JP2015166268A - 容器洗浄装置および飲料充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水を用いないドライ殺菌を行うとともに、殺菌に係るコストの低減を図ることができる容器洗浄装置および飲料充填装置を提供する。【解決手段】容器Bに気体を吹き付けることにより容器Bに付着した異物を取り除く異物除去部2と異物が取り除かれた容器Bに電子線を照射する殺菌部3と、異物除去部2の前に設けられ、容器Bに帯電した静電気を取り除く除電部110とが設けられ、容器Bに気体を吹き付けて異物を取り除き、異物が取り除かれた後の容器Bに電子線照射により容器Bの全体に対して殺菌を行うことを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、飲料などの液体が充填される容器の容器洗浄装置、および、それを備えた飲料充填装置に関する。
一般に、飲料水等の液体をPET(ポリエチレンテレフタレート)ボトルやガラス瓶、ボトル缶等の容器に充填する装置として、回転式の充填装置が知られている。この回転式の充填装置は、回転する円形のホイールの外周部に複数の充填バルブを備えており、ホイールがほぼ1回転して容器が周方向に搬送される間に、充填バルブから飲料水等が容器内に充填される。飲料水等の充填が終了すると、キャッパ(打栓機)によりキャップが容器に装着される(例えば、特許文献1参照。)。
充填される液体が飲料水等の場合、容器内へ雑菌等が混入することを防ぐことが必須となる。そのため、お茶やミネラルウォータ等を充填する場合、容器の殺菌工程、キャップの殺菌工程、製品液の充填工程及びキャップの装着工程といった一連の工程を、クリーンルーム内で行ういわゆる無菌充填方式が採用されている。
この場合容器は、殺菌液(例えば、過酢酸、過酸化水素、酢酸および水の混合物である過酢酸溶液)を用いて殺菌される。その後、容器から当該殺菌液を洗い流し、および、異物を除去することを目的として、無菌水による洗浄(すすぎ)が行われている(以下、「無菌水リンス」と表記する。)。
その一方で、充填される液体が炭酸飲料の場合や、熱した飲料を充填して容器を殺菌する(ホットパックする)場合等には、殺菌液として次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いて容器の洗浄を行い、その後、水道水などの市水により容器をすすぐ(以下、「水リンス」と表記する。)ことが行われている。
特開2001−187369号公報
上述の無菌水リンスに用いられる無菌水は、熱交換器を用いて水を140℃程度まで加熱して殺菌することにより得られている。そのため、熱交換器などの設備を必要とし初期設備投資が大きくなるという問題があった。さらに、無菌水を得るためのランニングコストも必要になるとい問題があった。
その一方で、このような清涼飲料などの液体を充填する食品機械では、殺菌や洗浄のために多量の水を使用しており、その使用量削減の要望が強いという問題があった。
言い換えると、飲料業界では水を使わないドライ殺菌技術の要求が高くなっていた。
水を使わない殺菌技術としては、例えば、電子線を用いた殺菌技術が提案されている。この方法によれば、電子線が照射された菌は死滅するため、水を使わない殺菌を行うことができる。
しかしながら、電子線には透過力に限界があり、例えば、容器に付着した異物により電子線が遮られ、その影となる領域では殺菌が行われない可能性があるという問題があった。
この問題を解消するために、水リンスすることにより、容器に付着した異物を取り除く方法も考えられるが、上述した水を使わないドライ殺菌の要求に合致しないという問題があった。
さらに、水リンスを行うとランニングコスト低減効果が少なくなり、電子線を用いた殺菌技術を導入するメリットが小さくなるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、水を用いないドライ殺菌を行うとともに、殺菌に係るコストの低減を図ることができる容器洗浄装置および飲料充填装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の容器洗浄装置は、容器に気体を吹き付けることにより前記容器に付着した異物を取り除く異物除去部と、前記異物が取り除かれた前記容器に電子線を照射する殺菌部と、前記異物除去部の前に設けられ、前記容器に帯電した静電気を取り除く除電部とが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、異物除去部により異物が取り除かれた容器に電子線が照射されるため、容器の全体に対して殺菌を行うことができる。
容器に気体を吹き付けて異物を取り除くため、液体を用いることなく容器の殺菌を行うことができる。さらに容器に気体を吹き付けた後に、電子線照射による容器の殺菌を行うため、当該気体に対して殺菌処理を施す必要がない。言い換えると、電子線照射後の容器に対して気体を吹き付ける場合には、殺菌状態を維持するために、当該気体に対して蒸気滅菌を行う必要があるが、電子線照射前に気体を吹き付けるため、当該気体に対して蒸気滅菌を行う必要がない。
