JP2015168957A - 車両用キー - Google Patents

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成夫 小暮
Shigeo Kogure
成夫 小暮
香帆 高橋
Kaho Takahashi
香帆 高橋
山本 功
Isao Yamamoto
功 山本
一郎 中原
Ichiro Nakahara
一郎 中原
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Nissan Motor Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】表示部に電子ペーパーを用いた車両用キーにおいて、従来では、電子ペーパーの組み立て難いなどの問題点があった。
【解決手段】筐体1の内部に、外部に情報を表示するための電子ペーパー3と、電子ペーパー3の周囲を保持するホルダ8を備えた車両用キーK1とし、ホルダ8によって電子ペーパー3の位置決めを非常に容易にし、車両用キーK1の組み立て性の向上、より具体的には組み立て作業の容易化や組み立て精度の向上などを実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両において、無線通信でドアの施錠及び解錠などを行うのに用いられる車両用キーに関し、とくに、表示部に電子ペーパーを用いた車両用キーの改良に関するものである。
この種の車両用キーとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の車両用キーは、カード型を成すと共に、電子ペーパーで形成された表示部を有しており、その表示部に車両の駆動エネルギーの残量を表示するようにしたものである。
特開2010−127166号公報
しかしながら、上記したような従来の車両用キーにあっては、表示部を形成する電子ペーパーが薄くて小さいので、組み立て難いなどの問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、表示部に電子ペーパーを用いた車両用キーにおいて、その組み立て性の向上を実現することができる車両用キーを提供することを目的としている。
本発明に係わる車両用キーは、筐体の内部に、外部に情報を表示するための電子ペーパーと、電子ペーパーの周囲を保持するホルダを備えたことを特徴としている。
本発明に係わる車両用キーは、ホルダによって電子ペーパーの位置決めが非常に容易になり、組み立て性の向上を実現し、より具体的には組み立て作業の容易化や組み立て精度の向上などを実現することができる。
本発明に係わる車両用キーの第1実施形態を説明する分解斜視図である。 図1に示す車両用キーの正面図である。 図1に示す車両用キーの電子ペーパーの部分の断面図である。 本発明に係わる車両用キーの第2実施形態を説明する正面図である。 図4中のA−A線に基づく断面図である。
〈第1実施形態〉
図1〜図3に示す車両用キーK1は、自動車等の車両において、無線通信でドアの施錠及び解錠を行うものであって、筐体1内に、回路基盤2、外部に情報を表示するための電子ペーパー3、及びこれらの電源としての電池4等をコンパクトに収容した構造になっている。
筐体1は、図1及び図2に示すように、概略楕円形状を成す扁平なものであり、上側ケース5と下側ケース6とで構成されている。上側ケース5には、三個の開口部5A,5B,5Cが直列に設けてあり、これらの開口部5A〜5Cには、透明カバー6及び操作ボタン7A,7Bが取り付けられる。透明カバー6は、電子ペーパー3の最外部を覆うものである。操作ボタン7A,7Bは、例えばドアの施錠用と解錠用である。下側ケース6には、電池4のほか、図示しない電池用端子やアンテナを収容し、これらの上側に回路基盤2を収容する。
回路基盤2は、車両との間で通信等を行うための電子回路を備えると共に、リード線3Aを介して電子ペーパー3が接続してある。電子ペーパー3は、電気泳動方式によりマイクロカプセル中の白色と黒色の粒子を移動させて表示を行う周知のものである。この電子ペーパー3は、大きさや形状等が限定されるものではないが、図示例では矩形状であり、例えば、情報の一例として電池4の残量を表示する。
ここで、車両用キーK1は、筐体1の内部に、先述したデータ表示用の電子ペーパー3と、電子ペーパー3の周囲を保持するホルダ8と、電子ペーパー3の上面側及び下面側に配置した弾性体9,10とを備えている。
ホルダ8は、図1及び図3に示すように、電子ペーパー3を包囲する枠状を成すものであって、その材料が限定されるものではないが、低価格で生産性が良く、軽量でしかも絶縁性があるなどの面から樹脂製であることが望ましい。弾性体9,10は、樹脂製のシート状部材であって、少なくとも上面側の弾性体9が透光性を有している。上面側の弾性体9は、より好ましい実施形態としてヘイズ値が1〜10%である。
