JP2015170064A - 摺動操作検出装置、電子機器及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作の操作位置として検出する検出手段と、
を具備したことを特徴とする。
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作の操作位置として検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された摺動操作の操作位置に応じた入力処理を実行する処理手段と、
を具備したことを特徴とする。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図8を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
第1実施形態として適用した電子機器の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この電子機器は、例えば、携帯可能なサイズの電子辞書装置であり、各種のアプリケーション機能として辞書機能、計時機能などの基本機能のほか、指やペンを操作面に接触させながら移動する手書き摺動操作に追従してその操作位置を逐次検出する摺動操作検出機能を備えている。
ピックアップ53、54の間において、操作者の指を操作面(例えば、筺体の上面)に接触させながら移動する摺動操作(スライダ操作)が行われると、その操作時には接触点(操作位置)の摩擦によって擦れ音が発生するが、この擦れ音は、接触点(擦れ音の発生点)から略均一に伝わって各ピックアップ53、54に到達するため、制御部51は、各ピックアップ53、54からの波形データに基づいて、この擦れ音が各ピックアップ53、54に到達する到達具合(時間の遅れ)を検出するようにしている。
各ピックアップ53、54は、電子機器を構成する筺体の載置面側(例えば、底面部側)に配設され、筺体の底面部6から突設した収納部61のうち、その一つの収納部61の中空部にピックアップ53を埋設してゴム材7で保護し、他の一つの収納部61の中空部にピックアップ54を埋設してゴム材7で保護されている。このようにピックアップ53、54が埋設されている筐体の底面部側に対してその反対側の上面部側がスライダの操作面となっている。
なお、図示の例では、筺体の底面部6から突設した収納部61にピックアップ53、54に配設(収納)するようにしたが、筐体が上部ケースと下部ケースによって構成されている場合において、この上部ケースの裏面側にピックアップ53、54に配設するようにしてもよい。これによって上部ケースの上面側をスライダとすることができる。このようにピックアップ53、54の取り付け位置は、擦れ音を的確に検出することが可能であれば、任意である。
図中の例は、上の方の波形データに対して下の方の波形データが若干(例えば、3〜5サンプル分)遅れている場合を例示している。このように同一の擦れ音を2つのピックアップ53、54で検出したとしても摺動操作(スライダ操作)時の接触具合や環境などにより振幅は同じようにはならないが、全体的には一定のサンプル数分ずれているので、この時間シフト量(時間の遅れ)を相互相関によって求める。なお、図示の例では、上の方の波形を3サンプル分か4サンプル分遅らせて計算した相関値が最大となることを示している。
図示の例は、第1ピックアップ53がポイントAの位置に配設され、第2ピックアップ53がポイントEの位置に配設されている状態において、このポイントA、Eを結ぶ直線上のポイントB、C、Dが操作された場合を例示している。ポイントBが操作された場合、ポイントBから第1ピックアップ53までの距離ABは、ポイントBから第2ピックアップ54までの距離BDよりも短いので、第1ピックアップ53は、第2ピックアップ54よりも操作時の擦れ音を時間シフト量(1)だけ早く検出することになる。
先ず、手書き摺動操作部5においてその制御部51は、ピックアップ53、54によって測定された振動波形信号がAD変換部55によって波形データに変換されると、その波形データに基づいて閾値判定を行ってスライダ操作が行われたか否かを調べ、所定の閾値を超えるまで(スライダ操作が行われるまで)待機状態となる(ステップA1)。
先ず、制御部51は、ピックアップ53、54間の操作位置(接触点)から発生した擦れ音がピックアップ53、54に到達するまでの時間差の最大値を、予め固定的に決められているピックアップ間の距離に基づいて、算出すると共に(ステップB1)、この時間差の最大値から時間シフト量の最大値t0を算出する処理を行う(ステップB2)。例えば、擦れ音の到達時間差が最大となるのは、2つのピックアップ53、54の延長線上が操作位置(接触点)である場合であるので、2つのピックアップ53、54間の距離が5cmとすれば、時間差の最大値は操作面の材質などにもよるが、160μsec程度となる。この場合、サンプリング周波数(例えば、96kHz)で擦れ音を取得したものとすると、16サンプルのずれが想定される。このずれの値は音の伝搬速度によって決定され、伝搬速度は素材によって異なるが、ある程度のマージンを持って設計する必要があるため、第1実施例では、時間シフト量の最大値t0を±28サンプルとして決定するようにしている。
中央制御部1は、手書き摺動操作部5から相互相関の計算結果(相関値が最大となる時間シフト量)を受け取ったかを調べ(ステップC1)、受け取らなければ(ステップC1でNO)、この図7のフローから抜けるが、相互相関の計算結果を受け取ったときには(ステップステップC1でYES)、この相互相関の計算結果に基づいて、操作位置(擦れ音発生位置)から第1ピックアップ53までの距離と操作位置から第2ピックアップ54までの距離の差を算出し(ステップC2)、操作位置(接触点)を特定する処理を行う(ステップC3)。
このグラフ(ヒストグラム)は、その横軸を時間シフト量とし、縦軸を相関値としたもので、図示の例のように相関が強いときにはグラフに山状のピークが現れるが、そのピークが著しく多かった場合や山形が不鮮明な場合であれば、雑音の影響で擦れ音を特定できなかったか、若しくは擦れ音自体が発生していなかったと考えられるので、相関なしと判定することができる。
