができる自動登録装置、自動登録方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る自動登録装置は、複数の給電装置から電力情報を随時取得する電力情報取得部と、電気機器から該電気機器の固有アドレスを取得するアドレス取得部と、前記固有アドレスを取得した電気機器に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他の電気機器の前記制御時刻と重ならないように設定する設定部と、前記制御時刻に、前記固有アドレスを宛先として、電気機器に所定動作を実行させる制御指令を送信する送信部と、前記制御時刻を基準とする所定の時間内に複数の給電装置から取得した電力情報の中から、前記所定動作に対応する電力変化を示す電力情報を検出する検出部と、検出された電力情報の取得先である給電装置と、前記固有アドレスを持つ電気機器とを対応付ける対応付け部と、給電装置と電気機器との対応関係を表す登録情報を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、給電装置と該給電装置に接続された電気機器との対応付けを精度よく行って、これらの対応関係の自動登録を適切に行うことができるという効果を奏する。
図1は、ネットワークシステムの概略構成を示すシステム構成図である。 図2は、自動登録装置の機能的な構成例を示すブロック図である。 図3は、PCのディスプレイに表示される登録画面の一例を示す図である。 図4は、設定部による制御時刻の設定とPCの動作の具体例を説明する図である。 図5は、レイアウトマップの一例を示す概念図である。 図6は、PCの遠隔制御に伴う電力変化の一例を示す図である。 図7は、制御時刻の前後それぞれ2分間に亘る電力情報の一例を示す図である。 図8は、初期状態の機器情報テーブルおよびタップ情報テーブルの一例を示す図である。 図9は、PCから入力情報と固有アドレスを取得し、PCに対する制御時刻を設定し、さらに、WSSから取得した位置情報に基づいてスマートタップの位置を判定した後の機器情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、対応付け部によってスマートタップとPCとの対応付けが行われた後のタップ情報テーブルの一例を示す図である。 図11は、自動登録装置による処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る自動登録装置、自動登録方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下で示す実施形態は、オフィス内でワーカが業務を行う各席に設置された給電装置としてのスマートタップと、このスマートタップに接続された電気機器としてのPC(Personal Computer)との対応関係を自動登録する例である。なお、給電装置はスマートタップに限らず、給電量を計測して自動登録装置に電力情報を送信する機能を持つものであれば、例えば、構造物に固定されたコンセント(アウトレット)などであってもよい。また、電気機器はPCに限らず、給電装置に接続されて使用される電気機器であって、通信ネットワーク上の固有アドレスを持つものであれば、他の電気機器であってもよい。
図1は、本実施形態の自動登録装置100を含むネットワークシステムの概略構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、自動登録装置100は、例えばLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク上に構築されたサーバ装置として実現され、この通信ネットワークを介して、複数のワーカが業務で使用する複数のPC200と通信可能な構成とされている。なお、自動登録装置100は、スマートタップと電気機器との対応関係の自動登録に特化した単独のサーバ装置として実現されてもよいし、例えばオフィス内の電力利用状況を管理して電力制御を行うEMS(Energy Management System)サーバにおける機能の一つとして実現されてもよい。また、自動登録装置100は、クラウドシステム上で動作する仮想マシンとして実現されてもよい。
複数のPC200のそれぞれは、例えば、オフィス内のワーカが業務を行う各席に設置され、同じ席に設置されたスマートタップ300に接続されて使用される。複数のPC200のそれぞれは、各種の情報を表示するディスプレイと、各種の情報を入力するためのキーボードやマウスなどの入力装置を備えるものとする。
複数のスマートタップ300のそれぞれは、当該スマートタップ300に接続された電気機器への給電量を計測し、計測した給電量を示す電力情報を、例えばWi−Fi(Wireless Fidelity)などの無線通信によって自動登録装置100に送信する機能を持つ。なお、スマートタップ300と自動登録装置100との間の通信の方式はWi−Fiに限定されるものではなく、その他の無線通信方式を利用してもよいし、Ethernet(登録商標)ケーブルやPLC(Power Line Communication)などを用いた有線通信方式であってもよい。
