JP2015165363A - スケジューリング装置、スケジューリング方法、及び、スケジューリングプログラム - Google Patents

スケジューリング装置、スケジューリング方法、及び、スケジューリングプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システム運用計画の作成を容易にするスケジューリング装置等を提供する。
【解決手段】
スケジューリング装置101は、情報処理システムに含まれるモジュールの第1バージョンに関する第1サポート期限202と、モジュールに関して、バージョンアップを予定する時期と、モジュールに関して時期において最新となる第2バージョンに関する第2サポート期限203とに基づき、時期におけるバージョンアップに関するバージョンアップ情報210を算出する情報算出部102を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、システム運用計画を作成するスケジューリング装置等に関する。
電車や自動車等の機器に関する保守計画は、該機器(ハードウェア)において使用される部品の寿命に基づき立案されることが多い。特許文献1及び特許文献2は、ハードウェアに関する保守情報を提供するシステムの一例を開示する。
特許文献1は、保守計画に関連する車両点検情報提供システムを開示する。該車両点検情報提供システムは、ある車両に関する走行距離や、該車両に関する部品を交換する履歴に基づき、点検する日付を算出する。次に、該車両点検情報提供システムは、該車両を利用するユーザーに、算出した日付を通知する。これにより、該該車両点検情報提供システムは、整備する適切な日付をユーザーに提供することができる。
また、特許文献2は、銀行におけるATM(Automated_Teller_Machine)等に関する読み取り処理及び書き込み処理を実施する処理装置において使用される部品の寿命を予告する寿命予告装置を開示する。該寿命予告装置は、各部品に関する有効期限、及び、現在の時刻に基づき、該部品を交換する日時を予測する。該寿命予告装置は、処理装置に関する運用計画に基づき、予測した日時が該処理装置を無人にて運用する期間に含まれる場合には、あらかじめ、該日時を通知する。これにより、該寿命予告装置は、該処理装置をメインテナンスする手間を軽減する。
一方、特許文献3及び特許文献4は、ソフトウェアを保守管理するシステムの一例を開示する。
特許文献3は、プログラムのバージョンを管理する管理システムを開示する。該管理システムは、自装置が記憶するプログラムと、該プログラムに係る処理を実行するローカル装置におけるプログラムとを比較する。該管理システムは、自装置におけるプログラムが、他装置におけるプログラムよりも新しい場合に、自装置におけるプログラムを他装置に送信する。これにより、該管理システムは、管理者がプログラムをメインテナンスする手間を軽減する。
特許文献4は、プログラムのバージョンを管理するバージョン管理装置を開示する。該管理装置は、複数のコンピュータにおいて、それぞれ、処理を行う。該管理システムは、自コンピュータが実行するプログラムのバージョン(「自バージョン」と表す。)と、他コンピュータが実行するプログラムのバージョン(「他バージョン」と表す。)とを比較する。該管理システムは、自バージョンが他バージョンよりも古い場合に、他バージョンのプログラムをダウンロードし、ダウンロードしたプログラムにより自コンピュータにおけるプログラムを更新する。次に、該管理システムは、他コンピュータに、更新後のバージョン(すなわち、他バージョン)を送信する。
特開2003−187011号公報 特開平1−24780号公報 特開平1−171025号公報 特開平8−249163号公報
ソフトウェアに係る保守に関しては、以下の1乃至4に示す課題が存在する。すなわち、
(1)ソフトウェアの寿命は、業界の動向等に依存するので、決めることが難しい、
(2)基本サポート、延長サポート等、期間に応じて保守する内容や費用が変わる、
(3)ソフトウェア単体は、お互いに独立した機能を有する。しかし、ソフトウェアは、相互に連携しながら処理を行うことが多いので、相互に依存関係がある。この場合、動作検証が難しいこともある、
(4)業務システムを運用する場合、該業務システムを管理する管理者は、該業務システムを一斉に更新する時期を決める必要がある。
この課題は、特許文献3乃至特許文献4等に開示されるシステムに関しても共通する。この理由は、該システムがソフトウェアに係る保守を予測するが体系立てて整理できていないからである。
また、ソフトウェアに係る保守は、該ソフトウェアを利用するシステムに係る運用計画にも関連する。このため、システム運用計画を作成することは難しい。
そこで、本発明の主たる目的は、システム運用計画の作成を容易にするスケジューリング装置等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明に係るスケジューリング装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明に係るスケジューリング装置は、
情報処理システムに含まれるモジュールの第1バージョンに関する第1サポート期限と、前記モジュールに関して、バージョンアップを予定する時期と、前記モジュールに関して前記時期において最新となる第2バージョンに関する第2サポート期限とに基づき、前記時期における前記バージョンアップに関するバージョンアップ情報を算出する情報算出部
を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係るスケジューリング方法は、
情報処理装置を用いて、情報処理システムに含まれるモジュールの第1バージョンに関する第1サポート期限と、前記モジュールに関して、バージョンアップを予定する時期と、前記モジュールに関して前記時期において最新となる第2バージョンに関する第2サポート期限とに基づき、前記時期における前記バージョンアップに関するバージョンアップ情報を算出する
ことを特徴とする。
さらに、同目的は、係るスケジューリングプログラム、および、そのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係るスケジューリング装置等によれば、容易にシステム運用計画を作成することができる。