以下、この発明の第2実施形態について図9〜図14を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、摺動操作としてスライダ操作を行う場合を例示し、また、2つのピックアップとして圧電素子を使用した場合を例示したが、この第2実施形態においては、摺動操作として手書きストローク操作を行う場合を示し、2つのピックアップを組とする2組のピックアップを設け、各ピックアップとしてマイクロフォンを使用した場合である。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
第2実施形態の電子機器は、第1実施形態の電子機器と基本的には同様の構成で、中央制御部1を中核とし、その入出力デバイスとして中央制御部1には、表示部3、キー操作部4、手書き摺動操作部5などが接続されている。中央制御部1は、後述する図12に示した動作手順に応じて第2実施形態を実現するためのプログラムなどが格納されている記憶部2の内容に応じてこの電子機器の全体動作を制御する。手書き摺動操作部5は、摺動操作検出機能の一部を構成するもので、手書きの文字を入力する摺動操作やフリック、スクロールなどの指示を入力する摺動操作に追従してその操作位置を逐次検出して中央制御部1に与えて入力処理を指示する手書きストローク操作部であり、中央制御部1は、この手書き摺動操作部(手書きストローク操作部)5からの指示に応じた入力処理として手書きストローク認識処理を実行するようにしている。
1つの組のピックアップ53、54は、所定の距離(例えば、5cm)を空けて配設され、他の組のピックアップ53、54も所定の距離(例えば、5cm)を空けて配設されている。なお、便宜上、図中、左側の組を1組目のペアマイク、右側の組を2組目のペアマイクと呼称するものとする。ここで、図示のように正方形の2つの頂点付近に2組のペアマイク(ピックアップ53、54)は、それぞれ45度傾けた状態で配設されている。
第2実施形態は、2組のペアマイク(ピックアップ53、54)を設けた構成であり、図5の動作を組毎に繰り返す点を特徴とするもので、図5の動作と基本的には同様であるため、以下、第2実施形態の手書き摺動操作部5の動作を簡単に説明するものとする。 先ず、制御部51は、ペアマイク(ピックアップ53、54)からの波形データに基づいて閾値判定を行った結果、手書きストローク操作が行われたことを検出すると(ステップD1でYES)、1組目のペアマイクに対する処理(ステップD2〜D8)を行った後、2組目のペアマイクに対する処理(ステップD9〜D15)を行う。
中央制御部1は、手書き摺動操作部5から相互相関の計算結果(相関値が最大となる時間シフト量)を受け取ったかを調べ(ステップE1)、受け取らなければ(ステップE1でNO)、手書き摺動操作部5から手書きストローク操作の終了通知を受け取ったかを調べ(ステップE3)、手書き摺動操作部5から手書きストローク操作の終了通知を受け取らなければ(ステップE3でNO)、図12のフローから抜けるが、相互相関の計算結果を受け取ると(ステップE1でYES)、この相関結果メモリ22に格納する処理(ステップE2)を行った後、図12のフローから抜ける。以下、相関結果を受け取る毎に相関結果メモリ22に順次格納する処理を行う。その後、手書き摺動操作部5から手書きストローク操作の終了通知を受け取ると(ステップE3でYES)、相関結果メモリ22を参照して時間シフト量の一連の推移(ストロークデータ)を特定する(ステップE4)。
図14は、これによって認識した手書きストロークを再現した場合を例示した図で、手書きストロークの入力軌跡が再現される。
図15は、第2実施形態の変形例として摺動操作検出機能付き電子機器を家庭電化製品(冷蔵庫)に適用した場合を例示した図である。
すなわち、図15は、冷蔵庫の前面ドアパネル8の内側(裏側)に2組のペアマイク(ピックアップ53、54)を所定の間隔を空けて配設した場合を示している。この場合においても手書きを行う操作範囲を想定した正方形(仮想手書き入力エリア)の2つの頂点付近にその正方形の中心部でそれらの垂線が交差するように2組のペアマイクを45度傾けた状態で配設するようにしている。なお、仮想手書き入力エリアは、冷蔵庫の前面ドアパネル8の外側(表側)である。このように2組のペアマイクを電子機器(例えば、冷蔵庫)の外表面空白域(前面ドアパネル)を利用する位置に配設するようにすれば、その空白域を手書き入力エリアとして有効に活用することが可能となる。
図16は、第2実施形態の他の変形例としてピックアップが3つの場合の実装例を示した図で、(1)は、電子機器を構成する筺体の底面部6を示している。
ピックアップP1、P3は、所定の距離(例えば、5cm)を空けて配設され、ピックアップP2、P3も所定の距離(例えば、5cm)を空けて配設されている。この場合、ピックアップP1、P3を1組のペアマイクとし、ピックアップP2、P3を他の組のペアマイクとしている。このように中心のピックアップP3と別の1つのピックアップP1を一組とし、ピックアップP3、P2を他の組として、第2実施形態と同様に組毎に時間シフト量を判定する。この場合、電子機器(例えば、電子辞書装置)を机上に載置した状態において、その底面部6にピックアップP1、P2、P3を配設することによって、手書き入力が可能な操作範囲(仮想手書き入力エリア)は、操作者側の机面となる。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作の操作位置として検出する検出手段と、
を具備したことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の摺動操作検出装置において、
前記ピックアップからの波形データが所定の条件を満たすか否かに基づいて手書き摺動操作が行われているか否かを判別する判別手段を更に備え、
前記判別手段によって手書き摺動操作が行われていると判別されている間、その摺動操作時に発生する擦れ音からその操作位置を特定する動作を継続する、
ことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の摺動操作検出装置において、
前記測定手段は、手書き摺動操作時に発生する擦れ音を、所定のタイミング毎に複数のピックアップにより測定し、
前記判定手段は、前記測定手段により所定のタイミング毎に測定された各波形データの相互相関を計算してその波形間の時間シフト量を判定すると共に、その各時間シフト量の中から最も相関値の大きい時間シフト量を判定し、
前記算出手段は、前記判定手段により判定された最も相関値の大きい時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する、
ことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の摺動操作検出装置において、
前記測定手段は、2つのピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記検出手段は、前記2つのピックアップ間の操作位置を検出する、
ことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の摺動操作検出装置において、
前記検出手段は、前記判定手段により判定された時間シフト量が所定量であるか否かに基づいて前記操作位置が2つのピックアップの内側であるか外側であるかを検出する、
ことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の摺動操作検出装置において、
前記測定手段は、2つのマイクロフォンを組にしたピックアップを備え、この複数組のピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記判定手段は、前記組毎に時間シフト量を判定し、
前記算出手段は、前記判定された組毎の時間シフト量に基づいて組毎に距離の差を算出し、
前記検出手段は、前記算出された組毎の距離の差から擦れ音発生方向を求め、各組毎の擦れ音発生方向から擦れ音発生点を求めて操作位置を検出する、
ことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の摺動操作検出装置において、
前記測定手段は、一つのマイクロフォンを中心として、別の2つのマイクロフォンを所定の間隔を空けて対称の位置にそれぞれ配設して成り、
前記判定手段は、前記中心のマイクロフォンと別の1個のマイクロフォンを一組とし、前記中心のマイクロフォンと別の他の1個のマイクロフォンを他の組として、前記組毎に時間シフト量を判定する、
ことを特徴とする摺動操作検出装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作の操作位置として検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された摺動操作の操作位置に応じた入力処理を実行する処理手段と、
を具備したことを特徴とする電子機器、である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電子機器において、
前記測定手段は、2つのピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記検出手段は、前記算出された距離の差により前記2つのピックアップ間の位置を擦れ音発生点として操作位置を検出し、
前記処理手段は、前記擦れ音発生点を手書き摺動操作時の操作位置に応じて所定の設定値を調整するスライダ処理を行う、
ことを特徴とする電子機器である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の電子機器において、
前記測定手段は、2つのマイクロフォンを組にしたピックアップを備え、この複数組のピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記判定手段は、前記組毎に時間シフト量を判定し、
前記算出手段は、前記判定された組毎の時間シフト量に基づいて組毎に距離の差を算出し、
前記検出手段は、前記算出された組毎の距離の差から擦れ音発生方向を求め、各組毎の擦れ音発生方向から擦れ音発生点を求めて操作位置を検出し、
前記処理手段は、手書き摺動操作によって描画された手書きスクロールを前記検出手段によって継続的に検出された複数の操作位置に基づいて認識する認識処理を行う、
ことを特徴とする電子機器である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記測定手段は、その複数のピックアップを当該電子機器を構成する筺体の外表面空白域を利用可能となる位置に配設して成る、
ことを特徴とする電子機器である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記測定手段は、その複数のピックアップを当該電子機器を構成する筺体の底面側に配設して成る、
ことを特徴とする電子機器である。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、
摺動操作検出装置のコンピュータを、
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作時の操作位置として検出する検出手段、
として機能させるためのプログラムである。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、
電子機器のコンピュータを、
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作時の操作位置として検出する検出手段、
前記検出手段により検出された摺動操作の操作位置に応じた入力処理を実行する処理手段、
として機能させるためのプログラムである。
2 記憶部
5 手書き摺動操作部
6 筺体の底面部
21 プログラムメモリ
22 相関結果メモリ
51 制御部
52 プログラムメモリ
53、54、P1、P2、P3 ピックアップ
55 AD変換部
56 第1波形メモリ
57 第2波形メモリ
58 インターフェイス部
Claims (14)