本実施形態では、複数のスマートタップ300のそれぞれが、電気機器のプラグが差し込まれるコンセント口を4つずつ持つものとする。各スマートタップ300は、コンセント口ごとに、そのコンセント口に接続された電気機器への給電量を計測する。そして、各スマートタップ300は、コンセント口ごとに計測された給電量を示す電力情報にそのコンセント口の口番号などの識別情報を付加し、コンセント口ごとの電力情報を1つのパケットにまとめてスマートタップ300を識別するタップIDを付加して、自動登録装置100に送信する。スマートタップ300から自動登録装置100への電力情報の送信は、例えば1分など、予め定められた時間間隔で定期的に行う。なお、スマートタップ300は、このような定期的な電力情報の送信のほか、自動登録装置100からの要求に応じて不定期で電力情報を送信する構成であってもよい。また、スマートタップ300に設けられるコンセント口の数は任意であり、1つのコンセント口のみを持つ構成であってもよい。この場合は、コンセント口の識別情報は不要となる。
また、本実施形態では、オフィス内で業務を行う各ワーカが、それぞれWSS(ワークステートセンサ)400を携行しているものとする。WSS400は、加速度・ジャイロ・地磁気センサと、歩行者向けの慣性航法技術(PDR:Pedestrian Dead Reckoning)による位置・方位検出機能を搭載した小型の屋内測位デバイスである。
各ワーカが携行するWSS400は、例えばWi−Fiなどの無線通信により、自動登録装置100に対してワーカの位置(方位を含む)を示す位置情報を送信する機能を持つ。なお、PDRによりオフィス内におけるワーカの位置・方位を検出する技術としては、例えば特開2013−137178号公報に記載された技術を用いることができる。WSS400は、例えば、加速度・ジャイロ・地磁気センサを備えるスマートフォンなどの携帯端末に、PDRによる位置・方位検出機能をアプリケーションプログラムとして実装することで実現できる。
図2は、本実施形態の自動登録装置100の機能的な構成例を示すブロック図である。自動登録装置100は、通信部110と、設定部120と、判定部130と、検出部140と、対応付け部150と、電力情報蓄積部160と、登録情報記憶部170と、を備える。
通信部110は、自動登録装置100の外部の機器と通信する機能モジュールであり、電力情報取得部111と、入力情報取得部112と、アドレス取得部113と、送信部114と、位置情報取得部115とを含む。
電力情報取得部111は、複数のスマートタップ300のそれぞれから送信された上述の電力情報を取得(受信)して、電力情報蓄積部160に格納する。電力情報蓄積部160には、電力情報取得部111によって各スマートタップ300から取得された電力情報が、その電力情報が送信された時間を示す時間情報に関連付けられて、履歴として蓄積される。電力情報蓄積部160に履歴として蓄積された電力情報は、時間やタップIDなどをキーとして検索することができる。なお、本実施形態では、電力情報蓄積部160を自動登録装置100の内部に設けているが、自動登録装置100の外部の他のサーバ装置などに電力情報蓄積部160を設けた構成であってもよい。
入力情報取得部112は、PC200を使用するワーカ(ユーザ)がPC200に入力した入力情報を、PC200から取得(受信)する。入力情報は、例えばPC200の名称である機器名や、PC200を使用するワーカの名前であるユーザ名などである。本実施形態では、ワーカがPC200に機器名とユーザ名との双方を入力するものとするが、いずれか一方であってもよい。
入力情報取得部112が入力情報を取得する方法の一例を説明する。例えば、ワーカがPC200を用いて自動登録装置100にアクセスすると、入力情報取得部112は、このPC200からのアクセスに対する応答として、入力情報を入力するための登録画面の画面情報をPC200に送信する。これにより、PC200のディスプレイに登録画面が表示される。PC200のディスプレイに表示される登録画面の一例を図3に示す。図3に示す登録画面500は、機器名を入力するためのテキストボックス510と、ユーザ名を入力するためのテキストボックス520と、「送信」ボタン530とを含んでいる。PC200がWebブラウザを搭載している場合、自動登録装置100にWebサーバの機能を持たせることで、この図3に示すような登録画面500を、PC200のディスプレイにWeb画面として表示させることができる。
PC200を使用するワーカは、キーボードやマウスなどの入力装置を用いて、PC200のディスプレイに表示された登録画面500のテキストボックス510に機器名、テキストボックス520にユーザ名をそれぞれ入力し、「送信」ボタン530をクリックする。これにより、ワーカにより入力された機器名およびユーザ名が入力情報としてPC200から自動登録装置100に送信され、この入力情報が入力情報取得部112によって取得される。入力情報取得部112が取得した入力情報は、例えば登録情報記憶部170が保持する後述の機器情報テーブルTb1のレコードに格納される。入力情報を取得したPC200に対しては固有の識別情報である機器IDが付与され、PC200から取得した入力情報は、この機器IDと対応付けて機器情報テーブルTb1のレコードに格納される。以降、同一のPC200に関する情報は同一のレコードに格納されて、機器IDによって管理される。
