JP2015166552A - 圧縮機用駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮機用駆動装置は、振動に対してプリント基板のリアクタ107を固定することより、リアクタにかかる応力を緩和し、リアクタが断線しない信頼性の高い圧縮機用駆動装置を提供する。
【解決手段】圧縮機103を駆動する半導体素子105と電源入力部にリアクタ107が実装されたプリント基板109とを収納し、少なくとも一方の面に開口部を備える収納ボックス113と、収納ボックス113の開口部を閉口するように取り付けられた蓋117とからなり、プリント基板109のリアクタ107上にスペーサ127とを設け、スペーサ127を介してケースの蓋117でリアクタを固定することができ、信頼性を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】圧縮機103を駆動する半導体素子105と電源入力部にリアクタ107が実装されたプリント基板109とを収納し、少なくとも一方の面に開口部を備える収納ボックス113と、収納ボックス113の開口部を閉口するように取り付けられた蓋117とからなり、プリント基板109のリアクタ107上にスペーサ127とを設け、スペーサ127を介してケースの蓋117でリアクタを固定することができ、信頼性を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体素子等の電子部品を実装したプリント基板を収納ボックスの中に収納し、冷凍冷蔵装置等に使用される密閉型電動圧縮機を駆動させるための圧縮機用駆動装置に関するものである。
従来、パワーエレクトロニクスの進歩に伴い、冷却システムにはインバータ圧縮機が使用されている。例えば、冷蔵庫や空気調和機などにおいて、省エネルギーの目的で圧縮機の回転数を変更できるインバータ圧縮機が圧縮機用駆動装置を介して使用され、機器の省エネルギーに大きく貢献している。
このような圧縮機用駆動装置において、圧縮機の外郭に取り付けて構成する圧縮機用駆動装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら従来の圧縮機用駆動装置について説明する。
図4は、特許文献1に記載された従来の圧縮機用駆動装置の分解斜視図である。
図4において、圧縮機用駆動装置10は、ハウジング11の下部収納室11aにモータ(図示なし)及びコンプレッサーが(図示なし)が収納され、上方に開口したハウジング11の上部収納室11bに、インバータ基板(制御基板)12が収容され、上部収容室11bの上方への開口は、カバー17によって覆われている。
インバータ基板12は、インバータ基板12に入力される直流電圧の平滑化を図るためのコンデンサ13及びリアクタ14とモータへの高圧交流電流の印加を制御するためのコントロール回路基板15と高圧電源から供給される直流電流を交流電流に交換してモータに印加し、モータを回転駆動させるパワー基板16とから構成される。
しかしながら、上記従来の構成では、圧縮機用駆動装置10が動作すると、インバータ基板12の高圧電源から供給される高電圧が下部収納室11aの圧縮機(図示なし)のモータ(図示なし)に印加され、モータ(図示なし)が回転駆動される。
その際、圧縮機(図示なし)のモータ(図示なし)の回転に伴う振動や熱変化の繰返しによって、リアクタなどの接合部分が断線するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、振動の加わる使用環境においても、リアクタの断線を防止し、組み立て作業性の良い安価な圧縮機用駆動装置を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機用駆動装置は、圧縮機を駆動する半
導体素子及び電源入力部にリアクタが実装されたプリント基板と、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備え圧縮機に直接取り付ける構造を持った収納ボックスと、前記収納ボックスの開口部を閉口するように取り付けられた蓋とからなる圧縮機用駆動装置であって、前記プリント基板のリアクタ上にスペーサを備え、前記スペーサを介してケースの蓋でリアクタを固定するようにしたものである。
導体素子及び電源入力部にリアクタが実装されたプリント基板と、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備え圧縮機に直接取り付ける構造を持った収納ボックスと、前記収納ボックスの開口部を閉口するように取り付けられた蓋とからなる圧縮機用駆動装置であって、前記プリント基板のリアクタ上にスペーサを備え、前記スペーサを介してケースの蓋でリアクタを固定するようにしたものである。
これによって、ケースの蓋でリアクタを固定したことにより、リアクタの断線を防止した圧縮機用駆動装置を提供することができる。
本発明の圧縮機用駆動装置は、プリント基板とリアクタ上のスペーサと収納ボックスの蓋とで、リアクタを両方で支え固定することによって、圧縮機等、振動が加わる所に悪環境下においても設置されたとしてもリアクタのコイル接合部分にかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタの共振周波数を外すことができるため、リアクタのコイル接合部分にかかる応力を低減し、信頼性の高い圧縮機用駆動装置を提供することができる。
第1の発明は、圧縮機を駆動する半導体素子と電源入力部にリアクタとが実装されたプリント基板と、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備えた収納ボックスと、前記開口部を閉塞するように取り付けられた蓋とからなる圧縮機用駆動装置であって、前記圧縮機用駆動装置は、圧縮機に直接取り付けられるとともに前記プリント基板の前記リアクタ上にスペーサを備え、前記スペーサを介して前記蓋で前記リアクタを固定することを特徴とする圧縮機用駆動装置である。