- 手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作の操作位置として検出する検出手段と、
を具備したことを特徴とする摺動操作検出装置。 - 前記ピックアップからの波形データが所定の条件を満たすか否かに基づいて手書き摺動操作が行われているか否かを判別する判別手段を更に備え、
前記判別手段によって手書き摺動操作が行われていると判別されている間、その摺動操作時に発生する擦れ音からその操作位置を特定する動作を継続する、
ことを特徴とする請求項1に記載の摺動操作検出装置。 - 前記測定手段は、手書き摺動操作時に発生する擦れ音を、所定のタイミング毎に複数のピックアップにより測定し、
前記判定手段は、前記測定手段により所定のタイミング毎に測定された各波形データの相互相関を計算してその波形間の時間シフト量を判定すると共に、その各時間シフト量の中から最も相関値の大きい時間シフト量を判定し、
前記算出手段は、前記判定手段により判定された最も相関値の大きい時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の摺動操作検出装置。 - 前記測定手段は、2つのピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記検出手段は、前記2つのピックアップ間の操作位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の摺動操作検出装置。 - 前記検出手段は、前記判定手段により判定された時間シフト量が所定量であるか否かに基づいて前記操作位置が2つのピックアップの内側であるか外側であるかを検出する、
ことを特徴とする請求項4に記載の摺動操作検出装置。 - 前記測定手段は、2つのマイクロフォンを組にしたピックアップを備え、この複数組のピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記判定手段は、前記組毎に時間シフト量を判定し、
前記算出手段は、前記判定された組毎の時間シフト量に基づいて組毎に距離の差を算出し、
前記検出手段は、前記算出された組毎の距離の差から擦れ音発生方向を求め、各組毎の擦れ音発生方向から擦れ音発生点を求めて操作位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の摺動操作検出装置。 - 前記測定手段は、一つのマイクロフォンを中心として、別の2つのマイクロフォンを所定の間隔を空けて対称の位置にそれぞれ配設して成り、
前記判定手段は、前記中心のマイクロフォンと別の1個のマイクロフォンを一組とし、前記中心のマイクロフォンと別の他の1個のマイクロフォンを他の組として、前記組毎に時間シフト量を判定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の摺動操作検出装置。 - 手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作の操作位置として検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された摺動操作の操作位置に応じた入力処理を実行する処理手段と、
を具備したことを特徴とする電子機器。 - 前記測定手段は、2つのピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記検出手段は、前記算出された距離の差により前記2つのピックアップ間の位置を擦れ音発生点として操作位置を検出し、
前記処理手段は、前記擦れ音発生点を手書き摺動操作時の操作位置に応じて所定の設定値を調整するスライダ処理を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。 - 前記測定手段は、2つのマイクロフォンを組にしたピックアップを備え、この複数組のピックアップを所定の間隔を空けて配設して成り、
前記判定手段は、前記組毎に時間シフト量を判定し、
前記算出手段は、前記判定された組毎の時間シフト量に基づいて組毎に距離の差を算出し、
前記検出手段は、前記算出された組毎の距離の差から擦れ音発生方向を求め、各組毎の擦れ音発生方向から擦れ音発生点を求めて操作位置を検出し、
前記処理手段は、手書き摺動操作によって描画された手書きスクロールを前記検出手段によって継続的に検出された複数の操作位置に基づいて認識する認識処理を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。 - 前記測定手段は、その複数のピックアップを当該電子機器を構成する筺体の外表面空白域を利用可能となる位置に配設して成る、
ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記測定手段は、その複数のピックアップを当該電子機器を構成する筺体の底面側に配設して成る、
ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の電子機器。 - 摺動操作検出装置のコンピュータを、
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作時の操作位置として検出する検出手段、
として機能させるためのプログラム。 - 電子機器のコンピュータを、
手書き摺動操作時に発生する擦れ音を複数のピックアップにより測定する測定手段により測定された複数のピックアップの波形データを比較してその波形間の時間シフト量を判定する判定手段、
前記判定手段により判定された波形間の時間シフト量によって前記各ピックアップからの距離の差を算出する算出手段、
前記算出手段により算出された距離の差により擦れ音発生点を手書き摺動操作時の操作位置として検出する検出手段、
前記検出手段により検出された摺動操作の操作位置に応じた入力処理を実行する処理手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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