JP2015168370A - ハイブリット車両の駆動制御装置及びハイブリット車両の駆動制御方法 - Google Patents

ハイブリット車両の駆動制御装置及びハイブリット車両の駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリ電力の使用率をさらに高くすることで、さらなる燃費向上を図ること。【解決手段】駆動制御部8Aは、地図情報取得部8aにより、走行予定ルートに係わる、少なくとも標高データ、距離データ及び道路データを有する地図情報(各種データファィル)を取得し、区間ルート演算部8bにより、標高データ及び距離データを元に平坦ルート区間、上坂ルート区間、下坂ルート区間を演算により求め、電力消費回生予測部8cにより、区間ルート演算部8bによる演算結果と道路データとを元に、バッテリにおける電力消費量及び回生充電量を予測し、走行モード設定部8dにより、電力消費回生予測部8cにより回生充電の予測が得られた場合、回生充電期待区間まではモータのみによるモータ走行モードに設定し、回生充電期待区間ではエンジンとモータによる通常走行モードに設定するようにしている。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンとモータとを搭載したハイブリッド車両の駆動制御を行うハイブリット車両の駆動制御装置及びハイブリット車両の駆動制御方法に関する。
近年、ガソリンなどの燃料をエネルギーとする内燃機関(エンジン)と、リチウムイオン電池などのバッテリ(二次電池)からの電力によって駆動されるモータとを駆動源とするハイブリット車両が実用化されている。
ハイブリッド車両の駆動方式として、たとえばパラレル方式がある。このパラレル方式は、通常走行中はエンジンを主駆動源として走行するが、エンジンの力を使って走る発進時や加速時などにおいて大きな力が必要なときはモータがエンジンをサポートするようになっている。なお、減速時などではモータが発電機として機能し、バッテリへの回生充電が行われる。また、このパラレル方式は、エンジンを停止した状態でモータのみを駆動源として走行することも可能となっている。
ところで、このようなハイブリッド車両において、さらなる低燃費の向上を図るためにはできる限りバッテリ電力の使用率を高くし、ガソリンの使用率を下げることが理想的であるものと考えられる。ところが、走行中にバッテリ電力を使い切ると、エンジンのみにより車両を駆動することになる。この場合、加速時などにおいて大きな力が必要なときにモータからのサポートが得られず、走行性能が低下することになることから、バッテリ電力を効率良く使用できるようにするための工夫が必要となる。
ここで、バッテリ電力を効率良く使用できるようにしたものとして、たとえば特許文献1に示されているハイブリッド車両が知られている。このハイブリッド車両は、目的地までのルートを検索して走行パターンを予測し、その予測したルート上の各地点におけるバッテリ残量の中間値を設定し、現在位置におけるバッテリ残量の中間値と現在のバッテリ残量とを比較し、中間値よりも実際のバッテリ残量が多いと判断した際に、モータのトルク分担を重くしてバッテリの使用量を増大させ、他方、中間値よりも実際のバッテリ残量が小さいと判断された際に、エンジンのトルク分担を重くしてバッテリの使用量を減らすようにしたものである。
特開平9−163506号公報
上述した特許文献1のハイブリット車両では、予測した走行パターンのルート上の各地点でのバッテリ残量の設定値(中間値)に基づきエンジンのトルク分担とモータのトルク分担とを制御しているため、バッテリ電力を効率良く使用できるものと考えられる。
ところが、このようなハイブリッド車両では、現在位置におけるバッテリ残量の中間値と現在のバッテリ残量とを比較し、エンジン及びモータのトルク分担を制御するようにしている。そのため、ルートの状況によってはモータのみでの走行が可能である場合でもエンジンのトルク分担が重くされてしまうことから、バッテリ電力の使用率をさらに高くすることで、さらなる燃費向上を図ることができないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、バッテリ電力の使用率をさらに高くすることで、さらなる燃費向上を図ることができるハイブリット車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
本発明のハイブリット車両の駆動制御装置は、車両の駆動力を発生させるエンジンとバッテリからの電力を得るモータの駆動を制御するハイブリット車両の駆動制御装置であって、現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードとする走行モード制御手段を有することを特徴とする。