本発明の第1の実施形態に係るスケジューリング装置が有する構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るスケジューリング装置における処理の流れを示すフローチャートである。 モジュールに関するサポート期限の一例を表す図である。 本発明の第2の実施形態に係るスケジューリング装置が有する構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るスケジューリング装置における処理の流れを示すフローチャートである。 スケジューリング装置が算出するバージョンアップ情報の一例を概念的に表す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスケジューリング装置が有する構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るスケジューリング装置における処理の流れを示すフローチャートである。 第1サポート期限及び第2サポート期限の一例を概念的に表す図である。 本発明の第4の実施形態に係るスケジューリング装置が有する構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係るスケジューリング装置における処理の流れを示すフローチャートである。 依存情報の一例を概念的に表す図である。 本発明の第5の実施形態に係るスケジューリング装置が有する構成を示すブロック図である。 第5の実施形態に係るスケジューリング装置における処理の流れを示すフローチャートである。 コスト算出部が算出するコストの一例を概念的に表す図である。 本発明の第6の実施形態に係るスケジューリング装置が有する構成を示すブロック図である。 第6の実施形態に係るスケジューリング装置における処理の流れを示すフローチャートである。 リスク情報の一例を概念的に表す図である。 時間と、バージョンアップされる確率と間における関係の一例を表す図である。 時間と、モジュールの信頼性と間における関係の一例を表す図である。 リスク算出部が算出するリスクの一例を概念的に表す図である。 リスク算出部が算出するリスクの一例を概念的に表す図である。 本発明の各実施形態に係るスケジューリング装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を、概略的に示すブロック図である。
次に、本発明を実施する実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成と、スケジューリング装置101が行う処理とについて、図1と図2とを参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101における処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態に係るスケジューリング装置101は、情報処理システム(不図示)に含まれるモジュールに関して、バージョンアップに関するバージョンアップ情報210を算出する情報算出部102を有する。
情報算出部102は、タイミング201、第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203に関する情報を受信する。まず、情報算出部102が受信する情報について説明する。
タイミング201は、情報処理システム(不図示)に含まれるモジュールに関して、バージョンアップを予定するタイミングである。
図3を参照しながら、第1サポート期限202及び第2サポート期限203について説明する。図3は、モジュールに関するサポート期限の一例を表す図である。図3の横軸は、時間を表し、矢印の方向に、時間が進むことを表す。図3の縦軸は、バージョンを表し、矢印の方向に、バージョンが上がることを表す。丸印は、あるバージョンがリリースされるタイミングを表す。三角印は、あるバージョンに関するサポート期限を表す。
たとえば、図3に示す例において、第Aバージョンは、タイミングA1においてリリースされ、タイミングA2においてサポートが終了されることを表す。すなわち、第Aバージョンに関するサポート期限は、タイミングA2である。同様に、第Bバージョンは、タイミングB1においてリリースされ、タイミングB2においてサポートが終了されることを表す。すなわち、第Bバージョンに関するサポート期限は、タイミングB2である。
たとえば、第1サポート期限202は、タイミングA2(すなわち、第Aバージョンに関するサポート期限)であり、第2サポート期限203は、タイミングB2(すなわち、第Bバージョンに関するサポート期限)である。
以降、説明の便宜上、第1バージョンは、図3に例示する第Aバージョンであるとする。
情報算出部102は、受信した、タイミング201、第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203に関する情報に基づき、該情報処理システムに含まれるモジュールに関するタイミング201におけるバージョンアップ情報210を作成する(ステップS101)。
たとえば、情報算出部102は、タイミングが、期間A1乃至B1に含まれる場合に、第1バージョンをバージョンアップできないことを表すバージョンアップ情報210を算出する。
情報算出部102は、タイミングが、期間B1乃至C1に含まれる場合に、該タイミングにおいて、第Bバージョンにバージョンアップすることを表すバージョンアップ情報210を算出する。すなわち、期間B1乃至C1において、第Bバージョンが最新のバージョンであるので、第2バージョンは、第Bバージョンである。
また、情報算出部102は、タイミング201が、期間C1乃至A2に含まれる場合に、該タイミングにおいて、第Cバージョンにバージョンアップすることを表すバージョンアップ情報210を算出する。すなわち、期間C1乃至A2において、第Cバージョンが最新のバージョンであるので、第2バージョンは、第Cバージョンである。
尚、情報算出部102は、後述の各実施形態に示すような処理を行ってもよい。
次に、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係るスケジューリング装置101によれば、容易にシステム運用計画を作成することができる。
この理由は、スケジューリング装置101が、情報処理システムに含まれるモジュールに関するバージョンに関するサポート期限に基づき、タイミング201におけるバージョンアップに関するバージョンアップ情報210を作成するからである。すなわち、スケジューリング装置101は、情報処理システムに含まれるモジュールのバージョンに関するサポート期限と、タイミング201とに関する相互の位置関係に基づき、バージョンアップ情報210を作成する。したがって、情報処理システムを管理する管理者は、バージョンアップ情報210に基づき、バージョンアップに関するシステム運用計画を作成することができる。
一方、特許文献3に開示される管理システム、または、特許文献4に開示されるバージョン管理装置は、プログラムに関する新旧に基づき、バージョンアップするか否かを決める。この結果、たとえば、サポート期限間際にバージョンアップを予定する管理者は、特許文献3及び特許文献4に開示されたシステムを用いたとしても、バージョンアップに関するシステム運用計画を作成することはできない。