ここで、吹き付ける気体としては、異物や水分や油ミストなどを除去したものであって蒸気滅菌などの方法で無菌化されていない空気(以下、「クリーンエア」と表記する。)や窒素などを例示することができる。さらに容器に付着した異物を除去するために、所定の圧力に加圧された気体を容器に吹き付けることが望ましい。
上記発明の参考例においては、前記異物を取り除く際に、前記容器に帯電した静電気を取り除く除電部が設けられてもよい。
本発明によれば、異物を取り除く前に、容器に帯電した静電気を取り除き、静電気が取り除かれた後の容器に対して気体が吹き付けられるため、除電部が設けられていない場合と比較して、異物の除去が容易となる。つまり、異物は静電気などの吸引力によって容器に付着しているため、容器に帯電した静電気を取り除くことにより、異物における付着力が低下する。そのため、静電気を取り除かない場合と比較して、小さな力で異物を容器から取り除くことができ、異物が残留する可能性を低下させることができる。
ここで除電部の構成としては、容器に帯電した静電気を取り除くイオンが含まれた気体を容器に吹き付ける構成や、容器に帯電した静電気を取り除く導電体を容器に接触させる構成などを例示することができる。
さらに容器における内面および外面の一方について、上述の構成に基づいて帯電した静電気を取り除くことが好ましい。なお、容器における内面および外面の両者について、帯電した静電気を取り除いてもよく、特に限定するものではない。
上記発明においては、少なくとも前記異物除去部を覆う筐体を有し、該筐体の内部を加湿した気体で満たす加湿部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、少なくとも異物除去部を加湿された雰囲気中に配置することにより、容器に付着した異物を容易に取り除くことができる。
つまり、加湿された雰囲気中では、容器の表面における吸着水分量が増加し表面の導電性が高くなる。そのため、乾燥した雰囲気と比較して、容器に帯電した静電気が漏洩しやすくなり、静電気による異物の付着力が低下する。さらに、加湿された雰囲気中では、乾燥した雰囲気と比較して、容器から雰囲気への放電量も増加し、静電気による異物の付着力が低下する。その結果、容器に付着した異物を容易に取り除くことができる。
上記発明においては、前記除電部は、導電体を前記容器に接触させることにより前記容器に帯電した静電気を取り除いてもよい。
上記発明においては、前記導電体は、導電性樹脂でもよい。
上記発明においては、前記導電体は、前記容器の間隔を所定の間隔に広げる割出しスクリューの表面に配置されてもよいし、又は、前記容器が通過する領域を三方から囲う門型に形成された門型フレームに設けられてもよい。
上記発明においては、前記除電部は、イオンが含まれた気体を吹き付けることにより前記容器に帯電した静電気を取り除いてもよい。
本発明の飲料充填装置は、上記本発明に記載の容器洗浄装置と、該容器洗浄装置の前記異物除去部により前記異物の除去がされ、前記殺菌部により電子線の照射が行われた前記容器に飲料を充填する飲料充填部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記本発明の容器洗浄装置が設けられているため、容器に対して水を用いないドライ殺菌を行うとともに、殺菌に係るコストの低減を図ることができる。
本発明の容器洗浄装置および飲料充填装置によれば、容器に付着した異物を、気体を吹き付けることにより除去し、その後に電子線照射による殺菌を行うため、容器に対して水を用いないドライ殺菌を行うとともに、殺菌に係るコストの低減を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態の飲料充填装置の全体構成を説明する模式図である。 図1の飲料充填装置における飲料の充填工程の概略を説明する模式図である。 図1の搬入コンベアの構成を説明する模式図である。 図3のボトルネックガイドの構成を説明する断面視図である。 図1の割出しスクリューの構成を説明する模式図である。 図1の異物除去部の構成を説明する模式図である。 図6の異物除去部の構成を説明する断面視図である。 本発明の第2の実施形態に係る飲料充填装置の全体構成を説明する模式図である。 図8の飲料充填装置における飲料の充填工程の概略を説明する模式図である。 図9の除電部の構成を説明する模式図である。 図10の除電部の別の構成を説明する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る飲料充填装置の構成を説明するブロック図である。 図12の加湿部の構成を説明する模式図である。 本発明の第1の参考例に係る飲料充填装置の全体構成を説明する模式図である。 図14の飲料充填装置における飲料の充填工程の概略を説明する模式図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る飲料充填装置ついて図1から図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る飲料充填装置の全体構成を説明する模式図である。図2は、図1の飲料充填装置における飲料の充填工程の概略を説明する模式図である。