アドレス取得部113は、PC200から、このPC200に割り当てられた通信ネットワーク上の固有アドレスを取得(受信)する。PC200の固有アドレスは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスなどである。PC200の固有アドレスは、例えば、上述した入力情報とともにPC200から自動登録装置100に送信され、アドレス取得部113により取得される。すなわち、PC200は、ワーカが入力した入力情報を自動登録装置100に送信する際に、内部の記憶装置に格納されている自己のIPアドレスやMACアドレスなどの固有アドレスを読み出して、入力情報とともに自動登録装置100に送信する。なお、PC200の固有アドレスは、入力情報とは異なるタイミングでPC200から自動登録装置100に送信されるようにしてもよい。アドレス取得部113が取得したPC200の固有アドレスは、上述の入力情報とともに機器情報テーブルTb1の対応するレコードに格納される。
送信部114は、固有アドレスを取得済みのPC200に対して後述の設定部120が設定した制御時刻に、固有アドレスを宛先として、PC200に所定動作を実行させる制御指令を送信する。本実施形態では、PC200がスタンバイ状態へ移行する動作を所定動作として定めているものとする。スタンバイ状態とは、例えばCPUへの電力供給など、当該スタンバイ状態から復帰するのに必要な最低限の電力供給のみが行われている状態である。このように、本実施形態では、送信部114からPC200に対して制御信号を送信することで、自動登録装置100による遠隔制御により、PC200をスタンバイ状態へと移行させる。
送信部114は、PC200をスタンバイ状態へ移行させるための制御指令を、このPC200に対して設定された制御時刻に、このPC200から取得された固有アドレスを宛先として送信する。これにより、制御指令の宛先とされた固有アドレスを持つPC200がこの制御指令を受信し、制御指令に応じてスタンバイ状態への移行を行う。なお、送信部114は、例えば制御指令に固有アドレスを付加した形式で、通信ネットワークに対して制御指令をブロードキャストする構成であってもよい。この場合、PC200は、ブロードキャストされた制御指令に自身の固有アドレスが付加されているか否かを判定し、自身の固有アドレスが付加されている場合に、その制御指令を受信してスタンバイ状態への移行を行う。
なお、本実施形態では、後述するように、設定部120が、例えば深夜の時間帯など、勤務時間以外の時間帯にPC200に対する制御時刻を設定するようにしている。このため、ワーカは退社時にPC200をスタンバイ状態にして退社するものとし、自動登録装置100が、制御時刻の少し前の時刻(以下、予備制御時刻という。)に、PC200をスタンバイ状態から復帰させる。このような制御は、例えば、WOL(Wake on LAN)と呼ばれる公知の技術を用いて行うことができる。予備制御時刻は設定部120により設定された制御時刻よりも前であればよく、例えば制御時刻の5分前など、制御時刻を基準とした時刻差を予め定めておけばよい。
位置情報取得部115は、PC200に上述した入力情報を入力しているワーカが携行するWSS400から、当該ワーカの位置(方位を含む)を示す位置情報を取得(受信)する。WSS400とこれを携行するワーカとの対応関係は、予め登録されているものとする。位置情報取得部115は、例えば、入力情報取得部112がPC200から入力情報を取得した際に、この入力情報(例えばユーザ名)をもとに、入力情報を入力しているワーカが携行するWSS400を特定する。そして、位置情報取得部115は、このWSS400に対して位置情報の送信を要求し、この要求に応じてWSS400から送信される位置情報を取得(受信)する。なお、各WSS400から位置情報を随時受信してワーカの動態把握を行う別のサーバ装置が存在する場合、位置情報取得部115は、このサーバ装置からワーカの位置情報を取得するようにしてもよい。位置情報取得部115が取得した位置情報は、判定部130に渡される。
設定部120は、アドレス取得部113が固有アドレスを取得したPC200に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他のPC200に対して設定する制御時刻と重ならないように設定する。例えば、設定部120は、複数のPC200に対して、アドレス取得部113が固有アドレスを取得した順番(つまり、ワーカが入力情報を入力した順番)で、かつ、隣り合う2つの制御時刻が所定の時間以上の時刻差を持つように、各PC200に対する制御時刻を設定する。この際、設定部120は、各PC200に対する制御時刻を、PC200の使用頻度が低い時間帯として予め定められた時間帯に設定することが望ましい。本実施形態では、設定部120は、例えば深夜の時間帯など、勤務時間以外の時間帯にPC200に対する制御時刻を設定する。これにより、自動登録装置100の遠隔制御によってPC200がスタンバイ状態に移行する動作を、ワーカの操作やPC200の自律的な機能によってPC200がスタンバイ状態に移行する動作から区別できるとともに、勤務時間中にPC200が不用意にスタンバイ状態に移行することで業務に支障が生じる不都合を有効に抑制することができる。
設定部120が各PC200に対して設定した制御時刻は、例えば、入力情報や固有アドレスとともに機器情報テーブルTb1の対応するレコードに格納される。なお、機器情報テーブルTb1に格納された制御時刻は、この制御時刻にPC200に対する遠隔制御が行われた後は不要となるため消去される。
図4は、設定部120による制御時刻の設定とPC200の動作の具体例を説明する図である。ここでは、制御時刻の5分前を予備制御時刻と定めているものとする。