尚、説明の便宜上、タイミングという言葉を用いて説明したが、上述したタイミングは、ある程度の範囲を表してもよい。以降、タイミングは、ある程度の範囲を表してもよい。また、以降の説明においては、タイミングがある程度の範囲まで含む場合に、「時期」と表すこともある。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第2の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図4と図5とを参照しながら、第2の実施形態に係るスケジューリング装置111が有する構成と、スケジューリング装置111が行う処理とについて説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るスケジューリング装置111が有する構成を示すブロック図である。図5は、第2の実施形態に係るスケジューリング装置111における処理の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態に係るスケジューリング装置111は、情報算出部112を有する。
スケジューリング装置111は、タイミング201、第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203に加え、さらに、運用期限204に関する情報を受信する。
運用期限204は、情報を算出する対象となる情報処理システム(不図示)が運用される期限である。たとえば、運用期限204は、該情報処理システムを管理する管理者が決める期限である。
尚、タイミング、第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203については、第1の実施形態に示した通りである。
まず、情報算出部112は、第1サポート期限202が運用期限204以降であり、かつ、第1サポート期限202がタイミング201以降であるか否かを判定する(ステップS111)。情報算出部112は、ステップS111にてYESと判定する場合に、タイミング201において、第1バージョンをバージョンアップしないことを表すバージョンアップ情報210を作成する(ステップS115)。
情報算出部112は、ステップS111にてNOと判定する場合に、運用期限204が、第1サポート期限202乃至第2サポート期限203の期間に含まれるか否かを判定する(ステップS112)。情報算出部112は、ステップS112にてYESと判定する場合に、タイミング201において、第1バージョンから最新バージョン(すなわち、第2バージョン)にバージョンアップすることを表すバージョンアップ情報210を作成する(ステップS116)。
情報算出部112は、ステップS112にてNOと判定する場合に、運用期限204が、第2サポート期限203以降であるか否かを判定する(ステップS113)。情報算出部112は、ステップS113にてYESと判定する場合に、タイミング201において、第1バージョンから最新バージョン(すなわち、第2バージョン)にバージョンアップすることを表すバージョンアップ情報210を作成する(ステップS117)。
情報算出部112は、ステップS113にてNOと判定する場合に、タイミング201に該モジュールをバージョンアップするバージョンがあるか否かを判定する(ステップS114)。情報算出部112は、ステップS114にてNOと判定する場合に、タイミング201において第1バージョンからバージョンアップすることが不可能であることを表すバージョンアップ情報210を算出する(ステップS118)。
次に、第2の実施形態に係るスケジューリング装置111に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係るスケジューリング装置111によれば、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する効果に加え、さらに、精緻にバージョンアップ情報210を作成することができる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第2の実施形態に係るスケジューリング装置111が有する構成は、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)情報算出部112が、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が受信する情報に加え、さらに、運用期限204に基づき、バージョンアップに関して詳細な状況に応じたバージョンアップ情報210を作成するからである。この結果、情報算出部112が算出するバージョンアップ情報210は、さらに、管理者が情報処理システムを管理する状況に適合する。
尚、情報算出部112は、ステップS113にてYESと判定する場合に、タイミング201乃至運用期限204の期間における第2タイミングに関して、図5に示す処理を実行してもよい。さらに、情報算出部112は、ステップS113にてNOと判定する場合に、上述した処理を繰り返してもよい。第2タイミングは、上述したタイミングと同様に、情報処理システムに含まれるモジュールをバージョンアップする予定を表すタイミングである。
この場合、情報算出部112は、複数のタイミングに関して、モジュールをバージョンアップすることに関するバージョンアップ情報210(図6)を算出する。図6は、スケジューリング装置111が算出するバージョンアップ情報210の一例を概念的に表す図である。図6における横軸は、時間を表し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図6における縦軸は、バージョンを表し、矢印の方向にバージョンが上がることを表す。
たとえば、タイミング及び第2タイミングにおいて、バージョンは上がる。これは、スケジューリング装置111が算出するバージョンアップ情報210が、タイミング及び第2タイミングにおいて、バージョンアップすることを表す情報であることを意味する。
情報算出部112が複数のタイミングを処理することにより、たとえば、情報処理システムを管理する管理者は、複数のタイミングごとに、スケジューリング装置111に入力する手間を減らすことができる。
さらに、スケジューリング装置111が第2タイミングを算出する機能を有する場合に、管理者が入力する手間はさらに減少する。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第3の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図7と図8とを参照しながら、第3の実施形態に係るスケジューリング装置121が有する構成と、スケジューリング装置121が行う処理とについて説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係るスケジューリング装置121が有する構成を示すブロック図である。図8は、第3の実施形態に係るスケジューリング装置121における処理の流れを示すフローチャートである。
第3の実施形態に係るスケジューリング装置121は、情報算出部122を有する。