本実施形態では飲料充填装置1を、ポリエチレンテレフタレートを原料として形成されたPETボトルである容器Bに飲料を充填する装置の例に適用して説明する。
なお、容器BとしてはPETボトルの他に、他の樹脂から形成されたボトルなどを用いることができ、特に限定するものではない。
飲料充填装置1には、図1および図2に示すように、容器Bに対して異物除去工程を行う異物除去部2および殺菌工程を行う殺菌部3を有する殺容器洗浄部(容器洗浄装置)4と、容器Bに飲料を充填する充填工程を行う充填部5と、容器Bにキャップを装着するキャッピング工程を行う装着部6と、が主に設けられている。
さらに飲料充填装置1には、各工程の間で容器Bを搬送する搬入コンベア7や、割出しスクリュー8や、スターホイール9や、搬出コンベア10など、が設けられている。
図3は、図1の搬入コンベアの構成を説明する模式図である。図4は、図3のボトルネックガイドの構成を説明する断面視図である。
搬入コンベア7は、ブロー形成機により形成された容器Bを飲料充填装置1に搬送するものである。本実施形態では、清浄化された空気を容器Bに吹き付けることにより、容器Bを搬送する例に適用して説明するが、その他の公知の搬送方法を適用してもよく、特に限定するものではない。
搬入コンベア7には、図3および図4に示すように、ボトルネックガイド71と、送風部72と、が主に設けられている。
ボトルネックガイド71は、口部B1を上側に配置した姿勢で容器Bを支持するとともに、飲料充填装置1に向かって容器Bを導くものである。
ボトルネックガイド71は、図3および図4に示すように、搬入コンベア7に沿って延びるとともに、搬入コンベア7の天井面から下方に向かって延びる一対の側板73と、当該側壁の下端から互いに接近する方向に延びる支持板74と、を有している。
一対の支持板74の間に形成されたスリット状の隙間に容器Bが配置され、容器Bは容器Bに形成されたつば部B2が支持板74の上面と当接することにより支持される。
送風部72は空気を清浄化するとともに、ボトルネックガイド71に支持された容器Bに清浄化された空気を吹き付けるものである。具体的には送風部72は、搬入コンベア7の上面に配置され、容器Bの口部B1に対して清浄化された空気を吹き付けるものである。
送風部72には、プレフィルタ75と、ブロア部76と、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)77と、ノズル部78と、が主に設けられている。
プレフィルタ75は送風部72に吸入される空気に含まれる塵埃を取り除き清浄化するものであり、HEPAフィルタ77により清浄化される空気を予め清浄化するものである。言い換えると、HEPAフィルタ77とともに容器Bに対して吹き付けられる空気を清浄化するものである。
ブロア部76は、容器Bに対して空気を送風するものである。ブロア部76はプレフィルタ75とHEPAフィルタ77との間に配置されている。言い換えると、容器Bに対して送風される空気の流れから見て、プレフィルタ75の下流側にブロア部76は配置され、かつ、HEPAフィルタ77の上流側にブロア部76は配置されている。
HEPAフィルタ77は、プレフィルタ75により予め清浄化された空気を更に清浄化するものである。言い換えると、プレフィルタ75とともに容器Bに対して吹き付けられる空気を清浄化するものである。
ノズル部78は、容器Bに対して吹き付けられる空気の流れの向きを調節するものである。具体的には、容器Bの搬送方向(図3の右方向)に空気の流れの向きを調節するものである。
図5は、図1の割出しスクリューの構成を説明する模式図である。
割出しスクリュー8は、搬入コンベア7により搬送されてきた容器Bの間隔を所定の間隔に広げるものである。具体的には、割出しスクリュー8と隣接するスターホイール9に設けられたグリッパGの配置間隔に合わせて、容器Bの間隔を広げるものである。
割出しスクリュー8は、図5に示すように、搬入コンベア7による容器Bの搬送方向に沿って延びる略円柱状の部材であって、その中心軸線まわりに回転駆動されるものである。さらに割出しスクリュー8には、上述の中心軸線から径方向外側に向かって延びるとともに、中心軸線に沿って螺旋状に延びる壁部81が設けられている。
容器Bは隣接する壁部81と壁部81との間の溝に配置され、割出しスクリュー8の回転により、割出しスクリュー8と隣接するスターホイール9へ搬送される。
壁部81の板厚は、割出しスクリュー8と隣接するスターホイール9に近づくとともに厚くなるように形成されている。スターホイール9と最も近接する壁部81の板厚は、当該スターホイール9に設けられたグリッパGの配置間隔と同等の厚さに形成されている。
スターホイール9は、上述の各工程の間で容器Bを搬送するものである。具体的には、図1に示すように、割出しスクリュー8と異物除去部2との間、異物除去部2と殺菌部3との間、殺菌部3と充填部5との間、充填部5と装着部6との間、装着部6と搬出コンベア10との間で容器Bを搬送するものである。