また、前記走行モード制御手段は、前記走行予定ルートに係わる、少なくとも標高データ、距離データ及び道路データを有する前記地図情報を取得する地図情報取得手段と、前記標高データ及び距離データを元に平坦ルート区間、上坂ルート区間、下坂ルート区間を演算により求める区間ルート演算手段と、該区間ルート演算手段による演算結果と前記道路データとを元に、前記バッテリにおける電力消費量及び回生充電量を予測する電力消費回生予測手段と、該電力消費回生予測手段により回生充電の予測が得られた場合、前記回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードに設定し、該回生充電期待区間では前記エンジンとモータによる通常走行モードに設定する走行モード設定手段とを有することを特徴とする。
また、前記バッテリのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段を有し、前記走行モード設定手段は、前記バッテリ残量検出手段により前記バッテリ残量が所定値に達したことを検知すると、前記モータ走行モードを前記通常走行モードに設定することを特徴とする。
本発明のハイブリット車両の駆動制御方法は、車両の駆動力を発生させるエンジンとバッテリからの電力を得るモータの駆動を制御するハイブリット車両の駆動制御方法であって、走行モード制御手段により、現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードとすることを特徴とする。
また、前記走行モード制御手段は、地図情報取得手段により、前記走行予定ルートに係わる、少なくとも標高データ、距離データ及び道路データを有する前記地図情報を取得する工程と、区間ルート演算手段により、前記標高データ及び距離データを元に平坦ルート区間、上坂ルート区間、下坂ルート区間を演算により求める工程と、電力消費回生予測手段により、該区間ルート演算手段による演算結果と前記道路データとを元に、前記バッテリにおける電力消費量及び回生充電量を予測する工程と、走行モード設定手段により、該電力消費回生予測手段により回生充電の予測が得られた場合、前記回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードに設定し、該回生充電期待区間では前記エンジンとモータによる通常走行モードに設定する工程とを有することを特徴とする。
また、バッテリ残量検出手段により、前記バッテリのバッテリ残量を検出する工程を有し、前記走行モード設定手段は、前記バッテリ残量検出手段により前記バッテリ残量が所定値に達したことを検知すると、前記モータ走行モードを前記通常走行モードに設定することを特徴とする。
本発明のハイブリット車両の駆動制御装置及びハイブリット車両の駆動制御方法では、走行モード制御手段により、現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間まではモータのみによるモータ走行モードとする。
本発明のハイブリット車両の駆動制御装置によれば、走行モード制御手段により、現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間まではモータのみによるモータ走行モードとするようにしたので、バッテリ電力の使用率をさらに高くすることができ、さらなる燃費向上を図ることができる。
本発明のハイブリット車両の駆動制御装置の一実施形態を説明するための図である。 図1のナビゲーション本体に搭載される記憶媒体内の地図情報(各種データファィル)の一例について説明するための図である。 図1のコントロールユニットの主要機能について説明するための図である。 図1のハイブリッド車両の駆動制御を説明するためのフローチャートである。 図1のハイブリッド車両の駆動制御を説明するための図である。 図1のハイブリッド車両の駆動制御を説明するための図である。 図1のハイブリッド車両の駆動制御を説明するための図である。
以下、本発明のハイブリット車両の駆動制御装置の一実施形態を、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下に説明するハイブリット車両の駆動は、通常走行中はエンジンを主駆動源として走行するが、エンジンの力を使って走る発進時や加速時などにおいて大きな力が必要なときはモータがエンジンをサポートするパラレル方式となっているものとする。
まず、図1に示すハイブリット車両は、駆動力を発生させる内燃機関であるエンジン1とモータ2とを備えている。このエンジン1とモータ2の駆動力の少なくとも一方の駆動力が、ディファレンシャル装置3及び減速機4を介して、左右の駆動輪5に伝達されるようになっている。なお、エンジン1にあっては、ガソリン又はディーゼルなどの各種エンジンを搭載することができる。また、モータ2にあっては、ブラシレスDCモータ、誘導モータ、直流分巻モータなどの各種モータを搭載することができる。
また、ハイブリッド車両は、モータ2を駆動するための電力を供給するバッテリ6を備えている。なお、バッテリ6の電流及び電圧は電流/電圧検出センサ6aによって検出されるようになっている。また、バッテリ6から供給される電流は、図示しないドライバにより所定のトルクが発生する電流値に変換され、モータ2に供給されるようになっている。また、そのドライバにより、バッテリ6への発電機7による発電エネルギーやモータ2による回生エネルギーの充電制御も行われるようになっている。なお、バッテリ6としては、鉛酸蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ナトリウム硫黄電池、リチウム2次電池、水素2次電池、レドックス型電池などの各種電池を搭載することができる。