例えば図4(a)に示すように、ワーカAが出社後、AM9:00〜9:01の間に自席のPC200に入力情報を入力したとする。このPC200は、ワーカAが入力した入力情報を、自己の固有アドレスとともに自動登録装置100に送信する。自動登録装置100では、PC200から送信された入力情報を入力情報取得部112が取得するとともに、PC200の固有アドレスをアドレス取得部113が取得する。このとき、自動登録装置100の設定部120は、ワーカAが使用するPC200に対する制御時刻を、例えば深夜のAM1:05に設定する。
また、図4(b)に示すように、ワーカBが出社後、AM9:05〜9:06の間に自席のPC200に入力情報を入力したとする。ワーカBが使用するPC200は、ワーカBが入力した入力情報を、自己の固有アドレスとともに自動登録装置100に送信する。自動登録装置100では、PC200から送信された入力情報を入力情報取得部112が取得するとともに、PC200の固有アドレスをアドレス取得部113が取得する。このとき、ワーカBが使用するPC200の固有アドレスはワーカAが使用するPC200よりも後に取得されたため、自動登録装置100の設定部120は、ワーカBが使用するPC200に対する制御時刻を、ワーカAが使用するPC200に対して設定した制御時刻よりも後の時刻、例えば深夜のAM1:15に設定する。
その後、ワーカAとワーカBはそれぞれ自席のPC200を使用して業務を行い、定時以降に退社するが、退社時にはPC200をスタンバイ状態にしておく。そして、それぞれのPC200は、予備制御時刻になるとWOLによりスタンバイ状態から復帰する。本例では、予備制御時刻を制御時刻の5分前と定めているので、深夜のAM1:00にワーカAが使用するPC200がスタンバイ状態から復帰し、深夜のAM1:10にワーカBが使用するPC200がスタンバイ状態から復帰する。
ワーカAが使用するPC200の制御時刻は深夜のAM1:05に設定されているため、この時刻になると、自動登録装置100の送信部114からワーカAが使用するPC200の固有アドレスを宛先として、スタンバイ状態への移行を指示する制御指令が送信される。ワーカAが使用するPC200は、この自動登録装置100からの制御指令を受信し、この制御指令に応じてスタンバイ状態へと移行する。
ワーカBが使用するPC200の制御時刻は深夜のAM1:15に設定されているため、この時刻になると、自動登録装置100の送信部114からワーカBが使用するPC200の固有アドレスを宛先として、スタンバイ状態への移行を指示する制御指令が送信される。ワーカBが使用するPC200は、この自動登録装置100からの制御指令を受信し、この制御指令に応じてスタンバイ状態へと移行する。
判定部130は、位置情報取得部115がWSS400から取得した位置情報に基づいて、このWSS400を携行するワーカが入力情報を入力しているPC200が接続されているスマートタップ300の位置を判定する。本実施形態では、自動登録装置100が、オフィス内でワーカが業務を行う各席の位置を示すレイアウトマップを保持しているものとする。図5は、レイアウトマップの一例を示す概念図である。判定部130は、WSS400から取得した位置情報に基づき、図5に例示するようなレイアウトマップ上でWSS400を携行するワーカの位置Pおよびワーカが向いている方向Dを特定する。そして、判定部130は、例えば、ワーカの位置Pに近く、ワーカが向いている方向Dにある席(図5の例ではハッチングが付された席)の代表座標(例えば、席の左上角部のXY座標など)を、PC200が接続されているスマートタップ300の位置であると判定する。
判定部130により判定されたスマートタップ300の位置は、例えば、当該スマートタップ300に接続されているPC200に対応する機器情報テーブルTb1のレコードに格納される。なお、この段階では、PC200が接続されているスマートタップ300の位置は分かるが、このスマートタップ300がどのタップIDで識別されるスマートタップであるかまでは分かっていない。このため、この段階ではスマートタップ300の位置を機器情報テーブルTb1に格納しているが、後述の対応付け部150によるスマートタップ300とPC200との対応付けが完了すると、スマートタップ300の位置情報は、登録情報記憶部170が保持する後述のタップ情報テーブルTb2に格納され、機器情報テーブルTb1から消去される。
検出部140は、PC200に対する制御時刻を基準とする所定の時間内にオフィス内の各スマートタップ300から取得した電力情報の中から、PC200の所定動作(本実施形態ではスタンバイ状態への移行)に対応する電力変化を示す電力情報を検出する。
オフィス内の各スマートタップ300でコンセント口ごとに計測された給電量を示す電力情報は、上述したように、スマートタップ300から自動登録装置100に随時送信され、電力情報取得部111によって取得される。そして、電力情報取得部111によって各スマートタップ300から取得された電力情報が、その電力情報が送信された時間を示す時間情報に関連付けられて、電力情報蓄積部160に履歴(電力使用履歴)として蓄積される。
検出部140は、この電力情報蓄積部160から、例えば、PC200に対する制御時刻の前後それぞれ2分間(合計4分間)に亘って取得されたすべての電力情報を取り出して、その中で、PC200がスタンバイ状態から復帰する際の電力変化を示す電力情報を検出する。具体的には、検出部140は、例えば、制御時刻の2分前と1分前の電力がともに10W以上で、かつ、制御時刻の2分後の電力が5W未満となっている電力情報を、PC200がスタンバイ状態から復帰する際の電力変化を示す電力情報として検出する。