スケジューリング装置121が受信する第1サポート期限202は、第1ー1サポート期限と、第1ー1サポート期限以降である第1ー2サポート期限とを含む。同様に、第2サポート期限203は、第2ー1サポート期限と、第2ー1サポート期限以降である第2ー2サポート期限とを含む。さらに、図9を参照しながら、第1サポート期限202及び第2サポート期限203について詳細に説明する。図9は、第1サポート期限202及び第2サポート期限203の一例を概念的に表す図である。図9における横軸は、時間を示し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図9における縦軸は、バージョンを示し、矢印の方向にバージョンが上がることを表す。
たとえば、第Aバージョンは、A1においてリリースされ、A2において、一時的にサポート期限になり、A3において、最終的なサポート期限になる。同様に、第Bバージョンは、B1においてリリースされ、B2において、一時的にサポート期限になり、B3において、最終的なサポート期限になる。
たとえば、A2及びB2における一時的なサポート期限は、通常サポート期限であり、A3及びB3における一時的なサポート期限は、延長サポート期限である。
たとえば、第1バージョンが、第Aバージョンである場合、第1ー1サポート期限は、A2におけるサポート期限であり、第1ー2サポート期限は、A3におけるサポート期限である。また、第2バージョンが、第Bバージョンである場合、第2ー1サポート期限は、B2におけるサポート期限であり、第2ー2サポート期限は、B3におけるサポート期限である。
まず、情報算出部122は、タイミング201と、第1ー1サポート期限と、第2ー1サポート期限とに基づき、情報処理システムに含まれるモジュールに関する該タイミングにおけるバージョンアップ情報210を作成する(ステップS121)。
ステップS121における処理は、第1の実施形態に係る情報算出部102におけるステップS101に示す処理と同様である。すなわち、ステップS121における処理は、第1ー1サポート期限を第1サポート期限202に設定し、さらに、第2ー1サポート期限を第2サポート期限203に設定する場合における、ステップS101における処理と同様である。
次に、情報算出部122は、タイミング201と、第1ー2サポート期限と、第2ー2サポート期限とに基づき、情報処理システムに含まれるモジュールに関する該タイミングにおけるバージョンアップ情報210を作成する(ステップS122)。
ステップS122における処理は、第1の実施形態に係る情報算出部102におけるステップS101に示す処理と同様である。すなわち、ステップS122における処理は、第1ー2サポート期限を第1サポート期限202に設定し、さらに、第2ー2サポート期限を第2サポート期限203に設定する場合における、ステップS101における処理と同様である。
次に、第3の実施形態に係るスケジューリング装置121に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係るスケジューリング装置121によれば、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する効果に加え、さらに、詳細なシステム運用計画を策定するのを容易にする。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第3の実施形態に係るスケジューリング装置121が有する構成は、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)情報算出部122が、あるバージョンに関して、複数種類のサポート期限に基づき、タイミング201に関するバージョンアップ情報210を算出するからである。
上述したように、一般に、モジュールに関するサポート期限は、通常サポート期限と、延長サポート期限とを含むことが多い。この場合、通常サポートと、延長サポートとは、サポートに要する費用が異なることも多い。本実施形態に係る情報算出部122は、あるバージョンに関して複数種類のサポート期限を受信するので、上述したような場合に、該状況に応じたバージョンアップ情報210を算出する。この結果、管理者は、バージョンアップ情報210に基づいて、容易に詳細な運用計画を作成することができる。
尚、スケジューリング装置121を利用する管理者は、タイミング201として、たとえば、あるバージョンに関する通常サポート期限の3ヶ月前(ただし、この期間は可変である)のタイミングを設定する。また、管理者は、延長サポートを利用する場合に、第2タイミングとして、延長サポート期限の3ヶ月前のタイミングを設定してもよい。これにより、管理者は、スケジューリング装置121が算出するバージョンアップ情報210に基づき、サポート期限前に余裕をもってバージョンアップするシステム運用計画を策定することができる。
すなわち、管理者は、スケジューリング装置121が算出するバージョンアップ情報210に基づき、実際にバージョンアップするタイミングを決める。たとえば、実際にバージョンアップするタイミングは、管理者がスケジューリング装置121に入力したタイミング乃至第2タイミングの期間において、ある一定間隔にて設定してもよい。この場合、一定間隔は、たとえば、1ヶ月間隔等である。また、実際にバージョンアップするタイミングは、サポート期限の2ヶ月前、サポート期限の1ヶ月前、サポート期限、延長サポート期限の2ヶ月前、延長サポート期限の1ヶ月前、あるいは、延長サポート期限であってもよい。
スケジューリング装置121は、さらに、情報処理システムに関する情報を管理するシステム管理部(不図示)を有してもよい。
たとえば、システム管理部(不図示)は、システム情報、モジュール情報等を受信する。
システム情報は、情報処理システムに含まれるモジュールを一意に識別するモジュール識別子、及び、該モジュールのバージョンを含む情報である。
モジュール情報は、たとえば、以下の情報を含んでいてもよい。すなわち、
・モジュール識別子、モジュールのバージョン、
・モジュールのリリース時期、計画、
・モジュールのサポート期限、今後の計画、
・モジュールをサポートするのに要する費用、
・モジュールをサポートする種類(たとえば、通常サポート、延長サポート等)、
・複数のモジュール間における依存情報205(あるモジュールをバージョンアップするのに伴い、他のモジュールをバージョンアップする必要があることを表す情報)。
システム情報は、必ずしも、上述したすべての情報を含む必要はない。システム情報は、モジュールを提供するベンダ、あるいは、コンサルタント等の第三者からインターネットを経由する、あるいは、直接問い合わせることにより入手することができる。
システム管理部(不図示)は、システム情報に基づき、情報処理システムに含まれるモジュール、及び、該モジュールのバージョンを求める。次に、システム管理部は、モジュール情報から、求めたモジュール、及び、モジュールのバージョンに関連付けされたサポート期限、及び、サポートする種類等の情報を読み取る。さらに、システム管理部は、モジュール情報から、該モジュールのバージョン以降のバージョンに関連付けされたサポート期限を読み取ることにより、第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203を作成する。次に、システム管理部は、該第1サポート期限202、及び、該第2サポート期限203を情報算出部122に送信する。