スターホイール9は、図1および図5に示すように、円盤状に形成された回転体の円周に容器Bを把持する複数のグリッパGが等間隔に配置されたものである。なお、図1および図5では、理解を容易にするために、一部のグリッパGのみを記載し、その他のグリッパGの記載を省略している。
割出しスクリュー8と異物除去部2との間に配置されたスターホイール9には、容器Bを倒立させる機構、つまり、それまで上側に向けられていた容器Bの口部B1を下側に向ける機構が設けられている。その一方で、殺菌部3と充填部5との間に配置されたスターホイール9には、倒立された容器Bを元に戻す機構、つまり、下側に向けられていた容器Bの口部B1を上側に向ける機構が設けられている。
図6は、図1の異物除去部の構成を説明する模式図である。図7は、図6の異物除去部の構成を説明する断面視図である。
異物除去部2は容器Bの内面にクリーンエアを吹き付け、容器Bの内面に付着した異物を除去する(エアリンスする)ものである。
異物除去部2には、図6および図7に示すように、ホイール21と、グリッパGと、ノズル22と、シャフト23と、カムフォロア24と、アーム25と、カム26と、が主に設けられている。
ホイール21は、円盤状に形成されたものであって、モーターなどの駆動源(図示せず)によって、ほぼ水平面内で回転駆動されるものである。
ホイール21には、外周部に容器Bを倒立状態で保持するグリッパGがホイール21の周方向に一定の間隔をあけて配置されている。
グリッパGは、ホイール21の外周部から径方向外側に向かって延びるものであって、容器Bにおける口部B1の近傍を把持するものである。図6においては、異物除去部2における動作の理解を容易にするために、5組のグリッパGを代表して示している。そのため、実際のホイール21に設けられているグリッパGの数は、5組より多くても少なくてもよく、特に限定するものではない。
ノズル22は、倒立状態の容器Bの内部にクリーンエアを噴出するものである。
ノズル22はグリッパGの下方に配置され、グリッパGに把持された容器Bの口部B1に進入可能な位置に配置されたものである。さらにノズル22は、シャフト23の上端に設けられているとともに、シャフト23からクリーンエアが供給可能に構成されている。
ノズル22には、その外周方向に向けてクリーンエアが吹き出るノズル孔(図示せず)が複数設けられている。複数のノズル孔は、ノズル22の外周側の全周にクリーンエアを吹き出すことができるように配置されていることが好ましい。
シャフト23は、グリッパGの下方に上下方向(図6の上下方向)に延びて配置されるとともに、アーム25によって上下方向に移動可能に支持された棒状のものである。シャフト23の上側の端部にはノズル22が配置され、下側の端部にはカムフォロア24が配置されている。
シャフト23にはノズル22に供給されるクリーンエアが流れる供給管(図示せず)が設けられている。
カムフォロア24は、カム26の上端面に沿って摺動するものであって、カム26とともにシャフト23およびノズル22を上下方向に移動させるものである。
アーム25は、ノズル22、シャフト23およびカムフォロア24を上下方向に移動可能に支持するものである。アーム25はホイール21の径方向に沿って延びるものであり、径方向外側の端部にシャフト23が取り付けられている。
カム26は、カムフォロア24とともにシャフト23およびノズル22を上下方向に移動させるものである。
カム26は、ホイール21と同軸に配置された円筒状の部材であって、ホイール21の下方に配置されたものである。カム26における上端面は、カムフォロア24と摺動する面である。さらにカム26における上端面は、周方向の一部において他の部分よりも高く、つまり、ホイール21側に突出して形成されている。言い換えると、カム26の上端面における突出した部分は、異物除去部2によって異物の除去が行われる領域に形成されている。
ここでクリーンエアは、工場のコンプレッサにより昇圧された空気(エア)であって、異物除去を目的としたフィルタ(目開きが10μmレベルのフィルタ)、水分除去を目的としたフィルタ(目開きが5μmレベルのフィルタ)、油ミスト除去を目的としたフィルタ(目開きが0.3μmレベルのフィルタ)によりろ過されたものである。
これらのフィルタとしては、例えば樹脂から形成されたフィルタを用いることができる。
なお、空気を用いたクリーンエアの代わりに、窒素などの他の気体を昇圧し、上述のフィルタでろ過したものを用いてもよく、特に限定するものではない。
その一方で、蒸気滅菌が可能なフィルタによりろ過されることにより、殺菌されたクリーンエアを無菌化されたクリーンエアと表記する。
蒸気滅菌が可能なフィルタとは、高温に対する耐性を有するフィルタであって、例えば金属から形成されたフィルタである。このように、蒸気滅菌を行う場合には、殺菌に用いられる高温蒸気を供給する設備が必要となる。
本実施形態では、容器Bに対して電子線を照射して殺菌を行う前に、異物除去部2によりエアリンスを行っている。言い換えると、非無菌ゾーンでエアリンスが行われている。そのため、エアリンスには無菌化されていないクリーンエアが用いられている例に適用して説明する。