図6は、PC200の遠隔制御に伴う電力変化の一例を示す図である。予備制御時刻にPC200がWOLによってスタンバイ状態から復帰する前は、PC200への給電量は十分に低い状態となっている。その後、PC200がスタンバイ状態から復帰すると、PC200に対する給電量が増加し、制御時刻の2分前、1分前では、それぞれPC200に対する給電量が十分に高い状態となる。そして、制御時刻においてPC200がスタンバイ状態へ移行すると、その後はPC200に対する給電量が減少し、制御時刻の2分後にはPC200に対する給電量が十分に低い状態になる。
したがって、検出部140は、上述した条件、すなわち、制御時刻の2分前と1分前の電力がともに10W以上で、かつ、制御時刻の2分後の電力が5W未満であるといった条件を用いることで、PC200がスタンバイ状態に移行する際の電力変化を示す電力情報を適切に検出することができる。なお、制御時刻の1分後は、PC200がスタンバイ状態に移行している最中であることも想定され、PC200に対する給電量が十分に低い状態となっていない場合があるので、制御時刻の2分後の給電量で判断している。
図7は、制御時刻の前後それぞれ2分間に亘る電力情報の一例を示す図である。図7の(a)〜(e)は、スマートタップ300のコンセント口単位で計測された電力を示す電力情報であり、それぞれ異なるコンセント口あるいは異なるスマートタップ300での計測結果を示している。なお、図7の例では、制御時刻がAM1:15に設定されているものとしている。
これらの電力情報のうち、制御時刻の2分前と1分前の電力がともに10W以上で、かつ、制御時刻の2分後の電力が5W未満となっているのは、(a)の電力情報である。したがって、図7に示す例においては、検出部140は、PC200がスタンバイ状態に移行する際の電力変化を示す電力情報として、(a)の電力情報を検出する。
対応付け部150は、検出部140によって検出された電力情報の取得先であるスマートタップ300と、この電力情報の検出に用いた制御時刻に制御指令を送信した宛先の固有アドレスを持つPC200とを対応付ける。すなわち、対応付け部150は、制御時刻を基準とする所定の時間内に取得された電力情報のうち、PC200がスタンバイ状態に移行した際の電力変化を示す電力情報を送信しているスマートタップ300のコンセント口に、制御時刻に制御指令を送信したPC200が接続されているものとして、これらスマートタップ300のコンセント口とPC200とを対応付ける。この対応付けは、例えば、登録情報記憶部170が保持するタップ情報テーブルTb2のレコードに、対応するPC200から取得した入力情報(機器名やユーザ名)を格納することで実施できる。
ここで、登録情報記憶部170が保持する機器情報テーブルTb1およびタップ情報テーブルTb2の具体例を例示しながら、対応付け部150による処理について詳しく説明する。
図8は、いずれのPC200からも入力情報や固有アドレスを取得していない初期状態の機器情報テーブルTb1およびタップ情報テーブルTb2の一例を示す図であり、(a)が機器情報テーブルTb1、(b)がタップ情報テーブルTb2をそれぞれ示している。図8(a)に示すように、機器情報テーブルTb1には、例えば「機器ID」、「機器名」、「ユーザ名」、「IPアドレス」、「MACアドレス」、「制御時刻」および「タップの位置<X座標、Y座標>」の各項目が設けられている。初期状態では、これら各項目のいずれの情報も格納されておらず、ブランクの状態となっている。
一方、タップ情報テーブルTb2には、図8(b)に示すように、例えば「タップID」、「タップ名」、「(口番号)機器ID:機器名[ユーザ名]」、「タップの位置<X座標>」および「タップの位置<Y座標>」の各項目が設けられている。初期状態では、これらの各項目のうち、「タップID」および「タップ名」の項目に、オフィス内の各スマートタップ300に対して予め付与されたタップIDとタップ名の情報が事前に格納されている。また、「(口番号)機器ID:機器名[ユーザ名]」の項目には、スマートタップ300のコンセント口を示す口番号の情報のみが事前に格納されており、その他の情報はブランクの状態となっている。各スマートタップ300は、自動登録装置100に対して電力情報を送信する際に、このタップ情報テーブルTb2に事前に格納されたタップIDと口番号を付加した電力情報を送信する。
図9は、PC200から入力情報と固有アドレスを取得し、PC200に対する制御時刻を設定し、さらに、WSS400から取得した位置情報に基づいてスマートタップ300の位置を判定した後の機器情報テーブルTb1の一例を示す図である。入力情報取得部112および固有アドレス取得部113によってPC200から入力情報および固有アドレスが取得されると、そのPC200に対して機器IDが付与され、入力情報である機器名およびユーザ名と固有アドレスとが、この機器IDと対応付けて、機器情報テーブルTb1のレコードに格納される。また、設定部120によってこのPC200に対する制御時刻が設定されると、同じレコードに、このPC200に対して設定された制御時刻が格納される。さらに、判定部130によってこのPC200が接続されているスマートタップ300の位置が判定されると、同じレコードに、その位置を示すX座標およびY座標が格納される。その結果、機器情報テーブルTb1は図9に示すように、各項目に情報が格納された状態となる。