また、ハイブリッド車両は、後述の各種センサから供給される各種検出信号に応じて走行状態を判断し、車両の動作全体を制御する駆動制御装置であるコントロールユニット8を備えている。なお、コントロールユニット8には、アクセルセンサ(図示省略)によって検出されたアクセル開度検出信号、ブレーキセンサ(図示省略)からのブレーキペダルの踏み込み量の検出信号、シフトレバーセンサ(図示省略)からのシフトレバーの位置検出信号、車速センサ(図示省略)からの車速検出信号などが取り込まれるようになっている。
また、コントロールユニット8には、ナビゲーション装置10が接続されている。ナビゲーション装置10は、ナビゲーション本体11を備えている。ナビゲーション本体11には、GPS(Global Positioning System)受信器12、方位センサ13、距離センサ14、舵角センサ15、ビーコン受信器16、モニタ17などが接続されている。
GPS受信器12は、人工衛星を利用して車両の位置を測定する。方位センサ13は、車両の方位を検出するものであって、地磁気を検出して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角速度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガスレートジャイロや光ファイバジャイロなどのジャイロ、左右の車輪センサを配置しその出力パルス差(移動距離の差)により車両の旋回を検出することで方位の変位量を算出するようにした車輪センサなどを用いることができる。
距離センサ14は、走行距離を検出するものであって、駆動輪5の回転数を検出して計数するものや加速度を検出して積分するものなどを用いることができる。また、舵角センサ15は、ハンドルの舵角を検出するものであって、たとえばハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転抵抗ボリュームなどや、車輪部に取り付ける角度センサなどを用いることができる。
ビーコン受信器16は、ルート上に配置したビーコンの位置情報を受信する。モニタ17は、ユーザの要求に応じて設定されたルート、走行するルートに沿った案内図、交差点やルート途中における特徴的な写真、目的地までの距離や時間などが表示される。なお、走行中においては、図示しないスピーカからのルートの案内情報が出力されるようになっている。
なお、ナビゲーション本体11には、CPU(図示省略)、ナビゲーションプログラムなどの各種プログラムが格納されているROM(図示省略)、ワーキングメモリとしてのRAM(図示省略)などが備えられている。また、ナビゲーション本体11は、目的地が入力指定されると、ROM(図示省略)に格納されているナビゲーションプログラムに従い、後述の記憶媒体18に格納されている地図情報(各種データファィル)からのデータを読み出し、これらを演算処理してRAM(図示省略)に格納し、必要な情報をモニタ17に表示させたりする。また、ナビゲーション本体11は、コントロールユニット8に対し、車両の制御に必要な後述の各種データを出力したりする。
次に、図2を参照し、記憶媒体18に格納されている地図情報(各種データファィル)の一例について説明する。なお、記憶媒体18としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、CD−ROM、光ディスク、磁気テープ、ICカード、光カードなどを用いることができる。
すなわち、記憶媒体18には、たとえば描画地図データファイル18a、交差点データファイル18b、道路データファイル18c、標高データファィル18d、探索データファイル18e、写真データファイル18fが格納されている。
描画地図データファイル18aは、モニタ17に描画される描画地図データを含むものである。この描画地図データは、階層化された地図データであり、たとえば最上位層から日本、関東地方、東京、新橋といったような階層毎のデータで構成されている。交差点データファイル18bは、交差点番号のそれぞれに対応して、交差点名、その交差点の緯度と経度、当該交差点が始点となっている道路のうち一番番号の小さい道路番号、当該交差点が終点となっている道路のうち一番番号の小さい道路番号、信号の有無などを示すデータを含むものである。
道路データファイル18cは、道路番号のそれぞれに対応して、始点の交差点番号、終点の交差点番号、同じ始点を持つ道路のうち番号が次のもの、同じ終点を持つ道路のうち番号が次のもの、道路の太さ、禁止情報、横断歩道、トンネル、案内不要情報、後述の写真データの写真番号、道路の長さ、東経や北緯などを示すデータを含むものである。標高データファィル18dは、道路の標高を示すデータを含むものである。なお、標高を示すデータは、10メートル毎であってもよいし、100メートル、1キロメートル毎であってもよい。