モジュール情報は、モジュールごとに管理される情報である。システム管理部は、モジュールごとに管理する情報に基づき、第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203を作成する。したがって、管理者は、モジュール情報から第1サポート期限202、及び、第2サポート期限203を抽出する必要がなくなる。この結果、情報処理システムが有する構成が複雑な場合、管理者は、システム管理部を有するスケジューリング装置121によれば、管理者は、容易にシステム運用計画を策定することができる。
<第4の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第4の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図10と図11とを参照しながら、第4の実施形態に係るスケジューリング装置131が有する構成と、スケジューリング装置131が行う処理とについて説明する。図10は、本発明の第4の実施形態に係るスケジューリング装置131が有する構成を示すブロック図である。図11は、第4の実施形態に係るスケジューリング装置131における処理の流れを示すフローチャートである。
第4の実施形態に係るスケジューリング装置131は、情報算出部102と、第2情報算出部132とを有する。
まず、情報算出部102は、タイミング201と、第1サポート期限202と、第2サポート期限203とに基づき、上述した各実施形態に示す処理を行うことにより、バージョンアップ情報210を作成する(ステップS131)。情報算出部102は、情報処理システム(不図示)に含まれる複数のモジュールに関して、ステップS101(図2)に示す処理を行う。
次に、第2情報算出部132は、複数のモジュールのうち、モジュールに関する第1サポート期限202が略最速に到来するモジュールを選ぶ(ステップS132)。次に、第2情報算出部132は、選んだモジュールに関して、情報算出部102が算出するバージョンアップ情報がタイミング201においてバージョンアップすることを表す場合に、依存情報205を参照する。
依存情報205は、図12に例示するような、第1モジュールを表すモジュール識別子と、第2モジュールを表すモジュール識別子とが関連付けされた情報である。図12は、依存情報205の一例を概念的に表す図である。ここで、第1モジュールは、複数のモジュールに含まれるモジュールである。第2モジュールは、第1モジュールをバージョンアップするのに伴い、バージョンアップする必要があるモジュールを表す。尚、依存情報205は、バージョンに関する情報を含んでもよい。
図12を参照すると、第1モジュールのバージョンV1は、第Aタイミングにおいて、バージョンV2にバージョンアップされ、さらに、第Bタイミングにおいて、バージョンV3にバージョンアップされる。また、第2モジュールのバージョンV4は、該第Bタイミングにおいて、バージョンV5にバージョンアップされる。この場合、第Bタイミングにおいて、第1モジュールのバージョンV2をバージョンV3にバージョンアップするのに伴い、第2モジュールのバージョンV4をバージョンV5にバージョンアップする必要があることを表す。
第2情報算出部132は、選んだモジュールに関するバージョンアップ情報がバージョンアップすることを表す場合に、依存情報205から、該モジュールを表すモジュール識別子に関連付けされたモジュール識別子(説明の便宜上、「第3モジュール識別子」と表す。)を読み取る。
次に、第2情報算出部132は、情報算出部102が作成したバージョンアップ情報の中から、第3モジュール識別子が表すモジュールに関するバージョンアップ情報210を選ぶ(ステップS133)。
次に、第4の実施形態に係るスケジューリング装置131に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係るスケジューリング装置131によれば、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する効果に加え、さらに、精緻なシステム運用計画を作成することが可能になる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第4の実施形態に係るスケジューリング装置131が有する構成は、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)第2情報算出部132が、モジュール間における依存関係を表す依存情報205に基づき、バージョンアップに関する一連の情報を算出するからである。
複数のモジュールは、上述した依存関係を有することも多い。第2情報算出部132が、該依存関係を表す依存情報205に基づき、バージョンアップに関するバージョンアップ情報210を選ぶ。したがって、管理者は、バージョンアップ情報210に基づき、該依存関係が反映された精緻なシステム運用計画を作成することが可能になる。
<第5の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第5の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図13と図14とを参照しながら、第5の実施形態に係るスケジューリング装置141が有する構成と、スケジューリング装置141が行う処理とについて説明する。図13は、本発明の第5の実施形態に係るスケジューリング装置141が有する構成を示すブロック図である。図14は、第5の実施形態に係るスケジューリング装置141における処理の流れを示すフローチャートである。
第5の実施形態に係るスケジューリング装置141は、情報算出部102と、コスト算出部142とを有する。
まず、情報算出部102は、ステップS101(図2)処理に従い、バージョンアップ情報を算出する(ステップS131)。
次に、コスト算出部142は、情報算出部102が算出するバージョンアップ情報210がバージョンアップすること表す場合に、コスト情報206から、第1バージョンと関連づけされたコストを読み取る(ステップS141)。ここで、コスト情報206は、モジュールのバージョンと、該バージョンをバージョンアップするのに要するコストとが関連付けされた情報である。
この場合、たとえば、コストは、サポートに要する費用、バージョンアップするのに伴い発生する情報処理システムを変更する費用等である。コスト情報206が複数のコストを含む場合には、コスト算出部142は、第1バージョンと関連づけされた複数のコストを読み取り、該複数のコストを合計してもよい。
たとえば、コスト算出部142は、図15に例示するようなコスト211を算出する。図15は、コスト算出部142が算出するコスト211の一例を概念的に表す図である。図15の横軸は、時間を表し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図15の縦軸は、コスト211を表し、矢印の方向にコストが多くなることを表す。