図10は、対応付け部150によってスマートタップ300とPC200との対応付けが行われた後のタップ情報テーブルTb2の一例を示す図である。対応付け部150は、上述したように、検出部140によって検出された電力情報の取得先であるスマートタップ300のコンセント口と、制御時刻に制御指令の宛先とした固有アドレスを持つPC200とを対応付ける。この際、対応付け部150は、検出部140によって検出された電力情報に付加されたタップIDおよび口番号をもとに、この電力情報に対応するタップ情報テーブルTb2のレコードを特定し、このレコードの「(口番号)機器ID:機器名[ユーザ名]」の項目に、固有アドレスであるIPアドレスおよびMACアドレスによって特定されるPC200の機器名およびユーザ名を格納する。また、対応付け部150は、検出部140によって検出された電力情報に付加されたタップIDに対応するレコードの「タップの位置<X座標>」および「タップの位置<Y座標>」の項目に、このスマートタップ300の位置を示すX座標およびY座標を格納する。これらの情報は、図9に例示した機器情報テーブルTb1からタップ情報テーブルTb2に転記される。なお、図9に例示した機器情報テーブルTb1の「制御時刻」の項目は、対応付け部150による対応付けが終了した後は不要になるため、機器情報テーブルTb1から削除される。また、図9に例示した機器情報テーブルTb1の「タップの位置<X座標、Y座標>」の項目は、タップ情報テーブルTb2に転記されると不要になるため、機器情報テーブルTb1から削除される。
以上のように、登録情報記憶部170が保持するタップ情報テーブルTb2に、スマートタップ300とこれに接続されているPC200の情報が対応付けて格納されることにより、スマートタップ300とPC200との対応関係が自動登録される。
図11は、本実施形態の自動登録装置100による処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、この図11のフローチャートに沿って、本実施形態の自動登録装置100の動作概要を説明する。図11に示す一連の処理は、ワーカが自席のPC200を用いて自動登録装置100にアクセスし、図3に例示したような登録画面500から入力情報を入力することにより開始され、PC200ごとに独立して行われる。なお、自動登録装置100においては、図11に示す一連の処理とは別に、電力情報取得部111によってオフィス内の各スマートタップ300から電力情報が随時取得する処理が行われ、各スマートタップ300から取得された電力情報が電力情報蓄積部160に随時格納される。
図11に示す一連の処理が開始されると、入力情報取得部112が、PC200から送信された入力情報を取得するとともに、アドレス取得部113が、PC200から送信された固有アドレスを取得する(ステップS101)。PC200から取得した入力情報および固有アドレスは、登録情報記憶部170が保持する機器情報テーブルTb1に格納される。
次に、位置情報取得部115が、PC200に入力情報を入力しているワーカが携行するWSS400から、ワーカの位置や向き(方位)を示す位置情報を取得する(ステップS102)。そして、判定部130が、ステップS102で取得された位置情報をオフィスのレイアウトマップ上で照合して、PC200が接続されているスマートタップ300の位置を判定する(ステップS103)。判定されたスマートタップ300の位置は、登録情報記憶部170が保持する機器情報テーブルTb1に格納される。
次に、設定部120が、入力情報および固有アドレスを取得したPC200に対して遠隔制御を行う制御時刻を設定する(ステップS104)。この制御時刻は、他のPC200に対して設定した制御時刻と重ならないように、例えばステップS101で入力情報および固有アドレスを取得した順番で、かつ、隣り合う制御時刻が所定の時間以上の時刻差を持つように設定される。なお、このステップS104の処理は、ステップS102やステップS103の処理よりも前に行うようにしてもよい。
次に、送信部114が、ステップS104で設定された制御時刻になるのを待って(ステップS105:No)、制御時刻になると(ステップS105:Yes)、ステップS101で取得された固有アドレスを宛先として、PC200をスタンバイ状態に移行させるための制御指令を送信する(ステップS106)。
次に、検出部140が、ステップS104で設定された制御時刻を基準とする所定の時間内にスマートタップ300から取得されたすべての電力情報を電力情報蓄積部160から読み出して、これらの電力情報の中から、PC200がスタンバイ状態に移行する際の電力変化を示す電力情報を検出する(ステップS107)。
最後に、対応付け部150が、ステップS107で検出された電力情報の取得先であるスマートタップ300のコンセント口と、ステップS106で制御指令を送信する宛先とした固有アドレスを持つPC200とを対応付けて、その対応関係を登録情報記憶部170が保持するタップ情報テーブルTb2に格納し(ステップS108)、一連の処理を終了する。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の自動登録装置100は、電気機器としてのPC200から固有アドレスを取得し、固有アドレスを取得したPC200に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他のPC200の制御時刻と重ならないように設定し、制御時刻になると、固有アドレスを宛先としてPC200をスタンバイ状態に移行させる制御指令を送信する。そして、制御時刻を基準とする所定の時間内に各スマートタップ300から取得した電力情報の中から、スタンバイ状態への移行に対応する電力変化を示す電力情報を検出し、検出された電力情報の取得先であるスマートタップ300と、制御指令の宛先とした固有アドレスを持つPC200とを対応付けて、その対応関係を登録情報記憶部170が保持するタップ情報テーブルTb2に格納する。したがって、本実施形態の自動登録装置100によれば、オフィスのように登録の対象となるPC200やスマートタップ300の数が多い環境であっても、PC200の遠隔制御に応じた電力変化を示す電力情報を送信したスマートタップ300を一意に特定することができ、スマートタップ300とPC200との対応付けを精度よく行って、これらの対応関係の自動登録を適切に行うことができる。