探索データファイル18eは、ルート検索により生成された交差点列データなどを含むものである。交差点列データは、交差点名、交差点番号、その交差点の特徴風景などを撮影した写真番号、曲がる角度、距離などを示すデータである。写真データファイル18fは、各交差点や直進中に見える特徴的な風景などを撮影した写真を表示させるためのデータを含むものである。
次に、図3を参照し、コントロールユニット8の主要機能について説明する。すなわち、コントロールユニット8には、エンジン1とモータ2の駆動を制御する駆動制御部8Aが内蔵されている。駆動制御部8Aには、地図情報取得部8a、区間ルート演算部8b、電力消費回生予測部8c、走行モード設定部8d、バッテリ残量算出部8eが設けられている。
地図情報取得部8aは、ナビゲーション装置10側で目的地までのルート探索が行われると、ナビゲーション装置10側の上述した地図情報(各種データファィル)を取得する。この場合、取得される情報は、ルート探索された走行予定ルートに係わる交差点データファイル18bからの交差点データ、道路データファイル18cからの道路データ、標高データファィル18dからの標高データ、探索データファイル18eからの探索データなどである。
区間ルート演算部8bは、地図情報取得部8aによって取得されたデータのうち、たとえば標高データや距離データなどに基づき、所定の区間が平坦ルート区間、上坂ルート区間又は下坂ルート区間のいずれかであるかを演算により求める。電力消費回生予測部8cは、地図情報取得部8aによって取得されたデータのうち、たとえば道路データファイル18cからの道路データや探索データファイル18eからの探索データに基づき、交差点の数、車線数、市街地かどうかや、停止回数の頻度などを分析し、この分析結果と区間ルート演算部8bによる演算結果とを基にバッテリ6の消費量及び回生充電量を予測する。
走行モード設定部8dは、電力消費回生予測部8cにより目的地までの走行予定ルートにおいて、モータ2による走行が可能であるかどうか予測し、可能である場合は車両の走行モードをモータ2のみによるモータ走行モードに設定する。すなわち、走行モード設定部8dは、現在地から目的地までの走行予定ルートにおいて、バッテリ6の回生充電が期待できる区間がある場合は、車両の走行モードをモータ2のみによるモータ走行モードに設定するようになっている。
バッテリ残量算出部8eは、電流/電圧検出センサ6aによるバッテリ6の電流及び電圧の検出結果からバッテリ残量(SOC:State Of Charge)を算出する。
次に、図4〜図7を参照し、ハイブリット車両の駆動制御について説明する。なお、以下の説明においては、ルート探索による走行予定ルートに従って車両が走行されるものとする。
まず、図4に示すように、ナビゲーション装置10側で目的地が設定されると(ステップS1)、ルート探索が行われる(ステップS2)。次に、電流/電圧検出センサ6aよりバッテリ6の電流値及び電圧値が検出されと(ステップS3)、バッテリ残量算出部8eによりその電流値及び電圧値からバッテリ残量が算出される(ステップS4)。
なお、目的地が設定されると、コントロールユニット8の地図情報取得部8aにより、上述した地図情報(各種データファィル)が取得される。ここで取得される情報は、上述したように、ルート探索された走行予定ルートに係わる交差点データファイル18bからの交差点データ、道路データファイル18cからの道路データ、標高データファィル18dからの標高データ、探索データファイル18eからの探索データなどである。
これらの情報が取得されると、区間ルート演算部8bにより、たとえば上述した標高データや距離データなどに基づき、所定の区間が平坦ルート区間、上坂ルート区間又は下坂ルート区間のいずれかであるかが演算により求められる(ルート状況が求められる)。そして、それぞれのルート状況が求められると、電力消費回生予測部8cによりバッテリ6の消費量及び回生充電量が予測される(ステップS5)。
すなわち、電力消費回生予測部8cは、上述したように、地図情報取得部8aによって取得されたデータのうち、たとえば道路データファイル18cからの道路データや探索データファイル18eからの探索データに基づき、交差点の数、車線数、市街地かどうかや、停止回数の頻度などを分析し、この分析結果と区間ルート演算部8bによる演算結果とを基にバッテリ6の電力消費及び回生充電を予測する。
電力消費回生予測部8cによるバッテリ6の電力消費及び回生充電の予測が完了すると、走行モード設定部8dにより、走行予定ルートにおいてモータ2による走行が可能であるかどうか判断され、可能である場合は車両の走行モードをモータ2によるモータ走行モードに設定される(ステップS6)。なお、走行予定ルートにおいてモータ2による走行が可能であるかどうは、上述したように、現在地から目的地までの走行予定ルートにバッテリ6の回生充電が期待できる区間があるかどうかで判断される。