たとえば、情報算出部102は、第1タイミングにおいてバージョンアップすることを表すバージョンアップ情報210を作成する。この場合、コスト算出部142は、バージョンアップ情報210がバージョンアップすることを表すので、第1タイミングにて、該バージョンアップに要するコストを算出する。同様に、たとえば、情報算出部102は、第2タイミングにおいてバージョンアップすることを表すバージョンアップ情報を作成する。この場合、コスト算出部142は、バージョンアップ情報がバージョンアップすることを表すので、第2タイミングにて、該バージョンアップに要するコストを算出する。
次に、第5の実施形態に係るスケジューリング装置141に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係るスケジューリング装置141によれば、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する効果に加え、さらに、システム運用計画を作成する観点を広くすることができる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第5の実施形態に係るスケジューリング装置141が有する構成は、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)コスト算出部142が、コスト情報206に基づき、バージョンアップに係る費用を算出するからである。
したがって、管理者は、バージョンアップするタイミングだけでなく、コストの観点からも、運用計画を作成することができる。
<第6の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第6の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図16と図17とを参照しながら、第6の実施形態に係るスケジューリング装置151が有する構成と、スケジューリング装置151が行う処理とについて説明する。図16は、本発明の第6の実施形態に係るスケジューリング装置151が有する構成を示すブロック図である。図17は、第6の実施形態に係るスケジューリング装置151における処理の流れを示すフローチャートである。
第6の実施形態に係るスケジューリング装置151は、情報算出部102と、リスク算出部152とを有する。
まず、情報算出部102は、上述した各実施形態における情報算出部の処理と同様に、バージョンアップ情報210を算出する(ステップS131)。情報算出部102は、複数のモジュールに関して、バージョンアップ情報210を作成してもよい。
次に、リスク算出部152は、図18に例示するリスク情報207から、バージョンアップ情報210に含まれるバージョンに関連付けされたリスクの高さを読み取る(ステップS151)。図18は、リスク情報207の一例を概念的に表す図である。リスク情報207は、モジュールに関するバージョンと、該バージョンに関するリスクの高さとを関連付けする。
図18に示す例において、たとえば、モジュールA及び第1バージョンは、リスクの高さ2に関連付けされている。これは、モジュールAの第1バージョンをバージョンアップするのに伴うリスクの高さが2であることを表す。同様に、モジュールB及び第2バージョンは、リスクの高さ1に関連付けされている。これは、モジュールBの第2バージョンをバージョンアップするのに伴うリスクの高さが1であることを表す。
たとえば、リスクの高さは、リスクの高さを表す情報が離散的な情報であってもよいし、連続的な値であってもよい。
たとえば、リスクの高さは、モジュールに関する信頼性や、サポート期限の有無などに応じて定義される値である。リスクの高さが、サポート期限に関する信頼性である場合、たとえば、後述のようにリスク情報207を定義することができる。
たとえば、以下のように、リスクの高さを、カテゴリ1乃至カテゴリ3に示すような、サポート期限に関する情報の信頼性に応じて定義する。すなわち、
・カテゴリ1:通常サポート期限、延長サポート期限が決定(予定)されているモジュール(サポート期限が年月固定で指定されている。サポート期限がサポートポリシーに基づき算出できる(たとえば、出荷後5年間、通常サポートを行い、その後3年間、延長サポートを行う)等)の場合。リスクの高さをBとする、
・カテゴリ2:通常サポート期限、延長サポート期限が決定(予定)されていないモジュール、サポート期限が、サポートポリシーに基づき算出できないモジュール(ただし、X(Xは、正の整数である)世代サポートのように、バージョンアップ場合にサポート終了となるようなモジュールではない。)、あるいは、既に実施されたバージョンのサポート期限は明示されているものの、実施予定のサポート期限が未定であるモジュールの場合。リスクの高さをCとする、
・カテゴリ3:X世代サポートのように、実施予定のバージョンアップの際に、サポート期限が決定するモジュールの場合。リスクの高さをDとする、
(ただし、0<B<C<Dであるとする)。
次に、リスク算出部152は、読み取ったリスクの高さを合計する等により、リスク212を算出する(ステップS152)。尚、リスク算出部152は、第3の実施形態に示した依存情報205に従い抽出されたモジュールのバージョンである場合には、さらに、リスクの高さを加えてもよい。また、リスク算出部152は、バージョンアップするタイミング数に応じて、リスクの高さを加えてもよい。
なお、リスクの高さに関するリスク情報207が与えられる場合に、リスク算出部152は、与えられたリスク情報207に基づいてリスクを算出してもよい。
たとえば、リスクの高さは、図19に例示するような、バージョンアップされる確率に基づき定義されてもよい。図19は、時間と、バージョンアップされる確率と間における関係の一例を表す図である。図19の横軸は、モジュールのバージョンがリリースされてからの経過時間を表し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図19の縦軸は、バージョンアップされる確率を表し、矢印の方向に確率が高くなることを表す。
たとえば、バージョンアップされる確率は、あるバージョンがリリースされてから、時間がしばらく経過した後に最大となる。たとえば、図19に示す例においては、リスクの高さを、図19に示すグラフを原点から積分することにより算出することができる。
また、リスクの高さは、図20に例示するような、モジュールの信頼性に基づき定義されてもよい。図20は、時間と、モジュールの信頼性と間における関係の一例を表す図である。図20の横軸は、モジュールのバージョンがリリースされてからの経過時間を表し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図20の縦軸は、モジュールの信頼性を表し、矢印の方向に信頼性が高くなることを表す。