また、本実施形態の自動登録装置100は、複数のPC200に対する制御時刻を、固有アドレスを取得した順番で、かつ、隣り合う制御時刻が所定の時間以上の時刻差を持つように設定するので、複数のPC200に対する遠隔制御を適切に行うことができる。
また、本実施形態の自動登録装置100は、PC200の使用頻度が低い時間帯として予め定められた時間帯、例えば深夜などの勤務時間以外の時間帯に制御時刻を設定するので、PC200の遠隔制御による電力変化とPC200の通常使用による電力変化とが区別できなくなる不都合を有効に抑制することができる。
また、本実施形態の自動登録装置100は、ワーカがPC200から入力した機器名やユーザ名などの入力情報をスマートタップ300のタップIDに対応付けるので、例えばスマートタップ300で計測された電力を表示して見える化を行う場合に、入力情報をそのまま電力に対応付けて表示することで、どのワーカが使用するどのPC200でどれだけの電力が使用されているかを明示的に示すことができる。
また、本実施形態の自動登録装置100は、ワーカによってPC200に入力情報が入力されたときに、入力情報とともにPC200の固有アドレスを取得するので、固有アドレスの取得を効率よく行うことができる。
また、本実施形態の自動登録装置100は、PC200に入力情報を入力しているワーカの位置情報を取得し、この位置情報に基づいてPC200が接続されているスマートタップ300の位置を判定し、入力情報に加えてスマートタップ300の位置をスマートタップ300のタップIDに対応付けるので、例えばスマートタップ300の点検などで所在を確認したい場合などに、その位置を容易に把握することが可能となる。
以上説明した本実施形態の自動登録装置100は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用い、コンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、自動登録装置100は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、上記のプログラムをサーバーコンピュータ装置上で実行させ、ネットワークを介してその結果をクライアントコンピュータ装置で受け取ることにより実現してもよい。
本実施形態の自動登録装置100で実行されるプログラムは、自動登録装置100を構成する各処理部(電力情報取得部111、入力情報取得部1112、アドレス取得部113、送信部114、位置情報取得部115、設定部120、判定部130、検出部140および対応付け部150)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えば、プロセッサが上記のプログラムを読み出して実行することにより、上記各処理部が主記憶上にロードされ、主記憶上に生成されるようになっている。なお、本実施形態の自動登録装置100は、上述した各処理部の一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現することも可能である。
以上、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形や変更を加えながら具体化することができる。
例えば、上述した実施形態では、タップ情報テーブルTb2を、電力情報蓄積部160が蓄積する電力情報とは別の独立した情報として実現しているが、タップ情報テーブルTb2を電力情報と組み合わせた構成としてもよい。この場合、電力情報蓄積部160には、タップ300(コンセント口)と電気機器200との対応付けが完了する前は、図8(b)に示した形式のタップ情報テーブルTb2に対して、コンセント口ごとの給電量を追加した形式で電力情報が蓄積される。そして、タップ300(コンセント口)と電気機器200との対応付けが行われると、図10に示した例と同様に、図8(b)の空欄の情報が埋められて、その後は、図10に示した形式のタップ情報テーブルTb2にコンセント口ごとの給電量を追加した形式の電力情報が、電力情報蓄積部160に蓄積されていく。
100 自動登録装置
110 通信部
111 電力情報取得部
112 入力情報取得部
113 アドレス取得部
114 送信部
115 位置情報取得部
120 設定部
130 判定部
140 検出部
150 対応付け部
160 電力情報蓄積部
170 登録情報記憶部
200 PC(電気機器)
300 スマートタップ(給電装置)
400 WSS
特開2011−197931号公報

Claims (10)

  1. 複数の給電装置から電力情報を随時取得する電力情報取得部と、
    電気機器から該電気機器の固有アドレスを取得するアドレス取得部と、
