JP2015167624A - 血圧測定技術の習得支援装置及び血圧測定技術の習得方法 - Google Patents

血圧測定技術の習得支援装置及び血圧測定技術の習得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熟練者がいない環境で、実際の人を対象に血圧測定の訓練を行うことができる製造コストを抑制可能な血圧測定技術の習得支援装置及び血圧測定技術の習得方法を提供する。【解決手段】袋体11を備え、被験者の上腕12に巻かれるマンシェット13と、袋体11からの空気の流出量を調整する排気機構14と、袋体11の内圧を基に換算された血圧を表示する表示計15と、上腕12のマンシェット13が巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を集音する聴診器16と、袋体11の内圧を検出する圧力センサ25と、上腕12のマンシェット13が巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を検出する音センサ21と、圧力センサ25及び音センサ21の各検出値を取得し、圧力センサ25及び音センサ21の各検出値の経時的変化を記憶し、被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する情報処理手段27とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、聴診器を用いて血圧測定を行う技術の習得を支援する血圧測定技術の習得支援装置及び血圧測定技術の習得方法に関する。
基礎看護技術である聴診器を用いた血圧測定は、1)マンシェット(環状帯)を被験者の上腕の正しい位置に、適切な力で巻き付くように装着し、2)触診により被験者の脈拍を確認しながら送気球でカフ(袋体)を加圧して収縮期血圧(最高血圧)を予測した後、カフを急激に減圧し、3)聴診器を上腕のマンシェットを巻き付けている位置の末梢側で上腕動脈上に押し付けた後、4)予測した収縮期血圧を20〜30mmHg程度上回るまで送気球でマンシェットを加圧し、5)表示部に示される圧力が2〜3mmHg/sで下がるようにマンシェットから空気を排出させながら、聴診器でコロトコフ音を聞き取りつつ、表示部を視認して、収縮期血圧及び拡張期血圧(最低血圧)を計測する。なお、コロトコフ音は、圧迫された動脈内を、血液が心拍に合わせて断続的に流動する際に発生し、動脈の圧迫により動脈内を血液が流動していない状態や、動脈が圧迫されてない状態では発生しない。
以上から分かるように、聴診器を用いた血圧測定は、同時に複数の作業を行う工程が存在し、更に、コロトコフ音を他の音と区別して聞き取るのは、訓練者にとって容易ではないことから、その習得は困難である。訓練者が血圧測定の技術を習得する時間を短縮するためには、熟練者が訓練者につきっきりとなって指導するのが好ましいが、熟練者の負担が大きく現実的ではない。
そこで、熟練者がいない環境でも訓練者が血圧測定の訓練を行えるようにする装置が活用され、その具体例が非特許文献1に開示されている。
非特許文献1の装置は、マンシェットが巻き付けられる擬似的な腕を備え、コロトコフ音を発することができるので、訓練者は、この装置を用いて自己学習を行うことが可能である。
株式会社京都科学の血圧測定トレーナのカタログ
しかしながら、擬似的な腕は、人の腕とは異なるため、実際に人に対して血圧測定する感覚を養うことは困難であり、例えば、被験者に対して言葉で説明する練習を行うことはできない。更に、訓練者は、腕の太さやコロトコフ音等、人それぞれで個人差があることに対応するスキルを身に付けられないという課題がある。また、擬似的な腕やコロトコフ音を発する機構等を要するため、装置自体の製造コストを安価に抑えることができない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、熟練者がいない環境下で、実際の人を対象にした血圧測定の訓練を行うことができる製造コストを抑制可能な血圧測定技術の習得支援装置及び血圧測定技術の習得方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置は、空気の流出入によって内圧が変化する袋体を備え、被験者の上腕に巻かれるマンシェットと、前記袋体からの空気の流出量を調整する排気機構と、前記袋体の内圧を基に換算された血圧を表示する表示計と、前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を集音する聴診器と、前記袋体の内圧、又は、前記袋体が前記上腕を圧迫する力を検出する圧力センサと、前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を検出する音センサと、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値を取得し、該圧力センサ及び該音センサの各検出値の経時的変化を記憶すると共に、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値の経時的変化を基に前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する情報処理手段とを有する。