これにより、プリント基板とリアクタ上のスペーサと収納ボックスの蓋で、リアクタを両方で支え固定し、リアクタにかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタの共振周波数を外すことができ、振動の加わる条件下においても信頼性の高い圧縮機用駆動装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、スペーサは、リアクタが回転防止材となるように形成したことを特徴とするリアクタが回転防止材となるように形成することを特徴とする圧縮機用駆動装置である。
これにより、スペーサが容易に水平方向、回転方向に移動することなく、振動の加わる条件下においても信頼性の高い圧縮機用駆動装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における圧縮機用駆動装置の構成と圧縮機に取り付けた状態を示す斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における圧縮機用駆動装置の構成と圧縮機に取り付けた状態を示す斜視図である。
図2は、図1のA矢視部における組立完成後の断面図である。
図1において、圧縮機用駆動装置101は主に圧縮機103を駆動する半導体素子105(図示なし)及び電源入力部にリアクタ107が実装されたプリント基板109と、プリント基板109を収納し圧縮機103に直接取り付ける取り付け脚111を持った収納ボックス113と、前記収納ボックス113の開口部に、閉口するように4箇所のビス115によって取り付けられた蓋117からなる。なお、蓋117は、熱伝導の良い金属材料によって蓋117を形成されている。
圧縮機用駆動装置101は取り付け脚111を介して圧縮機103の外郭に溶接されたブラケット119に取り付けられる。ブラケット119内には、圧縮機用駆動装置101から配線でつながれたオーバーロードプロテクター121と圧縮機103電動機へ電力を供給するクラスター接続子123が取り付けられている。
図2において、電源入力部にリアクタ107が実装されたプリント基板109を収納ボックス113の底部に配置して、プリント基板109を弾力性のあるゴムブッシュ125にて収納ボックス113の反開口部側から圧縮支持している。
プリント基板109の電源入力部のリアクタ107上にスペーサ127を配置したリアクタ107を収納ボックス113の開口部を塞ぐ蓋117との間にリアクタ107が支柱となるように配置し、熱伝導の良い金属材料によって蓋117を構成し、プリント基板109に実装された電源入力部のリアクタ107上にスペーサ127を配置したリアクタ107と収納ボックス113の蓋117が接着剤を介して面接触するようになっている。
その際、リアクタ107上にスペーサ127を設置したリアクタ107を収納ボックス113の蓋117に接着剤にて固定することによって、収納ボックス113の蓋117側からリアクタ107にスペーサ127を介して弾性力を有した押し当て力が発生する。
以上のように構成された圧縮機用駆動装置101において、以下動作について説明する。
圧縮機用駆動装置101が動作すると、半導体素子105(図示なし)及び制御回路によって圧縮機103内の電動機を回転させるための電力を圧縮機103側へ供給する。それによって圧縮機103は運転を行い、回転動作によって振動を発生する。その振動はブラケット119を介して、収納ボックス113、プリント基板109、プリント基板109上のリアクタ107、放熱板129に伝達する。
プリント基板109上のリアクタ107は、リアクタ107上のスペーサ127を介して、収納ボックス113からの押し当て力が働くことで、当該箇所が収納ボックス113、収納ボックス113の蓋117、プリント基板109を同期して振動することになる。
これによって、リアクタ107のコイル接合部分にかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタ107の共振周波数を外すことができるため、リアクタ107のコイル接合部分の断線を防止することができる。
以上のように本実施の形態においては、圧縮機103を駆動する半導体素子105(図示なし)及び電源入力部にリアクタ107が実装されたプリント基板109と、前記プリント基板109を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備え圧縮機103に直接取り付ける構造を持った収納ボックス113と、前記収納ボックス113の開口部を閉口するように取り付けられた蓋117とからなる圧縮機用駆動装置101であって、前記プリント
基板109のリアクタ107上にスペーサ127とを備え、前記スペーサ127を介してケースの蓋117でリアクタ107を固定することより、リアクタ107のコイル部にかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタ107の共振周波数を外すことができるため、リアクタ107のコイルが断線しない信頼性の高い圧縮機用駆動装置101を提供することができる。
基板109のリアクタ107上にスペーサ127とを備え、前記スペーサ127を介してケースの蓋117でリアクタ107を固定することより、リアクタ107のコイル部にかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタ107の共振周波数を外すことができるため、リアクタ107のコイルが断線しない信頼性の高い圧縮機用駆動装置101を提供することができる。
(実施の形態2)
図3は、図1のリアクタにスペーサを取り付けた図である。
図3は、図1のリアクタにスペーサを取り付けた図である。
図3において、リアクタ107上のスペーサ127が、水平方向に移動する際リアクタ107のボビンが当たって回転防止材131になるように、また、回転方向に移動する場合は、リアクタ107のコアと、コイルボビンが回転防止材131になるように、スペーサ127に凸部を形成している。
以上のように構成された圧縮機用駆動装置101において、以下動作について説明する。
また、実施の形態1と同一部分については、省略する。
