JP2015170867A - トーク状態検出器、トーク状態検出方法、エコーキャンセラ及びエコーサプレッサ - Google Patents
トーク状態検出器、トーク状態検出方法、エコーキャンセラ及びエコーサプレッサ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、エコーキャンセラの受信出力信号、送信入力信号に基づいてトーク状態を検出し、エコーキャンセラが有する適応フィルタの係数更新を制御するトーク状態検出器において、受信入力信号の特定帯域を減衰させる特定帯域減衰手段と、送信入力信号の特定帯域を抽出する特定帯域抽出手段と、送信入力信号の特定帯域以外の帯域を抽出する特定帯域外抽出手段と、特定帯域減衰手段からの出力信号と、特定帯域抽出手段及び特定帯域外抽出手段からの各出力信号とに基づいて、トーク状態を判定するトーク状態判定手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
減算器12は、送信入力信号d(n)から擬似エコー信号yr(n)を差し引き、残差信号e(n)を出力するものである。
減算器12の出力である残差信号e(n)には、フィルタ特性とエコーパス伝達特性の差分によって生じる残留エコーΔy(n)(=y(n)−yr(n))と、近端送出信号t(n)が含まれる。
式(2)に、式(1)を代入する。
=(y(n)−yr(n))+t(n) …(4)
式3、式4より、
e(n)=Δy(n)+t(n) …(5)
受信出力信号x(n)が無信号(x(n)=0)のとき、残差信号e(n)の信号成分は近端送出信号t(n)のみとなるので、適応フィルタの係数更新をディセーブルにすることにより、適応フィルタの係数が発散しないように制御する必要がある。
以下では、本発明に係るトーク状態検出器、トーク状態検出方法、エコーキャンセラ及びエコーサプレッサの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態に係るエコーキャンセラは、図4に示す従来のエコーキャンセラと同一又は対応する構成要素を有する。すなわち、第1の実施形態のエコーキャンセラ1は、疑似エコー生成部11、減算器12、トーク状態検出器としてのダブルトーク検出器13を有する。
次に、第1の実施形態に係るダブルトーク検出器13によるダブルトーク検出方法の処理動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
P_BPF1/P_BPF2<TH2 …(7)
ここで、式(6)は、帯域阻止フィルタ101からの出力信号の平均電力値P_BEFが閾値TH1を超えることを条件としている。これは、遠端話者が発話した音声信号があるか否かを判断するためである。例えば、この実施形態では、閾値TH1は「−35dBm」とする場合を例示する。
以上のように、第1の実施形態によれば、エコー信号の2.5〜3.0kHz帯域の信号は減衰しほとんど無くなるようにしたので、遠端話者のみが発話しているシングルトーク状態を高精度で検出することができる。
次に、本発明のトーク状態検出器、トーク状態検出方法、エコーキャンセラ及びエコーサプレッサの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、第2の実施形態に係るダブルトーク検出器13の内部構成を示す内部構成図である。
P_BPF1a/P_BPF2a<TH3 …(8)
但し、
P_BPF1a=(P_BPF1)−(P_BPF1_BG) …(9)
P_BPF2a=(P_BPF2)−(P_BPF2_BG) …(10)
式(6)において、閾値TH1は、例えば−35dBmである。
以上のように、第2の実施形態において、近端背景雑音の影響も低減するようにしたので、遠端話者のみが発話しているシングルトーク状態を更に高精度で検出することができる。
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用することができる。
Claims (9)
- エコーキャンセラの受信出力信号、送信入力信号に基づいてトーク状態を検出し、上記エコーキャンセラが有する適応フィルタの係数更新を制御するトーク状態検出器において、
受信入力信号の特定帯域を減衰させる特定帯域減衰手段と、
上記送信入力信号の上記特定帯域を抽出する特定帯域抽出手段と、
上記送信入力信号の上記特定帯域以外の帯域を抽出する特定帯域外抽出手段と、
上記特定帯域減衰手段からの出力信号と、上記特定帯域抽出手段及び上記特定帯域外抽出手段からの各出力信号とに基づいて、トーク状態を判定するトーク状態判定手段と
を備えることを特徴とするトーク状態検出器。 - 上記トーク状態判定手段が、上記特定帯域減衰手段からの出力信号の電力値が第1の閾値を超えており、かつ、上記特定帯域抽出手段からの出力信号の電力値と、上記特定帯域外抽出手段からの出力信号の電力値との比が第2の閾値未満のとき、シングルトーク状態と判定することを特徴とする請求項1に記載のトーク状態検出器。
- 上記特定帯域抽出手段からの出力信号の電力値に基づいて、近端側の背景雑音電力値を推定する第1の背景雑音電力値推定手段と、
上記特定帯域抽出手段からの出力信号の電力値から、上記第1の背景雑音電力値推定手段による背景雑音電力値を減算する第1の減算手段と、
上記特定帯域外抽出手段からの出力信号の電力値に基づいて、近端側の背景雑音電力値を推定する第2の背景雑音電力値推定手段と、
上記特定帯域抽出手段からの出力信号の電力値から、上記第2の背景雑音電力値推定手段による背景雑音電力値を減算する第2の減算手段と
を備え、
上記トーク状態判定手段が、上記特定帯域減衰手段からの出力信号と、上記第1の減算手段からの出力信号の電力値及び上記第2の減算手段からの出力信号の電力値とに基づいて、トーク状態を判定するものである
ことを特徴とする請求項1に記載のトーク状態検出器。 - 上記トーク状態判定手段が、上記特定帯域減衰手段からの出力信号の電力値が第1の閾値を超えており、かつ、上記第1の減算手段からの出力信号の電力値と、上記第2の減算手段からの出力信号の電力値との比が第3の閾値未満のとき、シングルトーク状態と判定することを特徴とする請求項3に記載のトーク状態検出器。
- 上記特定帯域が、聴感上の影響の少ない帯域付近のものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトーク状態検出器。
- 上記特定帯域が、2.5〜3.0kHz付近の帯域であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトーク状態検出器。
- エコーキャンセラの受信出力信号、送信入力信号に基づいてトーク状態を検出し、上記エコーキャンセラが有する適応フィルタの係数更新を制御するトーク状態検出方法において、
特定帯域減衰手段が、受信入力信号の特定帯域を減衰し、
特定帯域抽出手段が、上記送信入力信号の上記特定帯域を抽出し、
特定帯域外抽出手段が、上記送信入力信号の上記特定帯域以外の帯域を抽出し、
トーク状態判定手段が、上記特定帯域減衰手段からの出力信号と、上記特定帯域抽出手段及び上記特定帯域外抽出手段からの各出力信号とに基づいて、トーク状態を判定する
ことを特徴とするトーク状態検出方法。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のトーク状態検出器を備えることを特徴とするエコーキャンセラ。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のトーク状態検出器を備えることを特徴とするエコーサプレッサ。
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2014
- 2014-03-04 JP JP2014042049A patent/JP6435613B2/ja active Active
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