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置において、前記マンシェットが前記上腕を圧迫する力を検出する計測センサが設けられ、前記情報処理手段は、前記計測センサの検出値を基に、前記袋体に空気を流入する前の前記マンシェットによる前記上腕の巻き付け力を検知するのが好ましい。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置において、前記袋体の中心に前記上腕動脈を検出可能な検出センサが取り付けられ、前記情報処理手段は、前記検出センサの検出値を取得して出力するのが好ましい。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、検出した前記被験者の脈拍を基にして、あるいは、検出した前記被験者のコロトコフ音を基にして、コロトコフ音の発生タイミングを求め、前記音センサが前記コロトコフ音の発生タイミング以外のタイミングで検出した検出値を、ノイズとして処理するのが好ましい。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、導出した前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧と、該情報処理手段にマニュアル入力された前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧とを比較し、その比較結果を出力するのが好ましい。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、音声データを録音し、再生するのが好ましい。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値を取得する第1の情報処理部と、前記第1の情報処理部に有線、あるいは、無線で接続され、該第1の情報処理部から受信したデータを基に、前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧の導出を行う第2の情報処理部とを備えるのが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係る血圧測定技術の習得方法は、袋体を備えたマンシェットを被験者の上腕に巻き、前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を集音できる状態に聴診器をセットする工程と、前記袋体から空気を流出させながら、前記聴診器が集音する音、及び、表示計が表示する前記袋体の内圧を基に換算された血圧から、前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を計測すると共に、前記袋体の内圧、又は、前記袋体が前記上腕を圧迫する力を圧力センサで検出し、前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を音センサで検出する工程と、情報処理手段が、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値の経時的変化を基に前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する工程と、前記聴診器及び前記表示計を利用して計測した収縮期血圧及び拡張期血圧と、前記情報処理手段が記憶した収縮期血圧及び拡張期血圧を比較する工程とを有する。
第1の発明に係る血圧測定技術の習得支援装置及び第2の発明に係る血圧測定技術の習得方法は、袋体の内圧、又は、袋体が上腕を圧迫する力を圧力センサで検出し、上腕のマンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を音センサで検出し、情報処理手段が、圧力センサ及び音センサの各検出値の経時的変化を基に被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶するので、訓練者は、熟練者がいない環境下で、被験者、即ち、実際の人を対象にした血圧測定の訓練を行うことができる。また、擬似的な腕や、コロトコフ音を発生させる機構を要しないため、血圧測定技術の習得支援装置全体の製造コストを抑制可能である。
本発明の一実施の形態に係る血圧測定技術の習得支援装置の説明図である。 血圧の測定を示すグラフである。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る血圧測定技術の習得支援装置10は、空気が流出入する袋体11を備え、被験者の上腕12に巻かれるマンシェット13と、袋体11からの空気の流出量を調整する排気機構14と、血圧を表示する表示計15と、上腕動脈のコロトコフ音を集音する聴診器16とを有している。この血圧測定技術の習得支援装置10は、血圧測定技術を習得しようとする訓練者によって使用されることを想定して設計されている。以下、詳細に説明する。
マンシェット13は、図1に示すように、血圧が計測される被験者の上腕12に巻き付けられる帯状の装着物であり、上腕12に固定するための面状ファスナーを備えている。マンシェット13が備える袋体11(本実施の形態ではゴム嚢)には、管17を介して、送気球18が接続され、送気球18は、繰り返し圧迫されることによって、袋体11に空気を送る。袋体11は、空気が供給されて膨らみ、上腕12を圧迫する。袋体11の内圧は、空気の流出入によって内在する空気量が増減して変化する。