殺菌部3は、エアリンスされた容器Bに対して電子線を照射して、容器Bを殺菌するものである。
なお、殺菌部3の構成としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。さらに殺菌部3は、装着部6において容器Bに装着されるキャップに対して、電子線を照射して殺菌を行ってもよく、特に限定するものではない。
充填部5は、殺菌された容器Bに飲料を充填するものである。装着部6は、飲料が充填された容器Bの口部にキャップを装着するものである。
なお、充填部5および装着部6としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
搬出コンベア10は、飲料が充填されキャップが装着された容器Bを飲料充填装置1から外部に搬出するものである。なお、搬出コンベア10としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる飲料充填装置1を用いた容器Bへの飲料の充填について説明する。
ブロー形成機により形成された容器Bは、図3および図4に示すように、送風部72から噴出される清浄化された空気により、ボトルネックガイド71に沿って、搬入コンベア7の内部を割出しスクリュー8に向かって搬送される。
割出しスクリュー8に到達した容器Bは、図5に示すように、回転する割出しスクリュー8により隣接するスターホイール9へ搬送される。このとき容器Bは、螺旋状に延びる壁部81の間に挟まれ、回転する壁部81によって搬送される。壁部81の板厚はスターホイール9に近づくに伴い厚くなるため、隣接する容器Bの間隔も壁部81の板厚の増加に伴い広くなる。
その結果、容器Bがスターホイール9のグリッパGに把持される領域では、隣接する容器Bの間隔は、スターホイール9におけるグリッパGの間隔と等しくなる。
割出しスクリュー8と異物除去部2との間のスターホイール9のグリッパGに把持された容器は、割出しスクリュー8から異物除去部2に向かって搬送される間に、倒立状態にされる。つまり、容器Bの姿勢が、口部B1が上側に位置する姿勢から口部B1が下側に位置する姿勢となる。
その後容器Bは、スターホイール9のグリッパGから、異物除去部2のグリッパGに受け渡される。このとき、異物除去部2のホイール21は、スターホイール9と等しい周速度で回転している。
異物除去部2では、図6および図7に示すように、容器Bの内部にクリーンエアが吹き付けられ、容器Bの内面に付着した異物の除去が行われる。
具体的には、異物除去部2のホイール21とともに容器Bや、ノズル22や、シャフト23や、カムフォロア24などが回転し、これらが静止しているカム26に対して相対移動する。
カムフォロア24はカム26の上端面に沿って移動し、カム26の突出部において上方へ(ホイール21側へ)移動する。これによりシャフト23およびノズル22も上方へ移動し、ノズル22は容器Bの内部に進入する。
ノズル22が容器Bの内部に挿入されている間に、外部から供給されたクリーンエアがノズル22から容器Bの内面に向かって吹き出される。吹き出たクリーンエアは、容器Bの内面に衝突し、当該内面に付着した異物を取り除いた後、口部B1から容器Bの外部に流出する。
このとき、ノズル22はクリーンエアを吹き出しながら、カム26の上端面の形状(プロファイル形状)に沿って、容器Bの口部B1から内部に移動する。ノズル22の移動範囲は、カム26における上端面の形状によって定まる。
本実施形態では、ノズル22が容器Bの底面近くまで移動する例に適用して説明する。
そしてノズル22は、クリーンエアを吹き出し続けながら、容器Bの底面近傍から口部B1に向かって移動し、そのまま容器Bの外部へ移動する。
このようにノズル22からクリーンエアを吹き出させながら、容器Bの内部を往復移動させることにより、異物を容器Bの内面から吹き飛ばし、異物を容器Bの内部から外部へ排出させることができる。
ここで、容器Bから異物を確実に除去するには、例えば、約0.2MPa以上に加圧されたクリーンエアをノズル22から吹き出させることが好ましい。
さらに、ノズル22が容器Bの口部B1から底面近傍に至るまで、あるいは、底面近傍から口部B1に至るまでの一方の間のみクリーンエアをノズル22から吹き出させる場合には、十分な異物除去性能を確保するために、クリーンエアの圧力を、例えば、約0.3MPa以上とすることが好ましい。
異物の除去が終了した容器Bは、図1に示すように、隣接するスターホイール9によって異物除去部2から殺菌部3へ搬送される。殺菌部3では容器Bに対して電子線の照射が行われ、容器Bの殺菌が行われる。
殺菌が終了した容器Bは、隣接するスターホイール9によって殺菌部3から充填部5へ搬送される。このとき容器Bは、口部B1を下側に向けた倒立姿勢から、口部B1を上側に向けた姿勢とされる。
充填部5では、上側に向けられた口部B1から、容器Bの内部に飲料の充填が行われる。
飲料の充填が完了した容器Bは、図1に示すように、隣接するスターホイール9によって充填部5から装着部6へ搬送される。装着部6では、容器Bの口部B1にキャップが装着される。