たとえば、信頼性は、あるバージョンがリリースされてから、時間が経過するにつれ大きくなる。たとえば、図20に示す例においては、リスクの高さを、信頼性の逆数を求めること、あるいは、ある一定の値から信頼性を引くこと等により算出することができる。
図19、または、図20に示す例の場合、リスク算出部152は、時間に応じたリスクの高さを読み取ることにより、リスク情報207を作成する。
尚、カテゴリ1乃至カテゴリ3に示したサポート期限は、後述のような推定値であってもよい。
たとえば、図19に示す例の場合、たとえば、原点からグラフを積分することにより算出される値が90%となる時間を、バージョンアップするタイミングに設定する場合、スケジューリング装置151は、サポート期限を、該タイミングにある値を加えることにより算出してもよい。あるいは、第3バージョンにバージョンアップするタイミング及び第3バージョンのサポートが終了するタイミングの期間に基づき、スケジューリング装置151は、サポート期限を算出してもよい。たとえば、スケジューリング装置151は、既に実施されたバージョンアップに関して、上述した期間の平均を算出し、該平均値に基づきサポート期限を求めてもよい。
たとえば、図19に例示するグラフに基づいてリスク情報207を作成する場合、リスク算出部152は、図21に示すリスク212を算出する。図21は、リスク算出部152が算出するリスク212の一例を概念的に表す図である。図21における横軸は、時間を表し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図21における縦軸は、リスク212を表し、矢印の方向にリスクが高くなることを表す。
たとえば、リスク算出部152は、第1タイミングにおけるバージョンアップ、及び、第2タイミングにおけるバージョンアップに伴い、高いリスクを算出する。
たとえば、図20に例示するグラフに基づいてリスク情報207を作成する場合、リスク算出部152は、図22に示すリスク212を算出する。図22は、リスク算出部152が算出するリスク212の一例を概念的に表す図である。図22の横軸は、時間を表し、矢印の方向に時間が進むことを表す。図22の縦軸は、リスク212を表し、矢印の方向にリスクが高くなることを表す。
たとえば、リスク算出部152が算出するリスク212は、時間が経過するにつれ、低下する。
次に、第6の実施形態に係るスケジューリング装置151に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係るスケジューリング装置151によれば、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する効果に加え、さらに、システム運用計画を作成する観点を広くすることができる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第6の実施形態に係るスケジューリング装置151が有する構成は、第1の実施形態に係るスケジューリング装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)リスク算出部152が、リスク情報207に基づき、バージョンアップに係るリスク212を算出するからである。
したがって、管理者は、バージョンアップするタイミングだけでなく、リスクの観点からも、運用計画を作成することができる。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態におけるスケジューリング装置を、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係るスケジューリング装置は、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係るスケジューリング装置は、専用の装置として実現してもよい。
図23は、第1の実施形態乃至第6の実施形態に係るスケジューリング装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central Processing Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、不揮発性記録媒体24、入力装置25、出力装置26、および、通信インターフェース(以降、「通信IF」と表す。)27を有する。計算処理装置20は、通信IF27を介して、他の計算処理装置、及び、通信装置と情報を送受信することができる。
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、たとえば、コンパクトディスク(Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital_Versatile_Disc)、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc。登録商標)、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive)等である。不揮発性記録媒体24は、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信IF27を介して、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしてもよい。
すなわち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み取る。表示が必要な場合には、CPU21は、出力装置26に出力結果を表示する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。CPU21は、上述した図1、図4、図7、図10、図13、あるいは、図16に示した各部が表す機能(処理)に対応するところのメモリ22にあるスケジューリングプログラム(図2、図5、図8、図11、図14、あるいは、図17)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
すなわち、このような場合、本発明は、係るスケジューリングプログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係るスケジューリングプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
101 スケジューリング装置
102 情報算出部
201 タイミング
202 第1サポート期限
203 第2サポート期限
210 バージョンアップ情報
111 スケジューリング装置
112 情報算出部
204 運用期限
121 スケジューリング装置
122 情報算出部
131 スケジューリング装置
132 第2情報算出部
205 依存情報
141 スケジューリング装置
142 コスト算出部
206 コスト情報
211 コスト
151 スケジューリング装置