なお、図1に記載されたマンシェット13は、上腕12に装着前の状態を示している。
管17には、袋体11に内在する空気を外部に排出する排気機構14が設けられ、排気機構14は、閉じられた状態で袋体11内に空気を留め、開かれた状態となって袋体11内の空気を外部に排出する。排気機構14は、開度調整がなされて、単位時間当たりの袋体11からの空気排出量を調節する。排気機構14は、送気球18から離れた位置に設けてもよいし、送気球18に設けてもよい。
袋体11には、送気球18に加え、管19を介して、表示計15が接続され、表示計15は、袋体11の内圧を基に換算された被験者の血圧を表示する。本実施の形態では、表示計15は液晶によって血圧を示すアネロイド式によるものであるが、これに限定されない。
聴診器16は、上腕12のマンシェット13が巻かれた位置より1〜2cm末梢側(指先側)で上腕動脈上に押し当てられて、コロトコフ音を検出可能な状態となる。聴診器16は、上腕12に押し当てられる集音部16aと耳に装着される音出力部16bが音を伝えるチューブ20によって接続されている。
チューブ20には、音を検出する音センサ21(本実施の形態ではマイクロフォン)が、音を伝えるチューブ22を介して接続されている。従って、音センサ21は上腕12のマンシェット13が巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を検出することができる。音センサ21は、音を検出したタイミングでその検出値をアナログ信号として発信し、そのアナログ信号は、音センサ21に信号接続された電気回路基板23(第1の情報処理部の一例)によって受信される。
図示しないカバーによって覆われた電気回路基板23は、音センサ21から取得したアナログ信号をデジタル信号(データの一例)に変換し、そのデジタル信号を、電気回路基板23に無線接続された情報処理端末24(第2の情報処理部の一例)に送信する。情報処理端末24は、所定のソフトウェアのインストールが必要であるが、一般的に入手できるパーソナルコンピュータや、タブレット型の情報端末でよく、特別な機器である必要はないので、血圧測定技術の習得支援装置10全体の導入コストを抑制することができる。
また、袋体11には、袋体11の内圧を検出する圧力センサ25が、管26を介して接続されている。圧力センサ25は、電気回路基板23に信号接続され、検出した検出値をアナログ信号として、電気回路基板23に送る。電気回路基板23は、圧力センサ25から取得したアナログ信号をデジタル信号(データの一例)に変換し、情報処理端末24に送信する。
本実施の形態では、収縮期血圧及び拡張期血圧を算出する情報処理手段27が、主として、電気回路基板23及び情報処理端末24によって構成されている。
電気回路基板23には、音センサ21及び圧力センサ25の他、被験者の脈拍を検出する脈拍センサ28(検出センサ)及びマンシェット13が上腕12を圧迫する力を検出する圧力センサ29(計測センサ)が信号接続されている。
脈拍センサ28は、袋体11の中心(実質的に中心を意味する)に取り付けられ、マンシェット13が上腕12に装着されて上腕12に押し当てられ、上腕動脈を検出可能な状態になる。本実施の形態では、脈拍センサ28に、血液中のヘモグロビンが赤外線を吸収する性質を利用して脈拍を計測するものであるが、これに限定されない。
電気回路基板23は、脈拍センサ28が検出した検出値をアナログ信号として取得し、そのアナログ信号をデジタル信号に変換して、情報処理端末24に送信する。
そして、電気回路基板23には、訓練者が発する声や被験者が発する声である音声データを検出する図示しない音センサが接続され、電気回路基板23は、その音センサが検出した音声データを録音し、再生するデバイスを備えている。音センサ21がコロトコフ音と共に音声データを検出してもよい。
以下、訓練者が、血圧測定技術の習得支援装置10を用いて、被験者の血圧測定を学習する手順を説明する。
被験者の血圧計測を始めるにあたって、まず、マンシェット13が上腕12に取り付けられる。このとき、袋体11の中心が上腕動脈上に配され、かつ、マンシェット13が適切な力(具体的には、上腕12とマンシェット13の間に指が1、2本挿入できる力)で上腕12を巻き付ける必要がある。
これに対し、情報処理端末24は、電気回路基板23から脈拍センサ28の検出値を取得し、その習得した情報を出力するので、訓練者は、情報処理端末24が出力する情報を基に、袋体11の中心が被験者の上腕動脈上に配置されているか否かを確認することができる。ここで、情報処理端末24が出力する情報とは、情報処理端末24の画面に表示される情報や、情報処理端末24から発せられる音が挙げられる。
情報処理端末24は、事前に、マンシェット13が上腕12を適切な力で巻き付けた際の圧力センサ29の検出値を目標値として記憶している。情報処理端末24は、電気回路基板23から受信した圧力センサ29の検出値を基に、袋体11に空気を流入する前のマンシェット13による上腕12の巻き付け力を検知し、その検知した値と目標値を比較した結果を出力するので、訓練者は、情報処理端末24が出力する結果を基に、マンシェット13が上腕12を適切な力で圧迫した状態で、上腕12に巻き付けられているか否かを確認可能である。