    前記固有アドレスを取得した電気機器に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他の電気機器の前記制御時刻と重ならないように設定する設定部と、
    前記制御時刻に、前記固有アドレスを宛先として、電気機器に所定動作を実行させる制御指令を送信する送信部と、
    前記制御時刻を基準とする所定の時間内に複数の給電装置から取得した電力情報の中から、前記所定動作に対応する電力変化を示す電力情報を検出する検出部と、
    検出された電力情報の取得先である給電装置と、前記固有アドレスを持つ電気機器とを対応付ける対応付け部と、
    給電装置と電気機器との対応関係を表す登録情報を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とする自動登録装置。
  2. 前記設定部は、複数の電気機器に対して、前記固有アドレスを取得した順番で、かつ、前記所定の時間以上の時刻差を持つように、前記制御時刻を設定することを特徴とする請求項1に記載の自動登録装置。
  3. 前記設定部は、電気機器の使用頻度が低い時間帯として予め定められた時間帯に前記制御時刻を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の自動登録装置。
  4. ユーザが電気機器に入力した入力情報を取得する入力情報取得部をさらに備え、
    前記対応付け部は、検出された電力情報の取得先である給電装置の識別情報と、前記固有アドレスを持つ電気機器から取得した前記入力情報とを対応付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動登録装置。
  5. 前記固有アドレスは、前記入力情報とともに電気機器から自動登録装置に送信されることを特徴とする請求項4に記載の自動登録装置。
  6. 前記入力情報は、電気機器の機器名と該電気機器を使用するユーザのユーザ名との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の自動登録装置。
  7. 前記入力情報を入力しているユーザの位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報に基づいて、電気機器が接続されている給電装置の位置を判定する判定部と、をさらに備え、
    前記対応付け部は、検出された電力情報の取得先である給電装置の識別情報と、前記固有アドレスを持つ電気機器から取得した前記入力情報と、判定された給電装置の位置とを対応付けることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の自動登録装置。
  8. 前記給電装置は、電気機器が接続される複数のコンセント口を有し、
    前記電力情報取得部は、前記コンセント口ごとの電力情報を取得し、
    前記検出部は、前記コンセント口ごとに取得した電力情報の中から、前記所定動作に対応する給電量の変化を示す電力情報を検出し、
    前記対応付け部は、検出された電力情報に対応する給電装置のコンセント口と、前記固有アドレスを持つ電気機器とを対応付けることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動登録装置。
  9. 自動登録装置において実行される自動登録方法であって、
    前記自動登録装置が、複数の給電装置から電力情報を随時取得する工程と、
    前記自動登録装置が、電気機器から該電気機器の固有アドレスを取得する工程と、
    前記自動登録装置が、前記固有アドレスを取得した電気機器に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他の電気機器の前記制御時刻と重ならないように設定する工程と、
    前記自動登録装置が、前記制御時刻に、前記固有アドレスを宛先として、電気機器に所定動作を実行させる制御指令を送信する工程と、
    前記自動登録装置が、前記制御時刻を基準とする所定の時間内に複数の給電装置から取得した電力情報の中から、前記所定動作に対応する電力変化を示す電力情報を検出する工程と、
    前記自動登録装置が、検出された電力情報の取得先である給電装置と、前記固有アドレスを持つ電気機器とを対応付ける工程と、
    前記自動登録装置が、給電装置と電気機器との対応関係を表す登録情報を記憶部に記憶させる工程と、を含むことを特徴とする自動登録方法。
  10. コンピュータに、
    複数の給電装置から電力情報を随時取得する機能と、
    電気機器から該電気機器の固有アドレスを取得する機能と、
    前記固有アドレスを取得した電気機器に対して遠隔制御を行う制御時刻を、他の電気機器の前記制御時刻と重ならないように設定する機能と、
    前記制御時刻に、前記固有アドレスを宛先として、電気機器に所定動作を実行させる制御指令を送信する機能と、
    前記制御時刻を基準とする所定の時間内に複数の給電装置から取得した電力情報の中から、前記所定動作に対応する電力変化を示す電力情報を検出する機能と、
    検出された電力情報の取得先である給電装置と、前記固有アドレスを持つ電気機器とを対応付ける機能と、
    給電装置と電気機器との対応関係を表す登録情報を記憶する機能と、を実現させるためのプログラム。
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