また、この実施形態において、上面側の弾性体9は、電子ペーパー3を含めて回路基盤2の全体を覆う形状を成している。これにより、回路基盤2に対する防水性の向上などにも貢献し得る。他方、下面側の弾性体10は、電子ペーパー3よりもやや大きいシート状であって、回路基盤2と電子ペーパー3との間に介装される。これら弾性体9,10は、その材料がとくに限定されるものではないが、より好ましい実施形態としては、シリコーンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、及びエチレンプロピレンゴムのうちのいずれか一つの材料が用いられる。
上記構成を備えた車両用キーK1は、電子ペーパー3の周囲を保持するホルダ8を採用したことから、当該キーK1の製造過程において、電子ペーパー3の位置決めが非常に容易になり、組み立て性の向上を実現する。より具体的には、組み立て作業の容易化や、組み立て精度の向上などを実現することができる。
また、車両用キーK1は、電子ペーパー3の上面側に透光性を有する弾性体9を配置したので、電子ペーパー3に爪などが直接当たることがなく、電子ペーパー3の視認性を確保しつつ表面を保護することができる。なお、この実施形態では、上面側の弾性体9の上側に透明カバー6が配置されるが、上面側の弾性体9だけで充分な保護機能が確保できれば、透明カバー6を省略しても構わない。さらに、車両用キーK1は、上面側の弾性体9のヘイズ値を1〜10%にしたことから、電子ペーパー3の充分な視認性を確保することができる。
さらに、車両用キーK1は、電子ペーパー3の下面側に弾性体10を配置したので、不用意に落下させた場合でも、電子ペーパー3を落下の衝撃から保護することができる。そしてさらに、車両用キーKは、前記ホルダ8とともに弾性体9,10を採用したので、電子ペーパー3だけでなく弾性体9,10の組み立て性も向上し、これにより、電子ペーパー3と上面側の弾性体9とが密着して、電子ペーパー3の視認性がより良好になる。
さらに、車両用キーK1は、弾性体9,10が、シリコーンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、及びエチレンプロピレンゴムのうちのいずれか一つの材料から成るものとしたので、電子ペーパー3の衝撃吸収機能をより一層向上させることができる。
〈第2実施形態〉
図4及び図5は、本発明の車両用キーの第2実施形態を説明する図である。なお、第1実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図示の車両用キーK2は、第1実施形態と同等の基本構成を備えたものであるが、第1実施形態で示した操作ボタン(7A,7B)が無く、全体が表示部としての電子ペーパー3である。この電子ペーパー3は、情報として、ドアの施錠(実線)及び解錠(点線)を表すマークM1と、電池(4)の残量を目盛りの増減で示すマークM2を表示する。この電子ペーパー3は、操作ボタンを兼用しており、マークM1を直接押圧することで、回路基盤2上のスイッチをON/OFFすることができる。
上記の車両用キーK2にあっても、先の実施形態と同様に、ホルダ8の採用により、電子ペーパー3の位置決めが非常に容易になり、組み立て性の向上、具体的には、車両用キーK1の組み立て作業の容易化や、組み立て精度の向上などを実現する。また、車両用キーK1は、電子ペーパー3の上面側及び下面側に配置する弾性体9,10を採用したので、電子ペーパー3の表面の保護機能、落下等に対する衝撃吸収機能を得ることができる。
本発明に係わる車両用キーは、その構成が上記各実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成を適宜変更することが可能である。また、車両用キーは、自動車以外の各種車両に適用可能であって、ドアの施錠及び解錠だけでなく、無線通信でトランクの開放や駆動源の停止などを行うものであっても良く、その適用に応じて、電子ペーパーにマークや文字などの各種情報を表示することとなる。
K1,K2 車両用キー
1 筐体
3 電子ペーパー
8 ホルダ
9 上面側の弾性体
10 下面側の弾性体

Claims (5)

  1. 筐体の内部に、外部に情報を表示するための電子ペーパーと、電子ペーパーの周囲を保持するホルダを備えたことを特徴とする車両用キー。
  2. 電子ペーパーの上面側に、透光性を有する弾性体を配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用キー。
  3. 上面側の弾性体のヘイズ値が、1〜10%であることを特徴とする請求項2に記載の車両用キー。
  4. 電子ペーパーの下面側に、弾性体を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用キー。
  5. 弾性体が、シリコーンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、及びエチレンプロピレンゴムのうちのいずれか一つの材料から成ることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用キー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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