マンシェット13を上腕12に装着し、触診による被験者の収縮期血圧の予測が完了した後、訓練者は、上腕12のマンシェット13を装着した位置より末梢側に聴診器16の集音部16aを当て、上腕動脈のコロトコフ音を集音可能な準備を行う。
次に、訓練者は、情報処理端末24において、袋体11の加圧を開始する旨の操作(例えば、画面上のアイコンのクリック操作)を行った後、空気が排出された状態の袋体11に、送気球18を用いて空気を送り、表示計15に示される値が、予測した収縮期血圧を20〜30mmHg上回る値になるまで袋体11を加圧する。
このとき、情報処理端末24は、袋体11への空気の流入に伴って増加する圧力センサ25の検出値の最大の値(以下、「加圧最大値」とも言う)を記憶するので、訓練者は、情報処理端末24が記憶した加圧最大値を確認することで、自らが行った袋体11の加圧が適切な値であったか否かを知ることができる。
袋体11への加圧が完了した後、訓練者は、情報処理端末24において、減圧を開始する旨の操作を行った後、閉じられていた排気機構14を開き、表示計15に示される値が、毎秒2〜3mmHgで減少する速度で、袋体11を減圧する。袋体11が減圧されている間、訓練者は、聴診器16からの音を聴き、コロトコフ音が聴こえ始めた際の表示計15が示す値を収縮期血圧として記憶(記録)し、コロトコフ音が最後に聞こえた際の表示計15が示す値を拡張期血圧として記憶(記録)する。袋体11の減圧が完了した後、訓練者は、情報処理端末24において、減圧を終えた旨の操作を行う。
情報処理端末24は、情報処理端末24で袋体11の減圧を開始する旨の操作が行われてから、袋体11の減圧が終了した旨の操作が行われるまでの間、電気回路基板23を介して音センサ21の検出値を時間情報(時刻情報)と共に取得して記憶する。そして、情報処理端末24は、袋体11の加圧を開始する旨の操作が行われてから袋体11の減圧が終了した旨の操作が行われるまでの間、電気回路基板23を介して圧力センサ25の検出値及び脈拍センサ28の検出値を時間情報と共に取得して記憶する。
情報処理端末24は、図2に示すように、時間情報に紐づいた圧力センサ25の検出値を基に、圧力センサ25の検出値の経時的変化を記憶して表示する。従って、訓練者は、血圧計測を終えた後に、圧力センサ25の検出値の経時的変化を確認することで、減圧を適切な速度で行っていたか否かを確認することができる。また、訓練者は、加圧時の圧力センサ25の検出値の経時的変化に着目し、加圧速度が標準的な速度よりも速い場合や遅い場合、マンシェット13が適切な巻き付け力で上腕12に巻かれていなかったこと等を確認することもできる。
情報処理端末24が、圧力センサ25の検出値の経時的変化と共に、適切な速度で袋体11の減圧を行った際の情報を画面上に表示することで、訓練者は、容易に、自らが行った袋体11の減圧速度が適切であったか否かを確認可能である。事前に行った調査では、減圧を適切な速度で行えない訓練生が多かったことが判明しているので、減圧について学習できる意義は大きい。
そして、情報処理端末24は、取得した音センサ21の検出値を基にコロトコフ音の発生開始と発生終了を検知し、コロトコフ音の発生開始時と同時間に計測された圧力センサ25の検出値(図2で「H」と示したもの)を被験者の収縮期血圧として記憶し、コロトコフ音が最後に発生した時間に計測された圧力センサ25の検出値(図2で「L」と示したもの)を被験者の拡張期血圧として記憶する。即ち、情報処理端末24は、圧力センサ25及び音センサ21の各検出値の経時的変化を記憶し、電気回路基板23を介して取得する圧力センサ25及び音センサ21の各検出値の経時的変化を基に収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する。
訓練者は、血圧測定が終了した後、自らが聴診器16及び表示計15を基に計測した収縮期血圧及び拡張期血圧と、情報処理端末24が導出した収縮期血圧及び拡張期血圧をそれぞれ比較することによって、自らが計測した値が正しかったか否かを確認することができる。そして、訓練者は、その確認結果から、コロトコフ音ではない音をコロトコフ音として誤認したことや、最後のコロトコフ音(拡張期血圧時のコロトコフ音)を聞き取れなかったこと等を認識し、次の訓練に活かすことが可能である。
また、情報処理端末24は図示しない操作釦を備え、訓練者が、自ら血圧測定して得た収縮期血圧及び拡張期血圧をその操作釦からマニュアル入力できるようにし、情報処理端末24は、情報処理端末24が導出した被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧と、情報処理端末24にマニュアル入力された被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧とを比較し、その比較結果を出力(画面に表示、あるいは、紙に印刷等)できるようにしてもよい。情報処理端末24が出力する比較結果は、情報処理端末24が導出した被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧と、情報処理端末24にマニュアル入力された被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧との差が所定の範囲内であれば、「良」、所定の範囲を超えている場合は、「不可」とすることができる。