キャップが装着された容器Bは、隣接するスターホイール9によって装着部6から搬出コンベア10に搬送され、搬出コンベア10によって飲料充填装置1から搬出される。
上記の構成によれば、異物除去部2により異物が取り除かれた容器Bに電子線が照射されるため、容器Bの全体に対して殺菌を行うことができる。言い換えると、異物が障害となって、電子線殺菌による所望の線量不足で殺菌価が得られないことを回避することができる。
容器Bに気体を吹き付けて異物を取り除くとともに、電子線による殺菌を行うため、水などの液体を用いることなく容器Bの殺菌を行うことができる。言い換えると、容器Bに対して水を用いないドライ殺菌を行うことができる。さらに、水を用いないことにより、殺菌に係るコストの低減を図ることができる。
さらに容器Bにクリーンエアを吹き付けた後に、電子線照射による容器Bの殺菌を行うため、クリーンエアに対して殺菌処理を施す必要がない。言い換えると、電子線照射後の容器Bに対してクリーンエアを吹き付ける場合には、殺菌状態を維持するために、クリーンエアに対して蒸気滅菌を行う必要があるが、電子線照射前にクリーンエアを吹き付けるため、クリーンエアに対して蒸気滅菌を行う必要がない。そのため、容器Bの殺菌に係るコストの低減を図ることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図8から図11を参照して説明する。
本実施形態の飲料充填装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、異物除去工程の前に静電気除去工程を有することが異なっている。よって、本実施形態においては、図8から図11を用いて静電気除去工程に関する構成のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る飲料充填装置の全体構成を説明する模式図である。図9は、図8の飲料充填装置における飲料の充填工程の概略を説明する模式図である。
なお、第1の実施系態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
飲料充填装置101には、図8および図9に示すように、容器Bに対して静電気除去工程を行う除電部110と、異物除去部2および殺菌部3を有する容器洗浄部4と、充填部5と、装着部6と、が主に設けられている。
図10は、図9の除電部の構成を説明する模式図である。
除電部110は、容器Bに対してイオンを含む空気である除電エアを吹き付けることにより、容器Bに帯電した静電気を取り除くものである。
除電部110には、図8および図10に示すように、除電エア供給部111と、門型フレーム112と、が主に設けられている。
除電エア供給部111はイオンを含む空気である除電エアを生成するとともに、除電エアを門型フレーム112に供給するものである。
門型フレーム112は、容器Bの外面に除電エアを吹き付けて、容器Bに帯電した静電気を取り除くものである。
門型フレーム112は、図10に示すように、グリッパGに把持された容器Bが通過する領域を三方から囲う門型に形成されたものであり、その内面から容器Bに向かって除電エアを吹き付ける複数のノズル孔が形成されたものである。さらに、門型フレーム112は、図8に示すように、容器Bの進行方向に対して傾斜する方向に延びて配置されている。
言い換えると、門型フレーム112により形成される平面の法線と、門型フレーム112が配置された位置における容器Bの進行方向と、が所定の角度で交差するように、門型フレーム112が配置されている。
なお、門型フレーム112は、異物除去部2と同じホイールに配置されていてもよく、特に限定するものではない。
上記の構成からなる飲料充填装置101を用いた容器Bへの飲料の充填について説明する。ここでは、本実施形態の特徴である容器Bに帯電した静電気の除電についてのみ説明し、その他については第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
飲料充填装置101に供給された容器Bは、図8および図10に示すように、除電部110に搬送される。除電部110に搬送された容器Bは、グリッパGに把持されて搬送される間に、門型フレーム112の内部を通過する。
門型フレーム112からは、除電エア供給部111から供給された除電エアが吹き出され、除電エアは容器Bの外面に吹き付けられる。
門型フレーム112は容器Bの進行方向に対して斜めに配置されているため、門型フレーム112から吹き出された除電エアも、容器Bの進行方向に対して斜めに吹き出される。すると除電エアは、進行する容器Bの正面や、背面に対しても吹き付けられ、容器Bの外面全体に対して除電エアが吹き付けられる。
例えば、容器Bの進行方向に対して門型フレーム112が直交して配置されていると、除電エアも容器Bの進行方向に対して直交方向に吹き出される。すると、除電エアは進行する容器Bの正面や背面に対しては吹き付けられない。
静電気が帯電した容器Bに除電エアが吹き付けられると、容器Bに帯電した静電気の電荷と反対の電荷を有するイオンとが結びつき、容器Bに帯電した静電気が取り除かれる。
容器Bの外面において帯電した静電気が取り除かれると、除電エアが吹き付けられていない容器Bの内面においても帯電した静電気が取り除かれる。