ここで、区間ルート演算部8bにより、たとえば標高データや距離データなどに基づき、所定の区間が平坦ルート区間、上坂ルート区間又は下坂ルート区間のいずれかであるかが演算により求められた結果の一例を、図5(a)に示す。同図において、なお、図5(a)において、符号20aは平坦ルート区間、符号20bは上坂ルート区間、符号20cは下坂ルート区間を示している。また、符号Pは、現在地から目的地までの間で最も標高が高い位置を示している。
図5(a)から分かる通り、現在位置から最も標高が高い位置であるP地点までは平坦ルート区間20aと上坂ルート区間20bとが連続するが、P地点から目的地までは下坂ルート区間20cと平坦ルート区間20aとが連続している。この場合、図5(b)に示すように、P地点まではバッテリ6の電力消費が予測されるものの、P地点から目的地まではバッテリ6の回生充電が期待できる。
また、図6(a)に示すように、現在地からP地点までの勾配は図5(a)に大きくなる場合もある。この場合、図6(b)に示すように、P地点までのバッテリ6のバッテリ残量(SOC)は図5(b)に比べて大幅に減少することになるが、上記同様に、P地点から目的地まではバッテリ6の回生充電が期待できる。
よって、現在地から目的地までの走行予定ルートにおいて、バッテリ6の回生充電が期待できる区間がある場合は、走行モード設定部8dにより車両の走行モードがモータ2のみによるモータ走行モードに設定される(ステップS6)。
なお、図7(a)に示すように、現在地から目的地まで平坦ルート区間20aと上坂ルート区間20bとが連続し、回生充電が期待できる区間が存在しない場合がある。このような場合、通常走行モードが設定される。すなわち、通常走行モードとは、パラレル方式におけるエンジン1の駆動をモータ2がサポートするようなモードである。
次に、走行開始待ちとなり(ステップS7:NO)、走行が開始されると(ステップS7:YES)、コントロールユニット8により、バッテリ残量算出部8eにより算出された結果に基づき、バッテリ残量(SOC)の検知が行われる。なお、本実施形態では、バッテリ6の電力をできる限り使い切ることを想定しているため、バッテリ残量(SOC)の検知のための下限値をたとえば0としている。
ここで、現在地からP地点までの区間において、バッテリ残量(SOC)が0にならなければ(ステップS8:NO)、P地点までモータ2のみによる走行が行われる。ただし、P地点までの区間において、エアコンやライトなどの過剰な使用などによりバッテリ残量(SOC)が0になった場合は、走行モードが上述した通常走行モードに変更される(ステップS10)。
次に、P地点に到達したかどうかが判断され(ステップS9)、到達していなければ(ステップS9:NO)、バッテリ残量(SOC)の検知が継続される。これに対し、P地点に到達すると(ステップS9:YES)、走行モードが上述した通常走行モードに変更される(ステップS10)。
これにより、P地点からは、下坂ルート区間20cが多く存在するため、目的地に到着するまでの間(ステップS12:NO)、車両の減速などによるバッテリ6への回生充電が行われる(ステップS11)。そして、目的地に到着すると(ステップS12:YES)、ハイブリット車両の駆動制御が終了となる。
このように、本実施形態では、走行モード制御手段である駆動制御部8Aにより、現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間まではモータのみによるモータ走行モードとするようにしているので、バッテリ電力の使用率をさらに高くすることができ、さらなる燃費向上を図ることができる。
具体的には、駆動制御部8Aは、地図情報取得手段である地図情報取得部8aにより、走行予定ルートに係わる、少なくとも標高データ、距離データ及び道路データを有する地図情報(各種データファィル)を取得し、区間ルート演算手段である区間ルート演算部8bにより、標高データ及び距離データを元に平坦ルート区間、上坂ルート区間、下坂ルート区間を演算により求め、電力消費回生予測手段である電力消費回生予測部8cにより、区間ルート演算部8bによる演算結果と道路データとを元に、バッテリ6における電力消費量及び回生充電量を予測し、走行モード設定手段である走行モード設定部8dにより、電力消費回生予測部8cにより回生充電の予測が得られた場合、回生充電期待区間まではモータ2のみによるモータ走行モードに設定し、回生充電期待区間ではエンジン1とモータ2による通常走行モードに設定するようにしている。
また、バッテリ残量検出手段であるコントロールユニット8により、電流/電圧検出センサ6aによるバッテリ6の電流及び電圧の検出結果に基づき、バッテリ残量算出部8eにより算出された結果からバッテリ残量(SOC)の検知が行われるようにしているため、エアコンやライトなどの過剰な使用などによりバッテリ残量(SOC)が0になった場合は、走行モードが上述した通常走行モードに変更されるため、車両の走行に支障を来すことがなくなる。
なお、本実施形態では、バッテリ残量(SOC)の検知のための下限値を0とした場合としているが、この例に限らず、10%、20%のように適宜設定変更してもよいことは勿論である。