圧縮機用駆動装置101が動作することよって圧縮機103は運転を行い、回転動作によって振動を発生する。その振動はブラケット119を介して、収納ボックス113、プリント基板109、プリント基板109上のリアクタ107、放熱板129に伝達する。
プリント基板109上のリアクタ107は、リアクタ107上のスペーサ127を介して、収納ボックス113の蓋117からの押し当て力が働くことで、当該箇所が収納ボックス113、収納ボックス113の蓋117と、プリント基板109を同期して振動することになる。
その際、リアクタ107上のスペーサ127は、水平方向に移動する際リアクタ107のボビンが当たって回転防止材131になるように、また、回転方向に移動する場合は、リアクタ107のコアと、コイルボビンが回転防止材131になるように、スペーサ127に凸部を形成しているので、容易にリアクタ107から外れることなく確実にリアクタ107に取り付けられている。
これによって、プリント基板109と、リアクタ107、スペーサ127、収納ボックス113の蓋117が同期して振動するので、リアクタ107のコイル接合部分にかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタ107の共振周波数を外すことができるため、リアクタ107のコイル接合部分の断線を防止することができる。
以上のように本実施の形態においては、スペーサ127は、リアクタ107が回転防止材131となるように形成することにより、容易にリアクタ107から外れることなく確実にリアクタ107に取り付けられているので、スペーサ127が容易に水平方向、回転方向に移動することなく、振動の加わる条件下においても信頼性の高い圧縮機用駆動装置101を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる圧縮機用駆動装置は、振動の加わる場所に設置された場合においても、構造的にプリント基板のリアクタを固定することより、リアクタのコイル部にかかる応力を緩和し、使用周波数範囲内にリアクタの共振周波数を外すことができるため、リアクタのコイルが断線しない信頼性の高い圧縮機用駆動装置を提供することがで
きるので、冷蔵庫、空調調和機等の圧縮機用駆動装置に適用することができる。
きるので、冷蔵庫、空調調和機等の圧縮機用駆動装置に適用することができる。
101 圧縮機用駆動装置
103 圧縮機
105 半導体素子
107 リアクタ
109 プリント基板
113 収納ボックス
117 蓋
127 スペーサ
131 回転防止材
103 圧縮機
105 半導体素子
107 リアクタ
109 プリント基板
113 収納ボックス
117 蓋
127 スペーサ
131 回転防止材
Claims (2)
- 圧縮機を駆動する半導体素子と電源入力部にリアクタとが実装されたプリント基板と、前記プリント基板を収納し、少なくとも一方の面に開口部を備えた収納ボックスと、前記開口部を閉塞するように取り付けられた蓋とからなる圧縮機用駆動装置であって、前記圧縮機用駆動装置は、圧縮機に直接取り付けられるとともに前記プリント基板の前記リアクタ上にスペーサを備え、前記スペーサを介して前記蓋で前記リアクタを固定することを特徴とする圧縮機用駆動装置。
- 前記スペーサは、前記リアクタが回転防止材となるように形成したことを特徴とする請求項1記載の圧縮機用駆動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012205263A JP2015166552A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 圧縮機用駆動装置 |
PCT/JP2013/004220 WO2014010225A1 (ja) | 2012-07-09 | 2013-07-08 | 密閉型電動圧縮機の制御装置及び密閉型電動圧縮装置、並びにそれらを備えた家電製品 |
CN201380036234.5A CN104412500B (zh) | 2012-07-09 | 2013-07-08 | 密闭式电动压缩机的控制装置和密闭式电动压缩装置、以及具备这些装置的家电产品 |
US14/414,037 US9520815B2 (en) | 2012-07-09 | 2013-07-08 | Control device of electric sealed compressor, electric sealed compressor apparatus, and home appliance comprising control device and electric sealed compressor apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012205263A JP2015166552A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 圧縮機用駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015166552A true JP2015166552A (ja) | 2015-09-24 |
Family
ID=54257535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012205263A Pending JP2015166552A (ja) | 2012-07-09 | 2012-09-19 | 圧縮機用駆動装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015166552A (ja) |
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2012
- 2012-09-19 JP JP2012205263A patent/JP2015166552A/ja active Pending
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