上記の構成によれば、静電気が取り除かれた後の容器Bに対してクリーンエアが吹き付けられるため、除電部110が設けられていない場合と比較して、異物の除去が容易となる。つまり、異物は静電気などの吸引力によって容器Bに付着しているため、容器Bに帯電した静電気を取り除くことにより、異物における付着力が低下する。そのため、静電気を取り除かない場合と比較して、小さな力で異物を容器Bから取り除くことができ、異物が残留する可能性を低下させることができる。
除電部110の構成としては、上述のように門型フレーム112を用いて容器Bの外面に除電エアを吹き付ける構成であってもよいし、搬入コンベア7の送風部72から吹き出される清浄化された空気の代わりに、除電エアを吹き出して、容器Bの搬送および除電を行ってもよく、特に限定するものではない。
図11は、図10の除電部の別の構成を説明する模式図である。
さらに、容器Bの除電に除電エアを吹き付ける代わりに、図11に示すように、門型フレーム112Aの内側に容器Bと接触する導電性繊維112Bを設けて、コロナ放電式の除電を行ってもよく、特に限定するものではない。
さらに、割出しスクリュー8の表面に導電性を有する材料、例えば導電性樹脂を配置し、導電性樹脂と容器Bとの接触により、容器Bに帯電した静電気を除去してもよく、特に限定するものではない。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図12および図13を参照して説明する。
本実施形態の飲料充填装置の基本構成は、第2の実施形態と同様であるが、第2の実施形態とは、加湿部が設けられている点が異なっている。よって、本実施形態においては、図12および図13を用いて加湿部のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る飲料充填装置の構成を説明するブロック図である。図13は、図12の加湿部の構成を説明する模式図である。
なお、第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
飲料充填装置201には、図12および図13に示すように、除電部110と、異物除去部2と、殺菌部3と、充填部5と、装着部6と、加湿部210と、が主に設けられている。
加湿部210は、除電部110や、異物除去部2や、殺菌部3や、充填部5や、装着部6などの環境を加湿された空気で満たすものである。さらに加湿部210は、加湿された空気を用いて、容器Bに帯電した静電気を取り除くものでもある。
加湿部210には、図12および図13に示すように、筐体211と、供給部212と、が主に設けられている。
筐体211は、図12に示すように、異物除去部2や、殺菌部3や、充填部5や、装着部6を内部に収納する容器である。さらに筐体211は、内部が加湿された空気で満たされた環境を作り出すものでもある。本実施形態では、筐体211の内部が複数に区切られ、区切られた各空間に、異物除去部2などがそれぞれ配置されている例に適用して説明する。
筐体211には、加湿された空気を供給する供給部212が配置されている。
供給部212は、筐体211の内部に加湿された空気を供給するものである。
供給部212には、図13に示すように、プレフィルタ213と、タンク部214と、ブロア部215と、ULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)216と、が主に設けられている。
プレフィルタ213は、供給部212に吸い込まれる空気に含まれる塵埃を取り除き清浄化するものであり、加湿される前の空気を清浄化するものである。プレフィルタ213は供給部212における空気の流れから見て、加湿部210の上流側に配置されたものである。
タンク部214は、供給部212に吸い込まれた空気に水蒸気を含ませ加湿するものである。具体的には、プレフィルタ213を通過した空気を、タンク部214に貯留された水Wに潜らせることにより、当該空気を加湿するものである。タンク部214にはフロートセンサなど、水位を検出する手段が配置され、水位が制御されている。
タンク部214は、プレフィルタ213とブロア部215との間に配置されたものである。
ブロア部215は、供給部212の外部から空気を吸い込み、供給部212において加湿された空気を筐体211の内部に送り込むものである。ブロア部215は、加湿部210とULPAフィルタ216との間に配置されたものである。
ULPAフィルタ216は、加湿されブロア部215により送り出された空気に含まれる塵埃などを取り除き、加湿された空気をさらに清浄化するものである。ULPAフィルタ216は、供給部212におけるもっとも下流側に配置されている。
上記の構成からなる飲料充填装置201を用いた容器Bへの飲料の充填について説明する。ここでは、本実施形態の特徴である加湿部210により作用についてのみ説明し、その他については第2の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