また、本実施形態では、ハイブリット車両の駆動がパラレル方式となっている場合での駆動制御について説明したが、この例に限らず、エンジン1が発電機7を回すためだけに使用されるシリーズ方式に適用してもよいことは勿論である。
1 エンジン
2 モータ
3 ディファレンシャル装置
4 減速機
5 駆動輪
6 バッテリ
6a 電圧検出センサ
7 発電機
8 コントロールユニット
8A 駆動制御部
8a 地図情報取得部
8b 区間ルート演算部
8c 電力消費回生予測部
8d 走行モード設定部
8e バッテリ残量算出部
10 ナビゲーション装置
11 ナビゲーション本体
12 GPS受信器
13 方位センサ
14 距離センサ
15 舵角センサ
16 ビーコン受信器
17 モニタ
18 記憶媒体
18a 描画地図データファイル
18b 交差点データファイル
18c 道路データファイル
18d 標高データファィル
18e 探索データファイル
18f 写真データファイル
20a 平坦ルート区間
20b 上坂ルート区間
20c 下坂ルート区間

Claims (6)

  1. 車両の駆動力を発生させるエンジンとバッテリからの電力を得るモータの駆動を制御するハイブリット車両の駆動制御装置であって、
    現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードとする走行モード制御手段を有する
    ことを特徴とするハイブリット車両の駆動制御装置。
  2. 前記走行モード制御手段は、
    前記走行予定ルートに係わる、少なくとも標高データ、距離データ及び道路データを有する前記地図情報を取得する地図情報取得手段と、
    前記標高データ及び距離データを元に平坦ルート区間、上坂ルート区間、下坂ルート区間を演算により求める区間ルート演算手段と、
    該区間ルート演算手段による演算結果と前記道路データとを元に、前記バッテリにおける電力消費量及び回生充電量を予測する電力消費回生予測手段と、
    該電力消費回生予測手段により回生充電の予測が得られた場合、前記回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードに設定し、該回生充電期待区間では前記エンジンとモータによる通常走行モードに設定する走行モード設定手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリット車両の駆動制御装置。
  3. 前記バッテリのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段を有し、
    前記走行モード設定手段は、前記バッテリ残量検出手段により前記バッテリ残量が所定値に達したことを検知すると、前記モータ走行モードを前記通常走行モードに設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のハイブリット車両の駆動制御装置。
  4. 車両の駆動力を発生させるエンジンとバッテリからの電力を得るモータの駆動を制御するハイブリット車両の駆動制御方法であって、
    走行モード制御手段により、現在地から目的地までの走行予定ルートに係わる地図情報を参照し、目的地までの間に回生充電を期待できる回生充電期待区間がある場合、該回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードとする
    ことを特徴とするハイブリット車両の駆動制御方法。
  5. 前記走行モード制御手段は、
    地図情報取得手段により、前記走行予定ルートに係わる、少なくとも標高データ、距離データ及び道路データを有する前記地図情報を取得する工程と、
    区間ルート演算手段により、前記標高データ及び距離データを元に平坦ルート区間、上坂ルート区間、下坂ルート区間を演算により求める工程と、
    電力消費回生予測手段により、該区間ルート演算手段による演算結果と前記道路データとを元に、前記バッテリにおける電力消費量及び回生充電量を予測する工程と、
    走行モード設定手段により、該電力消費回生予測手段により回生充電の予測が得られた場合、前記回生充電期待区間までは前記モータのみによるモータ走行モードに設定し、該回生充電期待区間では前記エンジンとモータによる通常走行モードに設定する工程とを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリット車両の駆動制御方法。
  6. バッテリ残量検出手段により、前記バッテリのバッテリ残量を検出する工程を有し、
    前記走行モード設定手段は、前記バッテリ残量検出手段により前記バッテリ残量が所定値に達したことを検知すると、前記モータ走行モードを前記通常走行モードに設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のハイブリット車両の駆動制御方法。
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