152 リスク算出部
207 リスク情報
212 リスク
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
27 通信IF

Claims (10)

  1. 情報処理システムに含まれるモジュールの第1バージョンに関する第1サポート期限と、前記モジュールに関して、バージョンアップを予定する時期と、前記モジュールに関して前記時期において最新となる第2バージョンに関する第2サポート期限とに基づき、前記時期における前記バージョンアップに関するバージョンアップ情報を算出する情報算出手段
    を備えることを特徴とするスケジューリング装置。
  2. 前記情報算出手段は、さらに、前記情報処理システムを運用する運用期限に基づき、
    (a)前記第1サポート期限が、前記運用期限以降、かつ、前記時期以降である場合に、前記時期において前記バージョンアップを行わないことを表す前記バージョンアップ情報を算出し、
    (b)前記運用期限が、前記第1サポート期限乃至前記第2サポート期限の期間内である場合に、前記時期において前記第2バージョンにバージョンアップすることを表す前記バージョンアップ情報を算出し、
    (c)前記運用期限が前記第2サポート期限以降である場合に、前記時期において前記第2バージョンにバージョンアップすることを表す前記バージョンアップ情報を算出し、
    (d)前記時期に、前記モジュールに関してバージョンアップ可能なバージョンがない場合に、前記時期において前記バージョンアップが不可能であることを表す前記バージョンアップ情報を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスケジューリング装置。
  3. 前記情報算出手段は、前記(c)である場合に、さらに、前記時期乃至前記運用期限の期間にバージョンアップを予定する第2時期に関して、前記バージョンアップ情報を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスケジューリング装置。
  4. 前記第1サポート期限が、前記第1バージョンに関する第1ー1サポート期限と、前記第1ー1サポート期限以降である第1ー2サポート期限とを含み、前記第2サポート期限が、前記第2バージョンに関する第2ー1サポート期限と、前記第2ー1サポート期限以降である第2ー2サポート期限とを含む場合に、前記情報算出手段は、前記第1ー1サポート期限と、前記第1ー2サポート期限とに関して前記バージョンアップ情報を算出し、さらに、前記第1ー2サポート期限と、前記第2ー2サポート期限とに関して前記バージョンアップ情報を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスケジューリング装置。
  5. 前記情報処理システムに含まれる前記モジュールを一意に識別可能なモジュール識別子、及び、前記モジュールのバージョンを含むシステム情報から、前記モジュール識別子、及び、前記バージョンを読み取り、モジュール識別子と、バージョンと、サポート期限が関連付けされたモジュール情報から、読み取ったモジュール識別子、及び、読み取った前記バージョンに関連付けされた前記サポート期限を読み取ることにより前記第1サポート期限を作成し、さらに、前記読み取ったモジュールのバージョン以降のバージョンに関連付けされた前記サポート期限とを読み取ることにより前記第2サポート期限を作成し、作成した前記第1サポート期限と、作成した前記第2サポート期限とを前記情報算出手段に送信するシステム管理手段
    をさらに備え、
    前記情報算出手段は、前記システム管理手段が送信する前記第1サポート期限及び前記第2サポート期限に基づき、前記バージョンアップ情報を作成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスケジューリング装置。
  6. 第2情報算出手段
    をさらに備え、
    前記情報算出手段は、前記情報処理システムに含まれる複数の前記モジュールに関して、前記バージョンアップ情報を算出し、
    前記第2情報算出手段は、前記バージョンアップ情報に基づき、複数のモジュールのうち、前記第1サポート期限が略最速に到来するモジュールを選び、前記選んだモジュールに関して算出した前記バージョンアップ情報が、バージョンアップすることを表す場合には、前記複数のモジュールに含まれる第1モジュールをバージョンアップするのに伴い、前記複数のモジュールに含まれる第2モジュールをバージョンアップすることを表す依存情報に基づき、前記算出したモジュールをバージョンアップするのに伴いバージョンアップするモジュールを抽出し、前記抽出したモジュールに関して前記情報算出手段が算出する前記バージョンアップ情報を選ぶ
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスケジューリング装置。
  7. 前記バージョンアップ情報がバージョンアップすること表す場合に、前記モジュールの前記第1バージョンと、前記第1バージョンをバージョンアップするコストとが関連付けされたコスト情報から、前記第1バージョンと関連付けされた前記コストを読み取るコスト算出手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスケジューリング装置。
  8. 前記モジュールに関するバージョンと、前記バージョンに関するリスクの高さとが関連付けされたリスク情報に基づき、前記情報算出手段が複数の前記モジュールに関して算出する各バージョンアップ情報に従い処理された後のバージョンに関連付けされた前記リスクの高さを前記リスク情報から読み取り、前記時期における前記複数のモジュールに関して前記読み取ったリスクの高さを集計することにより、前記情報処理システムに関するリスクを算出するリスク算出手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のスケジューリング装置。
  9. 情報処理装置を用いて、情報処理システムに含まれるモジュールの第1バージョンに関する第1サポート期限と、前記モジュールに関して、バージョンアップを予定する時期と、前記モジュールに関して前記時期において最新となる第2バージョンに関する第2サポート期限とに基づき、前記時期における前記バージョンアップに関するバージョンアップ情報を算出することを特徴とするスケジューリング方法。
  10. 情報処理システムに含まれるモジュールの第1バージョンに関する第1サポート期限と、前記モジュールに関して、バージョンアップを予定する時期と、前記モジュールに関して前記時期において最新となる第2バージョンに関する第2サポート期限とに基づき、前記時期における前記バージョンアップに関するバージョンアップ情報を算出する情報算出機能
    をコンピュータに実現させることを特徴とするスケジューリングプログラム。
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