加湿部210は、図12および図13に示すように、飲料充填装置201による飲料の充填が行われ、容器Bに付着した異物の除去が必要な際に運転される。
具体的には、供給部212のブロア部215が駆動され、加湿部210の外部から空気が供給部212に吸入される。吸入された空気はプレフィルタ213を通過して清浄化された後、タンク部214において加湿される。加湿された空気は、ブロア部215により送風され、ULPAフィルタ216と通過して筐体211の内部に送り込まれる。
筐体211の内部は、加湿部210により送り込まれた加湿された空気で満たされ、異物除去部2や、殺菌部3や、充填部5や、装着部6は、加湿された空気の雰囲気中に配置される。
上記の構成によれば、異物除去部2などを加湿された雰囲気中に配置することにより、容器Bに付着した異物を容易に取り除くことができる。
つまり、加湿された雰囲気中では、容器Bの表面における吸着水分量が増加し表面の導電性が高くなる。そのため、乾燥した雰囲気と比較して、容器Bに帯電した静電気が漏洩しやすくなり、静電気による異物の付着力が低下する。さらに、加湿された雰囲気中では、乾燥した雰囲気と比較して、容器Bから雰囲気への放電量も増加し、静電気による異物の付着力が低下する。その結果、異物除去部2において、容器Bに付着した異物を容易に取り除くことができる。
〔第1の参考例〕
次に、本発明の第1の参考例について図14および図15を参照して説明する。
本参考例の飲料充填装置の基本構成は、第2の実施形態と同様であるが、第2の実施形態とは、静電気除去工程および異物除去工程が同時に行われる点が異なっている。よって、本参考例においては、図14および図15を用いて加湿部のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図14は、本参考例に係る飲料充填装置の全体構成を説明する模式図である。図15は、図14の飲料充填装置における飲料の充填工程の概略を説明する模式図である。
なお、第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
飲料充填装置301には、図14および図15に示すように、容器Bに対して静電気除去工程および異物除去工程を行う異物除去部302および殺菌部3を有する容器洗浄部(容器洗浄装置)304と、充填部5と、装着部6と、が主に設けられている。
異物除去部302は、容器Bに帯電した静電気の除去を行うとともに、容器Bの内面に付着した異物を取り除くものである。異物除去部302は、第1の実施形態における異物除去部2と比較して、容器Bの内面に吹き付ける気体が除電エアである点が異なっており、その他の部分については同一である。
そのため、異物除去部302において容器Bに帯電した静電気の除去と、異物の除去とを同時に行うことができる。
なお、上述のように除電エアを用いて異物の除去を行っても良いし、異物除去部302において、除電エアを吹き付けて静電気の除去を行う領域と、クリーンエアを吹き付けて異物の除去を行う領域とを分けてもよく、特に限定するものではない。
このとき、除電エアの吹き付けを行う領域、および、クリーンエアの吹き付けを行う領域のどちらを先に設けてもよく、特に限定するものではない。さらに、両者を交互に繰り返し設けてもよく、特に限定するものではない。
1,101,201,301 飲料充填装置
2 異物除去部
3 殺菌部
4,304 殺容器洗浄部(容器洗浄装置)
5 充填部
210 加湿部
211 筐体
B 容器

Claims (6)

  1. 容器に気体を吹き付けることにより前記容器に付着した異物を取り除く異物除去部と、
    前記異物が取り除かれた前記容器に電子線を照射する殺菌部と、
    前記異物除去部の前に設けられ、前記容器に帯電した静電気を取り除く除電部と、
    が設けられていることを特徴とする容器洗浄装置。
  2. 前記除電部は、導電体を前記容器に接触させることにより前記容器に帯電した静電気を取り除くことを特徴とする請求項1に記載の容器洗浄装置。
  3. 前記導電体は、導電性樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の容器洗浄装置。
  4. 前記導電体は、前記容器の間隔を所定の間隔に広げる割出しスクリューの表面に配置されていること、又は、前記容器が通過する領域を三方から囲う門型に形成された門型フレームに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容器洗浄装置。
  5. 前記除電部は、イオンが含まれた気体を吹き付けることにより前記容器に帯電した静電気を取り除くことを特徴とする請求項1に記載の容器洗浄装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の容器洗浄装置と、
    該容器洗浄装置の前記異物除去部により前記異物の除去がされ、前記殺菌部により電子線の照射が行われた前記容器に飲料を充填する飲料充填部と、
    が設けられていることを特徴とする飲料充填装置。
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