ここで、音センサ21は、コロトコフ音だけではなく、その他の音(以下、「ノイズ」とも言う)も検出するので、情報処理端末24は、取得した音センサ21からこれらのノイズを除去してコロトコフ音を検知する必要がある。本実施の形態では、情報処理端末24において、ノイズの周波数を指定して、音センサ21が検出した音情報(検出値)からその指定した周波数の音情報を除去する。そのノイズの除去には、適応信号処理の一つであるLMSフィルターを用いたがこれに限定されない。また、そのノイズの除去は、情報処理端末24ではなく、電気回路基板23によってなされてもよい。
音センサ21が検出した音情報は、LMSフィルターを用いても、全てのノイズ、即ち、コロトコフ音以外の全ての音が除去されるものではない。そして、コロトコフ音は、図2に示すように、収縮期血圧付近と拡張期血圧付近で小さくなるため、コロトコフ音の計測において最も重要な測定時間帯でコロトコフ音とその他の音の切り分けが困難になる。
このことから、本実施の形態では、LMSフィルターに加え、コロトコフ音の発生タイミングを基にノイズの更なる除去を行っている。
コロトコフ音は、心拍に合わせて断続的に発生することから、同じく心拍に合わせて断続的に発生する脈拍の発生タイミングを計測すれば、コロトコフ音の発生タイミングを求めることができる。脈拍センサ28が押し当てられた上腕動脈の脈拍は、その上腕動脈内を血液が流動している状態で発生し、袋体11の加圧により、上腕動脈が圧迫されて血液が流れなくなると発生しない。
情報処理端末24は、袋体11の減圧時に取得した脈拍センサ28の検出値から被験者の脈拍を計測して、被検査の脈拍の発生タイミングを求める。そして、情報処理端末24は、袋体11の減圧が終了した後、又は、袋体11の減圧時に、被験者の脈拍の発生タイミングからコロトコフ音の発生タイミングを求め、音センサ21がコロトコフ音の発生タイミング以外のタイミングで検出した検出値をノイズとして処理する。脈拍の発生タイミングからコロトコフ音の発生タイミングを求める際、音センサ21の各検出値に紐づいた時間情報が利用される。
情報処理端末24は、コロトコフ音の発生タイミングを求めてノイズを除去することにより、収縮期血圧及び拡張期血圧を確実に計測可能である。
本実施の形態では、コロトコフ音の発生タイミングを脈拍センサ28の検出値から求めているが、これに限定されない。例えば、袋体11の減圧の際に、情報処理端末24は、コロトコフ音を確実に検知できる測定時間帯(例えば、ノイズが少なく、コロトコフ音が大きい時間帯)に検出した被験者のコロトコフ音を基にしてコロトコフ音の発生タイミングを求め、このコロトコフ音の発生タイミングを基準にしてノイズを除去してもよい。
また、情報処理端末24は、脈拍、あるいは、コロトコフ音を事前に計測して、コロトコフ音の発生タイミングを求め、そのコロトコフ音の発生タイミングを基に、袋体11の減圧の際に検出した音センサ21の値からノイズを除去してもよい。これは、不整脈等がなく、心拍が一定の周期で安定的に生じる被験者に対して有効である。
そして、コロトコフ音を、図2に示すように補間線30でつなぐことにより、断続的に生じるコロトコフ音を波形で示すことができる。訓練者は、この波形を参照することで、コロトコフ音の発生傾向を確認可能である。また、訓練者は、情報処理端末24に録音していた音声データを聞くことで、血圧測定の際に適切な説明を被験者に行っていたかを確認できる。
以下、血圧測定技術の習得支援装置10を用いた血圧測定技術の習得方法について記載する。その血圧測定技術の習得方法は、袋体11を備えたマンシェット13を被験者の上腕12に巻き、上腕12のマンシェット13が巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を集音できる状態に聴診器16をセットする工程と、袋体11から空気を流出させながら、聴診器16が集音する音、及び、表示計15が表示する袋体11の内圧を基に換算された血圧から、被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を計測すると共に、袋体11の内圧、又は、袋体11が上腕12を圧迫する力を圧力センサ25で検出し、上腕12のマンシェット13が巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を音センサ21で検出する工程と、情報処理手段27が、圧力センサ25及び音センサ21の各検出値の経時的変化を基に被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する工程と、聴診器16及び表示計15を利用して計測した収縮期血圧及び拡張期血圧と、情報処理手段27が記憶した収縮期血圧及び拡張期血圧を比較する工程とを有する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、袋体の内圧を計測する圧力センサの代わりに、袋体と上腕の間に配されて袋体が上腕を圧迫する力を計測する圧力センサを用いて、血圧を測定してもよい。
また、電気回路基板と情報処理端末は、有線で接続されていてもよい。
そして、情報処理手段は、電気回路基板と情報処理端末に分かれている必要はなく、一体物であってもよい。
10:血圧測定技術の習得支援装置、11:袋体、12:上腕、13:マンシェット、14:排気機構、15:表示計、16:聴診器、16a:集音部、16b:音出力部、17:管、18:送気球、19:管、20:チューブ、21:音センサ、22:チューブ、23:電気回路基板、24:情報処理端末、25:圧力センサ、26:管、27:情報処理手段、28:脈拍センサ、29:圧力センサ、30:補間線

Claims (8)

  1. 空気の流出入によって内圧が変化する袋体を備え、被験者の上腕に巻かれるマンシェットと、
    前記袋体からの空気の流出量を調整する排気機構と、
    前記袋体の内圧を基に換算された血圧を表示する表示計と、
    前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を集音する聴診器と、
    前記袋体の内圧、又は、前記袋体が前記上腕を圧迫する力を検出する圧力センサと、
    前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を検出する音センサと、
    前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値を取得し、該圧力センサ及び該音センサの各検出値の経時的変化を記憶すると共に、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値の経時的変化を基に前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する情報処理手段とを有することを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  2. 請求項1記載の血圧測定技術の習得支援装置において、前記マンシェットが前記上腕を圧迫する力を検出する計測センサが設けられ、前記情報処理手段は、前記計測センサの検出値を基に、前記袋体に空気を流入する前の前記マンシェットによる前記上腕の巻き付け力を検知することを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  3. 請求項1又は2記載の血圧測定技術の習得支援装置において、前記袋体の中心に前記上腕動脈を検出可能な検出センサが取り付けられ、前記情報処理手段は、前記検出センサの検出値を取得して出力することを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、検出した前記被験者の脈拍を基にして、あるいは、検出した前記被験者のコロトコフ音を基にして、コロトコフ音の発生タイミングを求め、前記音センサが前記コロトコフ音の発生タイミング以外のタイミングで検出した検出値を、ノイズとして処理することを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、導出した前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧と、該情報処理手段にマニュアル入力された前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧とを比較し、その比較結果を出力することを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、音声データを録音し、再生することを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の血圧測定技術の習得支援装置において、前記情報処理手段は、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値を取得する第1の情報処理部と、前記第1の情報処理部に有線、あるいは、無線で接続され、該第1の情報処理部から受信したデータを基に、前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧の導出を行う第2の情報処理部とを備えることを特徴とする血圧測定技術の習得支援装置。
  8. 袋体を備えたマンシェットを被験者の上腕に巻き、前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を集音できる状態に聴診器をセットする工程と、
    前記袋体から空気を流出させながら、前記聴診器が集音する音、及び、表示計が表示する前記袋体の内圧を基に換算された血圧から、前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を計測すると共に、前記袋体の内圧、又は、前記袋体が前記上腕を圧迫する力を圧力センサで検出し、前記上腕の前記マンシェットが巻かれた位置より末梢側で上腕動脈のコロトコフ音を音センサで検出する工程と、
    情報処理手段が、前記圧力センサ及び前記音センサの各検出値の経時的変化を基に前記被験者の収縮期血圧及び拡張期血圧を導出して記憶する工程と、
    前記聴診器及び前記表示計を利用して計測した収縮期血圧及び拡張期血圧と、前記情報処理手段が記憶した収縮期血圧及び拡張期血圧を比較する工程とを有する血圧測定技術の習得方法。
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